JP2000193595A - 缶底外面汚れの検出装置 - Google Patents

缶底外面汚れの検出装置

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JP2000193595A
JP2000193595A JP10377366A JP37736698A JP2000193595A JP 2000193595 A JP2000193595 A JP 2000193595A JP 10377366 A JP10377366 A JP 10377366A JP 37736698 A JP37736698 A JP 37736698A JP 2000193595 A JP2000193595 A JP 2000193595A
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light
projector
annular
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light projector
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JP10377366A
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Maki Sekiguchi
真樹 関口
Hiroyuki Aida
博之 會田
Tetsuya Taguchi
哲也 田口
Toshiyuki Arita
俊幸 有田
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底部と胴部とを一体に成形した缶詰用の缶の
缶底外面に付着した僅かな汚れも検出できる装置を提供
する。 【解決手段】 円筒形の胴部の一端に縮径するテーパー
部cと外方に突出した環状のリム部aの内方に窪んだド
ーム部bとからなる底部を一体に成形した缶詰用缶の缶
底外面に、環状の投光器2で缶軸に平行に照明光を当
て、カメラ1で撮影し、その映像を画像処理して缶底外
面の汚れを検出する装置であって、吸着ターレットで保
持された缶の通過位置において、外側面と前端縁を覆う
プロテクター3を設けた環状の投光器2を缶底に近接さ
せて設置した。吸着ターレットで保持されて高速で搬送
される缶が、投光器に激突して投光器を破損する恐れが
ないため、缶底を近くから照射して均一な反射光が得ら
れ、検出精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底部と胴部とを一
体に成形した缶詰用缶において、その缶底外面に塗料汚
れや油汚れ等がないかを、画像処理手段を用いて検出す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平3−199949号公報には、載
置台上に置かれたプラスチック容器本体の上方に、この
容器本体に光を投光する投光器と容器本体からの反射光
を受光するカメラとを設置し、このカメラからの画像信
号に基づき、容器本体のうち所定汚れ量以上の汚れ部分
の面積を演算するとともに、この汚れ部分の面積が許容
範囲に入ってるか否かを判定する画像処理装置とを備え
た汚れ検出装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】底部と胴部とを一体に
成形した缶詰用缶を製造する場合、金属露出面をなくす
ために缶の内面に塗料をスプレー塗装している。このと
き、缶の搬送装置に付着した塗料が、搬送中の缶の缶底
外面に付着してしまうという問題が起きる。
【0004】上記の缶底外面の塗料汚れを検出するため
に、前記特開平3−199949号公報に記載された汚
れ検出装置を利用することが考えられる。この場合、僅
かな汚れも検出するには汚れ検出装置の感度を上げる必
要があり、その一手段として投光器の照度を上げ、汚れ
と汚れのない部分との明るさの差を明確にすることが考
えられる。
【0005】しかし、被検査品が底部と胴部とを一体に
成形した缶詰用の缶の場合、金属製の缶をその缶胴の軸
線を含む断面で見ると、図1の右方に示すように、缶T
の缶底は、環状に突出したリム部aの中央部に内方に窪
んだドーム部bと、周縁部に外方に拡るテーパー部cと
が形成されている。そのため、投光器で缶胴の軸線方向
に缶底を照明したときに、ドーム部bは反射光を収斂さ
せるが、一方、テーパー部cは反射光を拡散することに
なるので、投光器の照度を上げただけでは、缶胴の軸線
方向における缶底の輝度が、缶底のドーム部bとテーパ
ー部cとで大きく異なることとなるので、検出器の感度
を上げることができない。本発明は、底部と胴部とを一
体に成形した缶詰用の缶であって、照明光の収斂部と拡
散部とを併せ有する缶底外面に付着した僅かな汚れも検
出できる装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒形の胴部
の一端に縮径するテーパー部と該テーパー部に接続して
外方に突出した環状のリム部と該リム部の内方に窪んだ
ドーム部とからなる底部を一体に成形した缶詰用缶の缶
底外面に、中心に透光孔を有する環状の投光器で缶軸に
平行に照明光を当て、缶底からの反射光を前記投光器の
透光孔を通して該投光器と光軸を合わせて設置したカメ
ラで撮影し、その映像を画像処理して缶底外面の汚れを
検出する装置であって、該装置は、吸着ターレットで保
持された缶の通過位置において、外側面と前端縁を覆う
プロテクターを設けた環状の投光器を前記缶の缶底に近
接させて設置した。吸着ターレットで保持されて高速で
搬送される缶が、缶底外面汚れの検出装置の投光器に激
突して投光器を破損する恐れがないように、投光器にプ
ロテクターを設けたので、投光器を缶の缶底に近接させ
て設置することが可能となり、缶底を近くから照射して
均一な反射光が得られ、検出精度が向上する。更に、多
数の超高輝度発光ダイオードを環状に設置した光源を有
すると共に、該超高輝度発光ダイオードの間に投光器の
軸線と平行な複数の補強板を備えた発光ダイオードラン
プとすることにより、前記と同様な作用効果を奏すると
共に、光源の電力消費を低減し、光を反射し易いアルミ
ニウム缶の汚れ検出装置に使用するのに好適である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を摸
式化して示したものであり、被検査品である缶Tの缶底
には、前記のとおりリム部a、ドーム部b及びテーパー
部cとが形成されている。缶Tは、水平に倒されて、減
圧されたポケットを有するバキュームターレットや電磁
石を使った吸着ターレットで胴部を保持されていて、そ
の開口端の縮径加工と缶蓋を取り付けるためのフランジ
加工を施され、次いで缶底外面の汚れを検査するために
水平に倒され、缶底外面汚れの検出装置の前を通過す
る。
【0008】缶底外面汚れの検出装置は、缶底を照明す
るための環状投光器2と缶底からの反射光を撮影するた
めのカメラ及び判定回路とからなるカメラセット1で構
成され、吸着ターレットで保持された缶Tの中心軸とカ
メラの光軸が一致した瞬間に缶底を撮影する。3は、環
状投光器2を保護するためのプロテクターである。カメ
ラで撮影された画像は判定回路で二値化され、設定値と
比較することにより塗料カス等による汚れを検出するも
のである。
【0009】上記の検出装置で、直径1.5mm程度の塗
料カス等による汚れを逃さず検出するために、環状投光
器2の明るさを増加させると、ドーム部bからの反射光
は増加するが、テーパー部cからの反射光はそれ程増加
せず、缶底からの反射光の明暗の幅が大きくなり、検出
精度が良くならないことが判明した。そこで本件発明者
らは、数々の実験の結果、直径約65mmの缶底外面の汚
れを検出する場合、20ワットから60ワット程度の投
光器を缶底から40mmから20mmのところに設置する
と、直径1.5mm程度の塗料カス等による汚れを逃さず
検出できることを見出した。
【0010】一方、吸着ターレットによる缶の保持は、
吸着効率を高めるため、缶底に向かい合う端面を固定板
で覆っているが、検査装置の位置に搬送されたときに
は、缶底外面の汚れを検査するためにその固定板が取り
除かれている。したがって、缶の胴部に凹み等が有って
缶胴部の吸着が不十分である場合に、検出装置の位置に
搬送された缶が、比較的に重たい缶底方向、すなわち、
検出装置の投光器2の方へ飛び出して来ることが有る。
このようなときには、飛び出した缶が缶底に近接して設
置した投光器2を直撃し、その中心軸をずらせたり、破
損させたりする事態が発生する。上記の事態に対処する
ため、本発明では、投光器2の前面にプロテクター3を
設置して投光器2を保護するようにした。
【0011】
【実施例1】以下に、投光器とプロテクターの実施例を
示す。図2は投光器を示し、図2Aは正面図、図2Bは
側面図である。図3はプロテクターを示し、図3Aは正
面図、図3Bは側面図である。図4は投光器とプロテク
ターを組立た状態の側面図である。本例は、投光器の光
源として市販の環状キセノンランプを使用したもので、
キセノンランプの光は、光を反射し難いスチール缶の汚
れ検出装置に使用するのに好適である。図2において、
環状のキセノンランプ4は、中央の中空部を取囲んで環
状に光りを一方向に放射するスリット部5を備え、その
直径を69mmとする。図3において、投光器のプロテク
ター6は、環状キセノンランプ4のスリット部5の僅か
に外側までを覆う環状の端面部7と、環状キセノンラン
プ4の側面を覆う側面部8と、この側面部8に固設した
取付板9とからなる。図4において、環状キセノンラン
プ4は、その導電管を取付部品に挟まれてボルトで機枠
10に取り付けられ、プロテクター6は、環状キセノン
ランプ4を覆って取付板9の穴を通したボルトで取付部
品に固定されている。
【0012】60ワットの環状キセノンランプ4を使用
し、直径約65mmのスチール缶の缶底との間の距離を2
0mmにした場合、缶底外面の汚れを直径1.5mm程度の
塗料カス等による汚れまで検出できた。
【0013】
【実施例2】この実施例は、投光器の光源として発光ダ
イオードを使用したもので、発光ダイオードの光は、光
を反射し易いアルミニウム缶の汚れ検出装置に使用する
のに好適である。図5に発光ダイオードランプを示し、
図5Aは断面図、図5Bは背面図である。発光ダイオー
ドランプ11は、有底円筒状の筒の底部の中心に透光孔
12を設け、その周りから円筒部内面に亘り、364個
の超高輝度発光ダイオード13をすり鉢状にかつ環状に
設置したもので、その発光ダイオード13の間に、図5
Bに示すように4枚の補強板14が透光孔12の周縁か
ら放射状に60度、120度、60度、120度の間隔
を置き、発光ダイオードランプ11の軸線と平行にX字
状に取り付けられている。補強板14は、汚れ検出装置
の前面に搬送された缶Tが発光ダイオードランプ11内
に飛び込んできたときに、発光ダイオード13に缶Tが
衝突するのを防止する。
【0014】図6は、発光ダイオードランプ11を取り
付けた実施例2の平面図である。発光ダイオードランプ
11は、機枠15にボルトで固定され、プロテクター1
6は、環状端面部17と側面部18とで発光ダイオード
ランプ11を覆って機枠15にボルトで固定され、カメ
ラセット19も機枠15にボルトで固定されている。
【0015】上記実施例2の汚れ検出装置において、2
0ワットの発光ダイオードランプ11を使用し、直径約
65mmのアルミニウム缶の缶底との間の距離を35mmに
した場合、缶底外面の汚れを直径1.5mm程度の塗料カ
ス等による汚れまで検出できた。更に、発光ダイオード
ランプ11内に補強板14を設けたので、たとえ、缶が
ランプ内に飛び込んだとしても、補強板に当り、発光ダ
イオードが損傷することはない。
【0016】
【発明の効果】本発明の缶底外面汚れの検出装置は、投
光器にプロテクターを設けたため、投光器を缶底に接近
して設けることが可能となり、直径1.5mm程度の塗料
カス等による汚れを残らず検出できると共に、たとえ、
缶が衝突したとしても、投光器を損傷することがないの
で、缶底外面汚れの検出を中断する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す摸式図。
【図2】本発明の検出装置に使用する環状キセノンラン
プの正面図と側面図。
【図3】環状キセノンランプのプロテクターの正面図と
側面図。
【図4】環状キセノンランプとプロテクターを組立た状
態の側面図。
【図5】発光ダイオードランプの断面図と背面図。
【図6】発光ダイオードランプを取付けた本発明の検出
装置の平面図。
【符号の説明】
1,19:カメラセット 2:投光器 3:プロテクタ
ー 4:環状キセノンランプ 5:スリット部 6:プ
ロテクター 10,15:機枠 11:発光ダイオード
ランプ 12:透光孔 13:発光ダイオード 14:
補強板 T:缶 a:リム部 b:ドーム部 c:テーパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 哲也 神奈川県相模原市西橋本5丁目5番1号 大和製罐株式会社技術開発センター内 (72)発明者 有田 俊幸 神奈川県相模原市西橋本5丁目5番1号 大和製罐株式会社技術開発センター内 Fターム(参考) 2G051 AA21 AB01 AB20 AC24 BA20 CA04 CB01 EA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の胴部の一端に縮径するテーパー
    部と該テーパー部に接続して外方に突出した環状のリム
    部と該リム部の内方に窪んだドーム部とからなる底部を
    一体に成形した缶詰用缶の缶底外面に、中心に透光孔を
    有する環状の投光器で缶軸に平行に照明光を当て、缶底
    からの反射光を前記投光器の透光孔を通して該投光器と
    光軸を合わせて設置したカメラで撮影し、その映像を画
    像処理して缶底外面の汚れを検出する装置であって、 該装置は、吸着ターレットで保持された缶の通過位置に
    おいて、外側面と前端縁を覆うプロテクターを設けた環
    状の投光器を前記缶の缶底に近接させて設置したことを
    特徴とする缶底外面汚れの検出装置。
  2. 【請求項2】 前記投光器が、多数の超高輝度発光ダイ
    オードを環状に設置した光源を有すると共に、該超高輝
    度発光ダイオードの間に投光器の軸線と平行な複数の補
    強板を備えた発光ダイオードランプである請求項1に記
    載の缶底外面汚れの検出装置。
JP10377366A 1998-12-28 1998-12-28 缶底外面汚れの検出装置 Withdrawn JP2000193595A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003307498A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Mitsubishi Materials Corp 検査装置
JP2012083245A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Kirin Brewery Co Ltd 残液検出装置
JP7452185B2 (ja) 2020-03-30 2024-03-19 東洋製罐株式会社 塗膜を有する容器の検査装置及び検査方法

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Effective date: 20060307