JP2000194352A - 表示制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

表示制御装置及び記憶媒体

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JP2000194352A
JP2000194352A JP10372290A JP37229098A JP2000194352A JP 2000194352 A JP2000194352 A JP 2000194352A JP 10372290 A JP10372290 A JP 10372290A JP 37229098 A JP37229098 A JP 37229098A JP 2000194352 A JP2000194352 A JP 2000194352A
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fixed
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display area
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JP10372290A
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Inventor
Fumio Goto
文男 後藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、画面スクロール時に指定さ
れた任意の領域をスクロールさせないようにして、所望
の表示内容を画面上に残すことを可能とする表示制御装
置及び記憶媒体を提供することである。 【解決手段】 CPU2は、固定表示領域指定処理にお
いて、表示部4の表示画面4aに、図3(A)に示すよ
うな固定表示領域4bを表示させ、更に開始ポイント及
び終了ポイントを決定し、固定表示領域4bを点滅表示
することによって、この固定表示領域4b内の表示内容
がスクロールされないことを示す。そして、CPU2
は、表示部4の表示画面4aの表示内容がスクロールさ
れる際には、固定表示領域4b以外の表示内容のみをス
クロールし、固定表示領域4bの表示内容をスクロール
せずに固定したまま表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示制御に係り、
詳細には、画面スクロール時に所望の領域を画面内で固
定して所望の表示内容を画面内に残すことを可能とする
表示制御装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、パーソナルコンピュータ、関数
電卓等における表示制御では、表示可能な行数を超える
場合には、画面をスクロールして最上行の内容を順次画
面外に消していくという制御を行って、表示内容を更新
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、複数行のライン表示を行う表示画面を有する関数電
卓において、複数の計算式及び計算結果を順次入力、表
示する際に、最上行から順次表示内容が画面外に消され
てしまうため、前に表示されていた計算式や計算結果を
必要とする際には、表示制御の能力に従って、再確認が
不可能であったり、逆スクロールを必要とするため大変
不便であった。
【0004】本発明の課題は、画面スクロール時に指定
された任意の領域をスクロールさせないようにして、所
望の表示内容を画面上に残すことを可能とする表示制御
装置及び記憶媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の大きさの表示画面を有する表示手段(図1の表示
部4)と、前記表示画面内の所望の領域を固定表示領域
として指定する指定手段(図1の入力部3;図2のS1
02〜S105)と、前記表示画面の表示内容をスクロ
ールする際に、前記固定表示領域内の表示内容の表示位
置を変更せず、その他の表示内容のみをスクロールさせ
る表示制御手段(図1のCPU2;図3)と、を備えた
ことを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明の表示制御装置によれ
ば、指定手段によって、所定の大きさの表示画面を有す
る表示手段の表示画面内の所望の領域を固定表示領域と
して指定し、表示制御手段によって、前記表示画面の表
示内容をスクロールする際に、前記固定表示領域内の表
示内容の表示位置を変更せず、その他の表示内容のみを
スクロールさせる。
【0007】したがって、表示画面上の任意の表示内容
をスクロールさせずに、表示画面上に残すことができる
ため、例えば、演算式とその解答を順次表示して、表示
画面内に収まらなくなる毎に表示内容をスクロールする
ような場合に、任意の演算式や解答を固定表示領域とし
て指定して表示画面内に残し、新たに入力された演算式
や解答と比較することが可能となり、表示制御装置の使
い勝手を向上させることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、所定の大きさの表
示画面を有する表示手段(図1の表示部4)と、前記表
示画面内の所望の領域を固定表示領域として指定する指
定手段(図1の入力部3;図2のS102〜S105)
と、前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置し
ているか否かを判別する判別手段(図1のCPU2;図
4のS202)と、前記表示画面の表示内容をスクロー
ルする際に、前記判別手段によって前記固定表示領域が
前記表示画面の最上段に位置していないと判別された場
合には、当該固定表示領域を含む表示画面内の全表示内
容をスクロールし、前記判別手段によって前記固定表示
領域が前記表示画面の最上段に位置していると判別され
た場合には、当該固定表示領域内の表示内容の表示位置
を変更せず、その他の表示内容のみをスクロールさせる
表示制御手段(図1のCPU2;図4のS203、S2
04;図5)と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明の表示制御装置によれ
ば、指定手段によって、所定の大きさの表示画面を有す
る表示手段の表示画面内の所望の領域を固定表示領域と
して指定し、判別手段によって、前記固定表示領域が前
記表示画面の最上段に位置しているか否かを判別し、表
示制御手段によって、前記表示画面の表示内容をスクロ
ールする際に、前記判別手段によって前記固定表示領域
が前記表示画面の最上段に位置していないと判別された
場合には、当該固定表示領域を含む表示画面内の全表示
内容をスクロールし、前記判別手段によって前記固定表
示領域が前記表示画面の最上段に位置していると判別さ
れた場合には、当該固定表示領域内の表示内容の表示位
置を変更せず、その他の表示内容のみをスクロールさせ
る。
【0010】したがって、表示画面上の任意の表示内容
が最上段に位置していればスクロールさせずに、表示画
面上の最上段に残すことができるため、例えば、演算式
とその解答を順次表示して、表示画面内に収まらなくな
る毎に表示内容をスクロールするような場合に、任意の
演算式や解答を固定表示領域として指定して表示画面上
の最上段に残し、新たに入力された演算式や解答と比較
することが可能となり、表示制御装置の使い勝手を向上
させることができる。
【0011】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1または請求項2のいずれかに記載の表示制御装置に
おいて、前記指定手段は、前記固定表示領域を文字単位
で指定することが有効である。
【0012】この請求項3記載の発明の表示制御装置に
よれば、請求項1または請求項2のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、固定表示領域を文字単位で指定する
ことにより、細かい領域指定を行うことができ、更に表
示制御装置の使い勝手を向上させることができる。
【0013】また、請求項4記載の発明のように、請求
項1または請求項2のいずれかに記載の表示制御装置に
おいて、前記表示制御手段は、前記固定表示領域を識別
表示する(図2のS106)ことが有効である。
【0014】この請求項4記載の発明の表示制御装置に
よれば、請求項1または請求項2のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、固定表示領域を識別表示することに
より、通常の表示内容と、スクロールされずに残された
表示内容とを視覚的に容易に識別することができるた
め、更に表示制御装置の使い勝手を向上させることがで
きる。
【0015】請求項5記載の発明は、コンピュータが実
行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、表示
装置の表示画面内の所望の領域を固定表示領域として指
定するためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、前記表示画面の表示内容をスクロールする際に、
前記固定表示領域内の表示内容の表示位置を変更せず、
その他の表示内容のみをスクロールさせるためのコンピ
ュータが実行可能なプログラムコードと、を含むプログ
ラムを格納したことを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明の記憶媒体によれば、
格納された各プログラムコードによりコンピュータを制
御して、表示装置の表示画面内の所望の領域を固定表示
領域として指定し、前記表示画面の表示内容をスクロー
ルする際に、前記固定表示領域内の表示内容の表示位置
を変更せず、その他の表示内容のみをスクロールさせ
る。
【0017】したがって、表示画面上の任意の表示内容
をスクロールさせずに、表示画面上に残すプログラムを
コンピュータによって実行することができるため、例え
ば、演算式とその解答を順次表示して、表示画面内に収
まらなくなる毎に表示内容をスクロールするような場合
に、任意の演算式や解答を固定表示領域として指定して
表示画面内に残し、新たに入力された演算式や解答と比
較することが可能となり、当該記憶媒体に格納されたプ
ログラムを実行するコンピュータの使い勝手を向上させ
ることができる。
【0018】請求項6記載の発明は、コンピュータが実
行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、表示
装置の表示画面内の所望の領域を固定表示領域として指
定するためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置
しているか否かを判別するためのコンピュータが実行可
能なプログラムコードと、前記表示画面の表示内容をス
クロールする際に、前記判別手段によって前記固定表示
領域が前記表示画面の最上段に位置していないと判別さ
れた場合には、当該固定表示領域を含む表示画面内の全
表示内容をスクロールし、前記判別手段によって前記固
定表示領域が前記表示画面の最上段に位置していると判
別された場合には、当該固定表示領域内の表示内容の表
示位置を変更せず、その他の表示内容のみをスクロール
させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0019】請求項6記載の発明の記憶媒体によれば、
格納された各プログラムコードによりコンピュータを制
御して、表示装置の表示画面内の所望の領域を固定表示
領域として指定し、前記固定表示領域が前記表示画面の
最上段に位置しているか否かを判別し、前記表示画面の
表示内容をスクロールする際に、前記判別手段によって
前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置してい
ないと判別された場合には、当該固定表示領域を含む表
示画面内の全表示内容をスクロールし、前記判別手段に
よって前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置
していると判別された場合には、当該固定表示領域内の
表示内容の表示位置を変更せず、その他の表示内容のみ
をスクロールさせる。
【0020】したがって、表示画面上の任意の表示内容
が最上段に位置していればスクロールさせずに、表示画
面上の最上段に残すプログラムをコンピュータによって
実行することができるため、例えば、演算式とその解答
を順次表示して、表示画面内に収まらなくなる毎に表示
内容をスクロールするような場合に、任意の演算式や解
答を固定表示領域として指定して表示画面上の最上段に
残し、新たに入力された演算式や解答と比較することが
可能となり、当該記憶媒体に格納されたプログラムを実
行するコンピュータの使い勝手を向上させることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明に係る表示制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、本発明の第1の実施の形態における表示制御装置1
について説明する。
【0023】まず構成を説明する。図1は、本発明の第
1の実施の形態における表示制御装置1の構成を示すブ
ロック図である。この図1において、表示制御装置1
は、CPU(Central Processing Unit )2、入力部
3、表示部4、表示駆動回路5、RAM(Random Acces
s Memory)6、ROM(Read Only Memory)7、記憶装
置8、及び記憶媒体9によって構成されている。
【0024】CPU2は、入力部3を介して入力される
指示に基づいて、ROM7または記憶装置8から所定の
プログラムを読み出してRAM6に一時格納し、当該プ
ログラムに基づく各種処理を実行して表示制御装置1の
各部を集中制御する。すなわち、CPU2は、前記読み
出した所定プログラムに基づいて各種処理を実行し、そ
の処理結果をRAM6内のワークエリアに格納するとも
に、表示駆動回路5を介して表示部4に表示させる。ま
た、入力部3を介して入力される指示に基づいて、前記
処理結果を記憶装置8を介して記憶媒体9に保存させ
る。
【0025】また、CPU2は、後述する固定表示領域
指定処理(図2参照)において、入力部3の登録キーが
操作されると、表示駆動装置5を介して表示部4の表示
画面4aに、図3(A)に示すような固定表示領域4b
を表示させ、更に、入力部3の上下左右の矢印キーの操
作に従って、1文字分の固定表示領域4bを移動して開
始ポイントを指定し、入力部3のEXEキーの操作に従
って、当該開始ポイントを決定する。
【0026】更に、CPU2は、入力部3の上下左右の
矢印キーの操作に従って、固定表示領域4bの範囲を適
宜拡大して終了ポイントを指定し、入力部3のEXEキ
ーの操作に従って、当該終了ポイントを決定する。そし
て、CPU2は、確定された固定表示領域4bを点滅表
示することによって、この固定表示領域4b内の表示内
容がスクロールされないことを示す。
【0027】入力部3は、数字入力キー、上下左右移動
のための矢印キーの他、固定表示領域4bの指定を開始
するための登録キー、固定表示領域4bの開始ポイント
及び終了ポイントを決定するためのEXEキー等の各種
機能キーによって構成されるキーボードを備え、押下さ
れたキーの押下信号をCPU2に出力する。また、この
入力部3として、ポインティングデバイス(Pointing D
evice)であるマウスや、タブレットを備えることとし
てもよいし、表示部4と一体となったタッチパネルに対
して専用の入力ペンによって入力を行う形態としてもよ
い。
【0028】表示部4は、LCD等により構成され、表
示駆動回路5から入力される駆動信号に基づく各種表示
を行う。表示駆動回路5は、CPU2から入力される表
示データに基づく駆動信号を生成して、表示部4の表示
制御を行う。
【0029】RAM6は、指定されたアプリケーション
プログラム、入力指示、入力データ及び処理結果等を一
時格納するワークエリアを有する。
【0030】ROM7は、表示制御装置1に対応する基
本プログラムを格納している。すなわち、表示制御装置
1の電源がON状態にされた際に実行する初期表示メニ
ュープログラム、各種関数演算プログラム、後述する固
定表示領域指定処理(図2参照)プログラム等の書き換
え不要な基本プログラムを格納している。
【0031】記憶装置8は、プログラムやデータ等を記
憶する記憶媒体9を有しており、この記憶媒体9は磁気
的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され
ている。この記憶媒体9は記憶装置8に固定的に設けた
もの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記
憶媒体9には当該表示制御装置1に対応する各種処理プ
ログラム及び各処理プログラムで処理されたデータ等を
記憶する。
【0032】また、この記憶媒体9に記憶するプログラ
ム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機
器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信
回線等を介して接続された他の機器側に前記記憶媒体9
を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体9に記憶されて
いるプログラム、データ等を通信回線を介して使用する
構成にしてもよい。
【0033】次に動作を説明する。図2は、本実施の形
態における表示制御装置1によって実行される固定表示
領域指定処理を示すフローチャートであり、図3は、表
示画面4aの内容をスクロールした際に、図2に示す固
定表示領域指定処理によって指定された固定表示領域4
b以外の表示内容のみがスクロールされる様子を示す図
である。
【0034】表示制御装置1は、入力部3を介して各種
メニュー選択を行うことができるプログラムをROM7
内に格納しており、入力部3のキー操作により固定表示
領域指定モードが選択されると、CPU2は、ROM7
から所定のプログラムを読み出して図2に示す固定表示
領域指定処理を開始する。そして、入力部3の登録キー
が操作されると(ステップS101)、表示駆動装置5
を介して表示部4の表示画面4aに、図3(A)に示す
ような固定表示領域4bを表示させる。そして、CPU
2は、入力部3の上下左右の矢印キーの操作に従って、
1文字分の固定表示領域4bを移動して開始ポイントを
指定し(ステップS102)、更に、入力部3のEXE
キーの操作に従って、当該開始ポイントを決定する(ス
テップS103)。
【0035】次いで、CPU2は、入力部3の上下左右
の矢印キーの操作に従って、固定表示領域4bの範囲を
適宜拡大して終了ポイントを指定し(ステップS10
4)、更に、入力部3のEXEキーの操作に従って、当
該終了ポイントを決定する(ステップS105)。そし
て、CPU2は、確定された固定表示領域4bを点滅表
示することによって、この固定表示領域4b内の表示内
容がスクロールされないことを示し(ステップS10
6)、一連の固定表示領域指定処理を終了する。
【0036】以下、図3を参照して、図2に示す固定表
示領域指定処理によって指定された固定表示領域4b以
外の表示内容のみがスクロールされる際の表示部4の表
示画面4aの表示例について説明する。図3において
は、表示部4の表示画面4aが8行のライン表示を行う
ことが可能である場合を例として示しており、図中表示
画面4aの右端の外側に沿って付した番号〜は、表
示画面4aの行番号を示したものである。
【0037】図3(A)に示す表示画面4aは、例え
ば、電卓モード等の数値演算処理において、入力された
演算式の次の行に演算結果を表示しており、行に入力
された「123+456」の演算結果として、行に
「579」が表示され、行に入力された「123+5
67」の演算結果として、行に「690」が表示さ
れ、行に入力された「123+678」の演算結果と
して、行に「801」が表示されている。
【0038】そして、入力部3の登録キーが操作される
と(図2;ステップS101)、1文字分の領域の枠を
示す固定表示領域4bが、例えば、表示画面4aの左上
端に表示される。更に、この固定表示領域4bは、入力
部3の上下左右の矢印キーの操作(図2;ステップS1
02)に従って移動し、図3(A)においては、行の
数値「5」を指した状態で入力部3のEXEキーが操作
される(図2;ステップS103)ことにより、行の
数値「5」の位置が開始ポイントとして決定される。
【0039】続いて、入力部3の上下左右の移動キーが
操作され(図2;ステップS104)、例えば、行の
数値「0」を指定されると、固定表示領域4bは適宜拡
大されて、図3(B)に示すような矩形領域を形成す
る。このような表示状態で入力部3のEXEキーが操作
される(図2;ステップS105)ことにより、行の
数値「0」の位置が終了ポイントとして決定され、固定
表示領域4bは点滅表示される。
【0040】このように固定表示領域4bが設定された
状態で、表示画面4aの表示内容が上方向に一行分スク
ロールされると、図3(B)から図3(C)への表示内
容の変化によって示すように、行は消去され、行の
「579」が行へ移動し、また、行の「123+5
67」が行へ移動するとともに、行の表示内容の
内、固定表示領域4b内に位置する「567」は、その
まま行に残されている。すなわち、固定表示領域4b
内に位置する表示内容のみがスクロールされずに残され
たこととなる。そして、図3(C)に示す表示例では、
被演算数が同一の和算における演算数である「567」
と「678」を隣り合う行に表示することにより比較し
やすくするとともに、和である「690」と「801」
との比較も容易にすることができる。
【0041】以上説明したように、本実施の形態におけ
る表示制御装置1によれば、CPU2は、固定表示領域
指定処理(図2参照)において、表示部4の表示画面4
aに、図3(A)に示すような固定表示領域4bを表示
させ、更に開始ポイント及び終了ポイントを決定し、固
定表示領域4bを点滅表示することによって、この固定
表示領域4b内の表示内容がスクロールされないことを
示す。そして、CPU2は、表示部4の表示画面4aの
表示内容がスクロールされる際には、固定表示領域4b
以外の表示内容のみをスクロールし、固定表示領域4b
の表示内容をスクロールせずに固定したまま表示させ
る。
【0042】したがって、表示部4の表示画面4a上に
設定された固定表示領域4b内の表示内容をスクロール
させずに、表示画面4a上に残すことができるため、例
えば、演算式とその解答を順次表示して、表示画面4a
内に収まらなくなる毎に表示内容をスクロールするよう
な場合に、任意の演算式や解答を固定表示領域4bとし
て指定して表示画面4a内に残し、新たに入力された演
算式や解答と比較することが可能となり、表示制御装置
1の使い勝手を向上させることができる。
【0043】また、固定表示領域4bを、入力部3の矢
印キーの操作に従って文字単位で指定することにより、
固定表示領域4bの細かい領域指定を行うことができ
る。更に、固定表示領域4bを点滅表示することによっ
て識別表示することにより、通常の表示内容と、スクロ
ールされずに残された表示内容とを視覚的に容易に識別
することができる。
【0044】(第2の実施の形態)図4及び図5を参照
して本発明の第2の実施の形態における表示制御装置1
について説明する。
【0045】なお、本第2の実施の形態における表示制
御装置1の構成は、前記第1の実施の形態における表示
制御装置1と同様であるので、構成の図示及び詳細な説
明を省略し、以下、本第2の実施の形態における表示制
御装置1によって実行されるスクロール処理について説
明することとする。
【0046】図4は、本実施の形態における表示制御装
置1によって実行されるスクロール処理を示すフローチ
ャートであり、図5は、図4に示すスクロール処理にお
いて、固定表示領域4cが最上段まではスクロールさ
れ、最上段以降はスクロールされない様子の表示例を示
す図である。
【0047】本スクロール処理の前提として、図5
(A)に示すように、前述の固定表示領域指定処理(図
2参照)と同様の処理により、表示部4の表示画面4a
には固定表示領域4cが設定されているものとする。ま
た、図3に示す表示部4の表示画面4aと同様に、図5
においては、表示部4の表示画面4aが8行のライン表
示を行うことが可能である場合を例として示しており、
図中表示画面4aの右端の外側に沿って付した番号〜
は、表示画面4aの行番号を示したものである。
【0048】図5(A)に示す表示画面4aは、例え
ば、電卓モード等の数値演算処理において、入力された
演算式の次の行に演算結果を表示しており、行に入力
された「123+456」の演算結果として、行に
「579」が表示され、行に入力された「123+5
67」の演算結果として、行に「690」が表示さ
れ、行に入力された「123+678」の演算結果と
して、行に「801」が表示されている。そして、
行の数値「5」を開始ポイントとし、行の数値「0」
を終了ポイントとして指定された固定表示領域4cが点
滅表示されている。
【0049】このような表示状態で、入力部3を介して
新たな演算式「123×456」が入力されて、演算結
果「56088」の表示が行われると(ステップS20
1)、図5に示す例では、行は新規の入力ラインとし
て確保されるため、演算結果「56088」は行に表
示され、表示画面4aが1行分スクロールされる。この
スクロールに際して、CPU2は、固定表示領域4cが
最上段に位置しているか否かを判別する(ステップS2
02)。
【0050】そして、図5(A)に示すように、固定表
示領域4cが最上段でないと判別された場合には(ステ
ップS202;NO)、表示画面4aの表示内容全体を
通常通りにスクロールさせ(ステップS203)、一連
のスクロール処理を終了する。すなわち、図5(A)か
ら図5(B)への表示の変化によって示すように、行
は消去され、行の「579」が行へ、行の「12
3+567」が行へ、行の「690」が行へ、
行の「123+678」が行へ、行の「801」が
行へそれぞれ移動するとともに、行には新たに入力
された演算式「123×456」が表示され、行には
演算結果「56088」が表示されている。
【0051】また、図5(B)に示す表示状態から、更
に新たな演算式「123×567」が入力されると、表
示画面4aが1行分スクロールされるが、この際も、ス
テップS202において、固定表示領域4cは最上段で
はないと判別されて、表示画面4aの表示内容全体が通
常通りにスクロールされる。すなわち、各行がそれぞれ
1行分上方向に移動して、固定表示領域4cは、最上段
に達することとなる。
【0052】そして、演算式「123×567」の演算
結果「69741」が表示されると、表示画面4aが更
に1行分スクロールされ、この場合には、固定表示領域
4cが最上段であると判別され(ステップS202;Y
ES)、CPU2は、表示画面4aの表示内容全体の
内、固定表示領域4c以外の部分を通常通りにスクロー
ルさせ(ステップS204)、一連のスクロール処理を
終了する。すなわち、図5(C)に示すように、固定表
示領域4c内に含まれる行の数値「567」及び行
の数値「690」はそれぞれの行に固定されたまま、そ
の他の各行がそれぞれ1行分上方向に移動する。
【0053】以上説明したように、本実施の形態におけ
る表示制御装置1によれば、CPU2は、固定表示領域
4cの設定後、表示部4の表示画面4aの表示内容がス
クロールされる際には、固定表示領域4cが表示画面4
a内の最上段に位置しているか否か判別し、最上段でな
いと判別された場合には、固定表示領域4cを含む表示
画面4a内の全表示内容をスクロールする。また、最上
段であると判別された場合には、固定表示領域4c以外
の表示内容のみをスクロールし、固定表示領域4cの表
示内容をスクロールせずに表示画面4a内の最上段に固
定したまま表示させる。
【0054】したがって、表示部4の表示画面4a上に
設定された固定表示領域4cが、表示画面4a内の最上
段に位置していれば、固定表示領域4c内の表示内容を
スクロールさせずに、表示画面4a上に残すことができ
るため、例えば、演算式とその解答を順次表示して、表
示画面4a内に収まらなくなる毎に表示内容をスクロー
ルするような場合に、任意の演算式や解答を固定表示領
域4cとして指定して表示画面4a内の最上段に残し、
新たに入力された演算式や解答と比較することが可能と
なり、表示制御装置1の使い勝手を向上させることがで
きる。
【0055】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
ける表示制御装置1の表示例を示す図3及び図5におい
ては、固定表示領域4bまたは固定表示領域4cとして
一つの領域を指定した場合について説明したが、複数の
任意の領域を固定表示領域4bまたは固定表示領域4c
として指定することとしてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、表示画面
上の任意の表示内容をスクロールさせずに、表示画面上
に残すことができるため、例えば、演算式とその解答を
順次表示して、表示画面内に収まらなくなる毎に表示内
容をスクロールするような場合に、任意の演算式や解答
を固定表示領域として指定して表示画面内に残し、新た
に入力された演算式や解答と比較することが可能とな
り、表示制御装置の使い勝手を向上させることができ
る。
【0057】請求項2記載の発明によれば、表示画面上
の任意の表示内容が最上段に位置していればスクロール
させずに、表示画面上の最上段に残すことができるた
め、例えば、演算式とその解答を順次表示して、表示画
面内に収まらなくなる毎に表示内容をスクロールするよ
うな場合に、任意の演算式や解答を固定表示領域として
指定して表示画面上の最上段に残し、新たに入力された
演算式や解答と比較することが可能となり、表示制御装
置の使い勝手を向上させることができる。
【0058】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
固定表示領域を文字単位で指定することにより、細かい
領域指定を行うことができ、更に表示制御装置の使い勝
手を向上させることができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
固定表示領域を識別表示することにより、通常の表示内
容と、スクロールされずに残された表示内容とを視覚的
に容易に識別することができるため、更に表示制御装置
の使い勝手を向上させることができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、表示画面上
の任意の表示内容をスクロールさせずに、表示画面上に
残すプログラムをコンピュータによって実行することが
できるため、例えば、演算式とその解答を順次表示し
て、表示画面内に収まらなくなる毎に表示内容をスクロ
ールするような場合に、任意の演算式や解答を固定表示
領域として指定して表示画面内に残し、新たに入力され
た演算式や解答と比較することが可能となり、当該記憶
媒体に格納されたプログラムを実行するコンピュータの
使い勝手を向上させることができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、表示画面上
の任意の表示内容が最上段に位置していればスクロール
させずに、表示画面上の最上段に残すプログラムをコン
ピュータによって実行することができるため、例えば、
演算式とその解答を順次表示して、表示画面内に収まら
なくなる毎に表示内容をスクロールするような場合に、
任意の演算式や解答を固定表示領域として指定して表示
画面上の最上段に残し、新たに入力された演算式や解答
と比較することが可能となり、当該記憶媒体に格納され
たプログラムを実行するコンピュータの使い勝手を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における表示制御装
置1の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における表示制御装
置1によって実行される固定表示領域指定処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示す表示部4の表示画面4aの内容をス
クロールした際に、図2に示す固定表示領域指定処理に
よって指定された固定表示領域4b以外の表示内容のみ
がスクロールされる様子を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における表示制御装
置1によって実行されるスクロール処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】図4に示すスクロール処理において、固定表示
領域4cが最上段まではスクロールされ、最上段以降は
スクロールされない様子の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示制御装置 2 CPU 3 入力部 4 表示部 4a 表示画面 4b 固定表示領域 4c 固定表示領域 5 表示駆動装置 6 RAM 7 ROM 8 記憶装置 9 記憶媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさの表示画面を有する表示手段
    と、 前記表示画面内の所望の領域を固定表示領域として指定
    する指定手段と、 前記表示画面の表示内容をスクロールする際に、前記固
    定表示領域内の表示内容の表示位置を変更せず、その他
    の表示内容のみをスクロールさせる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】所定の大きさの表示画面を有する表示手段
    と、 前記表示画面内の所望の領域を固定表示領域として指定
    する指定手段と、 前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置してい
    るか否かを判別する判別手段と、 前記表示画面の表示内容をスクロールする際に、前記判
    別手段によって前記固定表示領域が前記表示画面の最上
    段に位置していないと判別された場合には、当該固定表
    示領域を含む表示画面内の全表示内容をスクロールし、
    前記判別手段によって前記固定表示領域が前記表示画面
    の最上段に位置していると判別された場合には、当該固
    定表示領域内の表示内容の表示位置を変更せず、その他
    の表示内容のみをスクロールさせる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  3. 【請求項3】前記指定手段は、前記固定表示領域を文字
    単位で指定することを特徴とする請求項1または請求項
    2のいずれかに記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、前記固定表示領域を
    識別表示することを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 表示装置の表示画面内の所望の領域を固定表示領域とし
    て指定するためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 前記表示画面の表示内容をスクロールする際に、前記固
    定表示領域内の表示内容の表示位置を変更せず、その他
    の表示内容のみをスクロールさせるためのコンピュータ
    が実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  6. 【請求項6】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 表示装置の表示画面内の所望の領域を固定表示領域とし
    て指定するためのコンピュータが実行可能なプログラム
    コードと、 前記固定表示領域が前記表示画面の最上段に位置してい
    るか否かを判別するためのコンピュータが実行可能なプ
    ログラムコードと、 前記表示画面の表示内容をスクロールする際に、前記判
    別手段によって前記固定表示領域が前記表示画面の最上
    段に位置していないと判別された場合には、当該固定表
    示領域を含む表示画面内の全表示内容をスクロールし、
    前記判別手段によって前記固定表示領域が前記表示画面
    の最上段に位置していると判別された場合には、当該固
    定表示領域内の表示内容の表示位置を変更せず、その他
    の表示内容のみをスクロールさせるためのコンピュータ
    が実行可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061480A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理装置用プログラム
JP2011108273A (ja) * 2011-02-21 2011-06-02 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置及びプログラム

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JP4694605B2 (ja) * 2008-09-04 2011-06-08 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置及びプログラム
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