JPH0748029Y2 - 茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置 - Google Patents

茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置

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JPH0748029Y2
JPH0748029Y2 JP1990088750U JP8875090U JPH0748029Y2 JP H0748029 Y2 JPH0748029 Y2 JP H0748029Y2 JP 1990088750 U JP1990088750 U JP 1990088750U JP 8875090 U JP8875090 U JP 8875090U JP H0748029 Y2 JPH0748029 Y2 JP H0748029Y2
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JP
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tea
machine
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tea leaves
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JP1990088750U
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鋼司 松村
幸男 山田
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落合刃物工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、第6図ないし第10図に示すように、列状に栽植さ
れた茶樹畝Aを幅方向に跨ぐようにして回転刈刃式の刈
取り部Bを配設し、この刈取り部Bを茶樹畝Aの長さ方
向に沿って移動させながら茶樹畝Aの全幅の茶葉を一度
に摘採するようにし、刈取り部Bの後部に刈り取った茶
葉Cを機体側方に搬送する搬送装置Dを設けた自走式の
茶葉全面摘採機が知られている。
そして、搬送装置Dは、刈取り部Bにより刈り取られた
茶葉Cを機体の一側方に搬送するコンベヤEを設けると
共に、コンベヤEの搬送終端に位置して圧送枠Fを設け
て、茶葉Cを機体上方に圧送して収容籠又は収容袋に収
容するようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記コンベヤEおいては、茶樹畝Aの全幅の
茶葉が刈取り部Bにより一度に刈り取られてその茶葉C
の全量が供給され、機体の一側方にまとめて搬送するの
で、その量は膨大なものとなって、その搬送能力から、
機体の移動速度を早くして刈取り部Bの刈取り能力を高
めることができなかった。
即ち、従来周知の可搬式、又は自走式で茶樹畝Aの幅方
向の半分,片面を刈り取る形式の茶葉摘採機であると、
1.5〜1.6km/hの摘採速度で摘採できるのに対し、自走式
の茶葉全面摘採機においてはその約1/2の摘採速度しか
上げることができず、作業能率においては両者とも変わ
らない、といった結果となるのであり、自走式の茶葉全
面摘採機における茶葉搬送装置の性能向上が望まれてい
た。
又、茶葉摘採機が狭い茶樹の畝間を移動する関係で、圧
送枠Fを余り大きくすることができず、このため、搬送
装置Dの搬送能力に自ずと制限がある、といった問題点
があった。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的になされ
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、列状に栽植され
た茶樹畝を幅方向に跨ぐようにして刈取り部を配設し、
この刈取り部を茶樹畝の長さ方向に沿って移動させなが
ら茶樹畝の全幅の茶葉を一度に摘採するようにし、刈取
り部の後部に、刈り取った茶葉を機体側方に搬送する,
無端チェンに多数の送り羽根を取り付けた搬送装置を設
けた茶葉全面摘採機において、 上記搬送装置を、機体の幅方向ほぼ中間位置から左右に
2分割し、刈取り部で刈り取った茶葉をそれぞれ機体の
左右側方に搬送するようにすると共に、両搬送装置の搬
送終端部に吸引圧送枠を設け、この両吸引圧送枠を、茶
葉を吹き上げる搬送筒を介して収容枠に連通させ、該収
容枠に、機体に設置した収容袋受け台に載置される茶葉
収容袋の開口部を接続するようにしたことを特徴とする
ものである。
〔作用〕
上記の構成によって本考案は、搬送装置の搬送性能が大
幅に向上し、機体の移動速度を早くして刈取り部での茶
葉摘採量を多くしても、搬送過程で詰まることなく処理
し、茶葉全面摘採機全体の性能を向上させることができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案明の実施例について説明す
る。
第4図および第5図において、符号1は自走式の茶葉全
面摘採機で、この摘採機1は、列状に栽植された茶樹畝
2を幅方向に跨ぐようにして上記従来の刈取り部Bと同
様の回転刃式刈取り部3を配設し、この刈取り部3を茶
樹畝2の長さ方向に沿って移動させながら茶樹畝2の全
幅の茶葉を一度に摘採するようにし、刈取り部3の後部
に刈取った茶葉を機体側方に搬送する搬送装置4を設け
ている。摘採機1の機体5には、下部に茶樹畝2を幅方
向に跨いで茶樹畝2,2間の畝間6に沿って走行するゴム
クローラ7,7を備え、このゴムクローラ7,7を走行用油圧
モータ8によって駆動して、走行するようにしている。
又、機体5上にはエンジン9が搭載され、このエンジン
9によって駆動される油圧ポンプ10、左右一対の送風機
11等が設けられ、機体5前部に運転座席12、操縦部13等
を設けている。
上記搬送装置4は、第1図ないし第3図に示すように、
機体5の幅方向ほぼ中間位置から左右に2分割して右コ
ンベヤ14と左コンベヤ15とを構成している。この右コン
ベヤ14と左コンベヤ15は、その回転(移動)方向がそれ
ぞれ機体5の外側を向いているほかは、左右ほぼ対称で
あって同様の構成を有している。コンベヤ14,15は、複
数のスプロケットホイール16,16…にコンベヤチエン17,
17を巻装し、このコンベヤチエン17,17にそれぞれ多数
の送り羽根18,18…を取り付けている。そして、コンベ
ヤ14,15の中央部寄り部分の対向するスプロケットホイ
ール16,16には、ギヤケース19内で相互に噛み合う一対
のギヤ20,20が固着されており、コンベヤチエン17,17を
それぞれ反対方向に駆動すると共に、コンベヤ15の機体
外側寄りのスプロケットホイール16に、減速機21、ベル
ト伝動系22を介して回転動力が伝達され、刈取り部3で
刈り取った茶葉をそれぞれ機体5の左右両側方に向け搬
送するようにしている。
上記右コンベヤ14及び左コンベヤ15の機体外側に位置し
て、圧送枠23,23がそれぞれ配設され、右コンベヤ14,左
コンベヤ15の搬送終端部と連通させている。圧送枠23,2
3は、上記送風機11によって吸引作用を行うもので、刈
取り部3で刈り取られて後方に放擲された茶葉が、右コ
ンベヤ14及び左コンベヤ15によって機体外側に搬送され
たものを吸引し、搬送筒24,24を介して機体上方に向け
吹き上げる働きをする。搬送筒24,24の終端には網状の
収容枠25が連通され、この収容枠25に、収容袋受け台26
に載置された茶葉収容袋27の開口部が接続されていて、
茶葉が収容されるようになっている。
このような構成の茶葉全面摘採機1においては、茶葉摘
採作業を行うときに、第5図に示すようにゴムクローラ
7,7を茶樹畝2,2間の畝間6に位置させ、走行用油圧モー
タ8によってゴムクローラ7,7を駆動して機体を茶樹畝
2の長さ方向に沿って走行させる。そして、刈取り部3
では回転式刈刃により茶樹畝2の全幅の茶葉を一度に摘
採して後方に放擲する。放擲された茶葉は、刈取り部3
の後部に設けられた搬送装置4の右コンベヤ14及び左コ
ンベヤ15に供給されて、それぞれ機体の左右両側の圧送
枠23に搬送され、搬送筒24,24を介して機体上方に向け
吹き上げられて収容枠25内に落下する。そして、この収
容枠25から収容袋受け台26に載置されて収容枠25に接続
された茶葉収容袋27内に茶葉が収容される。
このような茶葉摘採・収容作業の過程で、本考案では、
搬送装置4が右コンベヤ14と左コンベヤ15とに2分割さ
れ、刈取り部3により茶樹畝2の全幅の茶葉が一度に摘
採されて後方に放擲されたものをそれぞれ左右両側の圧
送枠23,23に搬送させるので、摘採される茶葉の量がか
なり多い場合においても詰まることなく能率よく搬送さ
れる。
従って、従来の自走式の茶葉全面摘採機よりも機体の移
動速度を早くして、刈取り部3による茶樹摘採量を多く
しても十分に搬送できることになり、作業能率を向上す
ることができる。その機体の移動速度は、従来周知の可
搬式、又は自走式で茶樹畝の幅方向の半分,片面を刈り
取る形式の茶葉摘採機と同様に、1.5〜1.6km/hの摘採速
度で作業することができ、従来のものに比べ作業能率を
ほぼ2倍に上げることができる。又、圧送枠23,23をそ
れぞれ右コンベヤ14と左コンベヤ15とに2分割して設け
ているので、圧送枠23の小型化が可能であり、機体が茶
樹畝2,2間の畝間6を移動するときに邪魔になることが
ない。
上記実施例においては、本考案を自走式の茶葉全面摘採
機に適用した場合について説明したが、これを例えば、
茶樹畝2,2間の畝間6にレールを敷設しておいて、茶樹
畝2両側のレールに茶樹畝2を幅方向に跨ぐようにして
移動台車を設け、この移動台車に茶葉全面摘採機を装備
したレール式の茶葉全面摘採機にも同様に適用できるも
のである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の茶葉全面摘採機における茶
葉搬送装置によれば、茶葉搬送装置を、機体の幅方向ほ
ぼ中間位置から左右に2分割し、刈取り部で刈り取った
茶葉をそれぞれ機体の左右側方に搬送するようにすると
共に、量搬送装置の搬送終端部に吸引圧送枠を設け、こ
の両吸引圧送枠を、茶葉を吹き上げる搬送筒を介して収
容枠に連通させ、該収容枠に、機体に設置した収容袋受
け台に載置される茶葉収容袋の開口部を接続するように
したので、搬送能率を著しく向上させることができ、摘
採機全体の作業能率を向上させることができる。
又、茶葉搬送装置が左右に2分割されているので、圧送
枠の小型化が図れ、機体が茶樹畝の畝間を移動するとき
邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す茶葉搬送装置の前方から
の斜視図、第2図は同背面図、第3図は同部分拡大分解
斜視図、第4図は茶葉全面摘採機の全体側面図、第5図
は同正面図、第6図は従来の刈取り部及び茶葉搬送装置
の平面図、第7図は同正面図、第8図は同側面図、第9
図は同背面図、第10図は同拡大断面図である。 1…茶葉全面摘採機、2…茶樹畝、3…刈取り部、4…
搬送装置、5…機体、6…茶樹畝の畝間、7…ゴムクロ
ーラ、8…走行用油圧モータ、9…エンジン、10…油圧
ポンプ、11…送風機、12…運転座席、13…操縦部、14…
右コンベヤ、15…左コンベヤ、16…スプロケットホイー
ル、17…コンベヤチエン、18…送り羽根、19…ギヤケー
ス、20…ギヤ、21…減速機、22…ベルト伝動系、23…圧
送枠、24…搬送筒、25…茶葉収容枠、26…収容袋受け
台、27…茶葉収容袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】列状に栽植された茶樹畝を幅方向に跨ぐよ
    うにして刈取り部を配設し、この刈取り部を茶樹畝の長
    さ方向に沿って移動させながら茶樹畝の全幅の茶葉を一
    度に摘採するようにし、刈取り部の後部に、刈り取った
    茶葉を機体側方に搬送する,無端チェンに多数の送り羽
    根を取り付けた搬送装置を設けた茶葉全面摘採機におい
    て、 上記搬送装置を、機体の幅方向ほぼ中間位置から左右に
    2分割し、刈取り部で刈り取った茶葉をそれぞれ機体の
    左右側方に搬送するようにすると共に、両搬送装置の搬
    送終端部に吸引圧送枠を設け、この両吸引圧送枠を、茶
    葉を吹き上げる搬送筒を介して収容枠に連通させ、該収
    容枠に、機体に設置した収容袋受け台に載置される茶葉
    収容袋の開口部を接続するようにしたことを特徴とする
    茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置。
JP1990088750U 1990-08-24 1990-08-24 茶葉全面摘採機における茶葉搬送装置 Expired - Lifetime JPH0748029Y2 (ja)

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