JP2000201636A - 手巻寿司包装用フィルム及びその包装方法 - Google Patents

手巻寿司包装用フィルム及びその包装方法

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JP2000201636A
JP2000201636A JP11009811A JP981199A JP2000201636A JP 2000201636 A JP2000201636 A JP 2000201636A JP 11009811 A JP11009811 A JP 11009811A JP 981199 A JP981199 A JP 981199A JP 2000201636 A JP2000201636 A JP 2000201636A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 海苔本来の香り、風味、食感を長期間維持で
き、かつ衛生的であり、しかも形の良い手巻寿司を容
易、迅速に形成できるようにする。 【解決手段】 海苔シート9を収納する方形の外装フィ
ルムと内装フィルム3を有し、内装フィルム3は狭幅の
固定フィルム4と剥離フィルム5とからなり、剥離フィ
ルム5の非シール部分の一端は固定フィルム4の上方も
しくは下方へ延出し、その延出端を上方へ反対向きに折
返すことによって折返し片5cを、その基部5dが固定
フィルム4の非シール部分4cの一辺と互いに重なるよ
うに形成し、内装フィルム3における固定フィルム4の
上面から折返し片5cの基部5a上面に載置した寿司用
シャリを、固定フィルム4の外装フィルムにシールされ
た二辺が交わる角部から斜め上方に向かって略円錐形状
に巻込むように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手巻寿司包装用フ
ィルム及びその包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寿司職人が寿司店内で顧客の要求
に応じて手巻寿司を即席で造ったり、あるいは消費者自
身が家庭で海苔シートで具入り寿司用シャリを略円錐形
状に巻込んで手巻寿司を造ることはよく行われている。
一方、業務用として造られた手巻寿司は、外周を方形の
透明プラスチック製フィルムで円錐筒状に巻包してコン
ビニエンスストアー、スーパーマーケット、デパートの
食品売場、寿司ショップ等々において展示、販売されて
いることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手巻寿司の包装用フィルムによれば、海苔シートと
寿司用シャリとが接触していること、及び海苔シートが
上下部において外部に露出していることにより、当該海
苔シートが寿司用シャリと外気中の湿気を吸収し易いた
め、ベタついたものとなることから、海苔本来の香り、
風味、食感が著しく損なわれるという問題がある。ま
た、空気中の雑菌が附着する等の衛生上の問題もある。
【0004】
【目的】本発明は、上記した従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたもので、海苔シートの湿気吸収を阻止
し、海苔本来の香り、風味、食感を長期間維持でき、か
つ衛生的であり、しかも海苔シートを引出すときや具入
り寿司用シャリを巻込む際、当該海苔シートが破れた
り、寿司用シャリが形崩れを起こすことなく、形の良い
略円錐形状の巻寿司を容易、かつ迅速に形成できる手巻
寿司包装用フィルム及びその包装方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1手段として、本発明の手巻寿司包装用フィルム
は、海苔シートを収納する方形の外装フィルムと内装フ
ィルムを有し、前記内装フィルムは狭幅の固定フィルム
と広幅の剥離フィルムとからなり、前記固定フィルム
は、前記外装フィルムの一端に、その外側三辺をシール
して固定され、一方、前記剥離フィルムは、前記外装フ
ィルムの他端に、その外側三辺をシールして固定され、
かつ当該剥離フィルムの非シール部分の一端は前記固定
フィルムの上方もしくは下方へ延出し、その延出端部を
上方へ反対向きに折返すことによって折返し片を、その
基部が固定フィルムの非シール部一辺と互いに重なるよ
うに形成したことを特徴とする。
【0006】次に、上記目的を達成するための第2手段
として、本発明の手巻寿司の包装方法は、海苔シートを
収納する方形の外装フィルムと内装フィルムを有し、前
記内装フィルムは狭幅の固定フィルムと広幅の剥離フィ
ルムとからなり、前記固定フィルムは、前記外装フィル
ムの一端に、その外側三辺をシールして固定され、一
方、前記剥離フィルムは、前記外装フィルムの他端に、
その外側三辺をシールして固定され、かつ当該剥離フィ
ルムの非シール部分の一端は前記固定フィルムの上方も
しくは下方へ延出し、その延出端部を上方へ反対向きに
折返すことによって折返し片を、その基部が固定フィル
ムの非シール部一辺と互いに重なるように形成してなる
包装用フィルムを使用した手巻寿司の包装方法であっ
て、前記内装フィルムにおける固定フィルムの上面から
折返し片の基部上面に載置した寿司用シャリを、当該固
定フィルムの外装フィルムにシールされた二辺が交わる
角部から斜め上方に向かって略円錐形状に巻き込んでな
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】海苔シートを収納した外装フィルムと内装フィ
ルムからなる包装用フィルムによって具入り寿司用シャ
リは略円錐形状に巻込まれ、この状態で透明な包装袋で
包装されて店頭で販売される。上記包装状態において、
先ず包装袋のは開封用片を摘んで、引裂き開封し、内部
の包装用フィルムに巻込まれている具入り寿司用シャリ
を取り出す。
【0008】次いで、上記包装用フィルムによる巻込み
を解いて平らに展開すると、略円錐形状の具入り寿司用
シャリは、内装フィルムにおける固定フィルムの上面と
剥離フィルムの折返し片の基部上面にかけて傾斜状態に
載置される。このとき、上記折返し片の先端は具入り寿
司用シャリから反対方向へ突き出している。
【0009】次いで、上記折返し片の先端を摘んで、具
入り寿司用シャリの反対方向へ引張ると、剥離フィルム
は外装フィルムと、そのシール部から引剥がされる。こ
の際、寿司用シャリは上記したように略円錐形状に形成
されており、径大な上半部が固定フィルム上面に載置さ
れ、径小な下半部のみが剥離フィルムの折返し片上に載
置されていること、及びフィルムの滑り特性のため、寿
司用シャリを上面に載置したままでも剥離フィルムはス
ムーズに剥離することができる。そして、上記剥離フィ
ルムが外装フィルムから完全に引剥がされたとき、具入
り寿司用シャリは、その径大な上半部が固定フィルム上
面に、径小な下半部が海苔シート上面に各々載置され
る。
【0010】次いで、海苔シートの他端を摘んで引張る
と、該海苔シートは外装フィルム上面を他端方向へスラ
イドして、外装フィルム一端部と固定フィルム間の袋部
から引抜かれる。このとき、固定フィルム上面と海苔シ
ート上面に各々略半分ずつ斜めに載置されている具入り
寿司用シャリは、固定フィルムに対してはその表面平滑
性から非接着で、海苔シートに対しては粘着されている
ので、該海苔シートの寿司用シャリに対する粘着力及び
接触抵抗によって一緒となって引張られ、上半部は固定
フィルム上面をスライドすることで当該固定フィルムか
ら外れ、海苔シートの一端上面に完全に斜めに載置され
る。
【0011】次いで、海苔シートの一端部の角部を斜め
に具入り寿司用シャリ上に折込んだならば、海苔シート
の残りの部分も同様に巻込むことにより、具入り寿司用
シャリを海苔シートで略円錐形状に巻込んだ手巻寿司が
形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る手巻寿司包装
用フィルム及びその包装方法の実施形態につき図面を参
照して説明する。図1は海苔シートを収納した状態の包
装用フィルムの平面図を示し、図2は図1におけるA−
A線矢視略示断面図を示し、図3は具を載せた寿司用シ
ャリを包装用フィルム上面に載置した状態の平面図を示
し、図4は包装用フィルムによって具を載せた寿司用シ
ャリを巻込み初めの状態の平面図を示し、図5は包装用
フィルムによって具入り寿司用シャリを略円錐形状に巻
込んだ状態の斜視図を示し、図6は包装用フィルムによ
って具入り寿司用シャリを略円錐形状に巻込んだものを
透明の包装袋に収納した状態の斜視図を示し、図7は海
苔シートを収納した状態の包装用フィルムの他の実施形
態の平面図を示し、図8は図7におけるB−B線矢視略
示断面図を示し、図9は図1の包装用フィルムで略円錐
形状に巻込んだものを包装袋から取出し、これを平らに
展開した状態の平面図を示し、図10は図9におけるC
−C線矢視略示断面図を示し、図11は図1の包装用フ
ィルムの内装フィルムにおける剥離フィルムを途中まで
引剥がした状態の平面図を示し、図12は図11におけ
るD−D線矢視略示断面図を示し、図13は途中まで引
き剥がした剥離フィルムを外装フィルムから完全に引剥
がした状態の平面図を示し、図14は図13におけるE
−E線矢視略示断面図を示し、図15は外装フィルムと
固定フィルム間から海苔シートを引出した状態の平面図
を示し、図16は図15におけるF−F線矢視略示断面
図を示し、図17は具入り寿司用シャリを海苔シートで
巻込む状態の平面図を示し、図18は略円錐形状に形成
した手巻寿司の斜視図を示す。
【0013】図1及び図2に示したように手巻寿司包装
用フィルム1は、方形(図示例では長方形)の外装フィ
ルム2と内装フィルム3とで構成されている。上記内装
フィルム3は、外装フィルム2と同一長さを有する狭幅
の固定フィルム4と、外装フィルム2と同一長さを有
し、かつ横幅が外装フィルム2のそれと同等、ないし
は、それよりも広幅の剥離フィルム5とからなる。尚、
外装フィルム2、内装フィルム3ともに、熱接着性、防
湿性及び寿司用シャリに対する滑り特性を有するポリエ
チレンフィルム等の透明プラスチック材を使用する。
【0014】上記外装フィルム2の上面一端(図1、図
2において左端)にあって、その長さ方向の端縁(図1
において上下方向に長い端縁)と、幅方向(図1におい
て左右方向)の端縁には、上記固定フィルム4の長さ方
向(図1において上下方向)の一辺4aと、幅方向(図
1において左右方向)の二辺4b,4b、即ち合計三辺
4a,4b,4bをシール6、7、7′して固定されて
いる。これによって、外装フィルム2と固定フィルム4
とにより、図1及び図2において右端が開口部8となっ
た海苔シート9の一端部9aの収納用袋部10が形成さ
れている。
【0015】上記外装フィルム2の他端上面(図1、図
2において右端)にあって、その長さ方向(図1におい
て上下方向)の端縁と、横幅方向(図1において左右方
向)の端縁には、上記剥離フィルム5の長さ方向(図1
において上下方向)の一辺5aと、横幅方向(図1にお
いて左右方向)の二辺5b、5b、即ち合計三辺5a、
5b、5bをシール11、12、12′して固定されて
いる。
【0016】また、上記剥離フィルム5の幅方向におけ
る二辺5b、5bの一端側(図1において左端側)は、
上記した固定フィルム4の幅方向の二辺4b,4b上に
所定寸法(a)だけ重合シール13、13して固定さ
れ、当該剥離フィルム5によって上記した海苔シート9
一端部9aの収納用袋部10の開口部8が覆われてい
て、外装フィルム2と剥離フィルム5で形成された海苔
シート9他端部9bの収納用袋部14と上記した袋部1
0に収納された海苔シート9が外部に露出しないように
構成されている。
【0017】さらに、上記剥離フィルム5の非シール部
分の一端は上記固定フィルム4の下方へ延出され、その
延出端部を上方へ反対向き(図1、図2において右方
向)に折返すことによって折返し片5cを、その基部5
dが上記した固定フィルム4の非シール部一辺4cの下
方において互いに重なり合うように形成させてある。つ
まり、外装フィルム2と固定フィルム4によって形成さ
れる袋部10の開口部8と、外装フィルム2と剥離フィ
ルム5によって形成される袋部14の開口部15とが互
いに重なり合うようになっている。
【0018】ところで、図7及び図8では、上記剥離フ
ィルム5は固定フィルム4の上方へ延出され、その延出
端部を前記同様に上方へ反対向きに折返すことによって
折返し片5cを、その基部5dが固定フィルム4の非シ
ール部一辺4cの上方において互いに重なり合うように
形成させてある。
【0019】以上の如く、本発明においては剥離フィル
ム5の折返し片5cの基部5dが固定フィルム4の上
方、下方のいずれに位置しても良いが、折返し片5cの
先端を摘んで剥離フィルム5を外装フィルム2から引き
剥す際、寿司用シャリとの接触部分が少ない図1及び図
2に示す固定フィルムの下方に配する方が寿司用シャリ
を傷めずにスムーズに引き剥すことができる。
【0020】上記海苔シート9は、外装フィルム2上面
に載置しておき、この状態で外装フィルム2に上記固定
フィルム4、剥離フィルム5をシール固定して包装用フ
ィルム1内に収納するか、または、上記したように包装
用フィルム1を形成した後、上記両収納用袋部10、1
4の開口部8、15を開いて海苔シート9を収納するこ
ともできる。
【0021】次いで、図3に示したように上記構成とし
た海苔シート9入りの包装用フィルム1の一端上面、つ
まり上記固定フィルム4の上面と、剥離フィルム5にお
ける折返し片5cの基部5d側の上面に、四角形の板状
とした寿司用シャリ16を載置する。このとき、具17
を図示したように寿司用シャリ16上面に斜めに載せ
る。そして、図4に示したように、外装フィルム2に対
してシール6、7′されている固定フィルム4の二辺に
交わる下側の角部18から斜め上方に向かって略円錐形
状に巻込み、図5に示す略円錐形状の手巻寿司の巻包体
(A)を形成する。
【0022】尚、上記巻包体(A)は図6に示したよう
に、具17と寿司用シャリ16の乾燥防止及び劣化防止
並びに衛生保持のために透明な包装袋19に収納し、そ
の開口部を結束手段20で閉塞し、この状態にて店頭に
陳列し販売される。そして、この包装袋19には図6に
示した如く、開封用の切込み部21、21を一定間隔に
おいて二条並設することによって開封用片22を設けて
あり、該開封用片22を図示した矢印b方向へ引張るこ
とで引裂き可能なように、当該包装袋19は透明プラス
チック製の方向性フィルム(一軸延伸フィルムまたは二
軸延伸フィルム)によって形成されている。方向性の無
い通常のプラスチックフィルムであっても、開封用片2
2の上方延長線上にカットテープ(図示しない)を装着
することで代用しても良い。また、上記結束手段20と
しては、接着テープ20aを図示したが、これに限るこ
とはなく、図示しない加熱シール、紐、その他任意であ
る。
【0023】次いで、手巻寿司形成工程を図9ないし図
18に基づいて説明する。先ず、図6に示す開封用片2
2を摘んで透明な包装袋19を引裂いて開封し、内部の
巻包体(A)を取出す。そして、さらに巻包体(A)の
巻込みを解いて図7に示したように手巻寿司包装用フィ
ルム1を平らに展開すると、内部に具17が入った略円
錐形状の寿司用シャリ16が内装フィルム3における固
定フィルム4の上面と、剥離フィルム5の折返し片5c
上面にかけて傾斜状態で載置される。このとき、折返し
片5cの先端部は寿司用シャリ16から他端(図9にお
いて右方向)へ突出している。
【0024】次いで、図11及び図12に示したよう
に、剥離フィルム5における折返し片5cの先端を摘ん
で引張ると、該剥離フィルム5は、そのシール11、1
2、12′が引剥がされ、図13に示したように外装フ
ィルム2から完全に引剥がされ、略円錐形状の寿司用シ
ャリ16は、その径大な上半部16aが固定フィルム4
上面に、径小の下半部16bが海苔シート9の一端上面
に載置される。つまり、略円錐形状の寿司用シャリ16
は、もともとその径大な上半部16aが固定フィルム4
上面に載置され、径小な下半部16bのみが剥離フィル
ム5の折返し片5a上に載置されていて折返し片5bに
対する寿司用シャリ16の接触面積が小さいこと、及び
フィルム自身が持っている滑り特性のため、寿司用シャ
リ16を上面に載置したままでも剥離フィルム5は寿司
用シャリ16を傷めることなくスムーズに引き剥すこと
ができる。
【0025】次いで、図13において、海苔シート9の
他端を摘んで右方向へ引張ると、海苔シート9は図15
及び図16に示したように外装フィルム2上を右方向に
スライドして引抜かれる。このとき、寿司用シャリ16
は、海苔シート9に対する粘着力及び接触抵抗によって
一緒になって引張られ、固定フィルム4上をスライドす
るので、図15及び図16に示したように、寿司用シャ
リ16は海苔シート9の一端(図15において左端)上
面に斜めに載置される。
【0026】次いで、図17に示したように海苔シート
9の左端下部の角部を斜めに寿司用シャリ16上面に折
込み、海苔シート9の残りの部分も同様に巻込むことで
図18に示したように、具17入り寿司用シャリ16を
海苔シート9で略円錐形状に巻込んだ手巻寿司(B)が
形成される。
【0027】尚、上記した工程では、剥離フィルム5の
折返し片5cの基部5d(開口部15)を固定フィルム
4の下方に位置させた手巻寿司の包装用フィルム1を使
用しているが、既述の如く当該折返し片5c基部5d
(開口部15)を固定フィルム4の上方に位置させた包
装用フィルム1を使用しても良いことは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、内装フィルムによって海苔シートと具入り
寿司用シャリは隔離されているため、寿司用シャリに含
まれる水分及び外気中の湿気によって海苔シートがベタ
つくことはなく、海苔本来の香り、風味、食感を長期間
維持でき、かつ空気中の雑菌等の附着を阻止することが
でき衛生的である。さらに、包装用フィルム展開後、剥
離フィルムの折返し片を所定方向へ引張ることにより、
寿司用シャリを傷めることなく剥離フィルムを外装フィ
ルムから引剥がすことができ、さらに露出した海苔シー
トの一端を引張るだけで、海苔シートの一端上面に、略
円錐形状の具入り寿司用シャリが傾斜状態に載置された
状態で引出され、その際、海苔シートが破れたり、寿司
用シャリが形崩れを起こすことはないから、当該海苔シ
ートを巻込むだけで、略円錐形状の形の良い手巻寿司を
容易、かつ迅速に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手巻寿司包装用フィルムの実施形
態を示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A線矢視略示断面図である。
【図3】同上包装用フィルムの一端上面に具入り寿司用
シャリを載置した状態を示す平面図である。
【図4】同上包装用フィルムにおける一端の角部を具入
り寿司用シャリ上に折返した状態を示す平面図である。
【図5】包装用フィルムによって具入り寿司用シャリを
略円錐形状に巻込んだ巻包体を示す斜視図である。
【図6】同上巻包体を透明な包装袋に収納した状態を示
す斜視図である。
【図7】本発明に係る手巻寿司包装用フィルムの他の実
施形態を示す平面図である。
【図8】図7におけるB−B線矢視略示断面図である。
【図9】包装袋を引裂き開封して巻包体を取出した後、
平らに展開した状態を示す平面図である。
【図10】図9におけるC−C線矢視略示断面図であ
る。
【図11】内装フィルムにおける剥離フィルムの折返し
片を引張り外装フィルムから引剥がす途中の状態を示す
平面図である。
【図12】図11におけるD−D線矢視略示断面図であ
る。
【図13】剥離フィルムを外装フィルムから引剥がした
状態を示す平面図である。
【図14】図13におけるE−E線矢視略示断面図であ
る。
【図15】海苔シートを一方向へ引出す途中の状態を示
す平面図である。
【図16】図15におけるF−F線矢視略示断面図であ
る。
【図17】包装用フィルムから海苔シート、具入り寿司
用シャリを引出し、海苔シートで具入り寿司用シャリを
巻込む途中の状態を示す平面図である。
【図18】略円錐形状に巻込み形成した手巻寿司の斜視
図である。
【符号の説明】
1 包装用フイルム 2 外装フィルム 3 内装フィルム 4 固定フィルム 5 剥離フィルム 4a、4b、5a、5b 辺 6、7、7′11、12、12′ シール 4c 非シール部分の一辺 5c 折返し片 5d 基部 9 海苔シート 18 角部 A 巻包体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔シートを収納する方形の外装フィル
    ムと内装フィルムを有し、前記内装フィルムは狭幅の固
    定フィルムと広幅の剥離フィルムとからなり、前記固定
    フィルムは、前記外装フィルムの一端に、その外側三辺
    をシールして固定され、一方、前記剥離フィルムは、前
    記外装フィルムの他端に、その外側三辺をシールして固
    定され、かつ当該剥離フィルムの非シール部分の一端は
    前記固定フィルムの上方もしくは下方へ延出し、その延
    出端部を上方へ反対向きに折返すことによって折返し片
    を、その基部が固定フィルムの非シール部一辺と互いに
    重なるように形成したことを特徴とする手巻寿司包装用
    フィルム。
  2. 【請求項2】 海苔シートを収納する方形の外装フィル
    ムと内装フィルムを有し、前記内装フィルムは狭幅の固
    定フィルムと広幅の剥離フィルムとからなり、前記固定
    フィルムは、前記外装フィルムの一端に、その外側三辺
    をシールして固定され、一方、前記剥離フィルムは、前
    記外装フィルムの他端に、その外側三辺をシールして固
    定され、かつ当該剥離フィルムの非シール部分の一端は
    前記固定フィルムの上方もしくは下方へ延出し、その延
    出端部を上方へ反対向きに折返すことによって折返し片
    を、その基部が固定フィルムの非シール部一辺と互いに
    重なるように形成してなる包装用フィルムを使用した手
    巻寿司の包装方法であって、前記内装フィルムにおける
    固定フィルムの上面から折返し片の基部上面に載置した
    寿司用シャリを、当該固定フィルムの外装フィルムにシ
    ールされた二辺が交わる角部から斜め上方に向かって略
    円錐形状に巻き込んでなることを特徴とする手巻寿司の
    包装方法。
  3. 【請求項3】 前記包装用フィルムの形状が長方形の方
    形であることを特徴とする請求項1記載の手巻寿司包装
    用フィルム。
  4. 【請求項4】 前記包装用フィルムの形状が長方形の方
    形であることを特徴とする請求項2記載の手巻寿司の包
    装方法。
  5. 【請求項5】 前記寿司用シャリの形状が四角形の板状
    であることを特徴とする請求項2記載の手巻寿司の包装
    方法。
  6. 【請求項6】 前記寿司用シャリの上面に斜めに具材が
    載せられていることを特徴とする請求項2記載の手巻寿
    司の包装方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177168A (ja) * 2010-12-17 2011-09-15 Yukie Kikuchi 手巻き寿司用テンプレート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177168A (ja) * 2010-12-17 2011-09-15 Yukie Kikuchi 手巻き寿司用テンプレート

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