JP2001207800A - トンネル構造物のセグメント目地材 - Google Patents

トンネル構造物のセグメント目地材

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JP2001207800A
JP2001207800A JP2000019967A JP2000019967A JP2001207800A JP 2001207800 A JP2001207800 A JP 2001207800A JP 2000019967 A JP2000019967 A JP 2000019967A JP 2000019967 A JP2000019967 A JP 2000019967A JP 2001207800 A JP2001207800 A JP 2001207800A
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joint
tunnel structure
paste
ceramic
tunnel
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JP2000019967A
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English (en)
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Mitsuhiko Ishii
光彦 石井
Koki Nara
光喜 奈良
Kenichi Shibata
研一 柴田
Shiyousaeimon Doi
小左衛門 土居
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Nichias Corp
Kyoritsu Chemical and Co Ltd
Original Assignee
Nichias Corp
Kyoritsu Chemical and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トンネル構造物の構築の際に用いられるセグ
メント目地材であって、詳細には、複数のセグメントの
それぞれの端面を互いに接合してトンネル構造物を構築
する際に、該接合端部の目地開口部に填充される目地材
であって、特に、止水が完全であるのみならず、断熱効
果も充分に達成し得、このため、トンネル構造物内で火
災が発生しても、接合端面間に存在する防水材を断熱保
護し得る。 【構成】 複数のセグメント2、2のそれぞれの端面
3、3を互いに接合して構築されるトンネル構造物1の
セグメント目地材材Aであって、該接合端部の目地開口
部6に填充され、液状ないしはペースト状シリコンシー
ラー、セラミックフアイバーに無機バインダーの混入さ
れたペースト状セラミックフアイバーおよび耐火モルタ
ルの群から選択されたものから構成され、あるいは断熱
性バックアップ材と、このバックアップ材上に重ねて填
充される止水材との複合体から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は海底の沈埋トン
ネル、鉄道用トンネル、自動車用トンネル、通信や電線
等のケーブル管路、地下商店街、地下駐車場通路等、各
種トンネル構造物の構築の際に用いられるセグメント目
地材に係り、詳細には、複数のセグメントのそれぞれの
端面を互いに接合してトンネル構造物を構築する際に、
該接合端部の目地開口部に填充される目地材に係り、特
に、止水が完全であるのみならず、断熱効果も充分に達
成し得、このため、トンネル構造物内で火災が発生して
も、接合端面間に存在する防水材を断熱保護し得るトン
ネル構造物のセグメント目地材に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のセグメントのそれぞれの端面を互
いに接合してトンネル構造物を構築する際に、該接合端
部の目地開口部には目地材が填充される。この種の目地
材として従来、ウレタン、エポキシ、変性シリコン等の
コーキング材が使用されている。
【0003】これらコーキング材は接合端部間に存在す
る水膨潤ゴム等の防水シール材をバックアップして止水
効果を向上せしめるものであり、コンクリート構造物の
目違い、目開きに良好に追従して漏水を充分に防止す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のコーキ
ング材は止水は良好に達成するものの、トンネル構造物
内で火災が発生した際に、仮にトンネル構造物の内壁面
に断熱性を有する内装材が張りつけられていたとして
も、内壁面の温度が400℃付近に達し、このため前記
コーキング材は溶けてしまい、止水の目的を達し得なく
なる。
【0005】そこで、本発明の目的は止水が完全である
のみならず、断熱効果も充分に達成し得、このためトン
ネル構造物内で火災が発生しても、セグメントの接合端
面間に存在する防止材を充分に断熱保護し得、上述の公
知技術に存する欠点を改良したトンネル構造物のセグメ
ント目地材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によれば、複数のセグメントのそれぞれの端
面を互いに接合して構築されるトンネル構造物のセグメ
ント目地材であって、該接合端部の目地開口部に填充さ
れ、液状ないしはペースト状シリコンシーラー、セラミ
ックファイバーに無機バインダーの混入されたペースト
状セラミックファイバーおよび耐火モルタルの群から選
択されることを特徴とし、あるいはさらに、断熱性バッ
クアップ材と、このバックアップ材上に重ねて填充され
る止水材との複合体からなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の態様】以下、本発明を添付図面を用いて
詳述する。
【0008】図1は本発明にかかるトンネル構造物のセ
グメント目地材の使用状態を表した部分断面図であり、
図2は図1の目地開口部付近の一具体例の部分拡大断面
図であり、図3は図1の目地開口部付近の他の一具体例
の部分断面図である。
【0009】図1において、1はトンネル構造物であっ
て、複数のセグメント2、2のそれぞれの端面3、3を
縦横両方向に互いに接合して構築される。この種のトン
ネル構造物1として、海底の沈埋トンネル、鉄道用トン
ネル、自動車用トンネル、通信や電線等のケーブル管
路、地下商店街、地下駐車場通路等が挙げられる。
【0010】セグメント2、2のそれぞれの端面3、3
間には、外壁面10の側から端面3、3間の継ぎ目(目
地)を通して内壁面9の側に水分の侵入を防止する目的
で、水膨潤性のゴム材4が任意の複数個、例えば、2個
挟着される。
【0011】また、セグメント2、2の角11は通常、削
り落とされており、このためセグメント2、2の端面
3、3を接合すると、接合端部には目地開口部6が形成
される。この目地開口部6には通常、目地材が填充され
る。5は断熱性の内装材である。
【0012】本発明はこの目地材にかかるものであっ
て、図2に示されるように、断熱性バックアップ材7
と、不燃性止水材8との複合体によって構成される。
【0013】断熱性バックアップ材7は内壁面9におけ
る接合端部の目地開口部6に、後述の止水材8に先が
け、排水用空間12をあけて約半分量以上填充される。こ
の断熱性バックアップ材7は高断熱性を呈するものであ
って、定形材や不定形材が用いられる。定形材として
は、ひも状タイプ、織布タイプ等のセラミックブランケ
ット、ひも状タイプ、織布タイプ等のセラミックファイ
バーとガラスファカイバーとからなるセラミックフエル
ト、ひも状タイプのカーボンファイバー、ガラスファイ
バー等が用いられる。また、不定形材としては、セラミ
ックファイバーに無機バインダーが混入されたペースト
状セラミックファイバー等が用いられる。この無機バイ
ンダーとしては、ケイ酸ナトリウム、アルミナゾル、コ
ロイダルシリカ、リン酸アルミニウム等の一種または複
数種が挙げられる。
【0014】止水材8は上述断熱性バックアップ材7上
に、目地開口部6を充満するように重ねて填充され、断
熱性バックアップ材7との複合体からなる目地材Aを得
る。この止水材8は不燃性を呈するとともに、止水性を
呈するものであって、例えば、一液オキシムタイプ、二
液アミノキシタイプ、一液アルコールタイプ等の液状な
いしはペースト状シリコンシーラー、セラミックファイ
バーに上述と同様の無機バインダーの混入されたペース
ト状セラミックファイバー、耐火モルタル等が用いられ
る。
【0015】さらに、本発明目地材は図3に示されるよ
うに、止水材8のみによって構成されてもよい。この場
合も、止水材8は図2と同様、排水用空間12を開けて内
壁面9と面一になるまで填充される。この止水材8は図
2の止水材8と同様であり、具体的には上述に列挙され
るとおりである。
【0016】上述の構成からなる本発明にかかるトンネ
ル構造物のセグメント目地材はセグメント同志の接合端
部の目地開口部に填充され、断熱性バックアップ材と、
この上に重ねて填充される止水材との複合体からなるか
ら、あるいは止水材として特定のものを選定したから、
止水が完全であることはもちろん、断熱効果も充分に達
成される。
【0017】例えば、図1に示されるように、トンネル
構造物1内で火災が発生して内装材5の表面5Aが12
00℃以上の高温に達し、トンネル構造物1の内壁面9
が400℃の温度に1時間以上さらされても、目地材A
は従来のように溶解するようなことはなく、不燃性、断
熱性、止水性を充分に発揮し、端面3、3間のゴム材4
は70℃以下の温度に保持され、これが熱によって侵さ
れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトンネル構造物のセグメント目
地材の使用状態を表した部分断面図である。
【図2】図1の目地開口部付近の部分拡大断面図であ
る。
【図3】図1の目地開口部付近の他の一具体例の部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
A 目地材 1 トンネル構造物 2 セグメント 3 端面 4 ゴム状 5 内装材 5A 表面 6 目地開口部 7 断熱性バックアップ材 8 止水材 9 内壁面 10 外壁面 11 角 12 排水用空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 光喜 東京都千代田区内神田1−16−15 協立化 学産業株式会社内 (72)発明者 柴田 研一 神奈川県横浜市泉区中田南5−28−38 (72)発明者 土居 小左衛門 神奈川県横浜市港南区日野南5−54−6 Fターム(参考) 2D055 AA01 AA02 AA06 EB00 GC08 GC09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセグメントのそれぞれの端面を互
    いに接合して構築されるトンネル構造物のセグメント目
    地材であって、該接合端部の目地開口部に填充され、液
    状ないしはペースト状シリコンシーラー、セラミックフ
    ァイバーに無機バインダーの混入されたペースト状セラ
    ミックファイバー、および耐火モルタルの群から選択さ
    れるトンネル構造物のセグメント目地材。
  2. 【請求項2】 複数のセグメントのそれぞれの端面を互
    いに接合して構築されるトンネル構造物のセグメント目
    地材であって、該接合端部の目地開口部に填充され、断
    熱性バックアップ材と、このバックアップ材上に重ねて
    填充される止水材との複合体からなるトンネル構造物の
    セグメント目地材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記断熱性バックア
    ップ材がセラミックブランケット、セラミックフエル
    ト、ガラスファイバー、またはカーボンファイバーから
    なる定形材、およびセラミックファイバーに無機バイン
    ダーの混入されたペースト状セラミックファイバー不定
    形材の群から選択される請求項2に記載のトンネル構造
    物のセグメント目地材。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記止水材が液状な
    いしはペースト状シリコンシーラー、セラミックファイ
    バーに無機バインダーの混入されたペースト状セラミッ
    クファイバー、および耐火モルタルの群から選択される
    請求項2に記載のトンネル構造物のセグメント目地材。
  5. 【請求項5】 請求項1、3または4において、無機バ
    インダーがケイ酸ナトリウム、アルミナゾル、コロイダ
    ルシリカ、およびリン酸アルミニウムの群から選択され
    る請求項1、3または4のいずれかに記載のトンネル構
    造物のセグメント目地材。
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