JP2000191436A - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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Abstract
いても美白効果を損ねることなく、保存安定性に優れ、
使用感の良好な美白化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分(a)〜(c); (a)水溶性L−アスコルビン酸誘導体 0.5〜5重
量% (b)有機酸塩 0.1〜3重量% (c)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10重量% を含有することを特徴とする美白化粧料。
Description
ルビン酸誘導体の存在下においても経時における保存安
定性に優れ、且つ、使用感の良好な美白化粧料に関す
る。
L−アスコルビン酸硫酸エステル塩に代表されるL−ア
スコルビン酸誘導体は、アスコルビン酸(ビタミンC)
の生理活性を有し、アスコルビン酸と比較して水系中で
の安定性に優れた水溶性誘導体として知られており、従
来より美白化粧料に汎用されている。
の水溶性L−アスコルビン酸誘導体を配合した場合、塩
の影響によって、乳化化粧料のエマルションが凝集を起
こしたり、水溶性高分子の粘性を低下させる等、化粧料
の保存安定性を阻害することが知られていた。そこで、
乳化化粧料においては、比較的耐塩性が良好で、降伏値
を有するキサンタンガム等の水溶性高分子を使用して外
相を固めたり、高級アルコールやワックス等を多量に配
合して構造粘性を出すことにより、問題を解決してき
た。また、ジェル状化粧料でもキサンタンガムやカルボ
キシビニルポリマー等を多量に配合し適度な粘性を付与
してきた。上記のような方法で保存安定性を改善するこ
とはできるが、処方上の制約により、肌に塗布した際の
なめらかさやのびの良さといった良好な使用感が得られ
難いという欠点があった。従って、水溶性L−アスコル
ビン酸誘導体の存在下においても保存安定性に優れ、且
つ、良好な使用感を有する美白化粧料の開発が望まれて
いた。
事由に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、水溶性L−アスコ
ルビン酸誘導体を配合した系において、有機酸塩及び水
膨潤性粘土鉱物を用いることにより、美白効果を損ねる
ことなく、保存安定性に優れ、且つ、良好な使用感を有
する美白化粧料が得られることを見出し、本発明を完成
するに至った。
(c); (a)水溶性L−アスコルビン酸誘導体 0.5〜5重
量% (b)有機酸塩 0.1〜3重量% (c)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10重量% を含有することを特徴とする美白化粧料である。さら
に、上記成分(a)〜(c)の配合重量比が、((a)
+(b)):(c)=1:0.1〜20であることを特
徴とする美白化粧料である。本発明を以下に、詳細に説
明する。
水溶性L−アスコルビン酸誘導体としては、L−アスコ
ルビン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸カリウム、L
−アスコルビン酸マグネシウム等のL−アスコルビン酸
塩、L−アスコルビン酸リン酸ナトリウム、L−アスコ
ルビン酸リン酸マグネシウム、L−アスコルビン酸リン
酸カルシウム等のL−アスコルビン酸リン酸エステル、
L−アスコルビン酸硫酸ナトリウム、L−アスコルビン
酸硫酸マグネシウム、L−アスコルビン酸硫酸カルシウ
ム等のL−アスコルビン酸硫酸エステル塩が例示され
る。本発明においては、目的に応じてこれらの水溶性L
−アスコルビン酸誘導体の一種又は二種以上を適宜組み
合わせて用いることができる。
は、0.5〜5重量%(以下、単に「%」と記す)であ
り、より好ましくは1〜4%である。配合量が0.5%
未満であると、充分な美白効果が発現せず、また、5%
を超えて配合しても美白効果の向上は期待できない。
としては、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、酒石
酸、ピロリドンカルボン酸、グルコン酸等のカリウム
塩、ナトリウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。本発
明においては、目的に応じてこれらの有機酸塩の一種又
は二種以上を適宜組み合わせて用いることができる。こ
れらの中でも特に好ましくは、クエン酸ナトリウムであ
る。
は、0.1〜3%であり、より好ましくは0.5〜2%
である。配合量が0.1%未満であると、保存安定性を
充分に確保することができず、また、3%を超えて配合
すると、有機酸塩自体のべたつき感を生じ、感触上好ま
しくない。
粘土鉱物は、ケイ酸マグネシウム・アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム・ナトリウムを主成分とするものであ
り、一般的にはモンモリロナイト、ヘクトライト、サポ
ナイト等が挙げられ、これらは天然品又は合成品のいず
れであってもよい。市販品としては、クニピア、スメク
トン(以上クニミネ工業社製)、ビーガム(バンダービ
ルト社製)等が例示される。本発明においては、目的に
応じてこれらの水膨潤性粘土鉱物の一種又は二種以上を
適宜組み合わせて用いることができる。
は、0.1〜10%であり、より好ましくは0.2〜7
%である。配合量が0.1%未満であると、保存安定性
を充分に確保することができず、また、10%を超えて
配合すると、粘度が高くなるため使用に際して塗り難く
なり、感触上好ましくない。
成分(a)〜(c)の配合重量比が((a)+
(b)):(c)=1:0.1〜20、より好ましく
は、1:0.2〜10であると、保存安定性及び使用感
がより優れたものとなる。
他に、化粧料に配合される成分、例えば、油剤、界面活
性剤、粉体、顔料、染料、水溶性高分子、紫外線吸収
剤、保湿剤、防腐剤、香料、各種薬剤等を本発明の効果
を妨げない範囲で配合することができる。
るが、本発明はこれらによりなんら限定されるものでは
ない。
記載する評価方法を用いて保存安定性、使用感並びに美
白効果について評価した。
する。 D:BとCを均一に混合し、化粧料を得た。
恒温層に1カ月間セットし、分離等の外観変化の有無を
目視にて観察した。 [評価] ◎:まったく外観変化が認められない。 ○:ほとんど外観変化が認められない。 △:分離等の外観変化が認められる。 ×:分離等の外観変化が著しく認められる。
皮膚への塗布し易さ並びにべたつきのなさを下記基準に
て5段階評価し、さらにその平均点から判定した。 [評価] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:不良。 1点:非常に不良。 [評価] ◎:平均点4.5点以上 ○:平均点3.5点以上4.5点未満 △:平均点2.5点以上3.5点未満 ×:平均点2.5点未満
り、皮膚に1日2回1ヶ月間、塗布した後の美白効果を
下記基準にて5段階評価し、さらにその平均点から判定
した。 [評価] 5点:顕著な美白効果がある。 4点:美白効果がある。 3点:普通。 2点:ほとんど美白効果がみられない。 1点:まったく美白効果がみられない。 [評価] ◎:平均点4.5点以上 ○:平均点3.5点以上4.5点未満 △:平均点2.5点以上3.5点未満 ×:平均点2.5点未満 得られた結果を表1及び表2に併せて示す。
本発明に係わる実施例1〜6の化粧料は、保存安定性、
使用感並びに美白効果のいずれにおいても優れたもので
あった。それに対し、比較例においては、全ての項目を
満足し得る結果は得られなかった。
し、化粧水を得た。
溶性L−アスコルビン酸誘導体存在下においても、保存
安定性に優れ、使用感が良好な化粧水であった。
た。
溶性L−アスコルビン酸誘導体存在下においても、保存
安定性に優れ、使用感が良好な乳液であった。
する。 B:Aを冷却する。 C:成分1〜7を70℃に加熱混合する。 D:成分8、9、12〜13及び14の残部を70℃に
加熱混合する。 E:DにCを添加して攪拌し、これを冷却する。 F:BとEを混合してクリームを得た。
溶性L−アスコルビン酸誘導体存在下においても、保存
安定性に優れ、使用感が良好なクリームであった。
る。 D:Cと成分6、7を混合してパックを得た。
水溶性L−アスコルビン酸誘導体存在下においても、保
存安定性に優れ、使用感が良好なパックであった。
料は、水溶性L−アスコルビン酸誘導体の存在下におい
ても美白効果を損ねることなく、保存安定性に優れ、使
用感の良好なものである。
Claims (2)
- 【請求項1】次の成分(a)〜(c); (a)水溶性L−アスコルビン酸誘導体 0.5〜5重
量% (b)有機酸塩 0.1〜3重量% (c)水膨潤性粘土鉱物 0.1〜10重量% を含有することを特徴とする美白化粧料。 - 【請求項2】上記成分(a)〜(c)の配合重量比が、
((a)+(b)):(c)=1:0.1〜20である
ことを特徴とする請求項1記載の美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377536A JP2000191436A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 美白化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377536A JP2000191436A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 美白化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000191436A true JP2000191436A (ja) | 2000-07-11 |
Family
ID=18508936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377536A Pending JP2000191436A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | 美白化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000191436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132808A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物およびそれを用いたクリーム組成物 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10377536A patent/JP2000191436A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005132808A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Shiseido Co Ltd | ゲル状組成物およびそれを用いたクリーム組成物 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040421 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040511 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041014 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041116 |