JP2000197716A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2000197716A JP2000197716A JP11313764A JP31376499A JP2000197716A JP 2000197716 A JP2000197716 A JP 2000197716A JP 11313764 A JP11313764 A JP 11313764A JP 31376499 A JP31376499 A JP 31376499A JP 2000197716 A JP2000197716 A JP 2000197716A
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- inertia
- moment
- golf club
- club head
- ball
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
ら、ボールの方向や弾道を容易にコントロールすること
を可能にしたゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 重心位置Gを通る縦軸Vに対する横方向
の慣性モーメントMyを1000〜3000gcm2 に
し、重心位置Gを通る横軸Hに対する縦方向の慣性モー
メントMxを1500〜2700gcm2 にすると共
に、これら横方向の慣性モーメントMyと縦方向の慣性
モーメントMxとの比Mx/Myを0.8以上にする。
Description
ゴルフクラブヘッドに関し、さらに詳しくは、安定した
飛距離を得ると共に、ボールの方向や弾道を容易にコン
トロールすることを可能にしたゴルフクラブヘッドに関
する。
スポットを外してボールにヒットした場合、その重心廻
りに回転を生じてボールにサイドスピンを与える。その
ため、ゴルフクラブヘッドの慣性モーメントを大きくす
れば、ボール初速の損失を低減できるばかりでなく、ス
ウィートスポットを外してヒットした際のヘッドの回転
を抑制し、ボールにサイドスピンがかかり難くなるの
で、方向安定性に優れたゴルフクラブを構成することが
できる。
りではなく、いわゆる「ドッグレッグ」と言われるよう
な曲がったホールもあり、また無風条件ばかりではな
く、強風が吹く条件もあり、そのようなホールや気象条
件に対応するために特に上級者においては打球時にボー
ルをスウィートスポットからトウヒール方向に意図的に
外すようにしてボールの方向や弾道をコントロールする
ことがある。
トを一様に大きくしたゴルフクラブヘッドは方向安定性
が優れている反面、ゴルファーにとってはボールの方向
や弾道を任意にコントロールすることが困難であった。
した飛距離を得ることを可能にしながら、ボールの方向
や弾道を容易にコントロールすることを可能にしたゴル
フクラブヘッドを提供することにある。
の本発明のゴルフクラブヘッドは、重心位置を通る縦軸
に対する横方向の慣性モーメントMyを1000〜30
00gcm2 にし、前記重心位置を通る横軸に対する縦
方向の慣性モーメントMxを1500〜2700gcm
2 にすると共に、これら横方向の慣性モーメントMyと
縦方向の慣性モーメントMxとの比Mx/My を0.8
以上にしたことを特徴とするものである。
相対的に小さくすることにより、打球時にボールをスウ
ィートスポットからトウヒール方向に意図的に外すよう
にすれば、ボールに所望のサイドスピンを与えることが
できるので、ボールの方向や弾道を容易にコントロール
することが可能になる。一方、縦方向の慣性モーメント
Mxを相対的に大きくすることにより、打球時にボール
がスウィートスポットから上下方向にずれた場合であっ
ても、打ち出し角のバラツキが少なくなるので、安定し
た飛距離を得ることができる。
の図面を参照して詳細に説明する。
る横方向の慣性モーメントMyの測定方法を示すもので
あり、図2は本発明のゴルフクラブヘッドにおける縦方
向の慣性モーメントMxの測定方法を示すものである。
ルフクラブヘッド1の重心位置Gを通り、スコアライン
1aに対して垂直となるようにゴルフクラブヘッド1の
上下方向に延長するものである。横方向の慣性モーメン
トMyは上記縦軸Vを回転軸として測定されたものであ
る。この横方向の慣性モーメントMyを測定する場合、
ゴルフクラブヘッド1を回転可能な台座R上に置き、そ
の重心位置Gを台座Rの回転軸上に配置すると共に、縦
軸Vを台座Rの回転軸と一致させる。上記台座Rは軸廻
りの捻じれ振動を減衰するように付勢されている。
トした状態から台座Rに軸廻りの捻じれ回転を与えて手
を放すと、台座Rは捻じれ振動を繰り返す。このとき、
捻じれ振動の周期Ty(秒)を測定する。慣性モーメン
トMyは測定機固有の定数a、ヘッド質量M、周期Ty
に基づいて下式(1) から求めることができる。
ッド1の重心位置Gを通り、スコアライン1aに対して
平行となるようにゴルフクラブヘッド1のトウヒール方
向に延長するものである。縦方向の慣性モーメントMx
は上記横軸Hを回転軸として測定されたものである。こ
の縦方向の慣性モーメントMxを測定する場合、ゴルフ
クラブヘッド1を回転可能な台座R上に置き、その重心
位置Gを台座Rの回転軸上に配置すると共に、横軸Hを
台座Rの回転軸と一致させる。この場合、ゴルフクラブ
ヘッド1は適宜の手段により台座R上に支持固定すれば
よい。
トした状態から台座Rに軸廻りの捻じれ回転を与えて手
を放すと、台座Rは捻じれ振動を繰り返す。このとき、
捻じれ振動の周期Tx(秒)を測定する。慣性モーメン
トMxは測定機固有の定数a、ヘッド質量M、周期Tx
に基づいて下式(2) から求めることができる。
慣性モーメントMyを1000〜3000gcm2 、よ
り好ましくは1000〜2000gcm2 の範囲にし、
重心位置Gを通る横軸Hに対する縦方向の慣性モーメン
トMxを1500〜2700gcm2 、より好ましくは
1600〜2700gcm2 の範囲にし、これら横方向
の慣性モーメントMyと縦方向の慣性モーメントMxと
の比Mx/Myを0.8以上に設定する。
/Myを上記範囲に設定することにより、安定した飛距
離を得ることを可能にしながら、ボールの方向や弾道を
容易にコントロールすることができる。比Mx/Myが
0.8未満であると上記作用効果が不十分になる。ま
た、比Mx/Myを0.8以上であっても慣性モーメン
トMy,Mxのいずれか一方が上記範囲から外れると飛
距離安定性とコントロール性を両立することが困難にな
る。
ラブヘッドを例示するものである。図において、ゴルフ
クラブヘッド1は、打球面を構成するフェース部2と、
ヘッド上部を構成するクラウン部3と、ヘッド底部を構
成するソール部4とからなる中空構造を有している。こ
れらフェース部2、クラウン部3及びソール部4はそれ
ぞれチタン、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属から
構成されている。
部にはそれぞれ内面側に突出する円柱状の厚肉部3a,
4aが一体的に形成されている。この厚肉部3a,4a
はそれぞれクラウン部3及びソール部4と同一金属から
構成されている。このようにクラウン部3やソール部4
に厚肉部3a,4aを設けることにより、横方向の慣性
モーメントMyと縦方向の慣性モーメントMxを上記範
囲に設定し、その比Mx/Myを0.8以上にしてい
る。
ゴルフクラブヘッドを例示するものである。図におい
て、ゴルフクラブヘッド1は、打球面を構成するフェー
ス部2と、ヘッド上部を構成するクラウン部3と、ヘッ
ド底部を構成するソール部4とからなる中空構造を有し
ている。これらフェース部2、クラウン部3及びソール
部4はそれぞれチタン、ステンレス鋼、アルミニウム等
の金属から構成されている。
部にはそれぞれ円形の開口部が形成されており、これら
開口部に重量体3b,4bが嵌め込まれている。この重
量体3b,4bはそれぞれクラウン部3及びソール部4
を構成する金属よりも高比重の金属から構成されてい
る。また、重量体3b,4bはクラウン部3及びソール
部4の開口部に圧入されただけであってもよく、或いは
溶接等の手段により接合されていても良い。このように
クラウン部3やソール部4に重量体3b,4bを取り付
けることにより、横方向の慣性モーメントMyと縦方向
の慣性モーメントMxを上記範囲に設定し、その比Mx
/Myを0.8以上にしている。
と縦方向の慣性モーメントMxを設定する手段として、
図3のようにゴルフクラブヘッド1の肉厚を局部的に変
化させたり、図4のようにゴルフクラブヘッド1の一部
に重量体を取り付けることが可能であるが、それ以外の
構成であってもよい。
て、横方向の慣性モーメントMyと縦方向の慣性モーメ
ントMxを種々異ならせ、その比Mx/Myを任意の値
に設定した実施例1〜4及び比較例1〜2のゴルフクラ
ブヘッドをそれぞれ製作した。
ルフクラブヘッドをゴルフクラブシャフトに取り付け、
スウィングロボットを使用して打点位置を種々異ならせ
て飛距離を測定し、その結果を表1に示した。上記打点
位置(P1 〜P9 )は図5に示す通りである。但し、図
5の打点位置P1 〜P9 は位置関係を明確にするように
描かれたものであるので、実際の打球位置とは若干異な
っている。また、飛距離は打点位置P5 のスウィートス
ポットでヒットした場合を基準とする増減値である。
ゴルフクラブヘッドでは、トウ側の打点位置P1 〜P3
でヒットした場合やヒール側の打点位置P7 〜P9 でヒ
ットした場合に、センターの打点位置P4 〜P6 でヒッ
トした場合に比べて飛距離を変化させることができ、し
かも打点位置を上下方向に変化させた場合でも飛距離に
大きなバラツキを生じることはなかった。
は、トウ側の打点位置P1 〜P3 でヒットした場合やヒ
ール側の打点位置P7 〜P9 でヒットした場合の飛距離
がセンターの打点位置P4 〜P6 でヒットした場合に比
べて殆ど変わらなかった。また、比較例2のゴルフクラ
ブヘッドでは、例えば打点位置P7 〜P9 の飛距離にバ
ラツキがあるように、打点位置を上下方向に変化させた
場合に飛距離に大きなバラツキを生じていた。
心位置を通る縦軸に対する横方向の慣性モーメントMy
を1000〜3000gcm2 にし、前記重心位置を通
る横軸に対する縦方向の慣性モーメントMxを1500
〜2700gcm2 にすると共に、これら横方向の慣性
モーメントMyと縦方向の慣性モーメントMxとの比M
x/Myを0.8以上にしたことにより、打ち出し角の
バラツキを少なくして安定した飛距離を得ることを可能
にすると共に、打球時にボールをスウィートスポットか
らトウヒール方向に意図的に外すようにすれば、ボール
に所望のサイドスピンを与えることができ、ボールの方
向や弾道を容易にコントロールすることができる。
慣性モーメントMyの測定方法を示し、(a)はその上
面図、(b)はその正面図である。
慣性モーメントMxの測定方法を示し、(a)はその上
面図、(b)はその正面図である。
を示し、(a)はその上面図、(b)はそのd−d断面
図、(c)はそのs−s断面図である。
ッドを示し、(a)はその上面図、(b)はそのd−d
断面図、(c)はそのs−s断面図である。
を示す正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重心位置を通る縦軸に対する横方向の慣
性モーメントMyを1000〜3000gcm2 にし、
前記重心位置を通る横軸に対する縦方向の慣性モーメン
トMxを1500〜2700gcm2 にすると共に、こ
れら横方向の慣性モーメントMyと縦方向の慣性モーメ
ントMxとの比Mx/Myを0.8以上にしたゴルフク
ラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11313764A JP2000197716A (ja) | 1998-11-04 | 1999-11-04 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31273698 | 1998-11-04 | ||
JP10-312736 | 1998-11-04 | ||
JP11313764A JP2000197716A (ja) | 1998-11-04 | 1999-11-04 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197716A true JP2000197716A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=26567295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11313764A Pending JP2000197716A (ja) | 1998-11-04 | 1999-11-04 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000197716A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054166A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Bridgestone Sports Co Ltd | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
US7198575B2 (en) | 2001-03-29 | 2007-04-03 | Taylor Made Golf Co. | Golf club head |
-
1999
- 1999-11-04 JP JP11313764A patent/JP2000197716A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7198575B2 (en) | 2001-03-29 | 2007-04-03 | Taylor Made Golf Co. | Golf club head |
JP2007054166A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Bridgestone Sports Co Ltd | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050905 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080502 |