JP2000202605A - 連続鋳造設備におけるロ―ルセグメント装置 - Google Patents

連続鋳造設備におけるロ―ルセグメント装置

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JP2000202605A
JP2000202605A JP11008594A JP859499A JP2000202605A JP 2000202605 A JP2000202605 A JP 2000202605A JP 11008594 A JP11008594 A JP 11008594A JP 859499 A JP859499 A JP 859499A JP 2000202605 A JP2000202605 A JP 2000202605A
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JP
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frame
roll
slab
roll segment
segment device
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JP11008594A
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Haruo Sakaguchi
治男 坂口
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接するセグメント部間で上下のロール間隔に
段差が生じるのを防止し得る連続鋳造設備におけるロー
ルセグメント装置を提供する。 【解決手段】鋳片の引抜経路に沿って配置されて、下部
フレーム12に設けられた複数個の下ロール11と上部
フレーム14に設けられた複数個の上ロール13との間
を、鋳片Cを通過させて所定厚さに形成するためのロー
ルセグメント装置であって、下部フレーム12と上部フ
レーム14とを、前後方向で互いにずらせて配置すると
ともに、前後に位置する上部フレーム14同士を連結軸
体15を介して互いに鉛直面内で揺動可能に連結すると
ともに、この連結部分を下方に押圧する圧下用シリンダ
装置18を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造設備にお
けるロールセグメント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、連続鋳造設備においては、モール
ドから引き抜かれた鋳片を所定の厚さにするために、引
抜経路にロールセグメント装置が配置されている。
【0003】図6に示すように、従来、このロールセグ
メント装置51は、鋳片を上下から押圧する、すなわち
圧下する上下ロール61,62をそれぞれ有する上部フ
レーム63および下部フレーム64からなるセグメント
部65が、その引抜経路に沿って多数配置されたもので
ある。なお、図6では、セグメント部65は2組だけ示
している。
【0004】そして、各セグメント部65における上部
フレーム63は、下部フレーム64から立設された支持
体(図示せず)に設けられた前後部の圧下用シリンダ装
置71により昇降可能にされて、上下のロール61,6
2の間隔、すなわち鋳片の厚さが調節し得るようにされ
ている。
【0005】したがって、鋳片の引抜経路において、鋳
片の厚さ、すなわち圧下量を調節する場合、各セグメン
ト部65の前後に設けられた圧下用シリンダ装置71を
作動させることにより行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前後部に設
けられた圧下用シリンダ装置71により、その圧下量を
各セグメント部65ごとに調節しているため、隣接する
セグメント部65A,65B間で上下のロール61,6
2同士の間隔h1,h2が異なり、段差が生じるような場
合、鋳片の品質に悪影響を及ぼすという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、隣接するセグメント部
間で上下のロール間隔に段差が生じるのを防止し得る連
続鋳造設備におけるロールセグメント装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の連続鋳造設備におけるロールセグメント装
置は、鋳片の引抜経路に沿って配置されて、下部フレー
ムに設けられた複数個の下ロールと上部フレームに設け
られた複数個の上ロールとの間を、鋳片を通過させて所
定厚さに形成するためのロールセグメント装置であっ
て、前後に位置する上部フレーム同士を連結軸体を介し
て互いに鉛直面内で揺動可能に連結するとともに、この
連結部分を下方に押圧する圧下用シリンダ装置を具備し
たものである。
【0009】また、本発明の他の連続鋳造設備における
ロールセグメント装置は、鋳片の引抜経路に沿って配置
されて、下部フレームに設けられた複数個の下ロールと
上部フレームに設けられた複数個の上ロールとの間を、
鋳片を通過させて所定厚さに形成するためのロールセグ
メント装置であって、上記下部フレームと上部フレーム
とを、前後方向で互いにずらせて配置するとともに、前
後に位置する上部フレーム同士を連結軸体を介して互い
に鉛直面内で揺動可能に連結するとともに、この連結部
分を下方に押圧する圧下用シリンダ装置を具備したもの
である。
【0010】上記の各構成によると、隣接する上部フレ
ーム同士の連結部分が圧下用シリンダ装置により、一緒
に上下動させられるため、圧下用シリンダ装置を各フレ
ームの前後部に設ける場合に比べて、シリンダ装置の設
置個数を少なくすることができるとともに、隣接するフ
レームに設けられる上下のロール間隔の段差状の変化を
無くすことができる。
【0011】また、たとえずれるようなことがあって
も、上部フレームを、隣接する下部フレーム間の連結部
分を跨ぐようにして設けることにより、上下のロール間
隔の変化が滑らかになり、鋳片の品質に悪影響を与える
のを防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の連続
鋳造設備におけるロールセグメント装置を、図1〜図5
に基づき説明する。
【0013】このロールセグメント装置(以下、セグメ
ント装置という)1は、連続鋳造設備の鋳片の引抜経路
の途中に設けられて、鋳片を上から押圧して所定厚さに
順次形成していくものである。
【0014】図1〜図3に示すように、このセグメント
装置1には、主として、複数本の下ロール11がそれぞ
れ設けられた複数の下部フレーム12と、複数本の上ロ
ール13がそれぞれ設けられた複数の上部フレーム14
とが具備されている。
【0015】上記下部フレーム12は、図4の模式図に
示すように、鋳片Cの引抜経路に沿って順次直列に配置
され、また上部フレーム14は、下部フレーム12と
は、所定距離だけ、例えば下部フレーム12の半分の長
さだけずらして配置されるとともに、これら前後に隣接
して配置される上部フレーム14A,14Bの端部同士
が、水平方向の連結軸体15により、互いに鉛直面内で
揺動可能に連結されている。
【0016】そして、この連結部分は、下部フレーム1
2の両側部から立設された左右一対の柱状体16により
支持された支持ビーム17の両側に設けられた一対の圧
下用シリンダ装置18により、下方に押圧し得るよう
に、すなわち圧下し得るようにされている。
【0017】詳しく説明すれば、図4に示すように、前
方の上部フレーム14(14A)の後端に設けられた後
部ブラケット21Aと、これに隣接して配置される後方
の上部フレーム14Bの前端に設けられた前部ブラケッ
ト21Bとが連結軸体15により互いに連結されるとと
もに、この連結軸体15に、圧下用シリンダ装置18の
ロッド部18aの先端に設けられた接続部材19が外嵌
されている。なお、実際には、図2に示すように、1個
の上部フレーム14に設けられるのは、前部ブラケット
と後部ブラケットとが一体化された板状のブラケット2
1である。また、図2に示すように、上部フレーム14
の四隅に切欠部14aが形成されて、この切欠部14a
に柱状体16が挿通されている。
【0018】また、各上部フレーム14に配置される上
ロール13の内、所定の1本の上ロール(図1におい
て、ハッチングにて示す)13Aがピンチロールとされ
ており、このピンチロール13Aは、上部フレーム14
に昇降用シリンダ装置31を介して昇降自在にされた昇
降ビーム32に取り付けられている。なお、この昇降ビ
ーム32は、上部フレーム14内に設けられたガイド部
材33によりガイドされている。
【0019】上記構成において、上下のロール11,1
3の間隔の調節は、圧下用シリンダ装置18を作動させ
ることにより行われる。
【0020】図5の模式図にて示すように、この圧下用
シリンダ装置18は、上述したように、前後に隣接する
上部フレーム14A,14Bの連結部分を一緒に上下動
させるため、隣接する上部フレーム14の連結部分にお
ける前後の上下ロール間隔が同一となり、フレーム間
(セグメント部間)で上下ロール間隔を変化させる場合
でも、フレーム同士の連結部分では連続的に変化するこ
とになり、したがって鋳片の品質に悪影響を及ぼすこと
はない。
【0021】ところで、図1および図3においては、上
下部のフレーム12,14に設けられる各ロール11,
13を、1本ものとして図示したが、図5に示すよう
に、各ロール11,13を、複数個に、例えば3個に分
割するとともに、その中間位置に設けられた中間ブラケ
ット22を介して支持することにより、両端部だけで支
持する場合に比べて、圧下時に、支持ビーム17に生じ
る上下方向での撓みを小さくすることができる。勿論、
中間ブラケット22の位置は、できるだけ支持ビーム1
7が小さくなる位置にされるが、ロールの長さについて
も考慮されて決定される。
【0022】このように、隣接する上部フレーム同士の
連結部分を一緒に上下動させるようにしているため、従
来のように、各フレームの前後部に圧下用シリンダ装置
をそれぞれ設ける場合に比べて、シリンダ装置の設置個
数が少なくなり、コストダウンを図ることができるとと
もに、隣接するフレームにおける上下のロール間隔の段
差を、すなわち段階的な変化を無くすことができ、たと
えずれるようなことがあったとしても、上部フレーム
は、隣接する下部フレーム間を跨ぐようにして設けられ
ているため、その厚さの変化が滑らかとなり、鋳片の品
質に悪影響を与えるのを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の各構成によると、
隣接する上部フレーム同士の連結部分を圧下用シリンダ
装置により、一緒に上下動させるようにしているため、
従来のように、圧下用シリンダ装置を各フレームの前後
部に設ける場合に比べて、シリンダ装置の設置個数が少
なくなり、コストダウンを図ることができるとともに、
隣接するフレームに設けられる上下のロール間隔の段差
状の変化を無くすことができ、また、たとえずれるよう
なことがあっても、上部フレームを、隣接する下部フレ
ーム間の連結部分を跨ぐようにして設けることにより、
上下のロール間隔の変化が滑らかになり、鋳片の品質に
悪影響を与えるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロールセグメント
装置の一部切欠側面図である。
【図2】同ロールセグメント装置の一部切欠平面図であ
る。
【図3】図1の一部切欠A−A矢視図である。
【図4】同ロールセグメント装置の構成原理を示す概略
側面図である。
【図5】同ロールセグメント装置のロールの変形例を示
す正面図である。
【図6】従来例のロールセグメント装置の概略構成を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 ロールセグメント装置 11 下ロール 12 下部フレーム 13 上ロール 14 上部フレーム 15 連結軸体 18 圧下用シリンダ装置 31 昇降用シリンダ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳片の引抜経路に沿って配置されて、下部
    フレームに設けられた複数個の下ロールと上部フレーム
    に設けられた複数個の上ロールとの間を、鋳片を通過さ
    せて所定厚さに形成するためのロールセグメント装置で
    あって、 前後に位置する上部フレーム同士を連結軸体を介して互
    いに鉛直面内で揺動可能に連結するとともに、この連結
    部分を下方に押圧する圧下用シリンダ装置を具備したこ
    とを特徴とする連続鋳造設備におけるロールセグメント
    装置。
  2. 【請求項2】鋳片の引抜経路に沿って配置されて、下部
    フレームに設けられた複数個の下ロールと上部フレーム
    に設けられた複数個の上ロールとの間を、鋳片を通過さ
    せて所定厚さに形成するためのロールセグメント装置で
    あって、 上記下部フレームと上部フレームとを、前後方向で互い
    にずらせて配置するとともに、前後に位置する上部フレ
    ーム同士を連結軸体を介して互いに鉛直面内で揺動可能
    に連結するとともに、この連結部分を下方に押圧する圧
    下用シリンダ装置を具備したことを特徴とする連続鋳造
    設備におけるロールセグメント装置。
JP11008594A 1999-01-18 1999-01-18 連続鋳造設備におけるロ―ルセグメント装置 Pending JP2000202605A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001047206A (ja) * 1999-07-17 2001-02-20 Sms Schloeman Siemag Ag 連続鋳造運転で連続鋳造設備の鋳造連続体の規格材料厚さを変更する方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001047206A (ja) * 1999-07-17 2001-02-20 Sms Schloeman Siemag Ag 連続鋳造運転で連続鋳造設備の鋳造連続体の規格材料厚さを変更する方法および装置

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