JP2000202929A - 段ボ―ルシ―トの製造方法 - Google Patents

段ボ―ルシ―トの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造後の反りの発生を防止できる段ボールシ
ートの製造方法を提供することである。 【解決手段】 ダブルフェーサ11の入口に、それぞれ
表ライナ紙3の含水分量Wa と片面段ボールシート10
の裏ライナ紙2の含水分量Wb を計測する水分計測セン
サ24a、24bを設置し、計測された表ライナ紙3と
裏ライナ紙2の含水分量の差ΔW(=Wa −Wb )が、
コントローラ26に記憶された最適含水分量差ΔW0
なるようにシャワ装置25a、25bを作動させ、表ラ
イナ紙3が貼り合わされてから製造後の定常含水分状態
に至るまでの両ライナ紙2、3の伸縮量を等しくして、
製造後の段ボールシートの反り発生を防止したのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反りの小さい段
ボールシートを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートは、コルゲートマシンと
呼ばれる装置で連続的に製造されている。このコルゲー
トマシンは、本発明の実施形態である図1に例示するよ
うに、芯紙1と、第1ライナ紙としての裏ライナ紙2お
よび第2ライナ紙としての表ライナ紙3をそれぞれ供給
する各2基ずつのリール4、5、6を有し、まずシング
ルフェーサ7で、リール4から供給される芯紙1を、一
対の成形ロール8で波形形状に成形するとともに糊付け
装置9で糊付けし、リール5から供給される裏ライナ紙
2と貼り合わせて片面段ボールシート10を形成する。
この片面段ボールシート10はダブルフェーサ11に供
給され、その入口に設けられた糊付け装置12で芯紙1
の波形頂部に糊付けされ、リール6から供給される表ラ
イナ紙3と貼り合わされて、両面段ボールシート13が
形成される。
【0003】前記ダブルフェーサ11で形成された両面
段ボールシート13は、ダブルフェーサ11の下流側に
設けられたスリッタ・スコアラ14で、必要に応じて条
切りと罫線入れが施され、シャー(図示省略)で所定の
長さ寸法に裁断されたのち積み重ねられる。
【0004】前記シングルフェーサ7およびダブルフェ
ーサ11の各糊付け装置9、12では澱粉糊が使用され
ており、この澱粉糊の貼り合わせ後の固化を促進するた
め、前記シングルフェーサ7やダブルフェーサ11に供
給される芯紙1、裏ライナ紙2、表ライナ紙3および片
面段ボールシート10は、それぞれヒーターロール1
5、16、17、18で予熱される。なお、芯紙1の予
熱は、前記波形形状の成形精度向上も目的としている。
【0005】前記ダブルフェーサ11は、上流側のヒー
ティングパートと下流側のクーリングパートより成る。
ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス1
9が配列され、上部にはエア圧またはウェイトロール等
で構成される加圧装置20が配置されている。加圧装置
20は両面段ボールシート13を搬送する上コンベア2
1のベルトを介して両面段ボールシート13をヒーティ
ングボックス19に押圧し、表ライナ紙3側から供給さ
れる熱で澱粉糊を固化しながら、満遍なく表ライナ紙3
と片面段ボールシート10を接着する。クーリングパー
トの下部には下コンベア22が配置され、昇温接着され
た両面段ボールシート13は、この下コンベア22と上
コンベア21との間に挟持され、冷却されながら排出端
に向かって搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、段ボ
ールシートの製造ラインでは、接着剤としての澱粉糊の
固化を促進するために、元来含水分量の不均一な表裏の
ライナ紙や芯紙がヒーターロール等で加熱されるので、
これらの各紙の含水分量が製造ラインの途中で変化す
る。製造を完了された段ボールシートを構成する各紙の
含水分量は、時間経過とともに大気の湿度に近づく。紙
類は含水分量の変化で伸縮し、加湿されると伸び、乾燥
されると縮む性質を有するため、この時間経過に伴う各
紙の含水分量の変化で、製造された段ボールシートに反
りが生じることがある。反りの大きい段ボールシート
は、後の印刷等の加工工程で詰まったり、積み重ねて搬
送される際に転倒したりするトラブルを生じさせる不良
品となる。
【0007】段ボールシートの反りを低減する手段とし
ては、特開平8−34081号公報に、製造ライン内で
表ライナ紙と裏ライナ紙の含水分量を常温常湿下の含水
分量に近づける方法が開示されている。この表裏ライナ
紙の含水分量を調節する製造ライン内の具体的な部位と
しては、ダブルフェーサのヒーティングパートおよびク
ーリングパートと、裁断シャーの下流側が提案されてい
る。しかしながら、この方法は、後述する理由で的確な
反り低減手段とはならない。
【0008】そこで、この発明の課題は、製造後の反り
の発生を防止できる段ボールシートの製造方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、波形形状に成形した芯紙の上面側に
第1ライナ紙を貼り合わせて片面段ボールシートを形成
し、この片面段ボールシートの下面側に第2ライナ紙を
貼り合わせて両面段ボールシートを製造する段ボールシ
ートの製造ラインにおいて、前記片面段ボールシートに
第2ライナ紙を貼り合わせる前に、前記芯紙に貼り合わ
された第1ライナ紙と前記第2ライナ紙の含水分量の差
を所定の範囲に調整する方法を採用したのである。
【0010】本発明者らは、製造後の段ボールシートの
反り発生と、製造途中の表裏ライナ紙の含水分量の関係
を調査するため、ダブルフェーサの入口と出口に、それ
ぞれ第2ライナ紙としての表ライナ紙と、第1ライナ紙
としての裏ライナ紙の含水分量を計測する水分計測セン
サを設置し、前記各位置における表裏ライナ紙の各含水
分量と、製造後の段ボールシートの反り高さを測定し
た。調査対象とした段ボールシートは、厚さ3mmのB
フルート材である。なお、計測した各紙の含水分量は、
JISのP8127に規定されたものである。
【0011】図3および図4は調査結果を整理したもの
であり、表ライナ紙の含水分量と裏ライナ紙の含水分量
の差と、製造後の段ボールシートの反り高さの関係を示
す。図3は、ダブルフェーサ入口における表裏ライナ紙
の含水分量差と反り高さの関係、図4は、ダブルフェー
サ出口における表裏ライナ紙の含水分量差と反り高さの
関係である。なお、各図の反り高さは、1m幅当たりの
換算反り高さで表現し、上に凸の下反りを正の値、下に
凸の上反りを負の値とした。
【0012】この結果から明らかなように、ダブルフェ
ーサ入口における含水分量差と反り高さは強い相関関係
を示し、上面側の裏ライナ紙の含水分量が多いほど上反
り高さが高くなっている。一方、ダブルフェーサ出口に
おける含水分量差と反り高さの間には顕著な相関関係が
見られない。
【0013】図3および図4の結果は、以下のように考
えられる。段ボールシートの反り高さは、ダブルフェー
サでの表ライナ紙接着前の表裏ライナ紙の含水分量差に
依存する。すなわち、接着時点で表裏ライナ紙間に含水
分量の差があると、両ライナ紙の含水分量が等しくなる
大気湿度での定常含水分状態からの伸縮量が、表ライナ
紙と裏ライナ紙とで異なる状態で両者が貼り合わされ、
その接着点が固定される。したがって、上面側の裏ライ
ナ紙の含水分量が表ライナ紙の含水分量よりも多いと、
前記定常含水分状態に至るまでに、裏ライナ紙の方の含
水分量が大きく減少し、この含水分量の減少による縮み
量が大きくなり、上反りを生じる。逆に下面側の表ライ
ナ紙の含水分量が裏ライナ紙の含水分量よりも多い場合
は下反りとなる。
【0014】なお、図3における含水分量差と反り高さ
の相関関係が原点からずれているのは、個別の製造ライ
ンの特性によるものと思われる。また、厚みを有する板
材の表裏面のひずみ差、すなわち伸縮量の差によって生
じる反りの曲率は、よく知られているように厚みに反比
例するため、Bフルートよりも厚いAフルート等の段ボ
ールシートの場合は、含水分量差と反り高さの相関関係
の傾きは、図3に示すものよりも小さくなることが予想
される。
【0015】前述した従来のダブルフェーサ以降で表裏
ライナ紙の含水分量を変化調節する方法は、両ライナ紙
の接着点が固定されているため、過度的な内部応力を発
生させるのみであり、図4に示したように、最終的な定
常含水分状態における反り発生とは直接関係しない。
【0016】以上の結果より、第2ライナ紙としての表
ライナ紙を貼り合わせる前に、第1ライナ紙としての裏
ライナ紙との含水分量の差を所定の範囲に調整する本発
明の方法は、両者が貼り合わされてから最終的な定常含
水分状態に至るまでの表裏ライナ紙の伸縮量を等しくし
て、製造後の段ボールシートの反り発生を効果的に防止
することができる。
【0017】前記第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水分
量の差を所定の範囲に調整する手段としては、前記第2
ライナ紙の貼り合わせ位置の上流側に配置され、それぞ
れ第1ライナ紙と第2ライナ紙の各含水分量を検出する
検出装置と、前記第2ライナ紙の貼り合わせ位置よりも
上流側に配置され、少なくとも一方のライナ紙の含水分
量を調節する水分調整装置より成り、前記各検出装置の
出力に基づいて、前記水分調整装置を作動させる方法を
採用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2に基づき、
この発明の実施形態を説明する。図1は、前述したよう
に、段ボールシートを製造するコルゲートマシンを示
す。このコルゲートマシンは、芯紙1、裏ライナ紙2お
よび表ライナ紙3をそれぞれ供給する各2基ずつのリー
ル4、5、6を有し、まずシングルフェーサ7で、リー
ル4から供給される芯紙1を、一対の成形ロール8で波
形形状に成形するとともに糊付け装置9で糊付けし、リ
ール5から供給される裏ライナ紙2と貼り合わせて片面
段ボールシート10を形成する。この片面段ボールシー
ト10はダブルフェーサ11に供給され、その入口に設
けられた糊付け装置12で芯紙1の波形頂部に糊付けさ
れ、リール6から供給される表ライナ紙3と貼り合わさ
れて、両面段ボールシート13が形成される。前記各2
基ずつのリール4、5、6の一方には、次に使用される
芯紙1、裏ライナ紙2および表ライナ紙3が、それぞれ
セットされている。
【0019】前記ダブルフェーサ11で形成された両面
段ボールシート13は、ダブルフェーサ11の下流側に
設けられたスリッタ・スコアラ14で、必要に応じて条
切りと罫線入れが施され、シャー(図示省略)で所定の
長さ寸法に裁断されたのち積み重ねられる。
【0020】図示は省略するが、前記シングルフェーサ
7は2基設けられ、ロット替えや段取り替え等に応じて
適宜使い分けられる。なお、複層の段ボールシートを製
造する際には、2基のシングルフェーサ7が同時に稼働
される。
【0021】前記シングルフェーサ7およびダブルフェ
ーサ11の各糊付け装置9、12では澱粉糊が使用され
ており、この澱粉糊の貼り合わせ後の固化を促進するた
め、前記シングルフェーサ7やダブルフェーサ11に供
給される芯紙1、裏ライナ紙2、表ライナ紙3および片
面段ボールシート10は、それぞれヒーターロール1
5、16、17、18で予熱される。
【0022】前記ダブルフェーサ11は、上流側のヒー
ティングパートと下流側のクーリングパートより成る。
ヒーティングパートの下部にはヒーティングボックス1
9が配列され、上部には加圧装置20が配置されてい
る。加圧装置20は両面段ボールシート13を搬送する
上コンベア21のベルトを介して両面段ボールシート1
3をヒーティングボックス19に押圧し、表ライナ紙3
側から供給される熱で澱粉糊を固化しながら、満遍なく
表ライナ紙3と片面段ボールシート10を接着する。ク
ーリングパートの下部には下コンベア22が配置され、
昇温接着された両面段ボールシート13は、この下コン
ベア22と上コンベア21との間に挟持され、冷却され
ながら排出端に向かって搬送される。
【0023】図2は、前記ダブルフェーサ11の入口側
を拡大して示す。この図は、中段の片面段ボールシート
10を供給するシングルフェーサ7が稼働され、上段の
片面段ボールシート10の供給は停止されている状態を
示す。下段に配置されたヒーターロール17と2本の補
助ヒーターロール23には表ライナ紙3が巻き掛けられ
ている。この表ライナ紙3は、糊付け装置12で糊付け
された中段の片面段ボールシート10とともに、ダブル
フェーサ11のヒーティングパートに導かれ、両者が互
いに貼り合わされる。
【0024】前記ダブルフェーサ11の入口には、それ
ぞれ表ライナ紙3の含水分量Wa と片面段ボールシート
10の裏ライナ紙2の含水分量Wb を計測する水分計測
センサ24a、24bが設置されている。また、表ライ
ナ紙3が巻き掛けられたヒーターロール17の出側と、
片面段ボールシート10が巻き掛けられたヒーターロー
ル18の出側には、それぞれ表ライナ紙3と裏ライナ紙
2の含水分量を調節する水分調整装置としてのシャワ装
置25a、25bが設置されている。
【0025】前記各水分計測センサ24a、24bと各
シャワ装置25a、25bは、コントローラ26に接続
され、水分計測センサ24a、24bで計測された表ラ
イナ紙3と裏ライナ紙2の含水分量の差ΔW(=Wa
b )に基づいて、シャワ装置25a、25bが作動さ
れる。コントローラ26は、予め求められた製造ライン
での反り防止に対する表ライナ紙3と裏ライナ紙2の最
適含水分量差ΔW0 を記憶しており、計測された含水分
量の差ΔWを最適含水分量差ΔW0 と比較して、ΔWが
ΔW0 よりも小さい場合はシャワ装置25aを、大きい
場合はシャワ装置25bを作動させることにより、表ラ
イナ紙3または裏ライナ紙2に水を噴射する。各シャワ
装置25a、25bには流量調節弁(図示省略)が設け
られ、噴射する水の量を、ΔWとΔW0 の差の絶対値に
比例して増減する比例制御を行うようになっている。
【0026】図1に示したコルゲートマシンにおいて、
前記制御目標値としての最適含水分量差ΔW0 を1.5
%とし、表ライナ紙3と裏ライナ紙2の含水分量の差Δ
Wが1.5%±0.5%の範囲に入るように、前記各シ
ャワ装置25a、25bの流量調節弁を制御し、100
0枚の段ボールシートを製造した。製造された段ボール
シートの反り高さは全て±10mm以内と良好な結果が
得られ、後の印刷等の加工工程で詰まったり、積み重ね
て搬送される際に転倒したりするトラブルを生じること
はない。
【0027】上述した実施形態では、各ライナ紙の水分
調整装置としてライナ紙を加湿するシャワ装置を用いた
が、熱風等を吹きつける乾燥装置を用いたり、加湿装置
と乾燥装置の両者を併用することもできる。両者を併用
する場合は、いずれか一方のライナ紙側のみの水分調整
装置で足りる。製造ラインの特性により、ダブルフェー
サの入口でいずれか一方のライナ紙が常に乾燥気味とな
る場合は、この乾燥気味となるライナ紙側のみに加湿装
置を設置したり、反対側のライナ紙側のみに乾燥装置を
設置してもよい。
【0028】また、この実施形態では、水分調整装置と
してのシャワ装置を各水分計測センサの上流側に設置し
たが、ダブルフェーサよりも手前の下流側に設置するこ
ともできる。水分計測センサをラインの幅方向に複数個
配列し、シャワ装置も幅方向にゾーン分割して、各セン
サの出力に応じて、各ゾーンでの水噴射量を変えること
もできる。
【0029】さらに、この実施形態では、コントローラ
を用いてシャワ装置の流量調節弁を比例制御するように
したが、積分制御や微分制御を組み合わせることもでき
る。勿論、水分計測センサの出力に応じて手動で流量調
節弁を調節してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の段ボールシー
トの製造方法は、第2ライナ紙としての表ライナ紙を貼
り合わせる前に、第1ライナ紙としての裏ライナ紙との
含水分量の差を所定の範囲に調整するようにしたので、
第2ライナ紙が貼り合わされてから最終的な定常含水分
状態に至るまでの表裏ライナ紙の伸縮量が等しくなり、
製造後の段ボールシートの反り発生を効果的に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の段ボールシートの製造ラインを示す
概略正面図
【図2】図1の要部拡大正面図
【図3】ダブルフェーサ入口での表裏ライナ紙の含水分
量差と段ボールシートの反り高さの関係を示すグラフ
【図4】ダブルフェーサ出口での表裏ライナ紙の含水分
量差と段ボールシートの反り高さの関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 芯紙 2 裏ライナ紙 3 表ライナ紙 4、5、6 リール 7 シングルフェーサ 8 成形ロール 9 糊付け装置 10 片面段ボールシート 11 ダブルフェーサ 12 糊付け装置 13 両面段ボールシート 14 スリッタ・スコアラ 15、16、17、18 ヒーターロール 19 ヒーティングボックス 20 加圧装置 21、22 コンベア 23 ヒーターロール 24a、24b 水分計測センサ 25a、25b シャワ装置 26 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠木 光一 大阪市福島区大開4丁目1番186号 レン ゴー株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 3E078 AA11 BB03 CC06 CC12 CC57 CC58X CC62 CD10 CE02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形形状に成形した芯紙の上面側に第1
    ライナ紙を貼り合わせて片面段ボールシートを形成し、
    この片面段ボールシートの下面側に第2ライナ紙を貼り
    合わせて両面段ボールシートを製造する段ボールシート
    の製造ラインにおいて、前記片面段ボールシートに第2
    ライナ紙を貼り合わせる前に、前記芯紙に貼り合わされ
    た第1ライナ紙と前記第2ライナ紙の含水分量の差を所
    定の範囲に調整することを特徴とする段ボールシートの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ライナ紙と第2ライナ紙の含水
    分量の差を所定の範囲に調整する手段が、前記第2ライ
    ナ紙の貼り合わせ位置の上流側に配置され、それぞれ第
    1ライナ紙と第2ライナ紙の各含水分量を検出する検出
    装置と、前記第2ライナ紙の貼り合わせ位置よりも上流
    側に配置され、少なくとも一方のライナ紙の含水分量を
    調節する水分調整装置より成り、前記各検出装置の出力
    に基づいて、前記水分調整装置を作動させるものである
    請求項1に記載の段ボールシートの製造方法。
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