JP2000199026A - 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔及びその製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔及びその製造方法

Info

Publication number
JP2000199026A
JP2000199026A JP10373657A JP37365798A JP2000199026A JP 2000199026 A JP2000199026 A JP 2000199026A JP 10373657 A JP10373657 A JP 10373657A JP 37365798 A JP37365798 A JP 37365798A JP 2000199026 A JP2000199026 A JP 2000199026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
electrolytic capacitor
aluminum
foil
cold rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10373657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3959106B2 (ja
Inventor
Kaneshige Yamamoto
兼滋 山本
Akihiro Yamaguchi
昭弘 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Foil Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Priority to JP37365798A priority Critical patent/JP3959106B2/ja
Publication of JP2000199026A publication Critical patent/JP2000199026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3959106B2 publication Critical patent/JP3959106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高静電容量を持つ電解コンデンサ用電極箔を
得るための、電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔
を提供する。 【解決手段】 このアルミニウム箔は、アルミニウム純
度が99.9%以上であって、Fe,Si,Cu及びそ
の他の不可避不純物を含む。アルミニウム箔中のサブグ
レイン又はセルの平均粒径が1〜10μmである。ま
た、(100)方位を有する結晶粒の平均粒径が5〜2
0μmであり、且つその密度が400個/mm2以上で
ある。このようなアルミニウム箔は、従来公知の圧延ア
ルミニウム箔の製造方法において、冷間圧延温度を70
〜120℃とすることによって、好適に得ることができ
る。また、冷間圧延後に、温度180〜250℃で5〜
40時間の中間焼鈍を施し、中間焼鈍後の仕上冷間圧延
の圧下率を15〜50%とすることによっても、好適に
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量の高い電
解コンデンサ用電極箔を得ることのできる電解コンデン
サ電極用硬質アルミニウム箔及びその製造方法に関する
ものである。特に、交流エッチング法で静電容量の高い
電解コンデンサ低圧用陽極箔を得ることのできる電解コ
ンデンサ陽極用硬質アルミニウム箔及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電解コンデンサ用電極箔を製
造するためには、電解コンデンサ用アルミニウム箔にエ
ッチング処理を施し、箔表面に微細な孔を多数形成し
て、箔表面の表面積を拡大することが行なわれている。
特に、電解コンデンサ低圧用陽極箔を製造するには、電
解コンデンサ用アルミニウム箔に交流エッチング処理を
施し、箔表面に多数の微細な孔(いわゆる海綿状ピッ
ト)を形成して、箔表面の表面積を拡大することが行な
われている。この表面積の拡大は、電解コンデンサ低圧
用陽極箔の静電容量を高めるためには、最も有効な方法
である。
【0003】従来より、アルミニウム箔表面に、交流エ
ッチング処理を施して、海綿状ピットを効率的に形成さ
せるためには、不純物の少ないアルミニウム箔を用いる
ことが有効であると言われていた。そのため、特に、ア
ルミニウム箔中の結晶組織の状態に関しては、考慮が払
われていなかった。
【0004】しかるに、海綿状ピットを効率的に形成さ
せるには、結晶組織の状態も重要であるとして、特開平
4−333541号公報に記載されたような技術が提案
されている。この技術は、結晶方位を規制したものであ
って、圧延方位(110)面に対する立方体方位(10
0)面の比〔(100)/(110)〕を、一定値以下
に規制したものである。これは、(100)面の結晶粒
が、エッチング処理によって溶解しやすいため、過溶解
して海綿状ピットが合体・脱落し、表面積の拡大が図れ
なくなるのを防止しようというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等も、特開平
4−333541号公報記載の技術と同様に、アルミニ
ウム箔中の結晶組織の状態が、海綿状ピットの形成に、
どのような影響を及ぼすか検討していたところ、(10
0)面の割合を一定値以下に規制しても、必ずしも、効
率的に海綿状ピットが形成されるとは限らないことが判
明した。即ち、(100)面の割合を一定値以下に規制
すると、エッチング処理により溶解しにくくなって、海
綿状ピット自体が生成しにくくなることもあった。
【0006】そこで、本発明者等が更に研究を進めた結
果、海綿状ピット生成の核となるのは、結晶粒中のサブ
グレイン又はセルの粒界であることが分かり、サブグレ
イン又はセルの粒界が多くなればなるほど海綿状ピット
が形成されやすいことが分かった。また、一旦形成され
た海綿状ピットの合体・脱落を防止するためには、立方
体方位(100)面を有する結晶粒の大きさが関係して
いることが分かった。つまり、立方体方位を有する結晶
粒の大きさが大きいほど、形成された海綿状ピットが合
体・脱落しやすくなることが分かった。本発明は、これ
らの知見に基づいてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、Fe,
Si,Cu及びその他の不可避不純物を含み、アルミニ
ウム純度が99.9%以上のアルミニウム箔であって、
サブグレイン又はセルの平均粒径が1〜10μmである
と共に、(100)方位を有する結晶粒の平均粒径が5
〜20μmであり、且つその密度が400個/mm2
上であることを特徴とする電解コンデンサ電極用硬質ア
ルミニウム箔及びその製造方法に関するものである。
【0008】まず、本発明に係るアルミニウム箔は、ア
ルミニウム純度が99.9%以上のものである。アルミ
ニウム純度が99.9%未満であると、アルミニウム箔
中に含まれている不純物であるFe,Si及びCuの含
有量が相対的に多くなり、エッチング処理によって過溶
解が生じ、海綿状ピットが合体・脱落するので、好まし
くない。なお、不純物であるFe,Si及びCuは、そ
の含有量が多すぎなければ、ある程度含有されている方
が良い。これらの不純物によって、得られるアルミニウ
ム箔の引張強度を高くすることができ、また、海綿状ピ
ットも形成されやすくなる場合があるからである。ま
た、本発明に係るアルミニウム箔においては、Fe,S
i及びCuの他に、不可避不純物が含有されている場合
があることは、言うまでもない。
【0009】本発明に係るアルミニウム箔は、平均粒径
が1〜10μmのサブグレイン又はセルを有している。
サブグレイン又はセルの平均粒径が10μmを超える
と、サブグレイン又はセルの粒界が少なくなるので、好
ましくない。即ち、この粒界は、海綿状ピット生成の核
となるものであるから、この粒界が少ないと微細な海綿
状ピットが生成しにくくなり、表面積が拡大しにくくな
るので、好ましくない。また、サブグレイン又はセルの
平均粒径を1μm未満とすることは、工業的に困難であ
る。
【0010】ここで、サブグレイン又はセルの平均粒径
の測定方法について説明する。まず、本発明に係るアル
ミニウム箔を、硝酸:メタノール=1:2の容積比を持
つ溶液中(液温−20℃)で電解研磨して薄膜を作製す
る。この薄膜を、100kVの加速電圧で2000倍に
拡大してTEM観察する。観察したサブグレイン又はセ
ルの面積を測定し、この面積を持つ仮想円の直径を、サ
ブグレイン又はセルの粒径とする。そして、20視野を
TEM観察し、各々のサブグレイン又はセルの粒径の平
均値を平均粒径とする。
【0011】また、本発明に係るアルミニウム箔中にお
いて、(100)方位を有する結晶粒(以下、「(10
0)方位粒」と言う。)の平均粒径は5〜20μmであ
る。(100)方位粒の平均粒径が20μmを超える
と、エッチング処理によって、海綿状ピットが合体・脱
落しやすくなり、表面積の拡大が図れないので、好まし
くない。また、(100)方位粒の平均粒径を5μm未
満とすると、全体として、(100)方位粒が少なくな
る傾向が生じ、エッチング処理による溶解性が低くな
り、表面積の拡大が図れなくなる傾向が生じる。
【0012】(100)方位粒の密度は、400個/m
2以上であり、好ましくは400〜1000個/mm
2 であるのが良い。(100)方位粒の密度が400
個/mm2未満であると、エッチング処理による溶解性
が低くなり、表面積の拡大が図れなくなる傾向が生じ
る。
【0013】(100)方位粒の平均粒径及び密度は、
以下の方法により測定する。まず、本発明に係るアルミ
ニウム箔を、硝酸:メタノール=1:2の容積比を持つ
溶液中(液温−20℃)で電解研磨して薄膜を作製す
る。この薄膜を、100kVの加速電圧で2000倍に
拡大してTEM観察する。観察した(100)方位粒
(制限視野電子線回折により方位確認)の面積を測定
し、この面積を持つ仮想円の直径を、(100)方位粒
の粒径とする。そして、20視野をTEM観察し、各々
の(100)方位粒の粒径の平均値を平均粒径とする。
また、(100)方位粒の密度は、同様にTEM観察し
て、(100)方位粒の個数を数え、〔(100)方位
粒の数/全視野面積(mm2)〕なる式で算出した。
【0014】本発明に係るアルミニウム箔は、当然に、
その表面に自然酸化皮膜を有するものであるが、この自
然酸化皮膜の成長速度を、1.3×10-7 nm/se
c.以下とするのが好ましい。成長速度がこれより速い
と、3ケ月経過すると酸化皮膜の厚さが1.01nm以
上となり、エッチング処理時に、初期ピットが生成しに
くくなる傾向が生じる。従って、本発明に係るアルミニ
ウム箔であっても、エッチング処理によって、十分な表
面積の拡大を図れなくなる場合がある。このような自然
酸化皮膜の成長速度を抑制する方法としては、本発明に
係るアルミニウム箔を製造する際に用いる圧延油の組
成、圧延後の洗浄の種類,方法及び条件、洗浄後の後処
理等を工夫することによって行なう。具体的には、アル
カリ洗浄後、硝酸等の酸化性酸によって後処理したり、
キレート剤でアルミニウム箔表面を防錆すれば良い。
【0015】次に、自然酸化皮膜の成長速度の測定方法
について説明する。まず、製造後2日のアルミニウム箔
と、製造後90日のアルミニウム箔を準備する。各々の
アルミニウム箔を、XPS(光電子分光分析装置。X線
源はAl−kαである。)により、〔Al 2p〕のピ
ークを波形分離し、次の式により酸化皮膜の厚さを求め
た。即ち、d=2.8×ln(1.4×IO/Im+
1)なる式で求めた。ここで、dは、酸化皮膜の厚さで
単位はnmである。また、IOは、〔Al 2p〕のピ
ークを波形分離したときの、酸化物結合ピークの面積で
あり、Imは、〔Al 2p〕のピークを波形分離した
ときの、金属結合ピークの面積を示す。そして、90日
のアルミニウム箔の酸化皮膜厚さから、2日のアルミニ
ウム箔の酸化皮膜厚さを引いた値を、経時秒数(88日
に相当する秒数)で除した値を、酸化皮膜成長速度とし
た。
【0016】本発明に係るアルミニウム箔は種々の方法
で製造することができるが、具体的には、以下の如き二
つの方法を採用するのが好ましい。第一の方法は、F
e,Si,Cu及びその他の不可避不純物を含み、アル
ミニウム純度が99.9%以上のアルミニウム鋳塊に、
熱間圧延及び冷間圧延を施して(但し、中間焼鈍及び最
終焼鈍は施さない。)、電解コンデンサ電極用硬質アル
ミニウム合金箔を製造する方法において、冷間圧延温度
を70〜120℃とすることを特徴とする電解コンデン
サ電極用硬質アルミニウム合金箔の製造方法である。
【0017】この方法及びその特徴を説明すると、次の
とおりである。まず、Fe,Si,Cu及びその他の不
可避不純物を含み、アルミニウム純度が99.9%以上
のアルミニウム鋳塊を準備する。アルミニウム純度を9
9.9%以上とする理由、及びFe,Si,Cuの他元
素が含有されている理由は、上記したとおりである。こ
のアルミニウム鋳塊に、従来公知の均質化処理及び熱間
圧延を施す。均質化処理及び熱間圧延の種々の条件も、
従来採用されている条件で良い。熱間圧延を終えた後、
冷間圧延を施す。この方法の特徴は、冷間圧延時の温度
条件を70〜120℃とすることである。この温度範囲
で冷間圧延を行なうことによって、サブグレイン又はセ
ルの平均粒径を1〜10μmの範囲に調整しやすくな
り、また、(100)方位粒の平均粒径を5〜20μm
の範囲に及びその密度を400個/mm2以上に調整し
やすくなるのである。また、この方法の特徴は、中間焼
鈍及び最終焼鈍を施さないことである。中間焼鈍や最終
焼鈍を施すと、一定の温度範囲の冷間圧延で調整され
た、サブグレイン又はセルの平均粒径が大きくなった
り、(100)方位粒の平均粒径が大きくなる恐れがあ
り、好ましくない。
【0018】また、第二の方法は、Fe,Si,Cu及
びその他の不可避不純物を含み、アルミニウム純度が9
9.9%以上のアルミニウム鋳塊に、熱間圧延,冷間圧
延,中間焼鈍及び仕上冷間圧延を施して(但し、最終焼
鈍は施さない。)、電解コンデンサ電極用硬質アルミニ
ウム合金箔を製造する方法において、中間焼鈍を温度1
80〜250℃で5〜40時間の条件で施し、仕上冷間
圧延の圧下率を15〜50%とすることを特徴とする電
解コンデンサ電極用硬質アルミニウム合金箔の製造方法
である。なお、仕上冷間圧延の圧下率は、仕上冷間圧延
前のアルミニウム薄板の厚さをt0とし、仕上冷間圧延
後のアルミニウム箔の厚さをt1としたとき、〔(t0
1)/t0〕×100で算出されるものである。
【0019】この方法及びその特徴を説明すると、次の
とおりである。まず、第一の方法と同様のアルミニウム
鋳塊を準備する。このアルミニウム鋳塊に、第一の方法
と同様に従来公知の均質化処理及び熱間圧延を施す。熱
間圧延を終えた後、冷間圧延を施す。冷間圧延も従来公
知の方法で、且つ従来採用されている条件で行なえば良
い。冷間圧延によって所望厚さのアルミニウム薄板を得
た後、中間焼鈍を施す。この方法の特徴は、中間焼鈍の
温度条件を180〜250℃とし、中間焼鈍の時間を5
〜40時間とすることである。このように、従来の中間
焼鈍とは異なり、比較的低温で、また比較的短い時間で
中間焼鈍を施すことによって、(100)方位粒の平均
粒径を5〜20μmの範囲に調整しやすくなり、且つそ
の密度を400個/mm2以上に調整しやすくなる。ま
た、この方法の特徴は、中間焼鈍を終えた後、圧下率1
5〜50%で仕上冷間圧延を施すことである。このよう
に、比較的低い圧下率で仕上冷間圧延を施すことによっ
て、(100)方位粒の密度を減少させずに、サブグレ
イン又はセルの平均粒径を1〜10μmの範囲に調整し
やすくなる。更に、この方法の特徴は、最終焼鈍を施さ
ない点にも存する。最終焼鈍を施すと、特定条件下にお
ける中間焼鈍及び仕上冷間圧延で調整された、サブグレ
イン又はセルの平均粒径が大きくなったり、(100)
方位粒の平均粒径が大きくなる恐れがあり、好ましくな
い。
【0020】以上のようにして得られた、電解コンデン
サ電極用硬質アルミニウム合金箔には、従来公知のエッ
チング処理が施され、電解コンデンサ用電極箔として用
いられる。特に、交流エッチング処理を施し、電解コン
デンサ低圧用陽極箔として好適に用いられる。
【0021】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、本発明は実施例に限定されるものではない。本発明
は、サブグレイン又はセルの平均粒径の調整と、(10
0)方位粒の平均粒径とその密度との調整によって、電
解コンデンサ電極用アルミニウム箔のエッチング特性が
向上するとの知見に基づくものであるとして、解釈され
るべきである。
【0022】実施例1 Fe:20ppm,Si:20ppm,Cu:50pp
m及びその他不可避不純物を含む99.98%純度のア
ルミニウム鋳塊(厚さ500mm)に、560℃で5時
間の均質化処理を施す。この後、熱間圧延を施して、厚
さ6mmのアルミニウム板を得た。このアルミニウム板
に、冷間圧延を繰り返し施して、0.1mmの厚さのア
ルミニウム箔を得た。この冷間圧延は、全て80〜12
0℃の範囲内で行なった。最後に、このアルミニウム箔
をアルカリ洗浄し、硝酸を用いて脱スマット処理を施
し、電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得た。
【0023】実施例2 実施例1と同様の方法により、厚さ6mmのアルミニウ
ム板を得た。このアルミニウム板に冷間圧延を繰り返し
施して、厚さ0.12mmのアルミニウム薄板を得た。
このアルミニウム薄板に、温度180℃で5時間の中間
焼鈍を施した。中間焼鈍後、17%の圧下率で、仕上冷
間圧延を施し、0.1mmの厚さのアルミニウム箔を得
た。最後に、実施例1と同様のアルカリ洗浄及び脱スマ
ット処理を施して、電解コンデンサ電極用硬質アルミニ
ウム箔を得た。
【0024】実施例3 中間焼鈍の時間を40時間とした他は、実施例2と同様
の方法で電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得
た。
【0025】実施例4 中間焼鈍の温度を250℃とした他は、実施例2と同様
の方法で電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得
た。
【0026】実施例5 中間焼鈍の時間を40時間とした他は、実施例4と同様
の方法で電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得
た。
【0027】実施例6 アルカリ洗浄に代えて、溶剤洗浄を行なった他は、実施
例2と同様の方法で電解コンデンサ電極用硬質アルミニ
ウム箔を得た。
【0028】実施例7 防錆処理剤を含有するアルカリ溶液でアルカリ洗浄する
他は、実施例2と同様の方法で電解コンデンサ電極用硬
質アルミニウム箔を得た。
【0029】実施例8 実施例1と同様の方法により、厚さ6mmのアルミニウ
ム板を得た。このアルミニウム板に冷間圧延を繰り返し
施して、厚さ0.2mmのアルミニウム薄板を得た。こ
のアルミニウム薄板に、温度180℃で5時間の中間焼
鈍を施した。中間焼鈍後、50%の圧下率で、仕上冷間
圧延を施し、0.1mmの厚さのアルミニウム箔を得
た。最後に、実施例1と同様のアルカリ洗浄及び脱スマ
ット処理を施して、電解コンデンサ電極用硬質アルミニ
ウム箔を得た。
【0030】実施例9 中間焼鈍の温度を250℃とし、時間を40時間とした
他は、実施例8と同様の方法で電解コンデンサ電極用硬
質アルミニウム箔を得た。
【0031】実施例10 Fe:10ppm,Si:10ppm,Cu:30pp
m及びその他不可避不純物を含む99.99%純度のア
ルミニウム鋳塊(厚さ500mm)に、600℃で5時
間の均質化処理を施す。この後、熱間圧延を施して、厚
さ6mmのアルミニウム板を得た。このアルミニウム板
に、冷間圧延を繰り返し施して、0.1mmの厚さのア
ルミニウム箔を得た。この冷間圧延は、全て70〜90
℃の範囲内で行なった。最後に、このアルミニウム箔を
アルカリ洗浄し、硝酸を用いて脱スマット処理を施し、
電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得た。
【0032】実施例11 Fe:10ppm,Si:10ppm,Cu:50pp
m及びその他不可避不純物を含む99.99%純度のア
ルミニウム鋳塊(厚さ500mm)に、560℃で5時
間の均質化処理を施す。この後、熱間圧延を施して、厚
さ6mmのアルミニウム板を得た。このアルミニウム板
に、冷間圧延を繰り返し施して、0.2mmの厚さのア
ルミニウム薄板を得た。このアルミニウム薄板に、温度
250℃で40時間の中間焼鈍を施した。中間焼鈍後、
50%の圧下率で、仕上冷間圧延を施し、0.1mmの
厚さのアルミニウム箔を得た。最後に、アルカリ洗浄を
施して、電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を得
た。
【0033】実施例12 アルカリ洗浄後の水洗を60℃で5分間行なった他は、
実施例8と同様の方法で電解コンデンサ電極用硬質アル
ミニウム箔を得た。
【0034】実施例13 実施例1と同様の方法により、厚さ6mmのアルミニウ
ム板を得た。このアルミニウム板に冷間圧延を繰り返し
施して、厚さ0.115mmのアルミニウム薄板を得
た。このアルミニウム薄板に、温度250℃で40時間
の中間焼鈍を施した。中間焼鈍後、13%の圧下率で、
仕上冷間圧延を施し、0.1mmの厚さのアルミニウム
箔を得た。最後に、実施例1と同様のアルカリ洗浄及び
脱スマット処理を施して、電解コンデンサ電極用硬質ア
ルミニウム箔を得た。
【0035】比較例1 中間焼鈍の温度を270℃とした他は、実施例2と同様
の方法で電解コンデンサ電極用アルミニウム箔を得た。
【0036】比較例2 実施例1と同様の方法により、厚さ6mmのアルミニウ
ム板を得た。このアルミニウム板に冷間圧延を繰り返し
施して、厚さ0.22mmのアルミニウム薄板を得た。
このアルミニウム薄板に、温度250℃で40時間の中
間焼鈍を施した。中間焼鈍後、55%の圧下率で、仕上
冷間圧延を施し、0.1mmの厚さのアルミニウム箔を
得た。最後に、実施例1と同様のアルカリ洗浄及び脱ス
マット処理を施して、電解コンデンサ電極用アルミニウ
ム箔を得た。
【0037】比較例3 中間焼鈍の温度を160℃とし時間を40時間とした他
は、実施例2と同様の方法で電解コンデンサ電極用アル
ミニウム箔を得た。
【0038】以上のようにして得られた、実施例1〜1
3に係る電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔及び
比較例1〜3に係る電解コンデンサ電極用アルミニウム
箔について、上記した方法で、サブグレイン又はセルの
平均粒径、(100)方位粒の平均粒径とその密度、及
び酸化皮膜の成長速度を測定し、表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】次に、実施例1〜13に係る電解コンデン
サ電極用硬質アルミニウム箔及び比較例1〜3に係る電
解コンデンサ電極用アルミニウム箔に、以下の条件でエ
ッチング処理及び化成処理を施し、以下の方法で静電容
量(μF/cm2)を測定し、その結果を表2に示し
た。なお、静電容量の値(%)は、実施例8の電解コン
デンサ電極用硬質アルミニウム箔を用いて得られた静電
容量の値を100%として、それに対する相対比較で求
めたものである。また、エッチング処理及び化成処理を
終えた箔に、以下に示した急速加熱を施し、最終的な箔
の引張強度を測定し、その結果も表2に示した。
【0041】〔エッチング処理〕:12.0重量%塩酸
+1.0重量%硫酸水溶液(液温60℃)中にアルミニ
ウム箔を浸漬し、60Hzで0.4A/cm2の正弦波
交流を用いて、第一次エッチングを1分間施した。この
後、8.0重量%塩酸+0.1重量%硫酸水溶液(液温
30℃)中に、第一次エッチング処理したアルミニウム
箔を浸漬し、60Hzで0.3A/cm2の正弦波交流
を用いて、第二次エッチングを5分間施した。最後に、
水洗及び乾燥してエッチング処理を終了した。 〔化成処理〕:上記のエッチング処理を終えた各箔を、
EIAJ法に則って、対抗電極をSUS 304とし
て、20Vf.で化成処理を行なった。
【0042】〔静電容量〕:上記の化成処理を終えた各
電極箔(大きさ:巾10mm×長さ50mm)1枚を、
13重量%五硼酸アンモニウム水溶液(液温30℃)中
に浸漬し、対向電極として静電容量が40000μF/
cm2以上のエッチドアルミニウム箔を用い、120H
zの直列等価回路でLCRメーターを用いて、静電容量
(μF/cm2)を測定した。 〔急速加熱後の引張強度〕:上記の化成処理を終えた各
電極箔を、大気中で400℃×5分間の条件で加熱処理
を行なった。この加熱処理後における各電極箔の引張強
度(MPa)をインストロン型万能引張試験機により測
定した。
【0043】
【表2】
【0044】表2の結果から明らかなように、実施例1
〜13に係る電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔
にエッチング処理等を施して得られた電極箔は、比較例
1〜3に係る電解コンデンサ電極用アルミニウム箔にエ
ッチング処理等を施して得られた電極箔に比べて、高い
静電容量を持つことが分かる。また、電極箔に急速加熱
を施した場合、実施例1〜13の電極箔は、比較例1〜
3の電極箔に比べて、概ね高引張強度を持つことが分か
る。
【0045】
【作用及び発明の効果】本発明に係る電解コンデンサ電
極用硬質アルミニウム箔にエッチング処理を施すと、高
静電容量の箔が得られる理由については、定かではな
い。しかしながら、本発明者等は、以下のように考えて
いる。即ち、サブグレイン又はセルの平均粒径が1〜1
0μmというように、比較的小さいので、粒界の生じる
割合が多くなる。そして、エッチング処理による初期ピ
ットは、この粒界を核として生じると考えられため、初
期ピットが多数生成しやすくなる。そして、エッチング
処理で溶解しやすい(100)方位粒の平均粒径が5〜
20μmと比較的小さく、且つその密度(個数)が40
0個/mm2以上と多いため、微細なピット孔が多数生
成しやすくなる。従って、微細な海綿状ピットが形成さ
れ、エッチング処理によって、表面積が大幅に拡大する
と考えられるのである。依って、本発明に係る電解コン
デンサ電極用硬質アルミニウム箔を用いれば、高静電容
量の電極箔が得られるという効果を奏する。特に、交流
エッチング処理及び化成処理を施せば、高静電容量の電
解コンデンサ低圧用陽極箔が得られるという効果を奏す
る。
【0046】また、エッチング処理及び化成処理後に、
急速加熱処理すれば、電極箔の引張強度が向上し、電極
箔として耐久性に優れ取り扱いやすいものが得られると
いう予期せぬ効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 685 C22F 1/00 686A 686 691B 691 691C 694B 694 694A H01G 9/04 337 346

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe,Si,Cu及びその他の不可避不
    純物を含み、アルミニウム純度が99.9%以上のアル
    ミニウム箔であって、サブグレイン又はセルの平均粒径
    が1〜10μmであると共に、(100)方位を有する
    結晶粒の平均粒径が5〜20μmであり、且つその密度
    が400個/mm2 以上であることを特徴とする電解
    コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔。
  2. 【請求項2】 Fe,Si,Cu及びその他の不可避不
    純物を含み、アルミニウム純度が99.9%以上のアル
    ミニウム鋳塊に、熱間圧延及び冷間圧延を施して(但
    し、中間焼鈍及び最終焼鈍は施さない。)、電解コンデ
    ンサ電極用硬質アルミニウム箔を製造する方法におい
    て、冷間圧延温度を70〜120℃とすることを特徴と
    する電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 Fe,Si,Cu及びその他の不可避不
    純物を含み、アルミニウム純度が99.9%以上のアル
    ミニウム鋳塊に、熱間圧延,冷間圧延,中間焼鈍及び仕
    上冷間圧延を施して(但し、最終焼鈍は施さない。)、
    電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔を製造する方
    法において、中間焼鈍を温度180〜250℃で5〜4
    0時間の条件で施し、仕上冷間圧延の圧下率を15〜5
    0%とすることを特徴とする電解コンデンサ電極用硬質
    アルミニウム箔の製造方法。
JP37365798A 1998-12-28 1998-12-28 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔 Expired - Lifetime JP3959106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37365798A JP3959106B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37365798A JP3959106B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000199026A true JP2000199026A (ja) 2000-07-18
JP3959106B2 JP3959106B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=18502540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37365798A Expired - Lifetime JP3959106B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3959106B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012038518A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Kobe Steel Ltd 電池集電体用アルミニウム合金硬質箔
KR101202998B1 (ko) 2010-03-26 2012-11-20 토요 알루미늄 치바 가부시키가이샤 전지 집전체용 순알루미늄 경질 박
JP2014055359A (ja) * 2013-10-30 2014-03-27 Kobe Steel Ltd 電池集電体用アルミニウム合金硬質箔の製造方法
CN107591247A (zh) * 2017-08-30 2018-01-16 南通海星电子股份有限公司 一种低接触电阻低压铝电解电容器用电极箔腐蚀方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03122260A (ja) * 1989-10-04 1991-05-24 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム材料の製造方法
JPH04179110A (ja) * 1990-11-09 1992-06-25 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JPH04224661A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法
JPH06181146A (ja) * 1992-08-28 1994-06-28 Nippon Light Metal Co Ltd 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔及びその製造方法
JPH07150280A (ja) * 1993-12-01 1995-06-13 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JPH1053826A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Toyo Alum Kk 電解コンデンサ用アルミニウム硬質薄板およびその製造方法
JPH10223486A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔
JPH1136054A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法
JPH11290906A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03122260A (ja) * 1989-10-04 1991-05-24 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム材料の製造方法
JPH04179110A (ja) * 1990-11-09 1992-06-25 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JPH04224661A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法
JPH06181146A (ja) * 1992-08-28 1994-06-28 Nippon Light Metal Co Ltd 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔及びその製造方法
JPH07150280A (ja) * 1993-12-01 1995-06-13 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JPH1053826A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Toyo Alum Kk 電解コンデンサ用アルミニウム硬質薄板およびその製造方法
JPH10223486A (ja) * 1997-02-07 1998-08-21 Showa Alum Corp 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔
JPH1136054A (ja) * 1997-07-18 1999-02-09 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法
JPH11290906A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nippon Foil Mfg Co Ltd 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101202998B1 (ko) 2010-03-26 2012-11-20 토요 알루미늄 치바 가부시키가이샤 전지 집전체용 순알루미늄 경질 박
JP2012038518A (ja) * 2010-08-05 2012-02-23 Kobe Steel Ltd 電池集電体用アルミニウム合金硬質箔
JP2014055359A (ja) * 2013-10-30 2014-03-27 Kobe Steel Ltd 電池集電体用アルミニウム合金硬質箔の製造方法
CN107591247A (zh) * 2017-08-30 2018-01-16 南通海星电子股份有限公司 一种低接触电阻低压铝电解电容器用电极箔腐蚀方法
JP2019535120A (ja) * 2017-08-30 2019-12-05 南通海星電子股▲フン▼有限公司Nantong Haixing Electronics Limited Liability Company 低接触抵抗の低圧用アルミニウム電解コンデンサ用の電極箔のエッチング方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3959106B2 (ja) 2007-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4300041B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材及び電解コンデンサ
JP2000199026A (ja) 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔及びその製造方法
JP2009249668A (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム箔およびその製造方法
JP2002322529A (ja) 印刷版用アルミニウム合金板及びその製造方法
JP4916605B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材およびアルミニウム箔、ならびにアルミニウム箔の製造方法
JP2826590B2 (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム合金箔の製造方法
JPH1136054A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム箔の製造方法
JP2626845B2 (ja) 電解コンデンサ陽極用硬質アルミニウム箔
JP3920306B1 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム箔
JP3244131B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔及びその製造方法
JP2001172754A (ja) 電解コンデンサ用高純度アルミニウム箔の製造方法
JP2007169690A (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム箔
JP2793964B2 (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム箔
JP2000309836A (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔及びその製造方法
JP4462518B2 (ja) 電解コンデンサ陰極用アルミニウム箔及びその製造方法
JP3370244B2 (ja) 機械的強度の高い電解コンデンサ用アルミニウム合金箔
JP2009120963A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム材の製造方法
JP2000239773A (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔及びその製造方法
JP4993809B2 (ja) 電解コンデンサ電極用硬質アルミニウム箔
JP2000226627A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔及びその製造方法
JP4033539B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JP3393607B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔
JPH05311360A (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法
JP2001073105A (ja) 電解コンデンサ陽極用アルミニウム箔の製造方法
JP3286968B2 (ja) 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070512

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term