JP2000194324A - 表示装置及びこの表示装置を用いた電子機器 - Google Patents

表示装置及びこの表示装置を用いた電子機器

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JP2000194324A
JP2000194324A JP10371219A JP37121998A JP2000194324A JP 2000194324 A JP2000194324 A JP 2000194324A JP 10371219 A JP10371219 A JP 10371219A JP 37121998 A JP37121998 A JP 37121998A JP 2000194324 A JP2000194324 A JP 2000194324A
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backlight
turned
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Koji Shinkawa
康志 親川
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Casio Computer Co Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バックライト消灯状態でも表示画面の内容を確
認することができ、その際に次の段階の処理を選択し
て、次の段階の処理へ即座に移行可能とする。 【解決手段】表示装置20のバックライト20bが消灯
されたときに、半透過型LCD20aの表示濃度値をR
AM13の表示濃度格納領域13cに格納されたバック
ライト消灯前の設定値より大きな値に自動調整する。こ
れにより、バックライト消灯状態であっても、表示内容
を確認することができる。また、バックライト20bが
消灯状態にあるときに、同画面上にて処理機能表示項目
が選択された場合に、バックライト点灯とともに前記選
択された処理機能表示項目に対応する次の段階の処理に
移行する。これにより、バックライト復帰操作と機能処
理選択操作を1回の入力操作で実現でき、次の段階の処
理に即座に移行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックライト付き
の半透過型の液晶表示画面を備えた表示装置と、この表
示装置を用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハガキ印刷装置、ワープロ
(ワードプロセッサ)、パソコン(パーソナルコンピュ
ータ)等の各種電子機器では、入力データやメニュー項
目を表示するための表示装置として、バックライト付き
LCD(Liquid Crystal Display)を用いたものがあ
る。
【0003】バックライト付きLCDは、バックライト
(背面光源)により液晶表示画面の背面から光が照射さ
れているので、画面上の表示内容がはっきり見えるとい
った利点がある。しかし、その反面、バックライトをO
FF(消灯)した状態では、画面が暗すぎて見づらいと
いった欠点がある。透過型のLCDでは、バックライト
OFFにより画面が真っ黒になり、全く見えなくなる。
半透過型のLCDでは、バックライトOFFのときでも
多少画面に明るさがあり、全く見えなくなることはない
が、表示内容を見ながら操作するには不具合がある。し
たがって、通常はバックライトを点灯した状態で使用す
る。
【0004】また、バックライトが点灯状態にあると、
電池やバックライトの消耗が激しくなるため、オートパ
ワーオフ機能(以下、APO機能と称す)が一般に用い
られている。これは、入力操作なしに所定時間が経過し
た場合にバックライトを自動的にOFF(消灯)し、そ
の後に入力操作があったときにバックライトを自動的に
ON(点灯)するといった機能である。このようなAP
O機能により、バックライトを不必要に点灯させておく
ことを防止して、電池やバックライトの消耗を抑えるこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、バッ
クライト付きLCDでは、バックライトを消灯した状態
では画面が見づらく、画面上の表示内容を見ながら操作
を行なうことはできなかった。なお、バックライト消灯
時にLCD表示濃度を調整するれば、少しでも見やすく
することができるが、その調整操作をユーザが手動によ
り行わなければならず、また、バックライト点灯時に元
に戻す調整も手動にて行わなければならないため、非常
に面倒である。
【0006】また、APO機能によりバックライトが自
動OFFされた場合、表示画面が暗すぎて、次の段階の
処理を選択することができないことから、何らかの入力
操作によりバックライトをONさせてから、以前表示さ
れていた画面で次の段階の処理を選択するといった操作
が必要であり、次の段階への処理の移行が遅れるなどの
問題があった。
【0007】本発明は前記のような問題を解決するため
になされたもので、バックライト消灯状態でも表示画面
の内容を確認することができ、また、その際に次の段階
の処理を選択して、次の段階の処理へ即座に移行するこ
とのできる表示装置及びこの表示装置を用いた電子機器
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、入
力操作がなされることなく所定時間が経過するとバック
ライトを消灯し、その後に入力操作がなされると前記バ
ックライトを点灯するバックライト制御手段を有するバ
ックライト付きの半透過型の液晶表示画面を備えた表示
装置であって、前記バックライト制御手段により前記バ
ックライトが消灯されたときに、前記液晶表示画面の表
示濃度値を前記バックライトが消灯される以前の設定値
より大きな値に調整する表示濃度制御手段を備えること
を特徴とする。
【0009】このような構成の表示装置によれば、バッ
クライトが消灯されたときに、半透過型の液晶表示画面
の表示濃度値がバックライト消灯前の設定値より大きな
値に自動調整される。したがって、バックライト消灯状
態であっても、液晶表示画面の内容を確認することがで
きる。
【0010】また、前記表示装置において、前記表示濃
度制御手段は、前記バックライト制御手段により前記バ
ックライトが消灯されたときに、入力操作がなされて前
記バックライトが点灯されると、前記液晶表示画面の表
示濃度値を前記設定値に復帰させることを特徴とする。
【0011】これにより、前記バックライト消灯時での
表示濃度調整後、何らかの入力操によりバックライトが
点灯状態に復帰した際に、そのときの液晶表示画面の表
示濃度値が以前の設定値に戻る。したがって、ユーザに
よる手動操作を不要として、バックライト点灯時には以
前の設定濃度で液晶表示画面を確認することができる。
【0012】また、本発明の電子機器は、入力操作がな
されることなく所定時間が経過するとバックライトを消
灯し、その後に入力操作がなされると前記バックライト
を点灯するバックライト制御手段を有するバックライト
付きの半透過型の液晶表示画面を備えた電子機器であっ
て、前記バックライト制御手段により前記バックライト
が消灯されたときに、前記液晶表示画面の表示濃度値を
前記バックライトが消灯される以前の設定値より大きな
値に調整する表示濃度制御手段と、前記液晶表示画面
に、複数の異なる処理機能に対応付けられた所定の複数
の処理機能表示項目とこれらの処理機能表示項目を選択
的に指示するための指標とを表示するパターン表示手段
と、指標移動指示データの入力操作により前記指標を前
記液晶表示画面上で移動させて前記各処理機能表示項目
の一部に合わせる指標移動操作手段と、この指標移動操
作手段により移動された前記指標に対応する位置の前記
処理機能表示項目を選択する選択操作手段と、前記バッ
クライト制御手段により前記バックライトが消灯されて
いるときに前記選択操作手段により前記処理機能表示項
目が選択された場合に、その選択された処理機能表示項
目に対応する次の段階の処理に移行させる制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0013】このような構成の電子機器では、バックラ
イトが消灯されたときに、半透過型の液晶表示画面の表
示濃度値がバックライト消灯前の設定値より大きな値に
自動調整される。したがって、バックライト消灯状態で
あっても、液晶表示画面の内容を確認することができ、
また、同画面上にて処理機能表示項目を選択すること
で、バックライトが点灯された際に次の段階の処理へ直
ぐに移行することができる。
【0014】また、前記電子機器において、前記前記表
示濃度制御手段は、前記バックライト制御手段により前
記バックライトが消灯されたときに、入力操作がなされ
て前記バックライトが点灯されると、前記液晶表示画面
の表示濃度値を前記設定値に復帰させることを特徴とす
る。
【0015】これにより、前記バックライト消灯時での
表示濃度調整後、何らかの入力操によりバックライトが
点灯状態に復帰した際に、そのときの液晶表示画面の表
示濃度値が以前の設定値に戻る。したがって、ユーザに
よる手動操作を不要として、バックライト点灯時には以
前の設定濃度で液晶表示画面を確認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態に係る電子機器
の構成を示すブロック図である。この電子機器は、例え
ばハガキ印刷装置からなり、機器本体にプリンタ及びデ
ィスプレイを備え、印刷媒体として用いられるハガキに
印刷を行ない、そのときの印刷に必要なデータを表示画
面上の操作により作成するといった機能を提供するもの
である。
【0018】図1に示すように、本実施形態におけるハ
ガキ印刷装置として用いられる電子機器は、CPU1
1、ROM12、RAM13、入力部14、タイマ1
5、表示濃度設定部16、PRTドライバ(プリンタド
ライバ)17、印刷装置(PRT)18、LCDドライ
バ(液晶表示ドライバ)19、表示装置20、電源コン
トローラ21からなる。
【0019】CPU11は、電子機器全体の制御を行な
うもので、入力指示に従ったプログラムの起動により各
種処理を実行するものであり、プリンタ装置18に対す
る印刷制御処理や、表示装置20に対する表示制御等を
実行する。
【0020】ROM12は、プログラムや印刷フォン
ト、表示フォントなどのデータを予め記憶している。R
AM13は、処理のワークメモリとして用いられるもの
であり、処理動作に必要な各種のデータを記憶してい
る。また、このRAM13には、APO機能(オートパ
ワーオフ機能)が設定されているか否かを示すAPOフ
ラグを格納しておくためのAPOフラグ格納領域13
a、APO時間(オートパワーオフを実行するまでの時
間)を格納しておくためのAPO時間格納領域13b
と、表示濃度の設定値を格納しておくための表示濃度格
納領域13cが設けられている。
【0021】入力部14は、例えばキーボードからな
り、データの入力や各種指示を行なうための入力装置と
して用いられる。この入力部14には、文字データ等を
入力するための文字キーの他に、ここではカーソル移動
指示データの入力により表示画面上のカーソル(指標)
を移動させるためのカーソルキー14a、表示画面上の
カーソルに対応する位置の処理機能表示項目を選択項目
として確定するための実行キー14b、APO機能を設
定するためのAPOキー14cが設けられている。
【0022】タイマ15は、時間を計時するためのもの
であり、ここではAPO機能起動時におけるAPO時間
を管理する場合に用いられる。表示濃度設定部16は、
表示装置20の表示濃度を任意に設定するためのもので
あり、最大31レベルまでの濃度設定が可能である。
【0023】PRTドライバ17は、プリンタ装置18
を駆動するための駆動回路であり、プリンタ装置18を
構成するヘッドやLFモータ(用紙送りモータ)、CR
モータ(キャリッジモータ)等の各機構部をCPU11
の指示に従って駆動する。プリンタ装置18は、例えば
感熱転写方式のプリンタからなり、サーマルベットに設
けられた複数個の発熱体を発熱させ、インクリボンを介
して印刷媒体(ここでは葉書)に感熱転写により印刷を
行なう。
【0024】LCDドライバ19は、表示装置20を駆
動するための駆動回路であり、LCDからなる表示装置
20の各液晶素子に電圧を印加して駆動する。表示装置
20は、バックライト付きの半透過型液晶表示装置から
なり、半透過型LCD20aとその表示画面の背面に設
置されたバックライト20b、そして、両者の間に介在
してバックライト消灯時には外光を半ば反射し、バック
ライト点灯時には背後のバックライト20bの光を液晶
画面に向けて透過する機能を有する、いわば半透過型の
反射板とで構成される。半透過型LCD20aでは、外
光の反射機能を有しないバックライトの点灯時のみ表示
画面を視認可能な透過型LCDと違って、バックライト
20bが消灯状態にあっても表示画面を多少確認可能で
あることが特徴である。
【0025】電源コントローラ21は、電源スイッチの
投入により各デバイスにそれぞれに必要な電源電圧を供
給するものであり、表示装置20のバックライト20b
に対する電源供給制御も兼ねている。APO機能を備え
ている場合には、入力部14に対する入力操作がない状
態で所定時間(APO時間)経過すると、電源コントロ
ーラ21の電源供給制御によりバックライト20bがO
FF(消灯)状態となり、その後に何らかの入力操作が
あると、バックライト20bがON(点灯)状態とな
る。本発明は、このようなバックライトのON/OFF
時における画面表示の制御に特徴がある。
【0026】次に、上記構成の電子機器の処理動作を説
明する。
【0027】表示装置20に設けられたバックライト2
0bは、電源スイッチの投入と同時に電源コントローラ
21の制御によりON状態となり、LCD20aの背面
からその表示画面を照らす。このバックライト20bが
ON状態にあるときには、表示画面が明るくなり、その
画面上の内容を見ながら、データを入力したり、処理機
能を選択するなどの操作を行なうことができる。
【0028】ここで、OPF機能が設定されている場合
には、例えばキーボードからなる入力部14に対する入
力操作の有無に応じてバックライト20bが自動的にO
N/OFFされる。以下に、このときの表示画面処理に
ついて説明する。
【0029】(OPF機能設定時の表示画面処理)図2
は同実施形態におけるOPF機能設定時の表示画面処理
の動作を示すフローチャートである。
【0030】OPF機能は、例えばキーボードからなる
入力部14に設けられたAPOキー14cを操作するこ
とで設定される。このAPOキー14cの操作により、
OPF機能が設定されると、RAM13のAPOフラグ
格納領域13aにOPF機能が設定されたことを示すA
POフラグがセットされる。また、このとき、OPF機
能を実行する時間(例えば6分)がRAM13のAPO
時間格納領域13bにセットされる。このOPF時間
は、ユーザがその都度任意に設定にしても良いし、予め
決められた時間であっても良い。
【0031】今、電源スイッチの投入等により表示装置
20のバックライト20bが点灯状態にあるものとす
る。この状態で、図2に示すように、まず、バックライ
トOFFが許可されているか否かが判断される(ステッ
プA11)。この場合、APOキー14cの操作により
OPF機能が設定され、RAM13のAPOフラグ格納
領域13aにAPOフラグがセットされている場合に
は、バックライトOFFが許可されているものと判断さ
れる。
【0032】バックライトOFFが許可されている場
合、RAM13のAPO時間格納領域13bにセットさ
れたOPF時間が読み出されてタイマ15にセットさ
れ、その時間の計時が開始される(ステップA11→A
12)。タイマ15がOPF時間を計時している間に、
キーサンプリングが実行される(ステップA13)。こ
のキーサンプリングは、入力部14を通じて何らかのキ
ー入力があったか否かをCPU11がチェックすること
で行なわれる。
【0033】ここで、OPF時間が経過する前に、入力
部14を通じて何らかのキー入力があると、CPU11
によりタイマ15がクリアされ、再び同じOPF時間が
セットされる(ステップA14→A12)。この間、バ
ックライト20bはON状態にある。
【0034】一方、OPF時間が経過しても、入力部1
4を通じて何らかのキー入力がない場合には、APO機
能が働き、バックライト20bがOFFされる(ステッ
プA15)。具体的には、CPU11がタイマ15を通
じてOPF時間が経過したことを確認することにより、
バックライト20bの電源供給を停止する命令を電源コ
ントローラ21に出す。この命令を受けた電源コントロ
ーラ21は、バックライト20bに対する電源の供給を
次の命令がくるまでの間停止する。これにより、バック
ライト20bはOFF状態となり、LCD20aの表示
画面は薄暗くなる。
【0035】なお、このバックライト20bがOFFさ
れたときに、本発明特有の処理が実行されるが、それに
ついては後に図3を参照して説明する。
【0036】バックライト20bがOFFされた後、再
びキーサンプリングが実行される(ステップA16)。
このときのキーサンプリングは、APO時間に依存され
るものではなく、キー入力があるまで行なわれる。キー
入力がない場合には、バックライト20bはOFF状態
のままである(ステップA17→A15)。また、バッ
クライト20bがOFF状態で、キー入力があれば、バ
ックライト20bがONされる(ステップA17→A1
8)。つまり、入力部14を通じて何らかのキー入力が
あったことがCPU11により確認されると、バックラ
イト20bの電源供給を開始する命令が電源コントロー
ラ21に与えられる。この命令を受けた電源コントロー
ラ21は、バックライト20bに対する電源の供給を開
始する。これにより、バックライト20bはON状態と
なり、LCD20aの表示画面は明るくなる。
【0037】なお、このバックライト20bがOFFか
らONに復帰したときに、本発明特有の処理が実行され
るが、それについては後に図4を参照して説明する。
【0038】このように、APO機能が設定されている
場合には、入力操作がなされることなく所定時間が経過
するとバックライト20bが消灯し、その後に入力操作
がなされるとバックライト20bが点灯する。したがっ
て、入力操作のない場合でのバックライト20bの点灯
に要する消費電力を防止し、また、バックライト20b
の消耗も防ぐことができる。
【0039】(バックライトOFF処理)次に、前記図
2のステップA15におけるバックライトOFF処理に
ついて説明する。
【0040】図3はバックライトOFF処理の動作を示
すフローチャートである。
【0041】前述したように、APO時間経過してもキ
ー入力がない場合に、表示装置20のバックライト20
bがオフされる。その際に、表示濃度設定部16により
設定されていたLCD20aの現在の表示濃度がLCD
ドライバ19からリードされ、RAM13の表示濃度格
納領域13cに記憶される(ステップB11)。LCD
20aの表示濃度は、例えば最大31レベルまであり、
表示濃度設定部16を通じて1レベル単位でユーザが任
意に設定することができる。表示濃度のレベル値が大き
い程、濃度が高くなり、レベル値が小さい程、濃度が低
くなる。
【0042】RAM13の表示濃度格納領域13cに現
在の表示濃度値が記憶されると、その表示濃度値に増分
用に設定された値が加算され、その加算値に基づいてL
CD20aの表示濃度が以前の値よりも大きい値に調整
される(ステップA12)。このような表示濃度の調整
後、電源コントローラ21によりバックライト20bが
OFFされる(ステップB13)。
【0043】このように、バックライト20bがONか
らOFFされるときに、LCD20aの表示濃度が以前
よりも大きな値に自動調整される。バックライトの消灯
時に表示濃度がより濃く調整されると、表示画面の文字
の背景も濃くなるものの文字が濃く表示され、LCD2
0aの表示画面の文字の内容を確認することができ、そ
の画面上にてデータ入力や処理機能表示項目の選択操作
等を行なうことができる(図6(b)参照)。
【0044】(バックライトON処理)次に、前記図2
のステップA18におけるバックライトON処理につい
て説明する。
【0045】図4はバックライトON処理の動作を示す
フローチャートである。
【0046】OPA機能によりバックライト20bがO
FFされている状態で何らかのキー入力があると、バッ
クライト20bがONされる。その際に、RAM13の
表示濃度格納領域13cに記憶された表示濃度値が読み
出され、その表示濃度値がLCDドライバ19に与えら
れて、LCD20aの表示濃度値が以前の設定値に戻さ
れる(ステップC11)。つまり、LCD20aの表示
濃度が元の状態に復帰する。このような表示濃度値の復
帰調整後、電源コントローラ21によりバックライト2
0bがONされる(ステップC12)。
【0047】このように、バックライト20bがOFF
からONに復帰するときに、LCD20aの表示濃度が
以前の設定値に自動調整される。したがって、バックラ
イト20bがON状態になったときに、ユーザが手動に
て濃度調整操作を行わなくとも、以前の表示濃度状態の
まま、LCD20aの表示画面を違和感なく見ることが
できる。
【0048】ところで、バックライト20bがONされ
たとき、数秒間のWAIT処理が行われる(ステップC
13)。これは、バックライト20bがOFFされてい
るときに、LCD20aの表示画面上で次の処理へ移行
する制御機能表示項目が選択されている場合に、画面の
移り変わりをユーザに知らしめるためにある。このWA
IT処理について、図5を参照して説明する。
【0049】(数秒間WAIT処理)次に、前記図4の
ステップC13の数秒間WAIT処理について説明す
る。
【0050】図5は数秒間WAIT処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【0051】バックライト20bがONされたとき、現
在の表示画面が所定時間(数秒間)だけ表示される(ス
テップD11)。その際、バックライト20bがOFF
されていたときに、当該表示画面上で次の処理へ移行す
る制御機能表示項目が入力部14の実行キー14bの操
作により選択されていた場合には(ステップD12)、
その選択された制御機能表示項目に応じた処理に移行さ
れ、そのときの表示画面が次画面として表示される(ス
テップD11→D13)。
【0052】このように、APO機能によりバックライ
ト20bが自動OFFされたときでも、前述したような
表示濃度の調整により表示画面を確認可能であることか
ら、その画面上で次の段階の処理を選択することがで
き、そのとき選択操作をバックライト20bの復帰操作
として利用することにより、バックライト20bがON
されたときに次の段階の処理に移行することができる。
この場合、直ぐに次の段階の処理に対応する表示画面を
表示すると、ユーザが混乱する可能性があるため、数秒
間だけ現在の表示画面(バックライトOFF状態のとき
に表示されていた画面)が表示される(図7(b)参
照)。なお、この表示処理を省略してもよい。
【0053】以下に具体例を挙げて、前述の処理動作に
よって実現される表示画面の状態を説明する。
【0054】図6はバックライトON/OFF時の表示
画面の状態とLCD表示濃度との関係を説明するための
図であり、図6(a)は従来による表示画面状態とLC
D表示濃度との関係、同図(b)は本発明による表示画
面状態とLCD表示濃度との関係を示している。
【0055】例えば、ハガキ印刷を行なう場合におい
て、図6に示すようなメニュー画面31が初期画面とし
て表示されていたとする。図6の例では、ハガキ印刷に
関する制御機能を示すものとして、「作成」、「前
回」、「画像」といった3つの表示項目32が表示され
ている。なお、「作成」とは葉書に印刷する文章を作成
するための機能を示す項目である。「前回」とは前回作
成して登録してある文章を呼び出してそれを参照して新
たな文章を作成する機能を示す項目である。「画像」と
は葉書に印刷する画像の印刷サイズや位置を設定する機
能を示す項目である。
【0056】また、図中のCLはカーソルであり、メニ
ュー画面31上に各表示項目32とともに表示され、入
力部14のカーソルキー14aの操作により移動し、い
ずれかの表示項目32の位置に設定される。
【0057】ここで、図6(a)に示すように、従来で
は、表示装置20のバックライト20bがON状態にあ
るときには、メニュー画面31をはっきりと確認するこ
とができるが、バックライトがOFF状態になると、メ
ニュー画面31を確認しづらくなり、同画面上での表示
項目32の選択操作は困難となる。このときのLCDの
表示濃度はバックライトON時とバックライトOFF時
とで同じ値であり、この例では最大31レベル中の10
レベルとなっている。
【0058】一方、図6(b)に示すように、本発明で
は、バックライトがOFF状態になったときに、LCD
20aの表示濃度が以前の設定値よりも大きい値に自動
調整される。したがって、バックライトOFF時でもメ
ニュー画面31を確認することができ、これに伴い表示
項目32を選択することもできる。この例ではバックラ
イトON時での表示濃度の設定値が最大31レベル中の
10レベルであるのに対し、バックライトOFF時では
28レベルまで上がっている。これにより、バックライ
ト20bが点灯していなくとも、メニュー画面31の内
容を確認でき、画面上の操作が可能となる。
【0059】図7はバックライトOFFからバックライ
トONへ復帰したときの表示画面の状態を説明するため
の図であり、図7(a)は従来によるバックライト復帰
時の表示画面の状態、同図(b)は本発明によるバック
ライト復帰時の表示画面の状態を示している。
【0060】APO機能が設定されている場合には、入
力操作がない状態で所定時間(APO時間)経過する
と、表示装置20に設けられたバックライト20bが自
動的にOFF状態となり、その後に何らかの入力操作が
あると、バックライトが自動的にON状態へ復帰する。
【0061】ここで、図7(a)に示すように、従来で
は、APO機能によりバックライト20bが自動OFF
されたときに、そのときのメニュー画面31上で次の段
階の処理を選択することはできない。このため、何らか
の入力操作によりバックライトを自動ONさせた後に、
以前表示されていたメニュー画面31で次の段階の処理
を選択するといった2度の操作が必要となる。この例で
は、バックライトOFF状態で実行キー(他のキーでも
可)を押下してバックライトON状態とし、メニュー画
面31上でカーソルCLが位置している「画像」の表示
項目41を選択するべく、再度実行キーを押下してい
る。
【0062】カーソルCLにより「画像」の表示項目を
選択して実行キーを押下すると、「画像」の印刷機能に
関するメニュー画面41が次画面として表示される。図
7の例では、「画像」の印刷機能に関する表示項目とし
て、「用紙半分」、「用紙全面」といった2つの表示項
目42が表示されている。なお、「用紙半分」とは葉書
裏面の半分に指定の画像を印刷するための項目である。
「用紙全面」とは葉書裏面の全面に指定の画像を印刷す
るための項目である。また、これらの表示項目42とと
もにカーソルCLも表示される。
【0063】このように、従来では、バックライトOF
FからONへ復帰させて次の段階の処理に移行する際
に、バックライト復帰操作と機能処理選択操作の少なく
とも2回のキー操作を必要としている。
【0064】これに対し、本発明では、同図(b)に示
すように、APO機能により表示装置20のバックライ
ト20bが自動OFFされたときでも、メニュー画面3
1を確認可能であり、その画面上で次の段階の処理を選
択することができる。つまり、次段階の処理に移行する
ための選択操作とバックライトの復帰操作とを1つのキ
ーで実現することができる。この例では、バックライト
OFF状態でカーソルCLが「画像」の表示項目41に
位置していることを確認できるので、そのまま実行キー
を押下している。これにより、バックライト20bがO
N状態に復帰し、その際に現在の画面であるメニュー画
面31が数秒間表示された後、「画像」の印刷機能に関
するメニュー画面41が次画面として表示される。
【0065】このように、本発明では、バックライトO
FF状態をON状態に復帰させて次の段階の処理に移行
する操作を少なくとも1回のキー操作で行なうことがで
き、次の段階の処理に対応する表示画面を速やかに得
て、円滑な処理を継続的に行なうことができる。
【0066】なお、前記実施形態では、ハガキ印刷装置
を例にして説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、バックライト付きの半透過型LCDを表示装置とし
て備える電子機器すべてに適用可能である。
【0067】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、バ
ックライト付きの半透過型LCDからなる表示装置にお
いて、バックライトが消灯されたときに、半透過型の液
晶表示画面の表示濃度値をバックライト消灯前の設定値
より大きな値に自動調整するようにしたため、バックラ
イト消灯状態であっても、液晶表示画面の内容を確認す
ることができる。
【0068】また、前記バックライト消灯時での表示濃
度調整後、何らかの入力操によりバックライトが点灯状
態に復帰した際に、そのときの液晶表示画面の表示濃度
値を以前の設定値に戻すようにしたため、ユーザによる
手動操作を不要として、バックライト点灯時には以前の
設定濃度で液晶表示画面を確認することができる。
【0069】また、このような表示装置を備えた電子機
器において、バックライトが消灯状態にあるときに、同
画面上にて処理機能表示項目が選択された場合に、バッ
クライトの点灯とともに前記選択された処理機能表示項
目に対応する次の段階の処理に移行するようにしたた
め、バックライト復帰操作と機能処理選択操作を1回の
入力操作で実現でき、次の段階の処理に対応する表示画
面を速やかに得て、円滑な処理を継続的に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示
すブロック図。
【図2】同実施形態におけるOPF機能設定時の表示画
面処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】同実施形態におけるバックライトOFF処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図4】同実施形態におけるバックライトON処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図5】同実施形態における数秒間WAIT処理の動作
を説明するためのフローチャート。
【図6】バックライトON/OFF時の表示画面の状態
とLCD表示濃度との関係を説明するための図であり、
図6(a)は従来による表示画面状態とLCD表示濃度
との関係、同図(b)は本発明による表示画面状態とL
CD表示濃度との関係を示す図。
【図7】バックライトOFFからバックライトONへ復
帰したときの表示画面の状態を説明するための図であ
り、図7(a)は従来によるバックライト復帰時の表示
画面の状態、同図(b)は本発明によるバックライト復
帰時の表示画面の状態を示す図。
【符号の説明】
11…CPU 12…ROM 13…RAM 13a…APOフラグ格納領域 13b…APO時間格納領域 13c…表示濃度格納領域 14…入力部 14a…カーソルキー 14b…実行キー 14c…APOキー 15…タイマ 16…表示濃度設定部 17…PRTドライバ 18…プリンタ装置 19…LCDドライバ 20…表示装置 20a…半透過型LCD 20b…バックライト 21…電源コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642Z Fターム(参考) 2H093 NC28 NC42 NC49 NC50 ND07 ND39 ND47 NE06 5C006 AA03 AA11 AF13 AF51 AF52 AF53 AF61 AF67 AF68 AF69 BB28 BB29 BF15 BF28 BF29 EA01 EC02 FA33 FA47 FA54 5C080 AA10 DD03 DD26 DD29 EE28 JJ02 JJ07 KK01 5G435 AA00 AA01 BB12 BB15 BB16 DD01 EE25 EE30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力操作がなされることなく所定時間が
    経過するとバックライトを消灯し、その後に入力操作が
    なされると前記バックライトを点灯するバックライト制
    御手段を有するバックライト付きの半透過型の液晶表示
    画面を備えた表示装置であって、 前記バックライト制御手段により前記バックライトが消
    灯されたときに、前記液晶表示画面の表示濃度値を前記
    バックライトが消灯される以前の設定値より大きな値に
    調整する表示濃度制御手段を備えることを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示濃度制御手段は、前記バックラ
    イト制御手段により前記バックライトが消灯されたとき
    に、入力操作がなされて前記バックライトが点灯される
    と、前記液晶表示画面の表示濃度値を前記設定値に復帰
    させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 入力操作がなされることなく所定時間が
    経過するとバックライトを消灯し、その後に入力操作が
    なされると前記バックライトを点灯するバックライト制
    御手段を有するバックライト付きの半透過型の液晶表示
    画面を備えた電子機器であって、 前記バックライト制御手段により前記バックライトが消
    灯されたときに、前記液晶表示画面の表示濃度値を前記
    バックライトが消灯される以前の設定値より大きな値に
    調整する表示濃度制御手段と、 前記液晶表示画面に、複数の異なる処理機能に対応付け
    られた所定の複数の処理機能表示項目とこれらの処理機
    能表示項目を選択的に指示するための指標とを表示する
    パターン表示手段と、 指標移動指示データの入力操作により前記指標を前記液
    晶表示画面上で移動させて前記各処理機能表示項目の一
    部に合わせる指標移動操作手段と、 この指標移動操作手段により移動された前記指標に対応
    する位置の前記処理機能表示項目を選択する選択操作手
    段と、 前記バックライト制御手段により前記バックライトが消
    灯されているときに前記選択操作手段により前記処理機
    能表示項目が選択された場合に、その選択された処理機
    能表示項目に対応する次の段階の処理に移行させる制御
    手段とを備えることを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 前記前記表示濃度制御手段は、前記バッ
    クライト制御手段により前記バックライトが消灯された
    ときに、入力操作がなされて前記バックライトが点灯さ
    れると、前記液晶表示画面の表示濃度値を前記設定値に
    復帰させることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100465179B1 (ko) * 2001-12-29 2005-01-13 엘지.필립스 엘시디 주식회사 전원 차단 후의 화질이 개선된 반투과형 액정표시장치 및그 구동방법
JP2013258474A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム

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