JP3457113B2 - 消費電力制御装置 - Google Patents

消費電力制御装置

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JP3457113B2
JP3457113B2 JP32612795A JP32612795A JP3457113B2 JP 3457113 B2 JP3457113 B2 JP 3457113B2 JP 32612795 A JP32612795 A JP 32612795A JP 32612795 A JP32612795 A JP 32612795A JP 3457113 B2 JP3457113 B2 JP 3457113B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機等
の画像形成装置に利用可能な、消費電力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の一例としての複写
機には、コピー用紙に転写されたトナー画像を高温に加
熱して、コピー用紙上に定着させるための定着部が備え
られている。そして、その定着部は、定着ヒータを内蔵
している。コピー動作中あるいは、プリントキーを押せ
ばいつでもコピー動作を開始出来る、いわゆる待機モー
ド中は、上述した定着部が、所定の設定温度を常に維持
するように、定着ヒータの温度制御が行われている。
【0003】一方、電源はON状態であるがプリントキ
ーを押してもすぐにはコピー動作を開始しない、いわゆ
る予熱モード(プレヒートモードとも呼ぶ)が、省電力
を実現するためのモードとして知られている。
【0004】この予熱モード中では、定着ヒータの温度
は、上述した所定の設定温度を維持するのではなく、そ
れよりも低い温度で制御され、省電力の実現を図ってい
る。この予熱モード中での、定着ヒータの具体的な制御
方法としては、例えば、固定比率のON/OFF制御
や、通常時よりも設定値を低くした温度制御が一般的で
ある。
【0005】オペレータは、複写機を長時間使用しない
場合は、省電力を実現するために、予熱モードに切り替
えておく。実際にコピーを行なう場合には、複写機を予
熱モードから通常モードに切り換える。そして、複写機
がコピー動作可能となるまでのいわゆる復帰時間が経過
した後、コピー動作が可能な状態になったことを示す表
示が出される。オペレータは、その表示を見て、プリン
トキーを押してコピーを行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写機では、予熱モード中は、定着ヒータについ
て、固定比率のON/OFF制御や、通常時よりも設定
値を低くした温度制御が行われており、その制御内容
は、オペレータが設定したり、あるいは変更したり出来
ないため、例えば複写機の置かれている周囲温度が低い
場合には、周囲温度が高い場合に比べて、復帰時間が長
くなり、オペレータは、コピー可能となるまでの間ずっ
と待たされることになり、不便であるという欠点があっ
た。
【0007】本発明は、上述した従来の課題を考慮し、
画像形成装置の予熱の程度をオペレータが設定すること
が出来、従来に比べてより一層使用性の向上が可能とな
る消費電力制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、少なく
とも予熱手段を有する画像形成装置予熱状態から画像
形成可能状態になるまでに要する復帰時間を指示するた
めの予熱程度指示手段と前記指示の内容に従って、少
なくとも前記予熱手段への通電状態を制御する制御手段
と、前記指示の内容に基づいて、少なくとも前記予熱手
段の消費電力に関する状態を出力する出力手段と、 前記
予熱手段の消費電力を管理するための管理目標値を記憶
するメモリ手段とを備え、前記出力手段は、前記指示さ
れた復帰時間が、その指示より以前の復帰時間に比べ
て、短いか否かを判定する判定手段を有し、(1)その
判定結果が、前記短いとの判定の場合、少なくとも前記
予熱手段による消費電力が増加することを意味する内容
を出力し、(2)前記判定結果が、前記短くないとの判
定であっても、前記予熱手段による消費電力が前記管理
目標値を超えると予測された場合には、前記消費電力が
増加することを意味する内容を出力することを特徴とす
る消費電力制御装置である。
【0009】また、第2の本発明は、少なくとも予熱手
段を有する画像形成装置の予熱状態における予熱電力
指示するための予熱程度指示手段と、 前記指示の内容に
従って、少なくとも前記予熱手段への通電状態を制御す
る制御手段と、前記指示の内容に基づいて、少なくとも
前記予熱手段の消費電力に関する状態を出力する出力手
段と、前記予熱手段の消費電力を管理するための管理目
標値を記憶するメモリ手段とを備え、前記出力手段は、
前記指示された予熱電力が、その指示より以前の予熱電
力に比べて、大きいか否かを判定する判定手段を有し、
(1)その判定結果が、前記大きいとの判定の場合、少
なくとも前記予熱手段による消費電力が増加することを
意味する内容を出力し、(2)前記判定結果が、前記大
きくないとの判定であっても、前記予熱手段による消費
電力が前記管理目標値を超えると予測された場合には、
前記消費電力が増加することを意味する内容を出力する
ことを特徴とする消費電力制御装置である。
【0010】また、第3の本発明は、少なくとも予熱手
段を有する画像形成装置の予熱状態における前記予熱手
段の温度を指示するための予熱程度指示手段と、 前記指
示の内容に従って、少なくとも前記予熱手段への通電状
態を制御する制御手段と、前記指示の内容に基づいて、
少なくとも前記予熱手段の消費電力に関する状態を出力
する出力手段と、前記予熱手段の消費電力を管理するた
めの管理目標値を記憶するメモリ手段とを備え、前記出
力手段は、前記指示された温度が、その指示より以前の
温度に比べて、高いか否かを判定する判定手段を有し、
(1)その判定結果が、前記高いとの判定の場合、少な
くとも前記予熱手段による消費電力が増加することを意
味する内容を出力し、(2)前記判定結果が前記高くな
いとの判定であっても、前記予熱手段による消費電力が
前記管理目標値を超えると予測された場合には、前記消
費電力が増加することを意味する内容を出力することを
特徴とする消費電力制御装置である。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0016】図1は、本発明にかかる消費電力制御装置
の一実施の形態のブロック図であり、同図を参照しなが
ら本実施の形態の構成を説明する。
【0017】同図において、本発明の予熱程度指示手段
としての復帰時間指示手段1は、複写機が予熱状態から
コピー可能状態になるまでに要する、いわゆる復帰時間
を指示するための手段であり、複写機本体の操作パネル
(図示省略)に設けられた入力キー(図示省略)で構成
されている。即ち、この復帰時間指示手段1は、復帰時
間を短くするか、標準にするか、あるいは長くするかを
指示するための手段である。復帰時間表示部2は、復帰
時間指示手段1から指示された内容に応じて、復帰時間
の設定状態をLEDの点灯により表示するためのもので
ある。復帰時間表示部2は、操作パネル上に設けられて
いる。
【0018】復帰時間表示部2による、LEDの点灯状
態の一例を図2に示す。図2に示す様に、復帰時間表示
部2には、LEDが1列に並んでおり、中央のLED2
1は、復帰時間が標準値に設定されている場合に点灯す
る丸形状のLEDであり、その他のものは長方形であ
る。図中の右端に配置されたLED22が点灯した場合
は、復帰時間が最も短くなる様に設定されたことを表
し、又、左端のLED23が点灯した場合は、復帰時間
が最も長くなる様に設定されたことを表している。中央
のLED21は、復帰時間が標準に設定されたことを表
している。
【0019】即ち、復帰時間表示部2の各LEDに対し
て、各々異なる復帰時間が予め定められている。具体的
には、LED23に対しては復帰時間が10秒となるよ
うに、LED25に対しては8秒となるように、LED
21に対しては6秒となるように、LED24に対して
は4秒となるように、又、LED22に対しては2秒と
なるように、対応関係が決められている。復帰時間指示
手段1を用いて、点灯するLEDの位置を変更すること
により、復帰時間の設定を行なうことが出来る。
【0020】メモリ手段3は、復帰時間指示手段1から
入力された指示内容を格納するための手段である。判定
手段4は、復帰時間指示手段1から入力され、一旦メモ
リ手段3に格納された最新の指示内容と、その直前にメ
モリ手段3に格納された指示内容とを、メモリ手段3か
ら読みだす手段である。これに加えて、判定手段4は、
更に、それら両方の指示内容を比較して、最新の指示内
容がその直前の指示内容に比べて、復帰時間をより短く
するための指示であるか否かを判定する手段である。複
写機本体の定着部(図示省略)には、本発明の予熱手段
としての定着ヒータ7が内蔵されている。本発明の出力
手段としての表示手段5は、判定手段4の判定結果に基
づいて、定着ヒータ7による消費電力が増加する旨をメ
ッセージとして表示するための手段である。表示手段5
は、復帰時間表示部2と同様に、操作パネル上に設けら
れている。制御手段6は、復帰時間指示手段1から入力
された指示内容に従って、定着ヒータ7の通電状態を制
御する手段である。本発明の出力手段は、判定手段4と
表示手段5を含むものである。
【0021】環境温度センサ8は、定着ヒータ7周辺の
環境温度を検知するための温度センサであり、定着ヒー
タ7の周辺に配置されている。
【0022】以上の構成において、次に本実施の形態の
動作を説明する。
【0023】メモリ手段3には、初期値として、標準復
帰時間データである「6秒」が格納されているとする。
従って、復帰時間表示部2では、LED21が点灯して
いる状態である。 (1)オペレータが、それまでに設定されていた復帰時
間を、もっと短くしたいと希望した場合、オペレータ
は、復帰時間表示部2の表示を見ながら、復帰時間指示
手段1の入力キーを押して、復帰時間を短くするための
指示を行なう。図2は、オペレータのこの指示により、
それまで点灯していた中央のLED21が消灯し、中央
より右へ一つ移動した位置にあるLED24が新たに点
灯した状態を示している。 (2)LED21を消灯して、新たにLED24を点灯
させるというオペレータの最新の指示により、復帰時間
の設定値として「4秒」が、メモリ手段3に格納され
る。これとは別に、メモリ手段3には、既に、復帰時間
データとして「6秒」が、上述した通り格納されてい
る。 (3)判定手段4は、メモリ手段3に格納されている上
記最新の指示による復帰時間「4秒」と、前の指示によ
る復帰時間「6秒」とを読みだして、双方の値をを比較
する。
【0024】この場合、言うまでもなく、上記オペレー
タの指示は、復帰時間をより短くするための指示である
と判定されて、その判定結果が、表示手段5へ出力され
る。 (4)上記判定結果を得た表示手段5は、定着ヒータ7
による消費電力が増加することを意味する内容として、
「消費電力が増加します」というメッセージを、複写機
本体の操作パネル上に表示する。これによりオペレータ
に、注意を喚起することが出来る。 (5)一方、制御手段6は、上記(1)で述べたオペレ
ータによる復帰時間の指示を得て、定着ヒータ7を制御
する。
【0025】即ち、復帰時間表示部2のLED24が点
灯していることにより、復帰時間が「4秒」になる様
に、次の様な制御が行われる。具体的には、制御手段6
は、環境温度センサ8の検知温度が低い場合には、検知
温度が高い場合に比べて、定着ヒータ7の設定温度をよ
り高い温度に変更する。このようにして、環境温度に影
響されることなく、常に復帰時間が「4秒」となる様
に、定着ヒータ7の通電状態を制御する。 (6)ところで、その後、オペレータが、復帰時間指示
手段1により、LED24が点灯していた状態から、再
びLED21が点灯する様に、復帰時間の変更を行なう
場合について説明する。
【0026】即ち、オペレータは、復帰時間指示手段1
により上記(1)、(2)と同様の動作を行なう。これ
により、メモリ手段3には、前の復帰時間データとして
「4秒」が格納されており、最新の指示による復帰時間
データとして「6秒」が新たに格納される。
【0027】判定手段4は、基本的には上記(3)とほ
ぼ同様の動作を行なうが、判定結果が上述した場合と異
なる。即ち、この場合のオペレータの指示は、復帰時間
をより長くするための指示であると判定される。そのた
め、表示手段5には、上記メッセージは表示されない。
尚、この場合も、制御手段6の動作は、上記(5)と同
様である。
【0028】以上の様に、本実施の形態によれば、複写
機の復帰時間について、オペレータの希望に応じた設定
が出来て、しかもその設定内容によっては、オペレータ
に注意を喚起するためのメッセージが表示されるので、
オペレータは、そのメッセージの内容を見て、自分が行
なった復帰時間の設定をそのまま維持するかどうかを、
例えば、省電力の観点等から改めて検討出来るという効
果がある。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態について図
3、図4を用いて説明する。
【0030】図3は、本発明にかかる消費電力制御装置
の他の実施の形態として、マイクロコンピュータを用い
た場合のブロック図であり、同図を参照しながら本実施
の形態の構成を説明する。尚、上記実施の形態におい
て、図1を用いて説明した内容と同様のものは、同じ符
号を付し、その説明を省略する。
【0031】同図において、操作部31は、予熱モード
の設定又は解除を行なう、予熱モードON/OFFキー
31−1と、本発明の予熱程度指示手段としての復帰時
間指示キー31−2と、複写の実行を指示するプリント
キー31−3と、復帰時間指示キー31−2により設定
した復帰時間に従って定着ヒータ7の制御を実行するか
どうかを指示する実行指示キー31−4から構成されて
いる。表示部32は、復帰時間指示キーから設定された
指示内容や、定着ヒータ7による消費電力が増加する旨
をメッセージとして表示したり、あるいは、複写機の各
種設定モードを表示するための手段である。バックアッ
プ電源付RAM33は、復帰時間指示キー31−2から
設定される復帰時間データと、定着ヒータ7による消費
電力を管理するための管理目標値を記憶するメモリであ
る。又、記憶部であるROM35は、マイクロコンピュ
ータの制御プログラム35−1や、消費電力データテー
ブル35−2を格納する手段である。ここで、消費電力
データテーブル35−2は、各種復帰時間を実現すると
したら必要となる定着ヒータ7の予測消費電力を、定着
ヒータ周辺の環境温度に応じて、予め計算により求め
て、それをデータテーブルとしてまとめたものである。
画像形成部37は、露光部、給紙部、記録部等から構成
された、複写機本体の画像形成手段である。CPU等か
ら構成される主制御部36は、図3に示す様に、上記各
構成要素及び、定着ヒータ7、環境温度センサ8とそれ
ぞれ電気的に接続されており、制御プログラム35−1
に基づいて、各種演算や定着ヒータ7の制御等を行なう
ためのマイクロコンピュータの中央制御処理装置であ
る。尚、主制御部36は、本発明の制御手段と判定手段
等の機能をも有するものである。
【0032】以上の構成において、次に本実施の形態の
動作を、図4を参照しながら説明する。
【0033】本実施の形態と、図1、2を用いて上述し
た実施の形態との動作上の主なる相違点は、メッセージ
の表示に関する点である。即ち、主制御部36が、復帰
時間指示キー31−2からの指示内容に従って、定着ヒ
ータ7を制御するとした場合、予想される消費電力が上
記指示をする以前の現実の消費電力に比べて、大きくな
るか否かを判定し、その判定結果に従って、メッセージ
を表示するかどうかを決定する点(図4のステップS4
03)と、更に、バックアップ電源付RAM33に格納
されている上記管理目標値をも加味(図4のステップS
404)して、メッセージを表示するかどうかを決定す
る点等である。以下、上記実施の形態との相違点を中心
に、予熱モード中における動作を述べる。 (1)ステップS401では、復帰時間指示キー31−
2からの指示があったか否かの判定を行なう。復帰時間
の指示があれば、ステップS402へ進み、無ければ元
に戻る。 (2)ステップS402では、主制御部36が、ステッ
プS401で指示された復帰時間と、現時点での環境温
度センサ8による測定温度とのデータをもとにして、R
OM35に格納されている消費電力データテーブル35
−2を参照して、対応する予測消費電力を求める。 (3)ステップS403では、ステップS402で求め
られた予測消費電力が、それ以前の消費電力より増加す
るか否かを判定する。増加すると判定した場合は、ステ
ップS405へ進み、増加しないと判定した場合は、ス
テップS404へ進む。 (4)ステップS404では、主制御部36が、バック
アップ電源付RAM33に格納されている管理目標値を
参照して、ステップS402で求めた予測消費電力が、
その管理目標値を越えていないかどうかを判定する。越
えていると判定するとステップS405へ進み、そうで
なければステップS406へ進む。
【0034】これにより、例えば、予測消費電力が、そ
れ以前の消費電力と同じか、あるいは減少する場合であ
っても、管理目標値を越える場合には、メッセージを表
示する。従って、オペレータへの注意の喚起がより一層
きめ細かく行える。 (5)ステップS405では、表示部32に「消費電力
が増加します」というメッセージが表示される。これに
よりオペレータに、注意を喚起することが出来る。
(6)ステップS406では、実行指示キー31−4に
よるオペレータからの実行の指示があれば、ステップS
407へ進み、なければステップS401へ戻る。
(7)ステップS407では、主制御部36が、ステッ
プS401で設定された復帰時間に従って定着ヒータ7
の制御を実行する。
【0035】以上のことから、オペレータは、メッセー
ジの内容を見て、自分が行なった復帰時間の設定をその
まま維持するかどうかを、例えば、省電力の観点等か
ら、より一層きめ細かく検討出来るという効果がある。
【0036】又、次に、図5は、本発明にかかる消費電
力制御装置の更に他の実施の形態のブロック図であり、
同図を参照しながら本実施の形態の構成と動作を同時に
説明する。
【0037】同図において、図1と実質的に同じものに
は同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0038】図5に示す、本発明の出力手段としての表
示手段15は、復帰時間指示手段1による指示内容を、
複写機本体の操作パネル上に表示するための手段であ
る。具体的には、「消費電力は増加傾向です」、「消費
電力は標準です」、あるいは「消費電力は減少傾向で
す」というメッセージが表示される。
【0039】本実施の形態では、上記実施の形態とは異
なり、最新の指示内容とその前の指示内容との比較は行
わない。従って、上記実施の形態で述べたメモリ手段3
や判定手段4は、必要としない。
【0040】従って、本実施の形態では、表示手段15
が、上記3通りのメッセージの内、何れを表示するかの
選択基準は、次の様に予め決められている。
【0041】即ち、復帰時間指示手段1からのオペレー
タによる指示内容が、復帰時間表示部2のLED(図2
参照)の内、LED21の点灯を指示する場合は、常に
「消費電力は標準です」が表示される。そして、図2に
表したLEDの配置図において、LED21より右側に
配置されているLED24、あるいはLED22の点灯
を指示する場合は、常に「消費電力は増加傾向です」と
表示され、それとは逆に、左側に配置されているLED
25、あるいはLED23の点灯を指示する場合は、常
に「消費電力は減少傾向です」と表示されるものであ
る。尚、オペレータによる復帰時間の指示を得て、制御
手段6が定着ヒータ7を制御する場合の動作は、上記実
施の形態で既に説明した内容と同様であるので、ここで
は、その説明を省略する。
【0042】以上の様に、本実施例の形態によれば、メ
ッセージの選択基準は、上述した通りLEDの位置に対
応して、一律に決められているので、より簡単な構成で
ありながら、オペレータに注意を喚起することが出来る
ので、上記実施の形態と同様の効果を得ることが出来
る。
【0043】尚、本発明の出力手段は、上記発明の実施
の形態では、複写機本体の操作パネル上に表示する表示
手段を含む手段として実現する場合について説明した
が、これに限らず例えば、音声出力手段や電子音出力手
段等により構成してもよく、要するに、少なくとも予熱
手段の消費電力に関する状態を出力できさえすれば出力
の形態は問わない。
【0044】又、本発明の消費電力制御装置は、上記発
明の実施の形態では、判定手段及び表示手段を備えた場
合について説明したが、これに限らず例えば、少なくと
も予熱手段を有する画像形成装置の予熱の程度を指示す
るための予熱程度指示手段と、前記指示の内容に従っ
て、少なくとも前記予熱手段への通電状態を制御する制
御手段とを備える構成であってもよい。
【0045】又、本発明の管理目標値は、上記発明の実
施の形態では、定着ヒータの消費電力のみに着目した場
合について説明したが、これに限らず例えば、除湿ヒー
タ、ドラムヒータ、表示回路等の他の電力負荷の消費電
力をも考慮して、これら複数の電力負荷の各消費電力の
総和に対する管理目標値を設定してももちろんよい。
【0046】又、上記実施の形態では、復帰時間指示手
段による指示内容は、例えば、「4秒」とか「6秒」と
いうように、それぞれ具体的な復帰時間の数値に対応し
ている場合、について説明したが、これに限らず例え
ば、標準値に対してより短くなるか、あるいは長くなる
かの設定ができれば、復帰時間の値は、環境温度等によ
って、その都度変化する構成でもかまわない。
【0047】又、本発明の予熱の程度は、上記実施の形
態では、画像形成装置が予熱状態から画像形成可能状態
になるまでに要する復帰時間であるとした場合について
説明したが、これに限らず例えば、画像形成装置の予熱
状態における予熱電力であってもよい。又、この場合、
出力手段は、予熱程度指示手段により指示された予熱電
力が、その指示より以前の予熱電力に比べて、より大き
いか否かを判定する判定手段を有し、その判定結果が、
前記より大きいとの判定の場合、少なくとも前記予熱手
段による消費電力が増加することを意味する内容を出力
する構成であってもよい。具体的には、予熱程度指示手
段による指示内容を表示する表示部(上記実施の形態で
は、復帰時間表示部2に対応)の各LEDに対して、各
々異なるON/OFFの比率が予め定められている。判
定手段の動作は上記実施の形態と基本的に同じである。
又、制御動作としては、例えば、LED23に対して
は、定着ヒータ7の1時間当りの消費電力が100Wh
rとなるように、LED21に対しては、同消費電力が
150Whrとなるように、又、LED22に対して
は、同消費電力が200Whrとなるように、各々ON
/OFFの比率が決められている。従って、オペレータ
が、上記表示部のどの位置のLEDを点灯させるかに応
じて、制御手段6は、それに対応するON/OFFの比
率を決定し、その比率に基づいて定着ヒータ7の制御を
行なう。これにより、上記と同様の効果が得られる。
【0048】又、本発明の予熱の程度は、上記実施の形
態では、画像形成装置が予熱状態から画像形成可能状態
になるまでに要する復帰時間であるとした場合について
説明したが、これに限らず例えば、画像形成装置の予熱
状態における前記予熱手段の温度であってもよい。又、
出力手段は、予熱程度指示手段により指示された温度
が、その指示より以前の温度に比べて、より高いか否か
を判定する判定手段を有し、その判定結果が、前記より
高いとの判定の場合、少なくとも前記予熱手段による消
費電力が増加することを意味する内容を出力する構成で
あってもよい。具体的には、予熱程度指示手段による指
示内容を表示する表示部(上記実施の形態では、復帰時
間表示部2に対応)の各LEDに対して、定着ヒータ7
の各々異なる制御温度が予め定められている。判定手段
の動作は上記実施の形態と基本的に同じである。又、制
御動作としては、例えば、LED23に対しては、12
0℃となるように、LED21に対しては、140℃と
なるように、又、LED22に対しては、160℃とな
るように、各制御温度が決められている。従って、オペ
レータが、上記表示部のどの位置のLEDを点灯させる
かに応じて、制御手段6は、それに対応する制御温度を
決定し、その比率に基づいて定着ヒータ7の制御を行な
う。これにより、上記と同様の効果が得られる。
【0049】又、本発明の消費電力制御装置は、上記発
明の実施の形態では、複写機に利用した場合について説
明したが、これに限らず例えば、ファクシミリやプリン
タ等、少なくとも予熱手段を備えた画像形成装置であれ
ばどのようなものにも利用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、予熱の程度をオペレータが設定することが出
来、従来に比べてより一層使用性を向上させることが可
能であるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の消費電力制御装置のブ
ロック図
【図2】本発明の同実施の形態において使用する復帰時
間表示部の説明図
【図3】本発明の他の実施の形態の消費電力制御装置の
ブロック図
【図4】本発明の同実施の形態の動作を説明するための
フローチャート図
【図5】本発明の更に他の実施の形態の消費電力制御装
置のブロック図
【符号の説明】
1 復帰時間指示手段 2 復帰時間表示部 3 メモリ手段 4 判定手段 5 表示手段 6 制御手段 7 定着ヒータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも予熱手段を有する画像形成装
    予熱状態から画像形成可能状態になるまでに要する
    復帰時間を指示するための予熱程度指示手段と前記指示の内容に従って、少なくとも前記予熱手段への
    通電状態を制御する制御手段と、 前記指示の内容に基づいて、少なくとも前記予熱手段の
    消費電力に関する状態を出力する出力手段と、 前記予熱手段の消費電力を管理するための管理目標値を
    記憶するメモリ手段とを備え、 前記出力手段は、前記指示された復帰時間が、その指示
    より以前の復帰時間に比べて、短いか否かを判定する判
    定手段を有し、(1)その判定結果が、前記短いとの判
    定の場合、少なくとも前記予熱手段による消費電力が増
    加することを意味する内容を出力し、(2)前記判定結
    果が、前記短くないとの判定であっても、前記予熱手段
    による消費電力が前記管理目標値を超えると予測された
    場合には、前記消費電力が増加することを意味する内容
    を出力することを特徴とする消費電力制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも予熱手段を有する画像形成装
    置の予熱状態における予熱電力を指示するための予熱程
    度指示手段と、 前記指示の内容に従って、少なくとも前記予熱手段への
    通電状態を制御する制御手段と、 前記指示の内容に基づいて、少なくとも前記予熱手段の
    消費電力に関する状態を出力する出力手段と、 前記予熱手段の消費電力を管理するための管理目標値を
    記憶するメモリ手段とを備え、 前記出力手段は、前記指示された予熱電力が、その指示
    より以前の予熱電力に比べて、大きいか否かを判定する
    判定手段を有し、(1)その判定結果が、前記大きいと
    の判定の場合、少なくとも前記予熱手段による消費電力
    が増加することを意味する内容を出力し、(2)前記判
    定結果が、前記大きくないとの判定であ っても、前記予
    熱手段による消費電力が前記管理目標値を超えると予測
    された場合には、前記消費電力が増加することを意味す
    る内容を出力することを特徴とする消費電力制御装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも予熱手段を有する画像形成装
    置の予熱状態における前記予熱手段の温度を指示するた
    めの予熱程度指示手段と、 前記指示の内容に従って、少なくとも前記予熱手段への
    通電状態を制御する制御手段と、 前記指示の内容に基づいて、少なくとも前記予熱手段の
    消費電力に関する状態を出力する出力手段と、 前記予熱手段の消費電力を管理するための管理目標値を
    記憶するメモリ手段とを備え、 前記出力手段は、前記指示された温度が、その指示より
    以前の温度に比べて、高いか否かを判定する判定手段を
    有し、(1)その判定結果が、前記高いとの判定の場
    合、少なくとも前記予熱手段による消費電力が増加する
    ことを意味する内容を出力し、(2)前記判定結果が前
    記高くないとの判定であっても、前記予熱手段による消
    費電力が前記管理目標値を超えると予測された場合に
    は、前記消費電力が増加することを意味する内容を出力
    することを特徴とする消費電力制御装置。
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