JPH09272091A - ロボットハンド自動交換装置 - Google Patents

ロボットハンド自動交換装置

Info

Publication number
JPH09272091A
JPH09272091A JP8689096A JP8689096A JPH09272091A JP H09272091 A JPH09272091 A JP H09272091A JP 8689096 A JP8689096 A JP 8689096A JP 8689096 A JP8689096 A JP 8689096A JP H09272091 A JPH09272091 A JP H09272091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
robot hand
robot
groove
exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8689096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeya Chimura
重弥 千村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8689096A priority Critical patent/JPH09272091A/ja
Publication of JPH09272091A publication Critical patent/JPH09272091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットハンドの交換を少ない時間で行うロ
ボットハンドの自動交換装置を提供する。 【解決手段】 ロボットの各種作業内容に対応し用意さ
れた複数の作業工具であるロボットハンドの自動交換装
置を、ロボットの昇降及び回転を行う軸の先端に取り付
けられたロボットハンドの保持部1と、ロボットハンド
3を搭載し保持部1に着脱自在に連結固定される交換部
2とから構成する。上記保持部1には先部側を大径にし
た段付き形状の引き込み軸18を設け、シリンダ14に
より上下方向へ一定量の移動を可能にする。上記交換部
2には上溝を小幅とした段差のある溝31を水平方向に
設け、上記引き込み軸18を水平方向に移動して上記溝
31内に挿入可能にする。引き込み軸18を溝31内に
挿入後、引き込み軸18のみをシリンダ14により上動
して引き込み軸18と溝31とを係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットアームの
先端に取り付けて使用する作業ハンド、作業工具等のロ
ボットハンドを自動交換するロボットハンド自動交換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットハンド自動交換装置とし
ては特開平3−256686号公報に開示されている。
図14は上記ロボットハンド自動交換装置を示す断面図
で、保持部60と、この保持部60に連結される交換部
70からなっており、交換部70の先端にはロボットハ
ンド80が取り付けられている。
【0003】保持部60を構成するハウジング61は図
示を省略したロボットアームに連結され、3次元的に移
動自在となっている。ハウジング61内には、下部に複
数個の剛球組込み用穴を設けた玉受けハウジング62が
上記穴に剛球63を組み込んだ状態ではめ込み締結され
ており、玉受けハウジング62の内部は交換部70との
嵌合部62aとなっている。剛球63は嵌合部62aに
対して出没自在となっており、剛球63の上方には下端
開口部にテーパ部64aを設けたテーパピストン64が
上下方向へ摺動自在に配置されている。テーパピストン
64はバネ65により常時下方に押されており、ハウジ
ング61の側面に連結したエアー配管67を介してハウ
ジング61とテーパピストン64とにより形成されるシ
リンダ部66に加圧エアーを供給、停止することで、テ
ーパピストン64を上動、下動させるようになってい
る。
【0004】交換部70を構成する交換台71には、玉
受けハウジング62の嵌合部62aと嵌合する嵌合部7
1aが上部に設けられ、玉受けハウジング62の嵌合部
62aより内側に突出した剛球63を受けるテーパ部7
1bが嵌合部71aの下方に設けられている。
【0005】次に、図14〜図16を用いて保持部60
と交換部70との連結動作を説明する。図14の状態は
保持部60が交換部70の軸上に位置したところであ
る。この状態では、図示しないエアー供給源からエアー
配管67を通じてシリンダ部66に供給されるエアーの
圧力によりバネ65の力に反してテーパピストン64は
上がっている。この状態で図15に示すように、交換部
70の交換部材71の嵌合部71aが玉受けハウジング
62の嵌合部62aと嵌合するように保持部60が下降
する。
【0006】嵌合部62aと嵌合部71aが嵌合した状
態で、図16に示すようにシリンダ部66に供給されて
いるエアーの圧力を解除すると、バネ65の力によって
テーパピストン64が下降する。この時、テーパピスト
ン64のテーパ部64aが剛球63を玉受けハウジング
62の内側に押し出して嵌合部71aの下に設けたテー
パ部71bと噛み合わせることにより、交換台71とハ
ウジング61を連結固定する。以上のように、テーパピ
ストン64を上下することにより保持部60と交換部7
0の連結及び連結の解除を行う。
【0007】次に、従来のロボットハンド自動交換装置
によるロボットハンドの交換動作を図17に基づいて説
明する。図において、交換部70は保持部60に連結固
定され、交換部70と交換する交換部70a、70bが
図示しないハンドストッカのC、Dの位置に置かれてい
る。ロボットハンド80を連結した保持部70は、Aの
位置から矢印90のように移動しBの位置で止まる。こ
こで連結を解除し保持部60は矢印91のように上昇
し、ロボットハンド80を取り付けた交換部70はハン
ドストッカ(図示省略)に置かれる。次に、矢印92の
ように保持部60は水平にCの位置まで移動する。その
後、矢印93のように保持部60は下降し、Cの位置で
他のロボットハンド80aを取り付けた交換部70aを
連結固定する。次に、矢印94のように交換部70aを
連結固定した保持部60は移動し、ロボットハンド80
aは何らかの作業を行う。同様に、保持部60はDの位
置でロボットハンド80bを取り付けた交換部70bと
の連結固定を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来は
一つのロボットハンドを交換するために、保持部60は
その上下動を含む矢印90から矢印94まで5回の工程
動作をしなければならない。従って、頻繁にロボットハ
ンドを交換しなければならない場合には交換時間がかさ
み、ロボット本来の作業をしている時間が少なくなって
しまう欠点があった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、ロボットハンドの交換が頻繁になって
も交換の時間が少なくて済むロボットハンド自動交換装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成した。請求項1の発明
は、ロボットの各種作業内容に対応し用意された複数の
作業工具であるロボットハンドの自動交換装置におい
て、ロボットの昇降及び回転を行う軸の先端に取り付け
られたロボットハンドの保持部と、上記ロボットハンド
を搭載し上記保持部に着脱自在に連結固定される交換部
とからなり、上記保持部には先部側を大径にした複数の
軸径を有し、その軸方向に一定量の移動が可能な段付き
形状の引き込み軸を設け、上記交換部には上記引き込み
軸が水平方向に挿入移動でき、かつ上記引き込み軸と係
止可能な段差のある溝を設けた。
【0011】請求項2の発明は、上記交換部には先部側
を大径にした複数の軸径を有する段付き形状の軸を設
け、上記保持部には上記段付き形状の軸を水平方向に挿
入移動可能で、上記段付き形状の軸と係止可能な段差の
ある溝を設けた引き込み軸を軸方向に一定量移動可能に
設けた。
【0012】請求項1の構成によると、ロボットハンド
の交換時には、所定の位置に交換しようとするロボット
ハンドをもって行き、保持部の引き込み軸のみを下げて
交換部の溝との係止を解消し、保持部と交換部の連結を
解除する。この状態で保持部の引き込み軸を交換部の溝
に沿って水平方向に移動させ、上記引き込み軸を交換部
の溝内から出す。次に、新しいロボットハンドを搭載し
た交換部の段差のある溝内に上記保持部の引き込み軸を
水平方向に移動して挿入する。この状態で引き込み軸の
みを軸方向に引き込むことによって引き込み軸と交換部
の溝とが係止し、交換部すなわち新しいロボットハンド
の連結がなされる。このように、本発明は交換の時に保
持部の全体が上下方向(Z方向)に移動しなくてもロボ
ットハンドの交換が可能なため、サイクルタイムの短い
ロボットハンドの交換が可能となる。
【0013】請求項2の構成によると、ロボットハンド
の交換時には、所定の位置に交換しようとするロボット
ハンドをもって行き、保持部の引き込み軸のみを下げて
引き込み軸の溝と交換部の段付き形状の軸との係止を解
消し、保持部と交換部の連結を解除する。この状態で引
き込み軸を水平方向に移動させ、引き込み軸の溝内から
交換部の軸を出す。次に、新しいロボットハンドを搭載
した交換部の軸に対して上記保持部の引き込み軸の溝を
水平方向に移動し、引き込み軸の溝内に交換部の軸を挿
入する。この状態で引き込み軸のみを軸方向に引き込む
ことによって引き込み軸の溝と交換部の軸とが係止し、
ロボットハンドの連結がなされる。このように、本発明
は交換の時に保持部の全体が上下方向(Z方向)に移動
しなくてもロボットハンドの交換が可能なため、サイク
ルタイムの短いロボットハンドの交換が可能となる。さ
らに、交換部には段付き形状の軸を設ける構成であり、
交換部の軽量化、小型化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[発明の実施の形態1]本発明の実施形態1を図1〜図
8に基づいて説明する。本実施形態1のロボットハンド
自動交換装置は、図1〜図4に示すロボットハンドの保
持部と、図5〜図8に示すロボットハンドを搭載する交
換部からなっている。
【0015】まず、図1〜図4を用いてロボットハンド
の保持部を説明する。図1は保持部の斜視図、図2は保
持部の正面図、図3は保持部の一部を断面にした側面
図、図4は保持部の底面図である。
【0016】図1に示す通り、ロボットハンドの保持部
1は、ロボットアダプタ本体11とシリンダ14とベー
ス20等からなっている。ロボットアダプタ本体11は
保持部1の上部に備えられ、ロボット(図示省略)の昇
降及び回転を行う軸10(以下、Z・θ軸10という)
に接続可能なロボットアダプタオサエ12が設けられて
いる。ロボットアダプタオサエ12は、Z・θ軸10が
挿入可能な内径部を有する円筒状に形成されるととも
に、すり割りが形成されている。そして図2に示すよう
に、すり割りを跨ぐようにロボットアダプタオサエ12
の外側に設けたボルト13を締め込むことにより、ロボ
ットオサエ12でZ・θ軸10を挟み込んで固定してい
る。これにより、保持部1はロボットの動きによって自
由に移動される。
【0017】また、図3に示す通り、ロボットアダプタ
本体11の下面には図示省略したボルトによりシリンダ
14が取り付けられている。シリンダ14は、その軸1
5が、エアにより図3中上下方向に動作するように配置
されている。そして、軸15の下面軸中心位置には引き
込み軸18が取り付けられている。引き込み軸18は図
5〜図8に示す交換部2を保持するためのもので、図3
に示す通り径の異なる円筒を2つ上下に重ねた上円筒部
18aと下円筒部18bからなる段付き形状をしてお
り、側面から見ると逆T字形状をしている。また、シリ
ンダ14の駆動源となるエアーは、図3に示す通り上下
に設けた2つの継ぎ手16を介しエアーチューブ16a
より供給される。以上により、シリンダ14の作用によ
って、引き込み軸18はその軸方向に移動自在となる。
【0018】ベース20は、引き込み軸18で保持した
交換部2と結合するためのもので、シリンダ14の下面
に取り付けられている。ベース20には図2、図3に示
すように、交換部2に供給するエアーのための複数のエ
アー配管用孔23と各エアー配管用孔23に設けた継ぎ
手17が備えられており、各継ぎ手17には各々エアー
チューブ17aが接続されている。また、ベース20の
下面には、交換部2と連結する際に位置決めの案内とな
る案内用穴19と位置決め用ピン穴24が形成されてい
る。なお、図1においては継ぎ手17の図示を、図2に
おいてはエアチューブ17aの図示をしてある。
【0019】次に、図5〜図8を用いてロボットハンド
を搭載した交換部を説明する。図5は交換部とロボット
ハンドの斜視図、図6は交換部の半截正面図、図7は図
8のD−D矢視図、図8は交換部の平面図である。
【0020】交換部2は図6、図7に示すように、ボル
ト35によりロボットハンド3を取り付けたツールアダ
プタ30からなっている。ツールアダプタ30は保持部
1に着脱自在に連結される部品であり、その上面には幅
溝が異なる上溝31aと下溝31bからなる逆T字形状
をした段差のある溝31がツールアダプタ30を直線的
に横断して設けられている。この溝31は、上溝31a
及び下溝31bの幅が、図2、図3に示した引き込み軸
18の上円筒部18a及び下円筒部18bの径より各々
大きく形成されるとともに、上溝31aの幅より下円筒
部18bの径が大きく形成されている。これにより、上
溝31aに上円筒部18aを、及び下溝31bに下円筒
部18bをツールアダプタ30の側面方向から挿入可能
で、引き込み軸18が溝31の中を溝31に沿って自由
に移動可能になるとともに、シリンダ14により引き込
み軸18を上動したときに下円筒部18bの上面(引き
込み部)18cと上溝18aの下面31cとが係止し、
保持部1と交換部2が連結保持されようになっている。
【0021】また、図6に示すツールアダプタ30の上
面には、円弧状の案内部32と、位置決めピン34とが
設けれらている。案内部32は図1〜図3に示した保持
部1のベース20に設けた案内用穴19と嵌合する部位
であって、上記保持部1に対して図5、6にて示す交換
部2を連結保持する際の案内となる。また位置決めピン
34は、上記保持部1のベース20に設けた位置決め用
穴24(図2および図4参照)と嵌合する部位であっ
て、上記保持部1に対して交換部2を連結保持する際の
位置決めを行うものである。尚、上記位置決め用穴24
の内周面下端および位置決め用ピン34の外周先端に
は、挿入が容易になるように、テーパ状の面取りが施さ
れている(図2、図4、図5、図6参照)。
【0022】さらに、図6に示したツールアダプタ30
の上面には、上記保持部1と交換部2が連結保持される
際に、保持部1のエアー配管用孔23と接続するように
配管用孔33が複数設けられている(図8参照)。各配
管用孔33にはツールアダプタ30の側面に配設した継
ぎ手37が各々接続されており、複数の継ぎ手37に
は、交換部2を保持部1に連結保持したときに、複数の
エアーチューブ17aを通してエアーが複数の継ぎ手1
7、エアー配管用孔23及び配管用孔33により供給さ
れ、この継ぎ手37を介してロボットハンド3で行う種
々の作業のためのエアーが供給されるようになってい
る。なお、図5においては、配管用孔33及び継ぎ手3
7の図示を省略してある。
【0023】次に、保持部1と交換部2の連結動作を図
9及び図10に基づいて説明する。図9は保持部1と交
換部2との連結が解除されている状態を、図10は両部
が連結されたときの状態を各々示す一部断面図である。
【0024】図9において、交換部2は略図のハンドス
トッカ4に置かれている。そして、ツールアダプタ30
の溝31の高さ位置に引き込み軸18がくるようにシリ
ンダ14の軸15を下げた状態で、引き込み軸18を溝
31内にツールアダプタ30の側面方向から挿入し、位
置決め用ピン穴24と位置決め用ピン34を対向させ
る。この状態で、シリンダ14にエアーを送り込んでシ
リンダ14の軸15を引き込むと、図10に示すように
引き込み軸18の引き込み部18cと上溝31aの下面
31cが係止し、ロボットハンド3を搭載した交換部2
を保持部1の方向に引き上げる。このとき、案内部32
が案内用穴19に嵌合するとともに、位置決め用ピン3
4が位置決め用穴24に嵌合し、保持部1と交換部2が
位置決めされつつ連結される。同時に、保持部1のエア
ー用配管孔23と交換部2の配管用孔33も連結される
ので、エアーチューブ17aを介して継ぎ手17に送ら
れるエアーが継ぎ手37にも供給される。
【0025】次に、図11を用いて、保持部1に連結す
る交換部の交換、すなわちロボットハンドの交換をする
ときの動作について説明する。図11において、交換部
2、2a、2bには各々ロボットハンド5、6、7が取
り付けられて、交換部2a、2bは図示しないハンドス
トッカに置かれている。今、Aの位置において、保持部
1は図10に示す状態で交換部2を介してロボットハン
ド5を保持している。次に、保持部1は矢印40に示す
ように移動し、Bの位置で停止する。ここで、シリンダ
14を作動させ引き込み軸18のみを下げることによっ
て図10の状態から図9に示す状態にする。ここで保持
部1と交換部2との連結が解除され、ロボットハンド5
は交換部2と一緒に図示しないハンドストッカに置かれ
る。
【0026】次に、交換部2の保持を解除した保持部1
は矢印41に示すように横方向へ移動し、図9に示すよ
うに引き込み軸18が溝31内に挿入された状態となる
Cの位置で停止する。ここで、シリンダ14を動作させ
引き込み軸18のみを引き込んで交換部2aを保持部1
に連結させ、図10の状態とする。この時、交換部2a
にはハンドロボット6が取り付けられており、保持部1
に保持されたロボットハンド6によって可能な所定の作
業が可能になる。この後、矢印42で示すようにロボッ
トハンド6によってなされる所定の任意の作業を行う位
置でまで移動し、作業を行うことができる。同様に、保
持部1をEの位置まで移動して交換部2bに取り付けた
ロボットハンド7と交換する。
【0027】本発明の実施形態1によれば、ロボットハ
ンドを交換する際に、図17に示す従来の交換動作にお
ける矢印91及び矢印93の動作、すなわち保持部1の
全体を上下に動かすことなく交換作業を行うことが可能
となるので、ロボットハンドを交換するための時間を短
縮することができ、ひいてはロボットハンドによる作業
効率を向上させることができる。
【0028】[発明の実施の形態2]本発明の実施形態
2を図12及び図13に基づいて説明する。図12は保
持部と交換部との連結が解除された状態を示す一部断面
図、図13は保持部と交換部とを連結した状態を示す一
部断面図である。
【0029】本発明の実施形態2は、実施形態1の引き
込み軸18を溝付き引き込み軸50に変更するととも
に、交換部材2のツールアダプタ30に設けた溝31を
ツールアダプタ55に設けた段付き軸56に変更して構
成されている。その他の構成は実施形態1と同様であ
り、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
【0030】溝付き引き込み軸50には、溝幅が大きい
上溝51aと溝幅が小さい下溝51bからなる段差のあ
る溝51が形成され、溝51がT字形状となるようにシ
リンダ14の軸15の先端に取り付けられている。一
方、段付き軸56は大径の上軸部56aと小径の上軸部
56bからなり、ツールアダプタ55と一体加工して形
成されている。
【0031】次に、保持部1と交換部2の連結動作を説
明する。実施形態1と同様に、溝付き引き込み軸50の
溝51内に段付き軸56を挿入する。その後、シリンダ
14を作動させて溝付き引き込み軸50を引き込むと、
溝付き引き込み軸50の下溝51aの上面51cと段付
き軸56の上軸部56aの下面56cが係止し、保持部
1に交換部2が連結固定される。ロボットハンド3を搭
載した交換部2を交換する動作は実施形態1と同様であ
る。
【0032】本発明の実施形態2によれば、実施形態1
の効果に加え、使用するロボットハンド3の種類の数だ
け必要となるツールアダプタ55を実施形態1に比べて
小型化できるため、製作費が実施形態1に比べ安価にな
る。更に、ツールアダプタ55が軽量化されるため、ロ
ボットハンド3をストックしておくハンドストッカの剛
性を小さくできる。よって、ハンドストッカをコンパク
トでき、ロボットの動作範囲を有効に使用することがで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、2の発明によれば、ロボットハンドの保持部を水平
方向に移動するのみでロボットハンドを搭載した交換部
を交換することができ、従来の上下動と伴う交換工程に
比べ、ロボットハンドの交換時間を減少することができ
る。また、交換に要する時間を短くすることで、ロボッ
トによる作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の保持部を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施形態1の保持部を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の実施形態1の保持部を一部断面にして
示す側面図である。
【図4】本発明の実施形態1の保持部を示す底面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態1の交換部を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施形態1の交換部を示す半截断面図
である。
【図7】図8のD−D矢視図である。
【図8】本発明の実施形態1の交換部を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の実施形態1の保持部と交換部との連結
を解除した状態を示す一部断面図である。
【図10】本発明の実施形態1の保持部と交換部を連結
をした状態を示す一部断面図である。
【図11】本発明の実施形態1によるロボットハンドの
交換動作を説明する図である。
【図12】本発明の実施形態2を示す一部断面図で、保
持部と交換部との連結を解除した状態を示している。
【図13】本発明の実施形態2を示す一部断面図で、保
持部と交換部を連結した状態を示している。
【図14】従来技術を示す断面図である。
【図15】従来技術を示す断面図である。
【図16】従来技術を示す断面図である。
【図17】従来技術によるロボットハンドの交換動作を
説明する図である。
【符号の説明】
1 保持部 2 交換部 3 ロボットハンド 10 Z・θ軸 11 ロボットアダプタ本体 12 ロボットアダプタオサエ 14 シリンダ 15 シリンダの軸 18 引き込み軸 20 ベース 30 ツールアダプタ 31 溝 50 溝付き引き込み軸 51 溝 55 ツールアダプタ 56 段付き軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの各種作業内容に対応し用意さ
    れた複数の作業工具であるロボットハンドの自動交換装
    置において、ロボットの昇降及び回転を行う軸の先端に
    取り付けられたロボットハンドの保持部と、上記ロボッ
    トハンドを搭載し上記保持部に着脱自在に連結固定され
    る交換部とからなり、上記保持部には先部側を大径にし
    た複数の軸径を有し、その軸方向に一定量の移動が可能
    な段付き形状の引き込み軸を設け、上記交換部には上記
    引き込み軸が水平方向に挿入移動でき、かつ上記引き込
    み軸と係止可能な段差のある溝を設けたことを特徴とす
    るロボットハンド自動交換装置。
  2. 【請求項2】 上記交換部には先部側を大径にした複数
    の軸径を有する段付き形状の軸を設け、上記保持部には
    上記段付き形状の軸を水平方向に挿入移動可能で、上記
    段付き形状の軸と係止可能な段差のある溝を設けた引き
    込み軸を軸方向に一定量移動可能に設けたことを特徴と
    する請求項1記載のロボットハンド自動交換装置。
JP8689096A 1996-04-09 1996-04-09 ロボットハンド自動交換装置 Pending JPH09272091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8689096A JPH09272091A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ロボットハンド自動交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8689096A JPH09272091A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ロボットハンド自動交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09272091A true JPH09272091A (ja) 1997-10-21

Family

ID=13899442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8689096A Pending JPH09272091A (ja) 1996-04-09 1996-04-09 ロボットハンド自動交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09272091A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341860B1 (ko) * 1999-07-16 2002-06-24 이계안 다기능 플러그 압입장치
JP2009214262A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Yaskawa Electric Corp 双腕ロボット
JP2012196764A (ja) * 2012-07-20 2012-10-18 Yaskawa Electric Corp 双腕ロボット
CN103085081A (zh) * 2013-01-29 2013-05-08 东华大学 一种带有角位移传感器的铰链关节机构
CN103203758A (zh) * 2013-04-07 2013-07-17 东华大学 一种适用于关节驱动的弧形导轨机构
JP2017209780A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 深セン市優必選科技有限公司 ロボットの関節構造
JP2021053470A (ja) * 2018-08-28 2021-04-08 株式会社メディカロイド アダプタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341860B1 (ko) * 1999-07-16 2002-06-24 이계안 다기능 플러그 압입장치
JP2009214262A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Yaskawa Electric Corp 双腕ロボット
JP2012196764A (ja) * 2012-07-20 2012-10-18 Yaskawa Electric Corp 双腕ロボット
CN103085081A (zh) * 2013-01-29 2013-05-08 东华大学 一种带有角位移传感器的铰链关节机构
CN103203758A (zh) * 2013-04-07 2013-07-17 东华大学 一种适用于关节驱动的弧形导轨机构
JP2017209780A (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 深セン市優必選科技有限公司 ロボットの関節構造
JP2021053470A (ja) * 2018-08-28 2021-04-08 株式会社メディカロイド アダプタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3986429B2 (ja) クランプ装置
CN106597706A (zh) 液晶屏自动点灯治具
JPH09272091A (ja) ロボットハンド自動交換装置
CN2855620Y (zh) 金属桁架管状主构件的定位装置
JP2014237212A (ja) チャックのジョー自動交換装置
CN211219382U (zh) 一种剪叉臂定位及焊接工装
CN110026800A (zh) 机床夹具快插油路装置及机床
CN210060880U (zh) 快速装卸夹具
CN102355971B (zh) 用于制造设备的可拆卸固定装置
CN215588483U (zh) 一种定位机构
CN214489557U (zh) 一种隔膜蓄能器自动化装配检测生产线的随行托盘夹具
JPS62213935A (ja) 加工機械中心部における保持装置の交換機構
CN112077779B (zh) 一种自动找正装置
CN109926828B (zh) 一种用于加工直角型鱼尾板的生产线
JP2000198083A (ja) コンベアチェ―ン用治具
CN216846898U (zh) 发动机夹持设备
CN206411360U (zh) 液晶屏自动点灯治具
CN220330011U (zh) 一种车用带轮加工夹具
CN217617892U (zh) 一种曲轴销钻油孔设备
JP2019084655A (ja) ライン同期締付装置
CN216699054U (zh) 一种机器人手臂末端快速换装接头装置的工具端母头装置
JP2000317872A (ja) 産業用ロボットのハンド交換装置
CN213615162U (zh) 一种柱形零配件的安装工具
CN212265168U (zh) 适用于液压管接头的倒角装置
CN217513413U (zh) 一种快捷稳定的工件固定定位机构

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050621

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

A521 Written amendment

Effective date: 20051020

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516