JP2000204881A - 凍土融解防護方法 - Google Patents

凍土融解防護方法

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JP2000204881A
JP2000204881A JP11008609A JP860999A JP2000204881A JP 2000204881 A JP2000204881 A JP 2000204881A JP 11008609 A JP11008609 A JP 11008609A JP 860999 A JP860999 A JP 860999A JP 2000204881 A JP2000204881 A JP 2000204881A
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JP
Japan
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frozen soil
heat insulating
insulating material
melting
thawing
Prior art date
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Pending
Application number
JP11008609A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Moroishi
毅之 諸石
Junichi Muramatsu
順一 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Hazama Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易であり、無駄な労力や時間を低減させ、断
熱効果の高い凍土融解防護方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】凍結工法を用いたシールド工法において用
いられる、凍土融解を防護するための凍土融解防護方法
であって、シールド掘削機4の進行方向Aにおける露出
した凍土面1aに、断熱材2を吹き付けることにより凍
土の融解を防護することを特徴とする凍土融解防護方
法、または、前記断熱材2を吹き付ける前に断熱板3を
取り付けておき、前記断熱板3上に断熱材2を吹き付け
ることにより凍土の融解を防護することを特徴とする凍
土融解防護方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発進防護工や到
達防護工として凍結工法を用いたシールド工法において
用いられる凍土融解防護方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シールド工法を用いる場合、立抗内にお
ける鏡切り後の地山の崩壊を防止すべく、各種の防護工
が用いられ、その一例として凍結工法がある。かかる凍
結工法を用いたシールド工法は、図1を用いて説明する
と、立抗内において、鏡部の地山5を凍結し、凍土1に
する。そして、山留壁6を鏡切りする。その後、シール
ド掘削機4を発進させる。その際、シールド掘削機の進
行方向(発進口、中間口、到達口を含む)にある露出し
た凍土の融解を防止するために、従来は、露出した凍土
面に直接グラスウール等の断熱材を貼り付けたり、低強
度の充填材で埋め戻しを行う等していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、グラスウール
等の断熱材を貼り付ける方法では、グラスウール等の断
熱材が高価であるという問題があった。また、シールド
発進前にグラスウール等の断熱材を撤去する等の無駄な
作業が生じるという問題があった。また、グラスウール
等の断熱材のみでは、断熱効果が低いため、さらにこの
上に遮断幕等を被せる必要があるという問題があった。
【0004】また、低強度の充填材で埋め戻す方法で
は、型枠を設置しなければならず、さらには、後で型枠
を撤去するという無駄な作業が生じるという問題があっ
た。また、埋め戻した充填材の再掘削の作業が生じるた
め、多くの無駄な労力と時間を必要とするという問題が
あった。
【0005】そこで、前記問題を解決するために、この
発明は、簡易であり、無駄な労力や時間を低減させ、断
熱効果の高い凍土融解防護方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に係る凍土融解防護方法は、凍結工法を用
いたシールド工法において用いられる、凍土融解を防護
するための凍土融解防護方法であって、シールド掘削機
の進行方向における露出した凍土面に、断熱材を吹き付
けることにより凍土の融解を防護することを特徴とす
る。
【0007】すなわち、露出した凍土面に、発泡ウレタ
ン等の断熱材を吹き付けることにより、設置が容易で、
断熱効果が高く、そのまま掘削できるので撤去が必要な
いところに特徴がある。
【0008】また、この発明に係る凍土融解防護方法
は、凍結工法を用いたシールド工法において用いられ
る、凍土融解を防護するための凍土融解防護方法であっ
て、シールド掘削機の進行方向における露出した凍土面
に、断熱板を取り付け、前記断熱板上に断熱材を吹き付
けることにより凍土の融解を防護することを特徴とす
る。
【0009】すなわち、露出した凍土面に、発泡ポリス
チレン板等の断熱板を取り付けておき、その上から発泡
ウレタン等の断熱材を吹き付けることにより、断熱材を
直接吹き付けたときに発生する熱を防止でき、さらに、
設置が容易で、断熱効果が高く、そのまま掘削できるの
で撤去が必要ないところに特徴がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、この発明に
係る凍土融解防護材および凍土融解防護方法の実施の形
態について説明する。図1は、この発明に係る凍土融解
防護方法を使用した側断面図である。なお、以下、発進
口7における凍土融解防護方法に関し、説明するが、中
間口、到達口においても同様に実施が可能である。
【0011】この発明に係る凍土融解防護方法は、凍結
工法を用いたシールド工法において用いられる、凍土融
解を防護するための凍土融解防護方法であって、シール
ド掘削機4の進行方向Aにおける露出した凍土面1a
に、断熱材2を吹き付けることにより凍土の融解を防護
することを特徴とする凍土融解防護方法である。また、
前記断熱材2を吹き付ける前に断熱板3を取り付けてお
き、前記断熱板3上に断熱材2を吹き付けることにより
凍土の融解を防護することを特徴とする凍土融解防護方
法である。
【0012】ここで、シールド掘削機4の進行方向Aと
は、シールド掘削機4の組み立て、覆口、足場等の材料
や機械器具の搬入、ずりの搬出、作業員の入出抗等に使
用される発進口、トンネルの延長が長く、ずりの搬出や
セグメントの搬入距離が長くなる場合に、トンネルの中
間に設けられる中間口、急曲線施工でシールドの掘削が
不可能な場合、立抗内でシールド掘削機4を所定の方向
に変換するために設けられる方向変換口、トンネルの終
点に設けられ、シールド掘削機4の解体、搬出に利用さ
れる到達口、その他トンネル内においてシールド掘削機
4が進行する途中をも含むシールド掘削機4が進行する
トンネル内の全てを含む概念である。
【0013】また、凍土面1aとは、凍結工法を用いて
シールド工法を行う場合、シールド掘削機4が進行する
面の地盤を、凍結するが、その凍結した地盤である凍土
1において、そのシールド掘削機4が進行する方向にあ
る露出した面をいう。
【0014】また、断熱材2は、発泡ウレタン等吹き付
け施工が可能な断熱材である。吹き付け施工ができ、シ
ールド掘削機4により掘削可能である断熱材であれば、
発泡ウレタンに限られる物ではない。これは、図では、
後述する断熱板3を介して吹き付けているが、凍土面1
aに直接吹き付けても良い。
【0015】また、断熱板3とは、発泡ポリスチレン板
等断熱効果があり、シールド掘削機4により簡単に掘削
できる材質の板である。これは、断熱材2を吹き付けた
時の断熱材2の発泡熱により凍土1の融解を防止するた
めのものである。また、断熱材2の吹き付け後において
も凍土1の温度上昇を防ぐことができる。この断熱板3
は目串にて取り付けるのがよい。接着剤等を用いて貼り
付けると、その接着剤により接着するときの熱により凍
土が融解してしまうからである。
【0016】このように、シールド掘削機4の進行方向
Aにある露出した凍土面1aに発泡ウレタン等の断熱材
2を吹き付けることにより、凍土の融解を防護でき、そ
のままシールド掘削機4により掘削が可能となる。ま
た、断熱材2を凍土面1aに吹き付ける前に、目串にて
発泡ポリスチレン板等の断熱板3を凍土面1aに取り付
けておき、その上から断熱材2を吹き付けることによ
り、断熱材2の発泡熱による凍土1の融解をも防止する
ことができる上、そのままシールド掘削機4により掘削
が可能となる。
【0017】
【発明の効果】前記のように、この発明に係る凍土融解
防護方法は、簡易に実施することができるので、労力と
時間をかけずに実施する事が可能となる。
【0018】また、発泡ウレタン等の断熱材を直接吹き
付けてあるので、断熱効果が高い。
【0019】また、その断熱材の材質により、そのまま
掘削できるので、断熱材の撤去が必要ないため、無駄な
労力や時間がかからない。
【0020】さらに、発泡ポリスチレン板等の断熱板を
取り付けておき、その上から発泡ウレタン等の断熱材を
吹き付けることにより、断熱材を直接吹き付けたときに
発生する発泡熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る凍土融解防護方法を使用した側
断面図である。
【符号の説明】
A 進行方向 1 凍土 1a 凍土面 2 断熱材 3 断熱板 4 シールド掘削機 5 地山 6 山留壁 7 発進口
フロントページの続き (72)発明者 村松 順一 東京都港区北青山二丁目5番8号 株式会 社間組内 Fターム(参考) 2D043 CA14 2D054 AC01 EA07 FA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凍結工法を用いたシールド工法において用
    いられる、凍土融解を防護するための凍土融解防護方法
    であって、 シールド掘削機の進行方向における露出した凍土面に、
    断熱材を吹き付けることにより凍土の融解を防護するこ
    とを特徴とする凍土融解防護方法。
  2. 【請求項2】凍結工法を用いたシールド工法において用
    いられる、凍土融解を防護するための凍土融解防護方法
    であって、 シールド掘削機の進行方向における露出した凍土面に、
    断熱板を取り付け、 前記断熱板上に断熱材を吹き付けることにより凍土の融
    解を防護することを特徴とする凍土融解防護方法。
JP11008609A 1999-01-18 1999-01-18 凍土融解防護方法 Pending JP2000204881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102138467A (zh) * 2011-03-21 2011-08-03 中国科学院寒区旱区环境与工程研究所 一种促进寒区植被快速恢复的措施
CN110821504A (zh) * 2019-12-04 2020-02-21 中铁十二局集团有限公司 富水地层盾构始发端头旋喷加冷冻组合加固结构及施工方法

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