JP2000202419A5 - - Google Patents

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【0006】
例えばこれらの技術では概略的に、初段の処理装置として、原料となる廃棄物を熱分解して熱分解ガスと固形物とに分離する熱分解装置と、この熱分解装置により得られた固形物を微粉砕し、かつ固形物に含有される金属を分離する機械的処理装置とが備えられている。そして、この後段に、機械的処理装置により得られた熱分解チャーおよび熱分解装置により得られた熱分解ガスを、酸化剤および必要に応じてコークス等の製司チャーを添加して、低位炭化物とした加熱ガスに変換する高温ガス化装置が備えられている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1の発明では、有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0019】
請求項2の発明では、有機物を含む廃棄物を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0020】
請求項3の発明では、有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0021】
請求項4の発明では、有機物を含む廃棄物を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程と備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0057】
請求項39の発明では、請求項18から37までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で使用済みとなった固体状吸着材の少なくとも一部を、前記溶融ガス化工程へ導入して処理することを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0058】
請求項40の発明では、請求項18から37までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で使用済みとなった固体状吸着材を、熱的な処理および化学的な処理の少なくともいずれかによって再生することを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0082】
請求項64の発明では、廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0083】
請求項65の発明では、廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0084】
請求項66の発明では、廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処理系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0085】
請求項67の発明では、廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処理系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。

Claims (10)

  1. 有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  2. 有機物を含む廃棄物を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  3. 有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  4. 有機物を含む廃棄物を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  5. 請求項18から37までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で使用済みとなった固体状吸着材の少なくとも一部を、前記溶融ガス化工程へ導入して処理することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  6. 請求項18から37までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で使用済みとなった固体状吸着材を、熱的な処理および化学的な処理の少なくともいずれかによって再生することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  7. 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の処理装置。
  8. 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の処理装置。
  9. 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処理系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処理装置。
  10. 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を400〜650℃の温度範囲で熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を900℃〜1200℃の温度範囲で低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを230〜160℃の温度まで急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処理系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処理装置。
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