JP2000192728A - 自動車用電動式駆動ユニット - Google Patents

自動車用電動式駆動ユニット

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JP2000192728A
JP2000192728A JP10371542A JP37154298A JP2000192728A JP 2000192728 A JP2000192728 A JP 2000192728A JP 10371542 A JP10371542 A JP 10371542A JP 37154298 A JP37154298 A JP 37154298A JP 2000192728 A JP2000192728 A JP 2000192728A
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JP
Japan
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base plate
drive unit
engagement
gear portion
engaging
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Pending
Application number
JP10371542A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Sekino
正美 関野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベースプレートとリテーナとで挟持されたメ
インアームのギア部の揺動において、作動中のガタツキ
音の発生を防止するとともに円滑に揺動することが可能
で、さらに組み付け作業性が高く、防振部材の組付け信
頼性が高い自動車用電動式駆動ユニットを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 湾曲状に取付けた弾性変形可能な板状の
防振部材40、50がギア部22を押圧するので、作動
中のガタツキ音の発生を防止すると共に、メインアーム
の揺動を円滑にすることができる。さらに、防振部材4
0、50の取付けは、湾曲状に曲げながら係合爪42、
52を係合孔14c、16の係合縁14d,16aに係
合させれば良いので、組付け作業性に優れ、組付け後は
一対の係合爪42、52の外幅寸法を係合孔14c、1
6の係合縁14d,16aの内幅寸法より長く設定して
あるので、防振部材40、50の湾曲状態が確実に維持
され、組付け信頼性が極めて良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータを動力源
とする自動車用ドアクロージャ装置や自動車用ウインド
レギュレータ等の自動車用電動式駆動ユニットに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用電動式駆動ユニットとしては実
公平7−17744号公報に記載されているようなもの
が知られている。すなわち、モータが取付けられるとと
もにピニオンが突設された駆動装置をベースプレートに
取り付け、前記ピニオンに噛合するギア部が一端に設け
られたメインアームをベースプレートに揺動自在に軸支
し、ベースプレートとともにメインアームのギア部を挟
持するリテーナをベースプレートに立設した自動車用電
動式駆動ユニットである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用電動式駆動ユニットにあっては、メ
インアームのギア部がベースプレートとリテーナとで挟
持されているので、ピニオンからギア部が外れることは
防止されているが、ギア部がリテーナに押しつけられな
がら揺動するため、摺動音、摺動抵抗、摩耗等が発生し
ており、円滑な揺動を阻害するおそれがある。
【0004】また、前記の様な点に対応するため、図6
のようにギア部1とベースプレート2との間に、合成樹
脂ブロック3及びギア部1とリテーナ4との間に、合成
樹脂ブロック5を固着したものが提案されている。しか
し、この提案では、摺動音、摺動抵抗、摩耗等の発生に
ついては解決しているものの、モータの振動等が伝わり
各ブロック4,5との隙間内でギア部1が面方向へ振動
し、各ブロック4,5と当接することにより作動中のガ
タツキ音が発生するという新たな問題を生じるおそれが
ある。さらに、ブロック4,5の組付けは、接着または
ネジ等により行われており、接着については組付け信頼
性が低く、ネジ止めについては組付け作業性が悪かっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、ベースプレートとリテーナと
で挟持されたメインアームのギア部の揺動において、作
動中のガタツキ音の発生を防止するとともに円滑に揺動
することが可能で、さらに組み付け作業性が高く、防振
部材の組付け信頼性が高い自動車用電動式駆動ユニット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータが取付けられるとともにピニオンが突設された駆
動装置をベースプレートに取り付け、前記ピニオンに噛
合するギア部が一端に設けられたメインアームをベース
プレートに揺動自在に軸支し、ベースプレートとともに
メインアームのギア部を挟持するリテーナをベースプレ
ートに立設してなる自動車用電動式駆動ユニットにおい
て、前記ベースプレートまたはリテーナの少なくとも一
方のギア部に臨む面には、弾性変形可能な板状の防振部
材を取付けてなり、該防振部材は、湾曲状になるよう両
端部を係止されている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、湾曲状に取
付けた弾性変形可能な板状の防振部材がギア部を押圧す
るので、作動中のガタツキ音の発生を防止すると共に、
メインアームの揺動を円滑にすることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
自動車用電動式駆動ユニットであって、前記ベースプレ
ートまたはリテーナの少なくとも一方の前記ギア部に臨
む面には、前記防振部材のギア部に臨む面の両端部に突
説された一対の係合爪が係止可能なる係合孔が穿設され
てなるとともに、前記係合爪の外幅寸法を、前記係合孔
の係合縁の内幅寸法より長く設定してなる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、防振部材の
取付けは、湾曲状に曲げながら係合爪を係合孔の係合縁
に係合させれば良いので、組付け作業性に優れる。ま
た、組付け後は、一対の係合爪の外幅寸法を係合孔の係
合縁の内幅寸法より長く設定してあるので、防振部材の
湾曲状態が確実に維持され、組付け信頼性が極めて良好
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添附
図面を参照しつつ説明する。図1において、符号Yは、
自動車用ウインドレギュレータ装置Wの電動式駆動ユニ
ットである。符号10は、図示しないドア内のパネルに
固設されるベースプレートであり、メインアーム20が
軸21を中心として揺動自在に支承されている。
【0011】前記メインアーム20の一端には、ギア部
22が設けられ、前記メインアーム20の一中腹部に
は、サブアーム23が回動自在に設けられている。そし
て、メインアーム20の他端とサブアーム23の一端と
は、それぞれ窓シールドパネル24の下縁部に固着され
たガイドレール25に対して摺動自在に係合され、また
サブアーム23の他端は、図示しないドア内のパネルに
固設されたガイドレール26に対して摺動自在に係合さ
れている。
【0012】符号30は、駆動装置であり、モータ3
1、ウォームギア部32およびウォームホイール部33
を有し、これらは、合成樹脂製のケーシング34内に内
蔵されている。符号35は、ピニオンであり、ウォーム
ホイールと一体的に回転する。ケーシング34には、ピ
ニオン35の回転軸と同心の円筒状ボス36がケーシン
グ面より突出されて形成されると共に、複数個の取付孔
37が形成されている。
【0013】ベースプレート10は、略々矩形状のプレ
ス成形品として製作され、両側のフランジ部11に穿設
された孔12を介して、図示しないドア内のパネルに固
設される。ベースプレート10には、ケーシング34に
設けられた取付孔37と対応する位置関係でもって取付
孔13が穿設されている。符号14は、半円弧状の立上
り縁14aを有するリテーナ、符号15は、該リテーナ
14の成形に伴い形成される開口である。リテーナ14
の先端部には、ベースプレート10とともにギア部22
を挟持し、ギア部22の表面と摺接する舌片状の押え部
14bとが形成されている。
【0014】ベースプレート10の揺動するギア部22
に臨む面には、矩形の一対からなる係合孔16,16が
穿設されている。係合孔16,16には、合成樹脂製の
防振部材40が、本体41のギア部22に臨む面から突
設された一対の係合爪42,42により係合している。
一対の係合爪42,42は、先端にそれぞれ外方を向く
係合突起43,43を有し、係合爪42,42の外幅寸
法Aは、係合孔16,16の係合縁16a,16aの内
幅寸法Bより長く設定してあるので、板状を成す本体4
1は、ベースプレート10の面に対し両端部44,44
を接し中央部を浮き上がらせた湾曲状態を確実に維持で
きる。
【0015】また、防振部材40を取り付けるには、防
振部材40の端部44,44を指で摘み湾曲させながら
係合孔16,16に係合爪42,42を挿入し、係合突
起43,43を係合縁16a,16aに係合させれば良
いので、組付け作業性が極めて良好である。
【0016】リテーナ14の押え部14bの揺動するギ
ア部22に臨む面には、矩形の一対からなる係合孔14
c,14cが穿設されている。係合孔14c,14cに
は、合成樹脂製の防振部材50が、本体51のギア部2
2に臨む面から突設された一対の係合爪52、52によ
り係合している。一対の係合爪52,52は、先端にそ
れぞれ外方を向く係合突起53、53を有し、係合爪5
2,52の外幅寸法Cは、係合孔14c,14cの係合
縁14d,14dの内幅寸法Dより長く設定してあるの
で、板状を成す本体51は、押え部14bの面に対し両
端部54,54を接し中央部を浮き上がらせた湾曲状態
を確実に維持できる。
【0017】また、防振部材50を取り付けるには、防
振部材50の端部54,54を指で摘み湾曲させながら
係合孔14c,14cに係合爪52,52を挿入し係合
突起53,53を係合縁14d,14dに係合させれば
良いので、組付け作業性が極めて良好である。
【0018】防振部材40、50は、弾性を有する合成
樹脂製で板状の本体41,51を湾曲させて取り付けた
ので、ギア部22とベースプレート10及び押え部14
b間内でギア部が面方向へ移動することにより隙間が生
じても、湾曲した本体41及び本体51がギア部22を
常に押圧するので、ガタツキ音の発生は防止され、メイ
ンアーム20は円滑に揺動できる。
【0019】なお、本実施形態では、係合孔は、一対設
けられているが、これに限定されるものではなく、少な
くとも対向する係合縁を有するものであれば良く、1つ
の係合孔であっても良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、湾曲状に
取付けた弾性変形可能な板状の防振部材がギア部を押圧
するので、作動中のガタツキ音の発生を防止すると共
に、メインアームの揺動を円滑にすることができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、防振部材の
取付けは湾曲状に曲げながら係合爪を係合孔の係合縁に
係合させれば良いので組付け作業性に優れ、組付け後は
一対の係合爪の外幅寸法を係合孔の係合縁の内幅寸法よ
り長く設定してあるので、防振部材の防振部材の湾曲状
態が確実に維持され、組付け信頼性が極めて良好であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる電動式駆動ユニッ
トを適用した自動車用ウインドレギュレータ装置を示す
分解斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係わる自動車用電動式駆
動ユニットを示す平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】本発明の一実施形態に係わる自動車用電動式駆
動ユニットの防振部材取付け前の状態を示す分解斜視
図。
【図5】本発明の一実施形態に係わる自動車用電動式駆
動ユニットの防振部材取付け後の状態を示す斜視図。
【図6】従来の自動車用電動式駆動ユニットの要部を示
す断面図。
【符号の説明】
W 自動車用ウインドレギュレータ装置 Y 自動車用電動式駆動ユニット 10 ベースプレート 14 リテーナ 14c 係合孔 14d 係合縁 16 係合孔 16a 係合縁 20 メインアーム 22 ギア部 30 駆動装置 31 モータ 35 ピニオン 40 防振部材 42 係合爪 43 係合突起 44 端部 50 防振部材 52 係合爪 53 係合突起 54 端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが取付けられるとともにピニオン
    が突設された駆動装置をベースプレートに取り付け、前
    記ピニオンに噛合するギア部が一端に設けられたメイン
    アームをベースプレートに揺動自在に軸支し、ベースプ
    レートとともにメインアームのギア部を挟持するリテー
    ナをベースプレートに立設してなる自動車用電動式駆動
    ユニットにおいて、 前記ベースプレートまたはリテーナの少なくとも一方の
    ギア部に臨む面には、弾性変形可能な板状の防振部材を
    取付けてなり、該防振部材は、湾曲状になるよう両端部
    を係止されていることを特徴とする自動車用電動式駆動
    ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用電動式駆動ユ
    ニットであって、 前記ベースプレートまたはリテーナの少なくとも一方の
    前記ギア部に臨む面には、前記防振部材のギア部に臨む
    面の両端部に突説された一対の係合爪が係止可能なる係
    合孔が穿設されてなるとともに、前記係合爪の外幅寸法
    を、前記係合孔の係合縁の内幅寸法より長く設定してな
    ることを特徴とする自動車用電動式駆動ユニット。
JP10371542A 1998-12-25 1998-12-25 自動車用電動式駆動ユニット Pending JP2000192728A (ja)

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