JP2000193657A - 試料中の酸素分析方法および装置 - Google Patents

試料中の酸素分析方法および装置

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JP2000193657A JP10370880A JP37088098A JP2000193657A JP 2000193657 A JP2000193657 A JP 2000193657A JP 10370880 A JP10370880 A JP 10370880A JP 37088098 A JP37088098 A JP 37088098A JP 2000193657 A JP2000193657 A JP 2000193657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄鋼などの試料中に含まれる酸素を、それが
微量であっても精度よく定量することができる試料中の
酸素分析方法および装置を提供すること。 【解決手段】 抽出炉1内に不活性ガス5を供給しなが
ら炭素るつぼ2内の試料3を加熱融解し、そのとき抽出
されるガスをガス分析計7に導いて一酸化炭素濃度を測
定し、この一酸化炭素濃度に基づいて前記試料3中に含
まれる酸素を定量分析する方法において、前記抽出炉1
内に不活性ガス5を供給しながら前記炭素るつぼ2を空
の状態で脱ガスのために所定温度で所定時間加熱し、そ
の後、所定温度になっている前記炭素るつぼ2内に試料
3を投入し、抽出炉1内に不活性ガス5を供給しながら
前記試料3を収容した炭素るつぼ2を所定時間所定温度
で一次加熱し、その後、抽出炉1内のガスを吸引により
排出し、その後、抽出炉1内に不活性ガス5を供給しな
がら前記炭素るつぼ2を前記一次加熱時の温度よりも高
い所定温度で二次加熱するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、抽出炉において
例えば鉄鋼などの試料を加熱し、そのとき発生するガス
を分析計に導いて試料中に含まれる酸素を分析する方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄鋼などの材料中に含まれる酸素
を分析する方法として、例えば図3に示すように、直接
通電方式の抽出炉1内に黒鉛るつぼなどの炭素るつぼ2
を設け、この炭素るつぼ2内に試料としての鉄鋼3を収
容した状態で炭素るつぼ2に通電を行い、そのとき生ず
るガス4を、キャリアガス(ヘリウムガスなどの不活性
ガスが用いられる)5によって抽出炉1から導出し、抽
出炉1に接続された発生ガス流路6を介して非分散型赤
外線ガス分析計(NDIR)などのガス分析計7に導入
して、前記ガス中におけるCO(一酸化炭素)濃度を測
定し、このCO濃度に基づいて鉄鋼3中に含まれる酸素
濃度を得るものがある。なお、図3において、8はキャ
リアガスボンベ、9はキャリアガス導入路である。
【0003】ところで、鉄鋼中に含まれる酸素は、きわ
めて微量であるから、その分析を高精度に行うには、鉄
鋼中の酸素の量(または濃度)を、それ以外の酸素の量
(または濃度)と峻別して分析する必要がある。そし
て、前記鉄鋼中の酸素以外の酸素としては、鉄鋼3を収
容する炭素るつぼ2に含まれる酸素や、鉄鋼3そのもの
の表面に付着している酸素(これには、酸素そのものや
油分や汚れなどがある)がある。そのため、十分に脱ガ
ス処理した炭素るつぼ2を用いるとともに、鉄鋼3を電
解研磨したり、化学研磨したり、あるいは、鉄鋼3を4
00℃〜600℃で10分間加熱するなどの手法によっ
て前処理を行うなどしていた。
【0004】しかしながら、上述の手法では、一旦脱ガ
ス処理した炭素るつぼ2が分析に使用されるまでの間に
酸素を含んでしまうといった問題があるとともに、鉄鋼
3の前処理のための装置や手間が必要であるといった問
題がある。
【0005】上述の問題を一挙に解決するものとして、
図4(A),(C)に示すように、前記抽出炉1内に不
活性ガスを供給しながら、空の炭素るつぼ2に通電を行
ってこれを所定温度(例えば3000℃)加熱して脱ガ
スを行い、その後、前記脱ガス処理後の炭素るつぼ2が
所定温度(例えば1000℃)になったとき、その内部
に試料3を投入し、抽出炉1内に不活性ガスを供給しな
がら所定時間比較的低温(1000℃)で加熱し、その
後、より高温(例えば2000〜2500℃)で加熱す
ることが試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記分析手
法によれば次のような不都合があった。図4(B)は、
前記分析手法を実施したときの発生酸素量の時間的変化
を概略的に示すもので、前記脱ガスのための加熱(30
00℃で30秒間加熱を、0℃で5秒間を間に挟んで3
回行う)によって、この図において符号10,11,1
2で示すように、炭素るつぼ2に含まれている酸素が抽
出される。そして、炭素るつぼ2内に試料として鉄鋼3
を投入と同時に行われる低温加熱(1000℃で100
秒間加熱)によって、同図において符号13で示すよう
に、鉄鋼3の表面に付着している酸素が抽出される。な
お、図4において、横軸は時間(秒)を表しているが、
そのその長さを必ずしも比例して表してない。
【0007】しかしながら、前記低温加熱に引き続いて
行われる高温加熱(2500℃で12秒間)によって
は、発生する酸素の出力は、同図において符号14で示
すように、二つのピークを有するものとなり、本来定量
すべきものである鉄鋼3内部の酸素のほかに他の酸素を
含んだものとなっており、鉄鋼3の内部の酸素のみを定
量できないこととなる。これは、以下の理由によるもの
と考えられる。
【0008】すなわち、上記加熱温度1000℃と25
00℃とでは、炭素るつぼ2に対する酸素の脱離量が異
なり、2500℃の方が酸素の脱離量が多いと考えられ
る。脱ガス加熱により3000℃といった高温で所謂空
焼き処理した炭素るつぼ2であっても、1000℃に温
度を一旦下げ、その後、2500℃に温度を上げれば、
炭素るつぼ2の脱離酸素量が増え、これが鉄鋼3内部の
酸素のピークと重なり、鉄鋼3内部の酸素のみの正確な
定量が阻害されることになるのである。
【0009】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、鉄鋼などの試料中に含まれる酸
素を、それが微量であっても精度よく定量することがで
きる試料中の酸素分析方法および装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、抽出炉内に不活性ガスを供給しなが
ら炭素るつぼ内の試料を加熱融解し、そのとき抽出され
るガスをガス分析計に導いて一酸化炭素濃度を測定し、
この一酸化炭素濃度に基づいて前記試料中に含まれる酸
素を定量分析する方法において、前記抽出炉内に不活性
ガスを供給しながら前記炭素るつぼを空の状態で脱ガス
のために所定温度で所定時間加熱し、その後、所定温度
になっている前記炭素るつぼ内に試料を投入し、抽出炉
内に不活性ガスを供給しながら前記試料を収容した炭素
るつぼを所定時間所定温度で一次加熱し、その後、抽出
炉内のガスを吸引により排出し、その後、抽出炉内に不
活性ガスを供給しながら前記炭素るつぼを前記一次加熱
時の温度よりも高い所定温度で二次加熱するようにして
いる。
【0011】また、この発明では、抽出炉内に不活性ガ
スを供給しながら炭素るつぼ内の試料を加熱融解し、そ
のとき抽出されるガスをガス分析計に導いて一酸化炭素
濃度を測定し、この一酸化炭素濃度に基づいて前記試料
中に含まれる酸素を定量分析する装置において、前記抽
出炉内に不活性ガスを供給しながら前記炭素るつぼを空
の状態で脱ガスのために所定温度で所定時間加熱し、そ
の後、所定温度になっている前記炭素るつぼ内に試料を
投入し、抽出炉内に不活性ガスを供給しながら前記試料
を収容した炭素るつぼを所定時間所定温度で一次加熱
し、その後、抽出炉内のガスを吸引により排出し、その
後、抽出炉内に不活性ガスを供給しながら前記炭素るつ
ぼを前記一次加熱時の温度よりも高い所定温度で二次加
熱するようにしている。
【0012】上記構成の試料中の酸素分析方法および装
置において、例えば鉄鋼中の酸素を定量分析する場合、
まず、抽出炉内に不活性ガスを供給しながら炭素るつぼ
に通電して、炭素るつぼを空の状態で3000℃で加熱
することにより、炭素るつぼに含まれている酸素が抽出
され、所謂脱ガスが行われる。
【0013】その後、前記炭素るつぼの温度が500℃
程度に下がったとき、その内部に試料としての鉄鋼を投
入し、その状態で炭素るつぼに通電して1000℃前後
に一次加熱すると、前記鉄鋼の表面に付着している酸素
が抽出される。
【0014】そして、炭素るつぼをより高い温度で加熱
する二次加熱に移行する前に、炭素るつぼを速やかに2
000℃以上に昇温する。これによって、炭素るつぼか
ら二次的に酸素が抽出される。その後、ポンプを動作さ
せて抽出炉内のガスを排気する。この排気により、前記
鉄鋼の表面に付着している酸素および炭素るつぼから二
次的に抽出される酸素は、炭素るつぼの炭素と化合して
COとなり、その状態で抽出炉外に排出される。
【0015】その後、抽出炉内に不活性ガスを供給しな
がら炭素るつぼに通電して、これを2500℃前後に加
熱することにより、鉄鋼内部の酸素が抽出され、この酸
素が炭素るつぼの炭素と化合してCOとなって、他の発
生ガスとともにキャリアガスとしての不活性ガスによっ
て発生ガス流路に導出される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図2は、この発明の一
つの実施の形態を示す。まず、図1は、この発明の酸素
分析方法を実施するための装置の構成を概略的に示すも
ので、この図において、15,16は電磁弁よりなる開
閉弁で、それぞれ、キャリアガス導入路9、発生ガス流
路6の抽出炉1に近接して設けられている。また、17
は抽出炉1に接続されるガス排出流路で、その抽出炉1
に近い部分に吸引ポンプ18が設けられている。なお、
図中、図3における符号と同一の符号は同一物であるの
で、その説明は省略する。
【0017】上記装置を用いて、鉄鋼中の酸素を定量分
析する方法について、図2をも参照しながら説明する。
図2(A)は、炭素るつぼに供給される電力と炭素るつ
ぼの温度とを概略的に示す図、同図(B)は、発生酸素
量の時間的変化を概略的に示す図、同図(C)は、抽出
炉に対する不活性ガスの供給状況の時間的変化を概略的
に示す図である。なお、図2において、横軸は時間
(秒)を表しているが、ならずしもその長さを必ずしも
比例して表してない。また、この図2において、図4に
おける符号と同一の符号は同一物であるので、その説明
は省略する。
【0018】まず、抽出炉1内に炭素るつぼ2を設け、
開閉弁15,16を開状態にし、図2(C)に示すよう
に、抽出炉1内にヘリウムガス5をキャリアガスとして
供給しながら炭素るつぼ2に所定のサイクルで通電し
て、炭素るつぼ2を空の状態で例えば3000℃で所謂
脱ガス加熱する。この脱ガス加熱は、図2(A)で示す
ように、3000℃で30秒間加熱を、0℃で5秒間を
間に挟んで3回行う。これにより、炭素るつぼ2に含ま
れている酸素が、図2(B)において符号10,11,
12で示すように抽出され、所謂脱ガスが行われる(図
2(B)参照)。この酸素は、炭素るつぼ2の炭素と化
合してCOとなり、他の発生ガスとともにヘリウムガス
5によって抽出炉1外に導出され、発生ガス流路6を流
れ、ガス分析計7に供給される。
【0019】前記脱ガス処理を完了し、脱ガス処理した
炭素るつぼ2の温度が500℃程度に下がったとき、そ
の内部に試料としての鉄鋼3を投入し、抽出炉1内にヘ
リウムガス5を供給しながら(図2(C)参照)、炭素
るつぼ2に通電して1000℃前後に一次加熱する。こ
の一次加熱の時間は約100秒間である。なお、試料投
入は1000℃前後の一次加熱開始と同時に行う。この
一次加熱によって、図2(B)において符号13で示す
ように、鉄鋼3の表面に付着している酸素が抽出され
る。
【0020】そして、前記鉄鋼3の表面に付着している
酸素が抽出された後、炭素るつぼ2をより高い温度、例
えば2000℃以上に速やかに上昇する。これによっ
て、炭素るつぼ2に吸収されている酸素(二次酸素)
が、図2(B)において符号19で示すように、炭素る
つぼ2から抽出される。この昇温タイミングとほぼ同時
に、キャリアガス導入路9に設けてある開閉弁15を閉
めてヘリウムガス5の抽出炉1への供給を停止するとと
もに、発生ガス流路6に設けてある開閉弁16を閉めて
抽出炉1から発生ガスなどが発生ガス流路6の下流側に
流れていかないように、つまり、抽出炉1を密閉状態と
する。この状態で、ガス排出流路17に設けてある吸引
ポンプ18を動作させる。これによって、前記炭素るつ
ぼ2から抽出された酸素(二次酸素)は、残存している
鉄鋼3の表面酸素などとともに、抽出炉1から速やかに
ガス排出流路17に導出される。
【0021】上述のように、この発明においては、抽出
炉1内を一旦排気するようにしているが、このための吸
引ポンプ18による吸引動作の開始時間は、前記試料投
入から例えば約85秒後であり、前記二次的に発生した
酸素を抽出炉1外に導出させるため、抽出炉1にするヘ
リウムガス5の供給は一次的に停止されるが、前記吸引
ポンプ18の吸引動作開始と同時に停止され、図2
(C)に示すように、約20秒間停止される。
【0022】前記二次的に発生した酸素を抽出炉1外に
導出した後、開閉弁15,16を再び開くとともに、吸
引ポンプ18の動作を停止し、抽出炉1にヘリウムガス
5を供給している状態とし、炭素るつぼ2を2500℃
で加熱する。この2500℃の二次加熱は、前記100
0℃の一次加熱を100秒間行った後、引き続き行われ
るもので、約12秒間継続される。これにより、鉄鋼3
中の酸素が抽出され、これが炭素るつぼ2の炭素と化合
してCOとなり、他の発生ガスとともにヘリウムガス5
によって抽出炉1外に導出され、発生ガス流路6を流
れ、ガス分析計7に供給される。この発生ガスに含まれ
るCO濃度が得られ、これに基づいて鉄鋼3中の酸素濃
度が得られる。
【0023】上述の動作説明からも明らかなように、こ
の発明の酸素分析方法においては、試料3を収容した炭
素るつぼ2を一次加熱によってから二次加熱に移行する
タイミングで、炭素るつぼ2を急激に昇温するととも
に、抽出炉1内のガスを吸引するようにして、炭素るつ
ぼ2内に含まれている酸素に起因するCOがガス分析計
7に供給されないようにしているので、試料3内に含ま
れている酸素のみを精度よく定量分析することができ
る。因みに、従来の酸素分析方法においては、二次的な
酸素の濃度が1.75ppmであったものが、この発明
の酸素分析方法においては、これを0.15ppmとい
った程度にまで低減することができ、二次的な酸素をほ
とんど無視できるようになった。
【0024】なお、試料3が鉄鋼の場合、その表面に付
着している酸素を除去するための一次加熱の温度として
は、800〜1100℃と従来より広くなり、それだ
け、分析の幅が広がる。また、試料内部の酸素の抽出の
ための二次加熱の温度も、2000〜2500℃にする
ことができる。
【0025】そして、上記の実施の形態においては、抽
出炉1にガス排出流路17を接続し、これに吸引ポンプ
18を設けているが、これに代えて、発生ガス流路6の
開閉弁16に代えて、三方電磁弁を設け、この三方電磁
弁に接続される流路に吸引ポンプ18を設けるようにし
てもよい。
【0026】また、この発明は、上記鉄鋼中の酸素濃度
の定量のみならず、他の金属やセラミックなど他の材料
における酸素濃度の定量分析に適用できることはいうま
でもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の酸素分
析方法においては、抽出炉内に不活性ガスを供給しなが
ら、試料を収容した炭素るつぼを低温で加熱する一次加
熱と、高温で加熱する二次加熱との間において不活性ガ
スの供給を停止し、抽出炉内のガスを吸引により排出す
るようにして、炭素るつぼから二次的に抽出される酸素
を巧みに除去するようにしているので、試料内部の酸素
のみを正確に定量することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の試料中の酸素分析方法を実施するた
めの装置の構成を概略的に示す図である。
【図2】前記試料中の酸素分析方法を説明するための図
で、(A)は炭素るつぼに供給される電力と炭素るつぼ
の温度とを概略的に示す図、(B)は発生酸素量の時間
的変化を概略的に示す図、(C)は抽出炉に対する不活
性ガスの供給状況の時間的変化を概略的に示す図であ
る。
【図3】従来の酸素分析方法を実施するための装置の構
成を概略的に示す図である。
【図4】前記酸素分析方法を説明するための図で、
(A)は炭素るつぼに供給される電力と炭素るつぼの温
度とを概略的に示す図、(B)は発生酸素量の時間的変
化を概略的に示す図、(C)は抽出炉に対する不活性ガ
スの供給状況の時間的変化を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…抽出炉、2…炭素るつぼ、3…試料、4…発生ガ
ス、5…不活性ガス、7…ガス分析計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 昌彦 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 Fターム(参考) 2G055 AA03 AA05 BA02 CA22 CA25 DA22 DA23 EA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出炉内に不活性ガスを供給しながら炭
    素るつぼ内の試料を加熱融解し、そのとき抽出されるガ
    スをガス分析計に導いて一酸化炭素濃度を測定し、この
    一酸化炭素濃度に基づいて前記試料中に含まれる酸素を
    定量分析する方法において、前記抽出炉内に不活性ガス
    を供給しながら前記炭素るつぼを空の状態で脱ガスのた
    めに所定温度で所定時間加熱し、その後、所定温度にな
    っている前記炭素るつぼ内に試料を投入し、抽出炉内に
    不活性ガスを供給しながら前記試料を収容した炭素るつ
    ぼを所定時間所定温度で一次加熱し、その後、抽出炉内
    のガスを吸引により排出し、その後、抽出炉内に不活性
    ガスを供給しながら前記炭素るつぼを前記一次加熱時の
    温度よりも高い所定温度で二次加熱することを特徴とす
    る試料中の酸素分析方法。
  2. 【請求項2】 抽出炉内に不活性ガスを供給しながら炭
    素るつぼ内の試料を加熱融解し、そのとき抽出されるガ
    スをガス分析計に導いて一酸化炭素濃度を測定し、この
    一酸化炭素濃度に基づいて前記試料中に含まれる酸素を
    定量分析する装置において、前記抽出炉内に不活性ガス
    を供給しながら前記炭素るつぼを空の状態で脱ガスのた
    めに所定温度で所定時間加熱し、その後、所定温度にな
    っている前記炭素るつぼ内に試料を投入し、抽出炉内に
    不活性ガスを供給しながら前記試料を収容した炭素るつ
    ぼを所定時間所定温度で一次加熱し、その後、抽出炉内
    のガスを吸引により排出し、その後、抽出炉内に不活性
    ガスを供給しながら前記炭素るつぼを前記一次加熱時の
    温度よりも高い所定温度で二次加熱することを特徴とす
    る試料中の酸素分析装置。
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