JP2004317426A - 容器の底異物検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラス壜等の容器底部にあるガラス片等の反射性異物(透光性異物)およびパッキン等の遮光性異物を確実に検出することができる容器の底異物検査装置を提供する。
【解決手段】液体が充填された透光性容器1の底部1bに異物10があるか否かを検査する装置において、容器1の側方に配置され容器1の側方から容器1内を照明する照明装置2と、容器1を挟んで照明装置2の反対側に配置されるとともに互いに離間して配置された複数のミラーm1,m2,m3,m4と、複数のミラーm1,m2,m3,m4の上方に配置された撮像手段3とを備え、照明装置2からの光は、容器1内に入射して容器底部1bを照らした後に、容器1を透過して複数のミラーm1,m2,m3,m4に入射し、これらミラーm1,m2,m3,m4より反射された反射光は撮像手段3に入射する。
【選択図】 図1
【解決手段】液体が充填された透光性容器1の底部1bに異物10があるか否かを検査する装置において、容器1の側方に配置され容器1の側方から容器1内を照明する照明装置2と、容器1を挟んで照明装置2の反対側に配置されるとともに互いに離間して配置された複数のミラーm1,m2,m3,m4と、複数のミラーm1,m2,m3,m4の上方に配置された撮像手段3とを備え、照明装置2からの光は、容器1内に入射して容器底部1bを照らした後に、容器1を透過して複数のミラーm1,m2,m3,m4に入射し、これらミラーm1,m2,m3,m4より反射された反射光は撮像手段3に入射する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の底異物検査装置に係り、特に飲料等の液が充填されたガラス壜等の透光性容器の底部にガラス片やゴムパッキン等の異物が沈殿しているか否かを光学的に検査する容器の底異物検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ガラス壜等の透光性容器について、容器の内部に存在する異物または容器の内部に付着した汚れ等を検出するために、容器を照明しCCDカメラ等により撮像することにより検査を行っている。液体が充填された容器においては、異物は容器の底部に存在することが多い。ガラス壜等の透光性容器の底部に存在する異物を検査する装置として容器の底異物検査装置がある。容器の底異物検査装置においては、容器の側方から容器を照明し、容器の下方に配置されたCCDカメラにより容器の底部を透過した光を撮像し、得られた画像を画像処理装置により処理して容器底部に存在する異物を検出している。この場合、異物が遮光性の異物の場合には、異物は、CCDカメラで得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い影となって映り、この暗い影を画像処理装置により判別することにより異物を検出している。異物がガラス片等の反射性の異物である場合には、異物は乱反射して明るく光るため、CCDカメラで得られた画像中では所定の明るさの背景の中に明るい点(又は領域)となって映り、この明るい点(又は領域)を画像処理装置により判別することにより異物を検出するようにしている。
【0003】
上述した容器の底異物検査装置においては、容器を所定の搬送経路で搬送しつつ検査することが行われており、通常、スターホイールで支持されて移動する容器の搬送経路の側方から容器の下部を照明し、容器の下方からCCDカメラにより容器の底部を撮影して、異物の有無を検査するようにしている。この場合、容器にできるだけ多くの照明光が入射するようにするために、容器の搬送経路の前後には照明を設置できないため、容器の搬送経路の両側に円弧状の照明を設置し、容器の搬送方向の前後面にも照明が入射するように工夫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した円弧状の照明を容器の搬送経路の両側に設け、容器下部を両側面から照明するという方法では、容器の搬送経路の前後から容器に照明光を入射させることができないので、どうしても明るさが不均一になり、容器の搬送経路の前後方向にある異物の検出精度が低く、また検出精度にばらつきがあるという問題点がある。
【0005】
また、異物がガラス片等の反射性の異物である場合には、異物は乱反射して明るく光るために、CCDカメラで得られた画像中では異物と背景との濃淡の差がはっきりするので異物を検出できるが、異物がゴムパッキン片やナット等の遮光性の異物の場合には、異物は光を反射しないために、CCDカメラで得られた画像中では容器底部の全体が薄ぼんやりとした画像となり、異物と背景との濃淡の差がつかず異物を検出し難いという問題点がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ガラス壜等の容器底部にあるガラス片等の反射性異物(透光性異物)およびパッキン等の遮光性異物を確実に検出することができる容器の底異物検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、液体が充填された透光性容器の底部に異物があるか否かを検査する装置において、容器の側方に配置され容器の側方から容器内を照明する照明装置と、容器を挟んで前記照明装置の反対側に配置されるとともに互いに離間して配置された複数のミラーと、前記複数のミラーの上方に配置された撮像手段とを備え、前記照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照らした後に、容器を透過して前記複数のミラーに入射し、これらミラーより反射された反射光は前記撮像手段に入射することを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照明した後に容器のそれぞれ異なった位置を透過し、複数のミラーを経由する光路をとって撮像手段に入射する。そして、これらの入射光は撮像手段により撮影される。
容器底部にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、この遮光性異物により遮光されるので、撮像手段で得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い点(または領域)となって映り、この暗い点(または領域)を画像処理装置により判別することによりゴムパッキン片等の遮光性異物を検出できる。一方、異物がガラス片等の透光性異物であっても、異物に入射した光は異物を透過する間に光が減衰されるので、撮像手段で得られた画像中では所定の明るさの背景の中にこの背景よりも暗い点(または領域)となって映り、この薄ぼんやりと暗い点(または領域)を画像処理装置により判別することによりガラス片等の透光性異物を検出できる。
【0009】
本発明の一態様によれば、前記撮像手段は、単一のCCDカメラからなる。
本発明によれば、複数のミラーが互いに離間して設置されているため、容器底部の異なった領域からの光は、CCDカメラにおける単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。
【0010】
本発明の一態様によれば、前記容器を直線状又は円弧状の搬送経路に沿って搬送する搬送手段を設け、該搬送手段の搬送経路を挟んで、前記照明装置と、前記複数のミラーおよび前記撮像手段とを対向配置して一組の検査ユニットを構成する。
本発明の一態様によれば、前記検査ユニットを前記搬送経路に沿って複数組設ける。
本発明の一態様によれば、前記複数組の検査ユニットは、前記搬送手段によって搬送される容器を中心として、互いに所定角度離間して設置される。
本発明によれば、複数組の検査ユニットは、搬送手段によって搬送される容器を中心として、互いに所定角度離間して設置されている。このように、互いに所定角度離間した複数組の検査ユニットにより容器の全周を撮像することができるため、容器底部にある異物を確実に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る容器の底異物検査装置の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は本発明の容器の底異物検査装置の基本構成を示す模式図であり、図2は図1の要部拡大図である。図1および図2において、符号1は飲料等の液体が充填されたビール壜等のガラス壜であり、ガラス壜1は図示されない搬送装置によって搬送されるようになっている。
【0012】
ガラス壜1の側方には、ガラス壜1の胴部下部1aを照明する照明装置2が配置されている。ガラス壜1を挟んで照明装置2の反対側には、複数のミラーm1,m2,m3,m4が配設されている。すなわち、ガラス壜1を挟むように照明装置2と複数のミラーm1,m2,m3,m4とが設置されている。またミラーm1,m2,m3,m4の上方にはCCDカメラ3が設置されている。ミラーm1,m2,m3,m4は、ガラス壜1の軸心Oからの水平方向の位置(l1,l2,l3,l4)および設置面(図示せず)からの垂直方向の位置(h1,h2,h3,h4)がそれぞれ異なって配置されており、またミラーm1,m2,m3,m4は水平面に対してそれぞれ所定角度θ1,θ2,θ3,θ4だけ傾いて配置されている。これらの角度θ1,θ2,θ3,θ4は、それぞれ異なった角度でもよく、また同一の角度であってもよい。これら複数のミラーm1,m2,m3,m4により、照明装置2からガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射し、ガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した光をCCDカメラ3に入射させるようにしている。CCDカメラ3は、画像処理装置4に接続されており、この画像処理装置4によりCCDカメラ3で得られた画像を処理することができるようになっている。
【0013】
次に、図1および図2に示すように構成された容器の底異物検査装置の作用を説明する。図1および図2に示すように、照明装置2からの光は、ガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射し、壜底部1bを照明した後に、胴部下部1aおよび壜底部1bを透過する。ガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した光は、それぞれミラーm1,m2,m3,m4に入射し、これらミラーm1,m2,m3,m4により反射される。そして、各ミラーm1,m2,m3,m4からの反射光はCCDカメラ3に入射する。すなわち、照明装置2からの光は、ガラス壜1内に入射して壜底部1bを照明した後にガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過し、ミラーm1,m2,m3,m4を経由する光路L1,L2,L3,L4をとってCCDカメラ3に入射する。そして、これらの入射光はCCDカメラ3により撮影される。
【0014】
本実施形態においては、4個のミラーm1,m2,m3,m4が互いに離間して設置されているため、ガラス壜1の壜底部1bの異なった領域からの光は、CCDカメラ3における単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。そして、CCDカメラ3により得られた画像を画像処理装置4によって処理し、壜底内部にゴムパッキン片やガラス片等の異物が存在するか否かを判別することができる。
【0015】
壜底にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、照明装置2からの光は、ガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射して壜底部1bを照らす。ガラス壜1内の壜底部1bを照らした光は、胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した後にミラーm1,m2,m3,m4に入射する。この場合、壜底内部にゴムパッキン片の遮光性異物が存在すると、壜底部1bを照らした光の一部は、この異物により遮光されるので、この異物に対応した位置からミラーm1,m2,m3,m4に入射する光は存在しない。そして、ミラーm1,m2,m3,m4に入射した光はミラーm1,m2,m3,m4で反射し、反射光はCCDカメラ3に入射する。
【0016】
上述したように、壜底部にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、この遮光性異物により遮光されるので、CCDカメラ3で得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い点(または領域)となって映り、この暗い点(または領域)を画像処理装置4により判別することによりゴムパッキン片等の遮光性異物を検出できる。一方、異物がガラス片等の透光性異物であっても、異物に入射した光は異物を透過する間に光が減衰されるので、CCDカメラ3で得られた画像中では所定の明るさの背景の中にこの背景よりも暗い点(または領域)となって映り、この薄ぼんやりと暗い点(または領域)を画像処理装置4により判別することによりガラス片等の透光性異物を検出できる。
【0017】
図3および図4は、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図3(a)は壜底の異物の位置を示す模式的平面図であり、図3(b)は壜底の異物の位置を示す模式的断面図であり、図4(a)および図4(b)はCCDカメラ3で得られた画像を示す図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、異物10が壜底中央部にある場合と、カメラ側の壜底外周部にある場合について、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像した。なお異物にはM3のナットを用いた。図4(a)は異物10が壜底中央部にある場合の撮像結果を示す図であり、図4(b)は異物10がカメラ側の壜底外周部にある場合の撮像結果を示す図である。
【0018】
図4(a)および図4(b)に示すように、ガラス壜1の4個の領域からの光は、それぞれ4個のミラーm1,m2,m3,m4を経由してCCDカメラ3における単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。図4(a)および図4(b)において、上から順に、それぞれミラーm1,m2,m3,m4を経由した画像である。異物10が壜底中央部にある場合には、図4(a)に示すように、異物10の画像10iはミラーm1およびm2を経由した画像中に形成されている。一方、異物10がカメラ側の壜底外周部にある場合には、図4(b)に示すように、異物10の画像10iはミラーm1,m2,m3,m4を経由した各画像中に形成されている。
【0019】
図5は、本発明の容器の底異物検査装置の具体的構成を示す模式的平面図である。
図5に示すように、ガラス壜1は搬送手段を構成するコンベア11によって直線状の搬送経路に沿って搬送されるようになっている。コンベア11を挟んで、前記照明装置2と、前記複数のミラーm1〜m4および前記CCDカメラ3とを対向配置して一組の検査ユニットを構成し、この検査ユニットをコンベア11の搬送経路に沿って複数組設けている。すなわち、図5に示す例においては、コンベア11の搬送経路に沿って4組の検査ユニットU1,U2,U3,U4を設けている。そして、第1検査ユニットU1と第2検査ユニットU2とは、コンベア11によって搬送されるガラス壜1を中心として、互いに90゜離間して設置されている。第1検査ユニットU1と第2検査ユニットU2とは、ガラス壜1の搬送方向の左側に配置された照明装置2より投光してガラス壜1を透過した透過光をガラス壜1の搬送方向の右側に配置されたCCDカメラ3により撮像するようにしている。
【0020】
第3検査ユニットU3と第4検査ユニットU4とは、コンベア11によって搬送されるガラス壜1を中心として、互いに90゜離間して設置されている。第3検査ユニットU3と第4検査ユニットU4とは、ガラス壜1の搬送方向の右側に配置された照明装置2より投光してガラス壜1を透過した透過光をガラス壜1の搬送方向の左側に配置されたCCDカメラ3により撮像するようにしている。
【0021】
図5に示す構成によれば、4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4は、コンベア11によって搬送されるガラス壜(2個のガラス壜)1を中心として、互いに90゜ずつ離間して設置されている。このように、互いに90゜ずつ離間した4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4によりガラス壜1の全周を撮像することができるため、ガラス壜1の壜底部にある異物を確実に検出することができる。
【0022】
図5に示した例では、ガラス壜1をコンベア11により直線状の搬送経路に沿って搬送するようにしたが、ガラス壜1をスターホイールにより円弧状の搬送経路に沿って搬送するようにしてもよい。この場合にも、4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4は、円弧状の搬送経路に沿って設け、かつ各検査ユニットにおける照明装置2と、複数のミラーm1〜m4およびCCDカメラ3とを搬送経路を挟んで配置すればよい。
【0023】
図6は、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合の他の例を示す図である。図6に示すように、ガラス壜1が不良壜で底面が均一に成型されておらず、凸部1tが形成されている場合がある。このような容器に異物10が入った場合は、異物10が中央にあったとしても一方向(図6の(a))のみから見ると異物10が凸部1tに遮蔽されて、撮像されない場合がある。しかし、複数のミラーを備えた本発明を用いれば、図6の(b)の角度から撮像することができるため、異物10を確実に検出できる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照らした後に、容器下部及び容器底部を透過して互いに離間して配置された複数のミラーに入射し、これらミラーより反射された反射光は前記撮像手段に入射するので、ガラス壜等の容器底部にあるガラス片等の透光性異物およびパッキン等の遮光性異物を確実に検出することができる。
【0025】
また本発明は、容器側方に配置された照明装置が容器に投光し、容器を透過した光を容器下方に配置されたCCDカメラで撮像する従来の構成とは異なり、容器側方に配置された照明装置から容器に投光し、容器を透過した光を容器側方に配置された複数のミラーを介してCCDカメラに導くように構成したので、容器内の明るさが不均一になって検出精度にばらつきがあるという従来の欠点を除去できる。
【0026】
さらに本発明のミラー角度は調整が可能なので、多種の容器形状に対応して検査することができる。すなわち、容器の底形状に合わせて各ミラーを最適角度に調整すれば容易に多種形状に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の底異物検査装置の基本構成を示す模式図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図3(a)は壜底の異物の位置を示す模式的平面図であり、図3(b)は壜底の異物の位置を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図4(a)および図4(b)はCCDカメラで得られた画像を示す図である。
【図5】本発明の容器の底異物検査装置の具体的構成を示す模式的平面図である。
【図6】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス壜
1a 胴部下部
1b 壜底部
1t 凸部
2 照明装置
3 CCDカメラ
4 画像処理装置
10 異物
10i 画像
11 コンベア
m1,m2,m3,m4 ミラー
U1,U2,U3,U4 検査ユニット
O ガラス壜の軸心
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の底異物検査装置に係り、特に飲料等の液が充填されたガラス壜等の透光性容器の底部にガラス片やゴムパッキン等の異物が沈殿しているか否かを光学的に検査する容器の底異物検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ガラス壜等の透光性容器について、容器の内部に存在する異物または容器の内部に付着した汚れ等を検出するために、容器を照明しCCDカメラ等により撮像することにより検査を行っている。液体が充填された容器においては、異物は容器の底部に存在することが多い。ガラス壜等の透光性容器の底部に存在する異物を検査する装置として容器の底異物検査装置がある。容器の底異物検査装置においては、容器の側方から容器を照明し、容器の下方に配置されたCCDカメラにより容器の底部を透過した光を撮像し、得られた画像を画像処理装置により処理して容器底部に存在する異物を検出している。この場合、異物が遮光性の異物の場合には、異物は、CCDカメラで得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い影となって映り、この暗い影を画像処理装置により判別することにより異物を検出している。異物がガラス片等の反射性の異物である場合には、異物は乱反射して明るく光るため、CCDカメラで得られた画像中では所定の明るさの背景の中に明るい点(又は領域)となって映り、この明るい点(又は領域)を画像処理装置により判別することにより異物を検出するようにしている。
【0003】
上述した容器の底異物検査装置においては、容器を所定の搬送経路で搬送しつつ検査することが行われており、通常、スターホイールで支持されて移動する容器の搬送経路の側方から容器の下部を照明し、容器の下方からCCDカメラにより容器の底部を撮影して、異物の有無を検査するようにしている。この場合、容器にできるだけ多くの照明光が入射するようにするために、容器の搬送経路の前後には照明を設置できないため、容器の搬送経路の両側に円弧状の照明を設置し、容器の搬送方向の前後面にも照明が入射するように工夫している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した円弧状の照明を容器の搬送経路の両側に設け、容器下部を両側面から照明するという方法では、容器の搬送経路の前後から容器に照明光を入射させることができないので、どうしても明るさが不均一になり、容器の搬送経路の前後方向にある異物の検出精度が低く、また検出精度にばらつきがあるという問題点がある。
【0005】
また、異物がガラス片等の反射性の異物である場合には、異物は乱反射して明るく光るために、CCDカメラで得られた画像中では異物と背景との濃淡の差がはっきりするので異物を検出できるが、異物がゴムパッキン片やナット等の遮光性の異物の場合には、異物は光を反射しないために、CCDカメラで得られた画像中では容器底部の全体が薄ぼんやりとした画像となり、異物と背景との濃淡の差がつかず異物を検出し難いという問題点がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ガラス壜等の容器底部にあるガラス片等の反射性異物(透光性異物)およびパッキン等の遮光性異物を確実に検出することができる容器の底異物検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、液体が充填された透光性容器の底部に異物があるか否かを検査する装置において、容器の側方に配置され容器の側方から容器内を照明する照明装置と、容器を挟んで前記照明装置の反対側に配置されるとともに互いに離間して配置された複数のミラーと、前記複数のミラーの上方に配置された撮像手段とを備え、前記照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照らした後に、容器を透過して前記複数のミラーに入射し、これらミラーより反射された反射光は前記撮像手段に入射することを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照明した後に容器のそれぞれ異なった位置を透過し、複数のミラーを経由する光路をとって撮像手段に入射する。そして、これらの入射光は撮像手段により撮影される。
容器底部にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、この遮光性異物により遮光されるので、撮像手段で得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い点(または領域)となって映り、この暗い点(または領域)を画像処理装置により判別することによりゴムパッキン片等の遮光性異物を検出できる。一方、異物がガラス片等の透光性異物であっても、異物に入射した光は異物を透過する間に光が減衰されるので、撮像手段で得られた画像中では所定の明るさの背景の中にこの背景よりも暗い点(または領域)となって映り、この薄ぼんやりと暗い点(または領域)を画像処理装置により判別することによりガラス片等の透光性異物を検出できる。
【0009】
本発明の一態様によれば、前記撮像手段は、単一のCCDカメラからなる。
本発明によれば、複数のミラーが互いに離間して設置されているため、容器底部の異なった領域からの光は、CCDカメラにおける単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。
【0010】
本発明の一態様によれば、前記容器を直線状又は円弧状の搬送経路に沿って搬送する搬送手段を設け、該搬送手段の搬送経路を挟んで、前記照明装置と、前記複数のミラーおよび前記撮像手段とを対向配置して一組の検査ユニットを構成する。
本発明の一態様によれば、前記検査ユニットを前記搬送経路に沿って複数組設ける。
本発明の一態様によれば、前記複数組の検査ユニットは、前記搬送手段によって搬送される容器を中心として、互いに所定角度離間して設置される。
本発明によれば、複数組の検査ユニットは、搬送手段によって搬送される容器を中心として、互いに所定角度離間して設置されている。このように、互いに所定角度離間した複数組の検査ユニットにより容器の全周を撮像することができるため、容器底部にある異物を確実に検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る容器の底異物検査装置の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1は本発明の容器の底異物検査装置の基本構成を示す模式図であり、図2は図1の要部拡大図である。図1および図2において、符号1は飲料等の液体が充填されたビール壜等のガラス壜であり、ガラス壜1は図示されない搬送装置によって搬送されるようになっている。
【0012】
ガラス壜1の側方には、ガラス壜1の胴部下部1aを照明する照明装置2が配置されている。ガラス壜1を挟んで照明装置2の反対側には、複数のミラーm1,m2,m3,m4が配設されている。すなわち、ガラス壜1を挟むように照明装置2と複数のミラーm1,m2,m3,m4とが設置されている。またミラーm1,m2,m3,m4の上方にはCCDカメラ3が設置されている。ミラーm1,m2,m3,m4は、ガラス壜1の軸心Oからの水平方向の位置(l1,l2,l3,l4)および設置面(図示せず)からの垂直方向の位置(h1,h2,h3,h4)がそれぞれ異なって配置されており、またミラーm1,m2,m3,m4は水平面に対してそれぞれ所定角度θ1,θ2,θ3,θ4だけ傾いて配置されている。これらの角度θ1,θ2,θ3,θ4は、それぞれ異なった角度でもよく、また同一の角度であってもよい。これら複数のミラーm1,m2,m3,m4により、照明装置2からガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射し、ガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した光をCCDカメラ3に入射させるようにしている。CCDカメラ3は、画像処理装置4に接続されており、この画像処理装置4によりCCDカメラ3で得られた画像を処理することができるようになっている。
【0013】
次に、図1および図2に示すように構成された容器の底異物検査装置の作用を説明する。図1および図2に示すように、照明装置2からの光は、ガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射し、壜底部1bを照明した後に、胴部下部1aおよび壜底部1bを透過する。ガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した光は、それぞれミラーm1,m2,m3,m4に入射し、これらミラーm1,m2,m3,m4により反射される。そして、各ミラーm1,m2,m3,m4からの反射光はCCDカメラ3に入射する。すなわち、照明装置2からの光は、ガラス壜1内に入射して壜底部1bを照明した後にガラス壜1の胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過し、ミラーm1,m2,m3,m4を経由する光路L1,L2,L3,L4をとってCCDカメラ3に入射する。そして、これらの入射光はCCDカメラ3により撮影される。
【0014】
本実施形態においては、4個のミラーm1,m2,m3,m4が互いに離間して設置されているため、ガラス壜1の壜底部1bの異なった領域からの光は、CCDカメラ3における単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。そして、CCDカメラ3により得られた画像を画像処理装置4によって処理し、壜底内部にゴムパッキン片やガラス片等の異物が存在するか否かを判別することができる。
【0015】
壜底にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、照明装置2からの光は、ガラス壜1の胴部下部1aを透過してガラス壜1内に入射して壜底部1bを照らす。ガラス壜1内の壜底部1bを照らした光は、胴部下部1aおよび壜底部1bのそれぞれ異なった位置を透過した後にミラーm1,m2,m3,m4に入射する。この場合、壜底内部にゴムパッキン片の遮光性異物が存在すると、壜底部1bを照らした光の一部は、この異物により遮光されるので、この異物に対応した位置からミラーm1,m2,m3,m4に入射する光は存在しない。そして、ミラーm1,m2,m3,m4に入射した光はミラーm1,m2,m3,m4で反射し、反射光はCCDカメラ3に入射する。
【0016】
上述したように、壜底部にゴムパッキン片等の遮光性異物が存在する場合には、この遮光性異物により遮光されるので、CCDカメラ3で得られた画像中では所定の明るさの背景の中に暗い点(または領域)となって映り、この暗い点(または領域)を画像処理装置4により判別することによりゴムパッキン片等の遮光性異物を検出できる。一方、異物がガラス片等の透光性異物であっても、異物に入射した光は異物を透過する間に光が減衰されるので、CCDカメラ3で得られた画像中では所定の明るさの背景の中にこの背景よりも暗い点(または領域)となって映り、この薄ぼんやりと暗い点(または領域)を画像処理装置4により判別することによりガラス片等の透光性異物を検出できる。
【0017】
図3および図4は、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図3(a)は壜底の異物の位置を示す模式的平面図であり、図3(b)は壜底の異物の位置を示す模式的断面図であり、図4(a)および図4(b)はCCDカメラ3で得られた画像を示す図である。
図3(a)および図3(b)に示すように、異物10が壜底中央部にある場合と、カメラ側の壜底外周部にある場合について、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像した。なお異物にはM3のナットを用いた。図4(a)は異物10が壜底中央部にある場合の撮像結果を示す図であり、図4(b)は異物10がカメラ側の壜底外周部にある場合の撮像結果を示す図である。
【0018】
図4(a)および図4(b)に示すように、ガラス壜1の4個の領域からの光は、それぞれ4個のミラーm1,m2,m3,m4を経由してCCDカメラ3における単一結像面であるCCDイメージセンサに合成画像として結像される。図4(a)および図4(b)において、上から順に、それぞれミラーm1,m2,m3,m4を経由した画像である。異物10が壜底中央部にある場合には、図4(a)に示すように、異物10の画像10iはミラーm1およびm2を経由した画像中に形成されている。一方、異物10がカメラ側の壜底外周部にある場合には、図4(b)に示すように、異物10の画像10iはミラーm1,m2,m3,m4を経由した各画像中に形成されている。
【0019】
図5は、本発明の容器の底異物検査装置の具体的構成を示す模式的平面図である。
図5に示すように、ガラス壜1は搬送手段を構成するコンベア11によって直線状の搬送経路に沿って搬送されるようになっている。コンベア11を挟んで、前記照明装置2と、前記複数のミラーm1〜m4および前記CCDカメラ3とを対向配置して一組の検査ユニットを構成し、この検査ユニットをコンベア11の搬送経路に沿って複数組設けている。すなわち、図5に示す例においては、コンベア11の搬送経路に沿って4組の検査ユニットU1,U2,U3,U4を設けている。そして、第1検査ユニットU1と第2検査ユニットU2とは、コンベア11によって搬送されるガラス壜1を中心として、互いに90゜離間して設置されている。第1検査ユニットU1と第2検査ユニットU2とは、ガラス壜1の搬送方向の左側に配置された照明装置2より投光してガラス壜1を透過した透過光をガラス壜1の搬送方向の右側に配置されたCCDカメラ3により撮像するようにしている。
【0020】
第3検査ユニットU3と第4検査ユニットU4とは、コンベア11によって搬送されるガラス壜1を中心として、互いに90゜離間して設置されている。第3検査ユニットU3と第4検査ユニットU4とは、ガラス壜1の搬送方向の右側に配置された照明装置2より投光してガラス壜1を透過した透過光をガラス壜1の搬送方向の左側に配置されたCCDカメラ3により撮像するようにしている。
【0021】
図5に示す構成によれば、4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4は、コンベア11によって搬送されるガラス壜(2個のガラス壜)1を中心として、互いに90゜ずつ離間して設置されている。このように、互いに90゜ずつ離間した4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4によりガラス壜1の全周を撮像することができるため、ガラス壜1の壜底部にある異物を確実に検出することができる。
【0022】
図5に示した例では、ガラス壜1をコンベア11により直線状の搬送経路に沿って搬送するようにしたが、ガラス壜1をスターホイールにより円弧状の搬送経路に沿って搬送するようにしてもよい。この場合にも、4個の検査ユニットU1,U2,U3,U4は、円弧状の搬送経路に沿って設け、かつ各検査ユニットにおける照明装置2と、複数のミラーm1〜m4およびCCDカメラ3とを搬送経路を挟んで配置すればよい。
【0023】
図6は、本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合の他の例を示す図である。図6に示すように、ガラス壜1が不良壜で底面が均一に成型されておらず、凸部1tが形成されている場合がある。このような容器に異物10が入った場合は、異物10が中央にあったとしても一方向(図6の(a))のみから見ると異物10が凸部1tに遮蔽されて、撮像されない場合がある。しかし、複数のミラーを備えた本発明を用いれば、図6の(b)の角度から撮像することができるため、異物10を確実に検出できる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照らした後に、容器下部及び容器底部を透過して互いに離間して配置された複数のミラーに入射し、これらミラーより反射された反射光は前記撮像手段に入射するので、ガラス壜等の容器底部にあるガラス片等の透光性異物およびパッキン等の遮光性異物を確実に検出することができる。
【0025】
また本発明は、容器側方に配置された照明装置が容器に投光し、容器を透過した光を容器下方に配置されたCCDカメラで撮像する従来の構成とは異なり、容器側方に配置された照明装置から容器に投光し、容器を透過した光を容器側方に配置された複数のミラーを介してCCDカメラに導くように構成したので、容器内の明るさが不均一になって検出精度にばらつきがあるという従来の欠点を除去できる。
【0026】
さらに本発明のミラー角度は調整が可能なので、多種の容器形状に対応して検査することができる。すなわち、容器の底形状に合わせて各ミラーを最適角度に調整すれば容易に多種形状に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の底異物検査装置の基本構成を示す模式図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図3(a)は壜底の異物の位置を示す模式的平面図であり、図3(b)は壜底の異物の位置を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合を示す図であり、図4(a)および図4(b)はCCDカメラで得られた画像を示す図である。
【図5】本発明の容器の底異物検査装置の具体的構成を示す模式的平面図である。
【図6】本発明の容器の底異物検査装置により異物を撮像する場合の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ガラス壜
1a 胴部下部
1b 壜底部
1t 凸部
2 照明装置
3 CCDカメラ
4 画像処理装置
10 異物
10i 画像
11 コンベア
m1,m2,m3,m4 ミラー
U1,U2,U3,U4 検査ユニット
O ガラス壜の軸心
Claims (5)
- 液体が充填された透光性容器の底部に異物があるか否かを検査する装置において、
容器の側方に配置され容器の側方から容器内を照明する照明装置と、
容器を挟んで前記照明装置の反対側に配置されるとともに互いに離間して配置された複数のミラーと、
前記複数のミラーの上方に配置された撮像手段とを備え、
前記照明装置からの光は、容器内に入射して容器底部を照らした後に、容器を透過して前記複数のミラーに入射し、これらミラーより反射された反射光は前記撮像手段に入射することを特徴とする容器の底異物検査装置。 - 前記撮像手段は、単一のCCDカメラからなることを特徴とする請求項1記載の容器の底異物検査装置。
- 前記容器を直線状又は円弧状の搬送経路に沿って搬送する搬送手段を設け、該搬送手段の搬送経路を挟んで、前記照明装置と、前記複数のミラーおよび前記撮像手段とを対向配置して一組の検査ユニットを構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の容器の底異物検査装置。
- 前記検査ユニットを前記搬送経路に沿って複数組設けたことを特徴とする請求項3記載の容器の底異物検査装置。
- 前記複数組の検査ユニットは、前記搬送手段によって搬送される容器を中心として、互いに所定角度離間して設置されていることを特徴とする請求項4記載の容器の底異物検査装置。
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JP2003114550A JP2004317426A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 容器の底異物検査装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013104659A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Kirin Techno-System Co Ltd | 液面浮遊異物検査方法及び装置 |
CN103364414A (zh) * | 2012-04-05 | 2013-10-23 | 庞红斌 | 玻璃瓶瓶身检测专用光学系统 |
KR20200054233A (ko) | 2017-09-19 | 2020-05-19 | 기린 테크노시스템 가부시끼가이샤 | 이물 검사 장치 |
DE102021115493A1 (de) | 2021-06-15 | 2022-12-15 | Heuft Systemtechnik Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Vollbehälterinspektion |
-
2003
- 2003-04-18 JP JP2003114550A patent/JP2004317426A/ja active Pending
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WO2022263292A1 (de) * | 2021-06-15 | 2022-12-22 | Heuft Systemtechnik Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur vollbehälterinspektion |
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