JP2000205398A - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の制御装置

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JP2000205398A
JP2000205398A JP567199A JP567199A JP2000205398A JP 2000205398 A JP2000205398 A JP 2000205398A JP 567199 A JP567199 A JP 567199A JP 567199 A JP567199 A JP 567199A JP 2000205398 A JP2000205398 A JP 2000205398A
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良司 羽渕
Yoshikazu Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 係合側油圧昇圧制御手段を設けても係合側油
圧学習制御手段の制御が安定的に行われる車両用自動変
速機の制御装置を提供する。 【解決手段】 オーバシュート判定手段146によりオ
ーバシュートFが発生したと判定された場合には、係合
側油圧昇圧制御手段150によりそのオーバシュートF
を抑制するようにブレーキB1の係合圧PB1が直ちに上
昇させられるが、同時に、上記禁止手段146により、
係合側油圧学習制御手段154による学習制御が禁止さ
れるので、係合側油圧昇圧制御手段150を設けたにも
拘らず、その係合側油圧昇圧制御手段150による入力
軸回転速度NINの低下に基づいて行われるブレーキB1
の係合圧PB1の学習が防止され、上記係合側油圧学習制
御手段154によるタイアップを抑制するための学習制
御が発散することなく安定的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速機
の変速段を自動的に切り換える車両用自動変速機の制御
装置に関し、特に、オーバシュートを抑制するために係
合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を高める昇圧制御の作
動による係合側油圧学習制御の不安定化を防止するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両用自動変速機では、1対の油圧式摩
擦係合装置のうちの解放側油圧式摩擦係合装置の解放と
係合側油圧式摩擦係合装置の係合とを重複的に実行させ
ることによりギヤ段を切り換えるクラッチツウクラッチ
変速が行われる場合がある。このようなクラッチツウク
ラッチ変速では、解放側油圧式摩擦係合装置の解放のタ
イミングと係合側油圧式摩擦係合装置の係合のタイミン
グとが適切なものとされる必要がある。解放側油圧式摩
擦係合装置の解放が遅過ぎる或いは係合側油圧式摩擦係
合装置の係合が早過ぎる場合には、急変速による変速シ
ョックが発生し、解放側油圧式摩擦係合装置の解放が早
過ぎる或いは係合側油圧式摩擦係合装置の係合が遅過ぎ
る場合には、エンジン回転速度の一時的上昇であるエン
ジンの吹き、すなわち自動変速機の入力軸回転速度の入
力軸回転速度の変速後の値を越える一時的な上昇である
オーバシュートが発生し、それら急変速による変速ショ
ック或いはオーバシュートは変速フィーリングを損なう
変速ショックの原因となるからである。
【0003】このため、たとえば特開平8−28506
4号公報に記載されているように、前記クラッチツウク
ラッチアップ変速期間内に前記自動変速機の入力軸回転
速度の入力軸回転速度の変速前の値を越える一時的な上
昇であるオーバシュートを緩和するために次回のクラッ
チツウクラッチ変速期間の解放側油圧式摩擦係合装置の
係合圧を学習により補正する解放側油圧学習制御手段
と、前記クラッチツウクラッチ変速期間内に前記急変速
による変速ショックを緩和するために自動変速機の入力
軸回転速度の一次微分値すなわち低下率に基づいて次回
のクラッチツウクラッチ変速期間の係合側油圧式摩擦係
合装置の係合圧を学習により補正する係合側油圧学習制
御手段とを設けることが提案されている。このようにす
れば、オーバシュート或いは急変速による変速ショック
が発生したとしても次回以後のクラッチツウクラッチ変
速においてそれを抑制する方向に油圧式摩擦係合装置の
係合圧が調節されるけれども、たとえば比較的大きなオ
ーバシュートが発生した場合には、そのクラッチツウク
ラッチ変速期間内では何らそのオーバシュートが抑制さ
れず、変速フィーリングの低下が避けられないという欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、たとえば特
開平6−341535号公報に記載されているように、
オーバシュートが発生した場合にはたとえば係合側油圧
式摩擦係合装置の係合圧を直ちに昇圧させることによ
り、クラッチツウクラッチ変速期間内でそのオーバシュ
ートをリアルタイムで抑制する制御手段が提案されてお
り、そのような制御手段を前記のような従来の制御装置
に付加することが考えられる。しかしながら、このよう
な場合には、オーバシュートを抑制するために制御手段
により係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧が直ちに高め
られると、自動変速機の入力軸回転速度の低下率が大き
くされるが、その入力軸回転速度の低下率に基づいて係
合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を学習により補正する
係合側油圧学習制御手段は、その低下率が大きくされる
ことすなわち急変速による変速ショックを抑制しようと
して係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を低くする方向
に学習補正を行うので、その係合側油圧学習制御手段に
よる制御が不安定となり収束しないという不都合が発生
する。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、係合側油圧昇圧
制御手段を設けても係合側油圧学習制御手段の制御が安
定的に行われる車両用自動変速機の制御装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、1対の油圧式摩擦係
合装置のうちの解放側油圧式摩擦係合装置の解放と係合
側油圧式摩擦係合装置の係合とを重複的に実行させるこ
とによりギヤ段を切り換えるクラッチツウクラッチ変速
が行われる車両用自動変速機において、前記クラッチツ
ウクラッチ変速期間内に前記自動変速機の入力軸回転速
度の入力軸回転速度の変速後の値を越える一時的な上昇
であるオーバシュートを緩和するために次回のクラッチ
ツウクラッチ変速期間の解放側油圧式摩擦係合装置の係
合圧を学習により補正する解放側油圧学習制御手段と、
前記クラッチツウクラッチ変速期間内に前記急変速によ
る変速ショックを緩和するために次回のクラッチツウク
ラッチ変速期間の係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を
学習により補正する係合側油圧学習制御手段とを備える
形式の車両用自動変速機の制御装置であって、(a) 前記
オーバシュートが発生したか否かを判定するオーバシュ
ート判定手段と、(b) そのオーバシュート判定手段によ
りオーバシュートが発生したと判定された場合には、そ
のオーバシュートを抑制するように前記係合側油圧式摩
擦係合装置の係合圧を直ちに上昇させる係合側油圧昇圧
制御手段と、(c) そのオーバシュート判定手段によりオ
ーバシュートが発生したと判定された場合には、前記係
合側油圧学習制御手段による制御を禁止する禁止手段と
を、含むことにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、オーバシュート判定
手段によりオーバシュートが発生したと判定された場合
には、係合側油圧昇圧制御手段によりそのオーバシュー
トを抑制するように係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧
が直ちに上昇させるが、同時に、禁止手段により、係合
側油圧学習制御手段による制御が禁止されるので、上記
昇圧制御手段を設けたにも拘らず、その昇圧制御手段に
よる入力軸回転速度の急低下に基づく変速ショックを抑
制するための係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧の学習
が防止されるので、その変速ショックを抑制するための
係合側油圧学習制御手段の制御が発散することなく安定
的に行われる。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記解放側油圧
学習制御手段は、前記オーバシュートの度合いに基づい
て解放側油圧を学習制御するものである。このようにす
れば、単にオーバシュートの発生だけに基づいて解放側
油圧を一定の補正量だけクラッチツウクラッチ変速毎に
逐次補正する場合に比較して、オーバシュートの度合い
に応じた補正量で学習補正が行われるので、速やかにオ
ーバシュートが抑制される利点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0010】図1には、車両のエンジン10に連結され
るトルクコンバータ12、自動変速機14、差動歯車装
置16、上記自動変速機14の変速段を制御する油圧制
御装置すなわち油圧制御回路18、その油圧制御回路1
8を制御する変速用電子制御装置20等が示されてい
る。上記エンジン10から出力された動力は、上記トル
クコンバータ12、上記自動変速機14、上記差動歯車
装置16、左右の車軸22および24等を経て図示しな
い駆動輪へ伝達される。
【0011】上記トルクコンバータ12は、上記エンジ
ン10のクランク軸26に連結されたポンプ翼車28
と、上記自動変速機14の入力軸30に連結され且つ流
体を介してポンプ翼車28から動力が伝達されるタービ
ン翼車32と、一方向クラッチ34を介して位置固定の
ハウジング36に固定された固定翼車38と、ポンプ翼
車28およびタービン翼車32を図示しないダンパを介
して直結するロックアップクラッチ40とを備えてい
る。
【0012】上記自動変速機14は、前進4速、後進1
速のギヤ段が達成される多段変速機であり、上記入力軸
30と、一組のラビニヨ式遊星歯車装置44と、そのラ
ビニヨ式遊星歯車装置44のリングギヤ46とともに回
転するリングギヤ48と、エンジン10からの駆動力を
前記差動歯車装置16へ出力し或いはそのリングギヤ4
8と差動歯車装置16との間で動力を伝達する出力軸と
して機能するカウンタ軸50とを備えている。
【0013】上記ラビニヨ式遊星歯車装置44は、1組
のシングルピニオン遊星歯車装置52と1組のダブルピ
ニオン遊星歯車装置54とが、キャリヤ56と上記リン
グギヤ46とを共用して成るものである。上記シングル
ピニオン遊星歯車装置52は、サンギヤ58と上記キャ
リヤ56に取り付けられたプラネタリギヤ60と上記リ
ングギヤ46とにより構成されている。また、上記ダブ
ルピニオン遊星歯車54は、サンギヤ62と、相互に一
体的に結合され且つ上記キャリヤ56に回転可能な状態
で取り付けられた第1ピニオンギヤ64および第2ピニ
オンギヤ66とにより構成されている。
【0014】上記シングルピニオン遊星歯車装置52お
よび上記ダブルピニオン遊星歯車装置54の構成要素の
一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つのク
ラッチC1,C2,C3によって互いに選択的に連結さ
れるようになっている。また、上記シングルピニオン遊
星歯車装置52および上記ダブルピニオン遊星歯車装置
54の構成要素の一部は、3つのブレーキB1,B2,
B3によって前記ハウジング36に選択的に連結され、
さらに、それらの構成要素の一部は2つの一方向クラッ
チF1,F2によってその回転方向により上記ハウジン
グ36と係合させられる。なお、前記トルクコンバータ
12および前記自動変速機14の上記カウンタ軸50以
外の部分は、上記入力軸30等の軸心に対して対称的に
構成されているため、図1においてはその軸心の下側を
省略して示してある。
【0015】油圧式摩擦係合装置である上記クラッチC
1,C2,C3、ブレーキB1,B2,B3は、例えば
多板式のクラッチや1本または巻付け方向が反対の2本
のバンドを備えたバンドブレーキ等にて構成され、前記
変速用電子制御装置20からの指令に従って作動する前
記油圧制御回路18によりそれ等の摩擦係合および係合
解除がそれぞれ制御されることにより、図2に示すよう
に変速比γ(=入力軸30の回転数/カウンタ軸50の
回転数)がそれぞれ異なる前進4段・後進1段の変速段
が得られる。図2の「1ST」、「2ND」、「3RD」、
「4TH」は、それぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギ
ヤ段,第3速ギヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記
変速比γは第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従
って順次小さくなる。また、図2において、「P」、
「R」、「N」、「D」、「2」、「L」は、シフトレ
バー84の手動操作により択一的に選択されるパーキン
グ(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニュートラル
(N)レンジ、ドライブ(D)レンジ、セカンド(2)
レンジ、ロー(L)レンジをそれぞれ示している。上記
PレンジおよびNレンジは車両を走行させないときに選
択される非走行レンジであり、Rレンジ、Dレンジ、2
レンジ、Lレンジは車両を後進或いは前進走行させるた
めの走行レンジである。また、2レンジ、Lレンジは、
車両の駆動力を高めるだけでなくエンジンブレーキを発
生させるため、エンジンブレーキレンジでもある。
【0016】また、図2において、○印は係合或いは作
動状態を示し、×印は開放或いは非作動状態を示してい
る。Dレンジにおける第4速ギヤ段と第3速ギヤ段との
間の変速は、2つの摩擦係合装置のうちの一方の開放作
動と他方の係合作動により実現される所謂クラッチツウ
クラッチ変速であって、たとえば第4速ギヤ段から第3
速ギヤ段への4→3ダウン変速は、クラッチC1の係合
作動とブレーキB1の開放作動とがオーバラップ状態ま
たはアンダーラップ状態で実行されることにより行われ
る。
【0017】上記油圧制御回路18は、上記自動変速機
14のギヤ段の制御等に使用される3つのソレノイド弁
SV1乃至SV3、後述のスロットル開度センサ76に
より検出されたスロットル開度TAに対応した大きさの
制御油圧PS を発生するリニアソレノイド弁SLT、た
とえば前記ロックアップクラッチ40の摩擦係合、その
摩擦係合の解除およびそのスリップ量等の制御のための
油圧を発生するリニヤソレノイド弁SLU、および油圧
制御回路18中の作動油の油温TOIL を検出する作動油
温検出装置として機能する油温センサ88等を備えてい
る。
【0018】前記変速用電子制御装置20は、CPU7
0、RAM72、ROM74、図示しない入出力インタ
ーフェースなどを含む所謂マイクロコンピュータであっ
て、それには、前記エンジン10の図示しない吸気配管
に設けられたスロットル弁の開度TAを検出するスロッ
トル開度センサ76、上記エンジン10の回転数NE
検出するエンジン回転数センサ78、前記タービン翼車
32の回転数NT すなわち入力軸30の回転数NINを検
出する入力軸回転数センサ80、前記カウンタ軸50の
回転数NC すなわち車速Vを検出するための車速センサ
82、シフトレバー84の操作位置すなわちL、S、
D、N、R、Pレンジのいずれかを検出する操作位置セ
ンサ86、油圧制御回路18内の作動油温度を検出する
油温センサ88から、スロットル開度TAを表す信号、
エンジン回転数NE (r.p.m.)を表す信号、入力軸回転数
IN(r.p.m.)を表す信号、出力軸回転数NC (r.p.m.)す
なわち車速Vを表す信号、シフトレバー84の操作位置
STを表す信号、油圧制御回路18内の作動油温度T
OIL を表す信号がそれぞれ供給される。上記変速用電子
制御装置20のCPU70は、予めROM74に記憶さ
れたプログラムに従ってRAM72を用いつつ上記入力
信号を処理し、その処理結果に基づいて、たとえば、車
両の走行状態の検出、上記電磁開閉弁SV1乃至SV
3、リニヤソレノイド弁SLTおよびSLUの制御等を
実行する。
【0019】図3は、上記油圧制御回路18の要部の構
成を概略説明する図である。図3において、元圧発生装
置90は、エンジン10によって回転駆動される油圧ポ
ンプ92から圧送される作動油の圧力をそのエンジン負
荷に応じた値に調圧したライン油圧PL を、各油圧式摩
擦係合装置C1、C2、C3、B1、B2、B3の元圧
としてシフト弁装置94などへ出力する。マニアル弁9
6は、シフトレバー84に対して機械的に連結されたも
のであり、そのシフトレバー84の走行レンジ選択操作
に応答して上記ライン油圧PL を切り換えることによ
り、選択された走行レンジに対応した油圧、たとえばR
レンジ圧、Dレンジ圧、2レンジ圧、Lレンジ圧をシフ
ト弁装置94へ出力する。また、電磁開閉弁SV1およ
びSV2は、専らギヤ段を選択するために前記変速用電
子制御装置20によって作動させられることにより、信
号圧をシフト弁装置94へ出力する。
【0020】上記シフト弁装置94は、マニアル弁96
からの走行レンジに対応した油圧と2つの第1電磁開閉
弁SV1および第2電磁開閉弁SV2からの油圧信号と
に基づいて変速時に切換作動させられる1−2シフト
弁、2−3シフト弁、3−4シフト弁などを備えてお
り、図2に示す作動に従って、各油圧式摩擦係合装置C
1、C2、C3、B1、B2、B3へ係合油圧を選択的
に供給する。それら油圧式摩擦係合装置C1、C2、C
3、B1、B2、B3のうち、クラッチC1、C2、C
3およびブレーキB1、B2には、それらの係合油圧す
なわち係合トルクの上昇を緩和するためのC1アキュム
レータAC1、C2アキュムレータAC2、C3アキュムレ
ータAC3、B1アキュムレータAB1、B2アキュムレー
タAB2がそれぞれ接続されている。上記C1アキュムレ
ータAC1およびB1アキュムレータA B1と、上記C2ア
キュムレータAC2、C3アキュムレータAC3、およびB
2アキュムレータAB2とには、変速用電子制御装置20
からの指令によって変化され得るライン油圧PL がその
アキュム背圧としてそれぞれ供給されており、変速過渡
期間内における各油圧式摩擦係合装置の係合油圧を調節
する変速過渡制御が行われるようになっている。
【0021】なお、上記シフト弁装置94とクラッチC
1およびC1アキュムレータAC1との間には、第3電磁
開閉弁SV3からの油圧信号およびブレーキB1の係合
圧P B1に基づいてそれらの間の流通抵抗を切り換えるこ
とにより車両状態に応じてクラッチC1の係合タイミン
グまたは解放タイミングを調節するための、オリフィス
を備えた複数の油路とそれら複数の油路を切り換える油
路切換弁とを備えたオリフィス切換弁装置98が、設け
られている。
【0022】図4は、前記油圧制御回路18のうち、前
記クラッチC1や前記ブレーキB1等に供給される作動
油の元圧であるライン油圧PL を発生させる元圧発生装
置90を詳しく説明する図である。図4において、エン
ジン10によって回転駆動されることにより油圧ポンプ
92は、還流した作動油をストレーナ100を介して吸
引することによりライン圧調圧弁102へ圧送する。
【0023】ライン圧調圧弁102は、プランジャ11
0と、そのプランジャ110に当接した状態で軸方向の
移動可能に設けられて入力ポートbと出力ポートdとの
間を開閉するスプール弁子112と、そのスプール弁子
112をばね受板114を介して閉弁方向に付勢するス
プリング116とを備えており、その入力ポートbに供
給される前記油圧ポンプ92からの作動油の油圧を、リ
ニヤソレノイド弁SLTから上記入力ポートaに供給さ
れる制御油圧PS に基づいて、エンジン10の負荷すな
わち自動変速機14の入力トルクに対応した大きさのラ
イン油圧PL に調圧する。上記ライン圧調圧弁102の
入力ポートcには、上記入力ポートbの油圧がフィード
バック油圧として供給されている。上記スプリング11
6の付勢力をWREG 、上記スプール弁子112のランド
118の環状の受圧面の面積をA REG1、上記スプール弁
子112を出力ポートdの閉弁方向に付勢するプランジ
ャ110の受圧面の面積をAREG2とすれば、上記ライン
油圧PL は次式(1)で表される。ここで、(1)式
は、上記ライン油圧PL が上記制御油圧PS に比例して
発生させられることを示している。制御油圧PS がエン
ジン負荷、或いは自動変速機14の入力トルクTINの大
きさを表す通常の場合には、上記ライン油圧P L は、油
圧式摩擦係合装置のすべりが発生しない範囲で必要且つ
充分な値となるようなエンジン負荷、或いは自動変速機
14の入力トルクTINの大きさに対応した大きさとなる
通常の調圧値に調圧されている。
【0024】
【数1】 PL =(AREG2/AREG1)・PS +WREG /AREG1 ・・・(1)
【0025】上記リニアソレノイド弁SLTは、その入
力ポートaと出力ポートbとの間を開閉するスプール弁
子120と、そのスプール弁子120を開弁方向に付勢
するスプリング122とを備えている。上記入力ポート
aには、一定圧PSOL が供給され、その一定圧PSOL
変速用電子制御装置20からリニアソレノイドSSLT
出力される励磁電流に対応して調圧された油圧として前
記制御油圧PS が出力ポートbにおいて発生させられ
る。上記リニアソレノイドSSLT の励磁電流に応じて上
記スプール弁子120を上記出力ポートbの閉弁方向へ
付勢する付勢力をFI 、上記スプリング122の付勢力
をWSLT 、スプール弁子120のランド124の環状の
受圧面の面積をASLT とすると、上記ランド124とラ
ンド126との間の油室128と上記出力ポートbとは
油路130によって連通させられていて、ランド124
の環状の受圧面に作用する油圧は上記制御油圧PS とな
っているので、上記制御油圧PS は式(2)で表され
る。
【0026】
【数2】 PS =WSLT /ASLT −FI /ASLT ・・・(2)
【0027】図4において、減圧弁132は、入力ポー
トaと出力ポートbとの間を開閉するスプール弁子13
6と、そのスプール弁子136を開弁方向に付勢するス
プリング138とを備え、その入力ポートaに供給され
る上記ライン油圧PL を、上記一定圧PSOL に調圧して
その出力ポートbに発生させ、上記リニヤソレノイド弁
SLT、前記リニヤソレノイド弁SLUなどへ供給す
る。上記減圧弁132の入力ポートcには、上記出力ポ
ートbの油圧がフィードバック油圧として供給されてい
る。上記一定圧PSOL は、上記スプール弁子136の上
記入力ポートcに連通する受圧面積をAMOD 、上記スプ
リング138の付勢力をWMOD とすれば、式(3)で表
される一定圧となる。
【0028】
【数3】PSOL =WMOD /AMOD ・・・(3)
【0029】図5は、前記変速用電子制御装置20の制
御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。図5
において、変速点制御手段142は、シフトレバー84
の走行レンジ選択操作に対応して予め選択された変速線
図から、車速センサ88から得られた車速Vとスロット
ル開度TA、燃料噴射量F、吸入空気量Q、アクセルペ
ダル操作量などのいずれかにより表されるエンジン負荷
とに基づいて自動変速機14の変速判断を行う。たとえ
ば、実際の車速Vを表す車速軸とエンジン負荷を表すエ
ンジン負荷軸とから成る二次元座標において、実際の車
速Vとエンジン負荷とを表す点が変速線を横切ってその
変速線により区分されたいずれのギヤ段領域へ入ったか
に基づいて変速判断を行う。したがって、実際の車速V
とエンジン負荷とを表す点がたとえば3→4アップ変速
線を高車速側へ越えた場合には、3→4アップ変速が判
断される。
【0030】変速過渡制御手段144は、変速フィーリ
ングを高めるために、上記変速点制御手段142からの
変速出力に応答して変速過程の油圧式摩擦係合装置の係
合圧を制御する。すなわち、上記変速過渡制御手段14
4では、たとえば上記変速点制御手段142により3→
4アップ変速が判断された場合には、図6のタイムチャ
ートに示すように、3→4アップ変速に関与するクラッ
チC1の解放とブレーキB1の係合とが適切なタイミン
グで実行されるように、クラッチツウクラッチ変速の進
行度合いに応じてクラッチC1の係合圧PC1とブレーキ
B1の係合圧P B1とを基本的に発生させる。
【0031】オーバシュート判定手段146は、上記3
→4アップ変速期間中におけるエンジンの吹きが発生し
たか否か、すなわち図6の破線に示すようなエンジン回
転速度NE すなわちタービン回転速度NT (=入力軸回
転速度NIN)が変速前の第3速ギヤ段における値(NO
×G3 )を一時的に越える所謂オーバシュートFが発生
したか否かを、そのオーバシュートFの大きさ(すなわ
ち振幅或いは度合い)AO が所定値A1 を越えたか否か
に基づいて判定する。
【0032】解放側油圧学習制御手段148は、上記3
→4アップ変速期間において上記オーバシュート判定手
段146によりオーバシュートFが発生したと判定され
た場合には、次回の3→4アップ変速期間内のオーバシ
ュートFを抑制するために、解放側油圧式摩擦係合装置
であるクラッチC1から作動油が抜けるタイミングが遅
くなるように、次回の3→4アップ変速期間においてオ
リフィス切換弁装置98の駆動タイミングの補正を行
い、変速期間内のクラッチC1の係合圧PC1をそれまで
よりも高くすることにより、クラッチC1の解放を遅ら
せる。
【0033】係合側油圧昇圧制御手段150は、上記3
→4アップ変速期間において上記オーバシュート判定手
段146によりオーバシュートFが発生したと判定され
た場合には、ブレーキB1の係合圧PB1を調節するアキ
ュムレータAB1の背圧(=P L )を制御するリニヤソレ
ノイド弁SLTの駆動電流或いはデューティ比に対応す
る駆動信号DSLT を所定量だけ直ちに低下側へ変化させ
る。これにより係合側油圧式摩擦係合装置であるブレー
キB1の係合圧PB1が直ちに上昇させられてオーバシュ
ートFが応急的に緩和される。なお、リニヤソレノイド
弁SLTは、それに供給される駆動信号DSLT が大きく
なるほどそれから出力される制御圧PSが小さくなる特
性を備えている。
【0034】禁止手段152は、上記3→4アップ変速
期間において上記オーバシュート判定手段146により
オーバシュートFが発生したと判定された場合には、係
合側油圧学習制御手段154の学習制御を禁止する。オ
ーバシュートFの発生時にはそれを直ちに抑制すること
を目的とした上記係合側油圧昇圧制御手段150による
係合圧PB1のリアルタイムの昇圧制御により急変速によ
る変速ショック発生時のような入力軸回転速度NINの急
低下が発生するため、そのような入力軸回転速度NIN
急低下に基づく誤った学習制御を防止するためである。
【0035】係合側油圧学習制御手段154は、上記3
→4アップ変速期間において急変速により変速ショック
が発生したか否かを、たとえば自動変速機14の入力軸
回転速度NINの変化率すなわち一次微分値(絶対値)D
INが所定の変速ショック判定値を越えたか否か、或い
はその一次微分値DNINの積算値DDNINが所定の変速
ショック判定値を越えたか否かに基づいて判定し、急変
速による変速ショックが発生したと判定された場合に
は、その変速ショックを緩和するために、次回の3→4
アップ変速期間のブレーキB1の係合圧PB1を調節する
アキュムレータA B1の背圧(=PL )を制御するリニヤ
ソレノイド弁SLTの駆動電流或いはデューティ比に対
応する駆動信号DSLT を、数式4に従って所定の学習補
正量k(DDNIN−DDNIN1 )だけ増加側に補正す
る。これにより係合側油圧式摩擦係合装置であるブレー
キB1の係合圧PB1が低下させられてその係合が遅らさ
れるので上記の変速ショックが好適に緩和される。図6
の破線Tは、上記変速ショックによる入力軸回転速度N
INの急低下を示している。数式4から明らかなように、
上記係合側油圧学習制御手段154では、変速ショック
が学習制御により速やかに解消されるように、上記補正
量k(DDNIN−DDNIN1 )が、上記変速ショックの
度合いを示す一次微分値の積算値に応じて決定される。
なお、数式4において、kは定数、DDNIN1 は制御目
標値である。
【0036】
【数4】 DSLT =DSLT +k(DDNIN−DDNIN1 ) ・・・(4)
【0037】以下、変速用電子制御装置20の制御作動
の要部を図7を用いて説明する。図7は、クラッチツウ
クラッチ変速時のオーバシュートおよび変速ショックを
抑制するための制御ルーチンを示している。
【0038】図7のSA1では、加速操作中のクラッチ
ツウクラッチアップ変速であるパワーオン3→4アップ
変速期間中であるか否かが、たとえば変速過渡制御手段
144の出力信号に基づいて判断される。このSA1の
判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられる
が、肯定される場合は、前記オーバシュート判定手段1
46に対応するSA2において、上記3→4アップ変速
期間中におけるエンジンの吹きが発生したか否か、すな
わち図6の破線に示すようなオーバシュートFが発生し
たか否かが、そのオーバシュートFの大きさAO が所定
値A1 を越えたか否かに基づいて判定される。
【0039】上記SA2の判断が肯定される場合、すな
わちオーバシュートFが発生したと判定される場合に
は、前記係合側油圧昇圧制御手段150に対応するSA
3、および前記解放側油圧学習制御手段148に対応す
るSA4が実行されるが、前記係合側油圧学習制御手段
154に対応するSA5の実行が禁止される。この点に
おいて、上記SA2は、前記禁止手段152にも対応し
ている。
【0040】上記係合側油圧昇圧制御手段150に対応
するSA3においては、ブレーキB1の係合圧PB1を調
節するアキュムレータAB1の背圧(=PL )を制御する
リニヤソレノイド弁SLTの駆動電流或いはデューティ
比に対応する駆動信号DSLTが所定量だけ直ちに低下側
へ変化させられて、係合側油圧式摩擦係合装置であるブ
レーキB1の係合圧PB1が直ちに上昇させられてオーバ
シュートFが応急的に緩和される。
【0041】次いで、上記解放側油圧学習制御手段14
8に対応するSA4においては、解放側油圧式摩擦係合
装置であるクラッチC1から作動油が抜けるタイミング
が遅くなるように、次回の3→4アップ変速期間におけ
るオリフィス切換弁装置98の駆動タイミングが補正さ
れてクラッチC1の係合圧PC1がそれまでよりも高くさ
れることにより、クラッチC1の解放が遅らされて次回
の3→4アップ変速期間内のオーバシュートFが抑制さ
れる。
【0042】しかし、前記SA2の判断が否定される場
合は、前記係合側油圧学習制御手段154に対応するS
A5において、上記3→4アップ変速期間において変速
ショックが発生したか否かが、自動変速機14の出力軸
トルクTO の急低下の有無に基づいて判断され、変速シ
ョックが発生したと判定された場合には、その変速ショ
ックを緩和するために、次回の3→4アップ変速期間の
ブレーキB1の係合圧PB1を調節するアキュムレータA
B1の背圧(=PL )を制御するリニヤソレノイド弁SL
Tの駆動電流或いはデューティ比に対応する駆動信号D
SLT が、数式4に従って所定の学習補正量k(DDNIN
−DDNIN1 )だけ増加側に補正される。
【0043】上述のように、本実施例によれば、オーバ
シュート判定手段146(SA2)によりオーバシュー
トFが発生したと判定された場合には、係合側油圧昇圧
制御手段150(SA3)によりそのオーバシュートF
を抑制するようにブレーキB1の係合圧PB1が直ちに上
昇させられるが、同時に、上記禁止手段146(SA
2)により、係合側油圧学習制御手段154(SA5)
による学習制御が禁止されるので、係合側油圧昇圧制御
手段150(SA3)を設けたにも拘らず、その係合側
油圧昇圧制御手段150(SA3)による入力軸回転速
度NINの低下に基づいて行われるブレーキB1の係合圧
B1の学習が防止され、上記係合側油圧学習制御手段1
54(SA5)による変速ショックを抑制するための学
習制御が発散することなく安定的に行われる。
【0044】また、本実施例によれば、前記解放側油圧
学習制御手段148(SA4)は、オーバシュートFの
度合いを表す積分値DDNINに基づいてブレーキB1の
係合圧PB1を学習制御するものであることから、単にオ
ーバシュートFの発生だけに基づいて上記係合圧PB1
一定の補正量だけクラッチツウクラッチ変速毎に逐次補
正する場合に比較して、オーバシュートFの度合いに応
じた補正量で学習補正が行われるので、速やかにオーバ
シュートFが抑制される利点がある。
【0045】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
得るものである。
【0046】たとえば、前述の実施例の変速過渡制御で
は、クラッチツウクラッチ変速である3→4アップ変速
について説明されていたが、2→3アップ変速などの他
のクラッチツウクラッチ変速であってもよい。
【0047】また、前述の実施例の解放側油圧学習制御
手段148では、オリフィス切換弁装置98にによりク
ラッチC1内の作動油を解放させるタイミングが制御さ
れていたが、そのクラッチC1に接続されたアキュムレ
ータAC1の背圧が制御されることにより上記解放タイミ
ングが制御されてもよい。
【0048】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置を含む車両用動力
伝達装置の構成を説明する図である。
【図2】図1の自動変速機において、それに備えられた
摩擦係合装置の作動の組み合わせにより達成される変速
段を説明する図である。
【図3】図1の自動変速機を制御する油圧制御装置の要
部構成を概略説明するブロック図である。
【図4】図3の元圧発生装置の油圧回路構成を具体的に
説明する油圧回路図である。
【図5】図1の変速用電子制御装置の制御機能の要部を
説明する機能ブロック線図である。
【図6】図1の変速用電子制御装置の変速過渡制御の作
動を説明するタイムチャートである。
【図7】図1の変速用電子制御装置の制御作動を説明す
るフローチャートであって、変速ショック、オーバシュ
ート抑制ルーチンを示す図である。
【符号の説明】
14:自動変速機 146:オーバシュート判定手段 148:係合側油圧学習制御手段 150:係合側油圧昇圧制御手段 152:禁止手段 154:解放側油圧学習制御手段 C1:クラッチ(解放側油圧式摩擦係合装置) B1:ブレーキ(係合側油圧式摩擦係合装置)
フロントページの続き (72)発明者 羽渕 良司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田中 義和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 俊成 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J052 AA01 CA05 CA07 CA33 FA03 FB34 GC44 GC72 HA02 KA01 LA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の油圧式摩擦係合装置のうちの解放
    側油圧式摩擦係合装置の解放と係合側油圧式摩擦係合装
    置の係合とを重複的に実行させることにより上段側ギヤ
    段へ切り換えるクラッチツウクラッチアップ変速が行わ
    れる車両用自動変速機において、前記クラッチツウクラ
    ッチ変速期間内に前記自動変速機の入力軸回転速度の入
    力軸回転速度の変速前の値を越える一時的な上昇である
    オーバシュートを緩和するために次回のクラッチツウク
    ラッチ変速期間の解放側油圧式摩擦係合装置の係合圧を
    学習により補正する解放側油圧学習制御手段と、前記ク
    ラッチツウクラッチ変速期間内に急変速による変速ショ
    ックを緩和するために次回のクラッチツウクラッチ変速
    期間の係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を学習により
    補正する係合側油圧学習制御手段とを備える形式の車両
    用自動変速機の制御装置であって、 前記オーバシュートが発生したか否かを判定するオーバ
    シュート判定手段と、 該オーバシュート判定手段によりオーバシュートが発生
    したと判定された場合には、そのオーバシュートを抑制
    するように前記係合側油圧式摩擦係合装置の係合圧を直
    ちに上昇させる係合側油圧昇圧制御手段と、 該オーバシュート判定手段によりオーバシュートが発生
    したと判定された場合には、前記係合側油圧学習制御手
    段による制御を禁止する禁止手段とを、含むことを特徴
    とする車両用自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記解放側油圧学習制御手段は、前記オ
    ーバシュートの度合いに基づいて解放側油圧を学習制御
    するものである請求項1の車両用自動変速機の制御装
    置。
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