JP2000197031A - 撮像サ―バ及びクライアント及び制御方法及びシステム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像サ―バ及びクライアント及び制御方法及びシステム及び記憶媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像方向が変更可能なカメラでもって撮像で
きる範囲内に、点在する複数の撮像可能領域を設定しな
がらも、クライアントに何らの違和感を与えず、良好な
操作環境を提供する。 【解決手段】 カメラサーバでは、1つのカメラによる
パン角、チルト角を変更可能な範囲内に、いくつもの撮
影可能領域を設定する。そして、設定した各撮影可能領
域に仮想的なカメラを割り当て、各仮想カメラとそれに
割り当てた撮影可能領域を示す情報をカメラ制御制限リ
ストとして記憶しておく。そして、クライアントには、
カメラサーバにはあたかも複数のカメラが接続されてい
るかのように見せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像手段で撮像して
得られた映像情報をインターネット等のネットワーク上
に配送する撮像サーバ及びクライアント及び制御方法及
びシステム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮像手段の1つであるビデオカメラの映
像を遠隔地の多地点から観察できるシステムがある。そ
して、本願出願人は、汎用のネットワーク上にカメラを
撮像するサーバ(カメラサーバ)と、そのサーバに接続
するクライアントを設け、クライアント側でカメラサー
バのカメラ映像を観察するだけでなく、そのカメラのパ
ン・チルト角度やズーム倍率等を遠隔操作可能にする技
術をいくつか提案した。
【0003】この場合の汎用ネットワークは、たとえば
TCP/IPプロトコルを用いたネットワークの代表的
なインターネットである。そして上記のサーバの構成
は、パーソナルコンピュータ(以下、単にPC)とそれ
に接続しコンピュータ制御可能なカメラを接続したもの
であり、その上にカメラサーバとなるプログラムを搭載
することで実現した。また、クライアントではWWW
(World WideWeb)ブラウザが動作させ、
グラフィカルユーザインタフェースを介してカメラサー
バのアングルを操作する。ただし、カメラサーバのカメ
ラを遠隔操作できるのは、1つのクライアントのみであ
り、カメラサーバは接続している複数のクライアントに
撮像した同じ映像を配送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムに
おいては、撮像しても良い範囲と、そうでない範囲を設
けることが必要になる場合がある。理由は、パン・チル
ト角度およびズーム倍率を遠隔操作して、ある特定の角
度(方向)におけるズーム倍率を非常に高くしてしまっ
た場合に、プライバシー等の問題に繋がるからである。
【0005】このようなプライバシー保護のため、物理
的なカメラの可動範囲よりも狭めてでも、カメラ操作可
能な範囲に制限を設けることが必要である。この操作可
能範囲(カメラが潜在的に変更可能な範囲ではない)
は、単純に、パン・チルト角度あるいはズーム倍率に対
して上限・下限を設定して範囲制限をかけるものであっ
た。
【0006】つまり、 パン角度をθ(右にパンするほど値が大きいものとす
る) チルト角度φ(上にパンするほど値が大きいものとす
る) ズーム倍率z(倍率が大きいほど値が大きいものとす
る) とすると、操作可能な範囲は、たとえば次のように1つ
の領域に設定していた。 θmin≦θ≦θmax(θmin:パン角度左端,θ
max:パン角度右端) φmin≦φ≦φmax(φmin:チルト角度下限,
φmax:パン角度上限) zmin≦z≦zmax(Zmin:ズーム倍率下限,
zmax:ズーム倍率上限) しかし、現実には、撮像しても構わない範囲(領域)、
或いは撮像しない範囲は離散的、つまり、とびとびに存
在する場合があり、且つ、特定の範囲ではズーム倍率の
上限は高くてもよいがそれ以外ではズーム倍率の上限は
低く抑えたいといった要望には応えることができない。
【0007】また、このようなシステムでは、カメラサ
ーバにおける操作可能範囲を設定する管理者と、カメラ
を操作するクライアント側の操作者(カメラ利用者)と
が異なっているのが通常である。従って、仮に、管理者
が複雑な操作範囲を設定してしまうと、クライアントの
操作者にしてみれば、どの範囲(領域)でどのようにズ
ーム倍率や可視範囲が制限されているのか、直感的にわ
かりづらくなってしまうという問題もある。
【0008】更に、管理者にとっても、よりわかりやす
く、且つ、柔軟に操作可能範囲を設定し得ることが望ま
れていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、撮像方向が変更可能な撮像手
段でもって撮像できる範囲内に、点在する複数の撮像可
能領域を設定しながらも、クライアントに何らの違和感
を与えず、良好な操作環境を提供し得る撮像サーバ及び
クライアント及び制御方法及びシステム及び記憶媒体を
提供しようとするものである。
【0010】この課題を解決するため、たとえば本発明
の撮像サーバは以下の構成を備える。すなわち、撮像手
段を有し、当該撮像手段により得られた映像情報をネッ
トワークを介してクライアントに配送サービスを行なう
撮像サーバであって、前記撮像手段による撮像方向が変
更可能な範囲内にサービス対象となる複数の撮影可能領
域を設定し、設定された複数の撮影可能領域に関する情
報及び各撮影可能領域それぞれに仮想的な複数の撮像手
段を特定する情報を記憶する記憶手段と、前記クライア
ントから選択指示された仮想的な撮像手段に対応する情
報を前記記憶手段より読み出し、当該読出した情報で示
される前記撮影可能領域に関する情報でもって前記撮像
手段の撮像方向変化可能範囲を設定し、当該撮像方向変
化可能範囲内で前記撮像手段を制御する制御手段とを備
える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
かかる実施形態を詳細に説明する。
【0012】本実施形態の概要を簡単に説明すると、カ
メラサーバに接続された1つのカメラを、クライアント
側から見たとき、それがあたかも複数のカメラであるか
のように見せるものである。
【0013】図1は本実施例におけるシステムのブロッ
ク構成図である。
【0014】図中、1−1はカメラサーバ装置(以下、
単にカメラサーバという)、1−2はカメラサーバ1−
1からの映像を表示すると共にカメラを遠隔操作する表
示操作端末(以下、クライアントという)であり、これ
らはネットワーク1−3によって接続されている。
【0015】さて、カメラサーバ1−1は、ビデオカメ
ラ−1−11からの映像を取り込みクライアント装置1
−2への配送をおこなうとともに、クライアント1−2
からのカメラ制御コマンドを受け付け、ビデオカメラ1
−11のズーム倍率および可動雲台1−12を制御する
(可動雲台1−12を動作させることでパン角、チルト
角が変更できることになる)。
【0016】なお、カメラサーバ1−1、クライアント
1−2は、図示の場合には1台ずつ示しているものの、
この数に制限はない。説明を簡単なものとするためであ
る。以下の説明でもカメラサーバ、クライアントはそれ
ぞれ1台であるものとして説明する。また、ネットワー
ク1−3に関しても、後で述べるカメラ制御信号、圧縮
した映像信号を通すのに十分な帯域があるインターネッ
トやイントラネット等のディジタルネットワークであれ
ばその種類は問わない。
【0017】ただし、実施形態でのネットワークプロト
コルとしてTCP/IP(UDP/IP)プロトコルを
仮定し、以下アドレスといった場合にはIPアドレスを
指すこととする。また、カメラサーバ1−1、クライア
ント1−2共にIPアドレスを割り当てられているもの
とする。
【0018】カメラサーバ101は、パーソナルコンピ
ュータで構成し得るが、図示のように、ビデオカメラ1
−11、ビデオカメラの雲台のパン・チルト角度を制御
する可動雲台装置1−12、ビデオカメラ1−11と可
動雲台装置1−12のズーム倍率、パン・チルト角度を
制御するカメラ・雲台制御部1−13、ビデオカメラ1
−11からの映像を取り込む映像入力部1−15、取り
込んだ映像データ圧縮する映像圧縮部1−16、圧縮し
た映像データをネットワーク上に配送する通信制御部1
−14、ネットワーク1−3経由でのクライアント1−
2からのコマンドを解釈し、カメラサーバ装置の各部を
制御するコマンド解釈・実行部1−17、各部のデータ
受け渡しに用いる記憶装置1−18から構成される。
【0019】なお映像入力部1−15は、ビデオカメラ
1−11からのNTSC映像信号を取り込みA/D変換
後、MotionJEPGで圧縮して、通信制御部1−
14に渡す。ここでは映像の圧縮形式として、Moti
onJEPG圧縮としたが、これに限らず如何なる圧縮
形式でも良いのは勿論である。
【0020】次にカメラクライアント1−2について述
べる。
【0021】このクライアントもサーバと同様、パーソ
ナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で構成し得るも
のであり、カメラサーバ1−1から配送されてきた圧縮
映像データは、通信制御部1−21を通じて受信され、
映像伸長部1−25で伸長され、映像表示部1−26で
表示される。また、カメラクライアント装置上のユーザ
インタフェースの操作によりカメラ制御や画像蓄積保存
操作、等ができるようになっているものとする。これら
の画面表示・操作の制御は表示制御部1−24が行って
いる。
【0022】映像表示部1−21には、ビットマップデ
ィスプレイが含まれており、図2のような画面(ユーザ
ーインタフェース)を構成できる。実施形態における映
像表示部1−21としては、ウインドウシステムを用い
た。このシステムとしては、米国マイクロソフト社のW
indows95、或いはUNIXのX−Window
等がある。
【0023】図2において、2−1は映像が表示される
映像表示領域、2−2はカメラ操作のためのカメラ操作
パネルであり、これはウインドウ形式で表示されるもの
である。カメラ操作パネル2−2中の2−22,2−2
3,2−28はスクロールバーであって、それぞれ、カ
メラのパン角度、チルト角度、ズーム倍率を操作できる
ようになっている。スクロールバー2−21はパン角操
作用であって、バー中に表示されている矩形のツマミを
マウス等のポインティングデバイスで左右に移動(一般
にはドラッグ操作という)することでカメラサーバに対
するパン角の指定コマンドを発行するために使用され
る。なお、「ツマミ」の表示位置は、パン角の操作制限
領域内における現在の位置を示している。スクロールバ
ー2−23はチルト角操作用、スクロールバー2−28
はズーム倍率操作用であり、操作法及びそれぞれのツマ
ミの位置の意味は、パン角用スクロールバー2−21と
同じである。
【0024】ただし、先に説明したように複数のクライ
アントのユーザは、同じカメラサーバの同じカメラから
の映像を見ることができるので、結局の所、操作権を有
するのは1つのクライアントのみである。従って、他の
クライアントでは、スクロールバー2−21、2−2
3、2−28は操作不能状態であることを示すような形
態で表示する(たとえば薄く表示する等)。また、操作
権の獲得の仕方であるが、図示の操作開始ボタン2−2
1をマウス等で指示することで行なう。このボタンが指
示されると、接続先のカメラサーバに操作権獲得要求を
発行する。カメラサーバはこの要求を受けたとき、既に
操作権を発行している他のクライアントが存在すれば要
求に対して不可の通知を発行し、存在しなければ操作権
を発行する。ただし、カメラサーバは、1つのクライア
ントに対して操作権を与えている時間を計時しており、
所定時間経過したときに、操作権を無効にする通知を発
行する。
【0025】説明を図2のユーザーインタフェースに戻
す。図中、2−30は、カメラ切替えボタンであり、こ
のボタンを押すと2−31のようなプルダウンメニュー
が表示される。なお、プルダウンメニュー2−31の場
合、カメラ1〜カメラ3の3通りのカメラが選択できる
ようになっている。このカメラ名は、実際のカメラ(実
施形態におけるカメラサーバには物理的なカメラは1つ
だけである)ではなく、次に述べる「仮想的なカメラ」
に対応しており、ここでのカメラ選択に対応して、「仮
想的なカメラ」切替え(選択)を行う。また、ボタン2
−30には選択中の仮想カメラ名が表示されるものとす
る。更に、この選択できる「仮想的なカメラ」の一覧情
報は、そのクライアントがカメラサーバに接続した際に
サーバから送信してくるものである。
【0026】「仮想的なカメラ」について図9を用いて
説明する。
【0027】枠9−3は、カメラサーバ1−1のカメラ
1−11が実際にに撮影することのできる全パン・チル
ト範囲における撮像できる範囲を示している(ただし、
ズーム倍率は最低倍率における範囲である)。そして、
斜線で示される領域が撮像を許可する領域を示してい
る。換言すれば、斜線以外の領域はプライバシー等の問
題で撮像してはいけない領域を示している。
【0028】カメラ1−11は、そのパン角、チルト角
を変更できるわけであるから、クライアントのユーザに
してみれば、1つのカメラは矩形範囲でそのアングルを
変更できると考えるのは自然であろう。換言すれば、1
つのカメラが図示の如く逆L字領域と、離散した領域で
撮像できるようにしてしまうと、違和感を与える。そこ
で、この違和感を与えないようにするため、実施形態で
は、撮像できる領域をいくつかの矩形領域に分割し、そ
れぞれの分割領域(図示では9−11、9−12,9−
13の3つ)に仮想的なカメラを割り当てた。この結
果、ユーザにしてみれば、あたかも複数(図示では3
つ)のカメラ(仮想的なカメラ)がカメラサーバ1−1
に接続されているかのように見えるし、それぞれのカメ
ラが矩形範囲内で自由にそのアングルを変更できるよう
に見えるので、何らの違和感を与えないようにすること
ができる。図2のプルダウンメニュー2−31で表示さ
れるカメラ名はまさにこの仮想的なカメラを示してい
る。
【0029】ここで、 パン角度をθ(右にパンするほど値が大きいものとす
る) チルト角度φ(上にパンするほど値が大きいものとす
る) ズーム倍率z(倍率が大きいほど値が大きいものとす
る) とすると、たとえばある特定の仮想カメラの操作可能な
範囲は次のようにして設定できる。
【0030】θmin≦θ≦θmax(θmin:パン
角度左端、θmax:パン角度右端) φmin≦φ≦φmax(φmin:チルト角度下限,
φmax:パン角度上限) zmin≦z≦zmax(Zmin:ズーム倍率下限,
zmax:ズーム倍率上限) たとえば、図9における矩形領域9−11にあてはめた
場合、この領域に対応する仮想的なカメラのパンチルト
操作範囲は、その対角座標を(θmin,φmin),
(θmax,φmax)となる。
【0031】もちろん、(θmin,φmin),(θ
max,φmax)は物理的な全体の操作範囲内に収ま
っている。なお、実施形態では仮想カメラの数は3つと
しているが、これに限らず、論理的にはいくつでも設定
可能である。また、仮想カメラの操作範囲を示す領域は
互いに重なっていてもかまわない。なお、すべての仮想
的なカメラには、仮想カメラ識別のためのID番号が振
られているものとする。内部的には、図10に示すよう
なカメラ操作範囲テーブルが共有メモリ3−43に保持
しているものとする。また、1つのカメラサーバに接続
される物理的なカメラは1つだけでなく、2つ、或いは
それ以上であってもよい。この場合には、1つの物理的
なカメラと図10に示すテーブルとを対応させることに
なる。つまり、図10に示すテーブルは物理的なカメラ
の数だけ用意すればよい。
【0032】図3は、本実施例のプロセス構成図であ
る。ここでプロセスとはWindowsNTやUNIX
等のマルチタスクオペレーティングシステムにおけるも
のを意味する。定常状態では、これらのすべてのプロセ
ス3−11,3−12,3−21,3−22,3−31
が稼動しているものとする。
【0033】カメラサーバ1−1上でで動作する各プロ
セスは以下の通りである。 ・カメラ制御サーバープロセス3−11:操作権を有す
るクライアントプロセス3−31が発行したカメラ制御
命令を受け取り、カメラ制御部1−13に命令を出力す
る制御を行なう。 ・カメラ状態通知プロセス3−12:カメラのパンチル
ト角度などの状態を検知してクライアントプロセス3−
31に通知する。 ・映像サーバプロセス3−21:カメラ映像の送信先を
管理する ・映像獲得・送信プロセス3−22:カメラ映像の取り
込み・送信を行う。
【0034】なお、映像表示禁止フラグ3−41、送信
先リスト3−42、カメラ制御範囲制限リスト3−4
3、カメラ状態レジスタ3−44は、プロセス間でデー
タの受け渡しに用いる共有メモリに設けられている。ま
た、カメラ制御制限範囲レジスタ3−45、制限権フラ
グ3−51、カメラ番号リスト3−52は、一時的にプ
ロセスのデータを保存するためのレジスタである。
【0035】カメラサーバ1−1上のプロセス3−11
〜3−22の動作の詳細はフローチャート図4,5,6
に示し、カメラクライアント1−2上では、クライアン
トプロセス3−31が動作しており、その動作の詳細は
図7に示す。なお、これらのフローチャートに対応する
プログラムは、サーバ或いはクライアントそれぞれが有
する記憶装置(たとえばハードディスク装置等)に記憶
されており、それが主記憶装置(メインRAM)にロー
ドされ実行されることになる。
【0036】先ず、カメラサーバの各プロセスについて
図4〜7のフローチャートを用いて説明する。
【0037】なお、パケットとしては図8のような形式
のものが生成され、ネットワーク1−3に送信されるこ
とになる(厳密には、TCP/IPやUDP/IP等の
パケットで用いられているフォーマットを使用する事に
なるが、図8では実施例の説明に必要なパケット情報の
み記述した)。
【0038】まず、図4のフローを用いてカメラ制御プ
ロセス、カメラ状態通知プロセスについて説明する。
【0039】カメラ制御サーバプロセス3−11が起動
されると(ステップS400)、カメラ状態通知プロセ
ス3−12を生成し(ステップS402)、クライアン
トプロセス3−31からのカメラ制御接続要求(図8
(1))を待つ(ステップS403)。クライアントプ
ロセス3−31から接続要求があると、接続受付処理
(Ackを返す)を行い(ステップS404)、接続の
あったクライアントプロセス3−31から送信されてく
るカメラ制御コマンド(図8(2)〜(4)を待つ(ス
テップS405)。なお、接続受付処理では、先に説明
したように、カメラサーバが有する仮想的なカメラの一
覧情報をクライアントに通知、つまり、転送する。ま
た、このとき、タイマーセットして、ある一定時間
(「制御持ち時間」と呼ぶ)が経つとカメラ制御接続を
切断する(ステップS407)ようになっている。
【0040】カメラ制御コマンド(図8(2)〜
(4))を受信すると、そのコマンドに応じてカメラ制
御部1−13を通じてビデオカメラ1−11のズーム倍
率、および可動雲台装置1−12のパンチルト角度を制
御する(ステップS409)。制御持ち時間が終わるま
で、クライアントプロセス3−31からカメラ制御コマ
ンドを受付け、コマンド解釈部1−17、カメラ雲台制
御部1−132を通じて、コマンドに応じたカメラ制御
を行う。なお、図5に制御コマンドに応じた処理の詳細
を示した。ここでカメラ制御コマンドとしては、説明を
簡単にするため、次の命令のいずれかであるものとし
た。
【0041】 パン角度変更命令 PAN θ チルト角度変更命令 TIL φ ズーム倍率変更命令 ZOM α ただし、θ,φ,αは、それぞれ、パン角度、チルト角
度、ズーム倍率をあらわすパラメータであり、このカメ
ラ制御コマンドには、他にも逆光補正やオートフォーカ
ス、マニュアルフォーカス値設定等、各種ありえるが、
ここでは説明を省略する。
【0042】さらに、「仮想的なカメラ」切替えのため
の次の命令もある(図8(5))。 カメラ切替え命令 SEL n (ただし、nは仮想カメラの識別番号を示す) カメラ切替え要求命令の時は、仮想カメラ識別番号に対
応する操作範囲をカメラ制御範囲制限リスト3−43か
ら読み出し、カメラ制御制限範囲レジスタおよびカメラ
状態レジスタ3−44に設定し(ステップS502)、
次の手順で計算したパン・チルト・ズームの値を、仮想
的なカメラの初期位置として初期設定する(ステップS
504)。仮想的なカメラの初期設定値は、パン・チル
ト角度に関しては制限範囲の中央の値とし、ズーム倍率
に関しては制限範囲の最低倍率の値とする。ただし、あ
らかじめ制限範囲のパン・チルトズームを定めておき、
その値にセットするのでも良い。
【0043】なお、仮想カメラ切替えの間、つまりカメ
ラパン・チルト・ズーム変更中は、映像送信を許可しな
い領域を通過する可能性もあるので、この間の映像は送
信しないよう、映像表示禁止フラグをONにセットして
おく(ステップS503,S505)。この映像挟持禁
止フラグがON状態にあるときは、後述するように仮想
カメラの識別番号として“−1”の情報を各クライアン
トに通知する。こうして、そして、指示された仮想カメ
ラがステップ502で設定した状態(パン角、チルト
角、ズーム倍率)になった場合に、映像表示禁止フラグ
をOFFに設定しする。これによって、再び映像の配送
処理が行なえるようになる。
【0044】一方、パン、チルト、ズーム要求命令の場
合には、命令に含まれるパン角度、チルト角度、ズーム
倍率がその仮想カメラの操作範囲内であるかどうかチェ
ックし(ステップS511,S521)、値が範囲を超
えている場合には、操作範囲の上限(値が大きすぎる場
合)ないし下限(値が小さすぎる場合)の値に再設定し
て、カメラ制御を行う。
【0045】カメラ制御接続開始から一定時間が経過
し、制御持ち時間が終了すると、接続切断処理(S40
7)を行い、このステップS407の処理の中でカメラ
制御接続終了命令(図8(8))、つまり、カメラの操
作権を無くす命令をクライアントプロセス3−31に返
送する。そして、再び接続要求が来るのを待つ(S40
3)。カメラ制御サーバープロセス3−11は同様に実
施された任意のクライアントプロセスからのカメラ制御
接続要求を受け付け、カメラ操作を実現するが、図4か
らもわかるように同時に複数のクライアントプロセスと
は接続できない。したがって、この接続はTCP/IP
のようなコネクション指向の接続がなされるものとす
る。
【0046】ステップS402で生成されたカメラ状態
通知プロセス3−12が動作中は、常時カメラ状態をチ
ェックする。すなわちカメラのパン・チルト角度、ズー
ム倍率(=p,t,z)とする)をカメラ・雲台制御部
1−13に問い合わせる事で読み込み、カメラ状態レジ
スタ3−44に書き込むと共に(ステップS422)、
映像表示禁止フラグ3−41の状態を見て(ステップS
423)、フラグがONであればカメラ状態を「カメラ
切替え中」(仮想カメラ識別番号n=−1)として(ス
テップS424)、映像を送信しているクライアントプ
ロセス1−2にカメラ状態(図8(9)の形式)を通知
する(ステップS426)。
【0047】次に、図6のフローを用いて映像サーバプ
ロセス、映像獲得・送信プロセスについて説明する。
【0048】映像サーバプロセス3−21が起動される
と(ステップS600)、映像獲得・送信プロセス3−
22を生成し(ステップS602)、クライアントプロ
セス3−31からのイベントを待つ(ステップS60
3)。ここで、イベントが映像表示開始要求コマンド
(図8(7))であれば(ステップS604)、映像表
示要求パケットに含まれているパケットの送信元アドレ
スを確認し、映像の送信先リスト3−42に追加する。
映像表示終了要求コマンドであれば(ステップS60
6)、同様に映像表示要求パケットに含まれているパケ
ットの送信元アドレスを確認し、映像の送信先リスト3
−42から削除する。なお、映像送信先リスト3−42
には、リスト形式で映像送信先のアドレスが保持されて
いる。
【0049】映像獲得・送信プロセス3−22は、起動
されると、次の操作を繰り返す。すなわち、カメラ映像
のフレームとして取り込み(ステップS622)、圧縮
を行い(ステップS623)、映像表示禁止フラグがO
Nでなければ(ステップS624)、この圧縮された映
像データを、図8(10)の形式にパケット化し、映像
送信先リスト3−42にある複数のアドレスに対して、
送信する(ステップS625)。
【0050】次にクライアント側で動作するクライアン
トプロセス3−31を図7のフローチャートに従って説
明する。
【0051】まず、プロセス起動時に、初期化処理を行
い(ステップS701)、接続するカメラサーバ装置1
−1のアドレス(IPアドレス、ここでは”ADDR_
C”とする)に対応するカメラサーバに映像表示開始要
求を送信する(ステップS702)。このときのパケッ
ト形式は図8の(6)の通りである。
【0052】ここで、ADDR_Cに対応するカメラサ
ーバからAckが返ってこなければ(ステップS70
3)、アドレスが間違っている等、動作異常なので、ク
ライアントプロセスを終了する(ステップS704)。
【0053】また、Ackが返ってくれば表示成功なの
で(ステップS703)、イベント、すなわちユーザの
ユーザインタフェースによる入力、或いは、カメラサー
バ1−1からの各種パケットの受信を待つ(ステップS
705)。
【0054】ここで、ユーザが操作開始ボタン2−21
を押すと(ステップS706)、自分が既にカメラ制御
を開始している状態かどうかを操作権フラグ3−51
(クライアントが有するRAMに確保された変数)で確
認し(ステップS707)、既に制御中ならステップS
605に戻る。操作中でなければ、カメラ制御接続要求
(図8(1))をカメラ制御サーバプロセスに対して発
行し(ステップS708)、許可(Ack)を待つ(ス
テップS709)。ここでAckが返ってくれば、カメ
ラ制御サーバプロセスに対して接続が成立し、クライア
ント装置の記憶部1−29にある操作権フラグ3−51
をONにし(ステップS711)、カメラ操作パネル2
−2(撮像方向変更ボタンやスクロールバー)の操作を
有効にする。なお、カメラ制御サーバプロセスは、カメ
ラ制御接続要求待ちステップS403のときにしか、接
続要求を受けつけない。
【0055】また、接続成立して「制御待ち時間」が終
了するとカメラ制御サーバプロセスより、カメラ制御接
続終了要求(図8(8))が返ってくるが、これを受け
取ると(ステップS714)操作権フラグ3−51をO
FFにして(ステップS715)、カメラ操作パネル2
−2の操作を無効にする(ステップS716)。
【0056】カメラ操作パネル2−2の操作が有効にな
っている間は、カメラ操作パネル2−2の操作に対応し
たカメラ制御命令が生成され、カメラサーバプロセス1
−2に発行される(ステップS717〜S718)。な
お、カメラ操作パネル2−2のカメラ切替えプルダウン
メニュー2−31からカメラを選択した場合には、カメ
ラ切替えの命令(図8(5))が発行される(ステップ
S719〜S720)。なお、命令の生成過程に関して
は、ここでは省略する。
【0057】メニューなどの操作によって発行されるク
ライアントプロセス終了要求(ステップS726)に対
しては、映像表示終了要求(図8(8))を発行し(ス
テップS728)、クライアントプロセスを終了する
(ステップS628)。
【0058】パケットが到着した場合には(ステップS
721)、それが映像データ(図8(10))の場合
(ステップS722)、映像データ中の圧縮映像データ
を読み出し、伸長処理を行った後、この映像フレームデ
ータを用いて、2−1の映像表示パネルの表示映像を更
新する(ステップS723)。
【0059】到着パケットがカメラ状態通知(図8
(9))の場合には(ステップS724)、パンチルト
角度およびズーム倍率を操作するスクロールバー2−2
1,2−23,2−28のノッチ(ツマミ部分)の表示
位置を、パケットに含まれているパラメータを用いて、
対応する位置に変更する。また、2−30のカメラ切替
えプルダウンボタンには仮想カメラ識別番号に対応した
カメラ名を表示する。(これは、他のクライアントプロ
セスがカメラを遠隔操作している場合に、その情報を更
新していることになる)。なお、仮想カメラ識別番号と
カメラ名の対応付けは、カメラ状態通知プロセス3−1
2から対応関係を通知されたものを用いる。ただし、仮
想カメラ識別番号が−1の時(カメラが仮想カメラの撮
影可能な範囲に移動中の場合である)は、仮想カメラ切
替え動作中であるとし、映像表示パネル2−1にカメラ
切替え中である旨表示する。
【0060】以上の結果、実施形態によれば、カメラサ
ーバが有する物理的な1つのカメラが、クライアントか
ら見ればあたかも複数のカメラ(仮想的なカメラ)であ
るかのように見え、しかも、個々の仮想的カメラの少な
くともパン角、チルト角は矩形範囲内であれば自由に変
更可能であるので、そこにはプライバシーの問題で撮像
が制限されている領域があることすら知らずに済み、し
かも、何らの違和感も与えないようにすることができ
る。
【0061】なお、先にも説明したが、1つのカメラサ
ーバに物理的なカメラを複数のカメラを設けることも可
能である。この場合も、各物理的なカメラそれぞれに複
数の仮想カメラを設定すればよい。このとき、カメラサ
ーバは書く物理的なカメラにつき、独立してクライアン
トに操作権を与えるようにする。
【0062】また、カメラサーバの管理者の場合、カメ
ラサーバを直接操作してカメラ制御制限リストを編集し
ても良いが、クライアントと同様に接続し、そこで管理
者であることをカメラサーバに通知し(たとえばIDと
か、パスワード等で通知する)、ftp等のプロトコル
で制限リストのファイルをカメラサーバに転送するよう
にすればよい。
【0063】或いは、管理者である場合には、物理的な
カメラが有するパン角、チルト角の変更可能な範囲枠を
画面に表示し、その中でマウス等のポインティングデバ
イスでもって矩形をいくつも設定することで、それぞれ
の矩形領域に仮想カメラとその仮想カメラの移動可能な
パン角、チルト角を設定するようにしてもよい。ズーム
倍率はたとえば設定した各矩形領域につき、キーボード
やマウス等で上限値、下限値を設定すればよい。勿論、
このためには、カメラサーバ側には管理者がログインし
た場合に、上記の操作を管理者に提供するためのプログ
ラムを動作させれば良いだけである。
【0064】次に、複数の制御制限領域(複数の仮想カ
メラ)を持つカメラサーバ装置や、とくに制限すること
を設定していないカメラサーバ装置が、混在してネット
ワークにそれぞれ接続されている状況を図11を用いて
説明する。
【0065】カメラサーバが複数存在する状況では、カ
メラクライアントを利用するユーザに、カメラサーバの
リストを呈示して(たとえば図12のような一覧を表示
させ)、その中から自分が見たいカメラ・サーバをマウ
ス等のポインティングデバイスで選択することができる
ようにすることが望まれる。
【0066】ユーザによりカメラ・サーバが選択される
と、カメラクライアントは図7のステップS702にあ
るように、映像表示開始要求を送信する。本発明を利用
すれば、他のカメラサーバ装置と同様に、複数の制御制
限領域を別々の独立したカメラとして扱うことができる
ようになる。例えば、図11のユーザ・インタフェース
において、カメラ1〜カメラ3は、同一のカメラサーバ
の各々の制御制限領域が対応する。カメラ4,カメラ5
は、それぞれ別のカメラサーバである。
【0067】本実施例のように、 1)カメラサーバ装置に、複数のカメラ制御制限範囲す
なわち、パン・チルト角度およびズーム倍率の範囲を制
限した領域(「制御制限領域」と呼ぶ)を管理する手段
を設け、 2)それぞれの制限領域は、パン左端角度、パン右端角
度、チルト下限角度、パン上限角度、ズーム下限倍率、
ズーム上限倍率を設定することで、制御範囲制限を行
い、 3)クライアントプロセスからは、各々の制御制限領域
はそれぞれ別々な独立した仮想的なカメラであるかのよ
うに見せ、 4)クライアントプロセスからは、複数の制御制限領域
を切り替える場合に、複数のカメラ切替えであるかのよ
うに扱う、ことにより、プライバシーの問題に対してよ
り現実的で柔軟なカメラ制御制限範囲設定を可能にす
る。つまり、一つ一つのカメラ制御範囲制限領域は単純
な設定になっており、複数の仮想的なカメラという概念
で、このような制御制限範囲領域を複数の設定できるた
め、カメラ制御範囲を設定する者は、異なるカメラとし
て制御制限範囲を設定すればよく、クライアントプロセ
スからも、制御制限範囲の異なる別々なカメラとして見
えるので、制限範囲の把握がやりやすくなる。
【0068】なお、上記実施形態では、カメラサーバに
は撮像手段及びネットワークに接続するための手段とい
ったハードウェアを必要とするものの、そのベースはパ
ーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で実現でき
る。また、クライアントは撮像手段がないだけで、基本
的なハードウェアはカメラサーバと同じ、パーソナルコ
ンピュータ等の汎用情報処理装置で構築できる。
【0069】要は、必要とするハードウェアを活用して
装置をカメラサーバ或いはクライアントとして動作させ
るプログラムを備えていれば良いことになる。従って、
本願発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、シス
テムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に
格納されたプログラムコードを読出し実行することによ
っても、達成されるものである。
【0070】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0071】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0072】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0074】また、本実施形態における撮像手段として
はカメラを例に挙げたが、これに限定される、フラット
ベットスキャナ等であっても良い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
像方向が変更可能な撮像手段でもって撮像できる範囲内
に、点在する複数の撮像可能領域を設定しながらも、ク
ライアントに何らの違和感を与えず、良好な操作環境を
提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるカメラシステムのブロック構
成図である。
【図2】実施形態におけるクライアント側のユーザーイ
ンタフェースを示す図である。
【図3】実施形態におけるシステムにおける動作シーケ
ンスを示す図である。
【図4】実施形態におけるカメラサーバの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】実施形態におけるカメラサーバの動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】実施形態におけるカメラサーバの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】実施形態におけるクライアントの動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】実施形態における各コマンドのフォーマットを
示す図である。
【図9】実施形態における撮影可能領域の設定例を示す
図である。
【図10】実施形態におけるカメラ制御制限リストの構
造を示す図である。
【図11】実施形態における変形例のシステム構成を示
す図である。
【図12】図11のシステムにおけるカメラリストを示
す図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA00 AB62 AB65 AC27 AC41 AC69 AC75 5C062 AA01 AA11 AA13 AA29 AB17 AB23 AB38 AB42 AC07 AE16 AF00 AF11 BA00 5C064 BA01 BA07 BB03 BC16 BC20 BC23 BC27 BD01 BD02 BD07 BD08 BD09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を有し、当該撮像手段により得
    られた映像情報をネットワークを介してクライアントに
    配送サービスを行なう撮像サーバであって、 前記撮像手段による撮像方向が変更可能な範囲内にサー
    ビス対象となる複数の撮影可能領域を設定し、設定され
    た複数の撮影可能領域に関する情報及び各撮影可能領域
    それぞれに仮想的な複数の撮像手段を特定する情報を記
    憶する記憶手段と、 前記クライアントから選択指示された仮想的な撮像手段
    に対応する情報を前記記憶手段より読み出し、当該読出
    した情報で示される前記撮影可能領域に関する情報でも
    って前記撮像手段の撮像方向変化可能範囲を設定し、当
    該撮像方向変化可能範囲内で前記撮像手段を制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする撮像サーバ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段には、前記複数の撮影可能
    領域それぞれに対し、各仮想撮像手段の識別番号と、撮
    像手段のパン角及びチルト角の範囲を示す情報を記憶す
    ることを特徴とする請求項第1項に記載の撮像サーバ。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段には、更に、前記複数の撮
    影可能領域それぞれに対するズーム倍率の変更可能な範
    囲を示す情報が記憶されることを特徴とする請求項第2
    項に記載の撮像サーバ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、仮想撮像手段を切り替
    えるために前記撮像手段の撮像方向を変更中において
    は、前記撮像手段で得られる映像情報の配送を禁止する
    手段を含むことを特徴とする請求項第1項に記載の撮像
    サーバ。
  5. 【請求項5】 前記撮影可能領域に関する情報はサーバ
    に格納されていることを特徴とする請求項第1項に記載
    の撮像サーバ。
  6. 【請求項6】 請求項第1項に記載の撮像サーバに接続
    されるクライアントであって、 前記記憶手段に記憶された仮想撮像手段のうちの1つを
    選択し、選択した仮想撮像手段を特定する情報を前記撮
    像サーバに通知する選択通知手段と、 前記撮像サーバから配送されてくる映像を表示する表示
    手段と、 前記選択通知手段で選択した撮像手段の撮像方向を変更
    し、当該変更結果を前記サーバに指示する撮像方向変更
    指示手段とを備えることを特徴とするクライアント。
  7. 【請求項7】 前記撮影可能領域に関する情報は、前記
    撮像サーバからダウンロードすることを特徴とする請求
    項第6項に記載のクライアント。
  8. 【請求項8】 撮像手段を有し、当該撮像手段により得
    られた映像情報をネットワークを介して配送サービスを
    行なう撮像サーバと当該撮像サーバからの映像情報を受
    信するクライアントで構成される撮像システムであっ
    て、 前記撮像サーバは、 前記撮像手段による撮像方向が変更可能な範囲内にサー
    ビス対象となる複数の撮影可能領域を設定し、設定され
    た複数の撮影可能領域に関する情報及び各撮影可能領域
    それぞれに仮想的な複数の撮像手段を特定する情報を記
    憶する記憶手段と、 前記クライアントから選択指示された仮想的な撮像手段
    に対応する情報を前記記憶手段より読み出し、当該読出
    した情報で示される前記撮影可能領域に関する情報でも
    って前記撮像手段の撮像方向変化可能範囲を設定し、当
    該撮像方向変化可能範囲内で前記撮像手段を制御する制
    御手段とを備え、 前記クライアントは、 前記記憶手段に記憶された仮想撮像手段のうちの1つを
    選択し、選択した仮想撮像手段を特定する情報を前記撮
    像サーバに通知する選択通知手段と、 前記撮像サーバから配送されてくる映像を表示する表示
    手段と、 前記選択通知手段で選択した撮像手段の撮像方向を変更
    し、当該変更結果を前記サーバに指示する撮像方向変更
    指示手段とを備えることを特徴とする撮像手段システ
    ム。
  9. 【請求項9】 撮像手段を有し、当該撮像手段により得
    られた映像情報をネットワークを介してクライアントに
    配送サービスを行なう撮像サーバの制御方法であって、 前記撮像手段による撮像方向が変更可能な範囲内にサー
    ビス対象となる複数の撮影可能領域を設定し、設定され
    た複数の撮影可能領域に関する情報及び各撮影可能領域
    それぞれに仮想的な複数の撮像手段を特定する情報を所
    定の記憶手段に格納する格納工程と、 前記クライアントから選択指示された仮想的な撮像手段
    に対応する情報を前記記憶手段より読み出し、当該読出
    した情報で示される前記撮影可能領域に関する情報でも
    って前記撮像手段の撮像方向変化可能範囲を設定し、当
    該撮像方向変化可能範囲内で前記撮像手段を制御する制
    御工程とを備えることを特徴とする撮像手段サーバの制
    御方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータが読み込み実行すること
    で、撮像手段を有し、当該撮像手段により得られた映像
    情報をネットワークを介してクライアントに配送サービ
    スを行なう撮像サーバとして機能するプログラムコード
    を格納した記憶媒体であって、 前記撮像手段による撮像方向が変更可能な範囲内にサー
    ビス対象となる複数の撮影可能領域を設定し、設定され
    た複数の撮影可能領域に関する情報及び各撮影可能領域
    それぞれに仮想的な複数の撮像手段を特定する情報を記
    憶する記憶手段と、 前記クライアントから選択指示された仮想的な撮像手段
    に対応する情報を前記記憶手段より読み出し、当該読出
    した情報で示される前記撮影可能領域に関する情報でも
    って前記撮像手段の撮像方向変化可能範囲を設定し、当
    該撮像方向変化可能範囲内で前記撮像手段を制御する制
    御手段として機能するプログラムコードを格納した記憶
    媒体。
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