JP2000197280A - ソーラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置 - Google Patents

ソーラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置

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JP2000197280A
JP2000197280A JP10367772A JP36777298A JP2000197280A JP 2000197280 A JP2000197280 A JP 2000197280A JP 10367772 A JP10367772 A JP 10367772A JP 36777298 A JP36777298 A JP 36777298A JP 2000197280 A JP2000197280 A JP 2000197280A
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battery
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Seiya Matsushima
誠也 松島
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Honda Access Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 負荷時にはソーラーセルからも電力供給さ
れ、深い放電をしないから効率も良く、耐久性も向上す
る画期的なソーラーセルによるバッテリー充電における
レギュレータ装置の提供。 【解決手段】 ソーラーセルからの電力供給を開始若し
くは再開するON作動設定電圧と、電力供給を遮断する
OFF作動設定値とを異なる電圧値に設定し、OFF作
動設定電圧は、バッテリー充電中におけるバッテリー満
充電若しくは満充電に近い電圧値に設定し、ON作動設
定電圧は、充電電流によってバッテリー電圧が上昇して
行きバッテリー満充電若しくは満充電に近い電圧値に達
する時OFF作動設定電圧によるOFF作動により充電
電流が遮断することで降下する電圧値よりも低い電圧値
に設定したソーラーセルによるバッテリー充電における
レギュレータ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ON・OFF動作
によって、ソーラーセルからバッテリーへの電力供給を
遮断・供給制御して、バッテリー電圧を所定値に維持す
るレギュレータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
エンジンによって車載のバッテリーを充電する場合、充
電回路を介して充電電流が流れバッテリー電圧が上昇し
設定電圧になると、この充電回路をリレーやトランジス
タなどによってOFFし、逆にこのOFF動作によって
充電電流が遮断することで生じる電圧降下や負荷による
電圧降下によって再びONし、充電電力の供給・遮断を
スイッチング制御するレギュレータ装置が用いられてい
る。
【0003】この従来のレギュレータ装置は、充電中に
おける満充電時のバッテリー電圧が17V付近である場
合に、例えば単にON・OFFする設定電圧を14.5
Vとし、エンジンによる充電によって、バッテリー電圧
が上昇してこの14.5Vに達すると、OFF作動して
充電電力を遮断し、この遮断によってバッテリー電圧が
降下すると再び瞬時にONし、このON・OFFを繰り
返させることでバッテリー電圧を14.5V付近に維持
するものであった。
【0004】しかしながら、このようにレギュレータ装
置のON・OFF作動設定電圧を単に所定の設定電圧に
定めた構成では、バッテリーの充電量を十分に上げるこ
とができない。
【0005】即ち、車載バッテリーやポータブルバッテ
リーには、鉛バッテリーを用いるのが一般であるが、こ
の鉛バッテリーは、図1に示すように充電電流が流れバ
ッテリー電圧が上昇して、満充電に近づけば近づく程水
素ガスを多く発生する。
【0006】そのため、レギュレータ装置によって高い
充電電圧に維持すべく設定電圧を高く設定すると、水素
ガスの発生量も多くなりこれが続くという問題を生じ
る。
【0007】車両室内にない車載バッテリーの場合に
は、この水素ガスは外気へ排気されるが、ポータブルバ
ッテリーの場合では、特にこの水素ガスの発生を考慮し
なければならないために、従来のレギュレータ装置で
は、前述のようにON・OFF設定電圧を14.5Vと
低い電圧値に設定せざるを得ないため、充電量を上げる
ことができない。
【0008】また、従来のようにON・OFFの作動設
定電圧を単に同一電圧値としたのでは、バッテリーは図
5に示すように充電終了後充電電流の遮断によって電圧
降下し、更に無負荷でも長時間(例えば一日)放置すれ
ば数Vではあるものの電圧降下するため、無負荷でも頻
繁にON・OFF作動を繰り返し、それだけ電力を消費
する。
【0009】また、従来のソーラーセルによるバッテリ
ー充電におけるレギュレータ装置は、このような図5に
示す充電終了時の急激な電圧降下があり、また、ソーラ
ーセルではエンジンのように常時電力供給を行えるもの
ではないため、単に充電を停止するOFF設定電圧を設
定してOFF作動制御のみを行い、ON作動は、負荷に
よって充電電圧が下がった時に手動で行うものであっ
た。そのため負荷使用後のバッテリーは深い放電状態に
なってしまっていた。また、ソーラーセルが負荷時にお
いて電力供給可能であってもバッテリーのみで負荷を負
うことになり、バッテリーの耐久性においても良好な使
用方法とはいえない。
【0010】本発明は、従来のレギュレータ装置にこの
ような問題点を見出しこれを解決するもので、バッテリ
ーの充電量を上げてできるだけ満充電に近くし、且つ、
水素ガスの発生も多くならず充電時での待機消費電流を
極力小さくし、充電終了時によって電圧降下してもある
いは更に無負荷で放置しても頻繁にON・OFF作動せ
ず電力消費も少なくて済み、負荷時にはソーラーセルか
らも電力が供給され効率も良く、深い放電状態になりに
くいから耐久性も向上することとなる画期的なソーラー
セルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0012】ON・OFF動作によって、ソーラーセル
からバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御して、バ
ッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装置にお
いて、前記ソーラーセルからの電力供給を開始若しくは
再開するON作動設定電圧と、この電力供給を遮断する
OFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定し、前記O
FF作動設定電圧は、バッテリー充電中におけるバッテ
リー満充電若しくは満充電に近い電圧値に設定し、前記
ON作動設定電圧は、充電電流によってバッテリー電圧
が上昇して行きバッテリー満充電若しくは満充電に近い
電圧値に達する時前記OFF作動設定電圧によるOFF
作動によってこの充電電流が遮断することで降下する電
圧値よりも低い電圧値に設定したことを特徴とするソー
ラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装
置に係るものである。
【0013】また、ON・OFF動作によって、ソーラ
ーセルからバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御し
て、バッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装
置において、前記ソーラーセルからの電力供給を開始若
しくは再開するON作動設定電圧と、この電力供給を遮
断するOFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定し、
前記OFF作動設定電圧は、バッテリー充電中における
バッテリー満充電若しくは満充電に近い電圧値に設定
し、前記ON作動設定電圧は、充電電流によってバッテ
リー電圧が上昇して行きバッテリー満充電若しくは満充
電に近い電圧値に達する時前記OFF作動設定電圧によ
るOFF作動によってこの充電電流が遮断することで降
下する電圧値よりも低く、且つ、負荷を接続することに
よって放電電流が流れることで更に降下する電圧値より
も高い電圧値に設定したことを特徴とする請求項1記載
のソーラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレ
ータ装置に係るものである。
【0014】また、前記OFF作動設定電圧は、バッテ
リー充電中におけるバッテリー満充電若しくは満充電に
近い電圧値に設定し、前記ON作動設定電圧は、充電電
流によってバッテリー電圧が上昇して行きバッテリー満
充電若しくは満充電に近い電圧値に達する時前記OFF
作動設定電圧によるOFF作動によってこの充電電流が
遮断することで低下し、更に長時間放置することで低下
する電圧値よりもやや低い電圧値に設定したことを特徴
とする請求項1,2のいずれか1項に記載のソーラーセ
ルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置に係
るものである。
【0015】また、ON・OFF動作によって、ソーラ
ーセルからバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御し
て、バッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装
置において、バッテリー充電中においては満充電に近づ
く程水素ガスを発生する鉛バッテリーへの電力供給を開
始若しくは再開するON作動設定電圧と、この電力供給
を遮断するOFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定
し、この水素ガスの発生量を少なくし、且つ、バッテリ
ーの充電終了時のバッテリー電圧も高く維持でき、負荷
時にはバッテリーのみならずソーラーセルからも電力供
給が行われるように、前記OFF作動設定電圧は、バッ
テリー充電中におけるバッテリー満充電若しくは満充電
に近い電圧値に設定し、前記ON作動設定電圧は、前記
OFF作動設定電圧によるOFF作動によって充電電流
が遮断することで降下する電圧値よりも低く、更に、少
なくとも一晩無負荷状態で放置した際に頻繁にON・O
FF動作を繰り返さないように数時間以上放置した際更
に降下する電圧値よりはやや低く、且つ、負荷を接続す
ることによって所定量以上の放電電流が流れることで更
に降下する電圧値よりもやや高い電圧値に設定したこと
を特徴とするソーラーセルによるバッテリー充電におけ
る請求項3記載のレギュレータ装置に係るものである。
【0016】また、前記ソーラーセルによる充電中にお
けるバッテリーの満充電電圧が15.5V以上18V以
下の範囲であるバッテリーに適用する場合、前記ON作
動設定電圧を、12V以上13V以下とし、前記OFF
作動設定電圧を14V以上17.5V以下としたことを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のソーラ
ーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置
に係るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0018】レギュレータ装置がON作動してソーラー
セルからバッテリーへ電力が供給されると(充電電流が
流れると)、バッテリー電圧は上昇し満充電に向かい、
その時に発生する水素ガスを抑えるため充電をOFFさ
せるが、本発明は、この充電をOFFするOFF作動設
定電圧を従来のレギュレータ装置と異なり高く設定する
ことができ、不十分な充電状態で電力供給(充電)が遮
断されず、満充電若しくは満充電に近い状態まで充電が
行われる。
【0019】その一方で、充電電圧が遮断することで図
5に示すようにバッテリー電圧が降下してもON作動は
しない。
【0020】即ち、従来のレギュレータ装置のようにO
N作動設定電圧とOFF作動設定電圧とが同一ではな
く、バッテリーのみかけの内部抵抗による電圧分が充電
電流の遮断によって降下しても、ON作動設定電圧をこ
れより低く設定しているからON作動しない。
【0021】そして、負荷を接続して放電が行われ、バ
ッテリー電圧がON作動設定電圧ににまで降下した時、
ON作動してソーラーセルからの電力供給が再開され
る。
【0022】従って、負荷を接続すると、このON作動
によって負荷へはバッテリーのみではなくソーラーセル
からも電力が供給できることになり、バッテリー電圧が
かなり低くなってしまうことがなく(深い放電状態とな
ることはなく)、バッテリーの耐久性も向上する。
【0023】従って、本発明はいわばヒステリシス特性
をもつON・OFF制御がなされることとなり、十分に
充電されながらも常にこの高い充電量が維持され、しか
も、この充電終了による電圧降下によってはON作動し
ないから、頻繁にON・OFF作動が繰り返されること
もなく、負荷を接続して所定の放電電流が流れたときに
始めてON作動するように構成できることになる。
【0024】また、この下限値となるON作動設定電圧
が、充電終了時の電圧降下から更に長時間バッテリーを
無負荷で放置して降下する電圧よりもやや低く設定すれ
ば、たとえ一晩放置しても、ON作動設定電圧よりも低
くならないからON作動せず、無負荷であるにもかかわ
らず、頻繁にON・OFF作動が繰り返されることもな
く、消費電流を極力抑えることができることとなる。
【0025】従って、このヒステリシス特性をもち、無
負荷で長時間放置してもON作動しないように構成した
から、従来のレギュレータ装置に比してOFF作動設定
電圧を高くすることで充電量を上げることができ、しか
も、このようにOFF作動設定電圧を高くしても、従来
のようバッテリー電圧が断続的な充電電流のON・OF
Fによって、そのままこの高くしたOFF作動設定電圧
に維持されたままとはならないから、水素ガスの発生量
が高いOFF設置電圧に応じてそのまま高くなることは
なく、ON作動設定電圧を低くすることで水素ガスの発
生量を極力抑えることができ、待機消費電流も少なくす
ることができる。
【0026】そして、負荷時にはON作動するように構
成すれば、充電が再開されると共にソーラーセルがバッ
テリーを助けることになるため効率も良く、深い放電状
態になりにくいからバッテリーの耐久性も向上する画期
的な制御を行うレギュレータ装置となる。
【0027】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0028】本実施例は、車両のルーフ上面にソーラー
セルを設け、このソーラーセルによって車両室内に持ち
込むポータブルバッテリーなどの鉛バッテリーを充電す
る場合に、図2に示すように、充電回路に設けたリレー
のON・OFF動作によって、ソーラーセルからバッテ
リーへの電力供給を遮断・供給制御して、バッテリー電
圧を所定値に維持するレギュレータ装置に適用したもの
である。
【0029】尚、このリレーとしては、ノーマルオープ
ンタイプのリレーを用いるが、消費電流を少なくするた
め駆動電流の少ないトランジスタを用いても良い。
【0030】本実施例は、バッテリー充電中において満
充電に近づく程水素ガスを発生する鉛バッテリーへの電
力供給を開始若しくは再開するON作動設定電圧と、こ
の電力供給を遮断するOFF作動設定電圧とを異なる電
圧値に設定し、この水素ガスの発生量を少なくし、且
つ、バッテリーの充電終了時のバッテリー電圧も高く維
持でき、負荷時にはバッテリーのみならずソーラーセル
からも電力供給が行われるように、前記OFF作動設定
電圧とON作動設定電圧を設定している。
【0031】即ち、OFF作動設定電圧は、バッテリー
を満充電若しくは満充電に近い状態に充電できるように
バッテリー満充電時の電圧値よりやや低い電圧値に設定
している。
【0032】また、ON作動設定電圧は、前記OFF作
動設定電圧によるOFF作動によって充電電流が遮断す
ることで降下する電圧値よりも低く、更に、少なくとも
一晩無負荷状態で放置した際に頻繁にON・OFF動作
を繰り返さないように数時間以上放置した際更に降下す
る電圧値よりはやや低く、且つ、負荷を接続することに
よって所定量以上の放電電流が流れることで更に降下す
る電圧値よりもやや高い電圧値に設定している。
【0033】具体的には、前記ソーラーセルによる充電
中におけるバッテリーの満充電電圧が15.5V〜18
Vの範囲であるバッテリーに適用する場合、前記ON作
動設定電圧を、12V以上13V以下とし、前記OFF
作動設定電圧を14V以上17.5V以下としている。
例えば、本実施例では、図4に示すように40000〜
80000lxで17V付近で満充電となり、このソーラ
ーセルのI−V特性と、バッテリーの完全満充電時のI
−V特性との交点、即ち、充電中における満充電時のバ
ッテリー電圧が15.5V〜18Vの鉛バッテリーの充
電回路に、図2に示すようにレギュレータ装置を設け、
図3に示すようにこのレギュレータ装置のON作動設定
電圧を12.5V、OFF作動設定電圧を15.5Vとし
ている。
【0034】従って、図3イからレギュレータ装置がO
N作動してソーラーセルからバッテリーへ電力が供給さ
れると(充電電流が流れると)、図3ロのようにバッテ
リー電圧は上昇し満充電へと向かうが、待機消費電流を
少なくし満充電に近い十分な充電を行うため、この充電
をOFFするOFF作動設定電圧を従来のレギュレータ
装置の14.5Vよりも高い15.5Vに設定しているた
め、電圧検知部によってバッテリー電圧が15.5Vに
達したことを検知すると、制御部によってリレーがOF
Fする。従って、不十分な充電状態で電力供給(充電)
が遮断されず、より満充電に近い状態まで充電が行われ
る。
【0035】そして、図3ハに示すOFF動作によって
充電電流が遮断されてバッテリー電圧が図5に示すよう
に電圧降下しても、図3ニの如くON作動はしない。
【0036】即ち、従来のレギュレータ装置のようにO
N作動設定電圧とOFF作動設定電圧とが同一ではない
ため、OFF作動設定電圧の15.5Vより電圧が下が
っても図3ニのようにON作動はしない。
【0037】そして、この充電終了後、たとえば無負荷
で一晩放置した場合バッテリー電圧は12.9V程度に
落ち着くが、本実施例では、ON作動設定電圧をこれよ
りもやや低い12.5Vに設定してあるため、たとえ一
晩或いはそれ以上放置しても、負荷を接続しない限りO
N作動設定電圧よりも低くならないからON作動しな
い。従って、充電が終了することで電圧が降下しても、
また無負荷で一晩放置してもON作動しないから、無負
荷であるにもかかわらず、頻繁にON・OFF作動が繰
り返されることもなく、消費電流を極力抑えることがで
きることとなる。
【0038】そして、負荷を接続して放電が行われ、バ
ッテリー電圧がON作動設定電圧まで降下した時は、O
N作動してソーラーセルからの電力供給がされる(尚、
勿論無負荷でも極めて長期放置すれば、ON作動する場
合も考えられる。)。
【0039】従って、負荷を接続すると、このON作動
によって負荷へはバッテリーのみでなくソーラーセルか
らも電力が供給できることになり、バッテリー電圧がか
なり低くなってしまうことがなく(深い放電状態となる
ことはなく)、バッテリーの耐久性も向上する。
【0040】従って、このヒステリシス特性をもち、無
負荷で長時間放置してもON作動しないように構成した
から、従来のレギュレータ装置に比してOFF作動設定
電圧を高くすることで充電量を上げることができ、しか
も、このようにOFF作動設定電圧を高くしても、従来
のように断続的な充電電流のON・OFFによって、そ
のままこの高くしたOFF作動設定電圧に維持されたま
まとはならないから、水素ガスの発生量がこれに応じて
そのまま高くならず、ON作動設定電圧を低くすること
で水素ガスの発生量を極力抑えることができ、極力待機
消費電流も少なくできることとなる。
【0041】しかも、前述のように負荷を接続すると、
このON作動によって負荷へはバッテリーのみでなくソ
ーラーセルからも電力供給できることになり、バッテリ
ー電圧がかなり低くなってしまうことがなく(深い放電
状態となることはなく)、バッテリーの耐久性も向上す
る。
【0042】尚、OFF作動設定電圧は、従来の14.
5Vより1V上げて15.5Vとし、満充電に近づけた
場合を例に説明したが、図4に示すように例えば完全満
充電時のバッテリーのI−V特性と、ソーラーセルの充
電時のI−V特性の交点(クロス電圧)は、60,00
0lxで16V程度である(これ以上充電中のバッテリー
電圧は上がらない)から、リレーをオフするOFF作動
設定電圧をこの16V以下とすれば、必ずリレーをOF
F作動させることができる。従って、前記15.5Vは
もう少し高く設定することもできる。
【0043】また、例えばOFF作動設定電圧を18V
としたのではOFF作動しないが、セル枚数やセル面積
を上げてクロス電圧を上げると18Vに近い17.5V
でもOFF作動させることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、い
わばヒステリシス特性をもつON・OFF制御がなされ
ることとなり、従来のレギュレータ装置に比してOFF
作動設定電圧を高くすることで充電量を上げることがで
き、しかも、このようにOFF作動設定電圧を高くして
も、従来のようにそのままこの高くしたOFF作動設定
電圧にバッテリー電圧が維持されたままとはならないか
ら、水素ガスの発生量がこれに応じてそのまま高くなる
ことはなく、ON作動設定電圧を低くすることで水素ガ
スの発生量を極力抑えることができ、待機消費電流も少
なくすることができ、また、充電終了後電圧降下するこ
とで、頻繁にON・OFF作動が繰り返されることもな
く、消費電流を抑えることができ、特に請求項2記載の
発明においては、負荷時にはソーラーセルからも電力が
供給され効率も良く、深い放電状態になりにくいから耐
久性も向上する画期的なソーラーセルによるバッテリー
充電におけるレギュレータ装置となる。
【0045】また、請求項3記載の発明においては、充
電終了後更に無負荷で放置しても、頻繁にON・OFF
作動が繰り返されることもなく、請求項2,4記載の発
明においては、負荷時に初めてON作動し、負荷時には
ソーラーセルからも電力が供給され効率も良く、深い放
電状態になりにくいから耐久性も向上する画期的なソー
ラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装
置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッテリー電圧が上昇して満充電に近づくにつ
れて水素ガスが発生するとを示すグラフである。
【図2】本実施例の概略構成説明図である。
【図3】本実施例のヒステリシス特性をもつリレーによ
るON・OFF制御を示す説明図である。
【図4】本実施例のソーラーセルのI−V特性と、完全
満充電時のバッテリーのI−V特性を示すグラフであ
る。
【図5】バッテリーの充電を終了し充電電流を遮断する
ことでバッテリー電圧が無負荷でも降下することを示す
グラフである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ON・OFF動作によって、ソーラーセ
    ルからバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御して、
    バッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装置に
    おいて、前記ソーラーセルからの電力供給を開始若しく
    は再開するON作動設定電圧と、この電力供給を遮断す
    るOFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定し、前記
    OFF作動設定電圧は、バッテリー充電中におけるバッ
    テリー満充電若しくは満充電に近い電圧値に設定し、前
    記ON作動設定電圧は、充電電流によってバッテリー電
    圧が上昇して行きバッテリー満充電若しくは満充電に近
    い電圧値に達する時前記OFF作動設定電圧によるOF
    F作動によってこの充電電流が遮断することで降下する
    電圧値よりも低い電圧値に設定したことを特徴とするソ
    ーラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ
    装置。
  2. 【請求項2】 ON・OFF動作によって、ソーラーセ
    ルからバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御して、
    バッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装置に
    おいて、前記ソーラーセルからの電力供給を開始若しく
    は再開するON作動設定電圧と、この電力供給を遮断す
    るOFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定し、前記
    OFF作動設定電圧は、バッテリー充電中におけるバッ
    テリー満充電若しくは満充電に近い電圧値に設定し、前
    記ON作動設定電圧は、充電電流によってバッテリー電
    圧が上昇して行きバッテリー満充電若しくは満充電に近
    い電圧値に達する時前記OFF作動設定電圧によるOF
    F作動によってこの充電電流が遮断することで降下する
    電圧値よりも低く、且つ、負荷を接続することによって
    放電電流が流れることで更に降下する電圧値よりも高い
    電圧値に設定したことを特徴とする請求項1記載のソー
    ラーセルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記OFF作動設定電圧は、バッテリー
    充電中におけるバッテリー満充電若しくは満充電に近い
    電圧値に設定し、前記ON作動設定電圧は、充電電流に
    よってバッテリー電圧が上昇して行きバッテリー満充電
    若しくは満充電に近い電圧値に達する時前記OFF作動
    設定電圧によるOFF作動によってこの充電電流が遮断
    することで低下し、更に長時間放置することで低下する
    電圧値よりもやや低い電圧値に設定したことを特徴とす
    る請求項1,2のいずれか1項に記載のソーラーセルに
    よるバッテリー充電におけるレギュレータ装置。
  4. 【請求項4】 ON・OFF動作によって、ソーラーセ
    ルからバッテリーへの電力供給を遮断・供給制御して、
    バッテリー電圧を所定値に維持するレギュレータ装置に
    おいて、バッテリー充電中においては満充電に近づく程
    水素ガスを発生する鉛バッテリーへの電力供給を開始若
    しくは再開するON作動設定電圧と、この電力供給を遮
    断するOFF作動設定電圧とを異なる電圧値に設定し、
    この水素ガスの発生量を少なくし、且つ、バッテリーの
    充電終了時のバッテリー電圧も高く維持でき、負荷時に
    はバッテリーのみならずソーラーセルからも電力供給が
    行われるように、前記OFF作動設定電圧は、バッテリ
    ー充電中におけるバッテリー満充電若しくは満充電に近
    い電圧値に設定し、前記ON作動設定電圧は、前記OF
    F作動設定電圧によるOFF作動によって充電電流が遮
    断することで降下する電圧値よりも低く、更に、少なく
    とも一晩無負荷状態で放置した際に頻繁にON・OFF
    動作を繰り返さないように数時間以上放置した際更に降
    下する電圧値よりはやや低く、且つ、負荷を接続するこ
    とによって所定量以上の放電電流が流れることで更に降
    下する電圧値よりもやや高い電圧値に設定したことを特
    徴とするソーラーセルによるバッテリー充電における請
    求項3記載のレギュレータ装置。
  5. 【請求項5】 前記ソーラーセルによる充電中における
    バッテリーの満充電電圧が15.5V以上18V以下の
    範囲であるバッテリーに適用する場合、前記ON作動設
    定電圧を、12V以上13V以下とし、前記OFF作動
    設定電圧を14V以上17.5V以下としたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のソーラーセ
    ルによるバッテリー充電におけるレギュレータ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017104009A (ja) * 2009-12-02 2017-06-08 バブ アルムガム,ラジェンドラ 電気自動車用の電気推進装置
EP3588730A1 (en) 2018-06-21 2020-01-01 Casio Computer Co., Ltd. Electronic device, electronic timepiece and battery charging method

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