JP2000198416A - シ―トベルト巻取り装置 - Google Patents

シ―トベルト巻取り装置

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JP2000198416A
JP2000198416A JP11128754A JP12875499A JP2000198416A JP 2000198416 A JP2000198416 A JP 2000198416A JP 11128754 A JP11128754 A JP 11128754A JP 12875499 A JP12875499 A JP 12875499A JP 2000198416 A JP2000198416 A JP 2000198416A
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貞昭 満尾
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和博 大崎
Ryozo Kodama
良三 児玉
Masato Wakahara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルト巻取り装置の低コスト化と巻取
り動作の安定化を図る。 【解決手段】 乗員のシートベルト装着時には、巻軸3
を電動モータ31などの回転駆動源4で強制的に回転さ
せてシートベルトの巻取りを行う。乗員の前屈姿勢等に
よるシートベルトの引き出しで第1ねじりコイルばね6
を締付け、シートベルト引き出し後に第1ねじりコイル
ばね6の復原力でシートベルトの巻取りを行うようにす
る。これにより、強弱2種類のぜんまいばねを用いてい
た従来構造に比べて簡略化、安定化が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両シートベルト
の自動巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートに着座した乗員を衝突事故
から保護するシートベルトの自動巻取りは、長尺なぜん
まいばねを使って行われているのが通常である。このぜ
んまいばね1つでシートベルトを巻取る巻取り装置にお
いては、ぜんまいばねの弾力で巻取られたシートベルト
が着座乗員の胸部を強く圧迫して、乗員に不快な圧迫感
を与えることがある。そこで、ばね出力の大小異なる2
種類のぜんまいばねを使って、乗員がシートベルトを装
着したときにシートベルト巻取り力を軽減させて乗員の
受ける圧迫感を減少させたシートベルト巻取り装置が知
られている(特公昭60−30576号公報等)。
【0003】上記2種類のぜんまいばねは、シートベル
ト巻取り専用でばね力の強い大ぜんまいばねと、乗員が
シートベルトを装着したときだけに作用するばね力の弱
い小ぜんまいばねである。この大小2種類のぜんまいば
ねは、別に配設された切換機構で自動切換されて使用さ
れる。即ち、乗員がシートベルトを装着するときは小ぜ
んまいばねに切り換えられて、小ぜんまいばねの弱いば
ね力でシートベルトが乗員を拘束し、このときに乗員が
受ける圧迫感は小さく、また、乗員が前屈姿勢等で動い
ても小ぜんまいばねが弱いばね力でシートベルトを乗員
の動きに合わせて伸縮させるので、乗員の動きも楽にな
る。また、乗員がシートベルトを外すと大ぜんまいばね
に切り換えられて、シートベルトは大ぜんまいばねの強
いばね力で高速に巻取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシートベ
ルト巻取り装置に使用されるぜんまいばねは、その必要
な剛性、ばね性を確保するためには単価の高いものが必
要であり、このようなぜんまいばねを2個使用したもの
は高価となって高級車仕様に限られているのが現状であ
る。
【0005】また、大ぜんまいばねでシートベルトを強
制的に巻取るようにしているが、巻取る前のシートベル
トの状態の良否で巻取り不良が発生することがあり、巻
取りの確実性に欠ける。更に、大ぜんまいばねでシート
ベルトを良好に高速で巻取った場合、大ぜんまいばねが
高速で拡径してぜんまいばねを収容するケースの内面に
衝突し、このときの衝突音が不快音となる不具合があ
る。
【0006】本発明の目的は、ばね力が強くコスト高の
大ぜんまいばねを廃止すると共に、巻取り不良や乗員圧
迫感の改善を可能にしたシートベルト巻取り装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシートベルト巻取り装置は、シートベルト
の巻軸とこの巻軸にシートベルト巻取り方向に回転力を
付勢する回転駆動源との間に、回転駆動源が巻軸に回転
力を付勢してシートベルトを巻取り、この巻取り時のト
ルク値が所定値を超えると空転動作してシートベルトの
巻取りを停止させるクラッチ機構と、シートベルトを引
いて巻軸をシートベルト繰出し方向に回転させたときの
回転力で弾性変形すると共に、シートベルトの引っ張り
を解除すると弾性復帰力で巻軸をシートベルト巻取り方
向に回転させる弾性部材を配設したことを特徴とする。
【0008】ここで、回転駆動源は、後述する電動モー
タが機能及びコンパクト性から望ましいが、油圧系等の
ものであってもよい。また、クラッチ機構は回転駆動源
の一定方向の回転力をシートベルト巻軸に直接に伝達す
るワンウェイクラッチ構造のもので、シートベルトの巻
取り時のトルクが所定値まで大きくなると滑りでクラッ
チオフ状態となって空転動作する。
【0009】弾性部材は例えば第1ねじりコイルばねや
ぜんまいばねで構成可能であり、これらの弾性変形で乗
員の前屈動作におけるシートベルト繰出し方向の巻軸の
回転を許容する。第1ねじりコイルばねやぜんまいばね
は、その巻数、軸方向寸法及び半径方向寸法を適宜設定
することにより、巻軸の許容回転数ないし回転量を所望
値に設定可能である。
【0010】クラッチ機構の構造は上記機能を実現でき
る限り任意であるが、例えば、回転駆動源に駆動される
クラッチ入力部材と、上記第1ねじりコイルばねに連結
したクラッチ出力部材と、両部材間に介装されたクラッ
チばねとからなり、クラッチばねを第2ねじりコイルば
ねで構成し、かつ第2ねじりコイルばねの一端をクラッ
チ出力部材に取り付けると共に、第2ねじりコイルばね
のコイル部をクラッチ入力部材の外周に所定の摩擦力で
嵌合させたものとすることができる。クラッチばねとク
ラッチ入力部材との間の摩擦力は、クラッチ機構の空転
開始トルク値に対応させる。
【0011】上記巻軸とクラッチ機構の間に、巻軸をシ
ートベルトの繰出し方向に回転させるときに、巻軸が1
回転するまでに相互に機械的係合して巻軸の逆回転力で
クラッチ機構を空転動作させる一対のストッパー部材を
配置してもよい。
【0012】この一対のストッパー部材は、巻軸側とク
ラッチ機構側に1つずつ配置されて、巻軸側のものが巻
軸と共に回転して1回転するまでにクラッチ機構側のも
のに係合すると、クラッチ機構を空転動作させてねじり
コイルばねを過度な締付けから解放する役割を果たす。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施形態を図
1〜図7に基づいて説明し、次いで第2実施形態を図8
(A)、第3実施形態を図8(B)に基づいてそれぞれ
説明する。
【0014】図1はシートベルト巻取り装置の縦断面図
が示され、図2はその右側面図である。この巻取り装置
は、図2の鎖線で示すシートベルト1をリール2に巻取
るもので、リール2の中心を貫通してリール2に固定さ
れた巻軸3、巻軸3をシートベルト巻取り方向にのみ回
転させる回転駆動源4、回転駆動源4と巻軸3との間に
配設されたクラッチ機構5と第1ねじりコイルばね6を
有する。
【0015】巻軸3はハウジング7に回転可能に支持さ
れ、ハウジング7が車両ボディの一部にボルト等で固定
される。ハウジング7から突出する巻軸3の後端部が外
部のロック機構8に連結される。ロック機構8は、車両
のシートベルト装置に常設されるもので、車両衝突時に
巻軸3を固定する。この巻軸3の先端部に同軸に固定さ
れた略円柱状の連結ブロック11の外周に第1ねじりコ
イルばね6が嵌着され、第1ねじりコイルばね6を介し
て連結ブロック11がクラッチ機構5に連結される。
【0016】回転駆動源4は、巻軸3をシートベルト巻
取り方向(図2で反時計方向)にのみ回転させるもの
で、図1に示す実施形態においては一方向に回転する電
動モータ31の回転軸に連結されたピニオンギア32に
より減速機構33を介して減速回転される回転駆動軸3
4が示されるが、これに限らない。回転駆動軸34は巻
軸3の先端近くに同軸状に配置され、この回転駆動軸3
4の巻軸3側の端部に円柱状のクラッチ入力部材21が
同軸に固定される。クラッチ入力部材21の先端部が連
結ブロック11の前面に回転可能に挿入されて、回転駆
動軸34、クラッチ入力部材21、連結ブロック11、
および巻軸3がそれぞれ同軸に保持される。
【0017】クラッチ入力部材21の外周には、円筒状
のクラッチ出力部材22が相対回転可能に外挿される。
また、クラッチ入力部材21とクラッチ出力部材22の
間には、回転・空転切換用のクラッチばね23が介装さ
れる。これらクラッチ入力部材21、クラッチ出力部材
22およびクラッチばね23により、ベルト巻取り時の
トルク値が所定値を超えたところで空転して巻軸3への
動力伝達を遮断するクラッチ機構5が構成される。
【0018】連結ブロック11の具体例を図3に示す
と、これは円柱本体12の外周一部に円板状のフランジ
13を一体に突設したもので、フランジ13の複数箇所
に板厚方向に貫通させたばね止め孔14が形成され、フ
ランジ13の前面の円周方向一部に軸方向に突起するス
トッパー部41が一体に(別部品でもよい)形成され
る。
【0019】第1ねじりコイルばね6は、図4に示すよ
うなコイル部6aの片端に半径方向にアーム部6bを突
出させ、他端に軸方向にアーム部6cを突出させた形状
である。この軸方向アーム部6cを連結ブロック11の
ばね止め孔14の何れか1つに嵌挿した状態で、コイル
部6aが円柱本体12の外周にゆるく嵌挿される。な
お、図面では、ばね止め孔14を複数箇所に設けている
が、これは第1ねじりコイルばね6のトルクを調整可能
としたものであり、特に調整の必要がなければ、1箇所
のみにばね止め孔14を設けても構わない。
【0020】クラッチ出力部材22の具体例を図5に示
す。クラッチ出力部材22は、円筒本体24の先端面一
部に軸方向に形成したばね止めスリット25と、後端面
一部に軸方向に形成したばね止めスリット26を有する
もので、その後端面の円周方向一部には軸方向に突起す
るストッパー部42が一体に(別部品でもよい)形成さ
れている。クラッチ出力部材22の円筒本体24は、ク
ラッチ入力部材21の外周に回転可能に外挿される。
【0021】クラッチばね23は図6に示すような第2
ねじりコイルばね23であって、そのコイル部23aの
片端に半径方向にアーム部23bを突出させ、コイル部
23aの他端部はアーム部無しの解放端となっている。
コイル部23aがクラッチ入力部材21の外周に所定の
摩擦力で円周方向に摺動可能に圧入され、このコイル部
23aを囲うようにクラッチ入力部材21にクラッチ出
力部材22の円筒本体24が嵌挿されて、その前面のば
ね止めスリット25にクラッチばね23のアーム部23
bが挿通されて係止される。また、円筒本体24の後面
のばね止めスリット26に第1ねじりコイルばね6の半
径方向アーム部6bが挿通され係止されて、円筒本体2
4が第1ねじりコイルばね6のコイル部6aの外周に嵌
挿される。このときの円筒本体24の後端面と連結ブロ
ック11のフランジ13の前面が、図1に示すように一
定の円環状の間隙gをもって対向する。この間隙gの中
の異なる位置に一対のストッパー部材41,42が存在
して、一方が間隙gに沿って回転移動すると他方に当接
して従動回転させるようにしてあり、その動作説明は図
7に基づいて後述する。
【0022】回転駆動軸34を定方向回転させる電動モ
ータ31は例えば小型軽量なマイクロモータで、シート
ベルト1の巻取り必要時に入力されるパルス信号で作動
してシートベルト巻取り動作を開始し、図1の鎖線で示
すタイマー35で決められた時間経過後に作動停止す
る。電動モータ31を作動させるパルス信号は、例えば
図示しない車両シートに装備されるバックルに配設され
たスイッチで作成すればよい。即ち、乗員がシートベル
トを装着するためにシートベルトのタングをバックルに
差込みロックするとスイッチがオンしてパルス信号が発
信され、電動モータ31の作動が開始される。また、乗
員がシートベルトを外すためにバックルからタングを抜
いたときにスイッチがオフして、このときに発信される
パルス信号でも電動モータ31が作動を開始するように
してある。
【0023】次に、本発明装置の動作を順に説明する。
【0024】シートに着座した乗員がシートベルトを所
定量繰出し終えた時、一対のストッパー部材41,42
が例えば図7(A)に示す位置関係にあると仮定する。
ここで乗員がシートベルトを装着するためにタングをバ
ックルに挿入すると、電動モータ31が作動開始して回
転駆動軸43がシートベルト巻取り方向に回転し、同方
向にクラッチ入力部材21が回転する。この回転始めに
おいてはクラッチ入力部材21の回転でクラッチばね2
3も一体となって回転し、これに係止されたクラッチ出
力部材22が一体的に回転し、更には、クラッチ出力部
材22と第1ねじりコイルばね6で連結された連結ブロ
ック11と第1ねじりコイルばね6も一体的に回転し
て、巻軸3がシートベルト巻取り方向に回転し、シート
ベルトの巻取りが開始される。第1ねじりコイルばね6
は、上記巻取り中にいずれか一方向(圧縮または伸長方
向)へ締付けられるので、これを相殺し得る逆向きの予
圧をかけた状態でクラッチ出力部材22と連結ブロック
11間に介装される。
【0025】巻取りが開始されてシートベルトが乗員の
胸部を締付け始めると、シートベルト巻取り時のトルク
が急激に増加し始め、このトルク値が所定値を超えると
クラッチばね23がクラッチ入力部材21の外周をスリ
ップして、それ以降は回転駆動軸34とクラッチ入力部
材21が空転し、クラッチ出力部材22から巻軸3まで
の部品の回転が停止してシートベルト巻取り動作が終了
する。また、このような巻取り動作が行われるように、
クラッチばね23とクラッチ入力部材21との間の摩擦
力が設定される。そして、上記シートベルト巻取り終了
後、電動モータ31がタイマー設定時間を経過により作
動停止する。このときの一対のストッパー部材41,4
2の相対位置関係はほとんど変わらず、例えば図7
(B)のように離隔している。
【0026】以上のように乗員がシートベルトを装着す
るとき、シートベルトが電動モータ31で強制的に巻取
られるので、シートベルトの状態の良否にかかわらず確
実に巻取られ、また、電動モータ31やその回転力を伝
達する各回転部品は大きな騒音を発することなく回転す
るので静かなシートベルト巻取りが可能となる。更に、
電動モータ31の制御でシートベルト巻取り速度を適値
に調整することが可能であり、このようにすることで構
成部品の損傷が抑制されて耐久性がよくなる。
【0027】また、乗員がシートベルトを装着したと
き、乗員がシートベルトから受ける圧迫力は、第1ねじ
りコイルばね6の復元力によるばね力だけで決まり、こ
の圧迫力は弱くて乗員に不快な圧迫感を与えない。更
に、シートベルトを装着した乗員が前屈姿勢等で大きく
動いてシートベルトを引っ張ると、第1ねじりコイルば
ね6がソフトなシートベルト巻取り動作をする。
【0028】乗員が前屈姿勢等によりシートベルトを引
っ張ると、リール2にシートベルト繰出し方向の回転力
が加わり、この回転力で巻軸3が図2の時計方向に逆回
転動作をしてリール2からシートベルトが繰出される。
この巻軸3の逆回転で連結ブロック11も一体に逆回転
するが、クラッチ出力部材22は電動モータ31が停止
して回転駆動軸34がロック状態にあるので回転せず静
止したままであり、その結果、図7(C)に示すように
連結ブロック11のストッパー部材41が間隙gを回転
移動してクラッチ出力部材22のストッパー部材42へ
と近付き、この間に第1ねじりコイルばね6が連結ブロ
ック11で締付けられてばね力が増大する。
【0029】乗員が前屈姿勢から平常姿勢に動きを戻す
等してシートベルトに加えていた引っ張り力を無くす
と、第1ねじりコイルばね6の復元力で連結ブロック1
1にシートベルト巻取り方向に回転力が付勢されて、連
結ブロック11と巻軸3が回転してシートベルトが第1
ねじりコイルばね6のばね力だけで巻取られて、シート
ベルトが第1ねじりコイルばね6の弱いばね力で、従っ
て、常にソフトタッチで乗員の胸部を拘束し、圧迫感を
与えない。このようにシートベルトが第1ねじりコイル
ばね6で再度巻取られたときの各ストッパー部材41,
42の位置関係を図7(D)に示す。
【0030】図7(B)の状態から連結ブロック11が
シートベルト繰出し方向に1回転するまでに、連結ブロ
ック11のストッパー部材41が静止しているクラッチ
出力部材22のストッパー部材42に当接し、それ以後
も連結ブロック11が回転を継続すると図7(E)に示
すようにストッパー部材41がストッパー部材42を押
してクラッチ出力部材22を同方向に回転させ、クラッ
チばね23が静止状態にあるクラッチ入力部材21の外
周をスリップする(クラッチ機構の空転)。このように
することで、シートベルト繰出し時に第1ねじりコイル
ばね6が過度に締付けられて損傷したり、シートベルト
の再度の巻取り時に動作不良を起こすことが回避され
る。
【0031】図7(B)の状態から連結ブロック11が
シートベルト繰出し方向に回転して両ストッパー部材4
1,42が当接するまでの連結ブロック11の回転角の
最大値は、各ストッパー部材41,42の円周方向幅で
決まる360度未満であり、この最大回転角に至るまで
にシートベルトが繰出す長さを適当に、例えば20cm
程度に設定しておけば、乗員が前屈姿勢等で多少動いて
も両ストッパー部材41,42が当接することがなく、
上記シートベルト装着後のシートベルト繰出しと巻取り
が円滑に行われる。
【0032】また、図7(B)の状態から両ストッパー
部材41,42が当接してクラッチばね23をスリップ
させるまで、乗員が大きくシートベルトを引っ張ること
が特例として考えられる。このような場合、以上の構造
ではシートベルトの第1ねじりコイルばね6による巻取
りができず、乗員の胸の前でシートベルトが弛んだまま
となる不具合が発生する。この不具合の対処策として、
次の手動或いは自動によるシートベルト巻取りが有効で
ある。
【0033】上記理由で乗員の胸の前でシートベルトが
弛んだままとなると、乗員はシートベルトを過度に引っ
張ったことに気付き、シートベルトを巻取るためにバッ
クルに挿入しているタングをバックルから一旦外す。す
るとバックルから1パルス信号が発信されて電動モータ
31が作動し、シートベルトの巻取りが開始される。こ
の間に乗員がタングを再度バックルに挿入することでシ
ートベルトの弛みを取ることができる。
【0034】或いは、図1の鎖線で示すように電動モー
タ31の制御系にスイッチ回路36を付加する。スイッ
チ回路36は、図7(E)に示すように両ストッパー部
材41,42が当接してクラッチばね23がスリップ回
転する一連の動作をセンサー類で自動検知して、電動モ
ータ31に1パルス信号を送信して作動させる回路であ
る。このスイッチ回路36の付加でシートベルトが過度
に引っ張られても、電動モータ31で自動巻取りが開始
されるので、乗員はシートベルトの不測の弛み発生にい
ちいち煩わされることがない。もしくは、過度の引張り
に気づいた乗員がスイッチを操作することによって、電
動モータ31を作動させるようにしてもよい。
【0035】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。図8(A)に示すように、この第2実施形態はクラ
ッチ入力部材121が内側で、クラッチ出力部材122
が外側となっている。第1実施形態ではクラッチ入力部
材21が内側で、クラッチ出力部材22が外側であった
から、クラッチ入出力部材の内外が入れ替わった構造で
ある。クラッチばね123は第1実施形態と同じ構造で
あって、その一端がクラッチ出力部材122に止着され
る。
【0036】第2実施形態が第1実施形態と大きく相違
する点は、クラッチ出力部材122と連結ブロック11
1との間にストッパー部材が全く存在しないことであ
る。従って、図8(A)で第1ねじりコイルばね106
を除去するとクラッチ出力部材122と連結ブロック1
11がまったく自由に相対回転可能である。
【0037】第1ねじりコイルばね106の両端のアー
ム部106b,106cは、クラッチ出力部材122と
連結ブロック111にそれぞれ止着されている。第1ね
じりコイルばね106のコイル部106aは、初期セッ
ト状態においてクラッチ出力部材122の内周面からわ
ずかに離間しているが、巻軸3を第1ねじりコイルばね
106に抗して繰出し方向に回転させ、すなわち第1ね
じりコイルばね106を緩める方向(巻数を減少させる
方向)に回転させると、コイル部106aの外径が拡大
してクラッチ出力部材122の内周面に圧着するように
構成されている。なお、クラッチ出力部材122と連結
ブロック111の間は、アーム部106c側が狭く、反
対側のアーム部106b側が広い空間となっている。
【0038】以上の第2実施形態に係るシートベルト巻
取り装置では、クラッチ出力部材122と連結ブロック
111との間にストッパー部材がないので、シートベル
ト装着状態からの巻軸3の繰出し方向の回転量の規制
は、第1ねじりコイルばね106によって行われる。す
なわち、前述のように巻軸3が繰出し方向に回転すると
第1ねじりコイルばね106の外径が拡大してクラッチ
出力部材122の内周面に圧着するので、この圧着力が
所定値まで増大すると巻軸3が最早回転不能となるので
ある。この第1ねじりコイルばね106の回転量規制
は、乗員の最大前屈姿勢まで許容するように、その巻
数、軸方向寸法及び半径方向寸法を適宜設定するとよ
い。例えば、乗員の通常着座状態から第1ねじりコイル
ばね106の変形によって繰出可能なシートベルト1の
最大繰出し長さを20cmとした場合、巻軸3の繰出し
方向の回転数は2〜3回転もあれば十分であるから、そ
のような回転を可能とするように第1ねじりコイルばね
106の巻数、軸方向寸法及び半径方向寸法を設定す
る。
【0039】第1ねじりコイルばね106が弾性変形可
能な間は、クラッチばね123がスリップしないように
その摩擦係数を設定するのが望ましい。第1ねじりコイ
ルばね106がまだ弾性変形可能なうちからクラッチば
ね123がスリップすると、第1ねじりコイルばね10
6の弾性復元力で巻軸3が巻取り方向に回転し終えて
も、シートベルト1に最初よりも大きな弛みが残ってし
まうからである。
【0040】なお、巻軸3の繰出し方向回転によって第
1ねじりコイルばね106に最も大きな力が作用する部
位は、巻軸3側すなわち入力側であるアーム部106c
付近であるから、この部分での第1ねじりコイルばね1
06の無理な変形をできるだけ拘束するために周辺空間
を狭くしておくのがよい。このようにすることにより、
第1ねじりコイルばね106の寿命延長が図れる。
【0041】図8(A)では巻軸3の繰出し方向回転時
に第1ねじりコイルばね106のコイル部106aがク
ラッチ出力部材122の内周面に圧着するようにした
が、この反対に、繰出し方向回転時に第1ねじりコイル
ばね106のコイル部106aが連結ブロック111の
外周面に圧着するようにしても同様の結果が得られる。
この場合、巻軸3を繰出し方向に回転させると、第1ね
じりコイルばね106は緩める方向(巻数を増大させる
方向)に巻かれる。なお、この場合は第1ねじりコイル
ばね106のアーム部106bに最も大きな力が作用す
るので、周囲空間をアーム部106bで狭くなるように
する。
【0042】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。図8(B)に示すように、この実施形態は第2実施
形態の第1ねじりコイルばね106に代えてぜんまいば
ね206を使用したものである。その他の部分は形状的
に若干第2実施形態と異なるものの、機能的にはほとん
ど変わらない。簡便のため、第2実施形態と同一部分に
は、対応する参照符号の百の位の数字に「1」に代えて
「2」を使用して、ぜんまいばね206以外の説明を省
略する。
【0043】ぜんまいばね206の外周端はクラッチ出
力部材222の内周面に固定され、内周端は連結ブロッ
ク211の外周面に固定されている。乗員の前屈などで
巻軸3が繰出し方向に回転すると、ぜんまいばね206
が巻上げられる。乗員が元の姿勢に戻るとぜんまいばね
206の復元力で巻軸3が巻取り方向に駆動され、シー
トベルト1の不必要な弛みがなくなる。
【0044】次に、第2実施形態及び第3実施形態にお
ける電動モータ31の制御例を図9のフローチャートを
参照して説明する。なお、このモータ制御のために連結
ブロック111又は211の一部に回転センサ(回転方
向及び回転数の検出)を装着しておく。
【0045】このフローチャートは自動車の例えばエン
ジンのキースイッチをON(スタート)にした時にステ
ップ1の初期設定から開始する。ステップ2でシートベ
ルトのバックル解除の有無が判定され、バックル解除で
あればステップ3でモータが瞬間的に駆動され (例え
ばタイマーにより1秒間)、シートベルトに余分な弛み
があった場合にこれを巻取る。なお、一点鎖線で囲むス
テップ2と3を省略する実施形態も可能であでって、こ
の場合はステップ1からステップ4に直ちに移行する。
ステップ4では巻軸3の回転方向からシートベルトの引
出し中か否かが判定され、引出し中であればステップ5
でカウンター経過値Xが上限値Y1 よりも大きいか否か
が判定される。カウンター経過値Xは例えぱ自動車ドア
を開いた瞬間からの巻軸3の回転数を表す(繰出し方向
が正)。カウンター経過値Xが上限値Y1 未満であれば
(シートベルトの弛みが許容範囲内)、引出し中にカウ
ンターの加算が継続される。逆に上限値Y1 以上であれ
ば引出し中でも加算を停止する。ステップ8では巻軸3
の回転方向からシートベルトの巻取り中か否かが判定さ
れ、(第1ねじりコイルばね106,ぜんまいばね20
6による)巻取り中であればステップ9に進む。巻取り
中でも引出し中でもなければ(巻軸停止)、ステップ4
→8→4を繰返す。ステップ9ではカウンター経過値X
が下限値Y2未満か否かが判定され、(シート後スライ
ドなどにより)未満であればステップ11に進み、下限
値Y2 以上であればステップ10で減算が継続される。
ステップ11ではモータが巻取り方向に駆動され、次の
ステップ12で第1のカウンター経過値X1 が検出され
る。ステップ13は後続のステップ16での検出を所定
時間ごとに行わせるためのもので、このステップ13で
経過時間がT秒(例えば2秒)以上か否かが判定され、
T秒以上であればステップ15に進んで第2のカウンタ
ー経過値X2 が検出される。ステップ16ではカウンタ
ー経過値X1 とカウンター経過値X2 の大小関係が判定
され、X1 <X2 であれば巻取り余地ありとしてモータ
駆動を続行したままステップ12に戻る。反対にX2 ≦
X1 であれば(回転停止又は再引出し)、ステップ17
に進んでモータが停止される。
【0046】以上のモータ制御は一例であって、これに
限定されるものではないことは勿論である。例えばステ
ップ2のバックル解除はバックル変化(バックル抜差し
の有無)に置換えてもよく、これによりシートベルト装
着時の迅速で小気味好いボディフィットやシートベルト
を外す時の迅速な巻取り開始が可能になる。
【0047】次に、図1の減速機構33の変形例を図1
0に基づき説明する。図1では合計4枚のギアで減速機
構を構成しているためややスペースを必要とするが、図
10の減速機構333ではウォームギヤを使用して省ス
ペース化を図っている。詳しくは、減速機構333は電
動モータ31の回転軸に固定されたウォームギア51
と、このウォームギア51に噛合した第1ピニオンギア
52と、第1ピニオンギア52と一体同軸の第2ピニオ
ンギア53と、第2ピニオンギア53と噛合し回転駆動
軸34に固定された従動ギア54で構成される。電動モ
ータ31の駆動力は、ウォームギア51→第1ピニオン
ギア52→第2ピニオンギア53→従動ギア54→回転
駆動軸34の順に伝達される。
【0048】なお、図10で306は第1ねじりコイル
ばね、311は連結ブロック、321はクラッチ入力部
材、322はクラッチ出力部材、323はクラッチばね
である。これらは前述の同名部材と形状が若干異なるも
のの、機能的には同じであるから詳細説明は省略する。
【0049】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限らず、回転駆動源4やクラッチ
機構5の構造、第1ねじりコイルばね6,166やぜん
まいばね206の取付構造などは、その機能を損なうこ
となく変更が可能である。例えば、クラッチ機構5のク
ラッチばね23のようなクラッチ部品の一部を電動モー
タ31の減速機構33に組み込むことも可能である。ま
た、クラッチばね23,123,223の一端は必ずし
もクラッチ出力部材22,122,222に止着する必
要はなく、クラッチばね23,123,223の滑り面
をクラッチ出力部材22,122,222に形成して止
着側はクラッチ入力部材21,121,221とするこ
とも可能である。但し、この場合はクラッチばね23,
123,223の外径側がクラッチロック時の圧着面と
なるので、ばねの耐久性の面で不利とならないような工
夫が必要となる。本発明はさらに、クラッチばね23,
123,223と、第1ねじりコイルばね6,106
(ぜんまいばね206)の配置関係を左右反対とするこ
とも可能である。要するに、図1、図8(A)、図8
(B)で回転駆動軸34を巻軸3にし、巻軸3を回転駆
動軸34とするのである。このようにしても力の伝達経
路に基本的な変更はない。クラッチばね23,123,
223の耐久性等を考慮して図1、図8(A)、図8
(B)の配置関係にしているに過ぎない。また、本発明
で使用する前記弾性部材の例として第1ねじりコイルば
ね6,166やぜんまいばね206を示したが、これに
限らず単一部材による別種の弾性部材又は複数部材を組
合わせて全体として弾性部材として機能する部材など、
種々の変形が可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、シートベルトを直接的
に巻取るモータ等の回転駆動源が大小2種類のぜんまい
ばねを使用した従来装置の大ぜんまいばねの機能を有
し、巻取られたシートベルトが手動等で繰出されるとこ
れを自動で巻取る弾性部材(第1ねじりコイルばね又は
ぜんまいばね)が従来装置の小ぜんまいばねの機能を有
し、これら回転駆動源と第1ねじりコイルばねはぜんま
いばねに比べて安価なものの適用が容易で、2つの態様
でシートベルトを自動で巻込むことのできる高性能なシ
ートベルト巻取り装置のコストダウンが可能となる。
【0051】また、巻軸とクラッチ機構の間に、シート
ベルトを引いて巻軸をシートベルト繰出し方向に回転さ
せるときに巻軸が1回転するまでにクラッチ機構を空転
動作させるストッパー部材を配設することで、第1ねじ
りコイルばねがシートベルト繰出し時に過度に締付けら
れることが無くなって、第1ねじりコイルばねの損傷が
回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシートベルト巻取り
装置の縦断面図。
【図2】図1装置の側面図。
【図3】同図(A)は図1装置で使用される連結ブロッ
クの拡大正面図、同図(B)は拡大側面図、同図(C)
は(A)のX−X線断面図。
【図4】同図(A)は図1装置で使用される第1ねじり
コイルばねの拡大正面図、同図(B)は拡大側面図。
【図5】同図(A)は図1装置のクラッチ機構で使用さ
れるクラッチ出力部材の拡大正面図、同図(B)は拡大
平面図、同図(C)は拡大側面図。
【図6】同図(A)は図1装置のクラッチ機構で使用さ
れるクラッチばね(第2ねじりコイルばね)の拡大正面
図、同図(B)は拡大側面図。
【図7】同図(A)〜(E)は図1装置で使用される連
結ブロックとクラッチ出力部材の間の一対のストッパー
部材の各動作の概要を説明するための正面図。
【図8】(A)は本発明の実施形態の第1変形例を示す
断面図、(B)は本発明の実施形態の第2変形例を示す
断面図。
【図9】本発明の第1変形例におけるモータ制御例を示
すフローチャート。
【図10】減速機構の変形例を示す図1と同様の断面
図。
【符号の説明】
1 シートベルト 3 巻軸 4 回転駆動源 5 クラッチ機構 6 第1ねじりコイルばね(弾性部材) 11 連結ブロック 21 クラッチ入力部材 22 クラッチ出力部材 23 クラッチばね(第2ねじりコイルばね) 31 電動モータ 33 減速機構 34 回転駆動軸 35 タイマー 36 スイッチ回路 41 ストッパー部材 42 ストッパー部材 51 ウォームギア 52 第1ピニオンギア 53 第2ピニオンギア 54 従動ギア 106 ねじりコイルばね 123 クラッチばね(第2ねじりコイルばね) 206 ぜんまいばね(弾性部材) 223 クラッチばね(第2ねじりコイルばね) 333 減速機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 良三 京都府京都市右京区梅津西浦町十四番地 サンコール株式会社内 (72)発明者 若原 正人 京都府京都市右京区梅津西浦町十四番地 サンコール株式会社内 Fターム(参考) 3D018 PA01 PA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトの巻軸とこの巻軸にシート
    ベルト巻取り方向に回転力を付勢する回転駆動源との間
    に、回転駆動源が巻軸に回転力を付勢してシートベルト
    を巻取り、この巻取り時のトルク値が所定値を超えると
    空転動作してシートベルトの巻取りを停止させるクラッ
    チ機構と、シートベルトを引いて巻軸をシートベルト繰
    出し方向に回転させたときの回転力で弾性変形すると共
    に、シートベルトの引っ張りを解除すると弾性復帰力で
    巻軸をシートベルト巻取り方向に回転させる弾性部材を
    配設したことを特徴とするシートベルト巻取り装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材を第1ねじりコイルばねで
    構成し、乗員の前屈動作におけるシートベルト繰出し方
    向の巻軸の回転を、第1ねじりコイルばねの弾性変形で
    許容するようにした請求項1記載のシートベルト巻取り
    装置。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材をぜんまいばねで構成し、
    乗員の前屈動作におけるシートベルト繰出し方向の巻軸
    の回転を、ぜんまいばねの弾性変形で許容するようにし
    た請求項1記載のシートベルト巻取り装置。
  4. 【請求項4】 クラッチ機構が、回転駆動源に駆動され
    るクラッチ入力部材と、上記弾性部材に連結したクラッ
    チ出力部材と、両部材間に介装されたクラッチばねとか
    らなり、クラッチばねが第2ねじりコイルばねで構成さ
    れ、かつ第2ねじりコイルばねの一端をクラッチ出力部
    材に取り付けると共に、第2ねじりコイルばねのコイル
    部をクラッチ入力部材の外周に所定の摩擦力で嵌合させ
    た請求項1記載のシートベルト巻取り装置。
  5. 【請求項5】 上記巻軸とクラッチ機構の間に、巻軸を
    シートベルトの繰出し方向に回転させるときに、巻軸が
    1回転するまでに相互に機械的係合して巻軸の逆回転力
    でクラッチ機構を空転動作させる一対のストッパー部材
    を配置したことを特徴とする請求項1記載のシートベル
    ト巻取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504160A (ja) * 2004-06-24 2008-02-14 キー セーフティー システムズ、 インコーポレイテッド 電気モータを備えたシートベルト巻き取り装置
JP2013047099A (ja) * 2012-11-02 2013-03-07 Autoliv Development Ab シートベルト用リトラクタ

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