JP2000193181A - 樹脂ホ―スと樹脂パイプの接続方法、接続構造及び樹脂ホ―ス - Google Patents

樹脂ホ―スと樹脂パイプの接続方法、接続構造及び樹脂ホ―ス

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JP2000193181A
JP2000193181A JP10369104A JP36910498A JP2000193181A JP 2000193181 A JP2000193181 A JP 2000193181A JP 10369104 A JP10369104 A JP 10369104A JP 36910498 A JP36910498 A JP 36910498A JP 2000193181 A JP2000193181 A JP 2000193181A
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hose
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resin pipe
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Kenji Noda
憲治 野田
Katsuhiko Tanigawa
克彦 谷川
Shizuo Yokobori
志津雄 横堀
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂ホースと樹脂パイプとを簡易な方法で強
固に接合でき、接続の信頼性と耐久性が高く、しかも押
出成形した安価な材料が使用できる接続方法及び接続構
造、並びに当該接続構造を有する樹脂ホースを提供す
る。 【解決手段】 らせん状の硬質樹脂1が軟質樹脂管2に
埋入されて補強されている樹脂ホースHと、硬質の樹脂
パイプPとが接続された接続構造であって、樹脂ホース
Hの接合面Hbに硬質樹脂1が露出した状態で、樹脂パ
イプPの接合部3と接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、らせん状の硬質樹
脂が軟質樹脂管に埋入されて補強されている樹脂ホース
と硬質の樹脂パイプとを接続するための接続方法、接続
構造、及び当該接続構造を有する樹脂ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂ホースは、可とう性を有する軟質樹
脂管により主に形成され、座屈変形(キンク)の防止や
外圧補強等のために、通常、らせん状の硬質樹脂が軟質
樹脂管に埋入されている。このような補強樹脂ホース
は、通常、相手方配管に接続されて使用されるが、相手
方配管に直接接続する方法と、予め端部に接続した樹脂
パイプを介して相手方配管に接続する方法とが存在す
る。
【0003】前者の接続方法としては、相手方配管に樹
脂ホースを外嵌し、その外嵌部の周囲を金属製等のバン
ドで締結する方法が一般的であり、後者の接続方法とし
ては、端部に接続した樹脂パイプを相手方配管に接着等
により接続する方法が一般的である。そして、前者の接
続方法は、工程が煩雑であり、接続の信頼性、耐久性等
の懸念があるため、樹脂パイプと樹脂ホースとの接続が
良好に行えれば、後者の接続方法がかなり有利となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂パ
イプと樹脂ホースとの接続方法は、機械的な接続を行う
ものが主に存在し、樹脂ホースと樹脂パイプ等とを接着
等により強固に接合させて接続する方法は、これまで存
在しなかった。なぜなら、前記の樹脂ホースの内周面は
軟質樹脂で形成されているのに対し、樹脂パイプ等は硬
質樹脂であるため、接着剤による接着や熱による融着で
は、接着強度が通常不十分となるからである。
【0005】そして、上記の機械的な接続は、前記のバ
ンド締結のように、工程の煩雑さや、接続の信頼性、耐
久性等が低いなどの問題がある。また、機械的な接続方
法において、複雑な係合構造によって嵌合力を高めたも
のも存在するが、押出成形により得られる安価な樹脂ホ
ースや樹脂パイプを使用できなくなる場合が生じる。
【0006】一方、樹脂ホースの端部に軟質樹脂よりな
る接続用管部を一体成形する技術が、特開平6−147
367号公報等に開示されているが、樹脂の融着性の観
点より、同様の方法で硬質樹脂パイプを一体成形するの
は困難であった。
【0007】従って、本発明の目的は、樹脂ホースと樹
脂パイプとを簡易な方法で強固に接合でき、接続の信頼
性と耐久性が高く、しかも押出成形した安価な材料が使
用できる接続方法及び接続構造、並びに当該接続構造を
有する樹脂ホースを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、下記の如き
本発明により達成できる。即ち、本発明の接続方法は、
らせん状の硬質樹脂が軟質樹脂管に埋入されて補強され
ている樹脂ホースと、硬質の樹脂パイプとを接続する接
続方法において、前記樹脂ホースの内周面を研削して前
記硬質樹脂が露出した接合面とした後、その接合面と略
同じ外径を有する前記樹脂パイプの接合部と少なくとも
露出した前記硬質樹脂とを接合することを特徴とする。
【0009】上記において、樹脂パイプと硬質樹脂との
材質等は後述の通りであり、また、両者の接合は、各種
接着剤による接着、又は熱による融着など何れでもよい
が、前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同種の材質で
構成されると共に、前記接合が熱融着により行われるも
のであることが好ましい。
【0010】一方、本発明の接続構造は、らせん状の硬
質樹脂が軟質樹脂管に埋入されて補強されている樹脂ホ
ースと、硬質の樹脂パイプとが接続された接続構造にお
いて、前記樹脂ホースの接合面に前記硬質樹脂が露出し
た状態で、前記樹脂パイプの接合部と接合されているこ
とを特徴とする。
【0011】上記において、接続方法の場合と同様に、
前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同種の材質で構成
されると共に、前記接合が熱融着により行われているこ
とが好ましい。
【0012】また、前記樹脂ホースの内周面と、その内
周面に突き合わされた前記樹脂パイプの接合部の内周面
との境界部が、ほぼ段差なく形成されていることが好ま
しい。
【0013】他方、本発明の樹脂ホースは、樹脂パイプ
を端部に接続してある樹脂ホースにおいて、上記のいず
れかに記載の接続構造により、前記樹脂パイプが前記樹
脂ホースに接続してあることを特徴とする。
【0014】[作用効果]本発明の接続方法によると、
樹脂ホースの内周面を研削して硬質樹脂を露出させてか
ら、樹脂パイプとを接合するため、硬質樹脂同士の接合
になるので、各種接着剤による接着や熱融着などによる
接合強度が高くなる。硬質塩化ビニルの接合を例にとる
と、汎用されている塩化ビニル系接着剤による接着や、
融点以上での熱融着によって、軟質塩化ビニルと硬質塩
化ビニルとの接合強度に比較して、数十倍又はそれ以上
の接合強度が得られる。なお、樹脂パイプと補強用硬質
樹脂とは、同種の材質又は近い材質のもの程、熱融着や
接着の強度が大きくなるため、そのような材質の組み合
わせが望ましい。但し、異種の硬質樹脂の組み合わせで
も、軟質樹脂と接合する場合と比較すると、添加成分の
相違による接合強度の低下が少なく、また、軟質樹脂だ
けが変形することによる見かけの接合強度の低下もない
ため、接合強度の改善が可能である。このように樹脂ホ
ースの補強用硬質樹脂と樹脂パイプの接合部との接合強
度が大きいため、樹脂ホースと樹脂パイプとの接続の信
頼性と耐久性はかなり高いものとなる。更に、上記の接
合工程は、複雑な工程を要せず、しかも複雑な形状に加
工する必要がないため、押出成形で得られる安価な、樹
脂ホースや樹脂パイプを使用することができる。
【0015】その結果、樹脂ホースと樹脂パイプとを簡
易な方法で強固に接合でき、接続の信頼性と耐久性が高
く、しかも押出成形した安価な材料が使用できる接続方
法を提供することができた。
【0016】前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同種
の材質で構成されると共に、前記接合が熱融着により行
われる場合、同種の材質を用いるため熱融着の強度を高
くでき、接着剤による接着より高い接合強度が得られ易
く、また、熱融着の場合、接合部分の変形を伴うため、
接合部分に高い加工精度が要求されないという長所もあ
る。
【0017】一方、本発明の接続構造によると、接続方
法の場合と同様の作用により、樹脂ホースと樹脂パイプ
とが強固に接合され、接続の信頼性と耐久性が高く、し
かも押出成形した安価な材料が使用できる接続構造を提
供することができた。
【0018】前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同種
の材質で構成されると共に、前記接合が熱融着により行
われている場合、接続方法の場合と同様に、熱融着の強
度を高くでき、接着より高い接合強度が得られ易く、ま
た、接合部分に高い加工精度が要求されない。
【0019】前記樹脂ホースの内周面と、その内周面に
突き合わされた前記樹脂パイプの接合部の内周面との境
界部が、ほぼ段差なく形成されている場合、段差によっ
て生じる流動物の停滞や長期滞留(長期滞留は管の腐食
を促進させる場合がある)を防止することができる。な
お、このように境界部の段差を無くすことができるの
は、前記のように樹脂ホースの内周面を研削等で拡径し
ているためである。
【0020】他方、本発明の樹脂ホースによると、前記
の接続構造により樹脂パイプを端部に接続してあるた
め、接続方法の場合と同様の作用により、樹脂ホースと
樹脂パイプとが強固に接合され、接続の信頼性と耐久性
が高く、しかも押出成形した安価な材料が使用できる樹
脂ホースを提供することができた。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、図面を参照しながら説明する。図1〜図2
は、本発明の接続方法の工程図の一例を示すものであ
る。
【0022】本発明の接続方法は、図1〜図2に示すよ
うに、らせん状の硬質樹脂1が軟質樹脂管2に埋入され
て補強されている樹脂ホースHと、硬質の樹脂パイプP
とを接続するものである。本実施形態では、同種の材質
で構成される硬質樹脂1と樹脂パイプPとを、熱融着に
より接合する例を示す。
【0023】まず、当該樹脂ホースHについて説明す
る。樹脂ホースHは、図1(a)に示すように、円筒状
の軟質樹脂管2に、一定のピッチ及び径を有するらせん
状の硬質樹脂1が埋入されて補強されている。軟質樹脂
管2の材質としては、軟質塩化ビニル(例えばJIS
A硬さ66°)やポリオレフィン系熱可塑エラストマー
(例えばJIS A硬さ55°)等が挙げられ、硬質樹
脂1としては、硬質塩化ビニル(例えばショアーA硬さ
93°)やポリプロピレン等のポリオレフィン(例えば
ショアーA硬さ90°)等が挙げられる。
【0024】更に、軟質樹脂管2の外周面にはポリエス
テル、ナイロン等の繊維を配列した繊維補強層5が設け
られ、更にその外周面には軟質塩化ビニルやポリオレフ
ィン系熱可塑エラストマー等よりなる表面層4が設けら
れている。そして、樹脂ホースHの内周面Haは、硬質
樹脂1が露出していない状態となっている。
【0025】このような樹脂ホースHは、公知の押出成
形法により安価に製造でき、各種市販されている。一般
的には、軟質樹脂に硬質樹脂を埋入した帯状体を、押出
機より押出しながら、回転する芯材にらせん状に巻き取
って筒状体にすると共に、補強用繊維と表面層を形成す
る軟質樹脂の帯状体とを更にらせん状に巻き付ける方法
等により製造される。
【0026】本発明では、図1(b)に示すように、ま
ず当該樹脂ホースHの内周面Haを研削して硬質樹脂1
が露出した状態とする。研削は、旋盤や回転研削機等を
用いて容易に行うことができる。研削は、接合面Hbに
硬質樹脂1が露出するまで行えばよいが、露出した硬質
樹脂1aの露出面積が大きいほど、高い接合強度が得ら
れる。従って、硬質樹脂1の幅(断面円形の場合は直
径)の半分以上露出させるのが好ましい。なお、接合を
良好に行うため、更に切削した表面の清浄化工程を行っ
てもよい。研削の幅(接合面Hbの長さ)は、要求され
る接合強度に応じて、適宜決定すればよいが、本発明で
は接合強度が高いため、従来より接合面Hbの長さを短
くすることができる。
【0027】次に、接合面Hbと略同じ外径を有する樹
脂パイプPの接合部3と少なくとも露出した前記硬質樹
脂1aとを接合する。当該接合に先立って、図2(c)
に示すように、樹脂パイプPの接合部3の嵌入が行われ
る。接合部3の外径は、接合面Hbと同径でもよく、ま
た、熱融着時の変形により接合可能であれば、より小径
でもよいが、本実施形態では、次の3つの理由より、接
合面Hbより若干大径にしてある。なお、このような外
径となるように、接合部3は外周面が旋盤等で切削され
ているが、このような外径の樹脂パイプPを用いてもよ
い。
【0028】即ち、(1) 接合面Hbが拡径することによ
り、補強繊維の軸芯方向に対する角度θが、静止角α
(約55°:樹脂ホースHもこの値)より大きくなるた
め、内圧が加圧された際に、接合面Hbの締めつけ力が
働く、(2) 熱融着時に圧着力が生じると共に、密着によ
って伝熱効果が高まる、(3) 軟質樹脂部が圧縮Oリング
の働きをする、などのためである。なお、角度θの変化
と同様に、らせん状の硬質樹脂1のピッチもP0からP
1に変化する(図2(d)参照)。
【0029】本実施形態では、両者が嵌合された状態
で、樹脂ホースHの内周面Haと、それに突き合わされ
た樹脂パイプPの接合部3の内周面3aとの境界部が、
ほぼ段差なく形成されている。つまり、内径が同じの樹
脂パイプPと樹脂ホースHとを用いて、前記研削の深さ
とほぼ同じ厚みになるように、樹脂パイプPの接合部3
の厚みを調節してある。
【0030】熱融着による接合は、図2(d)に示すよ
うに、嵌合した樹脂パイプPと樹脂ホースHとを固定し
つつ、加熱体11と、芯体15に設けられた加熱部15
aとを用いて行う。当該固定は、樹脂パイプP及び樹脂
ホースHに内挿して両者を直線状に保持する芯体15
と、樹脂ホースHを外周面から保持する、2つ割りのホ
ース保持体12と、加熱と接合部分の保持を行う加熱体
11と、樹脂パイプPを外周面から保持しつつ樹脂パイ
プPの樹脂ホースH側への押し込みを可能にしてあるパ
イプ保持体13とにより行われる。固定されて一体とな
ったものは、セットジグ14を介して前記押し込みを行
うための装置に装着される。このような押し込みによ
り、接合部分が加圧された状態での加熱が行われる。加
熱部15aは、芯体15の表面部に電気ヒータが埋め込
まれたものであり、電気ヒータを有する加熱体11と共
に、加熱の対象となる部分を内側と外側から加熱できる
構造にしてある。
【0031】加熱は、加熱体11及び加熱部15aに通
電することにより、樹脂パイプPと硬質樹脂1とが融着
可能な温度になるまで行われ、通常は、両者の融点(融
点に差がある場合は低い方の融点)よりやや高い温度で
行われる。例えば硬質塩化ビニルの場合、140〜17
0℃で加熱され、ポリプロピレン又はポリエチレンの場
合、130〜170℃で加熱される。通電により、一定
時間だけ温度が維持された後、加熱をやめて、放置され
て冷却される。通電時間は、例えば硬質塩化ビニルを1
60℃で加熱する場合は15分程度、ポリプロピレンと
ポリエチレンを150℃で加熱する場合も15分程度で
ある。
【0032】これにより、圧接状態にある接合部3の外
周面と、接合面Hbに露出した硬質樹脂1aとが溶融し
て、両者が融着し、強固に接合される。その際、軟質樹
脂部分と接合部3の外周面との融着も同時に生じるが、
これによる接合強度は低いものとなる。
【0033】以上のようにして接続が行われた、本発明
の接続構造は、らせん状の硬質樹脂1が軟質樹脂管2に
埋入されて補強されている樹脂ホースHと、硬質の樹脂
パイプPとが接続された接続構造であって、樹脂ホース
Hの接合面Hbに硬質樹脂1が露出した状態で、樹脂パ
イプPの接合部3と熱融着により接合されたものとな
る。本実施形態では、樹脂ホースHの内周面Haと、そ
の内周面Haに突き合わされた樹脂パイプPの接合部3
の内周面3aとの境界部が、ほぼ段差なく形成されてい
る。また、本発明の樹脂ホースは、上記の如き接続構造
により、樹脂パイプPを端部に接続したものとなる。
【0034】上記の如き樹脂ホースを相手方配管に接続
して使用する場合、端部に設けられた樹脂パイプPと相
手方配管とを、各種接着剤で接着したり、EF継手等で
熱融着して接合すればよい。また、樹脂パイプPの接続
端部をフランジに加工したり、ネジ加工したりして、機
械的な連結を行ってもよい。
【0035】[他の実施形態] (1)先の実施形態では、接合を熱融着により行う例を
示したが、接着剤を用いた接着により接合を行ってもよ
い。その場合、接着剤としては、汎用されている塩化ビ
ニル系接着剤やポリオレフィン用接着剤などが使用でき
る。接着工程は、図2(c)に示すように、樹脂ホース
Hに樹脂パイプPの接合部3を嵌入する前に、接合部分
に接着剤を塗布しておき、接着に要する時間放置等すれ
ばよい。上記の如き接着により接合を行う場合、より簡
易な工程で樹脂ホースHと樹脂パイプPとを接合するこ
とができる。
【0036】(2)先の実施形態では、樹脂ホースに繊
維補強層と表面層とが設けられている例を示したが、こ
れらを必ずしも設ける必要はなく、らせん状の硬質樹脂
が軟質樹脂管に埋入されて補強されている樹脂ホースで
あれば、いずれの樹脂ホースでも使用可能である。例え
ば、低圧用途又はサクションホース用途などの場合、繊
維補強層は特に必要とされない。
【0037】なお、補強効果の観点から、繊維補強層は
らせん状の硬質樹脂の外側に設けるのが好ましいが、内
側に設けてもよい。繊維補強層を内側に設ける場合、繊
維補強層は研削により除去されて、硬質樹脂が露出され
ることになる。
【0038】(3)先の実施形態では、断面円形のらせ
ん状の硬質樹脂で補強されている樹脂ホースを用いる例
を示したが、当該断面の形状としては、楕円形、矩形、
三角形、その他の多角形など何れでもよい。形状が断面
円形の場合は、露出幅をある程度大きくするために、硬
質樹脂を研削するのが好ましいが、矩形等の場合、一辺
を露出させるだけで、ある程度の露出幅が得られるた
め、硬質樹脂を研削せずに軟質樹脂部分のみを研削すれ
ばよい。
【0039】(4)先の実施形態では、樹脂ホースの一
端側のみに樹脂パイプを接続したものの例を示したが、
樹脂ホースの両端の2箇所に樹脂パイプを接続したもの
でもよい。このような樹脂ホースは、可とう継手として
も使用することができる。
【0040】(5)先の実施形態では、樹脂パイプを介
して相手方配管に樹脂ホースを接続する例を示したが、
相手方配管が樹脂パイプ部を有する場合、本発明の接続
方法により、その部分に樹脂ホースを直接接続してもよ
い。このような実施形態も、本発明の技術的範囲に包含
される。その場合、接続作業のし易さの観点から、接着
による接合を行うのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続工程の一例を部分断面により示す
工程図(a)〜(b)
【図2】本発明の接続工程の一例を部分断面により示す
工程図(c)〜(d)
【符号の説明】
1 硬質樹脂 1a 露出した硬質樹脂 2 軟質樹脂管 3 接合部 H 樹脂ホース Hb 接合面 P 樹脂パイプ
フロントページの続き (72)発明者 横堀 志津雄 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3H017 BA01 3H019 GA03 GA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 らせん状の硬質樹脂が軟質樹脂管に埋入
    されて補強されている樹脂ホースと、硬質の樹脂パイプ
    とを接続する接続方法において、 前記樹脂ホースの内周面を研削して前記硬質樹脂が露出
    した接合面とした後、その接合面と略同じ外径を有する
    前記樹脂パイプの接合部と少なくとも露出した前記硬質
    樹脂とを接合することを特徴とする接続方法。
  2. 【請求項2】 前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同
    種の材質で構成されると共に、前記接合が熱融着により
    行われるものである請求項1記載の接続方法。
  3. 【請求項3】 らせん状の硬質樹脂が軟質樹脂管に埋入
    されて補強されている樹脂ホースと、硬質の樹脂パイプ
    とが接続された接続構造において、 前記樹脂ホースの接合面に前記硬質樹脂が露出した状態
    で、前記樹脂パイプの接合部と接合されていることを特
    徴とする接続構造。
  4. 【請求項4】 前記硬質樹脂と前記樹脂パイプとが、同
    種の材質で構成されると共に、前記接合が熱融着により
    行われている請求項3記載の接続構造。
  5. 【請求項5】 前記樹脂ホースの内周面と、その内周面
    に突き合わされた前記樹脂パイプの接合部の内周面との
    境界部が、ほぼ段差なく形成されている請求項3又は4
    に記載の接続構造。
  6. 【請求項6】 樹脂パイプを端部に接続してある樹脂ホ
    ースにおいて、 請求項3〜5いずれかに記載の接続構造により、前記樹
    脂パイプが前記樹脂ホースに接続してあることを特徴と
    する樹脂ホース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202784A (ja) * 2007-01-22 2008-09-04 Bridgestone Corp 差し込み容易でかつ抜け出しにくいホ−ス及びその接続構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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