JP2000204602A - 建設機械の操作制御装置 - Google Patents

建設機械の操作制御装置

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JP2000204602A
JP2000204602A JP11006469A JP646999A JP2000204602A JP 2000204602 A JP2000204602 A JP 2000204602A JP 11006469 A JP11006469 A JP 11006469A JP 646999 A JP646999 A JP 646999A JP 2000204602 A JP2000204602 A JP 2000204602A
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control
coordinate system
axis
operation lever
operating
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JP11006469A
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English (en)
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Eiji Egawa
栄治 江川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多自由度の建設機械の操作制御装置において、
6自由度以上のフロント装置を位置・姿勢制御により操
作するときの操作性を改善し、かつ従来と同様の操作で
もフロント装置を動かせるようにする。 【解決手段】指操作スイッチ62cの制御オフ時には、
操作レバー51b,52bは従来と同様にアーム、旋
回、ブーム、作業装置の動作を指示し、かつ指操作スイ
ッチ61a,61b;62a,62bの操作が作業装置
111cの揺動部2の左右の揺動、リスト回転部3の回
転を指示し、制御オン時には、操作レバー51bの前後
方向、左右方向の操作が把持部4の基準座標系BCのX
0軸、Y0軸方向の速度を指示し、操作レバー52bの前
後方向、左右方向の操作が把持部の基準座標系のZ0軸
方向の速度、作業座標系WCのY0軸回りの角速度を指
示し、指操作スイッチ61a,61b;62a,62b
の操作が把持部の作業座標系のZ0軸、X0軸回りの角速
度を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多関節型のフロント
装置を備えた建設機械の操作制御装置に係わり、特に6
自由度以上のフロント装置を備えた多自由度の油圧ショ
ベルにおいて、フロント装置先端の位置・姿勢制御を行
い、操作性を向上した建設機械の操作制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧ショベルでは、旋回や、フロ
ント装置のブーム、アーム、バケットなどの被駆動部材
を、運転席の前部左右に設けられた2つの操作レバー装
置の対応する操作レバーを用いて直接操作している。
【0003】一方、フロント装置にバケットに代え把持
具などの作業具を取り付け、油圧ショベルをハンドリン
グ機として使用するものがある。このようなハンドリン
グ機においては、フロント装置の自由度は車体の旋回を
含めると、旋回、ブーム上下、アーム上下、把持装置上
下、把持装置360゜回転、把持装置左右揺動を含む6
自由度以上となり、この場合、各関節の動きが複雑なた
め、操作レバーを操作して作業具を要求される位置・姿
勢にすることは非常に困難である。
【0004】そこで、このような多自由度の油圧ショベ
ルの操作を容易にするための操作制御装置として、例え
ば特開昭60−168829号公報に提案されているも
のがある。この提案では、1本の操作レバーに力センサ
を取り付け、この力センサで操作レバーに加わる前後、
左右、上下、回転(ねじり)の各力を検出し、この検出
した力に応じた速度及び角速度で作業具を動作させ、こ
れにより最大6自由度の位置及び姿勢の制御を1本のレ
バー操作で可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。
【0006】特開昭60−168829号公報に記載さ
れている提案では、操作手段として力センサを備えた1
本の操作レバーを用い、操作レバーに加わる前後、左
右、上下、回転(ねじり)の各力を検出する構成であ
り、操作レバー自体は力及び回転力が加えられても全く
変位しないか又は極微小の変位しかしない。このため、
オペレータは、操作レバーを操作したとき操作レバーを
どの方向にどの程度操作しようとしたのかが視覚的に認
識できず、操作性に問題があった。また、力センサを用
いるため、温度変化やノイズなどに対する信頼性が低
く、更に多自由度を1つのレバーで操作することは、そ
れだけ1つの操作が多自由度に影響を与えてしまうた
め、逆に神経を使い、操作しづらい場合がある。
【0007】また、一般的な油圧ショベルは、運転席の
前部左右に2つの操作レバー装置を備え、これら2つの
操作レバー装置の操作で旋回、ブーム、アーム、バケッ
トを直接駆動している。このような操作手段に慣れたオ
ペレータにとって、特開昭60−168829号公報に
記載のような、1本の操作レバーを用いて作業具の位置
・姿勢制御を行う操作方法は違和感があり、従来通りの
2本の操作レバーを操作してフロント装置を動かしたい
という要望がある。また、2本の操作レバーを用いる場
合でも、位置・姿勢の制御でフロント装置を動かすので
はなく、一般的な油圧ショベルと同様に2本の操作レバ
ーを操作し、各被駆動部材を直接駆動したい場合もあ
る。上記従来技術はこの点でも操作性に問題があった。
【0008】本発明の目的は、6自由度以上のフロント
装置を位置・姿勢制御により操作するときの操作性を改
善し、かつ従来と同様の操作でフロント装置を動作させ
ることができる多自由度の建設機械の操作制御装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、旋回体に設けられ、上下方向に回
動する複数のフロント部材により構成された6自由度以
上の多関節型のフロント装置と、前記旋回体及びフロン
ト装置を駆動する複数の油圧アクチュエータと、これら
の複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を
制御する複数の流量制御弁とを備えた建設機械の操作制
御装置において、(a)前記フロント装置の姿勢を検出
する姿勢検出手段と、(b)制御のオン/オフを切り換
える制御入切手段と、(c)運転席の前部左右に配置さ
れた2つの操作レバー装置を含む操作手段であって、前
記制御入切手段の制御オフ時には、前記2つの操作レバ
ー装置が前記旋回体及びフロント部材の対応するものを
直接駆動するよう指示し、前記制御入切手段の制御オン
時には、前記2つの操作レバー装置がこれらの操作方向
と同様な方向への前記フロント装置の先端部分の速度及
び角速度を指示する操作手段と、(d)前記制御入切手
段の制御オン時に、前記姿勢検出手段で検出されたフロ
ント装置の姿勢に基づき、前記2つの操作レバー装置が
指示する方向と速度及び角速度に応じて前記フロント装
置の先端部分を動作させるよう位置・姿勢制御のための
指令信号を生成し出力する制御演算手段とを備えるもの
とする。
【0010】このように姿勢検出手段と、制御入切手段
と、操作手段と、制御演算手段とを設け、制御入切手段
の制御オン時には、2つの操作レバー装置で、その操作
方向と同様な方向へのフロント装置の先端部分の速度及
び角速度を指示し、制御演算手段で、その操作レバー装
置の指示に応じた位置・姿勢制御のための指令信号を生
成し出力することにより、オペレータは、運転席の前部
左右に配置された一般的な2つの操作レバー装置を用い
て、位置・姿勢制御により容易に6自由度以上のフロン
ト装置を操作可能となる。また、制御入切手段を制御オ
フに切り換えることにより、2つの操作レバー装置が前
記旋回体及びフロント部材の対応するものを直接駆動す
るよう指示するようになり、従来と同様の操作でフロン
ト装置を動作させることができる。
【0011】また、フロント装置の自由度を6自由度以
上とすることにより、フロント装置先端部分を任意の位
置と姿勢にすることができる。
【0012】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記フロント装置は、上下方向に回動するブーム、アー
ムと、アームの先端に設けられた作業装置とを含み、前
記作業装置は作業具を有し、前記2つの操作レバー装置
は、それぞれ、左右前後方向に傾転可能な操作レバーを
有し、前記制御入切手段の制御オフ時には、一方の操作
レバー装置の操作レバーの前後方向の操作が前記アーム
の前後方向の動作を指示し、左右方向の操作が前記旋回
体の左右方向の旋回を指示し、他方の操作レバー装置の
操作レバーの前後方向の操作が前記ブームの上下方向の
動作を指示し、左右方向の操作が前記作業装置の上下方
向の揺動を指示し、前記制御入切手段の制御オン時に
は、前記フロント装置の基端を原点とし、前記フロント
装置の前後方向をX0軸、左右方向をY0軸、上下方向を
Z0軸とするフロント座標系に基づく座標系を基準座標
系とし、この基準座標系と直交3軸の方向が同じで作業
具の中心に原点を持つ座標系を作業座標系としたとき、
一方の操作レバー装置の操作レバーの前後方向の操作が
前記作業具に対する前記基準座標系のX0軸方向の速度
を指示し、左右方向の操作が前記作業具に対する前記基
準座標系のY0軸方向の速度を指示し、他方の操作レバ
ー装置の操作レバーの前後方向の操作が前記作業具に対
する前記基準座標系のZ0軸方向の速度を指示し、左右
方向の操作が前記作業具に対する前記作業座標系のY0
軸回りの角速度を指示する。
【0013】これにより制御オフ時には、旋回体、ブー
ム、アーム、作業装置を直接駆動するよう指示し、制御
オン時には、制御オフ時と同様な方向へフロント装置の
作業具の速度及び角速度を指示することとなり、制御切
換による操作方向の変化の違和感が少なくて済む。
【0014】(3)また、上記(2)において、好まし
くは、前記フロント装置は、前記アームと作業具間に設
けられたリスト回転部及び左右揺動部を更に備え、前記
2つの操作レバー装置は、それぞれ、前記操作レバーの
グリップに設けられた指操作具を更に有し、前記制御入
切手段の制御オフ時には、一方の操作レバー装置の指操
作具の操作が前記左右揺動部の揺動を指示し、他方の操
作レバー装置の指操作具の操作が前記リスト回転部の回
転を指示し、前記制御入切手段の制御オン時には、一方
の操作レバー装置の指操作具の操作が前記作業具に対す
る前記作業座標系のZ0軸回りの角速度を指示し、他方
の操作レバー装置の指操作具の操作が前記作業具に対す
る前記作業座標系のX0軸回りの角速度を指示する。
【0015】これにより6自由度の場合の残りの2自由
度分についても、操作レバーを把持しながら容易に操作
可能となる。
【0016】(4)更に、上記(2)又は(3)におい
て、好ましくは、前記制御手段は、前記制御入切手段の
制御オン時のフロント座標系を前記基準座標系として設
定する。
【0017】これによりオペレータは制御オン時に基準
座標系を正しく認識でき、操作がし易くなる。また、作
業具を左右方向(Y0軸方向)に動作させるよう指示し
たとき、旋回体が旋回しても作業具を直線的に動かすこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を多自由度の油圧シ
ョベルに適用した場合の実施形態を図1〜図7により説
明する。
【0019】図1において、本発明が適用される油圧シ
ョベルは、油圧ポンプ102と、この油圧ポンプ102
からの圧油により駆動される旋回モータ103a、ブー
ムシリンダ103b、アームシリンダ103c、バケッ
トシリンダ103d、揺動モータ103e、リスト回転
モータ103fを含む複数の油圧アクチュエータと、油
圧アクチュエータ103a〜103fに供給される圧油
の流量を制御する複数の流量制御弁105a〜105f
とを有する油圧駆動装置を備えている。
【0020】油圧ショベルは、図2及び図3に示すよう
に、垂直方向にそれぞれ回動するブーム111a、アー
ム111b及び作業装置111cからなる多関節型のフ
ロント装置111と、上部旋回体112a及び下部走行
体112bからなる車体112とで構成され、上部旋回
体112aには運転室113が設けられ、かつフロント
装置111のブーム111aの基端は上部旋回体112
aの前部に支持されている。上部旋回体112a、ブー
ム111a、アーム111b、作業装置111cはそれ
ぞれ旋回モータ103a、ブームシリンダ103b、ア
ームシリンダ103c、バケットシリンダ103dによ
り駆動される。
【0021】作業装置111cは、アーム111bの先
端に取り付けられるベース部1と、このベース部1に対
して左右方向に揺動可能に取り付けられた揺動部2と、
この揺動部2に対して360゜回転可能に取り付けられ
たリスト回転部3と、このリスト回転部3に取り付けら
れた作業具としての把持部4とを備え、揺動部2は揺動
モータ103eにより駆動され、リスト回転部3はリス
ト回転モータ103fにより駆動される。
【0022】作業装置111cの詳細を図4〜図6に示
す。ベース部1は、支持プレート10a及びこの支持プ
レート10aの上下端部に立設された上上下1対のブラ
ケットプレート10b,10cからなる断面コ字状のベ
ースブラケット10と、このベースブラケット部材10
の支持プレート10cの両側部にブラケットプレート1
0b,10cとは反対方向に突設された左右1対のアー
ム連結プレート11a,11bとを有し、アーム連結プ
レート11a,11bには2つのピン穴13a,13b
が設けられ、上側のピン穴13aでバケットシリンダ1
03d(図2参照)のロッドに連結されたリンク116
(図2参照)とピン結合され、下側のピン穴13bでア
ーム111b(図2参照)の先端にピン結合され、バケ
ットシリンダ103dを伸縮することによりベースブラ
ケット10をピン穴13bの軸心Aを中心にしてアーム
111bに対して上下方向に回動する構成となってい
る。また、上ブラケットプレート10bの外側には、揺
動部2を揺動する駆動源として揺動モータ14が装着さ
れ、揺動モータ14の出力軸14aが上ブラケットプレ
ート10bを貫通して下方に伸びている。
【0023】揺動部2は、支持プレート15a及びこの
支持プレート15aの上下端部に立設された上下1対の
ブラケットプレート15b,15cからなる断面コ字状
の揺動ブラケット15を有し、この揺動ブラケット15
はベース部1のベースブラケット10に対面位置し、上
下1対のブラケットプレート15b,15cはベース部
1の上下のブラケットプレート10b,10cの内側に
重ね配置されている。上ブラケットプレート15bは揺
動モータ103eの出力軸14aに結合され、下ブラケ
ットプレート15cはベース部1の下ブラケットプレー
ト10cとスイベルジョイント17により相互に回転可
能に連結され、揺動モータ103eを回転することによ
り揺動部2は回転軸14a及びスイベルジョイント17
の軸心Bを中心にしてベース部1に対して左右に揺動す
る構成となっている。
【0024】支持プレート15aの内側上部にはリスト
回転部3を360゜回転させる駆動源としてリスト回転
モータ103fが取り付けられ、支持プレート15aの
中央部にはスイベルジョイント19が取り付けられてい
る。
【0025】また、支持プレート15a及び上下ブラケ
ットプレート15b,15cは保護カバー20で覆わ
れ、この保護カバー20で揺動ブラケット15の内側に
配備されるリスト回転モータ103f、スイベルジョイ
ント17,19等の部品や油圧配管を保護している。保
護カバー20は例えばエッジ部分を支持プレート15a
及び上下ブラケットプレート15b,15cのエッジ部
分にボルト止めすることにより固定される。なお、図4
では図示の便宜上、保護カバーを取り除いて示してい
る。
【0026】リスト回転部3は、揺動部2の支持プレー
ト15aの外側に取り付けられ、上記リスト回転モータ
103fにより回転駆動される減速装置21と、この減
速装置21に取り付けられた断面コ字状のリストブラケ
ット22を有し、減速装置21は、リスト回転モータ1
03fの出力軸に結合されたピニオンとかみ合う内歯ギ
ヤリングを有し、この内歯ギヤリングにリストブラケッ
ト22が取り付けられる。
【0027】リストブラケット22は、支持プレート2
2a及びこの支持プレート22aの両側部に立設された
左右1対のブラケットプレート22b,22cからな
り、支持プレート22aが減速装置21の内歯ギヤリン
グに結合され、リスト回転モータ103fを回転するこ
とによりリスト回転部3はスイベルジョイント19の軸
心Cを中心にして揺動部2に対して360゜回転する構
成となっている。
【0028】作業具である把持部4は、上下1対の把持
爪23a,23bと、この把持爪23a,23bを開閉
する油圧シリンダ24をとを有し、把持爪23a,23
bは、その基端部付近で、リスト回転部3のリストブラ
ケット22の左右1対のブラケットプレート22b,2
2cにピン24a,24bによりピン結合され、かつロ
ッド25により相互にリンク結合されている。また、油
圧シリンダ24のシリンダ基端はブラケットプレート2
2b,22cの下部にピン26aによりピン結合され、
油圧シリンダ24のロッド先端は把持爪23a,23b
の基端にピン26bによりピン結合され、油圧シリンダ
24を伸縮することにより把持爪23a,23bが開閉
する構成となっている。
【0029】以上のような多自由度の油圧ショベルに本
実施形態の操作制御装置が設けられている。この操作制
御装置は、図1に示すように、2つの操作レバー装置5
1,52と、フロント装置111の姿勢を検出するため
の角度検出器53〜58と、操作レバー装置51,52
と角度検出器53〜58の信号を入力し、所定の演算処
理を行い流量制御弁105a〜105fに指令信号を出
力する制御ユニット59とを備えている。2つの操作レ
バー装置51,52は、それぞれ、グリップ51a,5
2aを備えた操作レバー51b,52bと、制御ユニッ
ト59に電気的な操作信号を出力するセンサ部51c,
52cとを有している。
【0030】図7(a)及び(b)に操作レバー装置5
1,52を含む操作手段の詳細を示す。図7(a)は制
御オフ時のもの、図7(b)は制御オン時のものであ
る。
【0031】図7(a)及び(b)において、60は運
転室113(図2参照)内に配置された運転席であり、
運転席60の前部左右に上記の操作レバー装置51,5
2が設けられている。操作レバー装置51,52の操作
レバー51b,52bは、それぞれ、左右前後方向に傾
転可能であり、上記センサ部51c,52cはそれぞれ
操作方向の操作量を電気的に検出し、センサ部51c,
52cはその操作量に応じた操作信号を制御ユニット5
9に出力する。
【0032】また、操作レバー装置51,52のグリッ
プの頂部には、それぞれ、3つの指操作スイッチ61
a,62b,61c及び62a,62b,62cが設け
られている。指操作スイッチ61a,61b及び62
a,62bは、操作レバー装置51,52に設けられた
操作レバー52b,52b以外のフロント・旋回の操作
用、指操作スイッチ61cはホーン用、指操作スイッチ
62cは制御のオン/オフの切り換え用である。指操作
スイッチ61a,61b,61cと指操作スイッチ62
a,62bは、それぞれ、指で押されている間のみON
し、操作信号又はホーン信号を出力するスイッチであ
り、指操作スイッチ62cは、指を離してもその前の状
態を保持し、制御ON信号又はOFF信号を出力するす
るスイッチである。
【0033】運転室113内には、上記操作レバー装置
51,52以外の操作手段として、3つの操作ペダル6
3a,63b,64が設けられている。操作ペダル63
a,63bは左右走行用であり、操作ペダル64は把持
武の把持爪23a,23bの開閉用である。なお、図1
のシステム図には、簡略化のため、ホーン用の指操作ス
イッチ61c、操作ペダル63a,63b,64に関す
る部分は省略してある。
【0034】フロント装置111の姿勢を検出するため
の角度検出器53〜58の設置位置は図2〜図4に示す
ようである。角度検出器53は下部走行体112bに対
する上部旋回体112aの旋回角の検出用、角度検出器
54は上部旋回体112aに対するブーム111aの回
動角の検出用、角度検出器55はブーム111aに対す
るアーム111bの回動角の検出用、角度検出器56は
アーム111bに対する作業装置111cの回動角の検
出用、角度検出器57は作業装置111cのベース部1
に対する揺動部2の揺動角の検出用、角度検出器58は
揺動部2に対するリスト回転部3の回転角の検出用であ
る。
【0035】操作レバー装置51,52の操作レバー5
1b,52b及び指操作スイッチ61a,61b及び6
2a,62bは、指操作スイッチ62cの制御オフ時
(通常操作モード時)には図7(a)のような操作を行
い、制御オン時(制御操作モード時)には図7(b)の
ような操作を行う。
【0036】即ち、指操作スイッチ62cの制御オフ時
には、操作レバー装置51の操作レバー51bの前後方
向の操作がアーム111bの前後方向の動作を指示し、
左右方向の操作が上部旋回体112aの左右方向の旋回
を指示し、操作レバー装置52の操作レバー52bの前
後方向の操作がブーム111aの上下方向の動作を指示
し、左右方向の操作が作業装置111cの上下方向の揺
動を指示する。指操作スイッチ62cの制御オン時に
は、操作レバー装置51の操作レバー51bの前後方向
の操作が作業具である把持部4に対する基準座標系BC
(後述)のX0軸方向(把持部4の前後方向)の速度を
指示し、左右方向の操作が把持部4に対する基準座標系
のY0軸方向(把持部4の左右方向)の速度を指示し、
操作レバー装置52の操作レバー52bの前後方向の操
作が把持部4に対する基準座標系のZ0軸方向(把持部
4の上下方向)の速度を指示し、左右方向の操作が、把
持部4に対する作業座標系WC(後述)のY0軸回り
(把持部4の左右方向軸回り)の角速度を指示する。
【0037】即ち、後述する基準座標系BC及び作業座
標系WCの説明から分かるように、制御オン時には、制
御オフ時と同様な方向へフロント装置の把持部4の速度
及び角速度を指示する。
【0038】また、指操作スイッチ62cの制御オフ時
には、操作レバー装置51の指操作スイッチ61a,6
1bの操作が作業装置111cの揺動部2の左右の揺動
を指示し、操作レバー装置52の指操作スイッチ62
a,62bの操作が作業装置111cのリスト回転部3
の回転を指示し、指操作スイッチ62cの制御オン時に
は、操作レバー装置51の指操作スイッチ61a,61
bの操作が把持部4に対する作業座標系WCのZ0軸回
り(把持部4の上下方向軸回り)の角速度を指示し、操
作レバー装置52の指操作スイッチ62a,62bの操
作がが把持部4に対する作業座標系WCのX0軸回り
(把持部4の前後方向軸回り)の角速度を指示する。
【0039】この場合も、制御オン時には、制御オフ時
と同様な方向へ把持部4の角速度を指示する。
【0040】以上のように制御オフ時には、上部旋回体
112a、ブーム111a、アーム111b、作業装置
111cを直接駆動するよう指示し、制御オン時には、
制御オフ時と同様な方向へフロント装置の把持部4の速
度及び角速度を指示することにより、制御切換による操
作方向の変化の違和感が少なくて済む。
【0041】上記基準座標系BC及び作業座標系WCに
ついて図8及び図9を用いて説明する。
【0042】図8及び図9において、FCはフロント座
標系である。このフロント座標系FCはフロント装置1
11の基端を原点とし、フロント装置111の前後方向
をX0軸、左右方向をY0軸、上下方向をZ0軸とする直
交座標系である。基準座標系BCは、指操作スイッチ6
2cの制御オン時のフロント座標系FCとして設定され
る。従って、指操作スイッチ62cを制御オンした後、
上部旋回体112が旋回しなければ、基準座標系BCは
フロント座標系FCに一致するが、上部旋回体112が
旋回すると、フロント座標系FCは上部旋回体112の
旋回と共に移動するのに対し、基準座標系BCは制御オ
ン時の位置に保持される。
【0043】作業座標系WCは、基準座標系BCと直交
3軸の方向が同じで作業装置111cに設けられた作業
具(把持部4)の把持爪23a,23bの中心に原点O
を持つ座標系として設定される。従って、この作業座標
系WCも、指操作スイッチ62cを制御オンした後は、
上部旋回体112が旋回しなければ座標軸方向はフロン
ト座標系FCに一致するが、上部旋回体112が旋回す
ると、フロント座標系FCは上部旋回体112の旋回と
共に移動するのに対し、作業座標系WCは制御オン時の
位置に保持される。
【0044】このように制御オン時の旋回体位置を基準
として基準座標系BC及び作業座標系WCを設定するこ
とにより、オペレータは制御オン時に基準座標系BCを
正しく認識でき、操作がし易くなる。また、把持部4を
左右方向(Y0軸方向)に動作させるよう指示したと
き、上部旋回体112aが旋回しても把持部4を直線的
に動かすことが可能となる。
【0045】また、図8及び図9において、TCは手先
座標系であり、手先座標系TCは把持部4の把持爪23
a,23bの中心に原点Oを持ち、把持部4の前後方向
をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸とする直交座
標系である。これらの座標系FC,BC,WC,TCは
制御ユニット59内で設定され、制御ユニット59は、
基準座標系BC及び作業座標系WCでの指示値をフロン
ト座標系FC及び手先座標系TCの値に変換して指令信
号を生成する。
【0046】制御ユニット59の処理機能の詳細を図1
0に示す。なお、以下の説明において「′」は微分を意
味するものとする。
【0047】図10において、制御ユニット59は、積
分演算部70a〜70f、座標変換部71、加算演算部
72a〜72f、制御ゲイン乗算部73a〜73f、特
性補正部74a〜74f、選択部75a〜75fの各機
能を有している。
【0048】指操作スイッチ62cの制御オフ時には、
操作レバー装置51,52の操作レバー51b,52b
及び指操作スイッチ61a,61b及び62a,62b
により旋回体112a、ブーム111a、アーム111
b、作業装置111c、揺動部2、リスト回転部3の角
速度の目標値Y′r,Z′r,X′r,θ′r,φ′
r,ψ′rが指示され、選択部75a〜75fはこれら
の目標値を選択する位置にあり、これら目標値を各流量
制御弁105a〜105fの指令値u1,u2,u3,
u4,u5,u6として出力する。即ち、制御オフ時に
は操作信号がそのまま対応する流量制御弁の指令信号と
なる。
【0049】指操作スイッチ62cの制御オン時には、
操作レバー装置51,52の操作レバー51b,52b
及び指操作スイッチ61a,61b及び62a,62b
によりフロント装置先端の速度の目標値X′r,Y′
r,Z′r及び角速度の目標値φ′r,θ′r,ψ′r
が指示され、選択部75a〜75fは特性補正部74a
〜74fの出力を選択するよう切り換えられる。
【0050】積分演算部70a〜70fにおいて、操作
レバー装置51,52の操作レバー51b,52b及び
指操作スイッチ61a,61b及び62a,62bによ
り与えられるフロント装置先端の速度の目標値X′r,
Y′r,Z′r及び角速度の目標値φ′r,θ′r,
ψ′rを積分し、フロント装置先端の位置・姿勢の目標
値Xr,Yr,Zr,φr,θr,ψrを得る。
【0051】次に、座標変換部71において、角度検出
器53〜58で検出されるフロント装置の姿勢に基づ
き、フロント装置先端の位置・姿勢の目標値Xr,Y
r,Zr,φr,θr,ψrから各リンクの目標角度α
1r,α2r,α3r,α4r,α5r,α6rを求め
る。ここで「リンク」とは、旋回体112a、ブーム1
11a、アーム111b、作業装置111c、揺動部
2、リスト回転部3の総称である。
【0052】次に、加算演算部72a〜72fにおい
て、各リンクの目標角度α1r,α2r,α3r,α4
r,α5r,α6rと実際の角度α1,α2,α3,α
4,α5,α6から各リンクの角度偏差△α1,Δα
2,△α3,Δα4,△α5,Δα6を求める。
【0053】次に、制御ゲイン乗算部73a〜73fに
おいて、角度偏差△α1,Δα2,△α3,Δα4,△
α5,Δα6に制御ゲインKを乗じて各リンク毎の目標
角速度α′1r,α′2r,α′3r,α′4r,α′
5r,α′6rを求める。
【0054】次に、特性補正部74a〜74fにおい
て、各リンクが目標角速度で動作するようにリンク構成
による動作補正や流量制御弁の特性補正を行い、各流量
制御弁105a〜105fの指令値u1,u2,u3,
u4,u5,u6として出力する。
【0055】図11に座標変換部71の処理概念を示
す。
【0056】まず、ブロック71aにおいて、フロント
装置先端の位置の目標値Xr,Yr,Zrを旋回成分と
フロント装置成分とに分け、旋回成分を旋回角の目標値
α1rとし、フロント装置成分をフロント装置の目標値
x5r,y5r,z5rとする。ここで、フロント装置
の目標値x5r,y5r,z5rはフロント座標系FC
の値として計算する。即ち、ブロック71aでは基準座
標系BCからフロント座標系FCへの座標変換が行われ
る。
【0057】次いで、ブロック71bにおいて、フロン
ト装置の目標値x5r,y5r,z5rとフロント装置
先端の姿勢の目標値φr,θr,ψrからフロント座標
系におけるブームの目標角α2r及びアームの目標角α
3rを計算する。これは作業座標系WCからフロント座
標系FCへの座標変換である。更に、ブロック71cに
おいて、フロント座標系におけるブームの目標角α2r
及びアームの目標角α3rとフロント装置先端の姿勢の
目標値φr,θr,ψrからフロント座標系FCにおけ
る作業装置111cの目標角α4r及び手先座標系TC
における把持部4の左右揺動の目標角α5r及びリスト
回転の目標角α6rを計算する。ここでは、作業座標系
WCからフロント座標系FCへの座標変換及び作業座標
系WCから手先座標系TCへの座標変換が行われる。
【0058】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、制御オン時には、オペレータは、運転席60の前部
左右に配置された一般的な2つの操作レバー装置51,
52を用いて、位置・姿勢制御により容易に6自由度の
フロント装置111を操作可能となる。また、指操作ス
イッチ62cを制御オフに切り換えることにより、2つ
の操作レバー装置51,52が上部旋回体112a及び
フロント部材の対応するものを直接駆動するよう指示す
るようになり、従来と同様の操作でフロント装置111
を動すことができる。
【0059】また、制御オフ時には、上部旋回体112
a、ブーム111a、アーム111b、作業装置111
cを直接駆動するよう指示し、制御オン時には、制御オ
フ時と同様な方向へフロント装置の把持部4の速度及び
角速度を指示するため、制御切換による操作方向の変化
の違和感が少なくて済む。
【0060】更に、操作レバーのグリップ51a,51
bに指操作スイッチ61a,62b,61c及び62
a,62b,62cを設け、指操作スイッチ61a,6
2b及び62a,62bで操作レバーで不足する2自由
度分の操作を担当させたので、2自由度分についても操
作レバーを把持しながら容易に操作可能となる。
【0061】また、制御オン時の旋回体位置を基準とし
て基準座標系BC及び作業座標系WCを設定するので、
オペレータは制御オン時に基準座標系BCを正しく認識
でき、操作がし易くなる。また、把持部4を左右方向
(Y0軸方向)に動作させるよう指示したとき、上部旋
回体112aが旋回しても把持部4を直線的に動かすこ
とが可能となる。
【0062】なお、上記実施形態では、制御オン時のフ
ロント座標系を基準座標系として設定したが、フロント
座標系をそのまま基準座標系として用いても構わない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、制御オン時には、オペ
レータは、運転席の前部左右に配置された一般的な2つ
の操作レバー装置を用いて、位置・姿勢制御により容易
に6自由度以上のフロント装置を操作可能となる。ま
た、制御入切手段を制御オフに切り換えることにより、
2つの操作レバー装置が上部旋回体及びフロント部材の
対応するものを直接駆動するよう指示するようになり、
従来と同様の操作でフロント装置を動すことができる。
【0064】また、本発明によれば、制御オフ時には、
上部旋回体、ブーム、アーム、作業装置を直接駆動する
よう指示し、制御オン時には、制御オフ時と同様な方向
へフロント装置の把持部4の速度及び角速度を指示する
ため、制御切換による操作方向の変化の違和感が少なく
て済む。
【0065】更に、本発明によれば、操作レバーのグリ
ップに指操作具を設け、この指操作具で操作レバーで不
足する2自由度分の操作を担当させたので、2自由度分
についても操作レバーを把持しながら容易に操作可能と
なる。
【0066】また、本発明によれば、オペレータは制御
オン時に基準座標系を正しく認識でき、操作がし易くな
り、かつ作業具を左右方向(Y0軸方向)に動作させる
よう指示したとき、旋回体が旋回しても作業具を直線的
に動かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による建設機械の操作制御
装置のシステム構成図である。
【図2】本発明が適用される多自由度の油圧ショベルの
側面図である。
【図3】本発明が適用される多自由度の油圧ショベルの
上方図である。
【図4】作業装置の詳細を示す図である。
【図5】図4に示す作業装置を上方から見た図である。
【図6】図4に示す作業装置のベース部と揺動部の分解
斜視図である。
【図7】操作レバー装置及びその他の操作手段と指示動
作との関係を示す図であり、(a)は通常時(制御オフ
時)のもの、(b)は制御オン時のものである。
【図8】制御オン時に用いる座標系を示す図である。
【図9】制御オン時に用いる座標系を示す図である。
【図10】制御ユニットの処理機能の詳細を示す図であ
る。
【図11】制御ユニット内の座標変換部の処理概念を示
す図である。
【符号の説明】
1 ベース部 2 揺動部 3 リスト回転部 4 把持部(作業具) 10 ベースブラケット 10a 支持プレート 10b,10c 上下1対のブラケットプレート 11a,11b アーム連結プレート 14 揺動モータ 15 揺動ブラケット 15a 支持プレート 15b,15c 上下1対のブラケットプレート 17 スイベルジョイント 18 リスト回転用の油圧モータ 19 スイベルジョイント 20 保護カバー 21 減速装置 22 リストブラケット 22a 支持プレート 22b,22c 上下1対のブラケットプレート 23a,23b 把持爪 24 油圧シリンダ 51,52 操作レバー装置 51a,52a グリップ 51b,52b 操作レバー 51c,52c センサ部 53〜58 角度検出器 59 制御ユニット 60 運転席 61a,62b,61c及び62a,62b,62c
指操作スイッチ 63a,63b,64 操作ペダル 70a〜70f 積分演算部 71 座標変換部 72a〜72f 加算演算部 73a〜73f 制御ゲイン乗算部 74a〜74f 特性補正部 75a〜75f 選択部 102 油圧ポンプ 103a〜103f 油圧アクチュエータ 105a〜105f 流量制御弁 111 フロント装置 111a ブーム 111b アーム 111c 作業装置 112 車体 112a 上部旋回体 112b 下部走行体 113 運転室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回体に設けられ、上下方向に回動する複
    数のフロント部材により構成された6自由度以上の多関
    節型のフロント装置と、前記旋回体及びフロント装置を
    駆動する複数の油圧アクチュエータと、これらの複数の
    油圧アクチュエータに供給される圧油の流量を制御する
    複数の流量制御弁とを備えた建設機械の操作制御装置に
    おいて、(a)前記フロント装置の姿勢を検出する姿勢
    検出手段と、(b)制御のオン/オフを切り換える制御
    入切手段と、(c)運転席の前部左右に配置された2つ
    の操作レバー装置を含む操作手段であって、前記制御入
    切手段の制御オフ時には、前記2つの操作レバー装置が
    前記旋回体及びフロント部材の対応するものを直接駆動
    するよう指示し、前記制御入切手段の制御オン時には、
    前記2つの操作レバー装置がこれらの操作方向と同様な
    方向への前記フロント装置の先端部分の速度及び角速度
    を指示する操作手段と、(d)前記制御入切手段の制御
    オン時に、前記姿勢検出手段で検出されたフロント装置
    の姿勢に基づき、前記2つの操作レバー装置が指示する
    方向と速度及び角速度に応じて前記フロント装置の先端
    部分を動作させるよう位置・姿勢制御のための指令信号
    を生成し出力する制御演算手段とを備えることを特徴と
    する建設機械の操作制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の建設機械の操作制御装置に
    おいて、 前記フロント装置は、上下方向に回動するブーム、アー
    ムと、アームの先端に設けられた作業装置とを含み、前
    記作業装置は作業具を有し、 前記2つの操作レバー装置は、それぞれ、左右前後方向
    に傾転可能な操作レバーを有し、 前記制御入切手段の制御オフ時には、一方の操作レバー
    装置の操作レバーの前後方向の操作が前記アームの前後
    方向の動作を指示し、左右方向の操作が前記旋回体の左
    右方向の旋回を指示し、他方の操作レバー装置の操作レ
    バーの前後方向の操作が前記ブームの上下方向の動作を
    指示し、左右方向の操作が前記作業装置の上下方向の揺
    動を指示し、 前記制御入切手段の制御オン時には、前記フロント装置
    の基端を原点とし、前記フロント装置の前後方向をX0
    軸、左右方向をY0軸、上下方向をZ0軸とするフロント
    座標系に基づく座標系を基準座標系とし、この基準座標
    系と直交3軸の方向が同じで作業具の中心に原点を持つ
    座標系を作業座標系としたとき、一方の操作レバー装置
    の操作レバーの前後方向の操作が前記作業具に対する前
    記基準座標系のX0軸方向の速度を指示し、左右方向の
    操作が前記作業具に対する前記基準座標系のY0軸方向
    の速度を指示し、他方の操作レバー装置の操作レバーの
    前後方向の操作が前記作業具に対する前記基準座標系の
    Z0軸方向の速度を指示し、左右方向の操作が前記作業
    具に対する前記作業座標系のY0軸回りの角速度を指示
    することを特徴とする建設機械の操作制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の建設機械の操作制御装置に
    おいて、 前記フロント装置は、前記アームと作業具間に設けられ
    たリスト回転部及び左右揺動部を更に備え、 前記2つの操作レバー装置は、それぞれ、前記操作レバ
    ーのグリップに設けられた指操作具を更に有し、 前記制御入切手段の制御オフ時には、一方の操作レバー
    装置の指操作具の操作が前記左右揺動部の揺動を指示
    し、他方の操作レバー装置の指操作具の操作が前記リス
    ト回転部の回転を指示し、 前記制御入切手段の制御オン時には、一方の操作レバー
    装置の指操作具の操作が前記作業具に対する前記作業座
    標系のZ0軸回りの角速度を指示し、他方の操作レバー
    装置の指操作具の操作が前記作業具に対する前記作業座
    標系のX0軸回りの角速度を指示することを特徴とする
    建設機械の操作制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の建設機械の操作制御
    装置において、前記制御演算手段は、前記制御入切手段
    の制御オン時のフロント座標系を前記基準座標系として
    設定することを特徴とする建設機械の操作制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113338380A (zh) * 2021-06-10 2021-09-03 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 一种蓄电池铲运车用三旋转自由度单铰接机构
CN115387413A (zh) * 2022-09-26 2022-11-25 柳州柳工挖掘机有限公司 挖掘机智能辅助施工基准修正方法、系统及挖掘机

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