JP2001269003A - 残幹処理装置 - Google Patents
残幹処理装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動農機の前部に残幹切断装置を取付け、地
面に植生した作物茎幹切断作業を前進して直接行なう場
合、安全のため切断刃を包囲するカバーを切断刃の下方
まで延ばしているために、地面上に残る残幹下部根元後
部にカバーが接触し押圧し、この部分に根元部や土壌が
溜り切断刃の土噛みや切断不良を生じる。 【解決手段】 上下方向の回転軸1に軸心方向適宜の間
隔で複数段に設けた回転刃2,2..と、回転刃2に夫
れ夫れ対向する受け刃6,6..からなる切断装置61
であって、該切断装置61前方の開口部4以外をカバー
3で包囲する残幹処理装置24において、該切断装置6
1の最下部の切断部62の進行方向後部には、地面側に
残る残幹下部根元63の通過を妨げないよう通過空間6
4を設けたことを特徴とする残幹処理装置とした。
面に植生した作物茎幹切断作業を前進して直接行なう場
合、安全のため切断刃を包囲するカバーを切断刃の下方
まで延ばしているために、地面上に残る残幹下部根元後
部にカバーが接触し押圧し、この部分に根元部や土壌が
溜り切断刃の土噛みや切断不良を生じる。 【解決手段】 上下方向の回転軸1に軸心方向適宜の間
隔で複数段に設けた回転刃2,2..と、回転刃2に夫
れ夫れ対向する受け刃6,6..からなる切断装置61
であって、該切断装置61前方の開口部4以外をカバー
3で包囲する残幹処理装置24において、該切断装置6
1の最下部の切断部62の進行方向後部には、地面側に
残る残幹下部根元63の通過を妨げないよう通過空間6
4を設けたことを特徴とする残幹処理装置とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たばこや植木等
の残幹を切断する残幹処理装置の改良に関するものであ
る。
の残幹を切断する残幹処理装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来のたばこ等の残幹切断装置は、特開平
11−155305公報や、特開平11−187744
号公報で示すものがあり、次のように構成されていた。
即ち、地表上に直立した残幹を、機体の前方から側方に
亘る長い範囲で機体に夫々取り付けた挾持ベルトや、牽
引犁や回転刃等の引き抜き機で、まず残幹全体を引き抜
き処理し、その後、機体後部の切断処理機まで搬送して
短い長さに切断し、その切断した切断残幹を収納容器に
収納していた。
11−155305公報や、特開平11−187744
号公報で示すものがあり、次のように構成されていた。
即ち、地表上に直立した残幹を、機体の前方から側方に
亘る長い範囲で機体に夫々取り付けた挾持ベルトや、牽
引犁や回転刃等の引き抜き機で、まず残幹全体を引き抜
き処理し、その後、機体後部の切断処理機まで搬送して
短い長さに切断し、その切断した切断残幹を収納容器に
収納していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は前記のよう
に構成されていて、トラクタの機体前部から側部に残幹
引き抜き装置を、機体後部には切断処理機を設けている
ため、機体の全後長が長くなったり、機体幅が広くなっ
たりし、このため運転操作が面倒になるものである。ま
た、切断処理した残幹を収納する容器が小さいと、何度
も容器を取り替えたり、残幹を別の場所に廃棄に行った
りと残幹処理作業の能率が悪かった。
に構成されていて、トラクタの機体前部から側部に残幹
引き抜き装置を、機体後部には切断処理機を設けている
ため、機体の全後長が長くなったり、機体幅が広くなっ
たりし、このため運転操作が面倒になるものである。ま
た、切断処理した残幹を収納する容器が小さいと、何度
も容器を取り替えたり、残幹を別の場所に廃棄に行った
りと残幹処理作業の能率が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来装置の
このような不具合を解消しようとするものであって、次
のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載の発
明は、上下方向の回転軸1に軸心方向適宜の間隔で複数
段に設けた回転刃2,2..、回転刃2に夫れ夫れ対向
する受け刃6,6..を備えた切断装置61であって、
該切断装置61の外周を前方に開口部4を形成すべくカ
バー3で包囲する残幹処理装置24において、該切断装
置61の最下部の切断部62の進行方向後部には、地面
側に残る残幹根元63への通過を妨げないよう通過空間
64を設けたことを特徴とする残幹処理装置の構成とし
た。
このような不具合を解消しようとするものであって、次
のような技術的手段を講じた。即ち、請求項1記載の発
明は、上下方向の回転軸1に軸心方向適宜の間隔で複数
段に設けた回転刃2,2..、回転刃2に夫れ夫れ対向
する受け刃6,6..を備えた切断装置61であって、
該切断装置61の外周を前方に開口部4を形成すべくカ
バー3で包囲する残幹処理装置24において、該切断装
置61の最下部の切断部62の進行方向後部には、地面
側に残る残幹根元63への通過を妨げないよう通過空間
64を設けたことを特徴とする残幹処理装置の構成とし
た。
【0005】請求項2記載の発明は、機枠下部を回転軸
1の対地高さを保持しうる下部支枠32となし、その下
部支枠32を側方視で回転刃2よりも低い位置で回転刃
2の回転軌跡よりも前方から後方側に向け、更に、正面
視で回転軸1の側方に設けると共に、該下部支枠32の
内側方と回転軸1下部間、又は、左右下部支枠32,3
2間を通過空間64としたことを特徴とする請求項1記
載の残幹処理装置の構成とした。
1の対地高さを保持しうる下部支枠32となし、その下
部支枠32を側方視で回転刃2よりも低い位置で回転刃
2の回転軌跡よりも前方から後方側に向け、更に、正面
視で回転軸1の側方に設けると共に、該下部支枠32の
内側方と回転軸1下部間、又は、左右下部支枠32,3
2間を通過空間64としたことを特徴とする請求項1記
載の残幹処理装置の構成とした。
【0006】請求項3記載の発明は、回転軸1の上下部
を夫々機枠に対し回転自在に軸承するもので、下部軸承
部65を少なくとも下から1番目の回転刃2よりも上位
において軸承したことを特徴とする請求項1または2記
載の残幹処理装置の構成とした。
を夫々機枠に対し回転自在に軸承するもので、下部軸承
部65を少なくとも下から1番目の回転刃2よりも上位
において軸承したことを特徴とする請求項1または2記
載の残幹処理装置の構成とした。
【0007】請求項4記載の発明は、回転軸1の下部軸
承部65を支持する支持枠66は、装置の後方から前方
に向かって突設したことを特徴とする請求項1乃至3記
載の残幹処理装置の構成とした。請求項5記載の発明
は、移動農機17前方に取り付ける残幹処理装置24
は、回転軸1を上端が前側に傾斜するよう前斜姿勢に取
付けしたことを特徴とする請求項1乃至4記載の残幹処
理装置の構成とした。
承部65を支持する支持枠66は、装置の後方から前方
に向かって突設したことを特徴とする請求項1乃至3記
載の残幹処理装置の構成とした。請求項5記載の発明
は、移動農機17前方に取り付ける残幹処理装置24
は、回転軸1を上端が前側に傾斜するよう前斜姿勢に取
付けしたことを特徴とする請求項1乃至4記載の残幹処
理装置の構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】まず、請求項1記載の発明構成
に対する作用から説明すると、移動農機17の前方に取
付けられ、移動農機17の前進に伴う残幹処理装置24
の前方移動により、カバー3の前方開口部4から入って
来るよう地面上の直立残幹Tが回転軸1に対し相対的に
近づいてくると、回転軸1に複数段設けた回転刃2と受
け刃6で構成する切断装置61により、直立残幹Tは複
数本に短く切断され下方に落下する。この時、下端部を
土壌中として植生する直立残幹Tは上下方向に動かない
から、根より上部の直立残幹Tの幹部分を複数本に容易
に切断することができる。
に対する作用から説明すると、移動農機17の前方に取
付けられ、移動農機17の前進に伴う残幹処理装置24
の前方移動により、カバー3の前方開口部4から入って
来るよう地面上の直立残幹Tが回転軸1に対し相対的に
近づいてくると、回転軸1に複数段設けた回転刃2と受
け刃6で構成する切断装置61により、直立残幹Tは複
数本に短く切断され下方に落下する。この時、下端部を
土壌中として植生する直立残幹Tは上下方向に動かない
から、根より上部の直立残幹Tの幹部分を複数本に容易
に切断することができる。
【0009】残幹処理装置24の最下部の切断部62よ
りも下位にある直立残幹Tの残幹根元63は、土壌中に
そのまま残る。そして、移動農機17が前進すると残幹
処理装置24の下端部は、最下部の切断部62の進行方
向後部の通過空間64部分を残幹根元63の近傍位置と
して前進するから、残幹根元63は土壌中の植生してい
た場所にそのまま残り、残幹処理装置24は前方に植生
する次の直立残幹Tに向かって進行する。この時、従来
のものでは、通過空間64が無かったので、残幹処理装
置の底壁面や後壁面で残幹根元63を押していた。この
ため移動農機17の前進に伴い、残幹処理装置の下端部
に残幹根元63や土壌を溜めながら前進していくと、回
転刃が土壌に突っ込んで刃の摩耗を生じたり、切断する
際に押し出された残幹根元63が挟まって切断性能低下
や刃の破損を生じ易かった。
りも下位にある直立残幹Tの残幹根元63は、土壌中に
そのまま残る。そして、移動農機17が前進すると残幹
処理装置24の下端部は、最下部の切断部62の進行方
向後部の通過空間64部分を残幹根元63の近傍位置と
して前進するから、残幹根元63は土壌中の植生してい
た場所にそのまま残り、残幹処理装置24は前方に植生
する次の直立残幹Tに向かって進行する。この時、従来
のものでは、通過空間64が無かったので、残幹処理装
置の底壁面や後壁面で残幹根元63を押していた。この
ため移動農機17の前進に伴い、残幹処理装置の下端部
に残幹根元63や土壌を溜めながら前進していくと、回
転刃が土壌に突っ込んで刃の摩耗を生じたり、切断する
際に押し出された残幹根元63が挟まって切断性能低下
や刃の破損を生じ易かった。
【0010】請求項1記載の発明は、前記の構成とした
ので、次のような技術的特有の効果を奏する。即ち、残
幹処理装置24よりも下位にある直立残幹Tの根部を土
壌中にそのまま残して、回転刃2と受け刃6で構成する
切断装置61で根部よりも上方の残幹部を切断するか
ら、切断時に直立残幹Tの上下移動がなく容易に切断す
ることができると共に、移動農機17の前進時に残幹処
理装置24の下部で残幹根元63を引っかけることなく
前進できるから、残幹根元63は土壌中の植生していた
場所にそのまま残り、残幹処理装置24は地面を荒すこ
となく、次の直立残幹Tに向かって進行することができ
る。
ので、次のような技術的特有の効果を奏する。即ち、残
幹処理装置24よりも下位にある直立残幹Tの根部を土
壌中にそのまま残して、回転刃2と受け刃6で構成する
切断装置61で根部よりも上方の残幹部を切断するか
ら、切断時に直立残幹Tの上下移動がなく容易に切断す
ることができると共に、移動農機17の前進時に残幹処
理装置24の下部で残幹根元63を引っかけることなく
前進できるから、残幹根元63は土壌中の植生していた
場所にそのまま残り、残幹処理装置24は地面を荒すこ
となく、次の直立残幹Tに向かって進行することができ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、回転刃2より低い
位置で回転軸1の側方に下部支枠32を設けているの
で、移動農機17運転操作時に残幹処理装置24を誤ま
ってコンクリート畦畔や建物壁部又は歩行者等に接当し
ても、回転刃2が直接食い込まないから回転刃2の破損
防止や、安全性の向上が図れると共に、残幹根元63の
通過空間64を下部支枠32の内側方に容易に設けるこ
とができる。
位置で回転軸1の側方に下部支枠32を設けているの
で、移動農機17運転操作時に残幹処理装置24を誤ま
ってコンクリート畦畔や建物壁部又は歩行者等に接当し
ても、回転刃2が直接食い込まないから回転刃2の破損
防止や、安全性の向上が図れると共に、残幹根元63の
通過空間64を下部支枠32の内側方に容易に設けるこ
とができる。
【0012】請求項3記載の発明は、下部軸承部65の
下方に回転刃2を設けているので、残幹根元63の高さ
を低く短くでき、これにより残幹処理装置24下端部に
設ける通過空間64の高さを正面視で低くすることがで
き、下部機枠の強度低下を少なくすることができる。
下方に回転刃2を設けているので、残幹根元63の高さ
を低く短くでき、これにより残幹処理装置24下端部に
設ける通過空間64の高さを正面視で低くすることがで
き、下部機枠の強度低下を少なくすることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、回転軸1の下部軸
承部65を支持する支持枠66を、装置の後方から前方
に突設しているので、回転軸1前方に回転して位置する
回転刃2回りに邪魔部材がなく、切断装置61の最下部
の切断部62近傍部回りでの切断性能の低下を防止する
ことができる。
承部65を支持する支持枠66を、装置の後方から前方
に突設しているので、回転軸1前方に回転して位置する
回転刃2回りに邪魔部材がなく、切断装置61の最下部
の切断部62近傍部回りでの切断性能の低下を防止する
ことができる。
【0014】請求項5記載の発明は、残幹処理装置24
に内装する切断装置61の部材である回転軸1を上端が
前側に傾斜するよう前傾姿勢に取付けている。これは、
残幹処理装置24を垂直方向に取り付けて走行する場合
に比し、前傾角度を大きくするほど切断装置61の最下
部の切断部62における回転刃2が地面側に近づくか
ら、残幹処理装置24下端部に設ける通過空間64の高
さを正面視でさらに低くすることができ、下部機枠の強
度低下をさらに少なくすることができる。
に内装する切断装置61の部材である回転軸1を上端が
前側に傾斜するよう前傾姿勢に取付けている。これは、
残幹処理装置24を垂直方向に取り付けて走行する場合
に比し、前傾角度を大きくするほど切断装置61の最下
部の切断部62における回転刃2が地面側に近づくか
ら、残幹処理装置24下端部に設ける通過空間64の高
さを正面視でさらに低くすることができ、下部機枠の強
度低下をさらに少なくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に基づき、この発明の実
施例の形態について説明する。この実施例は、たばこの
残幹を主体に、他の細い枝の植木等の幹を切断し排出処
理を行なう残幹処理装置に関するもので、以下その内容
について説明する。
施例の形態について説明する。この実施例は、たばこの
残幹を主体に、他の細い枝の植木等の幹を切断し排出処
理を行なう残幹処理装置に関するもので、以下その内容
について説明する。
【0016】先ず、全体のレイアウト構成について説明
すると、図例では移動農機17を前後輪18,19を有
する四輪式農用トラクタとしているが、図示しない歩行
型の二輪式歩行トラクタとしていてもよい。図9で全体
の構成について説明すると、移動農機17であるトラク
タ側のエンジン20下部には、前フレーム21が前方に
向かって突出しており、この突出前端部には枠体である
前ヒッチ22が設けられている。前ヒッチ22の前端部
に残幹処理装置24の下方部が、図例では、装置の上端
が前位となるよう前方傾斜姿勢に取り付けられている。
但し、直立状態に取り付けていても、本件発明の要部構
成を維持していれば、特に前斜していなくても良い。そ
して、移動農機17後部にはロータリ耕耘装置23が取
り付けられている。
すると、図例では移動農機17を前後輪18,19を有
する四輪式農用トラクタとしているが、図示しない歩行
型の二輪式歩行トラクタとしていてもよい。図9で全体
の構成について説明すると、移動農機17であるトラク
タ側のエンジン20下部には、前フレーム21が前方に
向かって突出しており、この突出前端部には枠体である
前ヒッチ22が設けられている。前ヒッチ22の前端部
に残幹処理装置24の下方部が、図例では、装置の上端
が前位となるよう前方傾斜姿勢に取り付けられている。
但し、直立状態に取り付けていても、本件発明の要部構
成を維持していれば、特に前斜していなくても良い。そ
して、移動農機17後部にはロータリ耕耘装置23が取
り付けられている。
【0017】残幹処理装置24の上部には、残幹処理装
置24の駆動源であるエンジン14を搭載しており、残
幹処理装置24は移動農機17のエンジン20と関係無
く、独立して駆動又は停止可能に構成している。そし
て、たばこの葉を取り去った残幹で切断作業を説明する
と、畝M上で畝の方向に沿って間隔を開けて植生した直
立残幹Tを、畝を跨いで走行する移動農機17の矢印F
方向への前進により12.5cmから25cm程度の長
さに切断し、切断した幹部分は下方に落下する。畝上に
残った残幹根元63と、畝近傍に落下飛散した切断幹S
部分は、移動農機17後部に取り付けたロータリ耕耘装
置23の駆動耕耘作業により掘削土壌D中に埋める。
置24の駆動源であるエンジン14を搭載しており、残
幹処理装置24は移動農機17のエンジン20と関係無
く、独立して駆動又は停止可能に構成している。そし
て、たばこの葉を取り去った残幹で切断作業を説明する
と、畝M上で畝の方向に沿って間隔を開けて植生した直
立残幹Tを、畝を跨いで走行する移動農機17の矢印F
方向への前進により12.5cmから25cm程度の長
さに切断し、切断した幹部分は下方に落下する。畝上に
残った残幹根元63と、畝近傍に落下飛散した切断幹S
部分は、移動農機17後部に取り付けたロータリ耕耘装
置23の駆動耕耘作業により掘削土壌D中に埋める。
【0018】次に、残幹処理装置24について、具体的
に説明する。図例の残幹処理装置24は、側方視で上下
方向の回転軸1を、上端が前側に15度程度の所定角度
傾斜するように前傾姿勢に斜設している。この回転軸1
には、上下方向に所定間隔ずらせて例えば4段乃至7段
程度の間隔で取付板25を取り付け、この取付板25に
は2個の回転刃2を取付板25周縁部から突出するよう
に180度偏位させて夫れ夫れ取り付けている。回転軸
1の上下部は、天井板26と下部軸承部65に夫々設け
られたベアリング28,28により回転自由に支持され
ている。下部軸承部65回りについての、詳細構成は後
述する。
に説明する。図例の残幹処理装置24は、側方視で上下
方向の回転軸1を、上端が前側に15度程度の所定角度
傾斜するように前傾姿勢に斜設している。この回転軸1
には、上下方向に所定間隔ずらせて例えば4段乃至7段
程度の間隔で取付板25を取り付け、この取付板25に
は2個の回転刃2を取付板25周縁部から突出するよう
に180度偏位させて夫れ夫れ取り付けている。回転軸
1の上下部は、天井板26と下部軸承部65に夫々設け
られたベアリング28,28により回転自由に支持され
ている。下部軸承部65回りについての、詳細構成は後
述する。
【0019】天井板26や下部軸承部65の後方両側部
には、左右の後支柱29,29が残幹処理装置24の上
下端部間に渡って設けられており、その上端の細径部に
は前方向に夫々突出する左右一対の上部支枠30,30
の基部パイプ上31が着脱分解組立て自在に取り付けら
れている。また、後支柱29下端には、前方向に夫々突
出する左右一対の下部支枠32,32の後端基部を溶接
等で一体的に取り付けて主フレーム67を構成してい
る。
には、左右の後支柱29,29が残幹処理装置24の上
下端部間に渡って設けられており、その上端の細径部に
は前方向に夫々突出する左右一対の上部支枠30,30
の基部パイプ上31が着脱分解組立て自在に取り付けら
れている。また、後支柱29下端には、前方向に夫々突
出する左右一対の下部支枠32,32の後端基部を溶接
等で一体的に取り付けて主フレーム67を構成してい
る。
【0020】該上部支枠30,30は、天井板26の上
面で幅方向左右端に取り付けられており、残幹処理装置
24の上端部を支持する上方支持フレームとしている。
この左右の上部支枠30,30間上方は左右連結板40
で連結され、この左右連結板40上には、前述したよう
に、装置を独立駆動するためにバーチカル式のエンジン
14を搭載しており、エンジン駆動力は下方に突出する
出力軸34に取り付けられた遠心クラッチ35を経て、
下方の駆動歯車36とそれに噛み合う側方の従動歯車3
7で減速し、減速した駆動力を回転軸1に伝達する。従
動歯車37は、天井板26から上方に突出する回転軸1
の上端部に取り付けられている。
面で幅方向左右端に取り付けられており、残幹処理装置
24の上端部を支持する上方支持フレームとしている。
この左右の上部支枠30,30間上方は左右連結板40
で連結され、この左右連結板40上には、前述したよう
に、装置を独立駆動するためにバーチカル式のエンジン
14を搭載しており、エンジン駆動力は下方に突出する
出力軸34に取り付けられた遠心クラッチ35を経て、
下方の駆動歯車36とそれに噛み合う側方の従動歯車3
7で減速し、減速した駆動力を回転軸1に伝達する。従
動歯車37は、天井板26から上方に突出する回転軸1
の上端部に取り付けられている。
【0021】次に、残幹処理装置24の、下部側の支持
フレームについて説明する。前述したように、残幹処理
装置24の背部には、左右の後支柱29,29が上下端
部間に渡って設けられており、その下端部には前方向に
夫々突出する左右一対の下部支枠32,32の後端基部
が一体溶接されている。この左右の下部支枠32,32
左右内側間は空間部となっており、該空間部を残幹処理
装置24が前方移動する際に、地面上に植生した直立残
幹Tの幹部切断後の残幹根元63部が引っかからずに移
動できる、通過空間64部としている。そして、下部支
枠32,32は、回転刃2の回転軌跡後方の接当しない
位置で、連結支板68で左右連結されている。連結支板
68は、平板を側面視コ字状に押し曲げた形状の立壁板
であって、下縁部68bを下部支枠32上面に取り付け
て、その左右方向中央下方に設けた通過空間64の天井
部としている。図例の下縁部68bは、水平方向の略直
線状の縁部としている。該、下縁部68bの左右方向中
間部を上方に向かって凹ませると、通過空間64の天井
部を容易に高くすることが可能であり、残幹処理装置2
4を直立状としていても、残幹根元63の切断面と下縁
部68bの間に移動時の非接当間隙を設けることができ
る。
フレームについて説明する。前述したように、残幹処理
装置24の背部には、左右の後支柱29,29が上下端
部間に渡って設けられており、その下端部には前方向に
夫々突出する左右一対の下部支枠32,32の後端基部
が一体溶接されている。この左右の下部支枠32,32
左右内側間は空間部となっており、該空間部を残幹処理
装置24が前方移動する際に、地面上に植生した直立残
幹Tの幹部切断後の残幹根元63部が引っかからずに移
動できる、通過空間64部としている。そして、下部支
枠32,32は、回転刃2の回転軌跡後方の接当しない
位置で、連結支板68で左右連結されている。連結支板
68は、平板を側面視コ字状に押し曲げた形状の立壁板
であって、下縁部68bを下部支枠32上面に取り付け
て、その左右方向中央下方に設けた通過空間64の天井
部としている。図例の下縁部68bは、水平方向の略直
線状の縁部としている。該、下縁部68bの左右方向中
間部を上方に向かって凹ませると、通過空間64の天井
部を容易に高くすることが可能であり、残幹処理装置2
4を直立状としていても、残幹根元63の切断面と下縁
部68bの間に移動時の非接当間隙を設けることができ
る。
【0022】図例において、下部軸承部65は下方から
一段目と2段目の取付板25,25間の回転軸1回りに
設けられており、この下部軸承部65と連結支板68の
上縁部68aの前後方向間を、支持枠66で前後連結し
て、回転軸1の下部を支持して下部側の支持フレームを
構成している。下部軸承部65にはベアリング28が内
装されており、回転軸1の下部細径部69を回転自在に
支持している。下部軸承部65から下方に回転軸1の下
部角軸72が突出しており、該6角形断面の下部角軸7
2に、取付板25を下端に有した内形6角孔筒のスペー
サ70を挿入しナット71,71で固定している。
一段目と2段目の取付板25,25間の回転軸1回りに
設けられており、この下部軸承部65と連結支板68の
上縁部68aの前後方向間を、支持枠66で前後連結し
て、回転軸1の下部を支持して下部側の支持フレームを
構成している。下部軸承部65にはベアリング28が内
装されており、回転軸1の下部細径部69を回転自在に
支持している。下部軸承部65から下方に回転軸1の下
部角軸72が突出しており、該6角形断面の下部角軸7
2に、取付板25を下端に有した内形6角孔筒のスペー
サ70を挿入しナット71,71で固定している。
【0023】73は上補強板であって、連結支板68の
左右両端部前面と下部支枠32上面間に取り付ける、側
面視L字状の補強板である。74は下補強板であって、
連結支板68下方位置で、下部支枠32の内面下部前後
方向に取り付ける補強板である。また下部支枠32前端
部には、橇状の接地板75を取付けている。図例では、
下部支枠32を左右一対設けているが、少なくとも片側
あれば本件発明の作用効果は生じる。
左右両端部前面と下部支枠32上面間に取り付ける、側
面視L字状の補強板である。74は下補強板であって、
連結支板68下方位置で、下部支枠32の内面下部前後
方向に取り付ける補強板である。また下部支枠32前端
部には、橇状の接地板75を取付けている。図例では、
下部支枠32を左右一対設けているが、少なくとも片側
あれば本件発明の作用効果は生じる。
【0024】以上説明したように、残幹処理装置24
は、装置後方に直立した左右の後支柱29,29と、上
部支枠30,30並びに、支持枠66と連結支板68等
で支持されている。後支柱29の上下方向中間部には、
左右の後支柱29,29を左右一体連結する左右連結枠
41を設けている。左右連結枠41は、両端部に夫々溶
接一体化された中空パイプ42,42を後支柱29に挿
通し、ボルトまたはロールピン等の係止具43で上下方
向移動を規制している。この左右連結枠41には後方に
突出する受金具44を左右方向中央部に設けており、該
受金具44に後述する操作ハンドルの軸部45を、上下
方向移動不能に回転方向は自在に取り付けている。
は、装置後方に直立した左右の後支柱29,29と、上
部支枠30,30並びに、支持枠66と連結支板68等
で支持されている。後支柱29の上下方向中間部には、
左右の後支柱29,29を左右一体連結する左右連結枠
41を設けている。左右連結枠41は、両端部に夫々溶
接一体化された中空パイプ42,42を後支柱29に挿
通し、ボルトまたはロールピン等の係止具43で上下方
向移動を規制している。この左右連結枠41には後方に
突出する受金具44を左右方向中央部に設けており、該
受金具44に後述する操作ハンドルの軸部45を、上下
方向移動不能に回転方向は自在に取り付けている。
【0025】左右連結枠41と下部支枠32間の後支柱
29,29部には、上下方向摺動自在の移動パイプ4
6,46が左右一対取り付けられ、該左右の移動パイプ
46,46は主取付枠47で左右連結されている。主取
付枠47は、鉄板を側面視略L字状に折り曲げたもの
で、上平面部47aを上記の移動パイプ46に溶接一体
化し、立壁47b部を機体12の前ヒッチ22部にボル
トやネジ等の取付具48で取り付けている。49は補強
板であって、上平面部47aと立壁47bと移動パイプ
46間を溶接等で前後方向に連結補強する鉄板である。
50はフックであって、残幹処理装置24全体を移動農
機17の前ヒッチ22部に取り付けるとき、該フック5
0を前ヒッチ22の左右方向中央前端部に引っ掛けてお
いて仮の高さを保持し、その後取付具48で残幹処理装
置24を前ヒッチ22に固定する。
29,29部には、上下方向摺動自在の移動パイプ4
6,46が左右一対取り付けられ、該左右の移動パイプ
46,46は主取付枠47で左右連結されている。主取
付枠47は、鉄板を側面視略L字状に折り曲げたもの
で、上平面部47aを上記の移動パイプ46に溶接一体
化し、立壁47b部を機体12の前ヒッチ22部にボル
トやネジ等の取付具48で取り付けている。49は補強
板であって、上平面部47aと立壁47bと移動パイプ
46間を溶接等で前後方向に連結補強する鉄板である。
50はフックであって、残幹処理装置24全体を移動農
機17の前ヒッチ22部に取り付けるとき、該フック5
0を前ヒッチ22の左右方向中央前端部に引っ掛けてお
いて仮の高さを保持し、その後取付具48で残幹処理装
置24を前ヒッチ22に固定する。
【0026】該主取付枠47の左右方向中間に、前述し
たハンドル軸部45下部の伸縮ネジ52を挿入するネジ
孔金具51を一体に設けている。主取付枠47を移動農
機17の前ヒッチ22に取り付け固定すると主取付枠4
7は上下動しないから、相対的に伸縮ネジ52を回転す
ると後支柱29,29が上下移動し、残幹処理装置24
の対機体12取付け高さを伸縮ネジ52で上下方向調節
できる。
たハンドル軸部45下部の伸縮ネジ52を挿入するネジ
孔金具51を一体に設けている。主取付枠47を移動農
機17の前ヒッチ22に取り付け固定すると主取付枠4
7は上下動しないから、相対的に伸縮ネジ52を回転す
ると後支柱29,29が上下移動し、残幹処理装置24
の対機体12取付け高さを伸縮ネジ52で上下方向調節
できる。
【0027】次に、残幹を切断する切断機構や、その外
周を覆う側方カバー等について、具体的に説明する。天
井板26と下部軸承部65の上下のベアリング28,2
8で軸承される回転軸1は、前述したように側面視、上
下縦方向で軸の上端が略15度程度前方傾斜状態に構成
されている。この回転軸1には、上下方向に125mm
〜250mm程度の略等間隔にずらして4〜7段程度に
取付板25を取り付け、該取付板25には2個の回転刃
2,2を、取付板25周縁部から外方に突出するように
180度偏位させて、夫れ夫れボルトやネジ等の締め付
け具38を介して着脱自在に取り付けている。そして、
該回転刃2は回転前方側と回転後方側に刃部2aを有し
ており、片側の刃部2aが摩耗したら上下反転して使用
可能としている。刃部2aは略30度程度の後退角を有
しており、平面視で先端側を略二等辺三角形状としてい
る。この回転刃2付きの回転軸1の周囲には、駆動回転
時に回転刃2が接触しない位置にカバー3を取り付けて
いる。
周を覆う側方カバー等について、具体的に説明する。天
井板26と下部軸承部65の上下のベアリング28,2
8で軸承される回転軸1は、前述したように側面視、上
下縦方向で軸の上端が略15度程度前方傾斜状態に構成
されている。この回転軸1には、上下方向に125mm
〜250mm程度の略等間隔にずらして4〜7段程度に
取付板25を取り付け、該取付板25には2個の回転刃
2,2を、取付板25周縁部から外方に突出するように
180度偏位させて、夫れ夫れボルトやネジ等の締め付
け具38を介して着脱自在に取り付けている。そして、
該回転刃2は回転前方側と回転後方側に刃部2aを有し
ており、片側の刃部2aが摩耗したら上下反転して使用
可能としている。刃部2aは略30度程度の後退角を有
しており、平面視で先端側を略二等辺三角形状としてい
る。この回転刃2付きの回転軸1の周囲には、駆動回転
時に回転刃2が接触しない位置にカバー3を取り付けて
いる。
【0028】カバー3の前部には前方開口部4を開口し
て、移動農機17の前進により直立残幹Tが送り込まれ
る構成とし、また、矢印イ方向に回転軸が回る場合、左
側の一側方で且つ回転刃2,2..の回転下手側に側方
開口部5を開口し、この側方開口部5に、上端から下端
に亘って次第に外側方に向かって壁面を遠くした側方カ
バー7で側方開口部5の出口部を覆っている。側方カバ
ー7は平面視断面コ字状としており、前後の案内立壁7
a,7aと側方の傾斜案内壁7bとからなっており、該
側方カバー7の下端に平面視コ字状の排出口8を設けて
いる。また、側方の傾斜案内壁7bの内面には、前後方
向幅一杯で天井板26部を上端とし、下端部は排出口8
から地面側に向かって垂した、ゴム板の弾性体9を取り
付けている。図例では、平板状のゴム板としているが、
スポンジ等の発泡ゴム板や軟質樹脂剤等から成る平板で
もよく、図示しないが、複数に分割された板体や突起物
の弾性体9でもよい。また、前後の案内立壁7a,7a
に板状または、分割された複数の板体や突起物の弾性体
9を設けていてもよい。
て、移動農機17の前進により直立残幹Tが送り込まれ
る構成とし、また、矢印イ方向に回転軸が回る場合、左
側の一側方で且つ回転刃2,2..の回転下手側に側方
開口部5を開口し、この側方開口部5に、上端から下端
に亘って次第に外側方に向かって壁面を遠くした側方カ
バー7で側方開口部5の出口部を覆っている。側方カバ
ー7は平面視断面コ字状としており、前後の案内立壁7
a,7aと側方の傾斜案内壁7bとからなっており、該
側方カバー7の下端に平面視コ字状の排出口8を設けて
いる。また、側方の傾斜案内壁7bの内面には、前後方
向幅一杯で天井板26部を上端とし、下端部は排出口8
から地面側に向かって垂した、ゴム板の弾性体9を取り
付けている。図例では、平板状のゴム板としているが、
スポンジ等の発泡ゴム板や軟質樹脂剤等から成る平板で
もよく、図示しないが、複数に分割された板体や突起物
の弾性体9でもよい。また、前後の案内立壁7a,7a
に板状または、分割された複数の板体や突起物の弾性体
9を設けていてもよい。
【0029】カバー3の前方開口部4近傍の回転方向下
位側には、天井板26と下部支枠32の間に亘って上下
方向の前支柱39が配設され、該前支柱39に回転軸1
の取付板25と略同高さ位置で対応する、受け刃6を取
り付けるための下部開口コ字状の刃固定板53を溶接等
により一体取付けしている。そして、刃固定板53には
受け刃6を同様にボルトやネジ等の締め付け具38,3
8で着脱自在に取付けている。該受け刃6も回転前後位
に30度程度の後退角を有した刃部6a,6aとしてお
り、片側が摩耗すると反転して使用する。この回転刃2
と受け刃6を同一の部品とすると、単に上下反転して組
付ければよくコストダウンが図れる。直立残幹Tは、回
転刃2の刃部2aと受け刃6の刃部6aから成る切断装
置61に挾まれて切断される。
位側には、天井板26と下部支枠32の間に亘って上下
方向の前支柱39が配設され、該前支柱39に回転軸1
の取付板25と略同高さ位置で対応する、受け刃6を取
り付けるための下部開口コ字状の刃固定板53を溶接等
により一体取付けしている。そして、刃固定板53には
受け刃6を同様にボルトやネジ等の締め付け具38,3
8で着脱自在に取付けている。該受け刃6も回転前後位
に30度程度の後退角を有した刃部6a,6aとしてお
り、片側が摩耗すると反転して使用する。この回転刃2
と受け刃6を同一の部品とすると、単に上下反転して組
付ければよくコストダウンが図れる。直立残幹Tは、回
転刃2の刃部2aと受け刃6の刃部6aから成る切断装
置61に挾まれて切断される。
【0030】カバー3の前方開口部4上方には、移動農
機17前進時に直立残幹T上部を前方開口部4に案内す
る残幹入口案内板54,54が、先端側を広くした八字
状に左右一対、丸頭ビス55,55で取付けられてい
る。この残幹入口案内板54は、装置の高さ方向1/3
から1/2程度の上部に取り付けていればよく、またそ
の前縁60は図示のように、装置取付け時に略垂直方向
としており、直立残幹Tを案内しやすくしている。ま
た、前方開口部4右側には内方案内具56が、平面視で
入口案内板54の略延長方向に延びている。該内方案内
具56は、側面視で取付板25,25の上下方向中間部
に、図例では上から2本設けられており、直立残幹Tの
上部を容易に回転刃2近傍まで案内することができる。
このように切断装置61の回転方向直前の上流側にある
内方案内具56は、切断残幹が持ち回りされた場合裏面
側で装置内方に跳ね返してやり、切断残幹が前方開口部
4から前方に飛び出すのを防止することもできる。これ
により装置の上部から遠くに飛散しようとする切断残幹
を装置内下方に落とすことができる。
機17前進時に直立残幹T上部を前方開口部4に案内す
る残幹入口案内板54,54が、先端側を広くした八字
状に左右一対、丸頭ビス55,55で取付けられてい
る。この残幹入口案内板54は、装置の高さ方向1/3
から1/2程度の上部に取り付けていればよく、またそ
の前縁60は図示のように、装置取付け時に略垂直方向
としており、直立残幹Tを案内しやすくしている。ま
た、前方開口部4右側には内方案内具56が、平面視で
入口案内板54の略延長方向に延びている。該内方案内
具56は、側面視で取付板25,25の上下方向中間部
に、図例では上から2本設けられており、直立残幹Tの
上部を容易に回転刃2近傍まで案内することができる。
このように切断装置61の回転方向直前の上流側にある
内方案内具56は、切断残幹が持ち回りされた場合裏面
側で装置内方に跳ね返してやり、切断残幹が前方開口部
4から前方に飛び出すのを防止することもできる。これ
により装置の上部から遠くに飛散しようとする切断残幹
を装置内下方に落とすことができる。
【0031】前方開口部4のカバー3である右外立壁3
c前端部は、カバー板を箱状に構成したモノコック構成
として軽量化を図っている。左側壁部は、前述したよう
に前支柱39で上下補強して入り口部のみ左内方立壁3
aとしている。3bは右モノコック構成の右内方立壁で
あって、回転軸1を中心とした曲面立壁としている。
c前端部は、カバー板を箱状に構成したモノコック構成
として軽量化を図っている。左側壁部は、前述したよう
に前支柱39で上下補強して入り口部のみ左内方立壁3
aとしている。3bは右モノコック構成の右内方立壁で
あって、回転軸1を中心とした曲面立壁としている。
【0032】カバー3の右外立壁3c下部には、図で示
すように、前後方向の上部ヒンジ10を中心として、下
端部が外方に開口する上手カバー11を設けている。上
手カバー11の前後壁11a,11bは平面視コ字状に
折り曲げられており、後壁11b部を固定用ノブ57で
カバー3の背面壁に固定する。即ち、後壁11bには、
ヒンジ10を中心として長孔11cが開口されており、
固定用ノブ57の開閉位置調節で、上手カバー11の下
端開口寸法を開閉調節して、切断残幹の持ち回りが多い
場合や隅部に切断残幹が詰る場合、下端の開口から右外
部に排出したり、切断残幹の持ち回りが無い場合は閉鎖
することができる。
すように、前後方向の上部ヒンジ10を中心として、下
端部が外方に開口する上手カバー11を設けている。上
手カバー11の前後壁11a,11bは平面視コ字状に
折り曲げられており、後壁11b部を固定用ノブ57で
カバー3の背面壁に固定する。即ち、後壁11bには、
ヒンジ10を中心として長孔11cが開口されており、
固定用ノブ57の開閉位置調節で、上手カバー11の下
端開口寸法を開閉調節して、切断残幹の持ち回りが多い
場合や隅部に切断残幹が詰る場合、下端の開口から右外
部に排出したり、切断残幹の持ち回りが無い場合は閉鎖
することができる。
【0033】カバー3の前方開口部4下方には、図2,
図4で示すように案内棒76を前方拡開状に左右一対取
り付けている。該案内棒で直立残幹Tの根元部分を切断
装置61の最下部の切断部62に案内する。また、後支
柱29,29側のカバー3背面壁には後部窓13が設け
られている。図例では、後部窓13は、カバー3壁背面
上半部に設けた開口を、パンチングメタル等の小孔を有
する鉄板や鉄製の網等からなる覗き壁58で塞ぎ、その
後面に着脱自在の樹脂性の透明板59を取り付けて、塵
埃が作業車側に飛散するのを防止するとともに、内壁が
汚れた場合掃除できるようにしている。この後部窓13
は、残幹処理装置を移動農機17前部に取り付けて前方
に向かって機体12を走行して切断作業を行なう場合、
残幹処理装置の前方部をこの後部窓13からカバー3の
前方開口部4を経て、前方に直立する直立残幹Tの接近
位置を運転者が直接確認しながら、機体12の操舵を左
右操作して前進することができ、運転操作が容易とな
る。
図4で示すように案内棒76を前方拡開状に左右一対取
り付けている。該案内棒で直立残幹Tの根元部分を切断
装置61の最下部の切断部62に案内する。また、後支
柱29,29側のカバー3背面壁には後部窓13が設け
られている。図例では、後部窓13は、カバー3壁背面
上半部に設けた開口を、パンチングメタル等の小孔を有
する鉄板や鉄製の網等からなる覗き壁58で塞ぎ、その
後面に着脱自在の樹脂性の透明板59を取り付けて、塵
埃が作業車側に飛散するのを防止するとともに、内壁が
汚れた場合掃除できるようにしている。この後部窓13
は、残幹処理装置を移動農機17前部に取り付けて前方
に向かって機体12を走行して切断作業を行なう場合、
残幹処理装置の前方部をこの後部窓13からカバー3の
前方開口部4を経て、前方に直立する直立残幹Tの接近
位置を運転者が直接確認しながら、機体12の操舵を左
右操作して前進することができ、運転操作が容易とな
る。
【0034】次に、残幹処理装置24の上部に取り付け
るエンジン14の操作について、説明する。エンジン1
4の回転を操作するスロットルレバー15や停止スイッ
チ16を運転者近傍とエンジン14部に設けているの
で、走行作業時に直立残幹Tの有無や密度により運転者
はエンジン14の不要な高速回転を容易に制御できて燃
費のコストダウンが図れるとともに、低速回転とすると
遠心クラッチ35の作用により、回転軸1を駆動しない
から静かであり、安全である。また、回転刃2廻りに固
いものを噛み込んだ際は、すぐに独立したエンジン14
を運転者部とエンジン14近傍部の外部でと複数個所で
停止操作でき、安全性向上や破損防止を容易に図ること
ができる。
るエンジン14の操作について、説明する。エンジン1
4の回転を操作するスロットルレバー15や停止スイッ
チ16を運転者近傍とエンジン14部に設けているの
で、走行作業時に直立残幹Tの有無や密度により運転者
はエンジン14の不要な高速回転を容易に制御できて燃
費のコストダウンが図れるとともに、低速回転とすると
遠心クラッチ35の作用により、回転軸1を駆動しない
から静かであり、安全である。また、回転刃2廻りに固
いものを噛み込んだ際は、すぐに独立したエンジン14
を運転者部とエンジン14近傍部の外部でと複数個所で
停止操作でき、安全性向上や破損防止を容易に図ること
ができる。
【0035】全体側面図で示すように、移動農機17の
機体前部に残幹切断装置24を傾斜取付けし、機体後部
に3点リンク装置を介してロータリ耕耘装置を昇降自在
に取付けているので、畝Mを跨いだ状態で機体前部の残
幹切断装置24を畝上に接地板75が略接地する位置ま
で操作ハンドルを回転して残幹切断装置24の高さを調
節し、直立残幹Tを上端側から先に切断処理をし畝谷部
に落下させ、この落下した切断残幹を後続のロータリ耕
耘装置23により同時に耕耘作業をすることができて、
残幹の切断処理及び耕耘作業を能率的に行なうことがで
きる。
機体前部に残幹切断装置24を傾斜取付けし、機体後部
に3点リンク装置を介してロータリ耕耘装置を昇降自在
に取付けているので、畝Mを跨いだ状態で機体前部の残
幹切断装置24を畝上に接地板75が略接地する位置ま
で操作ハンドルを回転して残幹切断装置24の高さを調
節し、直立残幹Tを上端側から先に切断処理をし畝谷部
に落下させ、この落下した切断残幹を後続のロータリ耕
耘装置23により同時に耕耘作業をすることができて、
残幹の切断処理及び耕耘作業を能率的に行なうことがで
きる。
【図1】 機体前部に、装置を取り付けた部分断側面図
である。
である。
【図2】 図1の要部拡大側断面図である。
【図3】 要部下部フレーム部の、側断面図である。
【図4】 図3の平面断面図である。
【図5】 図3の底面図である。
【図6】 切断装置上部の、要部拡大断面図である。
【図7】 要部全体の、正面側面図である。
【図8】 要部全体の、背面図である。
【図9】 移動農機と作業機を含んだ、全体側面図であ
る。
る。
1 回転軸 2 回転刃 3 カバー 4 前方開口部 6 受け刃 17 移動農機 24 残幹処理装置 32 下部支枠 61 切断装置 62 最下部の切断部 63 残幹根元 64 通過空間 65 下部軸承部 66 支持枠
フロントページの続き Fターム(参考) 2B034 AA05 BA03 BA07 BB02 FA01 FB09 2B083 AA03 BA03 BA12 BA15 CA02 CA19 CA28 CA29 CA30 DA02 EA02 GA02 HA02 HA33 LA05
Claims (5)
- 【請求項1】 上下方向の回転軸1に軸心方向適宜の間
隔で複数段に設けた回転刃2,2..、回転刃2に夫れ
夫れ対向する受け刃6,6..を備えた切断装置61で
あって、該切断装置61の外周を前方に開口部4を形成
すべくカバー3で包囲する残幹処理装置24において、
該切断装置61の最下部の切断部62の進行方向後部に
は、地面側に残る残幹根元63への通過を妨げないよう
通過空間64を設けたことを特徴とする残幹処理装置。 - 【請求項2】 機枠下部を回転軸1の対地高さを保持し
うる下部支枠32となし、その下部支枠32を側方視で
回転刃2よりも低い位置で回転刃2の回転軌跡よりも前
方から後方側に向け、更に、正面視で回転軸1の側方に
設けると共に、該下部支枠32の内側方と回転軸1下部
間、又は、左右下部支枠32,32間を通過空間64と
したことを特徴とする請求項1記載の残幹処理装置。 - 【請求項3】 回転軸1の上下部を夫々機枠に対し回転
自在に軸承するもので、下部軸承部65を少なくとも下
から1番目の回転刃2よりも上位において軸承したこと
を特徴とする請求項1または2記載の残幹処理装置。 - 【請求項4】 回転軸1の下部軸承部65を支持する支
持枠66は、装置の後方から前方に向かって突設したこ
とを特徴とする請求項1乃至3記載の残幹処理装置。 - 【請求項5】 移動農機17前方に取り付ける残幹処理
装置24は、回転軸1を上端が前側に傾斜するよう前斜
姿勢に取付けしたことを特徴とする請求項1乃至4記載
の残幹処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000084553A JP2001269003A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 残幹処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000084553A JP2001269003A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 残幹処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001269003A true JP2001269003A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18601017
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001269003A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012115233A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Kubota Corp | 茎切断搬送装置 |
JP2021093926A (ja) * | 2019-12-13 | 2021-06-24 | 株式会社Ihiアグリテック | ハンマーナイフ式草刈機 |
CN114982404A (zh) * | 2022-06-15 | 2022-09-02 | 黑龙江省农业机械工程科学研究院 | 一种玉米小区播深控制装置 |
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2000
- 2000-03-24 JP JP2000084553A patent/JP2001269003A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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