JP2000194110A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

Info

Publication number
JP2000194110A
JP2000194110A JP10373430A JP37343098A JP2000194110A JP 2000194110 A JP2000194110 A JP 2000194110A JP 10373430 A JP10373430 A JP 10373430A JP 37343098 A JP37343098 A JP 37343098A JP 2000194110 A JP2000194110 A JP 2000194110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
processing
photosensitive material
washing tank
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10373430A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Iwasaki
秀雄 岩崎
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10373430A priority Critical patent/JP2000194110A/ja
Publication of JP2000194110A publication Critical patent/JP2000194110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減し、感光材料処理装置の小型
化を図る。 【解決手段】 発色現像槽18、漂白定着槽20、第1
水洗槽22、第2水洗槽24、第3水洗槽26及び第4
水洗槽28の底部に、各々開口90が形成されており、
これらの開口90の全てを塞ぐように底部下面に熱伝導
板92を貼り付ける。熱伝導板92には、単一のシート
状ヒータ94を貼り付ける。複数の槽に対して単一のシ
ート状ヒータ94を設けており、処理槽毎に、棒状のヒ
ータを設けたり配管経路にヒータを設ける必要がないの
でヒータの設置スペースを大きく取ることがなく、部品
点数が少なくて済み、感光材料処理装置を小型化するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理液を貯留した
複数の処理槽に感光材料を順に通過させて感光材料処理
装置の処理を行う感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム等の感光材料は、一般的に
発色現像液、漂白定着液等の処理液の貯留された複数の
処理槽を順に搬送されることによって発色現像処理され
る。
【0003】従来、発色現像液、漂白定着液、水洗液等
の処理液は、処理槽内で温度を一定に保つため、ポンプ
により処理液の攪拌を行いながら、処理槽内に投入した
棒状のヒータまたは、処理液の循環系内に配置したヒー
タの制御を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方式では、ヒータの設置スペースを大きく取り、装置
の大きさが大型化していた。
【0005】また、処理槽内の処理液に温度むらが生じ
ないようにするため、処理液の循環装置(ポンプ、配管
等)を設ける場合、各処理槽毎に循環装置が必要とな
り、これら循環装置のためのスペースを必要とし、装置
の大きさが大型化していた。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、装置の小型化
を図ることのできる感光材料処理装置を提供することが
目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、感光材料の処理を行う処理液を貯留した複数の処理
槽を備え、前記感光材料を前記複数の処理槽を順に介し
て処理を行う感光材料処理装置であって、前記複数の処
理槽に単一のシート状ヒータを設けたことを特徴とする
感光材料処理装置。
【0008】次に、請求項1に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0009】請求項1に記載の感光材料処理装置では、
シート状ヒータによって処理槽が加温され、これによっ
て処理槽に貯留した処理液を加温することができる。
【0010】また、シート状ヒータとしたことで、ヒー
タの設置スペースを大きく取ることがない。
【0011】さらに、複数の処理槽を単一のシート状ヒ
ータで加温するので、部品点数が少なくて済む。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の感光材料処理装置において、前記複数の処理槽の各々
の壁面の少なくとも一部を、前記処理槽の壁面を構成す
る材質よりも熱伝導率の大きな高熱伝導部材で形成し、
前記高熱伝導部材に前記シート状ヒータを取り付けたこ
とを特徴としている。
【0013】次に、請求項2に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0014】各々の処理槽では、シート状ヒータの熱が
高熱伝導部材を介して処理液に伝達される。高熱伝導部
材は、処理槽の壁面を構成する材質よりも熱伝導率が大
きいので、処理液を迅速に加温することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の感光材料処理装置において、前記処理
槽に設けられ、前記感光材料を前記処理液内で搬送する
搬送ローラと、前記搬送ローラを回転駆動する駆動手段
と、前記搬送ローラに沿って設けられ、回転軸に直角な
断面で見たときに外周面が前記回転軸を中心とした真円
では無く、前記駆動手段により回転されることによって
前記処理槽内の処理液を攪拌する攪拌手段と、を有する
ことを特徴としている。載の感光材料処理装置。
【0016】次に、請求項3に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0017】請求項3に記載の感光材料処理装置では、
各処理槽に設けられた攪拌手段が駆動手段により回転さ
れる。駆動手段は、回転軸に直角な断面で見たときに外
周面が回転軸を中心とした真円では無いので、駆動手段
が回転することによって処理液が攪拌される。しかも駆
動手段は搬送ローラに沿って設けられているので、搬送
ローラの長手方向に沿って処理液が均一化し、搬送ロー
ラで搬送される感光材料の処理ムラが防止される。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の感光材料処理装置において、前記処理
槽に設けられ、前記感光材料を前記処理液内で搬送する
複数の搬送ローラと、前記搬送ローラを回転駆動する駆
動手段と、前記複数の搬送ローラの少なくとも1本は、
外周表面が凹凸形状であることを特徴としている。
【0019】次に、請求項4に記載の感光材料処理装置
の作用を説明する。
【0020】請求項4に記載の感光材料処理装置では、
感光材料を搬送する際に搬送ローラを回転駆動すると、
ローラ表面に設けられた凹凸形状によって槽内の処理液
が攪拌される。しかも凹凸形状は搬送ローラの外周表面
の全体に設けられているので、搬送ローラの長手方向に
沿って処理液が均一化し、搬送ローラで搬送される感光
材料の処理ムラが防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の感光材料処理装置の一実
施形態を図1乃至図7にしたがって説明する。
【0022】図2には、本実施形態に係る感光材料処理
装置10の概略構成が示されている。
【0023】感光材料処理装置10には、矢印L方向側
の側面に感光材料としてのペーパーPを内蔵したペーパ
ーマガジン12を装填する装填部14が設けられてい
る。
【0024】感光材料処理装置10の内部には、装填部
14の近傍に露光部16が設けられている。露光部16
は、例えば、レーザービームを照射することによってペ
ーパーPに潜像を形成するようになっている。
【0025】図3に示すように、露光部16は、制御装
置17によって制御される。露光部16には、ペーパー
Pを検出するセンサ16Aが設けられており、制御装置
17は、ペーパーPの先端及び後端をセンサ16Aで検
出した時間、ペーパーPの搬送速度、予め分かっている
ペーパーPの幅に基づいて処理面積を計算することがで
きるようになっている。
【0026】なお、露光部は、ネガフィルムの画像を焼
き付ける周知の露光装置であっても良い。
【0027】露光部16の矢印R方向側には、発色現像
液の貯留される発色現像槽18、漂白定着液の貯留され
る漂白定着槽20、各々水洗水の貯留される第1水洗槽
22、第2水洗槽24、第3水洗槽26及び第4水洗槽
28、さらにペーパーPを温風乾燥する乾燥装置30が
順に設けられている。
【0028】なお、感光材料処理装置10の矢印R方向
側の側壁には、乾燥の終了したペーパーPを排出する排
出口31と、排出されたペーパーPを受け取る製品スト
ック部33が設けられている。
【0029】本実施形態では、ペーパーPは乳剤面が下
方に向けられて各処理槽を搬送される。 (発色現像槽)図3に示すように、発色現像槽18に
は、露光部16側の壁面32にペーパーPが挿入される
スリット34が設けられている。
【0030】図4に示すように、発色現像槽18の底部
には液を噴出するノズル36が配置されており、ノズル
36のペーパー搬送方向上流側及び下流側には、ペーパ
ーPを挟持して搬送する搬送ローラ38が設けられてい
る。
【0031】図1にも示すように、搬送ローラ38は、
ローラ38A及びローラ38Bから構成されている。
【0032】ローラ38Aの端部にはギア70及びスプ
ロケット72が取り付けられており、ギア70にはロー
ラ38Bの端部に取り付けられれたギア74が噛み合っ
ている。
【0033】なお、スプロケット72には、図示しない
モータで駆動されるチェーンが噛み合っており、モータ
の回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0034】搬送ローラ38の下方には、搬送ローラ3
8の近傍に攪拌ローラ75が平行に設けられている。
【0035】攪拌ローラ75の端部にはギア76が取り
付けられており、このギア76は槽壁に設けられたギア
78に噛み合っている。またギア78は、ローラ38B
のギア74に噛み合っている。したがって、ローラ38
Bが回転すると、これに伴って攪拌ローラ75が回転さ
れる。
【0036】攪拌ローラ75は、搬送ローラ38とほぼ
同じ長さであり、図5にも示すように螺旋状(例えば、
螺子形状、外周面に螺旋溝を形成した円柱、長尺状の板
材を捩じったもの等)に形成されている。
【0037】図6に示すように、発色現像槽18の矢印
F方向側には、補助槽40が設けられている。
【0038】発色現像槽18と補助槽40との間の隔壁
42には、開口44が形成されており、発色現像液が発
色現像槽18と補助槽40との間を行き来できるように
なっている。
【0039】補助槽40の底部には配管46の一端が連
結されており、配管46の他端はポンプ48の吸入側に
連結されている。
【0040】ポンプ48の吐出側には配管52の一端が
連結されている。この配管52の他端は発色現像槽18
の底部に設けられたノズル36(図6では図示せず)に
接続されている。
【0041】したがって、発色現像液は、ポンプ48の
作動により、補助槽40より吸引され、配管46、ポン
プ48、配管52を介してノズル36から噴出される。
【0042】発色現像用の補充剤としては、例えば、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−〔β−(メタンス
ルホンアミド)エチル〕アニリン硫酸塩、ポリエチレン
グリコール、N−ラウロイルアラニンナトリウム、ジス
ルホエチルヒドロキシルアミン2ナトリウム塩、チノパ
ールSFP(チバガイギー社製)、亜硫酸ナトリウム、
臭化カリウム、ジエチレントリアミン5酢酸、p−トル
エンスルホン酸ナトリウム、水酸化カリウム、マンニト
ール、炭酸カリウム、ジエチレントリアミン5酢酸第2
鉄アンモニウム1水塩、エチレンジアミン4酢酸、マレ
イン酸、パインフロー(松谷化学)、N−ラウロイルサ
ルコシンナトリウム等が含まれるが、これら以外の成分
であっても良い。
【0043】図4に示すように、発色現像槽18と漂白
定着槽20との間の隔壁104には、ペーパーPの通過
を可能とするスリット106が設けられている。隔壁1
04には、ゴム等の弾性体からなる薄肉のブレード10
8の下端部分がスリット106の下側に取り付けられて
おり、このブレード108の上端部分がスリット106
の開口部分に密着されて発色現像液と漂白定着液とが混
ざらないように(所謂コンタミ防止)構成されている。 (漂白定着槽)なお、漂白定着槽20が発色現像槽18
と異なる点は、ペーパーPの入口の構成が異なる点と、
処理液の種類が異なる点のみであり、その他の構成は発
色現像槽18と同一であるので漂白定着槽20の構成の
説明は省略する。
【0044】漂白定着用の補充剤としては、例えば、チ
オ硫酸アンモニウム、亜硫酸ナトリウム、臭化カリウ
ム、p−トルエンスルフィン酸、N−ラウロイルサルコ
シンナトリウム等が含まれるが、これら以外の成分であ
っても良い。 (水洗槽)図7に示すように、第1水洗槽22、第2水
洗槽24、第3水洗槽26及び第4水洗槽28には、発
色現像槽18及び漂白定着槽20と同様に、ペーパーP
を挟持して搬送する搬送ローラ38と、攪拌ローラ75
とが設けられている。
【0045】第1水洗槽22と第2水洗槽24との間の
隔壁110、第2水洗槽24と第3水洗槽26との間の
隔壁112、第3水洗槽26と第4水洗槽28との間の
隔壁114には、各々ペーパーPの通過を可能とするス
リット116が設けられている。
【0046】隔壁110、112、114には、スリッ
ト116の上側にゴム等の弾性体からなる薄肉の上ブレ
ード118の基部が、下側に同じくゴム等の弾性体から
なる薄肉の下ブレード120の基部が取り付けられてお
り、上ブレード118の先端部分及び下ブレード120
の先端部分とが密着しており、ペーパー搬送方向上流側
の水洗水が隣接する下流側の水洗水に混入しないように
構成されている。
【0047】第4水洗槽28の底部には、水タンクの水
をポンプ(共に図示せず。)によって供給されるように
配管122が接続されている。また、第4水洗槽28の
側壁にはオーバーフロー配管124の一端が接続される
排出口126が開口しており、このオバーフロー配管1
24の他端は第3水洗槽26の底部に開口している。
【0048】第3水洗槽26の側壁にはオーバーフロー
配管128の一端が接続される排出口130が開口して
おり、このオバーフロー配管128の他端は第2水洗槽
24の底部に開口している。
【0049】第2水洗槽24の側壁にはオーバーフロー
配管132の一端が接続される排出口134が開口して
おり、このオバーフロー配管132の他端は第1水洗槽
22の底部に開口している。
【0050】第1水洗槽22の側壁にはオバーフロー配
管136の一端が接続される排出口138が開口してお
り、このオバーフロー配管136の他端は図示しない排
液タンクに挿入されている。
【0051】ここで、排出口126、排出口130、排
出口134、排出口138の順に設けられている位置が
低くなっており、第4水洗槽28に水洗水が供給され、
水位が排出口126の下端よりも上昇すると、オバーフ
ローした水洗水がペーパー搬送方向上流側の第3水洗槽
26の流れ込む。
【0052】同様にして、第3水洗槽26をオバーフロ
ーした水洗水は排出口130を介して第2水洗槽24へ
流れ込み、第2水洗槽24をオバーフローした水洗水は
排出口134を介して第1水洗槽22へ流れ込み、第1
水洗槽22をオバーフローした水洗水は排出口138を
介して排液タンクに排出される。
【0053】ここで、第4水洗槽28には、発色現像槽
18及び漂白定着槽20と同様に補助槽40、スクリュ
ーフィーダー88(図7では共に図示せず。)が連結さ
れている。
【0054】水洗用の補充剤(安定剤)としては、例え
ば、炭酸ナトリウム・1水塩、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸ジナトリウム、チノパールSF
P、亜硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛7水塩、エチレンジア
ミン4酢酸2ナトリウム、硫酸アンモニウム、o−フェ
ニルフェノール、パインフロー、N−ラウロイルサルコ
シンナトリウム等が含まれるが、これら以外の成分であ
っても良い。
【0055】発色現像槽18、漂白定着槽20、第1水
洗槽22、第2水洗槽24、第3水洗槽26及び第4水
洗槽28は、耐薬品性、耐熱性優れた合成樹脂で形成さ
れている。
【0056】図1,4,7に示すように、これら発色現
像槽18、漂白定着槽20、第1水洗槽22、第2水洗
槽24、第3水洗槽26及び第4水洗槽28の底部に
は、各々開口90が形成されており、これらの開口90
の全てを塞ぐように底部の下面には一枚の熱伝導板92
が貼り付けられている。
【0057】この熱伝導板92は、上記各槽を形成する
合成樹脂よりも熱伝導性が良く、耐薬品性に優れた材質
で形成されている。本実施形態の熱伝導板92はステン
レススチール板であるが、発色現像液、漂白定着液等の
薬品により腐蝕せず、発色現像、漂白定着に影響を与え
ない材質であれば、他の材質であっても良い。
【0058】この熱伝導板92の下面には、電流を流す
ことによって発熱するシート状ヒータ94が密着して貼
り付けられている。
【0059】また、各槽内または処理液の循環経路途中
には、処理液の温度を測定する温度センサー(図示せ
ず)が設けられている。
【0060】制御装置17は、処理液の温度をこの温度
センサーによって計測し、処理液の温度が所定の温度
(本実施形態では40〜45°Cであるが、本発明はこ
れに限らず、処理液に応じて適宜変更される。)となる
ようにシート状ヒータ94に流す電流を制御する。
【0061】なお、露光部16、搬送ローラ38を駆動
するモータ等の駆動部分は全て制御装置17によって制
御されている。
【0062】また、各槽の処理液量が異なるため、開口
90の面積(熱伝導板92の槽内への露出面積)は、貯
留する処理液量に対応している。
【0063】即ち、処理液量の大きな処理槽(本実施形
態では、発色現像槽18、漂白定着槽20)の開口90
の面積は大きく、処理液量の小さな処理槽(本実施形態
では、第1水洗槽22、第2水洗槽24、第3水洗槽2
6、第4水洗槽28)の開口90の面積は小さく設定さ
れており、単位処理液量当たりに与える熱量を同じに
し、処理槽毎に温度上昇に差が生じないように設計され
ている。
【0064】なお、処理液毎に、最適な温度が異なる場
合には、それに応じて開口90の面積を変更する。即
ち、温度を高く設定する必要のある処理液の処理槽に対
しては開口90の面積を大とし、温度を低く設定する必
要のある処理液の処理槽に対しては開口90の面積を小
とする。 (乾燥装置)乾燥装置30には、図3及び図7に示すよ
うに、ゴム等の弾性体からなる薄肉のブレード140が
一対設けられており、水洗されたペーパーPはこのブレ
ード140によりスクイズされ、ガイド142を介して
搬送ローラ144で水平搬送され、水平搬送中に、図示
しないドライヤーからの温風が吹き付けられて乾燥され
る。なお、乾燥されたペーパーPは、排出口31を介し
て装置外へ排出される。 (作用)次に、本実施形態の作用を説明する。
【0065】ペーパーマガジン12から供給され、露光
部によって潜像が形成されたペーパーPは、発色現像槽
18の発色現像液によって発色現像処理され、漂白定着
槽20の漂白定着液によって漂白定着処理され、さらに
第1水洗槽22、第2水洗槽24、第3水洗槽26、第
4水洗槽28の各々の水洗水によって水洗が行われる。
【0066】水洗の終了したペーパーPは、乾燥装置3
0のブレード140で水洗水がスクイズされ、温風乾燥
された後、製品ストック部33に排出される。
【0067】ペーパーPの搬送中は、何れの槽のポンプ
48も常に作動しており、ノズル36から処理液をペー
パーPに向けて噴出している。
【0068】ここで、各槽の処理液は、シート状ヒータ
94により加温される。シート状ヒータ94の熱は、熱
伝導板92を介して処理液に伝達される。
【0069】また、ペーパーPの搬送中、即ち、搬送ロ
ーラ38が回転しているときには、攪拌ローラ75も回
転している。
【0070】この攪拌ローラ75は螺旋状に形成されて
おり、軸直角断面で見たときの外周表面形状が、回転軸
を曲率の中心とした真円でないので、回転することによ
り宋内の処理液を攪拌することができる。しかも、搬送
ローラ38とほぼ同じ長さ似形成されているので、搬送
ローラ38の長手方向(ペーパーPの幅方向)に沿って
均一に処理液が攪拌され、温度、組成共に均一化され、
ペーパーPの処理ムラを防止することができる。
【0071】また、槽内の処理液を均一化する専用のポ
ンプ等を処理槽毎に設ける必要がないので、装置の部品
点数を増加することが無い。
【0072】また、複数の槽に対して単一のシート状ヒ
ータ94を設けており、処理槽毎に、棒状のヒータを設
けたり配管経路にヒータを設ける必要がないのでヒータ
の設置スペースを大きく取ることがなく、部品点数が少
なくて済み、装置を小型化することができる。
【0073】また、各槽を形成する合成樹脂よりも熱伝
導性が良い熱伝導板92を介してシート状ヒータ94の
熱を処理液に伝達しているので、効率的かつ迅速に処理
液を加温することができる。合成樹脂は、金属に比較し
て熱伝導性が悪いため、熱伝導板92を設けない場合に
は、処理液が温まり難く、無駄なエネルギーを必要とす
る。
【0074】なお、上記実施形態では、攪拌ローラ75
が螺旋状に形成されていたが、本発明はこれに限らず、
少なくとも軸直角断面で見たときの外周表面形状が、回
転軸を曲率の中心とした真円でなければ良い。
【0075】例えば、図8に示すような一方の半径r1
と他方の半径r2とが異なる断面形状であっても良く、
図9に示すように長尺状の板形状であっても良く、図1
0に示すように、円柱外周面に複数の突起96が形成さ
れていても良い。
【0076】また、ローラ38Aの代わりに、図10に
示す複数の突起96を設けた攪拌ローラ75を用いるこ
ともできる。この場合、突起96はペーパーPの乳剤面
とは反対面に接触するので、画像品質に影響はしない。
また、このように、突起96のある攪拌ローラ75を挟
持ローラの片側に用いる場合には、突起96(または外
周面全体)をゴム等の弾性体で形成することが好まし
い。
【0077】また、本実施形態では、攪拌ローラ75の
回転数がローラ38Bの回転数と同じであったが、ロー
ラ38Bと攪拌ローラ75との間ギア比を変更してロー
ラ38Bの回転数よりも攪拌ローラ75の回転数を上げ
ることもできる。これにより、更に処理液の攪拌性を向
上することができる。
【0078】本実施形態では、発色現像槽18及び漂白
定着槽20に関しては、ノズル36から処理液を噴出し
ているので、槽内の処理液はある程度循環するが、第1
水洗槽22、第2水洗槽24、第3水洗槽26及び第4
水洗槽28では、処理液(洗浄水)を噴出するノズル3
6が設けられていなくても、攪拌ローラ75で洗浄水の
攪拌を行うので、ペーパーPを均一に洗浄することがで
きる。
【0079】また、本実施形態では、ノズル36からペ
ーパーPに向けて処理液を噴出させているが、攪拌ロー
ラ75によって処理液の攪拌を行っているので、ノズル
36から処理液を噴出する機構(ポンプ48等)を取り
除くことも可能である。これによって、更に装置の部品
点数の低減、小型化を図ることができる。
【0080】また、本実施形態のように、シート状ヒー
タ94を用いて処理槽の処理液を温調する構成は、処理
液量が少なく、処理槽深さが浅い装置に適している。1
槽当たりの処理液量は、200〜1000ミリリット
ル、好ましくは300〜700ミリリトルである。ま
た、処理液面(図中のWL)〜処理槽底部の寸法は、好
ましくは100〜200ミリである。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1,2に記載の感光材料処理装置は上記の構成としたの
で、処理液を加温するヒータ関係の部品点数を低減し、
装置の小型化を図ることができる、という優れた効果を
有する。
【0082】また、請求項3,4に記載の感光材料処理
装置は上記の構成としたので、循環ポンプ等が不要とな
り、さらに装置の小型化を図ることができる、という優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一実施形態に係る感光材料処理装
置の処理槽のペーパーの搬送方向に対して直角方向の断
面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る感光材料処理装置の
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る感光材料処理装置の
ペーパーの搬送方向に沿った断面図である。
【図4】発色現像槽及び漂白定着槽の拡大断面図であ
る。
【図5】攪拌ローラの斜視図である。
【図6】補充槽付近の斜視図である。
【図7】水洗槽の拡大断面図である。
【図8】他の実施形態に係る攪拌ローラの斜視図であ
る。
【図9】更に他の実施形態に係る攪拌ローラの斜視図で
ある。
【図10】更に他の実施形態に係る攪拌ローラの斜視図
である。
【符号の説明】
10 感光材料処理装置 18 発色現像槽(処理槽) 20 漂白定着槽(処理槽) 22 第1水洗槽(処理槽) 24 第2水洗槽(処理槽) 26 第3水洗槽(処理槽) 28 第4水洗槽(処理槽) 38 搬送ローラ P ペーパー(感光材料) 75 攪拌ローラ(攪拌手段) 92 熱伝導板(高熱伝導部材) 94 シート状ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H098 AA03 AA05 BA03 BA10 BA15 BA18 BA22 BA28 BA34 BA35 BA37 CA02 CA35 CA36 CA40 FA04 GA02 GA09 JA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料の処理を行う処理液を貯留した
    複数の処理槽を備え、前記感光材料を前記複数の処理槽
    を順に介して処理を行う感光材料処理装置であって、 前記複数の処理槽に単一のシート状ヒータを設けたこと
    を特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の処理槽の各々の壁面の少なく
    とも一部を、前記処理槽の壁面を構成する材質よりも熱
    伝導率の大きな高熱伝導部材で形成し、前記高熱伝導部
    材に前記シート状ヒータを取り付けたことを特徴とする
    請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽に設けられ、前記感光材料を
    前記処理液内で搬送する搬送ローラと、 前記搬送ローラを回転駆動する駆動手段と、 前記搬送ローラに沿って設けられ、回転軸に直角な断面
    で見たときに外周面が前記回転軸を中心とした真円では
    無く、前記駆動手段により回転されることによって前記
    処理槽内の処理液を攪拌する攪拌手段と、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理槽に設けられ、前記感光材料を
    前記処理液内で搬送する複数の搬送ローラと、 前記搬送ローラを回転駆動する駆動手段と、 前記複数の搬送ローラの少なくとも1本は、外周表面が
    凹凸形状であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の感光材料処理装置。
JP10373430A 1998-12-28 1998-12-28 感光材料処理装置 Pending JP2000194110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373430A JP2000194110A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 感光材料処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10373430A JP2000194110A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 感光材料処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000194110A true JP2000194110A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18502147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10373430A Pending JP2000194110A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 感光材料処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000194110A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4650308A (en) Method and apparatus for automatically self-cleaning film processors
US5307109A (en) Method and apparatus for processing photosensitive material
JP2000194110A (ja) 感光材料処理装置
JP2942663B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2000194104A (ja) 感光材料処理装置
JP2722427B2 (ja) ブレード組立体および感光材料処理装置
JP2696762B2 (ja) 感光材料処理装置
US5587760A (en) Automatic developing apparatus used for silver halide photosensitive material
JP2000194105A (ja) 感光材料処理装置及びブレ―ド
JP3335014B2 (ja) 補充液補充装置
JP2000258882A (ja) ブレード及び感光材料処理装置
JP2731975B2 (ja) 撮影用感光材料の処理方法
JP3349266B2 (ja) 感光材料処理装置
JP2000258881A (ja) ブレード及び感光材料処理装置
JPH0695333A (ja) 感光材料処理装置
JPH05265226A (ja) 感光材料処理装置の処理液補充装置
JPH10239815A (ja) 感光材料処理装置
JPH0635164A (ja) 感光材料乾燥装置
JP2002107892A (ja) 感光材料用自動現像機
JPH0486659A (ja) 感光材料処理装置
JP2000194113A (ja) 感光材料処理用処理剤補充装置
JPH04204651A (ja) 感光材料処理装置
JPH0683021A (ja) 感光材料乾燥装置
JPH05289282A (ja) フィルム処理装置
JPH04269745A (ja) 感光材料処理装置