JP2000192793A - セグメントの真円保持装置 - Google Patents

セグメントの真円保持装置

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JP2000192793A
JP2000192793A JP10365821A JP36582198A JP2000192793A JP 2000192793 A JP2000192793 A JP 2000192793A JP 10365821 A JP10365821 A JP 10365821A JP 36582198 A JP36582198 A JP 36582198A JP 2000192793 A JP2000192793 A JP 2000192793A
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segment
shield
frame
holding
telescopic
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JP10365821A
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English (en)
Inventor
Yoshio Bougaki
善夫 坊垣
Yuichi Nakamura
優一 中村
Yuzo Yamaguchi
雄三 山口
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】急曲線施工されたトンネルのセグメントであっ
ても、適正に保持できる。 【解決手段】シールド掘進機のセグメント組立装置の後
部に設けられた架設フレーム2、またはシールド掘進機
の後部に移動自在に配置される後方台車前部に設けられ
た架設フレームに、シールド軸心方向に移動自在な支持
台車4R,4Lを介して伸縮ジャッキ9R,9Lにより
それぞれ伸縮される左右一対の伸縮コラム7R,7Lを
立設配置し、これら伸縮コラム7R,7Lの上端部に、
外周保持面が円弧状に形成された分割保持フレーム24
R,24Lの外側基端部をシールド軸方向の水平ピン2
3,23を中心に傾動自在にそれぞれ配設し、各分割保
持フレーム24R,24Lをそれぞれ傾動させる傾動ジ
ャッキ25R,25Lを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機に
より特に急曲線施工されたトンネル内で、組立てられた
セグメントを保持するセグメントの真円保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真円保持装置1は、図4に示すよ
うに、シールド掘進機後部のセグメント組立装置または
後方台車に連結された架設フレーム2に、それぞれシー
ルド軸心方向のガイドレール2aに車輪3を介して左右
一対の支持台車4R,4Lがそれぞれ移動自在に配設さ
れ、架設フレーム2に配設された同調用シリンダ装置5
R,5Lがシールド掘進機の掘進に対応して伸縮され
て、移動する架設フレーム2に対してセグメント6の一
定位置に真円保持装置1を停止可能に構成されている。
またこれら支持台車4R,4Lには、それぞれガイド筒
7aに昇降自在に嵌合されるスライドポスト7bからな
る伸縮コラム7R,7Lが立設配置され、スライドポス
ト7b,7bの上端部間に円弧状の保持フレーム8が掛
け渡されており、伸縮シリンダ9R,9Lにより伸縮コ
ラム7R,7Lを介して保持フレーム8を持ち上げ、セ
グメント6の内面に当て付けるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5,図6
に示すように、この真円保持装置1はシールド掘進機1
1の後部でセグメント組立装置の軸線O1上に配設され
るか、あるいは後方台車12の軸線O2上に配置されて
いる。ところで、急曲線施工が行われると、シールド掘
進機の軸線O1上または後方台車12の軸線O2上にあ
る真円保持装置1の中心とシールド軸心Oとの間に、湾
曲外周側へのずれδが発生する。
【0004】したがって上記従来構成では、図4に示す
ように、セグメント6に対して真円保持装置1にずれδ
が発生した場合、特に中、小口径のトンネルのセグメン
ト6に対して保持フレーム8を押し上げても、保持フレ
ーム8の外周保持面とセグメント6の内面とが合致せ
ず、セグメント6を適正に保持できないという問題があ
った。
【0005】本発明は上記問題点を解決して、急曲線施
工されたトンネルのセグメントであっても、適正に保持
できるセグメントの真円保持装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シールド掘進機後部のセグメント組立装置
により組立られたセグメントを組立位置の後部で支持す
るセグメントの真円保持装置であって、シールド掘進機
のセグメント組立装置の後部に設けられた架設フレー
ム、またはシールド掘進機の後部に移動自在に配置され
る後方台車前部に設けられた架設フレームに、シールド
軸心方向に移動自在な支持台車を介して、伸縮駆動手段
によりそれぞれ伸縮される左右一対の伸縮コラムを立設
配置し、これら伸縮コラムの上端部に、外周保持面が円
弧状に形成された分割保持フレームをシールド軸方向の
軸心周りに傾動自在にそれぞれ配設し、前記各分割保持
フレームをそれぞれ傾動させるフレーム傾動手段を設け
たものである。
【0007】上記構成によれば、直線施工の場合には、
左右の伸縮コラムを同一の伸縮量で伸長させるととも
に、分割保持フレームも同一の所定角度に設定すること
により、セグメントの内面に両分割保持フレームの外周
保持面を合致させて適正に保持することができる。
【0008】また急曲線施工により、真円保持装置の中
心とセグメントの軸心がずれた場合には、伸縮駆動手段
により左右の伸縮コラムの伸長量を調整するとともに、
フレーム傾動手段により左右の分割保持フレームを傾動
して傾斜角度を調整することにより、分割保持フレーム
の外周保持面とセグメントの内面と概略的に合致させて
セグメントを適正に支持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るセグメント
の真円保持装置の実施の形態を図1〜図3に基づいて説
明する。従来と同一の部材には同一の符号を付して説明
する。
【0010】図1において、2はシールド掘進機後部の
セグメント組立装置から後方に突出された架設フレーム
で、シールド掘進機後部に配置された後方台車に設けら
れた架設フレーム2であってもよく、この架設フレーム
2の上面に本発明に係る真円保持装置20が配置されて
いる。この真円保持装置20は、架設フレーム2の上面
にシールド軸心O方向に敷設された左右一対のガイドレ
ール2a,2a上に、それぞれ車輪3,3を介して左右
一対の支持台車4R,4Lが移動自在に配設され、架設
フレーム2に配設された同調用シリンダ装置5R,5L
により、シールド掘進機の掘進に従って移動する架設フ
レーム2に追従して支持台車4R,4Lを移動させ、セ
グメント6の一定位置に対応して真円保持装置20を停
止させることができる。
【0011】これら支持台車4R,4Lにはそれぞれガ
イド筒7aが立設され、ガイド筒7aにはスライドポス
ト7bが昇降自在に嵌合されて伸縮自在な伸縮コラム7
R,7Lが構成されている。またスライドポスト7bの
上端部にはそれぞれ受け台21R,21Lが取付けられ
ており、支持台車4R,4Lに取付けられた伸縮駆動手
段である油圧式伸縮ジャッキ9R,9Lの出力ロッドが
受け台21R,21Lに連結されている。さらにこの受
け台21R,21Lの外端側に設けられたブラケット2
2,22にはシールド軸心方向の水平ピン23,23を
介して分割保持フレーム24R,24Lの基端部が回動
自在に取り付けられ、また受け台21R,21Lの内端
側に設けられたフレーム傾動手段である傾動ジャッキ2
5R,25Lの出力ロッドが分割保持アーム24R,2
4Lの遊端側(図では略中央部)にピン連結されて、分
割保持フレーム24R,24Lを水平ピン23を中心に
上下に傾動させて傾斜角θを調整することができる。ま
たこの分割保持フレーム24R,24Lは、外周面がセ
グメント6の内面に沿う円弧状の外周保持面24aに形
成されており、従来の保持フレームを中央部で2分割し
た形状で、互いに傾動可能な隙間を介して配置されてい
る。
【0012】このように、左右の支持台車4R,4Lで
は、伸縮ジャッキ9R,9Lにより左右の伸縮コラム7
R,7Lの伸縮量をそれぞれ調整して分割保持フレーム
24R,24Lの高さを調整することができるととも
に、両傾動ジャッキ25R,25Lにより分割保持フレ
ーム24R,24Lをそれぞれ水平ピン23を中心に上
下方向に傾動させて傾斜角度θを調整することができ
る。
【0013】上記構成において、トンネルが直線施工さ
れる場合には、左右の伸縮コラム7R,7Lを同一の伸
縮量伸長して分割保持フレーム24R,24Lを等量ず
つ持ち上げるとともに、分割保持フレーム24R,24
Lの傾斜角θを同一の傾斜角θに設定することにより、
セグメント6の内面に両分割保持フレーム24R,24
Lの外周保持面24aを合致させて適正に保持すること
ができる。
【0014】またトンネルの掘削時に急曲線施工が行わ
れた場合には、図2に示すように、真円保持装置20の
中心CSとシールド軸心Oとに図面右方向のずれδが生
じた場合には、右側の伸縮ジャッキ9Rの伸展量を左側
の伸縮ジャッキ9Lより大きくして、右側の分割保持フ
レーム24Rの高さを左側の分割保持フレーム24Lよ
り高くするとともに、右側の傾動ジャッキ25Rの伸縮
量を左側の傾動ジャッキ25Lより小さくして、右側の
分割保持フレーム24Rの傾斜角度を左側の分割保持フ
レーム24Lより小さくすることにより、変位したセグ
メント6の内面に追従できる。
【0015】すなわち、収縮状態の伸縮コラム7R,7
L上で、傾動ジャッキ25R,25Lを収縮して分割保
持フレーム24R,24Lの遊端部を下方に下げた状態
で、伸縮ジャッキ9R,9Lをそれぞれ伸展して伸縮コ
ラム7R,7Lを伸ばし、各分割保持フレーム24R,
24Lがそれぞれ当接すると伸展を一旦停止させ、さら
に軽く上方に付勢した状態で、左右の傾動ジャッキ25
R,25Lを伸展して分割保持フレーム24R,24L
の遊端部を上方に上げ分割保持フレーム24R,24L
の外周面をセグメント6の内面にほぼ合わせ、傾動ジャ
ッキ25R,25Lを停止させることにより、セグメン
ト6を適正に支持することができる。
【0016】反対側の急曲線施工に対しても、図3に示
すように、左右逆の操作でセグメント6を適正に支持す
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明によれば、直
線施工の場合には、左右の伸縮コラムの伸縮量が同一
で、分割保持フレームの傾動角度も同一に設定してセグ
メントの内面を保持すればよい。また急曲線施工によ
り、真円保持装置の中心とセグメントの軸心がずれた場
合にも、伸縮駆動手段により左右の伸縮コラムの出退量
を調整するとともに、フレーム傾動手段により分割保持
フレームを上下方向に傾動して調整することにより、分
割保持フレームの外周保持面とセグメントの内面と合致
させてセグメントを適正に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセグメントの真円保持装置の実施
の形態を示す正面図である。
【図2】同真円保持装置の使用状態を示す正面図であ
る。
【図3】同真円保持装置の使用状態を示す正面図であ
る。
【図4】従来の真円保持装置を示す正面図である。
【図5】従来のシールド掘進機に設けた真円保持装置の
急曲線施工時の状態を説明する平面図である。
【図6】従来の後方台車に設けた真円保持装置の急曲線
施工時の状態を説明する平面図である。
【符号の説明】
2 架設フレーム 4R,4L 支持台車 5R,5L 同調用シリンダ装置 6 セグメント 7R,7L 伸縮コラム 20 真円保持装置 23 水平ピン 24R,24L 分割フレーム 24a 保持面 25R,25L 傾動ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 雄三 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D055 BA01 BB09 GB07 LA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘進機後部のセグメント組立装置
    により組立られたセグメントを組立位置の後部で支持す
    るセグメントの真円保持装置であって、 シールド掘進機のセグメント組立装置の後部に設けられ
    た架設フレーム、またはシールド掘進機の後部に移動自
    在に配置される後方台車前部に設けられた架設フレーム
    に、シールド軸心方向に移動自在な支持台車を介して、
    伸縮駆動手段によりそれぞれ伸縮される左右一対の伸縮
    コラムを立設配置し、 これら伸縮コラムの上端部に、外周保持面が円弧状に形
    成された分割保持フレームをシールド軸方向の軸心周り
    に傾動自在にそれぞれ配設し、 前記各分割保持フレームをそれぞれ傾動させるフレーム
    傾動手段を設けたことを特徴とするセグメントの真円保
    持装置。
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