JP2000192592A - 小屋裏の界壁構造 - Google Patents

小屋裏の界壁構造

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JP2000192592A
JP2000192592A JP10368103A JP36810398A JP2000192592A JP 2000192592 A JP2000192592 A JP 2000192592A JP 10368103 A JP10368103 A JP 10368103A JP 36810398 A JP36810398 A JP 36810398A JP 2000192592 A JP2000192592 A JP 2000192592A
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JP
Japan
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boundary wall
hut
fixed
wall stud
joint
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JP10368103A
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English (en)
Inventor
Hirotake Saitou
裕威 斉藤
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な施工で作業者の負担も軽くでき、しかも
梁の形状が異なる小屋組にも広く適用することのできる
小屋裏の界壁構造を提供する。 【解決手段】小屋裏の界壁部に施工される小屋裏の界壁
構造であって、上記界壁部となる小屋組2の両側面に
は、予め分割された複数の分割材3a、3b、3cから
なる界壁スタッドフレーム3が配置されるとともに、こ
れら両側の各界壁スタッドフレーム3の分割材3a、3
bの合掌部3a1、3b1が合掌部用取付金具4により
前記小屋組2の合掌部21を挟んで固定されるととも
に、各界壁スタッドフレーム3の分割材3a、3bの水
平部3a2、3b2が梁用取付金具5により小屋組2の
梁23に固定され、各界壁スタッドフレーム3には壁材
が張り付けられてなることを特徴とする小屋裏の界壁構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば共同住宅、
連続住宅、長屋などの小屋裏において、各住居間を区画
する界壁部の界壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】共同住宅等の複数世帯が住居する建物に
おいては、各世帯の住居部間の界壁のみならず、小屋裏
においても防火及び防音上の面から各住居間を界壁部で
区画している。
【0003】そして、この界壁部は、従来では、界壁部
となる小屋組に下地施工などを行い、その両面に壁材を
釘打ち等により張り付けることによって形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た界壁部では、下地施工などの各施工を全て現場、つま
り、小屋裏の狭い空間部内で行わなければならないた
め、施工作業が大変で作業者の負担が大きく、施工効率
が悪いという問題があった。
【0005】そこで、このような問題を解決するものと
して、特開平2−272132号公報記載のものに見ら
れるように、予め界壁パネルを形成し、この界壁パネル
を小屋裏の界壁部の空隙に設置して固定する施工方法が
提供されている。
【0006】しかし、この施工方法は、界壁部全体を構
成する大きな界壁パネルをクレーン等により吊り下げて
上記界壁部の空隙に配置するため、施工作業が大がかり
になり、現場によってはクレーンなどを設置できないと
ころもあることから施工できないという問題が生じると
ともに、住居数が比較的少ない共同住宅では、作業者に
よって界壁部を形成する方がクレーンなどを用いて施工
を行うよりも逆に効率良く施工できる場合もある。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な施工で作業者の負担も軽くでき、し
かも梁の形状が異なる小屋組にも広く適用することので
きる界壁部の界壁構造を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の小屋裏の界壁構
造は、小屋裏の界壁部に施工される小屋裏の界壁構造で
あって、上記界壁部となる小屋組の両側面には、予め分
割された複数の分割材からなる界壁スタッドフレームが
配置されるとともに、これら両側の各界壁スタッドフレ
ームの分割材の合掌部が合掌部用取付金具により前記小
屋組の合掌部を挟んで固定されるとともに、各界壁スタ
ッドフレームの分割材の水平部が梁用取付金具により小
屋組の梁に固定され、各界壁スタッドフレームには壁材
が張り付けられてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、共同住宅の小屋裏を示す斜視図で
ある。図において、1は例えば共同住宅Aの壁体であ
り、この壁体1の上面に図示しない柱、敷桁などを介し
て複数の小屋組が施工され、これら小屋組上に母屋及び
垂木などを介して屋根材7が施工されている。
【0011】上記複数の小屋組のうち各住居部間の界壁
部となる小屋組2には、本発明の主要部である界壁構造
が施されている。
【0012】以下、この界壁構造について説明する。こ
の界壁構造は、小屋組2の両側面に後述する界壁スタッ
ドフレームが各専用の取付金具を介して配設され、これ
ら各界壁スタッドフレームの外側面に壁材が張り付けら
れてなるものである。
【0013】前記小屋組2は、図2に示すように、合掌
部21と、複数本の束22と、梁23とでトラスを形成
する。梁23はH形鋼であり、このH形鋼のフランジ部
の上面23a上に複数本の束22が所定の間隔を隔てて
立設されている。合掌部21は、2本の溝形鋼21a、
21aの各ウェブを接合させてなるものである。
【0014】また、上記合掌部21には母屋などに固定
するための金具24が取付けられている。
【0015】前記界壁スタッドフレーム3は、小屋組2
の形状と略同じ形状であり、図3に示す3種類の分割材
3a、3b、3cを組み合わせることにより形成されて
いる。即ち、一つの界壁スタッドフレーム3は、共通部
材である分割材3cを中心にして対称に配置された2組
の分割材3a、3bで構成されている。
【0016】これら各分割材3a、3b、3cは、施工
現場において小屋組2に後述する取付金具によりそれぞ
れ固定されて上記界壁スタッドフレーム3を形成する。
【0017】前記取付金具としては、前記分割材3a、
3bの各合掌部3a1、3b1を小屋組2の合掌部21
の左右両側方に固定するための図4に示す合掌部用取付
金具4と、分割材3a、3bの水平部3a2、3b2を
梁23の上面23aに固定するための梁用取付金具5と
が用いられる。
【0018】合掌部用取付金具4は、図4に示すよう
に、板状本体41と、この板状本体41の裏面左右両側
部にそれぞれ固定された係止金具42とで構成されてい
る。
【0019】係止金具42は、板状本体41にリベット
43などの適宜な固定手段により固設された水平板44
と、この水平板44の左右両縁に垂設された係止片4
5、46とで構成されている。一方の係止片45は、水
平板44の一端部を鉤状に屈折形成したもので、他方の
係止片46は、水平板44の他端部を鉤状に屈折形成す
るとともに、その途中部に外方に突出した係止凸部46
aを形成してなるものである。
【0020】このように形成された係止金具42は、上
記係止片46が内側になるように板状本体41の両側部
に対称に固定されている。この際、左右の係止片46の
係止凸部46aは、前記合掌部21を構成する溝形鋼2
1a、21aの上部両端に係止できる間隔に設定されて
いる。
【0021】また、前記各係止片45には、前記界壁ス
タッドフレーム3を形成する各分割材3a、3bの合掌
部3a1、3b1をネジ止め等により固定するための取
付孔45aが形成され、さらに、板状本体41の両側部
対称位置にもこの板上本体41と前記水平板44とを貫
通した取付孔41aが形成されている。
【0022】前記梁用取付金具5は、図5に示すような
板状体51であって、この板状体51の中間部左右対称
位置には、梁23の上面23aにボルト締め等により固
定するための取付孔52が形成され、さらに、これら取
付孔52の外側にネジ止め等により各分割材3a、3b
の水平部3a2、3b2を固定するための取付孔53が
形成されている。
【0023】次に、前述した界壁部を構成する各部材に
よって当該界壁部を施工する施工手順について説明す
る。
【0024】界壁部となる小屋組2の両側に、界壁スタ
ッドフレーム3の各分割材3a、3b、3cを合掌部用
取付金具4及び梁用取付金具5により固定する。
【0025】具体的には、まず、図6に示すように梁用
取付金具5の取付孔52と梁23の上面23aに予め形
成されている取付孔23bとを合致させ、これら取付孔
52、23bを通じてボルト締めすることにより、梁2
3の上面23aの所定の箇所に複数の梁用取付金具5を
固定する。
【0026】次に、これら梁用取付金具5上の両端部に
図7に示すように分割材3aを配置し、梁用取付金具5
の取付孔53を通じてボルト締め等によって分割材3a
の水平部3a2を固定する。また、分割材3bも同様に
梁用取付金具5によって固定する。
【0027】そして、これと共に各分割材3a、3bの
合掌部3a1、3b1を合掌部用取付金具4により小屋
組2の合掌部21の両側方に固定する。つまり、図8に
示すように分割材3aの合掌部3a1を小屋組2の合掌
部21の両側方に配置した後、図9に示すように合掌部
21の上部両端に合掌部用取付金具4の左右の係止凸部
46a、46aを嵌入し、これら係止凸部46a、46
aにより合掌部用取付金具4を小屋組2の合掌部21に
固定する。そして、合掌部用取付金具4の両側に分割材
3aの合掌部3a1を係止片45の取付孔45a及び取
付孔41aを通じてネジ締めなどにより固定する。ま
た、分割材3bも同様に合掌部用取付金具4によって固
定する。
【0028】なお、中央の分割材3cは、ネジ締めなど
の適宜な固定手段により分割材3b側もしくは小屋組2
側に固定される。
【0029】このようにして各分割材3a、3b、3c
を固定することで界壁スタッドフレーム3が小屋組2の
両側に配置され、これら左右の界壁スタッドフレーム
3、3に壁材を張りつけることで、界壁部が施工され
る。
【0030】図10は、小屋組2の梁が逆T字状の形鋼
である場合の界壁構造を示している。
【0031】梁24が逆T字状の形鋼である場合には、
この梁24の形状に対応した梁用取付金具6により界壁
スタッドフレーム3の各分割材3a、3bの水平部3a
2、3b2をこの梁24に固定する。
【0032】梁用取付金具6は、図11に示すようにそ
の下端部が梁24の立上げ部24aに上方から差し込み
自在な挟持部61に形成されるとともに、上端部が鉤状
に屈折された水平部63に形成されている。
【0033】挟持部61は、金具本体6aの下部にこの
金具本体6aとで前記梁24の立上げ部24aを挟持す
る挟持片62が設けられてなるもので、挟持片62の上
端部がリベット止め等により固設されている。この挟持
片62の途中部62aは、金具本体6aとの間の間隔が
前記立上げ部24aの厚みに対応するように屈折形成さ
れている。
【0034】金具本体6a及び挟持片62の下端は、立
上げ部24aに差し込む際のガイド的役割を果たすよう
にそれぞれ外方に向けて屈折形成されている。
【0035】水平部63には、ネジ止め等により各分割
材3a、3bの水平部3a2、3b2を固定するための
取付孔64が形成されている。
【0036】この小屋組2に界壁部を形成するに際して
は、図10に示すように分割材3aの水平部3a2を固
定する各箇所に、2組の梁用取付金具6の挟持部61を
その水平部63を反対にして梁24の立上げ部24aに
差し込んで固定する。そして、これら梁用取付金具6の
水平部63に分割材3aの水平部3a2を取付孔64を
通じてネジ締め等により固定する。また、分割材3bも
同様に梁用取付金具6によって固定する。
【0037】なお、その他の構成及び施工方法について
は前述したものと同様であり、詳細は省略する。また、
この小屋組2の梁24は、前記前記梁23と形状が異な
るため、この梁24上に立設される束の連結構造が異な
るのは言うまでもない。
【0038】このように、梁24の形状に応じた梁用取
付金具6を用いて、分割材3a、3bをこの梁24に固
定することで、梁の形状が異なる小屋組にも界壁部を簡
単に形成することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の小屋裏の界
壁構造によれば、界壁部となる小屋組の両側面に、予め
分割された複数の分割材からなる界壁スタッドフレーム
を配置するとともに、これら両側の各界壁スタッドフレ
ームの分割材の合掌部を合掌部用取付金具により小屋組
の合掌部を挟んで固定するとともに、各界壁スタッドフ
レームの分割材の水平部を梁用取付金具により小屋組の
梁に固定し、各界壁スタッドフレームに壁材を張り付け
ることで、簡単な施工で作業者の負担も軽くでき、しか
も梁の形状が異なる小屋組にも広く適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】共同住宅の小屋裏を示す斜視図である。
【図2】界壁部の構造を示す斜視図である。
【図3】界壁スタッドフレームを形成する分割材を示す
図である。
【図4】合掌部用取付金具を示す斜視図である。
【図5】梁用取付金具を示す斜視図である。
【図6】梁用取付金具による梁への分割材の取付けを示
す斜視図である。
【図7】梁用取付金具による梁への分割材の取付けを示
す正面図である。
【図8】合掌部用取付金具による合掌部への分割材の取
付けを示す斜視図である。
【図9】合掌部用取付金具による合掌部への分割材の取
付けを示す正面図である。
【図10】梁用取付金具による梁への分割材の取付けを
示す斜視図である。
【図11】梁用取付金具を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 小屋組 21 合掌部 23 梁 24 梁 3 界壁スタッドフレーム 3a、3b、3c 分割材 3a1、3b1 合掌部 3a2、3b2 水平部 4 合掌部用取付金具 5 梁用取付金具 6 梁用取付金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小屋裏の界壁部に施工される小屋裏の界
    壁構造であって、 上記界壁部となる小屋組の両側面には、予め分割された
    複数の分割材からなる界壁スタッドフレームが配置され
    るとともに、これら両側の各界壁スタッドフレームの分
    割材の合掌部が合掌部用取付金具により前記小屋組の合
    掌部を挟んで固定されるとともに、各界壁スタッドフレ
    ームの分割材の水平部が梁用取付金具により小屋組の梁
    に固定され、各界壁スタッドフレームには壁材が張り付
    けられてなることを特徴とする小屋裏の界壁構造。
JP10368103A 1998-12-24 1998-12-24 小屋裏の界壁構造 Pending JP2000192592A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017043930A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 パナホーム株式会社 小屋裏界壁パネルの接続構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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