JP2000197197A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JP2000197197A
JP2000197197A JP10368872A JP36887298A JP2000197197A JP 2000197197 A JP2000197197 A JP 2000197197A JP 10368872 A JP10368872 A JP 10368872A JP 36887298 A JP36887298 A JP 36887298A JP 2000197197 A JP2000197197 A JP 2000197197A
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switch
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賢治 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブウーハ信号を有するマルチチャンネルの
再生においてアクティブサブウーハ接続の有無に応じて
出力を切り換える音響装置を提供する。 【解決手段】 ミキシングスイッチ6を備え、サブウー
ハ出力端子5LFEを使用しない場合はミキシングスイ
ッチ6のONによりミキシングされた信号をフロント信
号出力端子5L,5Rより出力することができ、サブウ
ーハ出力端子5LFEを使用する場合はミキシングスイ
ッチ6のOFFによりフロント信号とサブウーハ信号の
独立性を保つことができ、また、低音増強制御手段7に
よる制御として、低音増強可変付き増幅回路4L,4R
による低音増強に加えて、ミキシングスイッチ6のON
により低音増強できるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャンネル
入力を備える音響装置に関わり、特にサブウーハ入力を
有する音響装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2チャンネル(以下、チャンネルをCH
という)のステレオよりCH数の多い音響方式は一般に
マルチCH方式と呼ばれている。このマルチCH方式
は、臨場感、表現力の優れた音響再生が可能であるため
劇場映画などで早くから採用されている。
【0003】このマルチCH音響をパッケージメディア
に記録する際の記録方式には、複合マルチCHと独立マ
ルチCHの2つの方式がある。
【0004】複合マルチCHは、放送メディアやビデオ
など2CH分しか記録できないパッケージメディアにマ
ルチCHを一旦2CHにエンコードして記録する方式で
ある。再生時に2CH信号の和や差などの信号処理でマ
ルチCHを取り出すために各CHの独立性を欠くが、2
CHステレオと完全な互換があるため民生分野に早くか
ら普及している。この複合マルチCH記録方式の規格の
ひとつにドルビープロロジックがある。ドルビープロロ
ジック規格は、フロント2CH、センター1CH、サラ
ウンド2CHの5CHを2CHにエンコードして記録
し、再生時に5CHにデコードする。
【0005】一方、独立マルチCH方式は音響の各CH
の相互関係を持たず、完全に独立して記録する方式であ
る。この独立マルチCH方式はDVDですでに採用され
ており、新たなパッケージメディアやデジタルTV放送
やデジタル通信ネットワークの音響方式として今後一般
化するものと考えられる。この独立マルチCH記録方式
の規格のひとつにドルビーデジタルがある。ドルビーデ
ジタル規格は6CH方式を採用おり、フロント2CH、
センター1CH、サラウンド2CHの5CHに、低音専
用のサブウーハ1CHを加えたものである。
【0006】図7は従来技術による複合マルチCHの音
響装置のブロック構成を示す。図7において、12はサ
ラウンド処理部、13は外部入力端子であり14は5C
H増幅回路、15は出力端子、16は再生手段、17は
制御手段、18はスピーカであり18Lはフロント左、
18Rはフロント右、18Cはセンター、18LSサラ
ウンド左、18RSはサラウンド右の各スピーカ、19
はボリウム、20は入力切替手段である。
【0007】まず再生手段16で2CH再生信号を出力
する。次段のサラウンド処理部12は2CHの音響信号
を5CHに展開する。5CHの信号はボリウム19をへ
て5CH増幅回路14で増幅される。これをフロント2
台、センター1台、サラウンド2台の合計5台のスピー
カによって再生する。入力切替手段20は図示しない複
数の再生手段および外部入力端子13からの入力を選択
するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような音響装置
は、複合マルチCHの再生システムであるが、独立マル
チCH再生機器の普及に伴い独立マルチCH対応の入力
端子を備えることが求められるようになった。前述のと
おり独立マルチCHは6CH方式であるが、このうちフ
ロント2CH、センター1CH、サラウンド2CHの5
CHは複合マルチCHと共通の構成である。独立マルチ
CHではこれに加えて低音専用のサブウーハ1CHを備
ええた6CH方式を構成している。
【0009】複合マルチCHの再生システムに独立マル
チCHの入力端子を付加する方法として、第一にサブウ
ーハCHに増幅回路を備える構成が考えられる。しかし
この構成では、使用者が独立マルチCH機器を接続しな
い場合にはサブウーハCHの増幅回路は使用されず過剰
装備となる。第二にサブウーハCHには増幅回路を経る
ことなくサブウーハ出力端子に出力し、外部に選択装備
(オプション)のアンプ内蔵型サブウーハ(以下、アク
ティブサブウーハという)を接続する構成が考えられ
る。この構成では独立マルチCH機器を接続しない場合
も過剰装備とはならない。しかしながら、選択装備を加
えなければ独立マルチCHに対応できないという問題が
ある。
【0010】本発明は、サブウーハ信号を有するマルチ
CH入力の再生において、アクティブサブウーハを接続
しない場合はサブウーハ信号をサブウーハ以外の何れか
の信号にミキシングすることによって出力することがで
き、アクティブサブウーハを接続する場合は各々のCH
信号とサブウーハ信号の独立性を保つことができるよう
に切り換えることができる音響装置をを提供することを
目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の音響装置は、少なくともフロント信号入力端
子とサブウーハ信号入力端子を有するマルチCH入力部
と、前記フロント信号入力端子よりのフロント信号を増
幅する低音増強可変付き増幅回路と、前記サブウーハ信
号入力端子よりのサブウーハ信号を出力するサブウーハ
出力端子と、前記マルチCH入力部のサブウーハ信号入
力端子から前記低音増強可変付き増幅回路の前段にサブ
ウーハ信号を入力させるべく接続されたミキシングスイ
ッチと、前記ミキシングスイッチのON・OFF切換を
制御する低音増強制御手段とを備えたものである。
【0012】これにより、低音増強制御手段によるミキ
シングスイッチのONによりサブウーハ信号をフロント
信号にミキシングすることによって出力することができ
ることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくともフロント信号入力端子とサブウーハ信号
入力端子を有するマルチCH入力部と、前記フロント信
号入力端子よりのフロント信号を増幅する低音増強可変
付き増幅回路と、前記サブウーハ信号入力端子よりのサ
ブウーハ信号を出力するサブウーハ出力端子と、前記マ
ルチCH入力部のサブウーハ信号入力端子から前記低音
増強可変付き増幅回路の前段にサブウーハ信号を入力さ
せるべく接続されたミキシングスイッチと、前記ミキシ
ングスイッチのON・OFF切換を制御する低音増強制
御手段とを備えた音響装置としたものであり、前記低音
増強制御手段によるミキシングスイッチのONによりフ
ロント信号にサブウーハ信号をミキシングして低音増強
することができるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記低音増強制
御手段が、複数の増強レベル可変機能と共に、ミキシン
グスイッチのON・OFF切換機能を有するように構成
されたことを特徴とする請求項1記載の音響装置とした
ものであり、フロント信号の低音が増強されるという点
で共通の効果がある複数の増強レベル可変機能と共に、
ミキシングスイッチのON・OFF切換機能の制御を共
用化するという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記低音増強制
御手段が、制御部と操作部を備え、操作部が所定時間以
上押圧された場合に通常の増強レベル可変制御からミキ
シング制御に切り換えられるように構成したことを特徴
とする請求項2記載の音響装置としたものであり、操作
部を共用化し操作部の煩雑化を防ぐという作用を有す
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記ミキシング
制御が、押圧される毎にミキシングスイッチをONから
OFFに、またはOFFからONに交互に切り換えるよ
うに構成されたことを特徴とする請求項3記載の音響装
置としたものであり、単一の操作部の簡潔な動作でミキ
シングスイッチのON、OFF状態を遷移させるという
作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記低音増強制
御手段が、サブウーハ出力端子にサブウーハ接続検出手
段を有し、前記ミキシング制御はサブウーハ出力端子に
所定の接続端子が接続されていない場合にON出力する
ように構成されたことを特徴とする請求項3記載の音響
装置としたものであり、サブウーハの接続状態に応じた
ミキシングスイッチを切り換えを行うことができるとい
う作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、 前記増幅回路
が、2以上の周波数域に分割して増幅する増幅回路であ
って、ミキシングスイッチにより入力させるサブウーハ
信号は低域増幅回路のみに入力されるように構成された
ことを特徴とする請求項1記載の音響装置としたもので
あり、フロント高域はサブウーハ信号をフロント信号に
混合した場合でもCHの独立性が保たれ、フロント低域
は低音増強可変の範囲を大きくとることが可能となる構
成とすることができるという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、再生手段の再生
信号を処理して少なくともフロント信号を含む複数CH
出力を有するサラウンド処理部と、その出力を増幅する
増幅回路を備えた音響装置であって、少なくともフロン
ト信号を入力するフロント信号入力端子と前記サラウン
ド処理部が有しないサブウーハ信号入力端子を有するマ
ルチCH入力部と、前記フロント信号を増幅する低音増
強可変付き増幅回路と、前記サブウーハ信号入力端子よ
りのサブウーハ信号を出力するサブウーハ出力端子と、
前記マルチCH入力部のサブウーハ信号入力端子から前
記低音増強可変付き増幅回路の前段にサブウーハ信号を
入力させるべく接続されたミキシングスイッチと、前記
ミキシングスイッチのON・OFF切換を制御する低音
増強制御手段とを備えた音響再生装置としてものであ
り、前記低音増強制御手段によるミキシングスイッチの
ONによりフロント信号にサブウーハ信号をミキシング
して低音増強することができるという作用を有する。
【0020】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける音響装置のブロック構成を示し、図1において、1
は再生手段、2はサラウンド処理部である。3はマルチ
CH入力部であり、3Lはフロント左、3Rはフロント
右、3Cはセンター、3LSサラウンド左、3RSはサ
ラウンド右、3LFEはサブウーハの各CHの信号入力
端子である。4は増幅回路であり、4Lはフロント左、
4Rはフロント右の各CHの低音増強可変付き増幅回路
であり、4Cはセンター、4LSサラウンド左、4RS
はサラウンド右の各チャンネルの増幅回路である。5L
はフロント左の出力端子であり、52はフロントR、5
Cはセンター、5LSはサラウンド左、5RSはサラウ
ンド右、5LFEはサブウーハの各出力端子である。6
はミキシングスイッチである。7は低音増強制御手段で
あり7Aは制御部、7Bは操作部、7Cは表示部を構成
している。
【0021】図2は同音響装置と外部機器の接続の一実
施形態のブロック構成を示し、10は第1の実施の形態
における音響再生回路、8Lはフロント左スピーカ、8
Rはフロント右、8Cはセンター、8LSサラウンド
左、8RSはサラウンド右の各スピーカ、9LFEはア
クティブサブウーハ、11は独立マルチCH再生装置を
構成している。
【0022】以上のように構成された音響装置につい
て、以下その動作について説明する。まず再生手段1は
CDやMDなど2CHのパッケージメディアを再生する
ドライブ装置や、FMやTVなどの放送チューナなどで
ある。次段のサラウンド処理部2は2CHの音響信号を
5CHに展開するサラウンドプロセッシングユニットで
ある。この展開は多重音響の復調と、純粋2CHに音場
効果を施す2つの異なった機能を持っている。再生手段
1は前述のように2CHの出力しか持たないが、パッケ
ージメディアや放送にドルビー・サラウンドなどの複合
マルチCH方式で記録されている場合にはサラウンド処
理部2でこれを展開し5CH音響信号を得ることができ
る。一方、パッケージメディアや放送が純粋な2CHで
記録されている場合にサラウンド処理部2は、残響処理
などを行うことによって仮想的な音場加工による5CH
音響信号を得ることができる。
【0023】複合マルチCHを再生する場合、再生手段
1で再生されサラウンド処理部2で5CHに展開された
音響信号は各CHごとに増幅回路4L,4R,4C,4
LS,4RSで増幅される。ここで特にフロントLとフ
ロントRの増幅回路4L,4Rは低音増強可変つきの増
幅回路である。これは低周波帯域の利得を高くして低音
を増強することができる増幅回路で低音増強増強制御手
段7の制御により低音増強の強弱が可変ができる。増幅
された音響信号は各CHの出力端子5L,5R,5C,
5LS,5RSより出力され、フロントスピーカ8L,
8R、センタースピーカ8C、サラウンドスヒーカ8L
S,8RSの5台のスピーカにより5chサラウンド音
響を構成することができる。
【0024】マルチCH入力部3はDVDプレイヤーな
ど独立6CH再生機器を接続するための外部入力端子で
ある。このマルチCH入力部3に独立マルチCH再生装
置11を接続して使用する場合、マルチCH入力部3へ
入力された6CHのうちサブウーハ信号を除く5CHは
複合マルチCHと同様に増幅し各CHの出力端子より出
力され、サブウーハ信号はサブウーハ出力端子5LFE
にアクティブサブウーハ9LFEを接続し、これを前記
5台のスピーカに加えて6CHサラウンドを構成するこ
とができる。
【0025】ミキシングスイッチ6はサブウーハ信号を
フロントL,Rの各CHに混合するスイッチである。こ
のミキシングスイッチ6は低音増強制御手段7によって
ON・OFFを切り換えられる。このミキシングスイッ
チ6をONとするとサブウーハ信号はフロントL,Rの
各CHに混合されフロントとサブウーハの混合信号とし
てフロントスピーカ8L,8Rにより再生される。この
とき、センタースピーカ8Cとサラウンドスピーカ8L
S,RSはこのミキシングスイッチ6のON・OFFに
関わりなく各CHの独立性を保ったまま再生される。
【0026】以上のように構成された音響装置につい
て、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0027】図3における低音増強SWは、図1の低音
増強制御手段7の操作部7Bに含まれるスイッチであ
り、図3の低音増強レベルは図1の低音増強可変付き増
幅回路4L,4Rの制御を、図3のミキシングスイッチ
ON、OFFは図1のミキシングスイッチ6の制御を示
している。また低音増強レベルとミキシングスイッチ6
の状態は図1の表示部7Cに表示される。
【0028】まず、ステップS1において低音増強制御
手段7の操作部7Bのスイッチが押圧されたか否かを判
断し、押圧されると次のステップS2において押圧時間
が2秒以上か否かを判断する。ここで、2秒以下の場合
はステップS3に進み、ここで増幅回路4L,4Rの低
音増強レベルが最大であるか否かを判断し、最大レベル
にない場合はステップS4に進んで増幅回路4L,4R
の低音増強レベルを1レベルアップする制御指令を出力
する。またステップS3で最大レベルにある場合は、ス
テップS5に進んで低音増強レベルを最小に設定する制
御指令を出力する。そして、ステップS1の押圧がステ
ップS2における2秒以下で、ステップS3の判断が最
大レベルでない場合は、その都度低音増強レベルを1レ
ベルアップし、以後ステップS3が最大レベルを判断す
るまで繰り返されることとなる。ここで低音増強レベル
は、最小レベルから最大レベルまで複数段のレベルが設
定できるようになっており、何段階かは特に問わない。
【0029】次に、ステップS2で押圧時間が2秒以上
と判断された場合はステップS6に進み、ミキシングス
イッチ6がON状態にあるか否かを判断し、ON状態で
なければステップS7に進み、制御部7Aはミキシング
スイッチ6をONにする制御指令を出力する。またステ
ップS6でON状態であればステップS8に進み、制御
部7Aはミキシングスイッチ6をOFFにする制御指令
を出力する。
【0030】すなわち、操作部7Bのスイッチの2秒以
上の押圧がされる毎に、ミキシングスイッチ6のON・
OFFを切り換えることとなり、これにより入力端子3
LFEに入力されるサブウーハ信号のフロント信号への
ミキシングのON・OFF制御を行うことができる。
【0031】以上のように本実施形態によれば、マルチ
CH入力部3からの独立6chの入力の再生においてサ
ブウーハ出力端子5LFEにアクティブサブウーハ9L
FEが接続されている場合はこれを含む6台のスピーカ
で6chサラウンドを構成することができ、サブウーハ
出力端子5LFEにアクティブサブウーハ9LFEが接
続されていない場合はこれを含まない5台のスピーカに
より5chサラウンドを構成してサブウーハ信号はフロ
ントL,R信号に混合されフロントスピーカ8L,8R
によって再生することができ、また少なくともフロント
スピーカ8L,8Rが接続されていればサブウーハ信号
をフロント信号に混合することによりフロント信号の低
音を増強することができることとなる。
【0032】(実施の形態2)次に、図4は本発明の第
2の実施の形態における音響装置のブロック図を示す。
なお、図1に示して説明した構成については同じ構成で
あるので、その詳細な説明は省略する。
【0033】本実施の形態では前述の第1の実施形態と
はサブウーハ出力端子5LFEにサブウーハ接続検出手
段51LFEが付加されることが異なる。図4における
サブウーハ出力端子5LFEを示す記号が図1とは違っ
ているが、出力端子としては実質的に同じ物を示してい
る。
【0034】サブウーハ出力端子5LFEに図示しない
アクティブサブウーハ9LFEが接続されているか非接
続であるかをサブウーハ接続検出手段51LFEで検出
し制御部7Aで認識される。
【0035】以上のように構成された音響装置につい
て、図5のフローチャートを参照しながら説明する。な
お、図3に示して説明したフローについては同じフロー
であるので詳細な説明は省略する。
【0036】本実施の形態のフローチャートでは前述の
第1の実施形態とはサブウーハ接続検出手段の入力によ
る判断が入ることとなり、この点で異なる。
【0037】以下、その異なる点を中心に説明する。ま
ずステップS2で2秒以上の押圧が検出された場合、ス
テップS9に進み、ここでサブウーハ接続を判断する
が、この接続はサブウーハ接続検出手段51LFEの検
出があるか否かにより判断し、接続がある場合はステッ
プS7に進んでミキシングスイッチ6にOFFの制御指
令を出力する。一方、サブウーハ接続検出手段51LF
Eが接続なしの検出をした場合は、ステップS6に進み
ミキシングスイッチ6がONか否かを判断することとな
り、以後の処理は前述の図3のフローと同じ処理がなさ
れることとなる。
【0038】すなわち、サブウーハ出力端子5LFE
に、アクティブサブウーハ9LFEを接続した場合は、
サブウーハ接続検出手段51LFEの出力により、操作
部7Bの2秒以上の押圧があれば自動的にミキシングス
イッチ6をOFFすることとなる。また、アクティブサ
ブウーハ9LFEが接続されていない場合は、操作部7
Bの2秒以上の押圧がある毎にミキシングスイッチ6の
ON・OFF切換を行うこととなる。
【0039】以上のように本実施形態によれば、ミキシ
ングスイッチ6のON・OFFにアクティブサブウーハ
を接続状態が反映され、アクティブサブウーハ接続状態
ではミキシングスイッチ6はOFFでフロント信号のC
H独立性を確立し、アクティブサブウーハ非接続の場合
にはミキシングスイッチ6のON、OFFのどちらかを
選択することが可能な構成とすることができる。
【0040】(実施の形態3)次に、図6は本発明の第
3の実施の形態における音響装置のブロック図を示す。
なお、図1に示して説明した構成については同じ構成で
あるので、その詳細な説明は省略する。
【0041】本実施の形態では前述の第1の実施形態と
は、フロントLとフロントRの増幅回路が高域増幅回路
4LH,4RHと低音増強可変付き低域増幅回路4L
L,4RLとに分離されてフロント信号出力も5LH,
5LL,5RH,5RLに分離されていること、および
ミキシングスイッチ6でサブウーハ信号は低音増強可変
つき低域増幅回路4LL,4RLにのみ混合され、高域
増幅回路4LH,4RHには混合されないことが異なる
ので、この点について説明する。
【0042】フロント信号を高域信号と低域信号に分離
し、低域信号にのみサブウーハ信号を混合する構成によ
って、高域信号はCHの独立性が保たれる。またマルチ
アンプ構成にすることによって増幅回路の忠実度を向上
できるばかりでなく、高域と低域の増幅利得を独立して
設定できることから低音増強の自由度が増す。
【0043】以上のように本実施形態によれば、サブウ
ーハ信号をフロント信号に混合した場合でもフロント高
域ではCHの独立性が保たれるとともに、フロント信号
の低音増強可変の範囲を大きくとることが可能な構成と
することができる。
【0044】なお、実施の形態3においてフロントL,
Rの信号を高域と低域に分離するフィルタはそれぞれ高
域増幅回路4LH,4RHと低音増強可変付き低域増幅
回路4LL,4RLに含むが、低域のフィルタを低音増
強可変付き低域増幅回路4LL,4RLから独立させて
ミキシングスイッチ6の前段に備える構成にそのまま応
用してもよい。
【0045】また、上記実施の形態1〜3ではサブウー
ハ出力端子にアンプ内蔵型サブウーハであるアクティブ
サブウーハを接続する構成としたが、個別のアンプとサ
ブウーハを接続する構成にそのまま応用してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
もフロント信号とサブウーハ信号を有するマルチCH入
力の再生において、サブウーハ出力端子を使用しない場
合はミキシングスイッチのONによりフロント信号にサ
ブウーハ信号をミキシングしてフロント信号出力端子よ
り出力することができ、サブウーハ出力端子を使用する
場合はミキシングスイッチOFFによりフロント信号と
サブウーハ信号の独立性を保つことができ、また、低音
増強制御手段による制御として、低音増強可変付き増幅
回路による低音増強機能に加えて、ミキシングスイッチ
のONによりフロント信号にサブウーハ信号をミキシン
グして低音増強することができるという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による音響装置のブ
ロック図
【図2】同音響装置と外部機器の接続の一実施形態のブ
ロック構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態の低音増強制御手順
を示すフローチャート
【図4】本発明、第2の実施の形態による音響装置のブ
ロック図
【図5】同実施の形態の低音増強制御手順を示すフロー
チャート
【図6】本発明、第3の実施の形態による音響装置のブ
ロック図
【図7】従来の音響装置のブロック構成図
【符号の説明】
1,16 再生手段 2,12 サラウンド処理部 3 マルチチャンネル入力部 3L,3R,3C,3LS,3RS,3LFE 信号入
力端子 4C,4LS,4RS 増幅回路 4L,4R 低音増幅可変付き増幅回路 4LH,4RH 高域増幅回路 4LL,4RL 低音増強可変付き低域増幅回路 5L,5R,5C,5LS,5RS,5LFE,5L
H,5LL,5RH,5RL,15 出力端子 51LFE サブウーハ接続検出手段 6 ミキシングスイッチ 7 低音増強制御手段 7A,17 制御手段 7B 操作部 7C 表示部 8L,8R,8C,8LS,8RS,18L,18R,
18C,18LS,18RS スピーカ 9LFE アクティブサブウーハ 10 音響装置 11 独立マルチチャンネル再生装置 13 外部入力端子 14 5CH増幅回路 19 ボリウム 20 入力切り替え手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともフロント信号入力端子とサブ
    ウーハ信号入力端子を有するマルチチャンネル入力部
    と、前記フロント信号入力端子よりのフロント信号を増
    幅する低音増強可変付き増幅回路と、前記サブウーハ信
    号入力端子よりのサブウーハ信号を出力するサブウーハ
    出力端子と、前記マルチチャンネル入力部のサブウーハ
    信号入力端子から前記低音増強可変付き増幅回路の前段
    にサブウーハ信号を入力させるべく接続されたミキシン
    グスイッチと、前記ミキシングスイッチのON・OFF
    切換を制御する低音増強制御手段とを備え、前記低音増
    強制御手段によるミキシングスイッチのONによりフロ
    ント信号にサブウーハ信号をミキシングして低音増強す
    るように構成したことを特徴とする音響装置。
  2. 【請求項2】 前記低音増強制御手段は、複数の増強レ
    ベル可変機能と共に、ミキシングスイッチのON・OF
    F切換機能を有するように構成したことを特徴とする請
    求項1記載の音響装置。
  3. 【請求項3】 前記低音増強制御手段は、制御部と操作
    部を備え、操作部が所定時間以上押圧された場合に通常
    の増強レベル可変制御からミキシング制御に切り換えら
    れるように構成したことを特徴とする請求項2記載の音
    響装置。
  4. 【請求項4】 前記ミキシング制御は、押圧される毎に
    ミキシングスイッチをONからOFFに、またはOFF
    からONに交互に切り換えるように構成したことを特徴
    とする請求項3記載の音響装置。
  5. 【請求項5】 前記低音増強制御手段は、サブウーハ出
    力端子にサブウーハ接続検出手段を有し、前記ミキシン
    グ制御はサブウーハ出力端子に所定の接続端子が接続さ
    れていない場合にON出力するように構成したことを特
    徴とする請求項3記載の音響装置。
  6. 【請求項6】 前記増幅回路は、2以上の周波数域に分
    割して増幅する増幅回路であって、ミキシングスイッチ
    により入力させるサブウーハ信号は低域増幅回路のみに
    入力されるように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の音響装置。
  7. 【請求項7】 再生手段の再生信号を処理して少なくと
    もフロント信号を含む複数チャンネル出力を有するサラ
    ウンド処理部と、その出力を増幅する増幅回路を備えた
    音響装置であって、少なくともフロント信号を入力する
    フロント信号入力端子と前記サラウンド処理部が有しな
    いサブウーハ信号入力端子を有するマルチチャンネル入
    力部と、前記フロント信号を増幅する低音増強可変付き
    増幅回路と、前記サブウーハ信号入力端子よりのサブウ
    ーハ信号を出力するサブウーハ出力端子と、前記マルチ
    チャンネル入力部のサブウーハ信号入力端子から前記低
    音増強可変付き増幅回路の前段にサブウーハ信号を入力
    させるべく接続されたミキシングスイッチと、前記ミキ
    シングスイッチのON・OFF切換を制御する低音増強
    制御手段とを備え、前記低音増強制御手段によるミキシ
    ングスイッチのONによりフロント信号にサブウーハ信
    号をミキシングして低音増強するように構成したことを
    特徴とする音響装置。
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