JP2000198083A - コンベアチェ―ン用治具 - Google Patents

コンベアチェ―ン用治具

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JP2000198083A
JP2000198083A JP11003522A JP352299A JP2000198083A JP 2000198083 A JP2000198083 A JP 2000198083A JP 11003522 A JP11003522 A JP 11003522A JP 352299 A JP352299 A JP 352299A JP 2000198083 A JP2000198083 A JP 2000198083A
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pin
jig
conveyor chain
support
push
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JP11003522A
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English (en)
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Hideki Nakatsuka
秀基 中塚
Hiroshi Fujii
浩士 藤井
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアチェーンのメンテナンスの作業性を
向上させることができるコンベアチェーン用治具を提供
する。 【解決手段】 コンベアチェーン11の連結部16同士
を各連結部16の連結穴15にまたがって嵌合されるこ
とにより連結させる連結ピン14を着脱するためのもの
であって、進退可能な押しピン部44を有する治具本体
20と、該治具本体20に設けられ、連結部16を嵌合
させることにより連結穴15と押しピン部44との位置
を合わせる連結部嵌合台21とを有することにより、連
結部16を連結部嵌合台21に嵌合させるという簡単な
作業で、連結穴15と押しピン部44との位置を自動的
に合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベアチェーン
を連結させる連結ピンを着脱するためのコンベアチェー
ン用治具に関し、詳しくは、コンベアチェーンのメンテ
ナンスの作業性を向上させることができるコンベアチェ
ーン用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】ビン、缶、陶器、各種の包装品、機械部
品などを搬送させるために、チェーンに金属あるいは合
成樹脂等からなるトッププレートを固定または一体成形
したフラットトップチェーン等のコンベアチェーンを走
行させるコンベア装置が使用されている。この種のコン
ベア装置において、コンベアチェーンの清掃や修理等の
メンテナンス作業時に、コンベアチェーンを着脱する際
には、作業者は、コンベアチェーンの下側に潜ってテー
パーピンポンチ、チェーンカッタやハンマー等で、コン
ベアチェーンの連結部同士を連結させる連結ピンを着脱
する作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにテーパー
ピンポンチ、チェーンカッタやハンマーを用いてコンベ
アチェーンの連結ピンを着脱するのでは、その作業性が
非常に悪いという問題があった。なぜなら、テーパーピ
ンポンチ、チェーンカッタやハンマーは、連結ピンに対
する位置決めを作業者が目視で行う必要があり、しかも
このような作業を作業者がコンベアチェーンの下側ある
いは作業性の悪い狭い場所で行わなければならないため
である。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、コンベアチェーンのメンテナンスの作業性を向上さ
せることができるコンベアチェーン用治具を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のコンベアチェーン用治具
は、コンベアチェーンの連結部同士を各連結部の連結穴
にまたがって嵌合されることにより連結させる連結ピン
を着脱するためのものであって、進退可能な押しピン部
を有する治具本体と、該治具本体に設けられるととも
に、前記コンベアチェーンの連結部を嵌合させることに
より前記連結穴と前記押しピン部との位置を合わせる連
結部嵌合台と、を有することを特徴としている。
【0006】これにより、治具本体に設けられた連結部
嵌合台にコンベアチェーンの連結部を嵌合させると、連
結部の連結穴と治具本体の進退可能な押しピン部との位
置が合うことになるため、このように連結部を連結部嵌
合台に嵌合させるという簡単な作業で、連結穴と押しピ
ン部との位置を自動的に合わせることができる。そし
て、この状態で治具本体の押しピン部を前進させれば、
連結ピンを連結穴から抜き出すことができる。
【0007】本発明の請求項2記載のコンベアチェーン
用治具は、請求項1記載のものに関し、前記連結部嵌合
台は、前記治具本体に対し着脱可能とされていることを
特徴としている。
【0008】このように、連結部嵌合台は、治具本体に
対し着脱可能に設けられているため、連結部の形状が異
なる複数のコンベアチェーンをメンテナンスする必要が
ある場合には、連結部嵌合台のみを各コンベアチェーン
に対応させて製作すればよく、治具本体は共用化でき
る。
【0009】本発明の請求項3記載のコンベアチェーン
用治具は、請求項1または2記載のものに関し、前記治
具本体には、前記連結ピンを支持することにより、該連
結ピンと前記押しピン部との位置を合わせるピン支持台
が設けられていることを特徴としている。
【0010】これにより、ピン支持台に連結ピンを支持
させ、治具本体に設けられた連結部嵌合台にコンベアチ
ェーンの連結部を嵌合させると、連結部の連結穴とピン
支持台に支持された連結ピンと治具本体の進退可能な押
しピン部との位置が合うことになるため、このように、
ピン支持台に連結ピンを支持させ、連結部を連結部嵌合
台に嵌合させるという簡単な作業で、連結穴と連結ピン
と押しピン部との位置を自動的に合わせることができ
る。そして、この状態で治具本体の押しピン部を前進さ
せれば、連結ピンを連結部の連結穴に嵌合させることが
できる。
【0011】本発明の請求項4記載のコンベアチェーン
用治具は、請求項3記載のものに関して、前記ピン支持
台は、前記治具本体に対し着脱可能とされていることを
特徴としている。
【0012】このように、ピン支持台は、治具本体に対
し着脱可能とされているため、連結ピンの径が異なる複
数のコンベアチェーンをメンテナンスする必要がある場
合には、ピン支持台のみを各コンベアチェーンに対応さ
せて製作すればよく、治具本体は共用化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図面を
参照して以下に説明する。図1は、この実施の形態のコ
ンベアチェーン用治具10でメンテナンスが行われるコ
ンベアチェーン11の一組の連結体を示すもので、この
コンベアチェーン11は、平坦な載置面12を有するフ
ラットトップチェーンであり、載置面12を有する載置
部材13と、隣り合う各載置部材13,13同士を連結
させる連結ピン14とを有している。
【0014】載置部材13は、内側に連結穴15が形成
された略円筒状の連結部16,16,…を有している。
また、連結ピン14は、各連結部16,16,…を軸線
方向に位置をずらしかつ同軸に配置させた状態として、
各連結部16,16,…の連結穴15,15,…にまた
がって嵌合されることにより、載置部材13,13同士
を連結させるものである。
【0015】そして、コンベアチェーン用治具10は、
上記のようにコンベアチェーン11の連結部16,1
6,…を連結させる連結ピン14を抜き差しするための
ものであって、図2,図3に示すように、治具本体20
と、該治具本体20に対し着脱可能とされた連結部嵌合
台21と、該連結部嵌合台21を治具本体20に取り付
けるための取付ボルト22と、図4,図5に示すよう
に、治具本体20に対し着脱可能とされたピン支持台2
3と、該ピン支持台23を治具本体20に取り付けるた
めの取付ボルト24とを有している。
【0016】治具本体20は、台部材26と、押し部材
27と、押出ピン部材28とで構成されている。台部材
26は、長方形状のベース板30と、該ベース板30の
長手方向の一端部に該ベース板30に垂直をなして固定
された長方形状の垂直板31と、該垂直板31のベース
板30に対し反対側に該ベース板30の長手方向と平行
をなすように固定されるとともに内周側に図示せぬネジ
が形成された筒状のメネジ部材33とを有している。な
お、ベース板30には、その垂直板31側と垂直板31
に対し反対側の二カ所にそれぞれ貫通穴34,35が形
成されている(図5参照)。また、ベース板30の短手
方向における両側には、垂直板31と同じ側に若干突出
するガイド部36,36,…が形成されている。
【0017】押し部材27は、台部材26のメネジ部材
33に螺合させられるよう外周側にネジ38が形成され
た棒状のネジ軸部39と、該ネジ軸部39の一端側にネ
ジ軸部39に対し直交するよう固定された棒状のハンド
ル部40と、ネジ軸部39の他端側に同軸をなして形成
された円柱状の押込ピン部(押しピン部)41とを有し
ている。
【0018】この押し部材27は、押しピン部41を垂
直板31のベース板30側に位置させかつハンドル部4
0を垂直板31のベース板30に対し反対側に位置させ
た状態でネジ軸部39をメネジ部材33に螺合させてお
り、その結果、ハンドル部40を回転させることで、押
込ピン部41が台部材26に対し、その半径方向におい
ては位置固定とされた状態で、その軸線方向にのみ進退
する。
【0019】図2および図3に示す押出ピン部材28
は、押込ピン部41に対し着脱可能とされており、押込
ピン部41を内側に嵌合させた状態でネジ45で該押込
ピン部41に固定される取付部43と、該取付部43が
押込ピン部41に取り付けられた状態で押込ピン部41
と同軸をなして垂直板31に対し反対方向に延出する該
押込ピン部41より小径のピン部(押しピン部)44と
を有している。
【0020】連結部嵌合台21は、図2および図3に示
すように、長方形状のベース板47と、該ベース板47
の長手方向の一端部に該ベース板47に垂直をなして固
定された長方形状の第1垂直板48と、ベース板47の
長手方向の中間部に第1垂直板48に平行をなして固定
された長方形状の第2垂直板49とを有しており、ベー
ス板47の長手方向の他端部にはネジ穴50が形成され
ている。
【0021】この連結部嵌合台21は、その第1垂直板
48を治具本体20の垂直板31側に配置しかつそのベ
ース板47の長手方向を治具本体20のベース板30の
長手方向に沿わせた状態で該ベース板30のガイド部3
6,36間に嵌合させられる。なお、このような姿勢で
連結部嵌合台21と治具本体20とが嵌合させられたと
きのみ、連結部嵌合台21のネジ穴50と治具本体20
の貫通穴35とは位置を合わせることが可能になる。そ
して、このようにネジ穴50と貫通穴35とが位置を合
わせた状態で、治具本体20の裏側から貫通穴35を通
ってネジ穴50に螺合される蝶型の取付ボルト22によ
って、連結部嵌合台21は治具本体20の所定の嵌合台
取付位置に取り付けられることになる。他方、取付ボル
ト22のネジ穴50からの螺合解除で、連結部嵌合台2
1は治具本体20からの取り外しが可能となる。
【0022】そして、連結部嵌合台21の第1垂直板4
8および第2垂直板49には、ベース板47に対し反対
側に凹部51,52が形成されている。これら凹部5
1,52の位置は、連結部嵌合台21が治具本体20の
上記嵌合台取付位置に取り付けられた状態で、これら凹
部51,52にコンベアチェーン11の連結部16,1
6,…を嵌合させると、連結部16,16,…の連結穴
15,15,…と押込ピン部41との径方向における位
置を合わせる(言い換えれば連結穴15,15,…と押
込ピン部41とを同軸に配置する)ように設定されてい
る。
【0023】ピン支持台23は、図4および図5に示す
ように、長方形状のベース板54と、該ベース板54の
長手方向の一端部に該ベース板54に垂直をなして固定
された支柱55と、該支柱55のベース板54に対し反
対側にベース板54の長手方向に平行に固定された円筒
状の支持体56とを有しており、ベース板54の長手方
向の中間部にはネジ穴57が形成されている。
【0024】このピン支持台23は、その支柱55を治
具本体20の垂直板31側に対し反対側配置しそのベー
ス板54の長手方向を治具本体20のベース板30の長
手方向に沿わせた状態で該ベース板30のガイド部3
6,36間に嵌合させられる。なお、このような姿勢で
ピン支持台23と治具本体20とが嵌合させられたとき
のみ、ピン支持台23のネジ穴57と治具本体20の貫
通穴34とは位置を合わせることになる。そして、この
ように位置を合わせた状態で、治具本体20の裏側から
貫通穴34を通ってネジ穴57に螺合される蝶型の取付
ボルト24によって、ピン支持台23は治具本体20の
所定の支持台取付位置に取り付けられることになる。他
方、該取付ボルト24のネジ穴57からの螺合解除で、
ピン支持台23は治具本体20から取り外しが可能とな
る。
【0025】ここで、ピン支持台23は、貫通穴34と
貫通穴35との配置の関係から、治具本体20に取り付
けられた連結部嵌合台21と治具本体20の垂直板31
との間に配置されることになる。
【0026】支持体56は、連結ピン14より若干大径
の支持穴58を内周側に有しており、ピン支持台23
は、治具本体20の上記支持台取付位置に取り付けられ
た状態で、支持体56の支持穴58と押込ピン部41と
の径方向における位置を合わせる(言い換えれば支持穴
58と押込ピン部41とを同軸に配置する)ように設定
されている。すなわち、ピン支持台23は、支持穴58
において連結ピン14を挿入支持することにより、該連
結ピン14と押込ピン部41とを同軸に配置させる。こ
こで、ピン支持台23は、支持体56の支持穴58に、
押し部材27の押込ピン部41およびネジ軸部39を挿
通可能とされている。
【0027】以上のような構成のコンベアチェーン用治
具10によれば、コンベアチェーン11の連結ピン14
を外す場合には、図3に示すように、治具本体20に対
し、ピン支持台23は取り外し、上記嵌合台取付位置に
連結部嵌合台21を取付ボルト22で取り付け、さらに
押し部材27の押込ピン部41に押出ピン部材28を取
り付けた状態とする。
【0028】そして、コンベアチェーン10の連結ピン
14が嵌合された連結部16,16,…を連結部嵌合台
21の凹部51,52に嵌合させると、連結ピン14と
押出ピン部材28のピン部44とが同軸に配置されるこ
とになる。この状態で、後退位置にあった押し部材27
を回転させてコンベアチェーン11の方向に前進させる
と、連結ピン14に押出ピン部材28のピン部44が当
接し、さらに押し部材27を前進させると、ピン部44
が連結ピン14を連結部16,16,…の連結穴15,
15,…から抜き出すことになる。
【0029】また、コンベアチェーン10に連結ピン1
4を嵌合させる場合には、図5に示すように、治具本体
20に対し、上記嵌合台取付位置に連結部嵌合台21を
取付ボルト22で取り付け、上記支持台取付位置にピン
支持台23を取付ボルト24で取り付け、さらにピン支
持台23の支持体56内に連結ピン14を挿入した状態
とする。なお、押し部材27の押込ピン部41から押出
ピン部材28は取り外した状態とする。
【0030】そして、コンベアチェーン10の連結ピン
14が抜かれた各連結部16,16,…を同軸に配置さ
せた状態で連結部嵌合台21の凹部51,52に嵌合さ
せると、連結部16,16,…の連結穴15,15,…
と支持体56の支持穴58と押込ピン部41とが同軸に
配置されることになる。この状態で、後退位置にあった
押し部材27を回転させてコンベアチェーン11の方向
に前進させると、押込ピン部41が支持体56内で前進
して連結ピン14に当接し、さらに押し部材27を前進
させると、連結ピン14が支持体56で軸線方向にのみ
移動するよう案内されながら突出し連結部16,16,
…の連結穴15,15,…に嵌合させられることにな
る。
【0031】以上に述べたコンベアチェーン用治具10
によれば、治具本体20に設けられた連結部嵌合台21
にコンベアチェーン11の連結部16,16,…を嵌合
させると、連結部16の連結穴15,15,…と、治具
本体20の進退可能な押出ピン部材28のピン部44と
の位置が合う(同軸となる)ことになるため、このよう
に連結部を16連結部嵌合台21に嵌合させるという簡
単な作業で、連結穴15とピン部44との位置を自動的
に合わせることができる。そして、この状態でピン部4
4を前進させれば、連結ピン14を連結穴15,15,
…から抜き出すことができる。
【0032】したがって、狭い場所やコンベアチェーン
11の下側からの作業においても、コンベアチェーン1
1の連結ピン14の抜き出し作業の作業性を向上させる
ことができる上、一人で抜き出し作業をしかも短時間で
行うことができるため、経済的である。さらに、コンベ
アチェーン11が宙に浮いた状態でも抜き出し作業がで
きる。
【0033】しかも、連結部嵌合台21は、治具本体2
0に対し着脱可能に設けられているため、連結部16,
16,…の形状が異なる複数のコンベアチェーン11を
メンテナンスする必要がある場合には、連結部嵌合台2
1のみを各コンベアチェーン11に対応させて製作すれ
ばよく、治具本体20は共用化できる。
【0034】したがって、連結部16,16,…の形状
が異なる複数のコンベアチェーン11をメンテナンスす
る必要がある場合におけるコストを低減することができ
る。加えて、ねじ込み式で連結ピン14を抜くことがで
きるため、作業時の安全性が確保できる。
【0035】また、ピン支持台23に連結ピン14を支
持させ、治具本体20に取り付けられた連結部嵌合台2
1にコンベアチェーン11の連結部16,16,…を嵌
合させると、連結部16,16,…の連結穴15,1
5,…とピン支持台23に支持された連結ピン14と治
具本体20の進退可能な押込ピン部41との位置が合う
(同軸となる)ことになるため、このように、ピン支持
台23に連結ピン14を支持させ、連結部16,16,
…を連結部嵌合台21に嵌合させるという簡単な作業
で、連結穴15,15,…と連結ピン14と押込ピン部
41との位置を自動的に合わせることができる。そし
て、この状態で治具本体20の押込ピン部41を前進さ
せれば、連結ピン14を連結部16,16,…の連結穴
15,15,…に嵌合させることができる。
【0036】したがって、狭い場所やコンベアチェーン
11の下側からの作業においても、コンベアチェーン1
1の連結ピン14の嵌合作業の作業性を向上させること
ができる上、一人でしかも短時間で嵌合作業を行うこと
ができるため、経済的である。さらに、コンベアチェー
ン11が宙に浮いた状態でも嵌合作業ができる。
【0037】さらに、ピン支持台23は、治具本体20
に対し着脱可能とされているため、連結ピン14の径が
異なる複数のコンベアチェーン11をメンテナンスする
必要がある場合には、ピン支持台23のみを各コンベア
チェーン11に対応させて製作すればよく、治具本体2
0は共用化できる。
【0038】したがって、連結ピン14の径が異なる複
数のコンベアチェーン11をメンテナンスする必要があ
る場合におけるコストを低減することができる。加え
て、ねじ込み式で連結ピン14を嵌合させることができ
るため、作業時の安全性が確保できる。
【0039】なお、連結部嵌合台21を、図6に示すよ
うに、第1垂直板48および第2垂直板49に並べて第
3垂直板60を設けて、連結ピン14の抜き差し時に連
結ピン14の進行方向における載置部材13,13の移
動を第3垂直板60で当接規制してもよい。ここで、第
3垂直板60のベース板47に対し反対側に形成された
凹部61は、連結ピン14やピン部44を通過させるた
めのものである。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のコンベアチェーン用治具によれば、治具本体に設
けられた連結部嵌合台にコンベアチェーンの連結部を嵌
合させると、連結部の連結穴と治具本体の進退可能な押
しピン部との位置が合うことになるため、このように連
結部を連結部嵌合台に嵌合させるという簡単な作業で、
連結穴と押しピン部との位置を自動的に合わせることが
できる。そして、この状態で治具本体の押しピン部を前
進させれば、連結ピンを連結穴から抜き出すことができ
る。したがって、狭い場所やコンベアチェーンの下側か
らの作業においても、コンベアチェーンの連結ピンの抜
き出し作業の作業性を向上させることができる上、一人
でしかも短時間で抜き出し作業を行うことができるた
め、経済的である。
【0041】また、本発明の請求項2記載のコンベアチ
ェーン用治具によれば、連結部嵌合台が、治具本体に対
し着脱可能に設けられているため、連結部の形状が異な
る複数のコンベアチェーンをメンテナンスする必要があ
る場合には、連結部嵌合台のみを各コンベアチェーンに
対応させて製作すればよく、治具本体は共用化できる。
したがって、連結部の形状が異なる複数のコンベアチェ
ーンをメンテナンスする必要がある場合におけるコスト
を低減することができる。
【0042】加えて、本発明の請求項3記載のコンベア
チェーン用治具によれば、ピン支持台に連結ピンを支持
させ、治具本体に設けられた連結部嵌合台にコンベアチ
ェーンの連結部を嵌合させると、連結部の連結穴とピン
支持台に支持された連結ピンと治具本体の進退可能な押
しピン部との位置が合うことになるため、このように、
ピン支持台に連結ピンを支持させ、連結部を連結部嵌合
台に嵌合させるという簡単な作業で、連結穴と連結ピン
と押しピン部との位置を自動的に合わせることができ
る。そして、この状態で治具本体の押しピン部を前進さ
せれば、連結ピンを連結部の連結穴に嵌合させることが
できる。したがって、狭い場所やコンベアチェーンの下
側からの作業においても、コンベアチェーンの連結ピン
の嵌合作業の作業性を向上させることができる上、一人
でしかも短時間で嵌合作業を行うことができるため、経
済的である。
【0043】加えて、本発明の請求項4記載のコンベア
チェーン用治具によれば、ピン支持台は、治具本体に対
し着脱可能とされているため、連結ピンの径が異なる複
数のコンベアチェーンをメンテナンスする必要がある場
合には、ピン支持台のみを各コンベアチェーンに対応さ
せて製作すればよく、治具本体は共用化できる。したが
って、連結ピンの径が異なる複数のコンベアチェーンを
メンテナンスする必要がある場合におけるコストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態でメンテナンスが行われるコンベアチェーンの一
組の連結体を示すもので、(a)は下側から見た図、
(b)は側面図である。
【図2】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態の連結ピン抜き出し時の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図3】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態の連結ピン抜き出し時の使用状態を示す一部を断
面とした側面図である。
【図4】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態の連結ピン嵌合時の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図5】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態の連結ピン嵌合時の使用状態を示す一部を断面と
した側面図である。
【図6】 本発明のコンベアチェーン用治具の一の実施
の形態の連結部嵌合台の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 コンベアチェーン用治具 11 コンベアチェーン 14 連結ピン 15 連結穴 16 連結部 20 治具本体 21 連結部嵌合台 23 ピン支持台 41 押込ピン部(押しピン部) 44 ピン部(押しピン部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアチェーンの連結部同士を各連結
    部の連結穴にまたがって嵌合されることにより連結させ
    る連結ピンを着脱するためのコンベアチェーン用治具で
    あって、 進退可能な押しピン部を有する治具本体と、 該治具本体に設けられるとともに、前記コンベアチェー
    ンの連結部を嵌合させることにより前記連結穴と前記押
    しピン部との位置を合わせる連結部嵌合台と、を有する
    ことを特徴とするコンベアチェーン用治具。
  2. 【請求項2】 前記連結部嵌合台は、前記治具本体に対
    し着脱可能とされていることを特徴とする請求項1記載
    のコンベアチェーン用治具。
  3. 【請求項3】 前記治具本体には、前記連結ピンを支持
    することにより、該連結ピンと前記押しピン部との位置
    を合わせるピン支持台が設けられていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のコンベアチェーン用治具。
  4. 【請求項4】 前記ピン支持台は、前記治具本体に対し
    着脱可能とされていることを特徴とする請求項3記載の
    コンベアチェーン用治具。
JP11003522A 1999-01-08 1999-01-08 コンベアチェ―ン用治具 Pending JP2000198083A (ja)

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