JP2000196737A - 車両用のハンズフリー通話装置 - Google Patents

車両用のハンズフリー通話装置

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JP2000196737A
JP2000196737A JP10367464A JP36746498A JP2000196737A JP 2000196737 A JP2000196737 A JP 2000196737A JP 10367464 A JP10367464 A JP 10367464A JP 36746498 A JP36746498 A JP 36746498A JP 2000196737 A JP2000196737 A JP 2000196737A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコー音声を除去させると共に同乗者の音声
が通話相手にとって雑音になる際はその音声も除去さ
せ、また、同乗者の音声を送信する際は明瞭な音声で送
信できる車両用のハンズフリー通話装置を提供すること
にある。 【解決手段】 4端子8,9,10,11を有する第1
の音声除去手段12と、端子8に出力する第1の加算器
17と、端子10に出力する第2の加算器18と、端子
9の出力を音声変換するスピーカ26と、第2の加算器
18に出力する第1のマイクロフォン2と、第2のマイ
クロフォン3と、第2のマイクロフォン3の出力信号を
第1の加算器17と第2の加算器18とのいずれかに出
力させるスイッチ27とを備え、脱着自在に接続される
携帯電話4は、受話信号を第1の加算器17に出力する
一方で端子11の出力信号を入力し通話相手に送信す
る。第1の音声除去手段12は第1の加算器17の出力
信号を入力しそれに応じた音声信号を第2の加算器18
の出力信号から除去して端子11より出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内に配設される
ハンズフリー通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用のハンズフリー通話装置
は、そのハンズフリー機能を利用する対象者が運転者で
あることが前提である。その為、ハンズフリー用のマイ
クロフォンは、運転者の発声を取り込むために、運転席
のフロント・ピラーなどの運転席周りに配設されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その場合、上記マイク
ロフォンからは運転者の発声と共に、運転席の周囲席に
いる同乗者の発声が小さな音声で入り込むことがある。
この音声は雑音となり、通信相手にとって運転者の音声
を聞き取りにくくするといった問題を生ずる(問題
1)。
【0004】また、同乗者がハンズフリー会話に参加す
る場合、同乗者は上記マイクロフォンから離れて同乗す
るため、その発声は小さく不明瞭な音声で取り込まれ、
通話相手にとって聞き取りにくいといった問題も生じる
(問題2)。
【0005】また、スピーカの音響が上記マイクロフォ
ンに回り込むエコー音声が、通話相手にとって耳障りに
成っていた。
【0006】最近の車両用のハンズフリー通話装置は、
エコーキャンセラを標準的に備え、エコー音声は除去で
きるようになっているが、問題1及び問題2は解決され
ていない。
【0007】そこで、この発明の課題は、上記エコーキ
ャンセラを用いて、エコー音声を除去させると共に、同
乗者の音声が雑音になる際はその音声も除去させ、ま
た、同乗者の音声を送信する際は明瞭な音声で送信でき
る車両用のハンズフリー通話装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、この発明は、携帯電話と脱着自在に接続されて用
いられる車両用のハンズフリー通話装置であって、車内
に配設されるスピーカと、運転席の周辺に配設される第
1のマイクロフォンと、助手席又は後部座席の周辺に配
設される指向性を有する第2のマイクロフォンと、少な
くとも前記携帯電話より送出される受話信号が入力され
る加算部と、一方接点への切換操作により前記第2のマ
イクロフォンの出力信号を前記加算部に選択的に入力さ
せるスイッチと、前記第1のマイクロフォンの出力信号
と前記加算部の出力信号が入力されて、前記加算部の出
力信号が前記スピーカに出力されると共に、前記第1の
マイクロフォンの出力信号から前記加算部の出力信号に
応じた音声信号を除去して前記携帯電話に出力する第1
の音声除去手段とを備えることものである。
【0009】この場合、前記第1の音声除去手段は、前
記加算部の出力信号と第1のフィルタ係数との畳み込み
演算により第1の相殺信号を生成する第1の適応フィル
タと、前記第1のマイクロフォンの出力信号と前記第1
の相殺信号との差分を求める第1の演算部とを含むこと
が望ましい。
【0010】更に、前記スイッチの他方接点が前記第1
のマイクロフォンから前記携帯電話への配線経路途中に
接続され、前記スイッチの他方接点への切換操作により
前記第2のマイクロフォンの出力信号を前記第1のマイ
クロフォンの出力信号に加算させて前記携帯電話に出力
するようにしたものである。
【0011】また、前記スピーカと前記第1の音声除去
手段の間に接続される第2の音声除去手段を更に備え、
前記第2の音声除去手段は、前記スイッチの一方接点へ
の切換操作により前記第2のマイクロフォンの出力信号
が入力されて、前記第1の音声除去手段を介して出力さ
れる前記加算部の出力信号から前記第2のマイクロフォ
ンの出力信号に応じた音声信号を除去して前記スピーカ
に出力することが望ましい。
【0012】この場合、前記第2の音声除去手段は、前
記第2のマイクロフォンの出力信号と第2のフィルタ係
数との畳み込み演算により第2の相殺信号を生成する第
2の適応フィルタと、前記第2の音声除去手段に入力す
る前記加算部の出力信号と前記第2の相殺信号との差分
を求める第2の演算部とを含むことが望ましい。
【0013】
【作用】請求項1の如く構成すると、運転者の発声は、
第1のマイクロフォンを通して入力され、第1の音声除
去手段を通過して携帯電話により送信される。
【0014】また、携帯電話より送出される受話信号
は、加算部を経由して第1の音声除去手段に入力した
後、スピーカより音声出力される。その音声出力の一部
は、第1のマイクロフォンに回り込みエコー信号とな
り、再び第1の音声除去手段に入力する。第1の音声除
去手段では入力した受話信号を用いて、そのエコー信号
を除去する。そのため、エコー信号は携帯電話を介して
通話相手に送信されることはない。
【0015】また、第1のマイクロフォンに同乗者の発
声が入り込むような場合でも、スイッチを一方接点側に
切換接続しておけば、第2のマイクロフォンからもその
同乗者の発声が入力されて、その音声信号が加算部を介
して第1の音声除去手段に与えられ、第1の音声除去手
段において、第1のマイクロフォンから入力される音声
信号が上記同乗者の音声信号から除去されて携帯電話側
に出力されるため、同乗者の音声が携帯電話を介して通
話相手に送信されることはない。
【0016】請求項2の如く構成すると、第1の音声除
去手段では、第1の適応フィルタによって加算部の出力
信号と第1のフィルタ係数との畳み込み演算により第1
の相殺信号が事前に求められ、第1の演算部は、第1の
マイクロフォンの出力信号が入力されると共に第1の相
殺信号が第1の適応フィルタより入力されて、第1の演
算部により第1のマイクロフォンの出力信号と第1の相
殺信号との差分が求められて音声信号が除去される。
【0017】請求項3の如く構成すると、第2のマイク
ロフォンは指向性を有するため同乗者の発声を明瞭に入
力できるようになっており、スイッチを他方接点に切換
接続すると、第2のマイクロフォンより入力される同乗
者の音声信号が第1のマイクロフォンの出力信号と加算
され、携帯電話を介して送信される。従って、その送信
信号を受信した通話相手は、その同乗者の音声を明瞭に
聞き取れる。
【0018】請求項4の如く構成すると、スイッチが一
方接点に接続されると、第2のマイクロフォンを通し
て、加算部、第1の音声除去手段を順に経由した後に第
2の音声除去手段に入力した同乗者の音声信号は、第2
の音声除去手段により、第2のマイクロフォンより直接
に第2の音声除去手段に入力されたその同乗者の音声信
号を用いて除去されるため、スピーカより同乗者の音声
が出力されない。
【0019】請求項5の如く構成すると、第2の音声除
去手段では、第2の適応フィルタによって第2のマイク
ロフォンの出力信号と第2のフィルタ係数との畳み込み
演算により第2の相殺信号が事前に求められ、第2の演
算部では、加算部の出力信号が第1の音声除去手段を介
して入力されると共に第2の相殺信号が第2の適応フィ
ルタより入力され、第1の加算部の出力信号と第2の相
殺信号との差分が求められて同乗者の音声信号が除去さ
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る車両用のハンズフリ
ー通話装置の第1実施形態を図1に示す。
【0021】この車両用のハンズフリー通話装置は、本
体ケース1に、第1のマイクロフォン2と、第2のマイ
クロフォン3と、スピーカ26と、携帯電話4と脱着自
在に接続するためのコネクタ5と、携帯電話4に対する
操作指令を入力する操作部6と、例えば運転席周りに配
設されるシガライタのソケットに接続される図示しない
電源入力部とが接続され、本体ケース1内には、操作部
6より入力される操作指令に従って携帯電話4を制御す
る制御部7と、4端子8,9,10,11を有する第1
の音声除去手段12と、コーデック14,15と、コー
デック14を介して端子8に出力する第1の加算器17
(加算部)と、コーデック15を介して端子10に出力
する第2の加算器18と、増幅器20,21,22,2
3,24と、増幅器23の出力信号を第1の加算器17
(E側:一方接点側)と第2の加算器18(R側:他方
接点側)のいずれかに選択的に切り換え接続するスイッ
チ27とを備えて主構成される。
【0022】本体ケース1は、例えば図2に示すコンソ
ールボックス35の上面に配設され、例えば図1に示す
ように、筐体の上面の周囲に周壁1aが立設されて携帯
電話4が保持可能に形成される。
【0023】第1のマイクロフォン2は、例えば図2に
示すフロントピラー32やハンドル部33に配設されて
主に運転者の発声を入力するようになっており、入力し
た音声は増幅器22を介して第2の加算器18に入力さ
れる。
【0024】第2のマイクロフォン3は、例えば図2に
示す天井の中央部34に配設される。より詳細には、図
3に示すように、可撓式の支軸36の上端が天井の中央
部34に配設され、その下端に指向性マイク37を備え
て構成される。即ち、支軸36を曲げて指向性マイク3
7を同乗者に向けることができ、その同乗者の発声のみ
を入力できる。入力された音声は、増幅器23を介して
スイッチ27に送出される。
【0025】操作部6は、例えば携帯電話4に送信電波
を発信させる発信動作、受信を終わらせる終話動作、後
述する処理1ないし処理6(第2実施形態の場合は処理
7を含む)のハンズフリー通話機能の動作のオン/オフ
の選択などの操作指令を入力するものである。操作部6
より入力された操作指令は制御部7に受け取られ、その
操作指令に従って制御部7が制御信号をコネクタ5を介
して携帯電話4に出力することで携帯電話4に上記動作
を行わせる。なお、操作部6は例えば図2に示すフロン
トピラー32やハンドル部33に配設される。また、操
作部6は第1のマイクロフォン2と一体に形成されて配
設されてもよく、言うまでもなく、スイッチ27と一体
に形成されても構わない。
【0026】第1の音声除去手段12は、第1の適応フ
ィルタ29と、第1の演算部30とを内蔵しており、端
子8より入力される入力信号(第1の入力信号)は、端
子9より出力される一方で第1の適応フィルタ29に入
力される。
【0027】第1の適応フィルタ29は、例えばFIR
フィルタが使用されており、第1の入力信号と第1のフ
ィルタ係数との畳み込み演算により相殺信号(第1の相
殺信号)を生成し第1の演算部30に出力する。第1の
演算部30では、端子10を通して入力される入力信号
(第2の入力信号)と第1の相殺信号との差分が求めら
れ、第2の入力信号から第1の入力信号に応じた音声信
号が除去されて、端子11より出力される。なお、第1
のフィルタ係数は、上述の畳込み演算を行うごとに、例
えばLMS法により上記第1の入力信号に応じた音声信
号と相殺信号との誤差(以後、第1の相殺誤差と呼ぶ)
が最小となるように更新される。
【0028】コーデック14は、第1の加算器17の出
力信号をデジタル信号に変換して端子8に出力する一
方、端子11の出力信号をアナログ変換して増幅器24
を介してコネクタ5に送出する。
【0029】コーデック15は、端子9の出力信号をア
ナログ信号に変換して増幅器21に出力する一方、第2
の加算器18の出力信号をデジタル信号に変換して端子
10に出力させる。
【0030】増幅器22,23は、それぞれ、第1のマ
イクロフォン2の出力信号、第2のマイクロフォン3の
出力信号を増減調整して、端子10に入力する入力信号
の入力レベル[dB]が、端子9の出力信号の出力レベ
ル[dB]未満となるように設定される。この設定によ
り、第1の音声除去手段12の第1の相殺誤差を最小に
できる。
【0031】スピーカ26は、増幅器21の出力信号を
音声変換するもので、車内の適宜位置に配設される。ま
た、スピーカ26として車両に予め搭載されるスピーカ
を使用いても構わない。
【0032】上記構成の車両用のハンズフリー通話装置
において、実際に、運転者、同乗者及び通話相手の各発
声が処理される流れを図1を参照しなから個別に説明す
る。
【0033】まず、スイッチ27がE側に接続される場
合(同乗者の音声を除去したい場合)について説明す
る。
【0034】運転者が発声したときは、その発声は第1
のマイクロフォン2を通して音声信号に変換され、増幅
器22を通して増幅された後、第2の加算器18に入力
される。そして、その音声信号は、コーデック15を通
してデジタル変換され、端子10、第1の演算部30及
び端子11を順に経由して、コーデック14に出力され
る。そして、コーデック14によりアナログ変換された
後、増幅器24を通して増幅され、携帯電話4を介して
通話相手に送信される(処理1)。
【0035】通話相手が発声したときは、その送信信号
は携帯電話4により受信され、音声信号に変換されて増
幅器20に入力される。そして、増幅器20により増幅
された後、第1の加算器17を経由し、コーデック14
を通してデジタル信号に変換され端子8に入力する。こ
の入力信号(第1の入力信号)は、第1の適応フィルタ
29に入力される一方で、端子9より出力されてコーデ
ック15を通してアナログ信号に変換され、増幅器21
により増幅された後、スピーカ26を通して音声出力さ
れる。
【0036】そして、そのスピーカ26の音響の一部
は、第1のマイクロフォン2に回り込んで再び電気信号
に変換され(以下、エコー信号と呼ぶ)、増幅器22を
通して増幅された後、第2の加算器18を経由してコー
デック15に入力される。そして、エコー信号は、コー
デック15によりデジタル変換された後、端子10より
第1の演算部30に入力される。
【0037】これに平行して、第1の適応フィルタ29
では、上記第1の入力信号を用いて、そのエコー信号に
対する相殺信号(第1の相殺信号)が生成され第1の演
算部30に出力される。第1の演算部30では、そのエ
コー信号とその相殺信号との差分が求められて、そのエ
コー信号が除去される(処理2)。そのため、通信相手
に自己のエコー音が送信されることはない。
【0038】運転者と通話相手が通話している際中に同
乗者が発声したときは、その発声は指向性をもたない第
1のマイクロフォン2により取り込まれることになる。
即ち、その発声が第1のマイクロフォン2を通して音声
信号に変換され、増幅器22を通して増幅された後、第
2の加算器18を通してコーデック15に入力されてデ
ジタル信号に変換され、デジタルの音声信号として、端
子10より第1の演算部30に入力される。
【0039】これと平行して、その同乗者の発声は、第
2のマイクロフォン3からも入力され、音声信号に変換
され、増幅器23を通して増幅され、スイッチ27のE
側を経由した後、第1の加算器17に出力される。さら
にこの第1の加算器17の出力信号が、コーデック14
を通してデジタル信号に変換された後、端子8を介して
第1の適応フィルタ29に入力される。
【0040】そして、第1の適応フィルタ29では、第
1の入力信号を用いて、第1の演算部30に入力される
上記同乗者の音声信号に対する相殺信号が生成され、第
1の演算部30に出力される。第1の演算部30では、
その同乗者の音声信号とその相殺信号との差分が求めら
れて、その同乗者の音声信号が除去される(処理3)。
その為、同乗者の音声が通話相手に送信されるのが防止
される。
【0041】次に、スイッチがR側に接続される場合
(同乗者の音声を強調したい場合)について説明する。
【0042】運転者が発声したときは、上記処理1と同
じ流れで処理されて、通話相手に送信される(処理
4)。
【0043】通話相手が発声したときは、上記処理2と
同じ流れで処理されて、スピーカ26から音声出力され
ると共にスピーカ26より第1のマイクロフォン2に回
り込んだ音響は第1の演算部30で除去される(処理
5)。その為、通話相手に自己のエコー音が送信される
ことはない。
【0044】同乗者が発声したときは、その発声は主と
して指向性のある第2のマイクロフォン3により入力さ
れ音声信号に変換された後、増幅器23を通して増幅さ
れ、スイッチ27のR側を経由して、第2の加算器18
に入力される。その同乗者の発声は指向性をもたない第
1のマイクロフォン2からも補助的に入力され、第1の
マイクロフォン2により音声信号に変換されて、増幅器
22を通して増幅された後、第2の加算器18に入力さ
れ、増幅器23より出力されたその同乗者の音声信号に
加算されて処理される。
【0045】そして、第2の加算器18の出力信号は、
コーデック15を通してデジタル信号に変換された後、
端子10、第1の演算部30及び端子11を順に経由し
てコーデック14に入力されアナログ信号に変換され
る。そして、増幅器24を通して増幅された後、携帯電
話4を介して送信される(処理6)。このため、通話相
手は同乗者の音声をはっきりと聞くことができる。
【0046】上述の車両用のハンズフリー通話装置によ
れば、スピーカ26より音声出力された通話相手の音声
が第1のマイクロフォン2に回り込んだとしても、上記
処理2又は上記処理5により、携帯電話4より送信され
る前に除去できる為、エコー音声の発生が防止でき通話
相手は快適に会話ができる。
【0047】更に、運転者の音声と共に入り込む同乗者
の音声が雑音となり、通話相手にとって運転者の音声を
聞きにくくするときは、スイッチ27の接点をE側に切
り換えて、上記処理3により、送信信号からその同乗者
の音声信号を除去させることでS/N比が向上し、運転
者の音声が聞き易くなる。
【0048】また、運転者に加えて同乗者もハンズフリ
ー通話に参加するときは、スイッチ27の接点をR側に
切り換えて、上記処理6により、その同乗者の音声を明
瞭な音声で送信できるため、通話相手はその同乗者の音
声がはっきりと聞き取れる。
【0049】更に、第1の音声除去手段12として通常
のエコーキャンセラをそのままの仕様で使うことができ
るため、開発コストが抑えられる。
【0050】次に、図4を用いて第2実施形態を説明す
る。第2実施形態は、第1実施形態をさらに改善したも
のである。即ち、スイッチ27をE側に接続した際に、
スピーカ26より同乗者の音声が出力されないように改
善したもである。その構成を図4で説明する。
【0051】この車両用のハンズフリー通話装置は第1
実施形態において、更に、4端子40,41,42,4
3を有する第2の音声除去手段44と、コーデック4
6,47と、増幅器49,50とを付加したものであ
る。
【0052】第2の音声除去手段44は、第2の適応フ
ィルタ51と、第2の演算部52とを内蔵しており、端
子42より入力する入力信号(第3の入力信号)は、端
子43より出力される一方で第2の適応フィルタ51に
入力されるように構成されている。
【0053】第2の適応フィルタ51は、例えばFIR
フィルタが使用されており、第3の入力信号と第2のフ
ィルタ係数との畳み込み演算により相殺信号(第2の相
殺信号)を生成して第2の演算部52に出力する。第2
の演算部52では、端子40を通して入力された入力信
号(第4の入力信号)と第2の相殺信号との差分が求め
られ、第4の入力信号から上記第3の入力信号に応じた
音声信号が除去されて端子43より出力される。なお、
第2のフィルタ係数は、上述の畳込み演算が行われるご
とに、例えばLMS法により、上記第3の入力信号に応
じた音声信号と第2の相殺信号との誤差(以後、第2の
相殺誤差と呼ぶ)が最小となるように更新される。
【0054】コーデック46は、コーデック15より増
幅器49を介して出力される信号をデジタル信号に変換
して端子40に出力する一方で、端子43の出力信号を
アナログ信号に変換して増幅器50に出力する。増幅器
50の出力信号は第2の加算器18に入力される。
【0055】コーデック47は、端子41の出力信号を
アナログ信号に変換して増幅器21に出力する一方、ス
イッチのE側を経由する信号をアナログ信号に変換して
端子42に出力する。
【0056】増幅器49は、コーデック15の出力信号
を増減調整して、端子40に入力する入力信号の入力レ
ベル[dB]が、端子43の出力信号の出力レベル[d
B]未満となるように設定される。この設定により、第
2の音声除去手段44の第2の相殺誤差を最小にでき
る。
【0057】増幅器50は、コーデック46の出力信号
を増減調整して、端子10に入力する入力信号の入力レ
ベル[dB]が、端子9の出力信号の出力レベル[d
B]未満となるように設定される。この設定により、第
1の音声除去手段12の相殺誤差を最小にできる。
【0058】この構成の車両用のハンズフリー通話装置
における動作を図4を参照しながら次に説明する。な
お、言うまでもなく第1実施形態での処理1ないし6の
動作は、この構成の車両用のハンズフリー通話装置にお
いても同様に動作するため、ここではそれらの説明は省
略する。
【0059】同乗者の音声を消す目的でスイッチがE側
に接続されているときは、第2のマイクロフォン3より
取り込まれて第1の加算器17を経由し端子9より出力
される同乗者の音声信号は、コーデック15を通してア
ナログ信号に変換され、増幅器49を通して増幅された
後、コーデック46に入力されてデジタル変換される。
その後、その音声信号は、端子40より第2の演算部5
2に入力される。
【0060】また、第2のマイクロフォン3より取り込
まれてスイッチ27のE側を経由した増幅器23の出力
信号は、コーデック47にも出力されており、そこでデ
ジタル信号に変換されて端子42に入力される。端子4
2を通して入力される入力信号(第3の入力信号)は、
第2の適応フィルタ51に入力される一方で端子43よ
り出力される。
【0061】そして、第2の適応フィルタ51では、上
記第3の入力信号を用いて、第2の演算部52に入力さ
れる上記同乗者の音声信号に対する相殺信号(第2の相
殺信号)を生成しており、それを第2の演算部52に出
力する。第2の演算部52では、上記同乗者の音声信号
と第2の相殺信号との差分が求められ、その同乗者の音
声信号が除去される(処理7)。その為、同乗者の音声
信号がスピーカ26から音声出力されるのが防止され
る。
【0062】なお、端子43より出力される音声信号
は、コーデック46を通してアナログ信号に変換された
後、増幅器50を経由して第2の加算器18に入力され
る。そこで、その音声信号は、増幅器22より第2の加
算器18に入力されたその同乗者の音声信号と加算され
て上述した処理3により処理される。
【0063】この車両用のハンズフリー通話装置によれ
ば、第1実施形態の効果に加え、上述の処理3の際に、
第1の加算部17に入力した同乗者の音声信号がスピー
カ26より音声出力されるのが防止できるため、車内で
通話相手の音声が聞き取り易くなる。
【0064】また、第2の音声除去手段44として通常
のエコーキャンセラをそのままの仕様で使うことができ
るため、開発コストが抑えられる。
【0065】図6は、第2実施形態の変形例で、指向性
を有するマイクロフォンを助手席及び後部座席の各席に
それぞれ配設した場合の電気的構成図である。第2実施
形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。第
2実施形態と異なる部分は、指向性を有する第2,第
3,第4のマイクロフォン3a,3b,3cを備え、そ
れらは各増幅器23,23b、23cを介して各スイッ
チ27,27b、27cに接続される。各スイッチ2
7,27b、27cのE側の接点は、第3の加算器60
に接続されて、第3の加算器60の出力信号がコーデッ
ク47を介して端子42に出力されるようになってお
り、さらに各E側の接点は第1の加算器17aにも接続
される。また、各スイッチ27,27b、27cのR側
の接点は、加算器18aに接続される。
【0066】第2のマイクロフォン3aは、助手席専用
のもので、例えば図2に示すダッシュボードの助手席の
正面部56に配設される。
【0067】第3,第4のマイクロフォン3b,3c
は、後部座席専用で、例えば図2に示す運転席又は助手
席のヘッドレスト後面57,58に配設される。より詳
細には、図5に示す如く、ヘッド・レスト57の後面側
に軸60が縦姿勢に設けられ、第3のマイクロフォン3
bは、その軸60の軸芯周りに回転自在に支持される。
同様に第4のマイクロフォン3cは、ヘッド・レスト5
8の後面側に配設される。この変形例の車両用のハンズ
フリー通話装置によれば、複数の同乗者(この場合は3
人以下の同乗者)のそれぞれに対して、同時に、第1の
実施形態の効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、受話信
号を第1の音声除去手段に入力させて、エコーに対する
相殺信号(第1の相殺信号)を生成させることで、スピ
ーカより第1のマイクロフォンに回り込んだ通話相手の
音声(エコー)は、第1の音声除去手段に入力した際
に、第1の相殺信号によって除去されるため、通話相手
には耳障りなエコーがなくなり、快適に通信会話ができ
る。
【0069】更に、スイッチ操作により第2のマイクロ
フォンの出力信号を第1の音声除去手段に入力させて同
乗者の音声に対する相殺信号(第1の相殺信号)を生成
させることで、第1のマイクロフォンに入り込み、通話
相手にとって雑音となる同乗者の音声信号は、第1の音
声除去手段に入力した際に、第1の相殺信号によって除
去されるため、S/Nを向上させて運転者の音声を送信
できる。
【0070】請求項2に記載の発明によれば、第1の音
声除去手段は、一般のハンズフリー通話装置に標準的に
内蔵されるエコーキャンセラをそのままの仕様で使用可
能なため、第1の音声除去手段の開発及び製造コストが
かからず低価格な車両用のハンズフリー通話装置が提供
できる。
【0071】請求項3に記載の発明によれば、スイッチ
操作で携帯電話側に切り換え接続することで、第2のマ
イクロフォンの出力信号を、脱着自在に接続される携帯
電話を介して送信できるため、運転者に加えて同乗者も
ハンズフリー通話に参加したとしても、その同乗者の音
声を明瞭な音声で送信できるため、通話相手はその同乗
者の音声がはっきりと聞き取れる。
【0072】請求項4に記載の発明によれば、スイッチ
を一方接点側に切り換え接続しているときに、加算部に
入力する第2のマイクロフォンの出力信号がスピーカよ
り出力されなくなるため、当該車両内においても通話相
手の音声が聞き取り易くできる。
【0073】請求項5に記載の発明によれば、第2の音
声除去手段は、一般のハンズフリー通話装置に標準的に
内蔵されるエコーキャンセラと同一のものをそのままの
仕様で使用可能なため、第2の音声除去手段の開発及び
製造コストがかからず低価格な車両用のハンズフリー通
話装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の電気的構成図であ
る。
【図2】この発明の第1実施形態における車両用のハン
ズフリー通話装置の配置を説明する図である。
【図3】この発明の第1実施形態における第2のマイク
ロフォンを説明する図である。
【図4】この発明の第2実施形態の電気的構成図であ
る。
【図5】この発明の後部座席専用のマイクロフォンの配
設を説明する図である。
【図6】この発明の第1実施形態の変形例における電気
的構成図である。
【符号の説明】
2 第1のマイクロフォン 3 第2のマイクロフォン 4 携帯電話 17 第1の加算器 12 第1の音声除去手段 26 スピーカ 27 スイッチ 29 第1の適応フィルタ 30 第1の演算部 44 第2の音声除去手段 51 第2の適応フィルタ 52 第2の演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高阪 光昭 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5K027 AA11 AA16 BB03 DD10 DD11 DD12 DD14 DD18 HH03 5K046 HH11 HH56 HH71 HH79

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話と脱着自在に接続されて用いら
    れる車両用のハンズフリー通話装置であって、 車内に配設されるスピーカと、 運転席の周辺に配設される第1のマイクロフォンと、 助手席又は後部座席の周辺に配設される指向性を有する
    第2のマイクロフォンと、 少なくとも前記携帯電話より送出される受話信号が入力
    される加算部と、 一方接点への切換操作により前記第2のマイクロフォン
    の出力信号を前記加算部に選択的に入力させるスイッチ
    と、 前記第1のマイクロフォンの出力信号と前記加算部の出
    力信号が入力されて、前記加算部の出力信号が前記スピ
    ーカに出力されると共に、前記第1のマイクロフォンの
    出力信号から前記加算部の出力信号に応じた音声信号を
    除去して前記携帯電話に出力する第1の音声除去手段
    と、を備えることを特徴とする車両用のハンズフリー通
    話装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の音声除去手段は、 前記加算部の出力信号と第1のフィルタ係数との畳み込
    み演算により第1の相殺信号を生成する第1の適応フィ
    ルタと、 前記第1のマイクロフォンの出力信号と前記第1の相殺
    信号との差分を求める第1の演算部とを含むことを特徴
    とする請求項1に記載の車両用のハンズフリー通話装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチの他方接点が前記第1のマ
    イクロフォンから前記携帯電話への配線経路途中に接続
    され、前記スイッチの他方接点への切換操作により前記
    第2のマイクロフォンの出力信号を前記第1のマイクロ
    フォンの出力信号に加算させて前記携帯電話に出力する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用の
    ハンズフリー通話装置。
  4. 【請求項4】 前記スピーカと前記第1の音声除去手段
    の間に接続される第2の音声除去手段を更に備え、 前記第2の音声除去手段は、前記スイッチの一方接点へ
    の切換操作により前記第2のマイクロフォンの出力信号
    が入力されて、前記第1の音声除去手段を介して出力さ
    れる前記加算部の出力信号から前記第2のマイクロフォ
    ンの出力信号に応じた音声信号を除去して前記スピーカ
    に出力することを特徴とする請求項1に記載の車両用の
    ハンズフリー通話装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の音声除去手段は、 前記第2のマイクロフォンの出力信号と第2のフィルタ
    係数との畳み込み演算により第2の相殺信号を生成する
    第2の適応フィルタと、 前記第2の音声除去手段に入力する前記加算部の出力信
    号と前記第2の相殺信号との差分を求める第2の演算部
    とを含むことを特徴とする請求項4に記載の車両用のハ
    ンズフリー通話装置。
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