JP3192590B2 - 移動農機のトレッド調整装置 - Google Patents
移動農機のトレッド調整装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球葱や人参などの
根菜作物を圃場から掘り取る収穫機など移動農機のトレ
ッド調整技術に関する。
根菜作物を圃場から掘り取る収穫機など移動農機のトレ
ッド調整技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に畦を跨いで走行
しながら収穫作業を行う収穫機にあっては、左右の駆動
車輪のトレッドが長く、作業状態の機体左右幅では軽ト
ラックの荷台に収穫機を載せて運搬することができない
場合が多い。従って軽トラックの荷台に収穫機を載せる
ことができるように左右の駆動車輪のトレッドを短く
し、機体左右幅を縮少する必要があるが、機体を支える
特別なスタンド装置を設けない限り、作業トレッドから
運搬トレッド並びにその逆のトレッド調整は車輪を接続
させた状態で行うので、収穫機が小型であっても人力で
は非常に困難な作業になる。
しながら収穫作業を行う収穫機にあっては、左右の駆動
車輪のトレッドが長く、作業状態の機体左右幅では軽ト
ラックの荷台に収穫機を載せて運搬することができない
場合が多い。従って軽トラックの荷台に収穫機を載せる
ことができるように左右の駆動車輪のトレッドを短く
し、機体左右幅を縮少する必要があるが、機体を支える
特別なスタンド装置を設けない限り、作業トレッドから
運搬トレッド並びにその逆のトレッド調整は車輪を接続
させた状態で行うので、収穫機が小型であっても人力で
は非常に困難な作業になる。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、車輪
を軸支する左右のファイナルケースの少なくとも一方を
車軸方向にスライド自在で、且つ、平行な2軸で支持し
たトレッド調整可能な収穫機において、ファイナルケー
スを車軸方向に押引きする押引き部材を備え、2本の連
結軸と車輪の地面との接触点を結ぶ三角形の内側に、フ
ァイナルケースの押引き作用点を設けるもので、左右の
車輪のトレッド調整を機械的に行うことにより、任意の
位置に左右の車輪のトレッドを容易に調整し得ると共
に、電気、油圧、空気圧等のシリンダ等から成る押引き
部材の押引き作用点を前記三角形の内側に設けることに
より、押引き部材の押引き力が車軸方向に沿わない曲げ
力として作用することが少なくなるので、より小さい押
引き力でトレッド調整を行い得、小型で安価な押引き部
材を使用し得、コストの増大を押え得るものである。
を軸支する左右のファイナルケースの少なくとも一方を
車軸方向にスライド自在で、且つ、平行な2軸で支持し
たトレッド調整可能な収穫機において、ファイナルケー
スを車軸方向に押引きする押引き部材を備え、2本の連
結軸と車輪の地面との接触点を結ぶ三角形の内側に、フ
ァイナルケースの押引き作用点を設けるもので、左右の
車輪のトレッド調整を機械的に行うことにより、任意の
位置に左右の車輪のトレッドを容易に調整し得ると共
に、電気、油圧、空気圧等のシリンダ等から成る押引き
部材の押引き作用点を前記三角形の内側に設けることに
より、押引き部材の押引き力が車軸方向に沿わない曲げ
力として作用することが少なくなるので、より小さい押
引き力でトレッド調整を行い得、小型で安価な押引き部
材を使用し得、コストの増大を押え得るものである。
【0004】また、2本の連結軸は軸の円周に等間隔配
置された複数個の鋼球で保持するもので、連結軸を面で
はなく点(線)でスライド自在に支持してこのスライド
抵抗を小さく押え得、この点でもトレッド調整のための
押引き力を小さくし得るものである。
置された複数個の鋼球で保持するもので、連結軸を面で
はなく点(線)でスライド自在に支持してこのスライド
抵抗を小さく押え得、この点でもトレッド調整のための
押引き力を小さくし得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は全体の側面図、図2は同
平面図、図3は同正面図、図4は伝動系統図、図5、図
6、図7は作業状態説明図であり、自走車輛(1)と作
業部(2)とで形成し、歩行型構造を構成している。前
記自走車輛(1)は、エンジン(3)と、その出力部に
連動する伝動機構を内装したミッションケース(4)
と、ミッションケース(4)から左右に延設する伝動ケ
ース(5)(6)と、各伝動ケース(5)(6)に連設
する左右のファイナルケース(7)(8)と、各ファイ
ナルケース(7)(8)に車軸(9a)(10a)を介
して軸支する駆動車輪(9)(10)と、エンジン
(3)、ミッションケース(4)、作業部駆動ケース
(4a)を後部に一体に取付ける機体フレーム(11)
と、一方の駆動車輪(9)の前方延長線上に配置してフ
レーム(11)に昇降調節可能に取り付けるゲージホイ
ル(12)と、フレーム(11)から後上方に延設する
操縦ハンドル(13)などで構成されている。
面を参照して説明する。図1は全体の側面図、図2は同
平面図、図3は同正面図、図4は伝動系統図、図5、図
6、図7は作業状態説明図であり、自走車輛(1)と作
業部(2)とで形成し、歩行型構造を構成している。前
記自走車輛(1)は、エンジン(3)と、その出力部に
連動する伝動機構を内装したミッションケース(4)
と、ミッションケース(4)から左右に延設する伝動ケ
ース(5)(6)と、各伝動ケース(5)(6)に連設
する左右のファイナルケース(7)(8)と、各ファイ
ナルケース(7)(8)に車軸(9a)(10a)を介
して軸支する駆動車輪(9)(10)と、エンジン
(3)、ミッションケース(4)、作業部駆動ケース
(4a)を後部に一体に取付ける機体フレーム(11)
と、一方の駆動車輪(9)の前方延長線上に配置してフ
レーム(11)に昇降調節可能に取り付けるゲージホイ
ル(12)と、フレーム(11)から後上方に延設する
操縦ハンドル(13)などで構成されている。
【0006】また、右のファイナルケース(8)及び右
の駆動車輪(10)は、図2及び図3にみられるよう
に、左のファイナルケース(7)及び駆動車輪(9)よ
りも大きく機体右側方に偏寄して設けることによって、
双方の駆動車輪(9)(10)が畦(14)の両側の谷
部を移行できるように形成している。また、一方のファ
イナルケース(8)及び駆動車輪(10)を支持する伝
動ケース(6)とそれに内蔵される伝動機構、並びに両
端に左右のファイナルケース(7)(8)をアーム(7
0)(71)を介して連結している機体フレーム(1
1)の後部横連結パイプ(72)を伸縮自在な構造と
し、電動シリンダ(15)によって右のファイナルケー
ス(8)及び右の駆動車輪(10)を車軸方向に移動さ
せ、左右車輪(9)(10)間隔(トレッド)を変更さ
せ、畦(14)幅の異なりに応じてトレッドを調節し、
畦(14)を跨いで走行するように構成すると共に、軽
トラックの荷台に収穫機を載せることができる機体左右
幅になるようにトレッドを調節するように構成してい
る。
の駆動車輪(10)は、図2及び図3にみられるよう
に、左のファイナルケース(7)及び駆動車輪(9)よ
りも大きく機体右側方に偏寄して設けることによって、
双方の駆動車輪(9)(10)が畦(14)の両側の谷
部を移行できるように形成している。また、一方のファ
イナルケース(8)及び駆動車輪(10)を支持する伝
動ケース(6)とそれに内蔵される伝動機構、並びに両
端に左右のファイナルケース(7)(8)をアーム(7
0)(71)を介して連結している機体フレーム(1
1)の後部横連結パイプ(72)を伸縮自在な構造と
し、電動シリンダ(15)によって右のファイナルケー
ス(8)及び右の駆動車輪(10)を車軸方向に移動さ
せ、左右車輪(9)(10)間隔(トレッド)を変更さ
せ、畦(14)幅の異なりに応じてトレッドを調節し、
畦(14)を跨いで走行するように構成すると共に、軽
トラックの荷台に収穫機を載せることができる機体左右
幅になるようにトレッドを調節するように構成してい
る。
【0007】さらに、機体フレーム(11)に種々の構
成要素を組付けて作業部(2)が構成されるもので、作
業部(2)は、前低後高に傾設される引抜き搬送部材
(16)と引抜き搬送部材(16)の下方にあって引抜
き搬送部材(16)よりも緩い傾斜角度で設けられる下
部搬送装置(17)とからなる移送装置(18)と、畦
(14)に列状に植立する玉ネギなどの根菜作物(1
9)群を掘り取る掘取装置(20)と、下部搬送装置
(17)の移送中途部で引抜き搬送部材(16)よりも
下方部位に配設する切断装置(21)とを備え、これら
によって根菜作物(19)を収穫する作業部(2)が構
成されている。
成要素を組付けて作業部(2)が構成されるもので、作
業部(2)は、前低後高に傾設される引抜き搬送部材
(16)と引抜き搬送部材(16)の下方にあって引抜
き搬送部材(16)よりも緩い傾斜角度で設けられる下
部搬送装置(17)とからなる移送装置(18)と、畦
(14)に列状に植立する玉ネギなどの根菜作物(1
9)群を掘り取る掘取装置(20)と、下部搬送装置
(17)の移送中途部で引抜き搬送部材(16)よりも
下方部位に配設する切断装置(21)とを備え、これら
によって根菜作物(19)を収穫する作業部(2)が構
成されている。
【0008】引抜き搬送部材(16)は、左右に並設し
た軟弾性の搬送無端帯(23)(23)を各々掛回張設
し、両搬送無端帯(23)(23)間に形成される挾持
移送経路に前記根菜作物(19)の茎葉部(19a)の
先端寄り部分を挾持して移送するように構成される。ま
た、左の引抜き搬送部材(16)の移送終端部には、図
2にみられるように平面視で左横側方に屈曲形成させた
茎葉放出装置(24)を設け、根菜作物(19)が畦
(14)上面に放出されるのに対して切断分離した茎葉
部(19a)を畦(14)左側の谷部に放出させるよう
に構成している。
た軟弾性の搬送無端帯(23)(23)を各々掛回張設
し、両搬送無端帯(23)(23)間に形成される挾持
移送経路に前記根菜作物(19)の茎葉部(19a)の
先端寄り部分を挾持して移送するように構成される。ま
た、左の引抜き搬送部材(16)の移送終端部には、図
2にみられるように平面視で左横側方に屈曲形成させた
茎葉放出装置(24)を設け、根菜作物(19)が畦
(14)上面に放出されるのに対して切断分離した茎葉
部(19a)を畦(14)左側の谷部に放出させるよう
に構成している。
【0009】また、引抜き搬送部材(16)の搬送始端
側には、弾性搬送突起(25a)…付の無端帯(25)
(25)を備えた左右一対の掻込み部材(26)(2
6)が装設されると共に、掻込み部材(26)(26)
の進行方向前方部位には、畦(14)に植立する複数列
の根菜作物(19)の茎葉部(19a)を左右に分け捌
くための縦回し型分草引起し部材(27)が装設されて
おり、また各分草引起し部材(27)の下部には先端側
を各列の根菜作物(19)間の地中部分に突入させて進
行させ、根菜作物(19)の根切りと土割りを縦方向に
行う縦根切り棒(52)が設けられ、さらに、引抜き搬
送部材(16)の搬送始端部の下方部位には、縦回し型
分草引起し部材(27)間に導入される根菜作物(1
9)の地中部分の適宜下方部位を掘削しながら進行する
掘取り装置(20)が設けられ、その掘取装置(20)
は、正面視L字形の左右一対の振動ブレード(28)
(28)を備えている。
側には、弾性搬送突起(25a)…付の無端帯(25)
(25)を備えた左右一対の掻込み部材(26)(2
6)が装設されると共に、掻込み部材(26)(26)
の進行方向前方部位には、畦(14)に植立する複数列
の根菜作物(19)の茎葉部(19a)を左右に分け捌
くための縦回し型分草引起し部材(27)が装設されて
おり、また各分草引起し部材(27)の下部には先端側
を各列の根菜作物(19)間の地中部分に突入させて進
行させ、根菜作物(19)の根切りと土割りを縦方向に
行う縦根切り棒(52)が設けられ、さらに、引抜き搬
送部材(16)の搬送始端部の下方部位には、縦回し型
分草引起し部材(27)間に導入される根菜作物(1
9)の地中部分の適宜下方部位を掘削しながら進行する
掘取り装置(20)が設けられ、その掘取装置(20)
は、正面視L字形の左右一対の振動ブレード(28)
(28)を備えている。
【0010】一方、下部搬送装置(17)は、図8に示
す如く、左右一対の軟弾性搬送無端帯(29)(29)
が形成する挾持移送経路によって前記根菜作物(19)
の首部(19b)を挾持して移送するように構成される
ものであり、下部搬送装置(17)の移送終端部を放出
コンベア(30)の移送中間部上方に臨ませ、下部搬送
装置(17)下方側に吊下げた作物(19)を放出コン
ベア(30)上面に受取ると共に、下部搬送装置(1
7)移送終端部の横倒ホイル(31)及び横倒ガイド
(32)によって作物(19)の首部(19b)を左側
方に倒し、放出コンベア(30)上の一側に形成する凹
部(30a)に作物(19)の球部を入り込ませた状態
で左方向に横倒し姿勢に支持させ、作物(19)を左方
向に倒した姿勢で畦(14)上面に落下させるように構
成している。
す如く、左右一対の軟弾性搬送無端帯(29)(29)
が形成する挾持移送経路によって前記根菜作物(19)
の首部(19b)を挾持して移送するように構成される
ものであり、下部搬送装置(17)の移送終端部を放出
コンベア(30)の移送中間部上方に臨ませ、下部搬送
装置(17)下方側に吊下げた作物(19)を放出コン
ベア(30)上面に受取ると共に、下部搬送装置(1
7)移送終端部の横倒ホイル(31)及び横倒ガイド
(32)によって作物(19)の首部(19b)を左側
方に倒し、放出コンベア(30)上の一側に形成する凹
部(30a)に作物(19)の球部を入り込ませた状態
で左方向に横倒し姿勢に支持させ、作物(19)を左方
向に倒した姿勢で畦(14)上面に落下させるように構
成している。
【0011】また、下部搬送装置(17)の上方で引抜
き搬送部材(16)よりも下方の部位には、下部搬送装
置(17)により首部(19b)を挾持されかつ引抜き
搬送部材(16)によって茎葉部(19a)を挾持され
ている根菜作物(19)の茎葉部(19a)を切り離す
ための電動モータ(21a)で駆動される切断装置(2
1)が配設されるもので、該切断装置(21)は、図示
のもののように回転刃を駆動する構造でもよく、またレ
シプロ刃等の駆動型切断刃であってもよい。
き搬送部材(16)よりも下方の部位には、下部搬送装
置(17)により首部(19b)を挾持されかつ引抜き
搬送部材(16)によって茎葉部(19a)を挾持され
ている根菜作物(19)の茎葉部(19a)を切り離す
ための電動モータ(21a)で駆動される切断装置(2
1)が配設されるもので、該切断装置(21)は、図示
のもののように回転刃を駆動する構造でもよく、またレ
シプロ刃等の駆動型切断刃であってもよい。
【0012】以上のように組成される作業部(2)の構
成要素のうち、動力で駆動されるもの、すなわち、移送
装置(18)の引抜き搬送部材(16)と下部搬送装置
(17)および移送装置(18)の前部に連係装設され
る掻込み部材(26)(26)と縦回し型分草引起し部
材(27)、掘取装置(20)、などは、図4に示すよ
うな伝動構造でもって駆動されるもので、ミッションケ
ース(4)からクラッチ(33)を介して前方に延設さ
れる作業出力軸(34)が前後方向の伝動筒(35)内
を経て作業部駆動ケース(4a)に突入され、作業部駆
動ケース(4a)に内挿されている駆動軸(36)に連
動連結されている。
成要素のうち、動力で駆動されるもの、すなわち、移送
装置(18)の引抜き搬送部材(16)と下部搬送装置
(17)および移送装置(18)の前部に連係装設され
る掻込み部材(26)(26)と縦回し型分草引起し部
材(27)、掘取装置(20)、などは、図4に示すよ
うな伝動構造でもって駆動されるもので、ミッションケ
ース(4)からクラッチ(33)を介して前方に延設さ
れる作業出力軸(34)が前後方向の伝動筒(35)内
を経て作業部駆動ケース(4a)に突入され、作業部駆
動ケース(4a)に内挿されている駆動軸(36)に連
動連結されている。
【0013】そして、前記駆動軸(36)にウォーム
(37)及びウォームホイール(38)を介して連動連
結した上部搬送駆動軸(39)を上向きに突設し、上部
搬送駆動軸(39)でもって引抜き搬送部材(16)に
おける左右一対の軟弾性搬送無端帯(23)(23)を
各々所定の方向に回転駆動すると共に、掻込み部材(2
6)(26)は、前記軟弾性搬送無端帯(23)(2
3)を掛回する輪体を備えた前方軸(40)(40)で
共通に回転駆動するようにしてあり、下部搬送装置(2
9)(29)も前方軸(40)(40)に連動連結した
伝動軸(41)(41)でもって回転駆動するように構
成している。
(37)及びウォームホイール(38)を介して連動連
結した上部搬送駆動軸(39)を上向きに突設し、上部
搬送駆動軸(39)でもって引抜き搬送部材(16)に
おける左右一対の軟弾性搬送無端帯(23)(23)を
各々所定の方向に回転駆動すると共に、掻込み部材(2
6)(26)は、前記軟弾性搬送無端帯(23)(2
3)を掛回する輪体を備えた前方軸(40)(40)で
共通に回転駆動するようにしてあり、下部搬送装置(2
9)(29)も前方軸(40)(40)に連動連結した
伝動軸(41)(41)でもって回転駆動するように構
成している。
【0014】さらに、駆動軸(36)の左右端部にはク
ランク(42)(42)が設けられ、それぞれに後方端
部を接続したピットマン(43)(43)の前端部を、
掘取装置(20)の振動ブレード(28)(28)に接
続して振動ブレード(28)(28)を前後方向に往復
振動させるもので、振動ブレード(28)(28)は、
支点軸(45)でもってフレーム(11)に取り付けら
れ、支点軸(45)を中心にしてその上方部分と下方部
分とが背反に前後揺動するようになっている。
ランク(42)(42)が設けられ、それぞれに後方端
部を接続したピットマン(43)(43)の前端部を、
掘取装置(20)の振動ブレード(28)(28)に接
続して振動ブレード(28)(28)を前後方向に往復
振動させるもので、振動ブレード(28)(28)は、
支点軸(45)でもってフレーム(11)に取り付けら
れ、支点軸(45)を中心にしてその上方部分と下方部
分とが背反に前後揺動するようになっている。
【0015】また、前記駆動軸(36)にベベルギヤ
(46)などを介して放出コンベア(30)を連結させ
ると共に、左側の搬送無端帯(23)に茎葉放出装置
(24)を連結させている。
(46)などを介して放出コンベア(30)を連結させ
ると共に、左側の搬送無端帯(23)に茎葉放出装置
(24)を連結させている。
【0016】さらに、前後方向に略水平に延設させる引
起し入力軸(47)の後端を前記駆動軸(36)右側端
にベベルギヤ(48)を介して連結させると共に、2条
分3本の引起し部材(27)…を駆動する引起し駆動軸
(49)の右側端にベベルギヤ(50)を介して引起し
入力軸(47)の前端を連結させている。
起し入力軸(47)の後端を前記駆動軸(36)右側端
にベベルギヤ(48)を介して連結させると共に、2条
分3本の引起し部材(27)…を駆動する引起し駆動軸
(49)の右側端にベベルギヤ(50)を介して引起し
入力軸(47)の前端を連結させている。
【0017】また、図9乃至図11から明らかなよう
に、左右の駆動車輪(9)(10)をそれぞれ軸支して
いる左右のファイナルケース(7)(8)を連結してい
る連結軸となる前記伝動ケース(5)(6)と、後部横
連結パイプ(72)は平行な二軸になるように機体後部
左右方向に延設され、左の伝動ケース(6)の右端側と
後部横連結パイプ(72)の右端側から中空パイプ状の
スライド受部(80)(81)をそれぞれ同一軸芯上で
機体右側に一体延設し、このスライド受部(80)(8
1)に中空パイプ状のスライド軸(82)(83)を出
入自在に嵌合させ、前記伝動パイプ(5)(6)と後部
横連結パイプ(72)を伸縮自在に形成されている。そ
して後部横連結パイプ(72)及びそのスライド受部
(81)に、砂綿機体フレーム(11)の後部に複数の
連結板(84)(85)(86)を介してミッションケ
ース(4)及び左右の伝動ケース(5)(6)及びその
スライド受部(80)を一体連結させると共に、左の伝
動ケース(6)上に後部横連結パイプ(72)から一体
延設させる連結板(87)を介してエンジンベース(3
a)を連結させるもので、左右の伝動ケース(5)
(6)及びそのスライド受部(80)と、後部横連結パ
イプ(72)とそのスライド受部(81)が固定側の連
結軸となり、各スライド軸(82)(83)が可動側の
連結軸となる。そして、この2本の固定側の連結軸の左
端、即ち左の伝動ケース(5)の右端と後部連結パイプ
(72)の左端に左のファイナルケース(7)が連結さ
れ、2本の可動側の連結軸(82)(83)の右端、即
ち、各スライド軸(82)(83)の右端に右のファイ
ナルケース(8)が連結され、スライド軸(82)(8
3)のスライド受部(80)(81)に対する出入れに
よって右のファイナルケース(8)と右の駆動車輪(1
0)が車軸方向に移動できる、即ち、トレッドが調整で
きるようになっている。また左右のファイナルケース
(7)(8)は後端側が伝動ケース(5)(6)に連設
され、左右の伝動ケース(5)(6)端部(左の伝動ケ
ース端部はスライド軸端部)より前下方に向って連結さ
れ、その左右のファイナルケース(7)(8)の前端部
外側に車軸(9a)(10a)を介して左右の駆動車輪
(9)(10)が軸支され、横連結パイプ(32)はア
ーム(70)(71)を介して左右のファイナルケース
(7)(8)の中間部をこのファイナルケース(7)
(8)より上方で支持している。さらに、右のファイナ
ルケース(8)と駆動車輪(10)を一体的に車軸方向
に押引きする押引き部材である前記電動シリンダ(1
5)は後部連結パイプ(72)と右伝動ケース(6)と
を連結している機体右側面の連結板(75)外面と右の
ファイナルケース(8)にボルト止めで固着されたアー
ム(77)の内面間に、各スライド受部(80)(8
1)及び各スライド軸(82)(83)と平行に張設さ
れ、しかも、図11から明らかなように、2本の可動側
の連結軸である各スライド軸(82)(83)と右の駆
動車輪(10)の地面との接触点を結ぶ側面視三角形
(87)の内側に押引き作用点(A)を設けるべく、前
記電動シリンダ(85)のピストンロッド(15a)先
端をアーム(71)の内側面に連結することにより、三
点の定点で支持された状態の機体をスライドさせる場合
に最も効率よくスライドさせることができる三つの定点
を結ぶ三角形の重心又はそれに近い位置で、しかも、必
要な地上高さを取ることができ、且つ、畦(14)上面
との関係で可及的に近い位置に押引き作用点(A)を設
けることができるように構成している。
に、左右の駆動車輪(9)(10)をそれぞれ軸支して
いる左右のファイナルケース(7)(8)を連結してい
る連結軸となる前記伝動ケース(5)(6)と、後部横
連結パイプ(72)は平行な二軸になるように機体後部
左右方向に延設され、左の伝動ケース(6)の右端側と
後部横連結パイプ(72)の右端側から中空パイプ状の
スライド受部(80)(81)をそれぞれ同一軸芯上で
機体右側に一体延設し、このスライド受部(80)(8
1)に中空パイプ状のスライド軸(82)(83)を出
入自在に嵌合させ、前記伝動パイプ(5)(6)と後部
横連結パイプ(72)を伸縮自在に形成されている。そ
して後部横連結パイプ(72)及びそのスライド受部
(81)に、砂綿機体フレーム(11)の後部に複数の
連結板(84)(85)(86)を介してミッションケ
ース(4)及び左右の伝動ケース(5)(6)及びその
スライド受部(80)を一体連結させると共に、左の伝
動ケース(6)上に後部横連結パイプ(72)から一体
延設させる連結板(87)を介してエンジンベース(3
a)を連結させるもので、左右の伝動ケース(5)
(6)及びそのスライド受部(80)と、後部横連結パ
イプ(72)とそのスライド受部(81)が固定側の連
結軸となり、各スライド軸(82)(83)が可動側の
連結軸となる。そして、この2本の固定側の連結軸の左
端、即ち左の伝動ケース(5)の右端と後部連結パイプ
(72)の左端に左のファイナルケース(7)が連結さ
れ、2本の可動側の連結軸(82)(83)の右端、即
ち、各スライド軸(82)(83)の右端に右のファイ
ナルケース(8)が連結され、スライド軸(82)(8
3)のスライド受部(80)(81)に対する出入れに
よって右のファイナルケース(8)と右の駆動車輪(1
0)が車軸方向に移動できる、即ち、トレッドが調整で
きるようになっている。また左右のファイナルケース
(7)(8)は後端側が伝動ケース(5)(6)に連設
され、左右の伝動ケース(5)(6)端部(左の伝動ケ
ース端部はスライド軸端部)より前下方に向って連結さ
れ、その左右のファイナルケース(7)(8)の前端部
外側に車軸(9a)(10a)を介して左右の駆動車輪
(9)(10)が軸支され、横連結パイプ(32)はア
ーム(70)(71)を介して左右のファイナルケース
(7)(8)の中間部をこのファイナルケース(7)
(8)より上方で支持している。さらに、右のファイナ
ルケース(8)と駆動車輪(10)を一体的に車軸方向
に押引きする押引き部材である前記電動シリンダ(1
5)は後部連結パイプ(72)と右伝動ケース(6)と
を連結している機体右側面の連結板(75)外面と右の
ファイナルケース(8)にボルト止めで固着されたアー
ム(77)の内面間に、各スライド受部(80)(8
1)及び各スライド軸(82)(83)と平行に張設さ
れ、しかも、図11から明らかなように、2本の可動側
の連結軸である各スライド軸(82)(83)と右の駆
動車輪(10)の地面との接触点を結ぶ側面視三角形
(87)の内側に押引き作用点(A)を設けるべく、前
記電動シリンダ(85)のピストンロッド(15a)先
端をアーム(71)の内側面に連結することにより、三
点の定点で支持された状態の機体をスライドさせる場合
に最も効率よくスライドさせることができる三つの定点
を結ぶ三角形の重心又はそれに近い位置で、しかも、必
要な地上高さを取ることができ、且つ、畦(14)上面
との関係で可及的に近い位置に押引き作用点(A)を設
けることができるように構成している。
【0018】尚、押引き作用点(A)は駆動車輪(1
0)の地面との接触点と、各スライド軸(82)(8
3)とを結ぶ線分を二等分した点(O)を結ぶ線(L)
上で上下に移動させて、必要な地上高さを取ることが好
ましい。
0)の地面との接触点と、各スライド軸(82)(8
3)とを結ぶ線分を二等分した点(O)を結ぶ線(L)
上で上下に移動させて、必要な地上高さを取ることが好
ましい。
【0019】また、図10及び図18に示す如く、各ス
ライド軸(82)(83)は各スライド受部(80)
(81)の左右端部内部に嵌着された球軸受部材(8
8)で面ではなく点支持されており、この各球軸受部材
(88)はスライド軸(83)の周囲に等間隔(等分)
に配置される3〜8個の鋼球(88a)でスライド軸
(82)(83)をスライド自在にスライド受部(8
0)(81)に支持させるもので、スライド軸(82)
(83)の摺動抵抗を小、引いては右のファイナルケー
ス(81)及び駆動車輪(10)の押引き力を小にする
ように構成している。
ライド軸(82)(83)は各スライド受部(80)
(81)の左右端部内部に嵌着された球軸受部材(8
8)で面ではなく点支持されており、この各球軸受部材
(88)はスライド軸(83)の周囲に等間隔(等分)
に配置される3〜8個の鋼球(88a)でスライド軸
(82)(83)をスライド自在にスライド受部(8
0)(81)に支持させるもので、スライド軸(82)
(83)の摺動抵抗を小、引いては右のファイナルケー
ス(81)及び駆動車輪(10)の押引き力を小にする
ように構成している。
【0020】また、ミッションケース(4)より身右の
ファイナルケース(8)に動力を位置して左の駆動車輪
を駆動する右伝動ケース(6)、スライド受部(8
0)、スライド軸(82)に内挿された伝動軸(89)
はスライド受部(80)の右端よりミッションケース
(4)側が断面六角の中空軸(89a)でファイナルケ
ース(8)側が中空軸(89a)に摺動自在に嵌合され
る断面六角の中空の中空軸(89a)から成り、トレッ
ド調節に応じて伸縮する構造になっている。
ファイナルケース(8)に動力を位置して左の駆動車輪
を駆動する右伝動ケース(6)、スライド受部(8
0)、スライド軸(82)に内挿された伝動軸(89)
はスライド受部(80)の右端よりミッションケース
(4)側が断面六角の中空軸(89a)でファイナルケ
ース(8)側が中空軸(89a)に摺動自在に嵌合され
る断面六角の中空の中空軸(89a)から成り、トレッ
ド調節に応じて伸縮する構造になっている。
【0021】さらに、図1、図2から明らかなように、
前記操縦ハンドル(13)には主変速レバー(40)、
PTOクラッチレバー(91)、アクセルレバー(9
2)、左右ブレーキレバー(93)を配設すると共に、
ミッションケース(4)上面側に副変速レバー(94)
を、また操縦ハンドル(13)左側にゲージホイル(1
2)の高さ調節ハンドル(95)を接続し、さらに左伝
動ケース(6)のスライド受部(80)上面にバッテリ
(96)を取付けるもので、PTOクラッチレバー(9
1)の「入」位置を検出する図示しないカッター作動第
1スイッチと、アクセルレバー(92)のエンジン停止
位置を検出する図示しないカッター作動第2スイッチ
と、主変速レバー(90)の前進位置を検出する図示し
ないカッター作動第3スイッチとを設け、これら第1乃
至第3スイッチが全てオンのとき、即ち、堀取り作業時
にのみバッテリ(96)に切断装置(21)を駆動する
電動モータ(21a)に通電してこれを駆動させ、第1
乃至第3スイッチの何れか一つがオフになることで、電
動モータ(21a)への通電を即ちこれを停止させ、バ
ッテリ(96)の消費電力の節約並びに作業時の切断装
置(21)の駆動恐れ及びそれによる各部の切換防止を
図るように構成している。
前記操縦ハンドル(13)には主変速レバー(40)、
PTOクラッチレバー(91)、アクセルレバー(9
2)、左右ブレーキレバー(93)を配設すると共に、
ミッションケース(4)上面側に副変速レバー(94)
を、また操縦ハンドル(13)左側にゲージホイル(1
2)の高さ調節ハンドル(95)を接続し、さらに左伝
動ケース(6)のスライド受部(80)上面にバッテリ
(96)を取付けるもので、PTOクラッチレバー(9
1)の「入」位置を検出する図示しないカッター作動第
1スイッチと、アクセルレバー(92)のエンジン停止
位置を検出する図示しないカッター作動第2スイッチ
と、主変速レバー(90)の前進位置を検出する図示し
ないカッター作動第3スイッチとを設け、これら第1乃
至第3スイッチが全てオンのとき、即ち、堀取り作業時
にのみバッテリ(96)に切断装置(21)を駆動する
電動モータ(21a)に通電してこれを駆動させ、第1
乃至第3スイッチの何れか一つがオフになることで、電
動モータ(21a)への通電を即ちこれを停止させ、バ
ッテリ(96)の消費電力の節約並びに作業時の切断装
置(21)の駆動恐れ及びそれによる各部の切換防止を
図るように構成している。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、車輪(9)(10)を軸支する左右のファイナルケ
ース(7)(8)の少なくとも一方を車軸方向にスライ
ド自在で、且つ、平行な2軸で支持したトレッド調整可
能な収穫機において、ファイナルケース(8)を車軸方
向に押引きする押引き部材(15)を備え、2本の連結
軸(6)(72)と車輪(10)の地面との接触点を結
ぶ三角形(87)の内側に、ファイナルケース(8)の
押引き作用点(A)を設けるもので、左右の車輪(9)
(10)のトレッド調整を機械的に行うことにより、任
意の位置に左右の車輪(9)(10)のトレッドを容易
に調整できると共に、電気、油圧、空気圧等のシリンダ
等から成る押引き部材(15)の押引き作用点を前記三
角形(87)の内側に設けることにより、押引き部材
(15)の押引き力が車軸方向に沿わない曲げ力として
作用することが少なくなるので、より小さい押引き力で
トレッド調整を行うことができ、小型で安価な押引き部
材(15)を使用でき、コストの増大を押えることがで
きる。
は、車輪(9)(10)を軸支する左右のファイナルケ
ース(7)(8)の少なくとも一方を車軸方向にスライ
ド自在で、且つ、平行な2軸で支持したトレッド調整可
能な収穫機において、ファイナルケース(8)を車軸方
向に押引きする押引き部材(15)を備え、2本の連結
軸(6)(72)と車輪(10)の地面との接触点を結
ぶ三角形(87)の内側に、ファイナルケース(8)の
押引き作用点(A)を設けるもので、左右の車輪(9)
(10)のトレッド調整を機械的に行うことにより、任
意の位置に左右の車輪(9)(10)のトレッドを容易
に調整できると共に、電気、油圧、空気圧等のシリンダ
等から成る押引き部材(15)の押引き作用点を前記三
角形(87)の内側に設けることにより、押引き部材
(15)の押引き力が車軸方向に沿わない曲げ力として
作用することが少なくなるので、より小さい押引き力で
トレッド調整を行うことができ、小型で安価な押引き部
材(15)を使用でき、コストの増大を押えることがで
きる。
【0023】また、2本の連結軸(6)(72)は軸の
円周に等間隔配置された複数個の鋼球(88a)で保持
することにより、連結軸(6)(72)を面ではなく点
(線)でスライド自在に支持してこのスライド抵抗を小
さく押えることができ、この点でもトレッド調整のため
の押引き力を小さくできるものである。
円周に等間隔配置された複数個の鋼球(88a)で保持
することにより、連結軸(6)(72)を面ではなく点
(線)でスライド自在に支持してこのスライド抵抗を小
さく押えることができ、この点でもトレッド調整のため
の押引き力を小さくできるものである。
【図1】全体の側面図。
【図2】同平面図。
【図3】同正面図。
【図4】駆動系統図。
【図5】作業状態説明図。
【図6】作業状態説明図。
【図7】作業状態説明図。
【図8】下部搬送装置部の平面図。
【図9】左右の駆動車輪部背面図。
【図10】スライド部の断面図。
【図11】右駆動車輪の側面図。
【図12】全体の概略正面図。
【図13】同背面図。
【図14】同左側面図。
【図15】同右側面図。
【図16】同平面図。
【図17】同底面図。
【図18】スライド受部の断面図。
(5)(6) 伝動ケース(連結軸) (7)(8) ファイナルケース (9)(10) 駆動車輪 (15) 電動シリンダ(押引き部材) (72) 後部横連結パイプ(連結軸) (87) 三角形 (A) 押引き作用点 (88a)鋼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入 江 信 行 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭63−196209(JP,A) 特開 平5−116503(JP,A) 実開 昭60−89826(JP,U) 実開 昭58−168916(JP,U) 実公 昭46−2566(JP,Y1) 実公 昭46−2567(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 35/10 - 35/14 A01D 67/00
Claims (1)
- 【請求項1】 自走車輌と根菜作物を収穫する作業部と
で形成し、前記自走車輌は、エンジンと、その出力部に
連動する伝動機構を内装したミッションケースと、ミッ
ションケースから左右に延設する伝動ケースと、各伝動
ケースに連設する左右のファイナルケースと、各ファイ
ナルケースに車軸を介して軸支する駆動車輪と、一方の
駆動車輪の前方に配置するゲージホイルなどで構成し、
一方のファイナルケース及び駆動車輪を支持する伝動ケ
ースとそれに内蔵される伝動機構を伸縮自在な構造と
し、車輪を軸支する左右のファイナルケースの少なくと
も一方を車軸方向にスライド自在に支持したトレッド調
整可能な歩行型の収穫機において、伝動ケースと平行に
機体後部左右方向に延設する横連結パイプを設け、該横
連結パイプも伸縮自在な構造とし、横連結パイプの両端
に左右のファイナルケースを連結させ、車輪を軸支する
左右のファイナルケースの少なくとも一方を車軸方向に
スライド自在で、且つ、平行な2軸で支持し、ファイナ
ルケースを車軸方向に押引きする押引き部材を備え、2
本の連結軸と車輪の地面との接触点を結ぶ三角形の内側
に、ファイナルケースの押引き作用点を設けるように構
成したことを特徴とする移動農機のトレッド調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09935496A JP3192590B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 移動農機のトレッド調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09935496A JP3192590B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 移動農機のトレッド調整装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000339911A Division JP3549829B2 (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 移動農機のトレッド調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09263104A JPH09263104A (ja) | 1997-10-07 |
JP3192590B2 true JP3192590B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=14245275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09935496A Expired - Fee Related JP3192590B2 (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 移動農機のトレッド調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192590B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015142536A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 井関農機株式会社 | 農作物収穫機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010207183A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Yanmar Co Ltd | 移植機 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP09935496A patent/JP3192590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015142536A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 井関農機株式会社 | 農作物収穫機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09263104A (ja) | 1997-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |