JP2000191016A - 溢液収容手段を備えた容器蓋 - Google Patents

溢液収容手段を備えた容器蓋

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JP2000191016A JP10369525A JP36952598A JP2000191016A JP 2000191016 A JP2000191016 A JP 2000191016A JP 10369525 A JP10369525 A JP 10369525A JP 36952598 A JP36952598 A JP 36952598A JP 2000191016 A JP2000191016 A JP 2000191016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排液口8から垂れ流れた食用油を確実に収容
すること。 【解決手段】 上壁4の周縁から垂下する側壁6を有
し、上壁4の周縁部には排液口8が形成されている容器
蓋2。側壁6には溢液収容手段30が形成されている。
溢液収容手段30は側壁6から外方に延びる底壁部32
と底壁部32から上方に延びる外壁部34とを有し、底
壁部32及び外壁部34が側壁6と協働して溢液収容空
間Sを規定している。外壁部34の上部内面には上方に
向かって内方に傾斜して延びる状態に成形した後に下方
に向かって内方に傾斜して延びる状態に折り返された溢
液漏出防止壁部36が付設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース、食用油
等の液体を収容した缶あるいは合成樹脂製容器に離脱自
在に装着されて使用される容器蓋であって、上壁と上壁
の周縁の少なくとも一部から垂下する側壁とを有し、上
壁の側壁が形成された周縁部には排液口が形成されてい
る、合成樹脂から一体に成形された容器蓋、更に詳しく
は上記側壁に溢液収容手段が配設された容器蓋に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば食用油を収容した金属製の容器で
ある缶において、食用油の使用時には、一般に缶の上壁
の周縁部が缶用の孔あけ具あるいは缶切り等を利用して
少なくとも1箇所開口される。四角い缶の場合、この開
口箇所は一般に缶の上壁に記されている。そして予めそ
の缶に合わせて用意された容器蓋が、容器蓋に配設され
た排液口が缶の上記開口の一つに整合されてその上壁を
覆うように装着され、容器蓋の排液口から容器内の食用
油が注出される。上記形態の容器蓋の典型例としては、
例えば実公平4−54133号公報に開示された合成樹
脂製容器蓋を挙げることができる。同公報に開示された
容器蓋は、キャップ形状の取付け部材と、取付け部材に
係合固定されたキャップ部材とから構成されている。取
付け部材は頂壁と頂壁の周縁から垂下する筒状側壁とを
有しており、側壁の下端部内周縁には容器の上端外周縁
に係止される取付部が配設され、頂壁には円筒形状の排
液口(口部)が立設されている。円筒形状の排液口の周
囲には環状壁(周壁)が設けられ、排液口の外周面と環
状壁との間には環状の溝が形成されている。キャップ部
材は、軟質材からなる板と、板の前端部に設けられたキ
ャップ体と、板の後端部に設けられた係合部とを含み、
キャップ部材は板の係合部を介して取付け部材に係合固
定されている。キャップ体は取付け部材の排液口を開口
自在に閉塞している。以上のように構成された容器蓋
は、その排液口が容器の上壁開口に整合されて容器の上
壁を覆うよう取付部を介して装着され、食用油の使用時
には容器蓋のキャップ体を開いて排液口を開口し、容器
を注出方向に傾けて容器内に収容した食用油を排液口か
ら適宜に注出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器蓋にお
いては、食用油の注出時におけるいわゆる液切れを良好
にするために、取付け部材の頂壁に上記の如く排液口が
立設されている。しかしながら、液体が特に食用油の如
く粘性の比較的強い液体の場合には、注出終了直後にお
ける液切れを完全に除去することは、排液口の形状が種
々改良された現状においても著しく困難であることは実
用上明らかであり、未だにこの要求を完全に満足すべき
容器蓋は得られていない。上記従来の容器蓋において
は、注出終了直後における液切れを完全に除去すること
ができないことに起因して、食用油が排液口の外周面に
垂れ流れたり排液口から直接滴下したりする不具合が発
生している。上記従来の容器蓋においては、排液口の外
周面と環状壁との間に環状の溝が形成されているので、
排液口の外周面に垂れ流れた食用油はこの溝内に一時的
に回収することができる。しかしながら次に食用油を注
出する場合には、容器蓋の傾きにより、上記溝内に回収
された食用油が環状壁を乗り越えて垂れ流れたり、直接
溝の外方に垂れ流れたりする不具合が生じていた。この
課題を解消するため、上記溝を食用油の注出方向と反対
の方向に下方に傾斜するよう形成し、更に傾斜した溝の
最低部に容器の上壁開口と連通する戻し孔を形成した従
来技術もすでに知られている。しかしながらこの従来技
術においても、溝内に回収された食用油を容器内に完全
に戻すことはできず、溝内における食用油の残留を防ぐ
ことができないので、次に食用油を注出する場合には再
び上記した如き不具合が発生してしまう。したがって上
記従来の容器蓋を使用した場合には、食用油を注出した
直後の排液口における液切れが不完全であることに起因
して、排液口から垂れ流れたりあるいは滴下した食用油
が容器の側面を伝ってその底部まで垂れ流れ、容器の側
面を汚す、また容器の側面を伝ってその底部まで垂れ流
れた食用油が容器の底部から落下してその下方の周辺を
汚したり容器が置かれる場所を汚す、あるいはまた排液
口から滴下した食用油が容器を介さず直接落下して注出
作業が行なわれる下方の周辺を汚す、等の不具合を招い
ていた。
【0004】本発明は上記事実に基づいてなされたもの
であり、その目的は、排液口から垂れ流れたり滴下した
液体を受け止めて確実に収容することができ、その結
果、容器の側面、容器が置かれる場所あるいは注出作業
が行なわれる下方の周辺等を汚すことのない、新規な溢
液収容手段を備えた容器蓋を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、液体の注出方向へ傾
けられても既に収容された液体の流出を確実に防止する
ことができる、新規な溢液収容手段を備えた容器蓋を提
供することである。
【0006】本発明の更に他の目的は、液体の注出方向
に対しその側方へ傾けることによって既に収容された液
体を容易かつ確実に排出することができる、新規な溢液
収容手段を備えた容器蓋を提供することである。
【0007】本発明の更に他の目的は、排液口から垂れ
流れたり滴下した液体を受け止めて確実に吸収すること
ができ、その結果、容器の側面、容器が置かれる場所あ
るいは注出作業が行なわれる下方の周辺等を汚すことの
ない、新規な溢液収容手段を備えた容器蓋を提供するこ
とである。
【0008】本発明の更に他の目的は、排液口から垂れ
流れたり滴下した液体を受け止めて吸収するための溢液
吸収材の収容及び取出が容易である、新規な溢液収容手
段を備えた容器蓋を提供することである。
【0009】本発明の更に他の目的は、排液口から垂れ
流れたり滴下した液体を受け止めて吸収するための溢液
吸収材を安定して保持することができる、新規な溢液収
容手段を備えた容器蓋を提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、構造が簡単で成
形が容易であり、したがって低コストで製造することが
できる、新規な溢液収容手段を備えた容器蓋を提供する
ことである。
【0011】本発明のその他の目的及び特徴は、本発明
に従って構成された溢液収容手段を備えた容器蓋の実施
形態について添付図面を参照して詳細に説明する後の記
載から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上壁と
該上壁の周縁の少なくとも一部から垂下する側壁とを有
し、該上壁の該側壁が形成された周縁部には排液口が形
成されている、合成樹脂から一体に成形された容器蓋に
おいて、該側壁には該排液口の配設位置に整合せしめて
配置された溢液収容手段が形成されており、該溢液収容
手段は該側壁から外方に延びる底壁部と該底壁部から上
方に延びる外壁部とを有し、該底壁部及び該外壁部が該
側壁と協働して溢液収容空間を規定しており、該外壁部
の上部内面には、上方に向かって内方に傾斜して延びる
状態に成形した後に下方に向かって内方に傾斜して延び
る状態に折り返された溢液漏出防止壁部が付設されてい
る、ことを特徴とする容器蓋、が提供される。
【0013】該溢液漏出防止壁部は該外壁部の周方向の
両端部を除く該上部内面に付設されている、とが好まし
い。該溢液漏出防止壁部の肉厚は該外壁部に接続された
基端から自由端に向かって漸次増大せしめられている、
ことが好ましい。また、該外壁部は、平面図において、
周方向中心に向かって、該外壁部の周方向中心と該排液
口の中心とを結ぶ直線に対して垂直で且つ該排液口の中
心を通って延びる直線からの離間寸法が漸次増大する形
状である、ことが好ましい。更にはまた、該側壁は該上
壁の周縁から垂下する円筒形状であり、該外壁部は該側
壁に沿って延びる円弧状主部を有する、ことが好まし
い。更にはまた、該溢液漏出防止壁部の、平面図におい
て、該外壁部に接続された基端から自由端までの延出長
さは周方向中心から周方向両側に向かって漸次減少せし
められている、ことが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態を図
1〜図6を参照して更に詳細に説明する。なお図1〜図
6において、実質上同一部分は同一符号で示されてい
る。先ず図1〜図3を参照して、例えば、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の合成樹脂から一体に成形すること
ができる容器蓋2は、実質上平坦でかつ円形状周縁を有
する上壁4と、上壁4の周縁から垂下する円筒形状の側
壁6とを有している。上壁4の周縁部には排液口8が形
成されている。排液口8は上壁4から上方に延びる円筒
形状の注出案内壁10を含んでいる。注出案内壁10の
基端部外周面には、その全周にわたって被係止突条12
が形成されている。注出案内壁10はキャップ14によ
り開口自在に閉じられる。キャップ14は、円形状周縁
を有する天壁16と、天壁16の周縁から垂下するスカ
ート壁18とを備え、細長い柔軟なバンド20によって
側壁6の上端に一体に連結されている。キャップ14の
スカート壁18の開口端部の内周面には、その全周にわ
たって係止突条22が形成されており、また天壁16に
はその内側から下方に延びる円筒形状のシール壁24が
形成されている。図1及び図3に示されているように、
キャップ14の係止突条22が注出案内壁10の被係止
突条12に離脱自在に係止されかつキャップ14のシー
ル壁24の外周面が注出案内壁10の開口端部の内周面
に離脱自在に密着して嵌合されることにより、排液口8
はキャップ14によって開口自在に閉じられる。容器蓋
2の側壁6の開口端部の内周面には、その全周にわたっ
て係止突条26が形成されており、また上壁4にはその
内側から下方に延びる円筒形状のシール壁28が形成さ
れている。
【0015】容器蓋2の側壁6には排液口8の配設位置
に整合せしめて配置された溢液収容手段30が形成され
ている。溢液収容手段30は、側壁6から外方に延びる
底壁部32と、底壁部32から上方に延びる外壁部34
とを有している。底壁部32及び外壁部34は側壁6と
協働して溢液収容空間Sを規定している。側壁6は上壁
4の周縁から垂下する円筒形状であり、外壁部34は、
側壁6に沿って延びる円弧状主部34aと、主部34a
の周方向両端において側壁6から外方に延びて主部34
aに連続する側部34bを有している。側部34bの各
々は外壁部34の周方向の両端部を規定する。外壁部3
4の主部34aは、図2に示す如き平面図において、そ
の周方向中心に向かって、主部34aの周方向中心と排
液口8の中心Oとを結ぶ直線L1に対して垂直で且つ排
液口8の中心Oを通って延びる直線L2からの離間寸法
が漸次増大する形状に形成される。もちろん主部34a
だけではなく、側部34bの各々を含む外壁部34の全
てをこのような形状とする実施形態もある(例えば、側
部34bの各々は図2に示すように直線L1に平行に延
びているが、側壁6から主部34aに向かうに従って直
線L1に近付く方向に傾斜して延びるような実施形態、
あるいは外壁部34全体が、平面図において、放物線状
に延在する、あるいは図5に示す如き円弧状に延在する
ような実施形態)。
【0016】外壁部34の上端部内面には、上方に向か
って内方に傾斜して延びる状態(図3の2点鎖線参照)
に成形した後に下方に向かって内方に傾斜して延びる状
態に折り返された溢液漏出防止壁部36が付設されてい
る。更に具体的に説明すると、溢液漏出防止壁部36
は、外壁部34の周方向の両端部である側部34bの各
々を除く主部34aの上端部内面に付設されている。図
3に明確に示されているように、溢液漏出防止壁部36
の肉厚は、外壁部34の主部34aに接続された基端か
ら自由端に向かって漸次増大せしめられている。溢液漏
出防止壁部36の、図2に示す如き平面図において、外
壁部34の主部34aに接続された基端から自由端まで
の延出長さは、周方向の全長にわたって略一定にせしめ
られている。
【0017】番号100は、それ自体周知の構成でよい
金属製の容器である缶であって、円筒形状の胴部102
と、胴部102の上端及び下端にカール結合された上壁
104及び底壁106とを備えている。したがって缶1
00の上端部外周面及び底部外周面にはカール結合部か
らなる環状突条108及び110が形成されている。缶
100の上端部外周面及び底部外周面に環状突条108
及び110が形成されていることに起因して、缶100
の上面及び底面には円形凹部が形成される。胴部102
が円形状の断面を有しているので、上壁104、底壁1
06、環状突条108及び110は平面図において円形
状をなしている。缶100内には図示しない食用油が収
容されている。そして食用油の使用時には、缶100の
上壁104の周縁部が例えば缶用の孔あけ具により開口
される。図1及び図3の番号112はこのようにしてあ
けられた開口を示している。缶100の上壁104に開
口112が形成された後、容器蓋2がその排液口8が開
口112に整合されて上壁104を覆うよう装着され
る。具体的には、容器蓋2は、その側壁6の内周面に形
成された係止突条26が缶100の環状突条108の下
面に係止され、シール壁28の外周面が環状突条108
の内周面に密着して嵌合されることにより缶100に離
脱自在に装着される。そして注出案内壁10からキャッ
プ14を離脱して排液口8を開き、缶100を注出方向
(図1において反時計方向)に傾けることにより食用油
を注出案内壁10から所望のとおりに注出することがで
きる。食用油の注出終了後、注出案内壁10はキャップ
14により閉じられて次の使用に備えられる。
【0018】先に述べた如く、食用油の注出終了直後に
おける液切れを完全に除去することは著しく困難であ
り、したがって注出案内壁10から食用油が垂れ流れた
り滴下したりする場合が生ずる。しかしながら本発明に
係る容器蓋2においては、上記の如く、側壁6に排液口
8すなわち注出案内壁10の配設位置に整合せしめて配
置された溢液収容手段30が形成されており、溢液収容
手段30は、側壁6から外方に延びる底壁部32と底壁
部32から上方に延びる外壁部34とを有し、底壁部3
2及び外壁部34が側壁6と協働して溢液収容空間Sを
規定するよう構成されているので、注出案内壁10から
垂れ流れたり滴下した食用油は、缶100の側面である
胴部102の表面に達する手前で、あるいは注出作業が
行なわれる下方の周辺に直接落下する手前で、溢液収容
手段30によって受け止められ、その溢液収容空間S内
に確実に収容される。その結果、注出案内壁10から垂
れ流れたり滴下した食用油が缶100の胴部102の表
面を伝ってその底部である環状突条110まで垂れ流
れ、缶100の側部である胴部102の表面を汚すこと
が防止される。また缶100の胴部102の表面を伝っ
てその環状突条110まで垂れ流れた食用油が環状突条
110から落下してその下方の周辺を汚したり缶100
が置かれる場所を汚すことが防止される。あるいはまた
注出案内壁10から滴下した食用油が缶100を介さず
直接落下して注出作業が行なわれる下方の周辺を汚すこ
とも防止される。
【0019】また本発明に係る容器蓋2においては、溢
液収容手段30における外壁部34の主部34aの上端
部内面に、上方に向かって内方に傾斜して延びる状態に
成形した後に下方に向かって内方に傾斜して延びる状態
に折り返された溢液漏出防止壁部36が付設されている
ので、缶100したがって容器蓋2が、食用油の注出方
向へ傾けられても、溢液収容空間S内に既に収容された
食用油の流出を確実に防止することができるので、食用
油の注出に際しても何ら問題はない。上記溢液漏出防止
壁部36は、成形後、下方に向かって内方に傾斜して延
びる状態に折り返されているので、注出案内壁10から
垂れ流れたり滴下した食用油を受け止めた後、溢液収容
空間S内に円滑に導入させることができる。溢液漏出防
止壁部36は、外壁部34の周方向の両端部である側部
34bの各々を除く主部34aの上端部内面に付設され
ているので、容器蓋2を食用油の注出方向に対する側方
(図2において直線L1に関して時計方向又は反時計方
向)に傾けることによって溢液収容空間S内に既に収容
された食用油を排出することができる。この食用油の排
出作業は、容器蓋2を缶100から離脱させることによ
って容易かつ確実に遂行することができる。
【0020】外壁部34の主部34aは、図2に示す如
き平面図において、その周方向中心に向かって、主部3
4aの周方向中心と排液口8の中心Oとを結ぶ直線L1
に対して垂直で且つ排液口8の中心Oを通って延びる直
線L2からの離間寸法が漸次増大する形状に形成されて
いる(上記実施形態においては、側壁6が上壁4の周縁
から垂下する円筒形状であり、外壁部34は側壁6に沿
って延びる円弧状主部34aを有するよう構成されてい
る)ので、缶100したがって容器蓋2を、食用油の注
出方向へ傾けることによって、溢液収容空間S内に既に
収容された食用油が溢液収容空間Sの周方向中心部に集
中し、溢液収容手段30の周方向両側すなわち側壁34
bの各々から流出しにくくなる。
【0021】先に述べた如く、溢液収容手段30は、側
壁6から外方に延びる底壁部32と底壁部32から上方
に延びる外壁部34とを有しているが、この構成はきわ
めて簡単でそれ自体成形が容易であり、更に外壁部34
に付設される溢液漏出防止壁部36はいわゆるフラップ
と称される構成をなし、しかも外壁部34における主部
34aの上端部内面から上方に向かって内方に傾斜して
延びる状態に成形される(図3の2点鎖線参照)ので、
それ自体の成形はきわめて容易であると共に成形後の型
の無理抜きも容易に遂行することが可能である。したが
って容器蓋2は、既存の容器蓋の成形型の一部に溢液収
容手段30のための若干の成形型の追加を行なうのみ
で、全体として容易かつ低コストで成形することが可能
である。フラップと称される構成をなす溢液漏出防止壁
部36は成形後に下方に向かって内方に傾斜して延びる
状態に折り返す(反転させる)ことが容易に可能であ
る。このように、溢液漏出防止壁部36が、成形時には
上記の如く成形し易い状態にせしめられ、成形後には上
記の如き傾斜状態に折り返すことができるというユニー
クな構成は、食用油の注出時の傾きに対して既に収容さ
れた食用油の流出を防止する等の重要な目的を達成する
ための溢液収容手段30を容易に成形することを可能に
せしめるものである。実施形態においては、溢液漏出防
止壁部36の肉厚は、外壁部34の主部34aに接続さ
れた基端から自由端に向かって漸次増大せしめられてい
るので、上記折り返しを一層容易にせしめる。溢液漏出
防止壁部36は、上記の如く成形時の状態と使用時の状
態とに選択的に折り返しが容易であるが、折り返した後
は自然復元しにくいので、折り返した状態に保持され、
実用上の問題はない。
【0022】溢液収容手段30には上記の如き折り返し
可能な溢液漏出防止壁部36が形成されているので、溢
液収容空間S内に、綿、ティッシュペーパ等の図示しな
い溢液吸収材を収容して使用することが容易に可能とな
る。その結果、注出案内壁10から垂れ流れたり滴下し
た食用油を溢液収容手段30によって受け止めた後、溢
液吸収材によって確実に吸収することができ、先に述べ
たと同様な作用効果が達成される。溢液漏出防止壁部3
6が折り返し容易であることに起因して、溢液収容空間
S内への溢液吸収材の収容及び取り出しは容易であり、
実用上便利である。また溢液収容空間S内へ収容した溢
液吸収材は、溢液漏出防止壁部36により安定して保持
され、安易に離脱することはない。
【0023】上記した溢液収容手段30における溢液漏
出防止壁部36の、図2に示す如き平面図において、外
壁部34の主部34aに接続された基端から自由端まで
の延出長さは、周方向の全長にわたって略一定にせしめ
られているが、図6に示されているように、溢液漏出防
止壁部36の、図6に示す如き平面図において、外壁部
34の円弧状主部34aに接続された基端から自由端ま
での延出長さ(主部34aの接線に対し直角な方向の長
さ)を周方向中心から周方向両側に向かって漸次減少せ
しめる他の実施形態もある。この実施形態においては、
缶100したがって容器蓋2を、食用油の注出方向へ傾
けることによって、溢液収容空間S内に既に収容された
食用油が溢液収容空間Sの周方向中心部に集中し、溢液
収容手段30の円弧状主部34aの周方向中心部から流
出しにくくなる、との作用効果が一層効果的に達成され
る。
【0024】上記説明から容易に理解されるように、本
発明に従って構成された容器蓋2によれば、缶100自
体の汚れ、缶100が置かれる場所の汚れあるいは食用
油の注出作業が行なわれる下方の周辺の汚れ等を心配す
ることなく、食用油の注出を行うことができるので、主
婦等は安心して料理に集中することができ、実用上きわ
めて有用である。
【0025】次に図4及び図5を参照して、本発明に従
って構成された容器蓋の他の実施形態について説明す
る。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹
脂から一体に成形することができる容器蓋40は、実質
上平坦で矩形状の周縁を有する上壁42と、上壁42の
周縁の少なくとも一部である一側から垂下する側壁44
とを有している。側壁44は、図5に示す如き平面図に
おいて、該周縁の一側に沿って周方向(周縁の周方向)
に直線状に延びている。上壁42の側壁44が形成され
た周縁部には排液口8が形成されている。排液口8は上
壁42から上方に延びる円筒形状の注出案内壁10を含
んでいる。注出案内壁10の下方の一部は上壁42から
下方に延び出している。上壁42から下方に延び出した
注出案内壁10の下端部外周面には、その全周にわたっ
て係止突条46が形成されている。上壁42には注出案
内壁10の外側から下方に延びる円筒形状のシール壁4
8が形成されている。シール壁48の上壁42から下方
への突出長さは、注出案内壁10の上壁42から下方へ
の突出長さよりも短く規定されている。注出案内壁10
を開口自在に閉じるキャップ14は、細長い柔軟なバン
ド20によって上壁42の周縁の他の一側に連結されて
いる。
【0026】容器蓋40の側壁44には排液口8の配設
位置に整合せしめて配置された溢液収容手段30が形成
されている。溢液収容手段30は、側壁44から外方に
延びる底壁部32と、底壁部32から上方に延びる外壁
部34とを有している。底壁部32及び外壁部34は側
壁44と協働して溢液収容空間Sを規定している。側壁
44は、上記した如く上壁42の周縁の一側から垂下す
る、図5に示す如き平面図において直線形状であり、外
壁部34は、同平面図において、側壁44に接続された
周方向の両端を規定する基端の各々から側壁44に沿っ
て延びる円弧形状をなしている。外壁部34には溢液漏
出防止壁部36が付設されている。溢液漏出防止壁部3
6は、外壁部34の周方向の両端部を除く外壁部34の
上端部内面に付設されている。溢液収容手段30を含む
容器蓋40のその他の構成は、先に述べた容器蓋2の構
成と実質上同一であるので、実質上同一部分は同一符号
で示し、説明は省略する。
【0027】番号200は金属製の容器である缶であっ
て、図1に示す缶100と相違する構成は、胴部102
の断面が実質上矩形状をなしている(したがって上壁1
04、底壁106、環状突条108及び110も、平面
図において、実質上矩形状をなしている)ので、実質上
同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。缶200
内には図示しない食用油が収容されている。そして食用
油の使用時には、缶200の上壁104の所定の周縁部
が開口される。図4の番号114は円形状をなす貫通孔
を示すが、この貫通孔114は予め上壁104に形成さ
れているもので、非使用時には例えば図示しないアルミ
製のシール部材が貼着されることにより封止され、使用
時には、このシール部材を剥がすことによって開口され
る。缶200の上壁104の貫通孔114が開口された
後、容器蓋40がその排液口8が貫通孔114に整合さ
れて上壁104を覆うよう装着される。具体的には、容
器蓋40は、注出案内壁10の下端部が貫通孔114を
貫通して缶200内に挿入され、注出案内壁10の係止
突条46が貫通孔114の周縁を越えた下方に係止さ
れ、シール壁48の下端が上壁104の上面に密着さ
れ、側壁44の内側面が缶200の環状突条108の一
側外周面に当接されることにより、缶200に離脱自在
に装着される。シール壁48の外周面の一部は、缶20
0の環状突条108の内周面の一部に当接され、側壁4
4の内側面と協働して環状突条108の一側の一部を挟
持する。そして注出案内壁10からキャップ14を離脱
して排液口8を開き、缶200を注出方向(図4におい
て反時計方向)に傾けることにより食用油を注出案内壁
10から所望のとおりに注出することができる。食用油
の注出終了後、注出案内壁10はキャップ14により閉
じられて次の使用に備えられる。
【0028】上記容器蓋40は上記の如く構成されてい
るが、装着される缶200の形態が缶100と相違する
ことに合わせて容器蓋2とは構成が相違している。しか
しながら容器蓋40における溢液収容手段30の構成
は、上記説明から明らかなように、容器蓋2における溢
液収容手段30の構成と実質上同様な形態をなしている
ので、容器蓋40における作用効果は、先に述べた容器
蓋2における作用効果と実質上同一であり、したがって
更なる説明は省略する。
【0029】以上、本発明を実施形態に基づいて添付図
面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく、更に他の種々の変形あるいは修正が可能で
ある。例えば、本発明に従って構成された容器蓋2及び
40を、食用油を収容した缶100及び200に適用し
た実施形態に基づいて説明したが、もちろんこの実施形
態に限定される理由はなく、例えば、食用油を収容した
合成樹脂製の容器、あるいはまた、食用油以外の他の液
体、例えばジュース等の飲料水が収容された缶あるいは
合成樹脂製の容器に適用されることはいうまでもない。
また上記実施形態において、外壁部34の上端部内面に
は、上方に向かって内方に傾斜して延びる状態に成形し
た後に下方に向かって内方に傾斜して延びる状態に折り
返された溢液漏出防止壁部36が付設されているが、溢
液漏出防止壁部36の配設位置は外壁部34の上端部内
面に限定されるものではなく、外壁部34の上部内面で
あれば成立する。
【0030】本発明はまた、注出案内壁10の周囲に先
に述べた如き環状の溝が形成された容器蓋にも適用され
ることはいうまでもない。この容器蓋の環状の溝形成部
分について図1を参照しながら簡単に説明すると、上壁
4には、注出案内壁10の基端部外周面を囲むように上
方に延びる環状壁が形成される。この環状壁の高さは注
出案内壁10よりも低く形成される。なお上記被係止突
条12はこの環状壁の外周面に形成される。注出案内壁
10の外周面と環状壁との間には環状の溝が形成され
る。この溝は缶100内の食用油の注出方向と反対の方
向に下方に傾斜するよう形成され、傾斜した溝の最低部
には、缶100の上壁104に形成された開口112と
連通する戻し孔が形成される。この溝及び戻し孔は、注
出案内壁10の外周面に垂れ流れた食用油を缶100内
に回収するために設けられるものであるが、先に述べた
如く、完全に回収することはできないので、食用油回収
後の再注出時には溝内に残留する食用油が環状壁を乗り
越えて垂れ流れたり、直接溝の外方に垂れ流れたりする
不具合が生じていた。しかしながら本発明においては、
上記した如く、容器蓋2の側壁6に、排液口8の配設位
置に整合せしめて配置された溢液収容手段30が形成さ
れているので、溝内に残留する食用油が環状壁を乗り越
えて垂れ流れたり、直接溝の外方に垂れ流れたとして
も、溢液収容手段30により受け止めて収容されるの
で、缶100の側面、缶100が置かれる場所あるいは
注出作業が行なわれる下方の周辺等を汚すことが防止さ
れる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る容器蓋によれば、排液口か
ら垂れ流れたり滴下した液体を受け止めて確実に収容す
ることができ、その結果、容器の側面、容器が置かれる
場所あるいは注出作業が行なわれる下方の周辺等を汚す
ことが確実に防止される。また、液体の注出方向へ傾け
られても既に収容された液体の流出を確実に防止するこ
とができる。更にはまた、液体の注出方向に対しその側
方へ傾けることによって既に収容された液体を容易かつ
確実に排出することができる。更にはまた、排液口から
垂れ流れたり滴下した液体を受け止めて確実に吸収する
ことができ、その結果、容器の側面、容器が置かれる場
所あるいは注出作業が行なわれる下方の周辺等を汚すこ
とが確実に防止される。更にはまた、排液口から垂れ流
れたり滴下した液体を受け止めて吸収するための溢液吸
収材の収容及び取出が容易である。更にはまた、排液口
から垂れ流れたり滴下した液体を受け止めて吸収するた
めの溢液吸収材を安定して保持することができる。更に
はまた、成形が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の実施形態を
缶に装着した状態で示す縦断面図。
【図2】図1に示す容器蓋の上面縮小図。
【図3】図1の一部を拡大して示す図。
【図4】本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形
態を缶に装着した状態で示す縦断面図であって、缶の下
方を省略した縦断面図。
【図5】図4に示す容器蓋及び缶の上面図。
【図6】本発明に従って構成された容器蓋の更に他の実
施形態の要部を示す上面図。
【符号の説明】
2、40 容器蓋 4、42 上壁 6、44 側壁 8 排液口 10 注出案内壁 14 キャップ 30 溢液収容手段 32 底壁部 34 外壁部 34a 主部 36 溢液漏出防止壁 100、200 缶 S 溢液収容空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上壁と該上壁の周縁の少なくとも一部か
    ら垂下する側壁とを有し、該上壁の該側壁が形成された
    周縁部には排液口が形成されている、合成樹脂から一体
    に成形された容器蓋において、 該側壁には該排液口の配設位置に整合せしめて配置され
    た溢液収容手段が形成されており、該溢液収容手段は該
    側壁から外方に延びる底壁部と該底壁部から上方に延び
    る外壁部とを有し、該底壁部及び該外壁部が該側壁と協
    働して溢液収容空間を規定しており、 該外壁部の上部内面には、上方に向かって内方に傾斜し
    て延びる状態に成形した後に下方に向かって内方に傾斜
    して延びる状態に折り返された溢液漏出防止壁部が付設
    されている、ことを特徴とする容器蓋。
  2. 【請求項2】 該溢液漏出防止壁部は該外壁部の周方向
    の両端部を除く該上部内面に付設されている、請求項1
    記載の容器蓋。
  3. 【請求項3】 該溢液漏出防止壁部の肉厚は該外壁部に
    接続された基端から自由端に向かって漸次増大せしめら
    れている、請求項1又は請求項2記載の容器蓋。
  4. 【請求項4】 該外壁部は、平面図において、周方向中
    心に向かって、該外壁部の周方向中心と該排液口の中心
    とを結ぶ直線に対して垂直で且つ該排液口の中心を通っ
    て延びる直線からの離間寸法が漸次増大する形状であ
    る、請求項1から3までのいずれか1項に記載の容器
    蓋。
  5. 【請求項5】 該側壁は該上壁の周縁から垂下する円筒
    形状であり、該外壁部は該側壁に沿って延びる円弧状主
    部を有する、請求項4記載の容器蓋。
  6. 【請求項6】 該溢液漏出防止壁部の、平面図におい
    て、該外壁部に接続された基端から自由端までの延出長
    さは周方向中心から周方向両側に向かって漸次減少せし
    められている、請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の容器蓋。
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