JP2000203202A - タイヤホイ―ルのセンタキャップ - Google Patents
タイヤホイ―ルのセンタキャップInfo
- Publication number
- JP2000203202A JP2000203202A JP11004966A JP496699A JP2000203202A JP 2000203202 A JP2000203202 A JP 2000203202A JP 11004966 A JP11004966 A JP 11004966A JP 496699 A JP496699 A JP 496699A JP 2000203202 A JP2000203202 A JP 2000203202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center cap
- hub portion
- locking
- locking claws
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 センタキャップがホイールリムと膨張係数の
異なった材料で形成されていても、温度変化に関係なく
センタキャップをハブ部に対する取付状態に係止保持す
ることができるようにする。 【解決手段】 ホイールリム11のハブ部12にセンタ
キャップ16を取り付ける。センタキャップ16にはハ
ブ部12の外周の係止溝13に係合可能な複数の係止爪
17を形成する。それらの係止爪17と対応するよう
に、センタキャップ16にはハブ部12の内周面に接合
して、係止爪17とともにハブ部12を挟持する複数の
挟持片18を形成する。
異なった材料で形成されていても、温度変化に関係なく
センタキャップをハブ部に対する取付状態に係止保持す
ることができるようにする。 【解決手段】 ホイールリム11のハブ部12にセンタ
キャップ16を取り付ける。センタキャップ16にはハ
ブ部12の外周の係止溝13に係合可能な複数の係止爪
17を形成する。それらの係止爪17と対応するよう
に、センタキャップ16にはハブ部12の内周面に接合
して、係止爪17とともにハブ部12を挟持する複数の
挟持片18を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤホイール
のハブ部に取り付けられるセンタキャップに関するもの
である。
のハブ部に取り付けられるセンタキャップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のセンタキャップとして
は、例えば図8及び図9に示すような構成のものが知ら
れている。この従来構成においては、ハブ部32に嵌着
されるセンタキャップ34は合成樹脂により形成され、
その周壁内面にはハブ部32の外周面の係止溝33に係
合可能な複数の係止爪35が形成されている。そして、
これらの係止爪35が係止溝33に係合されることによ
り、センタキャップ34がハブ部32に対する嵌着状態
に係止保持されるようになっている。
は、例えば図8及び図9に示すような構成のものが知ら
れている。この従来構成においては、ハブ部32に嵌着
されるセンタキャップ34は合成樹脂により形成され、
その周壁内面にはハブ部32の外周面の係止溝33に係
合可能な複数の係止爪35が形成されている。そして、
これらの係止爪35が係止溝33に係合されることによ
り、センタキャップ34がハブ部32に対する嵌着状態
に係止保持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、この従
来のセンタキャップ34においては、合成樹脂製である
ため、膨張係数が大きい。従って、ホイールリム31の
ハブ部32にセンタキャップ34が取付けられた状態で
周囲温度が上昇すると、センタキャップ34の周壁がハ
ブ部32よりも大径に熱膨張され、係止爪35が係止溝
33から離脱し易くなり、センタキャップ34が脱落す
るおそれある。この脱落は、ホイールリム31が膨張係
数の小さなスチール製の場合に多く発生する。
来のセンタキャップ34においては、合成樹脂製である
ため、膨張係数が大きい。従って、ホイールリム31の
ハブ部32にセンタキャップ34が取付けられた状態で
周囲温度が上昇すると、センタキャップ34の周壁がハ
ブ部32よりも大径に熱膨張され、係止爪35が係止溝
33から離脱し易くなり、センタキャップ34が脱落す
るおそれある。この脱落は、ホイールリム31が膨張係
数の小さなスチール製の場合に多く発生する。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、センタキャップがタイヤホイールと膨張
係数の異なった材料で形成されていても、温度変化に関
係なくセンタキャップをハブ部に対する取付状態に係止
保持することができて、センタキャップがハブ部から脱
落するおそれを防止することができる構成を提供するこ
とにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、センタキャップがタイヤホイールと膨張
係数の異なった材料で形成されていても、温度変化に関
係なくセンタキャップをハブ部に対する取付状態に係止
保持することができて、センタキャップがハブ部から脱
落するおそれを防止することができる構成を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、タイ
ヤホイールのハブ部に形成した凹部に、複数の係止爪を
係合させることにより前記ハブ部に取り付けられるセン
タキャップにおいて、前記係止爪と協働して前記ハブ部
をその内周面または外周面から挟持する複数の挟持片を
係止爪と対応するように設けたものである。
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、タイ
ヤホイールのハブ部に形成した凹部に、複数の係止爪を
係合させることにより前記ハブ部に取り付けられるセン
タキャップにおいて、前記係止爪と協働して前記ハブ部
をその内周面または外周面から挟持する複数の挟持片を
係止爪と対応するように設けたものである。
【0006】また、請求項2に記載の発明では、タイヤ
ホイールのハブ部の外周面に形成した凹部に、複数の係
止爪を係合させることにより前記ハブ部に取り付けられ
るセンタキャップにおいて、前記係止爪と協働して前記
ハブ部をその内周面から挟持する複数の挟持片を係止爪
と対応するように設けたものである。
ホイールのハブ部の外周面に形成した凹部に、複数の係
止爪を係合させることにより前記ハブ部に取り付けられ
るセンタキャップにおいて、前記係止爪と協働して前記
ハブ部をその内周面から挟持する複数の挟持片を係止爪
と対応するように設けたものである。
【0007】従って、センタキャップがタイヤホイール
と膨張係数の異なった材料で形成され、ハブ部に対する
センタキャップの取付状態で、温度が上昇してセンタキ
ャップが大径側に熱膨張しても、係止爪とともにハブ部
を挟持する複数の挟持片によって、係止爪がハブ部の係
止溝から離脱するのを防止することができる。よって、
センタキャップをハブ部に対する取付状態に確実に係止
保持することができて、センタキャップがハブ部から脱
落するおそれを防止することができる。
と膨張係数の異なった材料で形成され、ハブ部に対する
センタキャップの取付状態で、温度が上昇してセンタキ
ャップが大径側に熱膨張しても、係止爪とともにハブ部
を挟持する複数の挟持片によって、係止爪がハブ部の係
止溝から離脱するのを防止することができる。よって、
センタキャップをハブ部に対する取付状態に確実に係止
保持することができて、センタキャップがハブ部から脱
落するおそれを防止することができる。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2において、前記複数の係止爪及び挟持片は、センタ
キャップの軸線を中心にして対称位置に配置されるよう
に形成したものである。
は2において、前記複数の係止爪及び挟持片は、センタ
キャップの軸線を中心にして対称位置に配置されるよう
に形成したものである。
【0009】従って、対称位置に配置された係止爪及び
挟持片によって、センタキャップをハブ部に対する取付
状態にいっそう確実に係止保持することができる。すな
わち、係止爪及び挟持片が、センタキャップの軸線を中
心にして対称位置に配置されていれば、センタキャップ
がその軸線と直交する方向に移動するのを阻止すること
ができる。このため、センタキャップの係止爪がホイー
ルのハブ部の係止溝から離脱するのを防止でき、センタ
キャップの脱落を防止できる。
挟持片によって、センタキャップをハブ部に対する取付
状態にいっそう確実に係止保持することができる。すな
わち、係止爪及び挟持片が、センタキャップの軸線を中
心にして対称位置に配置されていれば、センタキャップ
がその軸線と直交する方向に移動するのを阻止すること
ができる。このため、センタキャップの係止爪がホイー
ルのハブ部の係止溝から離脱するのを防止でき、センタ
キャップの脱落を防止できる。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかにおいて、前記複数の挟持片にはハブ
部の係合凹部に係合する爪部を形成したものである。従
って、センタキャップの係止爪がハブ部の係合溝に係止
されるのに加えて、挟持片の爪部がハブ部の係合凹部に
係合することによって、センタキャップをハブ部に対す
る取付状態にいっそう強固に係止保持することができ
る。
求項3のいずれかにおいて、前記複数の挟持片にはハブ
部の係合凹部に係合する爪部を形成したものである。従
って、センタキャップの係止爪がハブ部の係合溝に係止
されるのに加えて、挟持片の爪部がハブ部の係合凹部に
係合することによって、センタキャップをハブ部に対す
る取付状態にいっそう強固に係止保持することができ
る。
【0011】なお、ここで、タイヤホイールとはホイー
ルリム及びホイールカバーを含むそれらの総称とする。
ルリム及びホイールカバーを含むそれらの総称とする。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に、この
発明の第1の実施形態を、図1及び図2に基づいて説明
する。
発明の第1の実施形態を、図1及び図2に基づいて説明
する。
【0013】図1に示すように、ホイールリム11がス
チールにより形成され、その中心外面に突設されたハブ
部12の外周には環状の係止溝13が形成されている。
ホイールリム11には複数のボルト挿通孔14が形成さ
れ、これらのボルト挿通孔14にボルト15を挿通する
ことにより、ホイールリム11が図示しない車軸に装着
される。
チールにより形成され、その中心外面に突設されたハブ
部12の外周には環状の係止溝13が形成されている。
ホイールリム11には複数のボルト挿通孔14が形成さ
れ、これらのボルト挿通孔14にボルト15を挿通する
ことにより、ホイールリム11が図示しない車軸に装着
される。
【0014】図1及び図2に示すように、前記ハブ部1
2の外端には合成樹脂製のセンタキャップ16が嵌着さ
れ、このセンタキャップ16によりハブ部12の外端開
口が閉塞されるようになっている。センタキャップ16
の周壁内面には複数対(この実施形態では6対)の係止
爪17が一体形成されるとともに、それらの係止爪17
はセンタキャップ16の軸線を中心にして対称位置に配
置されている。各対の係止爪17は近接配置されてい
る。そして、これらの係止爪17がハブ部12上の係止
溝13に係合されることにより、センタキャップ16が
ハブ部12に対して嵌着状態に係止保持される。また、
各係止爪17の先端には係止溝13に対する係止爪17
の係止動作を円滑にするための傾斜案内面17aが形成
されている。
2の外端には合成樹脂製のセンタキャップ16が嵌着さ
れ、このセンタキャップ16によりハブ部12の外端開
口が閉塞されるようになっている。センタキャップ16
の周壁内面には複数対(この実施形態では6対)の係止
爪17が一体形成されるとともに、それらの係止爪17
はセンタキャップ16の軸線を中心にして対称位置に配
置されている。各対の係止爪17は近接配置されてい
る。そして、これらの係止爪17がハブ部12上の係止
溝13に係合されることにより、センタキャップ16が
ハブ部12に対して嵌着状態に係止保持される。また、
各係止爪17の先端には係止溝13に対する係止爪17
の係止動作を円滑にするための傾斜案内面17aが形成
されている。
【0015】前記各一対の係止爪17間に対応配置され
るように、センタキャップ16の内周壁内面には複数の
挟持片18が突出形成され、それらの先端には傾斜案内
部19が形成されている。そして、センタキャップ16
がハブ部12に嵌着されて、複数の係止爪17がハブ部
12の外周の係止溝13に係合された状態で、これらの
挟持片18がハブ部12の内周面に接合され、係止爪1
7ととものハブ部12を挟持るようになっている。前記
傾斜案内面19はハブ部12に対する挟持片18の挟持
動作を円滑に行うためのものである。
るように、センタキャップ16の内周壁内面には複数の
挟持片18が突出形成され、それらの先端には傾斜案内
部19が形成されている。そして、センタキャップ16
がハブ部12に嵌着されて、複数の係止爪17がハブ部
12の外周の係止溝13に係合された状態で、これらの
挟持片18がハブ部12の内周面に接合され、係止爪1
7ととものハブ部12を挟持るようになっている。前記
傾斜案内面19はハブ部12に対する挟持片18の挟持
動作を円滑に行うためのものである。
【0016】以上のように構成されたセンタンタキャッ
プの作用を説明する。さて、図1に示すように、ホイー
ルリム11のハブ部12にセンタキャップ16が嵌着さ
れた状態では、複数の係止爪17がハブ部12の外周の
係止溝13に係合されるとともに、複数の挟持片18が
ハブ部12の内周面に接合されている。そのため、この
センタキャップ16の嵌着状態で周囲温度が上昇して、
センタキャップ16の周壁が膨張係数の異なるハブ部1
2よりも大径に熱膨張された場合には、係止爪17の配
列円周径及び挟持片18の配列円周径が同時に拡張され
る。
プの作用を説明する。さて、図1に示すように、ホイー
ルリム11のハブ部12にセンタキャップ16が嵌着さ
れた状態では、複数の係止爪17がハブ部12の外周の
係止溝13に係合されるとともに、複数の挟持片18が
ハブ部12の内周面に接合されている。そのため、この
センタキャップ16の嵌着状態で周囲温度が上昇して、
センタキャップ16の周壁が膨張係数の異なるハブ部1
2よりも大径に熱膨張された場合には、係止爪17の配
列円周径及び挟持片18の配列円周径が同時に拡張され
る。
【0017】従って、係止溝13に対する係止爪17の
係止保持力が低下しても、ハブ部12の内周面に対する
挟持片18の接合力が増大して、その接合力の増大によ
り係止保持力の低下が補足される。よって、係止爪17
がハブ部12の係止溝13から離脱するのが回避され
て、センタキャップ16がハブ部12から脱落するおそ
れはない。
係止保持力が低下しても、ハブ部12の内周面に対する
挟持片18の接合力が増大して、その接合力の増大によ
り係止保持力の低下が補足される。よって、係止爪17
がハブ部12の係止溝13から離脱するのが回避され
て、センタキャップ16がハブ部12から脱落するおそ
れはない。
【0018】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態において、センタキャップ16には、
ハブ部12の外周の係止溝13に係合する複数の係止爪
17が形成されている。また、これらの係止爪17と対
応するように、センタキャップ16には、ハブ部12の
内周面に接合して、係止爪17とともにハブ部12を挟
持するする複数の挟持片18が形成されている。
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態において、センタキャップ16には、
ハブ部12の外周の係止溝13に係合する複数の係止爪
17が形成されている。また、これらの係止爪17と対
応するように、センタキャップ16には、ハブ部12の
内周面に接合して、係止爪17とともにハブ部12を挟
持するする複数の挟持片18が形成されている。
【0019】このため、センタキャップ16がホイール
リム11と膨張係数の異なった材料で形成されていて
も、ハブ部12に対するセンタキャップ16の取付状態
で、温度上昇が発生した場合に、ハブ部12の内周面に
接合する複数の挟持片18によって、係止爪17がハブ
部12の係止溝13から離脱するのを防止することがで
きる。よって、センタキャップ16をハブ部12に対す
る取付状態に確実に係止保持することができて、センタ
キャップ16がハブ部12から脱落するおそれを防止す
ることができる。
リム11と膨張係数の異なった材料で形成されていて
も、ハブ部12に対するセンタキャップ16の取付状態
で、温度上昇が発生した場合に、ハブ部12の内周面に
接合する複数の挟持片18によって、係止爪17がハブ
部12の係止溝13から離脱するのを防止することがで
きる。よって、センタキャップ16をハブ部12に対す
る取付状態に確実に係止保持することができて、センタ
キャップ16がハブ部12から脱落するおそれを防止す
ることができる。
【0020】・ 複数の係止爪17及び挟持片18が、
センタキャップ16の軸線を中心にして対称位置に配置
されるように形成されている。このため、対称位置に配
置された係止爪17及び挟持片18の協働作用によっ
て、センタキャップ16をハブ部12に対する取付状態
にいっそう確実に係止保持することができる。すなわ
ち、センタキャップ16に対して、その軸線と直交する
力が作用した場合、1カ所の係止爪17または挟持片1
8がハブ部12から離脱しようとしても、その係止爪1
7または挟持片18と180度隔てた係止爪17または
挟持片18に対してハブ部12からの離脱方向とは逆方
向の力が作用する。このため、センタキャップ16の離
脱を確実に阻止できる。
センタキャップ16の軸線を中心にして対称位置に配置
されるように形成されている。このため、対称位置に配
置された係止爪17及び挟持片18の協働作用によっ
て、センタキャップ16をハブ部12に対する取付状態
にいっそう確実に係止保持することができる。すなわ
ち、センタキャップ16に対して、その軸線と直交する
力が作用した場合、1カ所の係止爪17または挟持片1
8がハブ部12から離脱しようとしても、その係止爪1
7または挟持片18と180度隔てた係止爪17または
挟持片18に対してハブ部12からの離脱方向とは逆方
向の力が作用する。このため、センタキャップ16の離
脱を確実に阻止できる。
【0021】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
の実施形態を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心
に説明する。
【0022】さて、この第2の実施形態においては、図
3に示すように、ホイールリム11の外面に合成樹脂製
のホイールカバー24が装着されている。また、このホ
イールカバー24の中心外面にはホイールリム11のハ
ブ部12と対応するようにハブ部25が突設され、その
外周には環状の係止溝26が形成されている。
3に示すように、ホイールリム11の外面に合成樹脂製
のホイールカバー24が装着されている。また、このホ
イールカバー24の中心外面にはホイールリム11のハ
ブ部12と対応するようにハブ部25が突設され、その
外周には環状の係止溝26が形成されている。
【0023】そして、この実施形態においては、ホイー
ルカバー24のハブ部25にセンタキャップ16が嵌着
されるようになっている。このセンタキャップ16は合
成樹脂により前記第1の実施形態と同様に構成され、そ
の周壁内面にはハブ部25の外周の係止溝26に係合可
能な複数の係止爪17、及びハブ部25の内周面に接合
して係止爪17ハブ部25を挟持する複数の挟持片18
が形成されている。
ルカバー24のハブ部25にセンタキャップ16が嵌着
されるようになっている。このセンタキャップ16は合
成樹脂により前記第1の実施形態と同様に構成され、そ
の周壁内面にはハブ部25の外周の係止溝26に係合可
能な複数の係止爪17、及びハブ部25の内周面に接合
して係止爪17ハブ部25を挟持する複数の挟持片18
が形成されている。
【0024】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第の1実施形態とほぼ同様に、センタキャップ
16がホイールカバー24と膨張係数の異なった材料、
すなわち異なった種類の合成樹脂で形成されていても、
温度変化に関係なくセンタキャップ16をハブ部25に
対する取付状態に確実に係止保持することができる。
前述した第の1実施形態とほぼ同様に、センタキャップ
16がホイールカバー24と膨張係数の異なった材料、
すなわち異なった種類の合成樹脂で形成されていても、
温度変化に関係なくセンタキャップ16をハブ部25に
対する取付状態に確実に係止保持することができる。
【0025】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態を説明する。さて、この第3の実施形態にお
いては、図4に示すように、ホイールリム11またはホ
イールカバー24のハブ部12,25の内周に環状の係
合凹部21が形成されている。また、センタキャップ1
6の周壁内面に突設された複数の挟持片18の先端外面
には、係合凹部21に係合可能な爪部22が形成されて
いる。そして、これらの挟持片18上の爪部22が係合
凹部21に係合されることにより、センタキャップ16
がハブ部12,25の内周に対しても係止保持されるよ
うになっている。
の実施形態を説明する。さて、この第3の実施形態にお
いては、図4に示すように、ホイールリム11またはホ
イールカバー24のハブ部12,25の内周に環状の係
合凹部21が形成されている。また、センタキャップ1
6の周壁内面に突設された複数の挟持片18の先端外面
には、係合凹部21に係合可能な爪部22が形成されて
いる。そして、これらの挟持片18上の爪部22が係合
凹部21に係合されることにより、センタキャップ16
がハブ部12,25の内周に対しても係止保持されるよ
うになっている。
【0026】従って、この第3の実施形態においても、
前述した第1の実施形態と同様な効果を発揮する。ま
た、この第3の実施形態においては、センタキャップ1
6の周壁内面に突設された複数の挟持片18がハブ部1
2の内周面に接合されるとともに、それらの挟持片18
の先端に形成された爪部22がハブ部12の内周の係合
凹部21に係合される。このため、ハブ部12,25の
内周面に対する各挟持片18の接合力と、係合凹部21
に対する爪部22の係止保持力との総合作用により、セ
ンタキャップ16をハブ部12,25に対する取付状態
にいっそう強固に係止保持することができる。
前述した第1の実施形態と同様な効果を発揮する。ま
た、この第3の実施形態においては、センタキャップ1
6の周壁内面に突設された複数の挟持片18がハブ部1
2の内周面に接合されるとともに、それらの挟持片18
の先端に形成された爪部22がハブ部12の内周の係合
凹部21に係合される。このため、ハブ部12,25の
内周面に対する各挟持片18の接合力と、係合凹部21
に対する爪部22の係止保持力との総合作用により、セ
ンタキャップ16をハブ部12,25に対する取付状態
にいっそう強固に係止保持することができる。
【0027】(第4の実施形態)次に、この発明の第4
の実施形態を説明する。さて、この第4の実施形態にお
いては、図5に示すように、センタキャップ16の周壁
内面に、複数の係止爪17が1つずつ対称位置に配置さ
れるように形成されている。そして、これらの係止爪1
7と対応して、センタキャップ16の周壁内面には、係
止爪17を挟むように複数の挟持片18が一対ずつ間隔
をおいて突出形成されている。
の実施形態を説明する。さて、この第4の実施形態にお
いては、図5に示すように、センタキャップ16の周壁
内面に、複数の係止爪17が1つずつ対称位置に配置さ
れるように形成されている。そして、これらの係止爪1
7と対応して、センタキャップ16の周壁内面には、係
止爪17を挟むように複数の挟持片18が一対ずつ間隔
をおいて突出形成されている。
【0028】従って、この第4の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。 (第5の実施形態)次に、この発明の第5の実施形態を
説明する。
前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。 (第5の実施形態)次に、この発明の第5の実施形態を
説明する。
【0029】さて、この第5の実施形態においては、図
6に示すように、センタキャップ16の周壁内面には、
複数の挟持片18が円弧状に延長配置されるように突出
形成されている。そして、挟持片18の両側において、
センタキャップ16の周壁内面には、係止爪17がそれ
ぞれ対称位置に配置されるように形成されている。
6に示すように、センタキャップ16の周壁内面には、
複数の挟持片18が円弧状に延長配置されるように突出
形成されている。そして、挟持片18の両側において、
センタキャップ16の周壁内面には、係止爪17がそれ
ぞれ対称位置に配置されるように形成されている。
【0030】従って、この第5の実施形態においても、
前述した第の1実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。特に、この実施形態においては、挟
持片18が長いものであるため、ハブ部に対する挟持片
18の接触面積を大きくすることができ、センタキャッ
プ16をハブ部に対していっそう強固に保持することが
できる。
前述した第の1実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。特に、この実施形態においては、挟
持片18が長いものであるため、ハブ部に対する挟持片
18の接触面積を大きくすることができ、センタキャッ
プ16をハブ部に対していっそう強固に保持することが
できる。
【0031】(第6の実施形態)次に、この発明の第6
の実施形態を説明する。さて、この第6の実施形態にお
いては、図7に示すように、センタキャップ16が大径
状に形成され、外側内部に被覆収容部23が一体形成さ
れている。そして、ホイールリム11のハブ部12にセ
ンタキャップ16が取り付けられた状態で、ホイールリ
ム11の外面に突出している複数のボルト14の頭部
が、この被覆収容部23内に被覆収容されるようになっ
ている。
の実施形態を説明する。さて、この第6の実施形態にお
いては、図7に示すように、センタキャップ16が大径
状に形成され、外側内部に被覆収容部23が一体形成さ
れている。そして、ホイールリム11のハブ部12にセ
ンタキャップ16が取り付けられた状態で、ホイールリ
ム11の外面に突出している複数のボルト14の頭部
が、この被覆収容部23内に被覆収容されるようになっ
ている。
【0032】従って、この第6の実施形態においても、
前述した第の1実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。特に、この実施形態においては、ボ
ルト14の頭部が隠蔽されるため、タイヤホイールとし
て、外観の良好なものとすることができる。
前述した第の1実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮さ
せることができる。特に、この実施形態においては、ボ
ルト14の頭部が隠蔽されるため、タイヤホイールとし
て、外観の良好なものとすることができる。
【0033】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 前記各実施形態とは逆に、ハブ部の内周面に係止溝
が設けられ、センタキャップ16には、ハブ部の内周面
の係合溝に係合する係止爪と、ハブ部の外周面に接合す
る挟持片とを設けること。
て具体化することも可能である。 ・ 前記各実施形態とは逆に、ハブ部の内周面に係止溝
が設けられ、センタキャップ16には、ハブ部の内周面
の係合溝に係合する係止爪と、ハブ部の外周面に接合す
る挟持片とを設けること。
【0034】・ 前記第3〜第6の実施形態において、
複数の挟持片18の先端に第2の実実施形態と同様の爪
部22を形成し、この爪部22がハブ部12,25の内
周の係合凹部21に係合されるように構成すること。
複数の挟持片18の先端に第2の実実施形態と同様の爪
部22を形成し、この爪部22がハブ部12,25の内
周の係合凹部21に係合されるように構成すること。
【0035】・ 前記第1〜第6の実施形態において、
係止爪17及び挟持片18の形成数を変更して構成する
こと。例えば、係止爪17及び挟持片18を等間隔をお
いて4カ所,8カ所,10カ所,12カ所等に設けるこ
と。
係止爪17及び挟持片18の形成数を変更して構成する
こと。例えば、係止爪17及び挟持片18を等間隔をお
いて4カ所,8カ所,10カ所,12カ所等に設けるこ
と。
【0036】・ 係止爪17及び挟持片18を互いに対
向するように配置すること。すなわち、係止爪17及び
挟持片18をセンタキャップ16の中心を中心とした同
一半径線上に配置すること。
向するように配置すること。すなわち、係止爪17及び
挟持片18をセンタキャップ16の中心を中心とした同
一半径線上に配置すること。
【図1】 第1の実施形態を示すセンタキャップの取付
構造の要部断面図。
構造の要部断面図。
【図2】 そのセンタキャップの背面図。
【図3】 第2の実施形態を示すセンタキャップの取付
構造の要部断面図。
構造の要部断面図。
【図4】 第3の実施形態を示すセンタキャップの取付
構造の要部断面図。
構造の要部断面図。
【図5】 第4の実施形態を示すセンタキャップの背面
図。
図。
【図6】 第5の実施形態を示すセンタキャップの取付
構造の要部断面図。
構造の要部断面図。
【図7】 第6の実施形態を示すセンタキャップの取付
構造の要部断面図。
構造の要部断面図。
【図8】 従来のセンタキャップの取付構造の要部断面
図。
図。
【図9】 そのセンタキャップの背面図。
11…ホイールリム、12…ハブ部、13…係止溝、1
6…センタキャップ、17…係止爪、18…挟持片、2
1…係止凹部、22…爪部、24…ホイールカバー、2
5…ハブ部、26…係止溝。
6…センタキャップ、17…係止爪、18…挟持片、2
1…係止凹部、22…爪部、24…ホイールカバー、2
5…ハブ部、26…係止溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮野 哲也 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 タイヤホイールのハブ部に形成した凹部
に、複数の係止爪を係合させることにより前記ハブ部に
取り付けられるセンタキャップにおいて、 前記係止爪と協働して前記ハブ部をその内周面または外
周面から挟持する複数の挟持片を係止爪と対応するよう
に設けたタイヤホイールのセンタキャップ。 - 【請求項2】 タイヤホイールのハブ部の外周面に形成
した凹部に、複数の係止爪を係合させることにより前記
ハブ部に取り付けられるセンタキャップにおいて、 前記係止爪と協働して前記ハブ部をその内周面から挟持
する複数の挟持片を係止爪と対応するように設けたタイ
ヤホイールのセンタキャップ。 - 【請求項3】 前記複数の係止爪及び挟持片は、センタ
キャップの軸線を中心にして対称位置に配置されるよう
に形成した請求項1または2に記載のタイヤホイールの
センタキャップ。 - 【請求項4】 前記複数の挟持片にはハブ部の係合凹部
に係合する爪部を形成した請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載のホイールディスクに対するセンタキャップの
取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11004966A JP2000203202A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | タイヤホイ―ルのセンタキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11004966A JP2000203202A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | タイヤホイ―ルのセンタキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000203202A true JP2000203202A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11598341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11004966A Withdrawn JP2000203202A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | タイヤホイ―ルのセンタキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000203202A (ja) |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP11004966A patent/JP2000203202A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4210367A (en) | Wheel trim assembly | |
JPH0694241B2 (ja) | ホイールハブ | |
KR20050062417A (ko) | 차량용 휠커버 및 그 제조방법 | |
JP4101999B2 (ja) | ホイールカバー | |
JP2000203202A (ja) | タイヤホイ―ルのセンタキャップ | |
JP4269492B2 (ja) | エアバッグモジュールの取付構造 | |
JPH11115401A (ja) | ホイールキャップの取付構造 | |
JPH0635807Y2 (ja) | 車両のガーニッシュ取付構造 | |
US3181915A (en) | Wheel cover | |
JPH066274Y2 (ja) | ロックナットのロック構造 | |
JP2001355621A (ja) | クリップ | |
JPH0743469Y2 (ja) | リテーナ | |
JP3684788B2 (ja) | ホイールキャップの取付け構造 | |
JP2714912B2 (ja) | 自動車用ホイールのセンターカバー | |
JP4102000B2 (ja) | ホイールカバー | |
JPH0314576Y2 (ja) | ||
JP2607358Y2 (ja) | グロメット | |
JPH0247288Y2 (ja) | ||
GB2298833A (en) | Wheel covers | |
JPH01101901U (ja) | ||
JPH11141749A (ja) | グロメット | |
JPH0612248Y2 (ja) | ウエザ−ストリツプ取付け用クリツプ | |
JPH0630482Y2 (ja) | センタ−キヤツプの保持構造 | |
JPH0129806Y2 (ja) | ||
JPH024961B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070423 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070425 |