JP2000195382A - 多方向操作キ―構造 - Google Patents

多方向操作キ―構造

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JP2000195382A JP10371602A JP37160298A JP2000195382A JP 2000195382 A JP2000195382 A JP 2000195382A JP 10371602 A JP10371602 A JP 10371602A JP 37160298 A JP37160298 A JP 37160298A JP 2000195382 A JP2000195382 A JP 2000195382A
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
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    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板に負荷が加わることなく多方向に一
定の操作荷重で操作でき、電子機器のケースを薄型化で
きる多方向操作キー構造を提供する。 【解決手段】 所定の操作面に操作キー穴10bを形成
した電子機器のフロントケース10を設け、このケース
10の操作キー穴10bに第1回動軸26aを中心とし
て回動可能に軸支される第1回動部材26及び第1回動
軸26aと直交する方向に第2回動軸24aを中心とし
て第1回動部材26に回動可能に軸支される第2回動部
材24を設けるとともに第2回動部材24の中心部に貫
通するように形成した貫通穴24cに装着されて下方向
に降下動作するプッシュキー22を有した多方向操作部
20を備え、ケース10の操作面で動作する多方向操作
部20の多方向動作に応じてケースの内部でオン・オフ
される板バネ接点部2を複数形成した回路基板1を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多方向操作キー構
造に係り、より詳細には電子機器ケースの操作面に配置
されて多方向に動作することにより複数の機能を一つの
キーで操作可能に設けた多方向操作キー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器は、種々の機能が付加さ
れて多機能化されている一方、使用者が所定の機能を容
易に且つ確実に実行できるように様々な操作キーを配置
して操作性を向上している。特に、例えば、PHS、携
帯電話機などの移動体通信端末においては頻繁に種々の
機能が付加されるため、これに応じて使用者が容易に操
作できる操作性の良い操作キーを開発している。従来、
このような移動体通信端末の操作キーとしては、例え
ば、多方向に動作して複数の機能を一つの操作キーで操
作できる多方向操作キーをよく使用している。また、こ
のような従来の多方向操作キー構造としては、例えば、
表示画面(LCD)上のカーソルを4方向に移動する4
方向キー(又は十字キー)がよく知られている。図17
は、このような4方向の操作を可能にした従来の多方向
操作キー構造を示す斜視図である。また、図18は、図
17に示した多方向操作キーの底面を示す斜視図であ
る。また、図19は、図17に示したL−L線断面での
多方向操作キーの動作を示す動作説明図であり、図19
(a)は回路基板上に配置された状態を、図19(b)
は多方向操作キーに押し圧を加えた状態を各々示してい
る。
【0003】図17に示すように、4方向の操作を可能
にした従来の多方向操作キー構造は、シリコンゴムなど
の軟質材からなり電子機器のケース内に装着されるキー
トップ40と、このキートップ40の動作に対応してオ
ン・オフする接点回路を形成した回路基板44(図19
参照)とにより形成されている。
【0004】ここで、キートップ40は、前述したよう
にシリコンゴムなどの軟質材からなり、矩形で薄板状に
形成された薄板部40aと、この薄板部40aの表面か
ら突出して内側に傾斜するスカート部40bと、このス
カート部40bの一端に延在する円筒状の4方向キー部
40cとを一体に形成している。このキートップ40
は、スカート部40bの内部が図18に示すように空洞
になっており、この空洞内の上端部には4方向キー部4
0cの4方向動作に対応する導電部材42を各々4箇所
設けている。この導電部材42は、導電材からなり内部
に電気が流れるように形成されている。
【0005】このように形成されたキートップ40は、
図19に示すように、回路基板44の上面に載置して使
用される。ここで、回路基板44の表面には、キートッ
プ40を載置した際に導電部材42と近接するように接
点パターンを形成している。この接点パターンは、図1
9(a)に示すように、回路基板44の表面にお互いに
対向するように配列させた一対の第1パターン44a及
び第2パターン44bを形成している。また、回路基板
44は、第1パターン44aから第2パターン44bに
電流が流れることにより電子機器の所定の機能を実行で
きるように形成されている。
【0006】従って、キートップ40は、4方向のうち
所定の一方向である図19(b)に示す矢印方向から押
し圧を加えると、スカート部40bが変形して導電部材
42が降下することにより、導電部材42が回路基板4
4の第1パターン44aと第2パターン44bとに各々
当接する。このように、回路基板44は、導電部材42
が降下して第1パターン44aと第2パターン44bと
に各々当接することで、第1パターン44aから導電部
材42を介して第2パターン44bに電流が流れる。こ
のように回路基板44では、第1パターン44aから導
電部材42を介して第2パターン44bに電流が流れる
ことで電子機器の所定の機能が実行される。また、スカ
ート部40bは、図19(b)に示した矢印方向に押し
圧が加えられると、ある部分は収縮し、ある部分は水平
方向に引っ張られ、また、ある部分は引っ張り部と収縮
部との中間状態になり様々な形状に変形する。そして、
キートップ40に加えた押し圧を解除すると、スカート
部40aの復元力により図19(a)に示した状態に戻
る。
【0007】このように、4方向の操作を可能にした従
来の多方向操作キー構造は、キートップ40にシリコン
ゴムなどの軟質材により復元力を備えたスカート部40
bを形成し、押し圧により4方向に傾斜させて接点を短
絡することで電子機器の所定の機能を実行していた。
【0008】一方、このような4方向に操作する従来の
多方向操作キー構造とは異なり、5方向の操作を可能に
する従来の多方向操作キー構造がある。図20はこのよ
うな5方向の操作を可能にした従来の多方向操作キー構
造を示す斜視図である。図20に示すように、5方向の
操作を可能にした従来の多方向操作キー構造は、電子機
器のケース内に収納され、5方向の動作に応じて5つの
接点をオン・オフする接点部品50と、この接点部品5
0を実装してケース内に収納する回路基板54とを備え
ている。
【0009】ここで接点部品50は、5方向の動作とし
て、図19(b)に示した従来技術の前後左右4方向に
よる傾斜動作と、下方向の降下動作とからなる5方向の
動作が可能に形成されている。また、接点部品50は、
内部に5つの接点(図示せず)を備えた箱状の本体50
aと、この本体50a内から延在して突出する操作軸5
0bと、この操作軸50bの先端に装着する多方向操作
キー50cとから形成されている。この接点部品50
は、操作軸50bを図20に示した前後左右方向及び下
方向に動作させることにより、本体50aの内部に設け
た5つの接点のうちいずれかをオン・オフするように形
成されている。
【0010】このように形成された5方向の操作を可能
にした従来の多方向操作キー構造によれば、図19
(b)に示した従来技術の4方向の動作に加えて、図2
0に示した上下の動作が可能になり、一つの操作キーで
5つの機能を操作できるようになる。
【0011】このように、従来の多方向操作キー構造
は、スカート部の復元力を利用した4方向キーによる動
作、及び接点部品を使用した5方向の接点動作により、
1つの操作キーで複数の機能を容易に操作できるように
形成していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多方向操作キー構造では、図17に示した4方向に動作
するキートップ40の場合、押し圧を加えてスカート部
40bを変形させて動作することにより各方向での押し
圧が変化して操作荷重も一定にならないため、キートッ
プの操作感にバラツキが発生して押し圧を一定に維持す
ることが困難であるという不具合があった。また、従来
の多方向操作キー構造では、図20に示した5方向に動
作する接点部品50の場合、部品自体が多方向に操作で
きるモジュールであるが、電子機器のケース内に収納す
る際に図17に示したキートップ40に比べて本体50
aの設置スペースを必要とするため、電子機器ケースの
厚さが増加して薄型化が困難になるという不具合があっ
た。さらに、このような接点部品50は、回路基板に半
田付けされており、5方向に動作させる外力が直接回路
基板に加わるため、半田剥離などの問題により周辺に他
の部品を実装することができないという不具合があっ
た。本発明はこのような課題を解決し、回路基板に負荷
が加わることなく多方向に一定の操作荷重で操作でき、
電子機器のケースを薄型化できる多方向操作キー構造を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電子機器のケースに装着して複数の機能
を一つの操作キーにより操作可能にする多方向操作キー
構造において、電子機器の外装を形成するケースと、こ
のケースに支持されてケースの表面で垂直方向の動作及
び傾き動作による複数の動作を可能にした多方向操作部
と、ケースの内部で前記多方向操作部が動作することに
よりオン・オフされる複数の接点を有した回路基板とを
備え、接点をオン・オフする多方向操作部の垂直方向の
動作及び傾き動作により前記回路基板に加わる必要以上
の負荷を防止するとともに多方向操作部の多方向の動作
を均等な操作荷重で操作できるように設ける。
【0014】ここで、回路基板に設けた複数の接点は、
押し圧により金属板バネが変形して回路基板上に形成し
た2つの回路パターンに当接して短絡することにより電
流が流れて所定の機能を実行する板バネ接点部であるこ
とが好ましい。また、多方向操作部は、ケースの表面に
平行する所定の軸方向を中心に回動可能に軸支した第1
回動部材を設け、この第1回動部材を軸支した方向と直
交する方向を中心として第1回動部材に回動可能に軸支
される第2回動部材を設けることにより、十字方向の4
方向に回動して傾き動作をするように設けることが好ま
しい。また、多方向操作部には、第2回動部材の中心部
に装着されて垂直方向に動作して接点をオン・オフする
プッシュキーを備え、垂直方向の動作をするように設け
ることが好ましい。また、多方向操作部は、垂直方向の
動作及び傾き動作が所定の位置で停止するように設け、
回路基板に必要以上の外力が加わらないように形成する
ことが好ましい。また、電子機器としては、PHS電話
機、携帯電話機、トランシーバなどの移動体通信端末に
採用することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による多方向操作キー構造の実施の形態を詳細に説明す
る。図1は、本発明による多方向操作キー構造を携帯電
話機に採用した第1の実施の形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示したA−A線の断面を示す断面図であ
る。また、図3は、図1に示したB−B線の断面を示す
断面図である。また、図4は、図2に示したE部の詳細
を示す拡大図である。また、図5は、図2に示したF部
の詳細を示す斜視図である。
【0016】図1に示すように、本発明による多方向操
作キー構造を携帯電話機に採用した第1の実施の形態
は、携帯電話機の外装表面を形成するフロントケース1
0と、このフロントケース10に支持されてフロントケ
ース10の表面で下方向の降下動作及び傾き動作による
複数の動作を可能にした多方向操作部20と、フロント
ケース10に装着されて多方向操作部20の傾き及び下
方向の降下動作によりオン・オフされる複数の板バネ接
点部2を設けた回路基板1とを備えている。また、フロ
ントケース10には、図示されていないが、リアケース
が嵌合され、携帯電話機の外装を形成している。
【0017】ここで、フロントケース10は、略中央部
に円形状に開口する操作キー穴10bを形成している。
この操作キー穴10bには、内周から突出して中心に向
かって延在するリブ10cを形成している。このリブ1
0cには、図1に示した左右方向の両側に凹状の切り欠
き部を設け、この切り欠き部に、更に開口した回動凹部
10aを形成している。そして、この回動凹部10aに
は、多方向操作部20が回動可能に装着されている。
【0018】多方向操作部20は、フロントケース10
の回動凹部10aに回動可能に軸支されるリング状の第
1回動部材26と、この第1回動部材26を軸支した方
向と直交する方向を中心として第1回動部材26に回動
可能に軸支される第2回動部材24と、この第2回動部
材24の中心部に貫通するように装着されたプッシュキ
ー22とを備えている。ここで、第1回動部材26は、
リング状に形成され、このリング状の外周から図1に示
した左右方向に突出してフロントケース10の回動凹部
10aに装着する第1回動軸26aと、この第1回動軸
26aと直交する図1に示した前後方向に開口する回動
穴26bとを一体に形成している。この第1回動部材2
6の第1回動軸26aは、棒状に突出して形成され、フ
ロントケース10の回動凹部10aに挿入することで第
1回動部材26をフロントケース10に回動可能に軸支
している。また、第1回動部材26には、回動穴26b
に第2回動部材24が回動可能に軸支されている。
【0019】第2回動部材24は、円筒状の円筒部24
eと、この円筒部24eの上端に円板状に形成された上
面部24dとを一体に形成している。また、円筒部24
eには、外周から図1に示した前後方向に突出する第2
回動軸24を一体に形成している。そして、上面部24
dには、表面の中心部を凹状に形成した凹部24bを形
成し、この凹部24b内の底面には円筒部24e内に貫
通する貫通穴24cが2箇所形成されている。このよう
に形成された第2回動部材24は、円筒部24eに設け
た第2回動軸24aを第1回動部材26の回動穴26b
に挿入することで軸支される。また、第2回動部材24
の凹部24bには、図1に示した下方向に降下動作する
プッシュキー22を装着している。
【0020】プッシュキー22は、円板状に形成された
プッシュ部22aと、このプッシュ部22aの表面から
延在する軸部22bと、この軸部22bの近傍にプッシ
ュ部22aの表面から延在するツメ形状を備えたツメ部
22cとを一体に形成している。そして、このプッシュ
キー22は、第2回動部材24の凹部24bに形成した
貫通穴24cに各々軸部22bとツメ部22cとを挿入
することでプッシュ部22aが凹部24bに嵌入するよ
うに装着される。この際、プッシュキー22と第2回動
部材24との間には、軸部22bに挿入させて装着する
軟質材からなるクッション28を介在させている。ま
た、フロントケース10には、内部に回路基板1が装着
されている。この回路基板1は、表面に回路パターン
(図示せず)を形成しているとともに、所定のパターン
上には複数の板バネ接点部2が形成されている。
【0021】ここで、フロントケース10に回路基板1
と多方向操作部20とを装着すると、図2に示すよう
に、回路基板1と多方向操作部20とがお互いに近接し
て配置され、板バネ接点部2がプッシュキー22の軸部
22b及び第2回動部材24の下部に各々配置される。
そして、この第2回動部材24とプッシュキー22と
は、第1回動部材26により、図3に示すようにフロン
トケース10の回動凹部10aに回動可能に軸支されて
いる。また、プッシュキー22は、第2回動部材24の
貫通穴24cに軸部22bとツメ部22cとを挿入し、
このツメ部22cを第2回動部材24に係合させて外れ
ないように装着されている。また、プッシュキー22
は、クッション28により上部に付勢され、第2回動部
材24から所定の間隔をおいた状態で配置されている。
【0022】この第2回動部材24は、板バネ接点部2
と接する円筒部24eの下端に、図4に示すように、凸
部24fを形成している。また、この凸部24f及びプ
ッシュキー22の軸部22bに接する板バネ接点部2
は、図5に示すように、回路基板1の表面に形成されて
おり、この回路基板1の表面に円形状に形成された第2
パターン2bと、この第2パターン2bを囲むように円
環状に形成された第1パターン2aと、この第1パター
ン2aに電気的に接続されて弾性を備える略半球状に形
成した板バネ2cとにより形成されている。そして、回
路基板1は、第1パターン2aから第2パターン2bに
電流が流れることにより携帯電話機の所定の機能を実行
できるように形成されている。
【0023】従って、板バネ接点部2は、図5に示した
軸部22bを降下させて押し圧を加えることにより、板
バネ2cが変形して第2パターン2bとに当接する。こ
れにより、回路基板1は、第1パターン2aから板バネ
2cを介して第2パターン2bに電流が流れて携帯電話
機の所定の機能を実行することができる。この板バネ接
点部2は、プッシュキー22の下方向の降下動作及び図
1に示した矢印D、C方向の回転により傾く第2回動部
材24の傾斜動作に各々対応させて、回路基板1上の所
定位置に複数配置している。この際、複数の板バネ2c
は、図示されていないが、所定のテープに複数装着する
とともに一括して回路基板1に形成した複数の第1パタ
ーン2aに各々電気的に接続できるように装着してい
る。
【0024】次に、このように形成された本発明による
多方向操作キー構造を携帯電話機に採用した第1の実施
の形態の動作を図6乃至図9を参照して詳細に説明す
る。図6は、図1に示したB−B線断面でのプッシュキ
ー22の動作を示す断面図である。また、図7は、図6
に示したG部の詳細を示す斜視図である。また、図8
は、図1に示したA−A線断面での矢印C方向に回動す
る第1回動部材26の動作を示す断面図である。また、
図9は、図1に示したB−B線断面での矢印D方向に回
動する第2回動部材24の動作を示す断面図である。
【0025】図6に示すように、まず、プッシュキー2
2は、図6に示した矢印方向から押し圧を加えることに
より、図2に示したクッション28を圧縮して第2回動
部材24に当接するように降下する。尚、クッション2
8については、代替品としてコイルバネであってもよ
い。この際、プッシュキー22の軸部22bは、図7に
示すように、回路基板1上に設けた板バネ接点部2の板
バネ2cの上部に降下し、この板バネ2cを変形させて
第2パターン2bに当接させる。ここで、プッシュキー
22は、図2に示したように押し圧を加えて降下させる
際、所定の位置で第2回動部材24に当接してそれ以上
降下しないため、回路基板1に必要以上に負荷を加える
ことがなくなる。このように、軸部22bが降下して図
7に示したように板バネ2cを第2パターン2bに当接
させると、第1パターン2aから板バネ2cを介して第
2パターン2bに電流が流れて携帯電話機の所定の機能
が実行される。そして、押し圧を解除するとプッシュキ
ー22は、クッション28と板バネ2cの弾性力により
押し上げられて図2及び図3に示した元の状態に戻る。
【0026】一方、第1回動部材26は、第2回動部材
24の上端部に図8に示す矢印方向から押し圧を加える
ことで、第1回動部材26が図1に示した第1回動軸2
6aを中心に矢印C方向に回動する。このように第1回
動部材26が回動すると、図8に示したように第2回動
部材24が同時に傾いて凸部24fにより板バネ接点部
2が押される。ここで、第2回動部材24は、図8に示
した矢印方向から押し圧が加えられて傾く際、所定の位
置でフロントケース10のリブ10cに当接して停止す
るため、凸部24fにより回路基板1に必要以上に負荷
を加えることがなくなる。このように、第2回動部材2
4の凸部24fは、図7に示した軸部22bと同様に、
板バネ2cを変形させて第2パターン2bに当接させ
る。これにより回路基板1では、第1パターン2aから
板バネ2cを介して第2パターン2bに電流が流れるこ
とにより、携帯電話機の他の機能を実行することができ
る。そして、押し圧を解除すると第2回動部材24は、
板バネ2cの弾性力により回動して第1回動部材26と
同時に図2及び図3に示した元の状態に戻る。
【0027】また、第2回動部材24は、上端部に図9
に示す矢印方向から押し圧を加えることで、図1に示し
た第2回動軸24aを中心に矢印D方向に回動して傾
く。このように第2回動部材24が回動して傾くと、図
9に示したように凸部24fにより板バネ接点部2が押
される。ここで、第2回動部材24は、図9に示した矢
印方向から押し圧が加えられて傾く際、所定の位置でフ
ロントケース10のリブ10cに当接して停止するた
め、凸部24fにより回路基板1に必要以上に負荷を加
えることがなくなる。このように、第2回動部材24の
凸部24fは、図7に示した軸部22bと同様に、板バ
ネ2cを変形させて第2パターン2bに当接させる。こ
れにより回路基板1では、第1パターン2aから板バネ
2cを介して第2パターン2bに電流が流れることで、
携帯電話機の更なる他の機能を実行することができる。
そして、押し圧を解除すると第2回動部材24は、板バ
ネ2cの弾性力により回動して図2及び図3に示した元
の状態に戻る。
【0028】以上、説明したように本発明による多方向
操作キー構造の第1の実施の形態によると、第1回動部
材26及び第2回動部材24により図1に示した前後左
右方向の傾き動作を可能にし、プッシュキー22により
図1に示した下方向の降下動作を可能にすることで、5
方向の動作が可能な多方向操作キーを得ることができ、
この5方向の動作が所定の位置で停止するように設けて
いるため、回路基板1に必要以上の負荷が加わることを
防止することができる。また、フロントケース10に直
接、多方向操作部20を装着して動作させているため、
図20に示した従来技術の多接点部品50の本体50a
が不要になりフロントケース10の薄型化を実現できる
とともに、フロントケース10の形状により5方向の動
作ストローク及び押し圧を全て一定に調節して操作感を
向上することが可能になる。
【0029】次に、添付図面を参照して本発明による多
方向操作キー構造の第2の実施の形態を詳細に説明す
る。図10は、本発明による多方向操作キー構造を携帯
電話機に採用した第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。図11は、図10に示したI−I線の断面を示す断
面図である。また、図12は、図11に示したL部の詳
細を示す断面図である。ここで、第2の実施の形態は、
第1の実施の形態での多方向操作部以外は全て同じ構成
要素であり、同じ構成要素には同一符号を記載してい
る。
【0030】図10に示すように、本発明による多方向
操作キー構造を携帯電話機に採用した第2の実施の形態
は、携帯電話機の外装表面を形成するフロントケース1
0と、このフロントケース10に支持されてフロントケ
ース10の表面で下方向の降下動作及び傾き動作による
複数の動作を可能にした多方向操作部30と、フロント
ケース10に装着されて多方向操作部30の傾き及び降
下動作によりオン・オフされる複数の板バネ接点部2を
設けた回路基板1とを備えている。また、フロントケー
ス10には、図示されていないが、リアケースが嵌合さ
れ、携帯電話機の外装を形成している。
【0031】ここで、フロントケース10には、略中央
部に開口する操作キー穴10bと、この操作キー穴10
bの内周から突出して延在するリブ10cと、このリブ
10cの図10に示した左右方向の両側に設けた切り欠
き部に開口した回動凹部10aとを形成している。そし
て、この回動凹部10aには、多方向操作部30が回動
可能に装着されている。
【0032】この多方向操作部30は、フロントケース
10の回動凹部10aに回動可能に軸支されるリング状
の第1回動部材36と、この第1回動部材36を軸支し
た方向と直交する方向を中心として第1回動部材36に
回動可能に軸支される第2回動部材34と、この第2回
動部材34の中心部に貫通するように装着されたプッシ
ュキー32とを備えている。ここで、第1回動部材36
は、リング状に形成され、このリング状の外周から図1
0に示した左右方向に突出してフロントケース10の回
動凹部10aに装着する第1回動軸36aと、この第1
回動軸36aと直交する図10に示した前後方向に開口
する回動穴36bとを一体に形成している。この第1回
動部材36の第1回動軸36aは、棒状に突出させて形
成してフロントケース10の回動凹部10aに挿入する
ことで、第1回動部材36をフロントケース10に回動
可能に軸支している。また、第1回動部材36には、回
動穴36bに第2回動部材34が回動可能に軸支されて
いる。
【0033】第2回動部材34は、円筒状の円筒部34
eと、この円筒部34eの上端に円板状に形成された上
面部34dとを一体に形成している。また、円筒部34
eには、外周から図10に示した前後方向に突出する第
2回動軸34aを一体に形成している。そして、上面部
34dには、表面から円筒部34e内に貫通する貫通穴
34cが2箇所形成されている。このように形成された
第2回動部材34は、円筒部34eに設けた第2回動軸
34aを第1回動部材36の回動穴36bに挿入するこ
とで軸支される。また、第2回動部材34には、図10
に示した下方向に降下動作するプッシュキー32を装着
している。
【0034】プッシュキー32は、図1に示したプッシ
ュキーとは異なり第2回動部材34の上面を覆うように
円板状に形成されたプッシュ部32aと、このプッシュ
部32aの表面から延在する軸部32bと、この軸部3
2bの近傍にプッシュ部32aの表面から延在するツメ
形状を備えたツメ部32cとを一体に形成している。そ
して、このプッシュキー32は、第2回動部材34の貫
通穴34cに各々軸部32bとツメ部32cとを挿入す
ることで第2回動部材34に装着される。この際、プッ
シュキー32と第2回動部材34との間には、軸部32
bとツメ部32cとを介して装着する軟質材からなるク
ッション38を介在させている。また、フロントケース
10には、内部に回路基板1が装着されている。この回
路基板1は、表面に回路パターン(図示せず)を形成し
ているとともに、所定のパターン上には複数の板バネ接
点部2が形成されている。
【0035】ここで、フロントケース10に回路基板1
と多方向操作部30とを装着すると、図11に示すよう
に、回路基板1と多方向操作部30とがお互いに近接し
て配置され、板バネ接点部2がプッシュキー32の軸部
32b及び第2回動部材34の下部に各々配置されてい
る。そして、この第2回動部材34とプッシュキー32
とは、第1回動部材36に支持され、フロントケース1
0の回動凹部10aに回動可能に軸支されている。ま
た、プッシュキー32は、第2回動部材34の貫通穴3
4cに軸部32bとツメ部32cとを挿入し、このツメ
部32cを第2回動部材34に係合させて外れないよう
に装着されている。また、プッシュキー32は、クッシ
ョン38により上部に付勢され、第2回動部材34から
所定の間隔をおいた状態で配置されている。尚、クッシ
ョン38については、代替品としてコイルバネであって
もよい。
【0036】また、第2回動部材34は、図12に示す
ように、板バネ接点部2と接する円筒部34eの下端が
傾斜するように切り欠いた傾斜凸部34fを形成してい
る。また、回路基板1に形成された板バネ接点部2は、
図5に示した板バネ接点部2と同じものであり、回路基
板1の表面に円形状に形成された第2パターン2bと、
この第2パターン2bを囲むように円環状に形成された
第1パターン2aと、この第1パターン2aに電気的に
接続されて弾性を備える略半球状に形成した板バネ2c
とにより形成されている。そして、回路基板1は、第1
パターン2aから第2パターン2bに電流が流れること
により携帯電話機の所定の機能を実行できるように形成
されている。
【0037】従って、板バネ接点部2は、図12に示し
た傾斜凸部34fを降下させて押し圧を加えることによ
り、板バネ32cが変形して第2パターン2bとに当接
する。これにより、回路基板1は、第1パターン2aか
ら板バネ2cを介して第2パターン2bに電流が流れて
携帯電話機の所定の機能を実行することができる。この
板バネ接点部2は、図10に示した下方向の降下動作及
び矢印J、K方向の動作に各々対応するように回路基板
1上の所定位置に複数配置している。また、複数の板バ
ネ2cは、図示されていないが、所定のテープに複数装
着して一括して回路基板1上の複数の第1パターン2a
に装着している。
【0038】次に、このように形成された第2の実施の
形態の動作を図13乃至図16を参照して詳細に説明す
る。図13は、図10に示したI−I線断面でのプッシ
ュキー32の動作を示す断面図である。また、図14
は、図13に示したM部の詳細を示す斜視図である。ま
た、図15は、図10に示したH−H線断面での矢印J
方向に回動する第1回動部材36の動作を示す断面図で
ある。また、図16は、図10に示したI−I線断面で
の矢印K方向に回動する第2回動部材34の動作を示す
断面図である。
【0039】図15に示すように、まず、プッシュキー
32は、図15に示した矢印方向から押し圧を加えるこ
とにより、図11に示したクッション38を圧縮して第
2回動部材34に当接するように降下する。この際、プ
ッシュキー32の軸部32bは、図14に示すように、
回路基板1上に設けた板バネ接点部2の板バネ2cの上
部に降下し、この板バネ2cを変形させて第2パターン
2bに当接させる。ここで、図13に示したようにプッ
シュキー32は、押し圧を加えて降下させる際、所定の
位置で第2回動部材34に当接してそれ以上降下しない
ため、回路基板1に必要以上に負荷を加えることがなく
なる。このように、軸部32bが降下して図14に示し
たように板バネ2cを第2パターン2bに当接させる
と、第1パターン2aから板バネ2cを介して第2パタ
ーン2bに電流が流れて携帯電話機の所定の機能が実行
される。そして、押し圧を解除するとプッシュキー32
は、クッション38と板バネ2cの弾性力により押し上
げられて図11に示した元の状態に戻る。
【0040】一方、第1回動部材36は、第2回動部材
34の上端部に図15に示す矢印方向から押し圧を加え
ることにより、第1回動部材36が図10に示した第1
回動軸36aを中心に矢印J方向に回動する。このよう
に、第1回動部材36が回動すると、図15に示したよ
うに第2回動部材34が同時に傾いて傾斜凸部34fに
より板バネ接点部2が押される。ここで、第2回動部材
34は、図15に示した矢印方向から押し圧が加えられ
て傾く際、所定の位置でフロントケース10のリブ10
cに当接して停止するため、傾斜凸部34fにより回路
基板1に必要以上に負荷を加えることがなくなる。この
ように、第2回動部材34の傾斜凸部34fは、図14
に示した軸部32bと同様に、板バネ2cを変形させて
第2パターン2bに当接させる。これにより回路基板1
では、第1パターン2aから板バネ2cを介して第2パ
ターン2bに電流が流れることにより、携帯電話機の他
の機能を実行することができる。そして、押し圧を解除
すると第2回動部材34は、板バネ2cの弾性力により
回動して第1回動部材36と同時に図11に示した元の
状態に戻る。
【0041】また、第2回動部材34は、上端部に図1
6に示す矢印方向から押し圧を加えることで、図10に
示した第2回動軸34aを中心に矢印K方向に回動して
傾く。このように第2回動部材34が回動して傾くと、
図16に示したように傾斜凸部34fにより板バネ接点
部2が押される。ここで、第2回動部材34は、図16
に示した矢印方向から押し圧が加えられて傾く際、所定
の位置でフロントケース10のリブ10cに当接して停
止するため、傾斜凸部34fにより回路基板1に必要以
上に負荷を加えることがなくなる。このように、第2回
動部材34の傾斜凸部34fは、図14に示した軸部3
2bと同様に、板バネ2cを変形させて第2パターン2
bに当接させる。これにより回路基板1では、第1パタ
ーン2aから板バネ2cを介して第2パターン2bに電
流が流れることで、携帯電話機の更なる他の機能を実行
することができる。そして、押し圧を解除すると第2回
動部材34は、板バネ2cの弾性力により回動して図1
1に示した元の状態に戻る。
【0042】以上、説明したように本発明による多方向
操作キー構造の第2の実施の形態によると、第1回動部
材36及び第2回動部材34により図10に示した前後
左右方向の傾き動作を可能にし、プッシュキー32によ
り図10に示した下方向の降下動作を可能にすること
で、5方向の動作が可能な多方向操作キー30を得るこ
とができるため、第1の実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。また、第2回動部材34の円筒部34e
には、下部の先端に凸状でなくテーパ状の傾斜凸部34
fを設けており、第2回動部材34が傾いた時に傾斜凸
部34fの鋭角な頂点が板バネ接点部2を押す構造にな
っているため、図4に示した凸部に比べて強度的に強く
形成することができる。また、図16に示した状態でプ
ッシュキー32の両端に押し圧が加えられた場合、第2
回動部材34の上部にプッシュキー32を延在させて設
けていることにより、図9に示した第1の実施の形態と
は異なり、プッシュキー32が動作して押し圧を吸収す
るため、第1回動軸36aが外れる方向に外力が加わる
ことを防止することができる。
【0043】以上、本発明による多方向操作キー構造の
実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実施の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で変更可能である。例えば、第1回動部材と第2回
動部材とにより十字方向に傾く多方向操作キー構造の実
施の形態を説明したが、これに限定されるものではな
く、携帯電話機の回路基板に接点部を増やせば、第1回
動部材と第2回動部材とにより多方向(例えば、8方
向)に動作させることも可能である。また、携帯電話機
に採用した多方向操作キー構造の実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、PHS、トランシ
ーバなどの移動体通信端末にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】このように本発明による多方向操作キー
構造によれば、多方向操作部の動作が所定の位置で停止
するように設けており、板バネ接点部の板バネが変形し
て所定のパターンに短絡する圧力だけが加えられるよう
に設けているため、操作荷重を必要以上に加えることが
なく、全方向の動作を一定の操作荷重で操作でき、操作
感を向上することができる。また、本発明による多方向
操作キー構造によれば、板バネ接点部の板バネを変形さ
せて短絡させる外力以外は回路基板上に加わることがな
く半田剥離などの不具合が生じないため、回路基板上に
設けた板バネ接点部の周囲に部品を実装することが可能
になり集積度が向上するとともに、薄型化、小型化され
たケース本体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多方向操作キー構造を携帯電話機
に採用した第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図3】図1に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図4】図2に示したE部の詳細を示す拡大図。
【図5】図2に示したF部の詳細を示す斜視図。
【図6】図1に示したB−B線断面でのプッシュキーの
動作を示す断面図。
【図7】図6に示したG部の詳細を示す斜視図。
【図8】図1に示したA−A線断面での矢印C方向に回
動する第1回動部材の動作を示す断面図。
【図9】図1に示したB−B線断面での矢印D方向に回
動する第2回動部材の動作を示す断面図。
【図10】本発明による多方向操作キー構造を携帯電話
機に採用した第2の実施の形態を示す斜視図。
【図11】図10に示したI−I線の断面を示す断面
図。
【図12】図11に示したL部の詳細を示す断面図。
【図13】図10に示したI−I線断面でのプッシュキ
ーの動作を示す断面図。
【図14】図13に示したM部の詳細を示す斜視図。
【図15】図10に示したH−H線断面での矢印J方向
に回動する第1回動部材の動作を示す断面図。
【図16】図10に示したI−I線断面での矢印K方向
に回動する第2回動部材の動作を示す断面図。
【図17】4方向の操作を可能にした従来の多方向操作
キー構造を示す斜視図。
【図18】図17に示した多方向操作キーの底面を示す
斜視図。
【図19】図17に示したL−L線断面での多方向操作
キーの動作を示す動作説明図。
【図20】5方向の操作を可能にした従来の多方向操作
キー構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 板バネ接点部 10 フロントケース 10a 回動凹部 10b 操作キー穴 10c リブ 20 多方向操作部 22 プッシュキー 22a プッシュ部 22b 軸部 22c ツメ部 24 第2回動部材 24a 第2回動軸 24b 凹部 24c 貫通穴 24d 上面部 24e 円筒部 24f 凸部 26 第1回動部材 26a 第1回動軸 26b 回動穴 28 クッション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のケースに装着して複数の機能
    を一つの操作キーにより操作可能にする多方向操作キー
    構造において、 前記電子機器の外装を形成するケースと、 前記ケースに支持されて前記ケースの表面で垂直方向の
    動作及び傾き動作による複数の動作を可能にした多方向
    操作部と、 前記ケースの内部で前記多方向操作部が動作することに
    よりオン・オフされる複数の接点を有した回路基板とを
    備え、 前記接点をオン・オフする前記多方向操作部の垂直方向
    の動作及び傾き動作により前記回路基板に加わる必要以
    上の負荷を防止するとともに、前記多方向操作部の多方
    向の動作を均等な操作荷重で操作できるように設けたこ
    とを特徴とする多方向操作キー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記回路基板に設けた複数の接点は、押し圧により金属
    板バネが変形して前記回路基板上に形成した2つの回路
    パターンに当接して短絡することにより電流が流れて所
    定の機能を実行する板バネ接点部であることを特徴とす
    る多方向操作キー構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部は、前記ケースの表面に平行する所定
    の軸方向を中心に回動可能に軸支した第1回動部材を設
    け、この第1回動部材を軸支した方向と直交する方向を
    中心として前記第1回動部材に回動可能に軸支される第
    2回動部材を設けることにより、十字方向の4方向に回
    動して前記傾き動作をするように設けたことを特徴とす
    る多方向操作キー構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部には、前記第2回動部材の中心部に装
    着されて垂直方向に動作して前記接点をオン・オフする
    プッシュキーを備え、前記垂直方向の動作をするように
    設けたことを特徴とする多方向操作キー構造。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記多方向操作部は、前記垂直方向の動作及び傾き動作
    が所定の位置で停止するように設け、前記回路基板に必
    要以上の外力が加わらないように形成したことを特徴と
    する多方向操作キー構造。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の多方向操作キー構造に
    おいて、 前記電子機器は、PHS電話機、携帯電話機、トランシ
    ーバなどの移動体通信端末であることを特徴とする多方
    向操作キー構造。
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