JP2000198414A - シートベルトの解錠装置 - Google Patents

シートベルトの解錠装置

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JP2000198414A
JP2000198414A JP11034603A JP3460399A JP2000198414A JP 2000198414 A JP2000198414 A JP 2000198414A JP 11034603 A JP11034603 A JP 11034603A JP 3460399 A JP3460399 A JP 3460399A JP 2000198414 A JP2000198414 A JP 2000198414A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】事故の発生後一定時間経過後に自動的に外れ
る、他、運転台で手動的に操作し外したり、再セットで
きるシートベルトを提供する。 【解決手段】締め具1の内部に外帯と連結の懸合金具6
と、支承盤3と、支承盤に設けられる滑合部と、鎖錠杆
7と、傾斜部8を形成した二股状の先端部と、解錠杆1
1と、モーターと、コードで連繋する電送装置からな
り、鎖錠杆は回転先端部を有し、解錠杆の傾斜部が回転
先端部を押圧する押圧位置にあるときは、鎖錠杆は懸合
金具と離脱する位置となり、傾斜部が回転先端部から離
脱位置にあるときは、鎖錠杆は懸合金具と懸合する位置
となる。電送装置は、二本に分離した内のプラスのコー
ドは、更に分離して、一方のコードにはセンサーとタイ
マーを中継し、他方のコードにはスイッチを中継してい
る。モーターは、スイッチによる手動と、センサーによ
る自動でのベルトを外す、シートベルト解錠装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のシートベル
ト装置に関するものであり、シートベルト締め具の部分
で、事故の場合は勿論のこと、通常の場合でも後部座席
の子供や老人、身体障害者などや、そうでない同乗者の
ベルトを運転席から手動操作で外してやれる。また、自
動車が衝突事故のときに、二次災害発生の危険のなくな
った一定時間経過後に、自動的に外れて自力脱出や救助
を容易にできる装置であって、他の通学バス・観光バス
・航空機などの乗り物にも用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来のシートベルトは、子供や老人、身
体障害者が同乗して居たり、自動車を運転,または同乗
の際に、衝突の大事故の発生の場合にも、身体を保護す
ることを目的としていた。しかし,着用や外すにもすべ
て装着者の手動によるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートベルト
は、自動車が走行中に不幸にして衝突の大事故や高所か
らの転落事故が起きたときには、自動車は大破、または
横転し、同時に運転者や同乗者は重傷を負ったり失神す
る最悪な事態に陥ることが多い。また、誤って水中に転
落の際には、特に後部座席に子供や老人。または,身体
障害者が居た場合でも、自分でベルトを外すしかなく自
力で脱出することも、外部から救出することも極めて困
難であったため、不幸な事態を招来する、いろいろな問
題点があった。
【0004】そこで、今後のシートベルトは,事故の場
合は勿論のこと平常時でも、運転台からベルトを外して
やれることのできる便利な装置を設けたり、自動車が衝
突や転落の大事故に遭遇した場合には、二次災害発生の
危険がなくなった一定時間経過後に、自動的に外れる装
置をもったシートベルトを提供する必要が生じている。
【0005】また、手動や自動によってシートベルトが
解錠していた場合でも簡単に復帰させ再利用できるよう
にして、便利性が高く、また、経済的にも損失のない装
置が必要である。
【0006】その他,航空機などで用いるシートベルト
にも装置を設けることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】ベルトの解錠装置を4例
に分けて説明し、その間にセンサーの説明を加える。第
1例は、図1〜5に示す、シートベルト締め具1の内部
2に設けられる支承盤3と、前記支承盤3の腹部4に設
けられるリニヤー・モーター5と、外帯と連結される懸
合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自在の鎖錠杆
7と、前記支承盤3から前記懸合金具6に向かって延
び、前記鎖錠杆7に向かって曲折する傾斜部8を形成し
た二股状の先端部9と、前記リニヤー・モーター5上
に、前後摺動自在に載置の後端部10を有する解錠杆1
1と、前記解錠杆11の中央に垂設の懸止部12と、圧
縮コイルばね13と,図5に示す電送装置14からな
り、
【0008】前記鎖錠杆7は回転先端部15を有し、前
記解錠杆11の前記傾斜部8が、前記回転先端部15を
押圧する押圧位置にあるときに前記鎖錠杆7は前記懸合
金具6と離脱する位置となり、前記解錠杆11の前記傾
斜部8が前記回転先端部15から離脱位置にあるときに
前記鎖錠杆7は前記懸合金具6と懸合する位置となるよ
うに前記解錠杆11は前後方向に移動可能であり、
【0009】前記解錠杆11が前記懸合金具6に向かっ
て前方へ、または後方へ移動により前記解錠杆11の前
記傾斜部8が前記鎖錠杆7の回転先端部15の押圧位置
と前記離脱位置との間で前後方向に移動可能となるよう
にしてあり、
【0010】前記リニヤー・モーター5は、図5に示す
電源16からの電気的配線で前記解錠杆11が前記懸合
金具6に向かって移動可能にプラスのコード17と、マ
イナスのコード18に連結する。
【0011】また、図4に示す、前記解錠杆11の二股
の先端部9の手のひらを撫で形のように下方へ向けて曲
折した前記傾斜部8に対して、新たに、解錠杆11の二
股状の先端部9は押し形で、上方へ向けて曲折した傾斜
部8を形成して、前記鎖錠杆7の回転先端部15の押圧
には、前記リニヤー・モーター5の電流を、先とは反対
方向へ流れるようにする。
【0012】第2例は、図6〜8に示す、前記シートベ
ルトの締め具1の内部2に設けられる外帯と連結される
懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自在の鎖錠
杆7と、回転腕19を有するモーター20と梃子21
と,図5に示す、電送装置14からなり、 前記梃子2
1は前記鎖錠杆7の二段の回転先端部22と、前記モー
ター20の回転腕19との中間で、一方端23を前記鎖
錠杆7の二段の回転先端部22に係合し、他方端24は
前記モーター20の回転腕19の回転先端部25に係合
し、前記回転腕19の回転を連動する。前記梃子21
に、戻り用の、ねじれコイルばね26を掛ける。
【0013】また、前記電源16からのプラスのコード
17とマイナスのコード18を前記モーター20に接続
してなる。
【0014】前記梃子21の一方端23が、前記鎖錠杆
7の二段の回転先端部22から離脱する位置にあるとき
は、前記鎖錠杆7は前記懸合金具5と懸合する位置とな
り、前記梃子21の一方端23が、前記鎖錠杆7の二段
の回転先端部22を押圧する位置にあるときは、前記鎖
錠杆7は前記懸合金具5と離脱する位置となり、
【0015】前記梃子21の一方端23は、前記鎖錠杆
7の二段の回転先端部22に離脱する位置と押圧する位
置の間をα角上下動する。
【0016】第3例は,図9・10に示す、シートベル
ト締め具1の内部2に設けられる支承盤27と、前記支
承盤27に設けられる滑合部28と、外帯と連結される
懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自在の鎖錠
杆7と、前記支承盤27から前記懸合金具6に向かって
延び、前記鎖錠杆7に向かって曲折する傾斜部29を形
成の二股状の先端部30と、前記滑合部28に前後動自
在に摺動する後端部31を有する解錠杆32と、前記解
錠杆32の中央部に垂下の懸止部33に前記支承盤27
の間に挟嵌の圧縮コイルばね34と、回転腕35を有す
るモーター36と、図5に示す、電送装置14からな
り、
【0017】前記鎖錠杆7は回転先端部15を有し、前
記解錠杆32の前記傾斜部29が前記鎖錠杆7が、前記
回転先端部15を押圧する押圧位置にあるときに前記鎖
錠杆7は前記懸合金具6と離脱する位置となり、前記解
錠杆32の前記傾斜部29が前記回転先端部15から離
脱位置にあるときに,前記鎖錠杆7は前記懸合金具6と
懸合する位置となるように、前記解錠杆32は、前記懸
合金具6に向かってs矢方向に後退すると、前記解錠杆
32の傾斜部29が前記鎖錠杆7の回転先端部15の押
圧位置と、前記離脱位置との間で前後方向に移動可能と
なるようにしてなる。
【0018】また、前記解錠杆32の中央部の垂下の懸
止部33と前記モーター36の回転腕35の先端37と
係合のピン38を先端39に挿嵌の有頭軸40を設け、
該有頭軸40の軸部を、前記支承盤27の内部に挿嵌す
る。
【0019】次いで、前記有頭軸40の先端39がk矢
方向へ移動のとき、突き当たる位置に、前記モーター3
6に接続の電気的開閉器41を付設し、前記モーター3
6の回転で前記有頭軸40と連結の、前記解錠杆32が
前後動するようにしてなる。
【0020】前記電源16から、前記モーター36まで
に連繋の二本のコード17と18を、前記電気的開閉器
41を中継する。
【0021】自動車が衝突事故などで衝撃を受けると、
センサー42が作動して電流が流れ、次ぎにタイマー4
3で一定の時間を遅らせて、電流がモーター36に流れ
ると、前記解錠杆32はs矢方向へ後退して、該解錠杆
32の先端の傾斜部29が、前記鎖錠杆7の回転先端部
15を押圧し、該鎖錠杆7をr矢方向へ回転させると、
該鎖錠杆7は前記懸合金具6と離脱して自動的にベルト
が外れる。また、スイッチ44を押しベルトを手動解離
することもできる。手動と自動でベルトを解錠の特徴を
有するシートベルトの解錠装置。
【0022】センサー42の構成は、図11〜13に示
す、椀形の台盤45の中央の裏側46に圧縮コイルばね
47を設け、該圧縮コイルばね47の弾性力で常時押し
上げられるストッパー48と前記椀形の台盤45の凹部
49の中に、中心に穿設の凹みの穴50と、該穴50の
周囲に輪形の溝51を穿設の摺動円盤52と該摺動円盤
52を被せる蓋53と、鉢巻形のマイナスの電気回路板
54と、円形のプラスの電気回路板55とからなり、
【0023】図11・12示す、前記鉢巻形のマイナス
の電気回路板54に、マイナスのコード18を接続し、
前記鉢巻形のマイナスの電気回路板54に、内側に向け
て突出し設けた舌形の突出部56を前記椀形の台盤45
の内側の数箇所に削設した切り込み57に嵌入し、後に
外側から螺着する。
【0024】円形のプラスの電気回路板55は、プラス
のコード17を接続し、前記鉢巻形のマイナスの電気回
路板54の舌形の突出部56と同位置に舌形の突出部5
8を設けた前記円形のプラスの電気回路板55を前記椀
形の台盤45の裏側59に付設する。
【0025】第4例は、図14〜16に示す、前記シー
トベルトの締め具1の内部2に設けられる支承盤60
と、該支承盤60に設けられる滑合部61と、外帯と連
結される懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自
在の回転先端部を有する鎖錠杆7と、前記支承盤60か
ら前記懸合金具6に向かって延び、前記鎖錠杆7に向か
って曲折する傾斜部62を形成した二股状の先端部63
及び、前記支承盤60の滑合部61に前後動自在に滑合
する後端部64を有する解錠杆65と、引っ張り用のハ
ンドル66。または、図示しない、スイッチで作動する
電動機か電磁石とからなり、
【0026】前記解錠杆65の中央部に垂下の懸止部6
7に有頭軸68を嵌着し,該有頭軸68の軸部69を前
記支承盤60の側面から、前後滑動自在に挿嵌し、前記
有頭軸68の軸端部72に樹脂または、ばね線を密着巻
きの可逆性材の筒71の中空に、前後に摺動自在にピア
ノ線73を挿入し、前記軸端部72に連結して後端部7
3を図16に示す、運転台74に装置の前記回転自在の
引っ張り用のハンドル66に連結してあり、該引っ張り
用のハンドル66を握り、x矢方向に回転し、ピアノ線
73をy矢方向に引けばベルトを外すことができる、手
動解錠の特徴を有する、シートベルトの解錠装置。
【作用】
【0027】上記のように構成された本発明のシートベ
ルト解錠装置は、例1〜3は手動と自動で第4例は手動
のみである。また、別に、センサーがある。
【0028】第1例は、図1〜5に示す、リニヤ同期モ
ーターの展開した固定子鉄心の溝の中に3相電源に接続
の3相の巻線が巻かれているので、3相交流が流れると
鉄心の表面に磁極ができる。その上の平板の解錠杆11
にフレミングの左手の法則にしたがって力がはたらき、
磁界の移動方向である懸合金具6に向かって反対のs方
向へ移動し、前記解錠杆11の二股状の先端部9の傾斜
部8が鎖錠杆7の回転先端部15を下方へ押圧し、該鎖
錠杆7をr矢方向へ回転して前記懸合金具4から離脱し
ベルトを外す。
【0029】後にスイッチ30から手を離すと磁極が消
えて、圧縮コイルばね13の弾性力で、前記解錠杆11
は元の位置に戻されて、前記傾斜部8は前記鎖錠杆7の
回転先端部15から離脱し、元の状態になる。
【0030】図4は前述と同様であるが、3相交流を逆
方向に流せば解錠杆11を先とは反対のp矢方向へ移動
させると先と同様にベルトを外す。
【0031】第2例は、図6〜8に示す、電流をモータ
ー20に流し、その回転で同時に回転腕19が回転し、
該先端部の回転で、梃子24の一方端23をα角連動回
転させ、同時に前記鎖錠杆7の二段回転先端部22を押
圧し前記鎖錠杆7をr角下方向へ回転して、前記懸合金
具4から離脱しベルトを外す。
【0032】モーター20の回転を止めると、梃子21
に係止のねじれコイルばね26の弾性力で前記梃子21
と共に一方端23をα角逆回転させ元の位置に戻す。こ
のとき、前記鎖錠杆7の二段の回転先端部22の突出部
を前記梃子21の一方端23で押し戻す。
【0033】第3例は、図9・10に示す、電流をモー
ター36に流し、その回転で同時に回転腕35が回転
し、該先端37の回転で、有頭軸40を矢方向へ移動す
ると解錠杆32の傾斜部29はs矢方向へ引かれ、前記
解錠杆32の二股状の先端部30の傾斜部29が鎖錠杆
7の回転先端部15を下方へ押圧し、該鎖錠杆7をr矢
方向へ回転して前記懸合金具4から離脱しベルトを外
す。
【0034】同時に、前記有頭軸40の先端が電気的開
閉器41を押して電流を止めると、モーター36の回転
が止まり、圧縮コイルばね34の弾性力で前記解錠杆3
2は、先の反対方向へ戻り、鎖錠杆7も元の状態に戻
る。
【0035】センサー42は、図11〜13に示す、自
動車が走行中に通路の段差や荒れ地などの障害物に乗り
上げ上下動の振動を受けたとき、センサー42も同様に
振動を受けて跳ね上がるが、摺動円盤52は、真上に覆
い被さる蓋39の押さえによって制止され、センサー4
2は作動せず、シートベルトが外れるような事故はな
い。
【0036】次ぎに、自動車が急停車した程度でなく、
高速中に衝突か転落事故が起きたときは、図11に示
す、摺動円盤52は、圧縮コイルばね47の弾性力に反
して前記ストッパー48を押し下げてm矢方向へ横滑り
し、前記円形のプラスの電気回路板55の舌形の突出部
58を前記鉢巻形のマイナスの電気回路板54の舌形突
出部56に矢方向へ押圧し接触すると電流が流れ機械部
分を連動する。
【0037】第4例は、図14〜16図に示す、運転台
74の引っ張り用のハンドル66をx矢方向へ回転しピ
アノ線73をy矢方向へ引くと連結の有頭軸68は、連
結の前記解錠杆65を引く。このとき,解錠杆65の先
端の傾斜部62も同じs矢方向へ移動して前記鎖錠杆7
の回転先端部15を押してr矢方向へ回転させ,後方に
ベルトを結着の前記懸合金具6を解除してシートベルト
を外す。
【0038】このとき,事故発生後,センサー42から
タイマー43を経て、シートベルトが自動的に外される
までの時間を適当な時間に調整するには電圧やタイマー
によって調整する.
【0039】また、自動車事故の場合や、そうでない場
合でも、運転台74に設けたスイッチ44か引っ張り用
のハンドル66を回転して、同乗者や後部座席の子供や
老人に、または身体障害者など、そうでない人でも、先
と同様に手動でいつでも必要によってシートベルトを外
すことができる。
【0040】ベルトを外すための再セットは、自動的に
戻るので操作する必要はない。
【0041】
【実施例】本発明の使用方法は,自動車の運転や同乗の
際には,従来のシートベルトと同様の方法で着用する。
【0042】さて、自動車が走行中に誤って衝突事故に
直面した場合に,自動車は大破,横転または,火災発生
の危険が生じる。同時に,運転者や同乗者は衝撃によっ
て重傷を負ったり失神する最悪な状態に陥ることが多
い。または,海や川などの水中に転落した場合も危険な
状態となる。航空機事故の場合も同様である。
【0043】以上のような,最悪な状況の下では,シー
トベルトが複雑に体に絡んだり,混乱した精神状態に陥
る。そこで,シートベルトが自動車の動きが停止した後
の,二次災害発生の危険のなくなった時点で自動的に外
れる。
【0044】
【発明の効果】以上のことから、通常の場合,普通自動
車の後部座席の子供や老人,身体障害者達のシートベル
トや通学バス・観光バス・航空機などのシートベルトを
自分で外さなくても,運転台からスイッチ44を押す
か、引っ張り用のハンドル66をx矢方向へ回転してや
れば容易に外すことができる。
【0045】また、自動車で走行中に衝突や水中に転落
の大事故に直面した場合でも、事故発生後、センサー4
2とタイマー43によって、二次災害発生の危険のなく
なった時点で、ベルトが自動的に外れるので、その結
果、自力脱出は容易になり、また、救助しやすくなった
ので、脱出遅れや救助遅れによる不幸な事態は解消され
た。
【0046】更に,再セットも容易にできるので極めて
便利になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のE〜F破断矢視正面図である。
【図2】図1のA〜B破断矢視平面図である。
【図3】図1のC〜D破断矢視側面図である。
【図4】図1の解錠杆の先端部の撫で形の傾斜部に代わ
る、押し形の正面図である。
【図5】電送装置の配線図である。
【図6】梃子式解錠装置の正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の部分で鎖錠杆の回転先端部の正面図であ
る。
【図9】回転式解錠装置の正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】センサーの破断正面図である。
【図12】図11の蓋を除いた平面図である。
【図13】図11のG〜H破断矢視方向図である。
【図14】牽引式解錠装置の正面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】ハンドル部分である。
【符号の説明】
1 締め具 2 内部 3 支承盤 4 腹部 5 リニヤー・モーター 6 懸合金具 7 鎖錠杆 8 傾斜部 9 二股状の先端部 10 後端部 11 解錠杆 12 懸止部 13 圧縮コイルばね 14 電送装置 15 回転先端部 16 電源 17 プラスのコード 18 マイナスのコード 19 回転腕 20 モーター 21 梃子 22 二段の回転先端部 23 一方端 24 他方端 25 回転先端部 26 ねじれコイルばね 27 支承盤 28 滑合部 29 傾斜部 30 二股状の先端部 31 後端部 32 解錠杆 33 懸止部 34 圧縮コイルばね 35 回転腕 36 モーター 37 先端 38 係合のピン 39 先端 40 有頭軸 41 電気的開閉器 42 センサー 43 タイマー 44 スイッチ 45 椀形の台盤 46 裏側 47 圧縮コイルばね 48 ストッパー 49 凹部 50 穴 51 輪形の溝 52 摺動円盤 53 蓋 54 鉢巻形のマイナス電気回路盤 55 円形のプラス電気回路盤 56 舌形の突出部 57 切り込み 58 舌形の突出部 59 裏側 60 支承盤 61 滑合部 62 傾斜部 63 二股状の先端部 64 後端部 65 解錠杆 66 引っ張り用のハンドル 67 垂下の懸止部 68 有頭軸 69 軸部 70 後端部 71 筒 72 軸端部 73 ピアノ線 74 運転台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月1日(1999.7.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シートベルトの解錠装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のシートベル
ト装置に関するものであり、シートベルト締め具の部分
で、事故の場合は勿論のこと、通常の場合でも後部座席
の子供や老人、身体障害者などや、そうでない同乗者の
ベルトを運転席からスイッチ一つで外してやる。また、
自動車が衝突事故のとき、二次災害発生の危険のなくな
った一定時間経過後に、自動的に外れて自力脱出や救助
を容易にできる装置であって、他の通学バス・観光バス
・航空機などの乗り物にも用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来のシートベルトは、子供や老人、身
体障害者が同乗して居たり、自動車を運転,または同乗
の際に、衝突の大事故の発生の場合には、その衝撃をや
わらげ身体を保護することのみを目的としていた。しか
し,着用や外すにもすべて装着者の手動によるものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシートベルト
は、自動車が走行中に不幸にして衝突の大事故や高所か
らの転落事故が起きたときには、自動車は大破、または
横転し、同時に運転者や同乗者は重傷を負ったり失神す
る最悪な事態に陥ることが多かった。また、誤って水中
に転落の際には、特に後部座席に子供や老人。または,
身体障害者が居た場合でも、自分でベルトを外すしかな
く自力で脱出することも、外部から救出することも極め
て困難なため、不幸な事態を招来する、いろいろな問題
点があった。
【0004】そこで、今後のシートベルトは,事故の場
合は勿論のこと平常時でも、運転台からベルトを外して
やれることのできる便利な装置を設けたり、自動車が衝
突や転落の大事故に遭遇した場合には、二次災害発生の
危険がなくなった一定時間経過後に、自動的に外れる装
置をもったシートベルトを提供する必要が生じている。
【0005】また、手動や自動によってシートベルトが
解錠していた場合でも簡単に復帰させ再利用できるよう
にして、便利性が高く、また、経済的にも損失のない装
置が必要であり、その他,航空機などで用いるシートベ
ルトにも前述の装置を設けることが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】ベルトの解錠装置を実施
例4つに分けて説明し、その間にセンサーの説明を加え
る。
【0007】実施例1は、図1〜5に示す、シートベル
ト締め具1の内部2に設けられる支承盤3と、前記支承
盤3の腹部4に設けられる直進形のリニヤモーター5
と、外帯と連結される懸合金具6と、前記懸合金具6と
懸合・離脱自在の鎖錠杆7と、前記支承盤3から前記懸
合金具6に向かって延び、前記鎖錠杆7に向かって曲折
する傾斜部8を形成した二股状の先端部9と、前記リニ
ヤモーター5上に、前後摺動自在に載置の後端部10を
有する解錠杆11と、前記解錠杆11の中央に垂設の懸
止部12と、圧縮コイルばね13と,図5に示す電送装
置14からなり、
【0008】前記鎖錠杆7は回転先端部15を有し、前
記解錠杆11の二股状の先端部9の前記傾斜部8が、前
記鎖錠杆7の回転先端部15を押圧する押圧位置にある
ときに前記鎖錠杆7は前記懸合金具6と離脱する位置と
なり、前記解錠杆11の前記傾斜部8が前記回転先端部
15から離脱位置にあるときに前記鎖錠杆7は前記懸合
金具6と懸合する位置となるように前記解錠杆11は前
後方向に移動可能であり、
【0009】前記解錠杆11が前記懸合金具6に向かっ
て前方へ、または後方へ移動により前記解錠杆11の前
記傾斜部8が前記鎖錠杆7の回転先端部15の押圧位置
と前記離脱位置との間で前後方向に移動可能となるよう
にしてあり、
【0010】前記リニヤモーター5は、図5に示す電源
16からの電気的配線で前記解錠杆11が前記懸合金具
6に向かって移動可能にプラスのコード17と、マイナ
スのコード18に連結する。
【0011】また、図4に示す、前記解錠杆11の二股
の先端部9の手のひらを撫で形のように下方へ向けて曲
折した前記傾斜部8に対して、新たに、解錠杆11の二
股状の先端部9は押し形で、上方へ向けて曲折した傾斜
部8を形成して、前記鎖錠杆7の回転先端部15の押圧
には、前記リニヤモーター5の電流を、先とは反対方向
へ流れるようにする。
【0012】実施例2は、図6〜8に示す、前記シート
ベルトの締め具1の内部2に設けられる外帯と連結され
る懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自在の回
転先端部22を有する鎖錠杆7と、回転腕19を有する
回転形のモーター20とシーソー形の梃子21と,図5
に示す、電源に繋がる電送装置14からなり、
【0013】前記梃子21は、中央を中心に両端が交互
に上下するように付設されたものであって、前記鎖錠杆
7の回転先端部22と、前記モーター20の回転腕19
との中間で、一方端23を前記鎖錠杆7の回転先端部2
2に係合・離脱自在とし、他方端24は前記モーター2
0の回転腕19の回転先端部25に係合・離脱自在と
し、前記回転腕19の回転を連動する。また、前記梃子
21に戻り用の、ねじれコイルばね26を掛ける。
【0014】前記伝送装置は他に設けた電源16に繋が
り、前記モーター20にプラスのコード17とマイナス
のコード18を接続してなる。
【0015】前記梃子21の一方端23が、前記鎖錠杆
7の回転先端部22から離脱する位置にあるときは、前
記鎖錠杆7は前記懸合金具5と懸合する位置となり、前
記梃子21の一方端23が、前記鎖錠杆7の回転先端部
22を押圧する位置にあるときは、前記鎖錠杆7は前記
懸合金具5と離脱する位置となり、前記梃子21の一方
端23は、前記鎖錠杆7の回転先端部22に離脱する位
置と押圧する位置の間をα角上下動するようにしてな
る。
【0016】実施例3は,図9・10に示す、シートベ
ルト締め具1の内部2に設けられる支承盤27と、前記
支承盤27に設けられる滑合部28と、外帯と連結され
る懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自在の鎖
錠杆7と、前記支承盤27から前記懸合金具6に向かっ
て延び、前記鎖錠杆7に向かって曲折する傾斜部29を
形成の二股状の先端部30と、前記滑合部28に前後動
自在に摺動する後端部31を有する解錠杆32と、前記
解錠杆32の中央部に垂下の懸止部33に前記支承盤2
7の間に挟嵌の圧縮コイルばね34と、回転腕35を有
する回転形のモーター36と、図5に示す、電送装置1
4からなり、
【0017】前記鎖錠杆7は回転先端部15を有し、前
記解錠杆32の前記傾斜部29が前記鎖錠杆7が、前記
回転先端部15を押圧する押圧位置にあるときに前記鎖
錠杆7は前記懸合金具6と離脱する位置となり、前記解
錠杆32の前記傾斜部29が前記回転先端部15から離
脱位置にあるときに,前記鎖錠杆7は前記懸合金具6と
懸合する位置となるように、前記解錠杆32は、前記懸
合金具6に向かってs矢方向に後退すると、前記解錠杆
32の傾斜部29が前記鎖錠杆7の回転先端部15の押
圧位置と、前記離脱位置との間で前後方向に移動可能と
なるようにしてなる。
【0018】また、前記解錠杆32の中央部の垂下の懸
止部33と前記モーター36の回転腕35の先端37と
係合のピン38を先端39に挿嵌の有頭軸40を設け、
該有頭軸40の軸部を、前記支承盤27の内部に挿嵌す
る。
【0019】次いで、前記有頭軸40の先端39がk矢
方向へ移動のとき、突き当たる位置に、前記モーター3
6に接続の電気的開閉器41を付設し、前記モーター3
6の回転で前記有頭軸40と連結の、前記解錠杆32が
前後動するようにしてなる。
【0020】前記電源16から、前記モーター36まで
に連繋の二本のコード17と18を、前記電気的開閉器
41に中継する。
【0021】自動車が衝突事故などで衝撃を受けると、
センサー42が作動して電流が流れ、次ぎに時限タイマ
ー43で一定の時間を遅らせて、電流がモーター36に
流れると、前記解錠杆32はs矢方向へ後退して、該解
錠杆32の先端の傾斜部29が、前記鎖錠杆7の回転先
端部15を押圧し、該鎖錠杆7をr矢方向へ回転させる
と、該鎖錠杆7は前記懸合金具6と離脱して自動的にベ
ルトが外れる。また、スイッチ44を押しベルトを手動
解離することもできる。手動と自動でベルトを解錠の特
徴を有するシートベルトの解錠装置。
【0022】センサー42の構成は、図11〜13に示
す、椀形の台盤45の中央の裏側46に圧縮コイルばね
47を設け、該圧縮コイルばね47の弾性力で常時押し
上げられるストッパー48と前記椀形の台盤45の凹部
49の中に、中心に穿設の凹みの穴50と、該穴50の
周囲に輪形の溝51を穿設の摺動円盤52と該摺動円盤
52を被せる蓋53と、鉢巻形のマイナスの電気回路板
54と、円形のプラスの電気回路板55とからなり、
【0023】図11・12示す、前記鉢巻形のマイナス
の電気回路板54に、マイナスのコード18を接続し、
前記鉢巻形のマイナスの電気回路板54に、内側に向け
て突出し設けた舌形の突出部56を前記椀形の台盤45
の内側の数箇所に削設した切り込み57に嵌入し、後に
外側から螺着する。
【0024】円形のプラスの電気回路板55は、プラス
のコード17を接続し、前記鉢巻形のマイナスの電気回
路板54の舌形の突出部56と同位置に舌形の突出部5
8を設けた前記円形のプラスの電気回路板55を前記椀
形の台盤45の裏側59に付設する。
【0025】実施例4は、図14〜16に示す、前記シ
ートベルトの締め具1の内部2に設けられる支承盤60
と、該支承盤60に設けられる滑合部61と、外帯と連
結される懸合金具6と、前記懸合金具6と懸合・離脱自
在の回転先端部を有する鎖錠杆7と、前記支承盤60か
ら前記懸合金具6に向かって延び、前記鎖錠杆7に向か
って曲折する傾斜部62を形成した二股状の先端部63
及び、前記支承盤60の滑合部61に前後動自在に滑合
する後端部64を有する解錠杆65と、引っ張り用のハ
ンドル66。または、図示しない、スイッチで作動する
電動機か電磁石とからなり、
【0026】前記解錠杆65の中央部に垂下の懸止部6
7に有頭軸68を嵌着し,該有頭軸68の軸部69を前
記支承盤60の側面から、前後滑動自在に挿嵌し、前記
有頭軸68の軸端部72に樹脂または、ばね線を密着巻
きの可逆性材の筒71の中空に、前後に摺動自在にピア
ノ線73を挿入し、前記軸端部72に連結して後端部7
3を図16に示す、運転台74に装置の前記回転自在の
引っ張り用のハンドル66に連結してあり、該引っ張り
用のハンドル66を握り、x矢方向に回転し、ピアノ線
73をy矢方向に引けばベルトを外すことができる、手
動解錠の特徴を有する、シートベルトの解錠装置。
【作用】
【0027】上記のように構成された本発明のシートベ
ルト解錠装置は、実施例1〜3は手動と自動で実施例4
は手動のみである。また、別に、センサーがある。
【0028】実施例1は、図1〜5に示す、リニヤ同期
モーターの展開した固定子鉄心の溝の中に3相電源に接
続の3相の巻線が巻かれているので、3相交流が流れる
と鉄心の表面に磁極ができる。その上の平板の解錠杆1
1にフレミングの左手の法則にしたがって力がはたら
き、磁界の移動方向である懸合金具6に向かって反対の
s方向へ移動し、前記解錠杆11の二股状の先端部9の
傾斜部8が鎖錠杆7の回転先端部15を下方へ押圧し、
該鎖錠杆7をr矢方向へ回転して前記懸合金具4から離
脱しベルトを外す。
【0029】後にスイッチ30から手を離すと磁極が消
えて、圧縮コイルばね13の弾性力で、前記解錠杆11
は元の位置に戻されて、前記傾斜部8は前記鎖錠杆7の
回転先端部15から離脱し、元の状態になる。
【0030】図4は前述と同様であるが、3相交流を逆
方向に流せば解錠杆11を先とは反対のp矢方向へ移動
させると先と同様にベルトを外す。
【0031】実施例2は、図6〜8に示す、電流をモー
ター20に流し、その回転で同時に回転腕19が回転
し、該先端部の回転で、梃子24の一方端23をα角連
動回転させ、同時に前記鎖錠杆7の回転先端部22を押
圧し前記鎖錠杆7をr角下方向へ回転して、前記懸合金
具4から離脱しベルトを外す。
【0032】モーター20の回転を止めると、梃子21
に係止のねじれコイルばね26の弾性力で前記梃子21
と共に一方端23をα角逆回転させ元の位置に戻す。こ
のとき、前記鎖錠杆7の回転先端部22の突出部を前記
梃子21の一方端23で押し戻す。
【0033】実施例3は、図9・10に示す、電流をモ
ーター36に流し、その回転で同時に回転腕35が回転
し、該先端37の回転で、有頭軸40を矢方向へ移動す
ると解錠杆32の傾斜部29はs矢方向へ引かれ、前記
解錠杆32の二股状の先端部30の傾斜部29が鎖錠杆
7の回転先端部15を下方へ押圧し、該鎖錠杆7をr矢
方向へ回転して前記懸合金具4から離脱しベルトを外
す。
【0034】同時に、前記有頭軸40の先端が電気的開
閉器41を押して電流を止めると、モーター36の回転
が止まり、圧縮コイルばね34の弾性力で前記解錠杆3
2は、先の反対方向へ戻り、鎖錠杆7も元の状態に戻
る。
【0035】センサー42は、図11〜13i示す、自
動車が走行中に通路の段差や荒れ地などの障害物に乗り
上げ上下動の振動を受けたとき、センサー42も同様に
振動を受けて跳ね上がるが、摺動円盤52は、真上に覆
い被さる蓋39の押さえによって制止され、センサー4
2は作動せず、シートベルトが外れるような事故はな
い。
【0036】次ぎに、自動車が急停車した程度でなく、
高速中に衝突か転落事故が起きたときは、図11に示
す、摺動円盤52は、圧縮コイルばね47の弾性力に反
して前記ストッパー48を押し下げてm矢方向へ横滑り
し、前記円形のプラスの電気回路板55の舌形の突出部
58を前記鉢巻形のマイナスの電気回路板54の舌形突
出部56に矢方向へ押圧し接触すると電流が流れ機械部
分を連動する。
【0037】実施例4は、図14〜16図に示す、運転
台74の引っ張り用のハンドル66をx矢方向へ回転し
ピアノ線73をy矢方向へ引くと連結の有頭軸68は、
連結の前記解錠杆65を引く。このとき,解錠杆65の
先端の傾斜部62も同じs矢方向へ移動して前記鎖錠杆
7の回転先端部15を押してr矢方向へ回転させ,後方
にベルトを結着の前記懸合金具6を解除してベルトは外
される。
【0038】このとき,事故発生後,センサー42から
時限タイマー43を経てベルトが自動的に外されるまで
の時間を適当な時間に調整するには電圧や時限タイマー
で調整。
【0039】また、自動車事故の場合や、そうでない場
合でも、運転台74に設けたスイッチ44か引っ張り用
のハンドル66を回転して、同乗者や後部座席の子供や
老人に、または身体障害者など、そうでない人でも、先
と同様に手動でいつでも必要によって繰り返しシートベ
ルトを外すことができる。
【0040】
【実施例】本発明の使用方法は,自動車の運転や同乗の
際には,従来のシートベルトと同様の方法で着用する。
【0041】さて、自動車が走行中に誤って衝突事故に
直面した場合に,自動車は大破,横転または,火災発生
の危険が生じる。同時に,運転者や同乗者は衝撃によっ
て重傷を負ったり失神する最悪な状態に陥ることが多
い。または,海や川などの水中に転落した場合も危険な
状態となる。航空機事故の場合も同様である。
【0042】以上のような,最悪な状況の下では,シー
トベルトが複雑に体に絡んだり,混乱した精神状態に陥
る。そこで,シートベルトが自動車の動きが停止した後
の,二次災害発生の危険のなくなった時点で自動的に外
れる。
【0043】
【発明の効果】以上のことから、通常の場合,普通自動
車の後部座席の子供や老人,身体障害者達のシートベル
トや通学バス・観光バス・航空機などのシートベルトを
自分で外さなくても,運転台からスイッチ44を押す
か、引っ張り用のハンドル66をx矢方向へ回転してや
れば容易に外すことができるので、極めて便利になっ
た。
【0044】また、自動車で走行中に衝突や水中に転落
の大事故に直面した場合でも、事故発生後、センサー4
2と時限タイマー43で、二次災害発生の危険のなくな
った時点で、ベルトが自動的に外されるので、その結
果、自力脱出も救助も容易になり、不幸な事態は解消さ
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のE〜F破断矢視正面図である。
【図2】図1のA〜B破断矢視平面図である。
【図3】図1のC〜D破断矢視側面図である。
【図4】図1の解錠杆の先端部の撫で形の傾斜部に代わ
る、押し形の正面図である。
【図5】電送装置の配線図である。
【図6】梃子式解錠装置の正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の部分で鎖錠杆の回転先端部の正面図であ
る。
【図9】回転式解錠装置の正面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】センサーの破断正面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11の底面図である。
【図14】牽引式解錠装置の正面図である。
【図15】図14の側面図である。
【図16】引っ張り用のハンドルの部分図である。
【符号の説明】 1 締め具 2 内部 3 支承盤 4 腹部 5 リニヤモーター 6 懸合金具 7 鎖錠杆 8 傾斜部 9 二股状の先端部 10 後端部 11 解錠杆 12 懸止部 13 圧縮コイルばね 14 電送装置 15 回転先端部 16 電源 17 プラスのコード 18 マイナスのコード 19 回転腕 20 モーター 21 梃子 22 回転先端部 23 一方端 24 他方端 25 回転先端部 26 ねじれコイルばね 27 支承盤 28 滑合部 29 傾斜部 30 二股状の先端部 31 後端部 32 解錠杆 33 懸止部 34 圧縮コイルばね 35 回転腕 36 モーター 37 先端 38 係合のピン 39 先端 40 有頭軸 41 電気的開閉器 42 センサー 43 時限タイマー 44 スイッチ 45 椀形の台盤 46 裏側 47 圧縮コイルばね 48 ストッパー 49 凹部 50 穴 51 輪形の溝 52 摺動円盤 53 蓋 54 鉢巻形のマイナス電気回路盤 55 円形のプラス電気回路盤 56 舌形の突出部 57 切り込み 58 舌形の突出部 59 裏側 60 支承盤 61 滑合部 62 傾斜部 63 二股状の先端部 64 後端部 65 解錠杆 66 引っ張り用のハンドル 67 垂下の懸止部 68 有頭軸 69 軸部 70 後端部 71 筒 72 軸端部 73 ピアノ線 74 運転台
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1・図2・図11・図12・図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図11】
【図12】
【図13】
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートベルト締め具の内部に設けられる支
    承盤と、前記支承盤に設けられるリニヤー・モウター
    と、外帯と連結される懸合金具と、前記懸合金具と懸合
    ・離脱自在の鎖錠杆と、前記支承盤から前記懸合金具に
    向かって延び、前記鎖錠杆に向かって曲折する傾斜部を
    形成した二股状の先端部と、前記リニヤー・モウターに
    前後動自在に摺動する後端部を有する解錠杆と、電送装
    置からなり、前記鎖錠杆は回転先端部を有し、前記解錠
    杆の前記傾斜部が前記回転先端部を押圧する押圧位置に
    あるときに、前記鎖錠杆は前記懸合金具と離脱する位置
    となり、前記解錠杆の前記傾斜部が前記回転先端部から
    離脱位置にあるときは、前記鎖錠杆は前記懸合金具と懸
    合する位置となるように前記解錠杆は、前記懸合金具に
    向かって前後動により、前記解錠杆の傾斜部が前記鎖錠
    杆の回転先端部の押圧位置と前記離脱位置との間で前後
    方向に移動可能となるようにしてなる。前記電送は、電
    送装置の電源から二本のコードを出し、一方のプラスの
    コードは二方に分離して、片方にはスイッチを中継し、
    もう一方にはセンサーと次にタイマーを中継。他方は、
    マイナスのコードであって、これら二本のコードを、前
    記リニヤー・モーターに連繋する。電流がリニヤー・モ
    ーターに流れると、前記解錠杆は後退又は前進して該解
    錠杆の先端の傾斜部が、前記鎖錠杆の回転先端部を押圧
    し、該鎖錠杆を回転させると、該鎖錠杆は前記懸合金具
    と離脱してベルトは外れる。スイッチを押しベルトを手
    動解離するのと、衝撃を受け振動でセンサーが作動して
    ベルトを解離する自動解離の二重の特徴を有するシート
    ベルトの解錠装置。
  2. 【請求項2】シートベルト締め具の内部に設けられる外
    帯と連結される懸合金具と、前記懸合金具と懸合・離脱
    自在の回転先端部を有する鎖錠杆と、梃子と、回転腕を
    有するモーターと、伝送装置からなり、 前記梃子は、中央を中心に両端が回転するように付設さ
    れたものであって、一方端を前記モーターの回転腕の先
    端に係合し、他方端を前記鎖錠杆の回転先端部に係合し
    てなり、 前記電送装置は、前記モーターに、プラスと
    マイナスの二本のコードで連繋してなり、 電流が前記モーターに流れると、該モーターの回転腕が
    回転し、該連動で前記梃子の他方端で前記鎖錠杆の回転
    先端部を押圧して、該鎖錠杆を回転し前記懸合金具と離
    脱してベルトを外す。スイッチを押しベルトを手動解離
    するのと、衝撃を受け振動でセンサーが作動してベルト
    を解離する自動解離の二重の特徴を有するシートベルト
    の解錠装置。
  3. 【請求項3】シートベルト締め具の内部に設けられる支
    承盤と、前記支承盤に設けられる滑合部と、外帯と連結
    される懸合金具と、前記懸合金具と懸合・離脱自在の鎖
    錠杆と、前記支承盤から前記懸合金具に向かって延び、
    前記鎖錠杆に向かって曲折する傾斜部を形成した二股状
    の先端部と、前記滑合部に前後動自在に摺動する後端部
    を有する解錠杆と、回転腕を有するモーターと、伝送装
    置からなり、 前記鎖錠杆は回転先端部を有し、前記解錠杆の前記傾斜
    部が前記回転先端部を押圧する押圧位置にあるときに前
    記鎖錠杆は前記懸合金具と離脱する位置となり、前記解
    錠杆の前記傾斜部が前記回転先端部から離脱位置にある
    ときに前記鎖錠杆は前記懸合金具と懸合する位置となる
    ように前記解錠杆は、前記懸合金具に向かって前後動に
    より前記解錠杆の傾斜部が前記鎖錠杆の回転先端部の押
    圧位置と前記離脱位置との間で前後方向に移動可能とな
    るようにしてあって、前記解錠杆の中央部の垂下懸止部
    に、前記モーターの回転腕先端と係合のピンを先端に挿
    嵌の有頭軸を設け、前記モーターの回転で前記解錠杆が
    前後動するようにしてなる。前記伝送装置は、前記モー
    ターにプラスとマイナスの二本のコードを連繋。伝送装
    置から電流がモーターに流れると、前記解錠杆は後退し
    て該解錠杆の先端部の傾斜部が、前記鎖錠杆の回転先端
    部を押圧し、該鎖錠杆を回転させると、該鎖錠杆は前記
    懸合金具と離脱してベルトが外れる。スイッチを押し、
    ベルトを手動解離するのと、衝撃を受け振動でセンサー
    が作動してベルトを解離する、手動と自動解錠の二重の
    特徴を有するシートベルトの解錠装置。
  4. 【請求項4】椀形の台盤と、裏側中央に凹みの穴と該周
    囲に輪形の溝を有する摺動円盤と、圧縮コイルばねを背
    部に有するストッパーと、鉢巻形の電気回路板と、円盤
    形の電気回路板と、電源とからなり、 前記椀形台盤の凹部に前記摺動円盤を摺動自在に嵌入し
    蓋をする。マイナスのコイルを接続の前記鉢巻形の電気
    回路板は、前記椀形台盤の外周にあって、プラスのコイ
    ルを接続の前記円盤形の電気回路板は、前記椀形台盤の
    裏側にあって、互いに電気的接触部を持ち、前記ストッ
    パーは、前記椀形台盤の最下部にあって常時、前記圧縮
    コイルばねで押し上げられ、該上方先端部を前記摺動円
    盤の裏側中央の凹みの穴と該周囲の輪形の溝に挿嵌しよ
    うとしている。衝突事故などの振動によるも、摺動円盤
    は上下せず横滑りして、前記電気的接触部を押圧し接触
    させ電流を流す特徴を有する、請求項1〜3記載のシー
    トベルト用センサー。
  5. 【請求項5】シートベルト締め具の内部に設けられる支
    承盤と、前記支承盤に設けられる滑合部と、外帯と連結
    される懸合金具と、前記懸合金具と懸合・離脱自在の回
    転先端部を有する鎖錠杆と、前記支承盤から前記懸合金
    具に向かって延び、前記鎖錠杆に向かって曲折する傾斜
    部を形成した二股状の先端部と、前記滑合部に前後動自
    在に摺動する後端部を有する解錠杆と、一端を前記解錠
    杆に連結したピアノ線の多端を結着の、運転台に設ける
    引っ張り用のハンドルとからなり、 前記解錠杆の前記傾斜部が前記回転先端部を押圧する押
    圧位置にあるときに前記鎖錠杆は前記懸合金具と離脱す
    る位置となり、前記解錠杆の前記傾斜部が前記回転先端
    部から離脱位置にあるときに前記鎖錠杆は前記懸合金具
    と懸合する位置となるように前記解錠杆は、前記懸合金
    具に向かって前後動により前記解錠杆の傾斜部が前記鎖
    錠杆の回転先端部の押圧位置と前記離脱位置との間で前
    後方向に移動可能となるようにしてある。運転台に設置
    のハンドルを回転しピアノ線を引くと、前記解錠杆は後
    退し、該先端部の傾斜部が、前記鎖錠杆の回転先端部を
    押圧し、該鎖錠杆を回転させると、該鎖錠杆は前記懸合
    金具と離脱してベルトが外れる、手動解錠を可能とした
    特徴を有する、シートベルトの解錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109431013A (zh) * 2018-12-21 2019-03-08 重庆光大产业有限公司 一种安全带锁扣

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CN109431013A (zh) * 2018-12-21 2019-03-08 重庆光大产业有限公司 一种安全带锁扣
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