JP2000201529A - お茶栽培方法 - Google Patents
お茶栽培方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の水出し茶よりもさっぱり味で且つ複数
回の煎出しでも渋みの出ないことを可能とする水出し茶
の栽培方法及びその精製方法について明らかにすること
を課題とする。 【解決手段】 お茶の木の新芽の形成に応じてカバーす
るお茶栽培方法において、第1の所定期間前記お茶の木
に空間を隔てて半透明シートでカバーし、その後第2の
所定期間前記お茶の木に被せて前記半透明シートよりさ
らに透明度の少ない不透明シートをカバーすることを特
徴とする。また、上記お茶栽培方法において、前記半透
明シートは透光性及び通気性があり、前記不透明シート
は該シートの自重で前記お茶の木に載せることを特徴と
する。
回の煎出しでも渋みの出ないことを可能とする水出し茶
の栽培方法及びその精製方法について明らかにすること
を課題とする。 【解決手段】 お茶の木の新芽の形成に応じてカバーす
るお茶栽培方法において、第1の所定期間前記お茶の木
に空間を隔てて半透明シートでカバーし、その後第2の
所定期間前記お茶の木に被せて前記半透明シートよりさ
らに透明度の少ない不透明シートをカバーすることを特
徴とする。また、上記お茶栽培方法において、前記半透
明シートは透光性及び通気性があり、前記不透明シート
は該シートの自重で前記お茶の木に載せることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー、紅茶以
上に飲するお茶の栽培方法に関し、特にお茶の葉の摘葉
前にお茶の木に施す栽培方法に関する。
上に飲するお茶の栽培方法に関し、特にお茶の葉の摘葉
前にお茶の木に施す栽培方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、お茶は「日常茶飯事」というよう
に生活に深く入り込んだ嗜好飲料である。茶木は品質を
維持するために茶種から増殖するよりも挿し木や接ぎ木
で増やし、茶樹には大葉種(アッサム種)と小葉種(中
国種)と、この中間の中葉種(中国系アッサム種)とに
分類され、樹齢は5〜40年に及び、樹高は50〜10
0cm程度である。また、栽培には気象条件や土壌条件
により弱酸性やアルカリ土壌には不向きで、雨量は年間
1500mm以上が好ましく、零下10度以下では葉が
茶色となり、23度以上だと被陰樹が必要となり、環境
に大きく左右する。また、日本茶のように窒素肥料で
「テアニン(アミノ酸)」物質が多く、燐酸加里で渋み
の「タンニン(カテキン類)」により美味しさが出る。
に生活に深く入り込んだ嗜好飲料である。茶木は品質を
維持するために茶種から増殖するよりも挿し木や接ぎ木
で増やし、茶樹には大葉種(アッサム種)と小葉種(中
国種)と、この中間の中葉種(中国系アッサム種)とに
分類され、樹齢は5〜40年に及び、樹高は50〜10
0cm程度である。また、栽培には気象条件や土壌条件
により弱酸性やアルカリ土壌には不向きで、雨量は年間
1500mm以上が好ましく、零下10度以下では葉が
茶色となり、23度以上だと被陰樹が必要となり、環境
に大きく左右する。また、日本茶のように窒素肥料で
「テアニン(アミノ酸)」物質が多く、燐酸加里で渋み
の「タンニン(カテキン類)」により美味しさが出る。
【0003】お茶の良否は味と共にその香りも大切で、
香りは口に入る前に感じることで味より先に良否の判断
の元となり、植物の香りはその植物が育つ自然環境に支
配され、川霧が立ちこめるような場所は山間地の傾斜地
で、日当たりも良く、日温較差が多い程良いとされてい
る。また、霜害防止に防霜ファンを用いたり、菰などで
畑を覆ったりする。菰を掛けるのは霜害防止のためであ
ったが、覆いを掛けた茶畑から摘んだ茶の芽は緑も鮮や
かで、味も良く、藁を被せたり、菰、よしず、寒冷紗等
で覆うことが増加している。
香りは口に入る前に感じることで味より先に良否の判断
の元となり、植物の香りはその植物が育つ自然環境に支
配され、川霧が立ちこめるような場所は山間地の傾斜地
で、日当たりも良く、日温較差が多い程良いとされてい
る。また、霜害防止に防霜ファンを用いたり、菰などで
畑を覆ったりする。菰を掛けるのは霜害防止のためであ
ったが、覆いを掛けた茶畑から摘んだ茶の芽は緑も鮮や
かで、味も良く、藁を被せたり、菰、よしず、寒冷紗等
で覆うことが増加している。
【0004】近年の茶摘みは、自然の気候に合わせて、
お茶の木が新芽を出し、3葉〜5葉が成長した時点で、
摘葉摘芽する。また、その後二番茶として新芽が出て、
2葉〜5葉が成長した時点で、摘葉摘芽して、この工程
を年間複数回繰り返して、お茶の葉を収穫する。茶摘み
は、手摘みから鋏摘み、螺旋状刃による機械摘採、自走
式の大型摘採機等で行われる。このお茶の葉は、集積所
に集められ、お茶の葉を選別して、練り、蒸気で煮沸
し、乾燥して、細粒種、太粒種等に選別する。
お茶の木が新芽を出し、3葉〜5葉が成長した時点で、
摘葉摘芽する。また、その後二番茶として新芽が出て、
2葉〜5葉が成長した時点で、摘葉摘芽して、この工程
を年間複数回繰り返して、お茶の葉を収穫する。茶摘み
は、手摘みから鋏摘み、螺旋状刃による機械摘採、自走
式の大型摘採機等で行われる。このお茶の葉は、集積所
に集められ、お茶の葉を選別して、練り、蒸気で煮沸
し、乾燥して、細粒種、太粒種等に選別する。
【0005】また、煎茶の一種として、高級茶として著
名な玉露については、半透明なカバーを掛けてお茶の木
を栽培することが知られ、抹茶も菰を掛けて栽培する
が、製茶の仕方が異なっている。
名な玉露については、半透明なカバーを掛けてお茶の木
を栽培することが知られ、抹茶も菰を掛けて栽培する
が、製茶の仕方が異なっている。
【0006】また、製茶の仕方は抹茶と煎茶とがあり、
抹茶は茶の生葉を20秒ほど蒸気に通してから直ちに乾
燥するもので、乾燥時間は25分、100度近い乾燥機
の中を2〜3回往復させて、茶葉の水分を7〜8%程度
まで取り除く。こうして、広葉となり、広葉を砕いて太
い葉脈や茎の部分を取り除いて、碾茶とし、この碾茶を
石臼にかけて粉末としたものが抹茶となり全行程は1時
間程度である。
抹茶は茶の生葉を20秒ほど蒸気に通してから直ちに乾
燥するもので、乾燥時間は25分、100度近い乾燥機
の中を2〜3回往復させて、茶葉の水分を7〜8%程度
まで取り除く。こうして、広葉となり、広葉を砕いて太
い葉脈や茎の部分を取り除いて、碾茶とし、この碾茶を
石臼にかけて粉末としたものが抹茶となり全行程は1時
間程度である。
【0007】また、煎茶は、蒸した茶の葉を揉みながら
乾燥させ、最初に揉むのは祖揉とし約45分程度水分を
除いて揉捻して15分程度、さらに中揉みの工程で30
〜40分程度かかり、煎茶特有の形の精揉として40分
程度、そして最後の乾燥に30〜40分程度で、全行程
で約3時間程度を要する。煎茶は茶の葉を充分揉んで、
茶の中に含まれる各種の成分がお湯に浸出するようにし
ている。
乾燥させ、最初に揉むのは祖揉とし約45分程度水分を
除いて揉捻して15分程度、さらに中揉みの工程で30
〜40分程度かかり、煎茶特有の形の精揉として40分
程度、そして最後の乾燥に30〜40分程度で、全行程
で約3時間程度を要する。煎茶は茶の葉を充分揉んで、
茶の中に含まれる各種の成分がお湯に浸出するようにし
ている。
【0008】お茶の精製加工によって、抹茶、不発酵茶
の煎茶、半発酵茶のウーロン茶、発酵茶の紅茶に分けら
れる。玉露や番茶は基本的には煎茶と同じであるが、玉
露は抹茶と同様に茶畑に覆いを掛けて育てるので、若芽
の水分の調節が大切で、また、焙じ茶は秋番茶、春番茶
等の原料を強火で乾燥し、茶の葉が茶色に変色して香ば
しい香りを重宝する。茶の葉を揉むのは、葉の表面を保
護するロー物質内に葉の内部の細胞を細胞膜で包み、細
胞内容物が外に出ないようにしており、これらの包みを
取り除くために揉みを入れる。従来の煎茶や玉露のよい
ものは、針のように細くなったものとされている。
の煎茶、半発酵茶のウーロン茶、発酵茶の紅茶に分けら
れる。玉露や番茶は基本的には煎茶と同じであるが、玉
露は抹茶と同様に茶畑に覆いを掛けて育てるので、若芽
の水分の調節が大切で、また、焙じ茶は秋番茶、春番茶
等の原料を強火で乾燥し、茶の葉が茶色に変色して香ば
しい香りを重宝する。茶の葉を揉むのは、葉の表面を保
護するロー物質内に葉の内部の細胞を細胞膜で包み、細
胞内容物が外に出ないようにしており、これらの包みを
取り除くために揉みを入れる。従来の煎茶や玉露のよい
ものは、針のように細くなったものとされている。
【0009】また、水出し煎茶や深蒸し煎茶は、茶の製
品を小さくする為に、蒸す時間を長くし、祖揉以降は揉
む圧力を強く、長くして茶の葉の組織や細胞膜を充分こ
わすようにしてあり、冷水でも成分が浸出しやすく作ら
れている。
品を小さくする為に、蒸す時間を長くし、祖揉以降は揉
む圧力を強く、長くして茶の葉の組織や細胞膜を充分こ
わすようにしてあり、冷水でも成分が浸出しやすく作ら
れている。
【0010】また、お茶の主な成分は、煎茶を代表とし
て、重さ当たり、タンニン(カテキン)13%,カフェ
イン2.3%,蛋白質とアミノ酸24%,脂質4.6
%,糖質35.2%,繊維10.6%,灰分5.4%が
含まれ、ビタミンA,B1,B2,C,E,ナイアシン
等が含まれる。お茶のタンニンは、消臭効果や抗菌効果
を有し、カフェインは覚醒作用を有しており、嗜好飲料
に優れたものであるといえる。
て、重さ当たり、タンニン(カテキン)13%,カフェ
イン2.3%,蛋白質とアミノ酸24%,脂質4.6
%,糖質35.2%,繊維10.6%,灰分5.4%が
含まれ、ビタミンA,B1,B2,C,E,ナイアシン
等が含まれる。お茶のタンニンは、消臭効果や抗菌効果
を有し、カフェインは覚醒作用を有しており、嗜好飲料
に優れたものであるといえる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
お茶の栽培、製茶、成分等について説明したが、冷水に
よってお茶を出す水出し茶の栽培や製法については、詳
細には知られていない。また、その水出しのメカニズム
についても生物学的に、化学的にも、明らかにされてい
ないのが現実である。水出し茶は一般には0〜10度程
度の冷水に茶葉を入れ、1〜4分後に水分の中に茶の成
分が浸出するもので、特に夏場の冷水茶の味は格別であ
る。
お茶の栽培、製茶、成分等について説明したが、冷水に
よってお茶を出す水出し茶の栽培や製法については、詳
細には知られていない。また、その水出しのメカニズム
についても生物学的に、化学的にも、明らかにされてい
ないのが現実である。水出し茶は一般には0〜10度程
度の冷水に茶葉を入れ、1〜4分後に水分の中に茶の成
分が浸出するもので、特に夏場の冷水茶の味は格別であ
る。
【0012】そこで、本発明は、通常の水出し茶よりも
さっぱり味で且つ旨味が豊富で、複数回の煎出しでも渋
みの出ないことを可能とする水出し茶の栽培方法及びそ
の精製方法について明らかにすることを課題とする。
さっぱり味で且つ旨味が豊富で、複数回の煎出しでも渋
みの出ないことを可能とする水出し茶の栽培方法及びそ
の精製方法について明らかにすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、お茶の木の新
芽の形成に応じてカバーするお茶栽培方法において、第
1の所定期間前記お茶の木に空間を隔てて半透明シート
でカバーし、その後第2の所定期間前記お茶の葉に被せ
て前記半透明シートよりさらに透明度の少ない不透明シ
ートをカバーすることを特徴とする。
芽の形成に応じてカバーするお茶栽培方法において、第
1の所定期間前記お茶の木に空間を隔てて半透明シート
でカバーし、その後第2の所定期間前記お茶の葉に被せ
て前記半透明シートよりさらに透明度の少ない不透明シ
ートをカバーすることを特徴とする。
【0014】また、上記お茶栽培方法において、前記半
透明シートは透光性及び通気性があり、前記不透明シー
トは該シートの自重で前記お茶の葉に載せることを特徴
とする。
透明シートは透光性及び通気性があり、前記不透明シー
トは該シートの自重で前記お茶の葉に載せることを特徴
とする。
【0015】また、上記お茶栽培方法において、前記第
1の所定期間は3月中旬からの30日程度であり、前記
第2の所定期間はその後30日程度であることを特徴と
する。
1の所定期間は3月中旬からの30日程度であり、前記
第2の所定期間はその後30日程度であることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】[第1の実施形態]図1にお茶の木の状態
とそれに半透明のシートを覆った概念図を示す。図にお
いて、1は土壌、2は生育したお茶の木、3は第1のシ
ートの菰である。
とそれに半透明のシートを覆った概念図を示す。図にお
いて、1は土壌、2は生育したお茶の木、3は第1のシ
ートの菰である。
【0018】上述したように、もともと冬場前にそのお
茶の木の成長に合わせて、機械摘採が可能なように及び
第2のシートを掛けたときの空間を少なくするために剪
定しておく。通常、お茶の生育は、11月から3月初旬
までを発育休止期、4〜5月が幼芽から1芯5葉の開く
一番茶、5〜6月が二番茶、7〜8月が三番茶、9〜1
0月が秋冬茶と称するが、菰(シート)3を掛けるのは
発育休止期後半とし、発芽前から、通気性の良い菰3を
お茶の葉から約30cm〜100cm離間して不図示の
菰掛け支柱で支えてカバーする。
茶の木の成長に合わせて、機械摘採が可能なように及び
第2のシートを掛けたときの空間を少なくするために剪
定しておく。通常、お茶の生育は、11月から3月初旬
までを発育休止期、4〜5月が幼芽から1芯5葉の開く
一番茶、5〜6月が二番茶、7〜8月が三番茶、9〜1
0月が秋冬茶と称するが、菰(シート)3を掛けるのは
発育休止期後半とし、発芽前から、通気性の良い菰3を
お茶の葉から約30cm〜100cm離間して不図示の
菰掛け支柱で支えてカバーする。
【0019】この第1のシートは例えばカネボウ製のタ
フベル4000Nとし、この菰は、透光性に優れ、太陽
光線を充分に活かし、通気性があり、高温障害は起き
ず、耐候性及び耐熱性に優れ、夜間の熱線を逃し難く、
保温、防霜性に優れている。
フベル4000Nとし、この菰は、透光性に優れ、太陽
光線を充分に活かし、通気性があり、高温障害は起き
ず、耐候性及び耐熱性に優れ、夜間の熱線を逃し難く、
保温、防霜性に優れている。
【0020】この第1のシートは、透光性や通気性等の
物理的特性がタフベル4000Nと同じであれば、他の
ものでもよいことは勿論である。
物理的特性がタフベル4000Nと同じであれば、他の
ものでもよいことは勿論である。
【0021】その状態で、天候状況や日照時間にもよる
が、新芽の出る前の3月中旬から20〜40日、好まし
くは25〜35日、更に好ましくは約30日を経過し、
お茶の葉は2〜5葉、好ましくは2〜3葉が育ってお
り、その成長した葉の上から、半透明のネットを直接お
茶の新芽の上に被せる。この状態を図2に示す。図にお
いて、4は第2のシートであり、新芽の上に直接カバー
した状態を示している。図において、図1と同様な個所
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。この
第2のシートであるネットは、ダイヤテックス(株)の
ギョクロンネット(商標)、WYS−50を用いる。
が、新芽の出る前の3月中旬から20〜40日、好まし
くは25〜35日、更に好ましくは約30日を経過し、
お茶の葉は2〜5葉、好ましくは2〜3葉が育ってお
り、その成長した葉の上から、半透明のネットを直接お
茶の新芽の上に被せる。この状態を図2に示す。図にお
いて、4は第2のシートであり、新芽の上に直接カバー
した状態を示している。図において、図1と同様な個所
には同一符号を付して、重複する説明を省略する。この
第2のシートであるネットは、ダイヤテックス(株)の
ギョクロンネット(商標)、WYS−50を用いる。
【0022】この半透明の第2のシートを、やはり天候
状況や日照時間にもよるが、20〜40日、好ましくは
25〜35日、更に好ましくは約30日を経過し、その
後、摘採する。
状況や日照時間にもよるが、20〜40日、好ましくは
25〜35日、更に好ましくは約30日を経過し、その
後、摘採する。
【0023】ギョクロンネット、WYS−50は、遮光
率80−84%、テープ比率中黄色50%、銀色50%
であり、使用途にかぶせ茶や高級煎茶用としている。又
テープ比率中黄色ネット部は太陽光の紫青色域や紫外線
の透過を抑え、赤紫色域を多く透し、新葉の形状は大き
くかつ薄く、葉成分並びに窒素、アミノ酸含量が多くな
る。また銀色は、遮光性を保ち、かつ太陽光の熱源であ
る赤外線を反射し、茶樹の温度を下げ、タンニン(しぶ
みや、にがみ)を抑える作用を有している。また、ギョ
クロンネットは光合成を保ちながら被覆するので、同じ
遮光率の黒ネットに比べ、茶葉の収量はは10%程度増
加し、新葉の硬化が遅れるので、1〜3日被覆期間を延
長することも、また被覆終了時点で1〜2日摘採労力を
分散させることも可能となる。
率80−84%、テープ比率中黄色50%、銀色50%
であり、使用途にかぶせ茶や高級煎茶用としている。又
テープ比率中黄色ネット部は太陽光の紫青色域や紫外線
の透過を抑え、赤紫色域を多く透し、新葉の形状は大き
くかつ薄く、葉成分並びに窒素、アミノ酸含量が多くな
る。また銀色は、遮光性を保ち、かつ太陽光の熱源であ
る赤外線を反射し、茶樹の温度を下げ、タンニン(しぶ
みや、にがみ)を抑える作用を有している。また、ギョ
クロンネットは光合成を保ちながら被覆するので、同じ
遮光率の黒ネットに比べ、茶葉の収量はは10%程度増
加し、新葉の硬化が遅れるので、1〜3日被覆期間を延
長することも、また被覆終了時点で1〜2日摘採労力を
分散させることも可能となる。
【0024】また、第2のシートは、銀色膜と黄色膜の
二重層を有し、茶葉を覆う場合、太陽光側を銀色膜とし
て熱線を反射させ、茶葉側の被覆物体温度を低くし、日
射量の多い2,3番茶期に新芽が接触してもほとんど葉
焼けが発生しない。被覆下の葉面温度は黒ネットに比べ
日中で5〜8度低くなり、逆に夜間は保温効果がある。
このような特性の遮光性あるシートを用いているので、
茶葉そのものが自然の遺伝子から生じる性能を発揮でき
る条件を維持すると考えられる。
二重層を有し、茶葉を覆う場合、太陽光側を銀色膜とし
て熱線を反射させ、茶葉側の被覆物体温度を低くし、日
射量の多い2,3番茶期に新芽が接触してもほとんど葉
焼けが発生しない。被覆下の葉面温度は黒ネットに比べ
日中で5〜8度低くなり、逆に夜間は保温効果がある。
このような特性の遮光性あるシートを用いているので、
茶葉そのものが自然の遺伝子から生じる性能を発揮でき
る条件を維持すると考えられる。
【0025】なお、この第2のシートは、透光性や透過
スペクトラム、通気性等の物理的特性がギョクロンネッ
トと同じであれば、他のものでもよいことは勿論であ
る。また、その時時のお茶の葉の状態変化も、第1のシ
ートの場合には太陽光を浴びて緑色の濃い状態である
が、第2のシートをかけることにより、鮮緑色から薄緑
色に変化し、第2のシートをかけてから出てくるお茶の
葉は、その前のものよりも細い形状となっている。
スペクトラム、通気性等の物理的特性がギョクロンネッ
トと同じであれば、他のものでもよいことは勿論であ
る。また、その時時のお茶の葉の状態変化も、第1のシ
ートの場合には太陽光を浴びて緑色の濃い状態である
が、第2のシートをかけることにより、鮮緑色から薄緑
色に変化し、第2のシートをかけてから出てくるお茶の
葉は、その前のものよりも細い形状となっている。
【0026】こうして5月中旬に、採摘したお茶葉を、
従来の技術で説明した煎茶の製法手法例と同様として、
まず蒸した茶の葉を揉みながら乾燥させ、最初に揉む祖
揉とし約45分程度、水分を除いて揉捻して15分程
度、さらに中揉みの工程で30〜40分程度かかり、煎
茶特有の形の精揉として40分程度、そして最後の乾燥
に30〜40分程度で、この結果全行程で約3時間程度
を要している。このように、水出し茶として特別な精製
法を必要としない。
従来の技術で説明した煎茶の製法手法例と同様として、
まず蒸した茶の葉を揉みながら乾燥させ、最初に揉む祖
揉とし約45分程度、水分を除いて揉捻して15分程
度、さらに中揉みの工程で30〜40分程度かかり、煎
茶特有の形の精揉として40分程度、そして最後の乾燥
に30〜40分程度で、この結果全行程で約3時間程度
を要している。このように、水出し茶として特別な精製
法を必要としない。
【0027】
【実施例】茶樹は福岡県筑紫野市の茶畑を用い、5〜1
0年樹の中葉種を5番茶の8月摘採を終了した状態で、
発育休止期に窒素燐酸カリという通常の肥料を加えてお
くと共に、機械電動茶摘採機で採茶できる形状にかつシ
ールを掛けやすい形状に剪定しておいた。つぎに3月中
旬になり、上述のカネボウ製のタフベル4000Nを茶
樹上50cmに支柱を掛けて茶樹を覆った。ここで、日
照時間とか雨量については特別なことはせず、通常の気
候環境の下にした。
0年樹の中葉種を5番茶の8月摘採を終了した状態で、
発育休止期に窒素燐酸カリという通常の肥料を加えてお
くと共に、機械電動茶摘採機で採茶できる形状にかつシ
ールを掛けやすい形状に剪定しておいた。つぎに3月中
旬になり、上述のカネボウ製のタフベル4000Nを茶
樹上50cmに支柱を掛けて茶樹を覆った。ここで、日
照時間とか雨量については特別なことはせず、通常の気
候環境の下にした。
【0028】つぎに、2〜3葉育った4月中旬に第1の
シートのカネボウ製のタフベル4000Nを取り払い、
続いて、ギョクロンネット、WYS−50をその茶葉の
上に直接被せるように覆った。その場合、ギョクロンネ
ットは軽いので、茶葉を押さえつけるということはな
く、茶葉上に柔らかい紙を置いた状態に似ている。こう
して約30日を経ち、茶葉は5〜8葉が生育している状
態となる。この期間には、特別な日照時間や天候ではな
く、通常の天候であった。
シートのカネボウ製のタフベル4000Nを取り払い、
続いて、ギョクロンネット、WYS−50をその茶葉の
上に直接被せるように覆った。その場合、ギョクロンネ
ットは軽いので、茶葉を押さえつけるということはな
く、茶葉上に柔らかい紙を置いた状態に似ている。こう
して約30日を経ち、茶葉は5〜8葉が生育している状
態となる。この期間には、特別な日照時間や天候ではな
く、通常の天候であった。
【0029】5月中旬となり、ギョクロンネットの覆い
を取り払い、機械電動茶摘採機で採茶して、即日精製所
に配送し、精製所では通常の抹茶の製法により抹茶と同
様に茶葉のみの部分と、枝葉を含む部分とに分けて収穫
し、2種に分けて製品とした。これは、もっと製品量が
多い場合には、細かく分けて製品化できる。
を取り払い、機械電動茶摘採機で採茶して、即日精製所
に配送し、精製所では通常の抹茶の製法により抹茶と同
様に茶葉のみの部分と、枝葉を含む部分とに分けて収穫
し、2種に分けて製品とした。これは、もっと製品量が
多い場合には、細かく分けて製品化できる。
【0030】つぎに、本お茶の栽培方法によって収穫さ
れたお茶の葉を0〜10℃程度の冷水で、お茶を煎じた
結果、10gの茶量で、200ccずつ適度のお茶の緑
色の出る程度を繰り返した場合、5〜7回程度で出なく
なった。すなわち、お茶とした場合、5〜7回程度を煎
ずることが可能であった。また、茶味はまさに旨味とい
える味で、冷水の冷たさとともに、お茶の苦みの少ない
さわやかな、まろやかなお茶の味を味わうことができ
た。
れたお茶の葉を0〜10℃程度の冷水で、お茶を煎じた
結果、10gの茶量で、200ccずつ適度のお茶の緑
色の出る程度を繰り返した場合、5〜7回程度で出なく
なった。すなわち、お茶とした場合、5〜7回程度を煎
ずることが可能であった。また、茶味はまさに旨味とい
える味で、冷水の冷たさとともに、お茶の苦みの少ない
さわやかな、まろやかなお茶の味を味わうことができ
た。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の水出し茶の
栽培方法によれば、通常の水出し茶よりもさっぱり味
で、且つ複数回の煎出しでも渋みの出ないことを可能と
する。
栽培方法によれば、通常の水出し茶よりもさっぱり味
で、且つ複数回の煎出しでも渋みの出ないことを可能と
する。
【0032】また、本水出し茶はお茶の茶樹、肥料、茶
樹の樹勢、茶葉の栽培、天候、茶葉の精製等の複雑な多
数のパラメータのうち、特に茶葉の栽培方法により、本
発明特有の旨味のあるお茶を得ることができる。
樹の樹勢、茶葉の栽培、天候、茶葉の精製等の複雑な多
数のパラメータのうち、特に茶葉の栽培方法により、本
発明特有の旨味のあるお茶を得ることができる。
【図1】本発明の実施形態による概念図である。
【図2】本発明の実施形態による概念図である。
1 土壌 2 お茶の木 3 第1のシート 4 第2のシート
Claims (3)
- 【請求項1】 お茶の木の新芽の形成に応じてカバーす
るお茶栽培方法において、第1の所定期間前記お茶の木
に空間を隔てて半透明シートでカバーし、その後第2の
所定期間前記お茶の葉に被せて前記半透明シートよりさ
らに透明度の少ない不透明シートをカバーすることを特
徴とするお茶栽培方法。 - 【請求項2】 前記半透明シートは透光性及び通気性が
あり、前記不透明シートは該シートの自重で前記お茶の
葉に搭載し、水出し茶として好適であることを特徴とす
る請求項1に記載のお茶栽培方法。 - 【請求項3】 前記第1の所定期間は3月中旬からの3
0日程度であり、前記第2の所定期間はその後30日程
度であり、その後採茶することを特徴とする請求項1又
は2に記載のお茶栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005629A JP2000201529A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | お茶栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005629A JP2000201529A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | お茶栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000201529A true JP2000201529A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11616459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11005629A Pending JP2000201529A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | お茶栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000201529A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101216902B1 (ko) | 2010-05-31 | 2012-12-28 | 제주특별자치도(농업기술원) | 나물용 녹차잎 가공방법 |
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-
1999
- 1999-01-12 JP JP11005629A patent/JP2000201529A/ja active Pending
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