JP2000195287A - シフトレジスタ及びシリアル/パラレル変換回路並びに通信用lsi - Google Patents

シフトレジスタ及びシリアル/パラレル変換回路並びに通信用lsi

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JP2000195287A
JP2000195287A JP10372056A JP37205698A JP2000195287A JP 2000195287 A JP2000195287 A JP 2000195287A JP 10372056 A JP10372056 A JP 10372056A JP 37205698 A JP37205698 A JP 37205698A JP 2000195287 A JP2000195287 A JP 2000195287A
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flip
flop circuit
circuit
shift register
serial
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JP10372056A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレジスタの消費電力の低減化、及びチ
ップ占有面積の低減化を図ることにある。 【解決手段】 第1フリップフロップ回路(FF−2)
から第2フリップフロップ回路(FF−4)への同相転
送におけるミニマムディレイを保証するためのゲート回
路(11,12)を設けることにより、上記第1フリッ
プフロップ回路と上記第2フリップフロップ回路との間
において、それらに供給されるクロック信号とは位相の
異なるクロック信号に基づいて動作するフリップフロッ
プ回路の配置が不要とされ、それにより、シフトレジス
タの消費電力の低減化、及びチップ占有面積の低減化が
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号伝達技術に関
し、例えばファイバチャネル用送受信LSIに適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用LSIの一例としてファイバチャ
ネル用送受信LSIの構成例が示される。このファイバ
チャネル用送受信LSIは、ファイバチャネルの物理レ
イヤ機能をマクロ化したもので、受信系と送信系とを含
む。ここで、受信系は、シリアル/パラレル(S/P)
変換回路、制御回路、受信側PLL(フェイズ・ロック
ド・ループ)、セレクタ(SEL)、受信アンプ、及び
バッファ等を含んで成る。上記シリアル/パラレル変換
回路は、シリアルデータをパラレルデータに変換するも
ので、入力されたクロック信号に基づいてデータをシフ
トするシフトレジスタが配置されて成る。シフトレジス
タは、データをシフトするための複数個のフリップフロ
ップ回路が結合されて成る。
【0003】尚、ファイバチャネル用送受信LSIにつ
いて記載された文献の例としては、平成6年6月1日に
ANSI(American National St
andard Committee)から発行された
「FC−PH REV 4.3」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3には、本発明にか
かるシリアル/パラレル変換回路の比較対照とされる回
路が示され、図4には、図3における主要部の動作タイ
ミングが示される。
【0005】図3に示されるシリアル/パラレル変換回
路は、1:2のシリアル/パラレル変換回路であり、1
062.5MHzの入力クロック信号をフリップフロッ
プ回路FF−12において2分周して得た531.25
MHzの2相クロック信号(奇数クロック信号ODC
K、偶数クロック信号EVCK)が用いられる。
【0006】受信シリアルデータSDTは、入力初段の
フリップフロップ回路FF−1を介してシフトレジスタ
31,32へ伝達される。シフトレジスタ31は、5個
のフリップフロップ回路FF−2〜FF−6が直列接続
されて成る。このうち、フリップフロップ回路FF−
2,FF−4,FF−6のクロック入力端子CKには奇
数クロック信号ODCKが伝達され、フリップフロップ
回路FF−3,FF−5のクロック入力端子CKには偶
数クロック信号EVCKが伝達される。シフトレジスタ
32は、4個のフリップフロップ回路FF−7〜FF−
10が直列接続されて成る。このうち、フリップフロッ
プ回路FF−8,FF−10のクロック入力端子CKに
は奇数クロック信号ODCKが伝達され、フリップフロ
ップ回路FF−7,FF−9のクロック入力端子CKに
は偶数クロック信号EVCKが伝達される。このように
奇数クロック信号ODCKで動作されるフリップフロッ
プ回路と、偶数クロック信号EVCKで動作されるフリ
ップフロップ回路とが交互に配置されることで、入力デ
ータを的確に次段にシフトすることができるようになっ
ている。
【0007】シフトレジスタ31の後段にはセレクタ1
9が配置され、シフトレジスタ32の後段にはセレクタ
20が配置される。セレクタ19は、入力端子S1,S
2を有し、入力端子S1,S2への入力信号を、コード
検出器(A)59、及びコード検出器(B)71の出力
信号に基づいて選択的に後段のフリップフロップ回路F
F−13へ伝達する。同様に、セレクタ20は、入力端
子S1,S2を有し、入力端子S1,S2への入力信号
を、コード検出器(A)59、及びコード検出器(B)
71の出力信号に基づいて選択的に後段のフリップフロ
ップ回路FF−14へ伝達する。コード検出器59,7
1は、フリップフロップ回路FF−13から出力される
送信データAとフリップフロップ回路FF−14から出
力される送信データBとのバイトアラインを行うため
に、バイトデータの先頭ビットがシフトレジスタ31側
に含まれるか、あるいはシフトレジスタ32側に含まれ
るかを選択する必要がある。
【0008】本回路では、シリアルデータSDTに含ま
れるヘッダコード(H,Kで示される)を検出すること
によって、この選択を行うようにしている。コード検出
器59は、ノードV3,V6のコード照合を行う。一
方、コード検出器71は、ノードV2,V6のコード照
合を行う。もし、シフトレジスタ31にヘッダコード
H,Kが含まれていれば、それはコード検出器59で検
出され、セレクト信号SELAがハイレベルにアサート
される。これにより、ノードV4のデータがセレクタ1
9を介して後段のフリップフロップ回路FF−13に伝
達され、ノードV7のデータがセレクタ20を介して後
段のフリップフロップ回路FF−14に伝達される。図
4のタイミングは、シフトレジスタ31にヘッダコード
が含まれている場合であり、セレクタ19,20の経路
選択により、送信データAは、ヘッダコードHと、それ
に続くデータ“0”“0”“1”とされ、送信データB
はヘッダコードKとそれに続くデータ“1”“0”
“0”とされる。つまり、パラレルデータとして出力さ
れる。また、シフトレジスタ32にヘッダコードが含ま
れていれば、それはコード検出器71で検出され、セレ
クト信号SELBがハイレベルにアサートされる。これ
により、ノードV7のデータはセレクタ19を介して後
段のフリップフロップ回路FF−13に伝達され、ノー
ドV3のデータがセレクタ20を介して後段のフリップ
フロップ回路FF−14に伝達される。
【0009】上記シリアル/パラレル変換回路について
本願発明者が検討したところ、それに含まれるシフトレ
ジスタ31,32においてフリップフロップ回路(FF
−2〜FF6,FF−7〜FF−10)の段数が多いた
め、特にクロック周波数が1GHzを越えるような高周
波動作の場合には消費電力が不所望に多くなってしまう
ことや、上記のようにフリップフロップ回路の段数が多
くなることで、シフトレジスタのチップ占有面積が大き
くなることが見いだされた。
【0010】本発明の目的は、シフトレジスタの消費電
力の低減化を図ることにある。
【0011】また、本発明の別の目的は、シフトレジス
タのチップ占有面積の低減化を図るための技術を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0013】すなわち、入力されたデータをクロック信
号に基づいて後段回路に出力する第1フリップフロップ
回路(FF−2,FF−4,FF−8)と、上記第1フ
リップフロップ回路の後段に配置され、上記第1フリッ
プフロップ回路から伝達されたデータを上記クロック信
号に基づいて後段回路に出力する第2フリップフロップ
回路(FF−4,FF−6,FF−10)と、上記第1
フリップフロップ回路から上記第2フリップフロップ回
路への信号伝達経路に設けられ、上記第1フリップフロ
ップ回路から上記第2フリップフロップ回路への同相転
送におけるミニマムディレイを保証するためのゲート回
路(11,12、13,14、15,16)とを含んで
シフトレジスタを構成する。
【0014】上記した手段によれば、上記ゲート回路
は、上記第1フリップフロップ回路から上記第2フリッ
プフロップ回路への同相転送におけるミニマムディレイ
を保証する。このことが、上記第1フリップフロップ回
路と上記第2フリップフロップ回路との間において、そ
れらに供給されるクロック信号とは位相の異なるクロッ
ク信号に基づいて動作するフリップフロップ回路の配置
を不要とし、シフトレジスタの消費電力の低減化、及び
シフトレジスタのチップ占有面積の低減化を達成する。
【0015】また、入力されたクロック信号に同期して
シリアルデータを取り込む第3フリップフロップ回路
(FF−1)と、上記入力されたクロック信号を分周す
る分周回路(FF−12)と、上記分周回路からの分周
出力信号に基づいて、上記第3フリップフロップ回路の
出力信号を取り込んでシフトする第1シフトレジスタ
と、上記分周回路からの分周出力信号に基づいて、上記
第3フリップフロップ回路の出力信号を取り込んでシフ
トする第2シフトレジスタとを含んでシリアル/パラレ
ル変換回路が構成されるとき、上記第1シフトレジスタ
及び上記第2シフトレジスタには、上記構成のシフトレ
ジスタを適用することができる。
【0016】さらに、上記第2シフトレジスタは、入力
初段として、上記第3フリップフロップの出力信号を、
上記第1シフトレジスタに供給されるクロック信号とは
位相の異なるクロック信号で取り込むための第4フリッ
プフロップ回路(FF−7)を含んで構成することがで
きる。
【0017】そして、そのようなシリアル/パラレル変
換回路を含んで通信用LSIを構成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図6には本発明にかかる通信用L
SIの一例であるファイバチャネル用送受信LSIの構
成例が示される。
【0019】図6に示されるファイバチャネル用送受信
LSI62は、特に制限されないが、シリアルデータ転
送レート531.25Mb/S及び1.0625Gb/
Sに適合したファイバチャネルの物理レイヤ機能をマク
ロ化したもので、受信系RXと送信系TXとを含んで成
る。
【0020】受信系RXは、シリアル/パラレル(S/
P)変換回路621、制御回路625、受信側PLL
(フェイズ・ロックド・ループ)624、セレクタ(S
EL)626、受信アンプ627、及びバッファ62
9,630を含んで成る。
【0021】受信アンプ627を介して受信シリアルデ
ータが取り込まれ、それがセレクタ626を介して受信
側PLL624に入力される。受信側PLL624で
は、1ビットのシリアルデータに同期したクロック信号
SCKを生成する。このクロック信号SCKはシリアル
/パラレル変換回路621に入力される。
【0022】シリアル/パラレル変換回路621は、ク
ロック信号SCKに基づいて、シリアルデータをパラレ
ルデータRに変換する機能を有する。シリアルデータを
パラレルデータに変換するタイミング(バイトアライ
ン)は、所定のヘッダコードが検出されたときとされ
る。また、ヘッダコードが検出されたときには、COM
MAが検出されたときには、変換したパラレルデータR
と同一タイミングでCOMMA検出信号COMDETを
上位レイヤユーザ論理61に出力する。また、2相クロ
ックRBCや受信バイトクロックMONBCLKが上位
レイヤユーザ論理61に出力される。
【0023】受信側PLL624の動作制御は制御回路
625によって行われる。例えば上位レイヤユーザ論理
61からバッファ630を介して入力されるリセット信
号LCKREFがアサートされた場合、あるいは送信信
号又は受信信号にリセットを指示する所定のコードが含
まれていた場合などに受信側PLL624をリセットす
る。また、上位レイヤユーザ論理61からループバック
モード選択信号EWRAPを取り込むためのバッファ6
29が設けられ、入力されたループバックモード選択信
号EWRAPによってセレクタ626の選択状態が制御
されるようになっている。
【0024】送信系TXは、バッファ632、フリップ
フロップ631、送信側PLL622、パラレル/シリ
アル(P/S)変換回路623、及び送信アンプ628
などを含んで成る。
【0025】バッファ632を介してシステムクロック
信号が取り込まれ、このシステムクロック信号に同期し
て、フリップフロップ631により送信パラレルデータ
TXDの取り込みが行われる。送信側PLL622で
は、上記システムクロック信号が逓倍されて送信クロッ
クTXCが形成される。パラレル/シリアル回路623
は、上記送信クロックTXCに基づいて、パラレルデー
タを送信シリアルデータに変換する。この送信シリアル
データは、後段の送信アンプ628を介して外部出力さ
れる。
【0026】図1には上記シリアル/パラレル変換回路
621の構成例が示され、図2にはそれの主要部におけ
る動作タイミングが示される。
【0027】図1に示されるシリアル/パラレル変換回
路は、1:2のシリアル/パラレル変換回路であり、1
062.5MHzの入力クロック信号をフリップフロッ
プ回路FF−12において2分周して得た531.25
MHzの2相クロック信号(奇数クロック信号ODC
K、偶数クロック信号EVCK)が用いられる。
【0028】尚、図1において、図5に示されるのと同
一機能を有するものには同一符号が付されている。
【0029】図1に示されるシリアル/パラレル変換回
路621が、図3に示される構成と大きく相違するの
は、第1フリップフロップ回路から上記第2フリップフ
ロップ回路への同相転送におけるミニマムディレイを保
証するためのゲート回路が設けられることにより、シフ
トレジスタを構成するフリップフロップ回路の数が低減
されている点である。
【0030】すなわち、図1に示される回路では、図5
に示されるフリップフロップ回路FF−3,FF−5,
FF−9が省略され、それに代えてインバータ11,1
2、インバータ13,14、インバータ15,16が設
けられている。インバータ11,12、インバータ1
3,14、インバータ15,16は、それぞれフリップ
フロップ回路間の同相転送におけるミニマムディレイを
保証するためのゲート回路として設けられている。
【0031】例えば第1シフトレジスタ31において
は、フリップフロップ回路FF−2,FF−4間に、イ
ンバータ11,12が設けられ、フリップフロップ回路
FF−2の出力信号が上記インバータ11,12で若干
遅延されてから、後段のフリップフロップ回路FF4に
伝達される。同様に、フリップフロップ回路FF−4,
FF−5間には、インバータ13,14が設けられ、フ
リップフロップ回路FF−4の出力信号が上記インバー
タ13,14で若干遅延されてから、後段のフリップフ
ロップ回路FF6に伝達される。上記インバータ12及
び14の出力ノードは、それぞれV2,V3で示され
る。
【0032】そして、第2シフトレジスタ32において
は、フリップフロップ回路FF−8,FF−10間に、
インバータ15,16が設けられ、フリップフロップ回
路FF−8の出力信号が上記インバータ15,16で若
干遅延されてから、後段のフリップフロップ回路FF1
0に伝達される。上記インバータ16の出力ノードはV
6で示される。
【0033】図2には、図1に示される回路における主
要部の動作タイミングが示される。シフトレジスタ31
において、偶数クロック信号EVCKで動作されるフリ
ップフロップ回路(図5におけるFF−3,FF−5に
相当)が省略されているにもかかわらず、インバータ1
1,12及びインバータ13,14が配置されて、同相
転送におけるミニマムディレイが保証されることによ
り、図5に示される回路構成の場合と同様にデータのシ
フトを行うことができる。同様に、シフトレジスタ32
において偶数クロック信号EVCKで動作されるフリッ
プフロップ回路(図5におけるフリップフロップ回路F
F−9に相当)が省略されているにもかかわらず、イン
バータ15,16が配置され、同相転送におけるミニマ
ムディレイが保証されるため、図5に示される回路構成
の場合と同様にデータのシフトを行うことができる。
【0034】図6には、図1や図3に示されるフリップ
フロップ回路の構成例が示される。
【0035】図6に示されるように、1個のフリップフ
ロップ回路は、インバータ51、オアゲート52,5
3、ナンドゲート54,55、アンドゲート56,5
7、ノアゲート58,59が結合されて成る。データ端
子Dは、オアゲート52の入力端子やインバータ51の
入力端子に結合される。クロック端子CKは、オアゲー
ト52,53の他方の入力端子や、アンドゲート56,
57の一方の端子に結合される。ノアゲート58の出力
端子からこのフリップフロップ回路の出力端子Qが引き
だされる。しかし、このようなフリップフロップ回路
は、インバータ2個の直列回路に比べると、構成素子数
が多く、消費電流も多いし、レイアウト面積も大きくな
る。このため、図5に示されるフリップフロップ回路F
F−3,FF−5,FF−9が省略され、それに代えて
インバータ11,12、インバータ13,14、インバ
ータ15,16が設けられることは、シフトレジスタに
おける素子数の大幅な低減化を可能とし、それによりシ
フトレジスタの消費電力の低減化、及びチップ占有面積
の低減化を達成することができる。
【0036】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0037】(1)特に高周波クロック信号に基づいて
高速動作するシフトレジスタの場合には、シフトレジス
タを構成する複数のフリップフロップ回路を安定に動作
させるために奇数クロック信号で動作されるフリップフ
ロップ回路と、偶数クロック信号で動作されるフリップ
フロップ回路とが交互に配置されるが、フリップフロッ
プ回路FF−2とFF−4との間、フリップフロップ回
路FF−4とFF−6との間、フリップフロップ回路F
F−8とFF−10との間に、それぞれインバータ1
1,12、インバータ13,14、インバータ15,1
6を設けることにより、フリップフロップ回路FF−
3,FF−5,FF−9を省略しても、同相転送におけ
るミニマムディレイを保証することができる。フリップ
フロップ回路FF−3,FF−5,FF−9を省略する
ことにより、シフトレジスタにおける素子数の低減を図
ることができ、シフトレジスタの消費電力の低減、さら
にはチップ占有面積の低減を図ることができる。
【0038】(2)上記(1)の作用効果を有するシフ
トレジスタを含んでシリアル/パラレル変換回路を構成
することにより、このシリアル/パラレル変換回路にお
ける消費電力の低減及びチップ占有面積の低減を図るこ
とができる。
【0039】(3)上記(2)の作用効果を有するシリ
アル/パラレル変換回路を含んでファイバチャネル用送
受信LSIを構成する場合には、このファイバチャネル
用送受信LSIにおける消費電力の低減及びチップ占有
面積の低減を図ることができる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0041】例えば、上記の例では、フリップフロップ
回路間の同相転送におけるミニマムディレイを保証する
ためのゲート回路は、互いに直列接続された2個のイン
バータによって構成されたが、それに限定されず、偶数
個のインバータによって構成することができる。ただ
し、インバータの数をあまり多くすると、その分、素子
数が多くなるので、消費電力の低減やチップレイアウト
面積の低減を図るには、インバータの数は可能な限り少
ない方がよい。また、インバータの他に、バッファやそ
の他のゲートを適用することができる。
【0042】上記の例では、2対1のシリアル/パラレ
ル変換回路に適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、4対1や8対1、さらには1
0対1のようにデータの変換比が変わった場合でも、同
様に適用することができる。また、データの変換比が大
きくなると、その分、フリップフロップ回路の数が必然
的多くなるから、本発明の効果はより顕著となる。
【0043】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるファイ
バチャネル用送受信LSIに適用した場合について説明
したが、本発明はそれに限定されるものではなく、シフ
トレジスタとして、あるいはシリアル/パラレル変換回
路として各種半導体集積回路に広く適用することができ
る。
【0044】本発明は、少なくともフリップフロップ回
路を含むことを条件に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0046】すなわち、フリップフロップ間に設けられ
たゲート回路により、第1フリップフロップ回路から第
2フリップフロップ回路への同相転送におけるミニマム
ディレイを保証することができるので、上記第1フリッ
プフロップ回路と上記第2フリップフロップ回路との間
において、それらに供給されるクロック信号とは位相の
異なるクロック信号に基づいて動作するフリップフロッ
プ回路の配置を不要とし、それにより、シフトレジスタ
の消費電力の低減化、及びシフトレジスタのチップ占有
面積の低減化を図ることができる。
【0047】また、上記構成のシフトレジスタを含んで
シリアル/パラレル変換回路を構成することにより、こ
のシリアル/パラレル変換回路における消費電力の低減
及びチップ占有面積の低減を図ることができる。
【0048】さらに、そのようなリアル/パラレル変換
回路を含んでファイバチャネル用送受信LSIを構成す
ることにより、このファイバチャネル用送受信LSIに
おける消費電力の低減及びチップ占有面積の低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシリアル/パラレル変換回路の
構成例回路図である。
【図2】図1に示されるシリアル/パラレル変換回路に
おける主要部の動作タイミング図である。
【図3】図1に示されるシリアル/パラレル変換回路の
比較対照とされる回路の構成例回路図である。
【図4】図3に示されるシリアル/パラレル変換回路に
おける主要部の動作タイミング図である。
【図5】上記シリアル/パラレル変換回路に含まれるフ
リップフロップ回路の構成例回路図である。
【図6】本発明にかかる通信用LSIであるファイバチ
ャネル用送受信LSIの構成例ブロック図である。
【符号の説明】
11,12,13,14,15,16 インバータ 19,20 セレクタ 59,71 コード検出器 31 第1シフトレジスタ 32 第2シフトレジスタ 621 シリアル/パラレル変換回路 FF−1,FF−2,FF−4,FF−6,FF−7,
FF−8,FF−10,FF−12,FF−13,FF
−14 フリップフロップ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたデータをクロック信号に基づ
    いて後段回路に出力する第1フリップフロップ回路と、 上記第1フリップフロップ回路の後段に配置され、上記
    第1フリップフロップ回路から伝達されたデータを上記
    クロック信号に基づいて後段回路に出力する第2フリッ
    プフロップ回路と、 上記第1フリップフロップ回路から上記第2フリップフ
    ロップ回路への信号伝達経路に設けられ、上記第1フリ
    ップフロップ回路から上記第2フリップフロップ回路へ
    の同相転送におけるミニマムディレイを保証するための
    ゲート回路と、 を含んで成ることを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 【請求項2】 入力されたクロック信号に同期してシリ
    アルデータを取り込む第3フリップフロップ回路と、上
    記入力されたクロック信号を分周する分周回路と、上記
    分周回路からの分周出力信号に基づいて、上記第3フリ
    ップフロップ回路の出力信号を取り込んでシフトする第
    1シフトレジスタと、上記分周回路からの分周出力信号
    に基づいて、上記第3フリップフロップ回路の出力信号
    を取り込んでシフトする第2シフトレジスタとを含み、
    入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換する
    ためのシリアル/パラレル変換回路において、 上記第1シフトレジスタ及び上記第2シフトレジスタ
    は、それぞれ、 入力されたデータをクロック信号に基づいて後段回路に
    出力する第1フリップフロップ回路と、 上記第1フリップフロップ回路の後段に配置され、上記
    第1フリップフロップ回路から伝達されたデータを上記
    クロック信号に基づいて後段回路に出力する第2フリッ
    プフロップ回路と、 上記第1フリップフロップ回路から上記第2フリップフ
    ロップ回路への信号伝達経路に設けられ、上記第1フリ
    ップフロップ回路から上記第2フリップフロップ回路へ
    の同相転送におけるミニマムディレイを保証するための
    ゲート回路と、 を含んで成ることを特徴とするシリアル/パラレル変換
    回路。
  3. 【請求項3】 上記第2シフトレジスタは、入力初段と
    して、上記第3フリップフロップの出力信号を、上記第
    1シフトレジスタに供給されるクロック信号とは位相の
    異なるクロック信号で取り込むための第4フリップフロ
    ップ回路を含む請求項2記載のシリアル/パラレル変換
    回路。
  4. 【請求項4】 データを送信するための送信系と、デー
    タを受信するための受信系とを含む通信用LSIにおい
    て、 上記受信系は、受信されたシリアルデータをパラレルデ
    ータに変換するための変換手段を含み、上記変換手段
    は、請求項2又は3記載のシリアル/パラレル変換回路
    を含んで成ることを特徴とする通信用LSI。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357672A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Hitachi Ltd 省消費電力型メモリモジュール
US7310057B2 (en) 2004-09-30 2007-12-18 Sanyo Electric Co., Ltd. Latch clock generation circuit and serial-parallel conversion circuit
JP2009021866A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd シリアルパラレル変換回路の設計方法およびシリアルパラレル変換回路

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