JP2000187901A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000187901A
JP2000187901A JP10359699A JP35969998A JP2000187901A JP 2000187901 A JP2000187901 A JP 2000187901A JP 10359699 A JP10359699 A JP 10359699A JP 35969998 A JP35969998 A JP 35969998A JP 2000187901 A JP2000187901 A JP 2000187901A
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JP10359699A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuura
賢司 松浦
Hideyuki Hashi
秀幸 橋
Satoru Mitsunabe
哲 三鍋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの繰り返し使用される部分の潤滑剤は
均一ではないので、データの再生を安定して行えない。 【解決手段】 供給リール台と、巻取リール台と、磁気
ヘッドと、テープに接触し、テープを走行案内または移
送するとともに、テープに異常が検出された場合にその
テープを正常な状態に復元するための案内部材および移
送手段と、テープの走行中の異常を検出する走行異常検
出回路21と、テープ上の走行異常位置を記憶するテー
プ駆動コントロール回路22と、テープ上の走行異常位
置の前後の所定の範囲が、案内部材または移送手段を、
テープの通常走行速度の10倍速で10回繰り返し往復
し、かつその往復終了時に、テープの走行異常位置より
先の部分が、走行異常が検出されたときに位置していた
場所の後方に位置するように、テープ走行を制御する高
速繰り返し走行制御回路23と、その後テープが通常走
行速度で再度走行するように制御するリトライ走行制御
回路24とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回転ヘッド
により磁気テープに斜めのトラックとしてディジタルデ
ータを記録し、またそのようにしてディジタルデータが
記録されている磁気テープを再生する記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テープを用いたデータのバックア
ップやソフトの配布、データの運搬等を行う為のテープ
ストリーマとして、1/4インチ幅テープを使用したも
の、8mmVCRを使用したもの、R−DATを使用し
たものが規格化され、製品化されている。
【0003】図11に、従来の、テープストリーマの一
例としての記録再生装置を示す。図11は、ローディン
グ完了状態での記録再生装置の平面図である。図11に
おいて、1はカセット、2は供給リール、2aは供給リ
ール台、3は巻取リール、3aは巻取リール台、4は磁
気テープであり、磁気テープ4はカセット1に内包され
た供給リール2及び巻取リール3の間に巻回されてい
る。5はシリンダ、6,7は引き出しガイドであり、上
下端を規制する。また8,9はテープの上下端を規制す
るフランジ付きの回転ポスト、10,11,12はテー
プ4と接触した状態でその走行を案内する傾斜ポストで
ある。引き出しガイド6はテンションアーム(図示せ
ず)上に載置され、磁気テープ4に所定のテンションを
付与するための張力付与手段を有する。14はキャプス
タン、15はキャプスタン14を回転駆動するキャプス
タンモータ、16はピンチローラである。
【0004】図11中の6´、7´、8´、9´、16
´は、それぞれ引き出しガイド6,7、回転ポスト8,
9、ピンチローラ16のテープローディング前のカセッ
ト1のマウス内に配置されているときの状態を示す。テ
ープローディングの指令によってローディングモータ
(図示せず)が動作し、公知の手段によって、まず引き
出しガイド6´、7´が6,7の位置に引き出され、次
に回転ポストが8´、9´から8,9の位置に引き出さ
れることによって、シリンダ5に磁気テープ4が螺旋状
に巻き付けられ、最後にピンチローラ16´が16の位
置に移動する。それに対し、アンローディングの指令が
発生されると、上述したローディング動作と逆の動作を
する。
【0005】ローディング完了状態から、図11におい
てF方向に磁気テープ4が走行する場合、キャプスタン
モータ15が定速で図11において反時計方向に回転す
ることによって、キャプスタン14とピンチローラ16
との間に挟持されていた磁気テープ4が定速で走行す
る。この時、磁気テープ4は供給リール2から引き出し
ガイド6の位置で張力付与手段によって所定のテンショ
ンを付与される。その後、傾斜ポスト10,11、回転
ポスト8、シリンダ5、回転ポスト9、傾斜ポスト12
を通過して、キャプスタン14とピンチローラ16間に
到達する。そして、キャプスタン14とピンチローラ1
6間を経た磁気テープ4は、引き出しガイド7を経て巻
取リール3に巻かれる。
【0006】また、図12に、図11におけるシリンダ
5について詳細に示した図を示す。その図12は、図1
1のシリンダ5をカセット1側から見た図である。図1
2に示すように、シリンダ5は、回転シリンダ17と固
定シリンダ18とから構成されている。この回転シリン
ダ17には磁気テープ4へ所定のデータを記録するとと
もに、磁気テープ4に記録されているデータを再生する
ための磁気ヘッド19が配されている。また固定シリン
ダ18には磁気テープ4をガイドするリード20が設け
られている。
【0007】回転シリンダ17の回転数は、磁気テープ
4の通常走行時、1800〜9000rpmと高速であ
るため、通常、回転シリンダ17の周面では、磁気テー
プ4は、通常走行時回転シリンダ17からほぼ全周浮上
している。回転シリンダ17の回転動作を停止させる
と、磁気テープ4は回転シリンダ17から浮上しなくな
るため、磁気テープ4と回転シリンダ17とは接触した
状態になる。他方、固定シリンダ18は、磁気テープ4
をリード20に沿って走行させるための案内体であり、
磁気テープ4と固定シリンダ18とは接触しながら摺動
する。
【0008】また、図11において、磁気テープ4の記
録面側と摺動しているポストは、傾斜ポスト10,1
1,12と、固定シリンダ18とキャプスタン14であ
る。
【0009】ところで従来のストリーマ(データ記録再
生装置)では、ディジタルデータの読み込みや検索を容
易にするためのファイル管理データを、ディジタルデー
タに付加して同一のテープ上に記録している。ファイル
管理データとは、ファイル名、ファイルの属性や、テー
プ上のファイルの位置を示すアドレス等である。ファイ
ルとは、ディジタルデータの集合単位である。
【0010】このファイル管理データへは、機器を操作
するごとに毎回データの読み出しを行うことになる。さ
らにデータの記録時には、ファイル管理情報の情報を更
新して新たに記録し直すため、ファイル管理情報の記録
部分はきわめて多数回の繰り返しテープ走行が行われる
こととなる。
【0011】また、これとは別に、再生時にデータの読
み込みエラーが発生した時には、テープ走行方向が反転
し、再生時とは逆方向にテープが走行する。そして、エ
ラーが発生した位置でテープ走行方向が反転し、再度デ
ータの読み込みの動作、すなわちリトライの動作が行わ
れる。この時、記録再生ヘッドが目詰まっていたり、テ
ープにドロップアウトが発生したりすると、このリトラ
イの動作は繰り返し行われることになり、テープ上の同
一箇所での反転が頻繁に行われることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の記録再生装置の構成では、以下に示すような問題点を
抱えている。
【0013】すなわち、ファイル管理データの情報を読
み出し始める位置、また、読み出した後にテープ走行方
向を反転させる位置や、リトライ時にテープ走行方向を
反転させる位置は、テープ上のほぼ同一箇所で実施され
ることになる。
【0014】すると、図13に示すように、テープ15
1が、図13においてT方向にテープ案内部材153と
摺動することによって、磁性層表面の潤滑剤152は、
図13の152aの部分に溜まることになる。これは、
テープ151の磁性層表面の潤滑剤152と磁性層表面
151aとの密着性が完全なものではないため、テープ
磁性層表面151aとテープ案内部材153とが摺動す
ることによって、潤滑剤152がテープ磁性層の表面上
で移動したためである。
【0015】ここでテープ151の走行方向が、図14
に示すようにT´方向に反転すると、図13の152a
部分に溜まっていた潤滑剤は、テープ磁性層表面151
aと共に移動することになる。この潤滑剤の溜まり部分
152aは、1回走行方向の反転を行う程度であれば、
溜まる量としては少量であるが、テープ長手方向の同一
箇所で何回も繰り返し反転させると、反転部分での溜ま
り量はかなり大きくなる。なお、図13及び図14で述
べたテープ案内部材153は、図11では磁気テープ4
の記録面側と摺動しているポストである、傾斜ポスト1
0,11,12と、固定シリンダ18とキャプスタン1
4が該当する。
【0016】このようにテープ磁性面上の潤滑剤が、溜
まり部分152aと、その前後の潤滑剤のきわめて少な
い領域152bと、通常の潤滑材量の領域152と、の
ように不均一に分布するため、ポストにかかるテープの
走行負荷も変動してしまう。このようなテープを走行さ
せたとき、テープは走行方向に微振動を繰り返す、いわ
ゆるスティックスリップを起こすようになる。この状態
で、さらに繰り返し走行を行うとテープ振動が大きくな
り、やがて回転ヘッドとテープの接触状態が悪化し、記
録再生が正常に行えなくなってしまうという問題があっ
た。
【0017】加えて、潤滑剤152がテープ表面上の同
一箇所で溜まると、磁気ヘッド19でその部分を再生し
ようとした時、磁気ヘッド19が磁気テープ4上に潤滑
剤の溜まった部分152aを通過する時に、磁気ヘッド
19と磁気テープ4との間に潤滑剤152が入り込む。
これが、スペーシングとなってヘッドの再生出力が低下
し、データエラーが生じ、正常なデータ再生が行えなく
なるという問題があった。
【0018】また、テープの磁性層表面上の同一箇所に
潤滑剤が溜まり、テープ磁性層表面上に溜まった潤滑剤
の部分とシリンダ5とが接触した状態で停止した場合、
シリンダ5が磁気テープ4に吸着しやすくなり、磁気テ
ープ4がシリンダ5に張り付くという課題を有してい
た。磁気テープ4がシリンダ5に張り付くと、シリンダ
5が回転しなくなったり、或いは磁気テープ4とシリン
ダ5間の吸着力に反発してシリンダが回転した場合、テ
ープに異常な張力が発生することとなり、テープを損傷
させ、ひいては記録されていたデータの読み出しが不可
能になるという課題も有していた。
【0019】従って、テープ上の潤滑剤の溜まりを早期
に検出して、溜まった潤滑剤を再び均一化し、安定した
記録再生動作を行わせるという課題があった。
【0020】なお、上述した説明では、テープ上に、潤
滑剤が溜まる部分と、潤滑剤のきわめて少ない部分と、
通常の潤滑剤量の部分とができるのは、ファイル管理デ
ータが記録されている部分等であるとして説明をした
が、例えばテープに記録されているデータが音楽のデー
タであって、特定の部分のみを特に繰り返して再生する
場合等であっても、テープ上に、潤滑剤が溜まる部分
と、潤滑剤のきわめて少ない部分と、通常の潤滑剤量の
部分とはできる。つまり何度も繰り返して使用される部
分に、潤滑剤が溜まる部分と、潤滑剤のきわめて少ない
部分と、通常の潤滑剤量の部分とはできるということで
ある。
【0021】そこで、本発明は、テープ上の潤滑剤を実
質上均一化して、そのテープにデータを記録し、また記
録されているデータを再生する記録再生装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の本発明(請求項1に対応)は、所定のテープ
を送り出すための供給リール台と、前記テープを巻き取
るための巻取リール台と、前記テープに所定のデータを
記録し、前記テープに記録されているデータを再生する
ための磁気ヘッドと、前記テープを張架し、そのテープ
を接触した状態で走行案内する案内部材と、前記テープ
に接触し、そのテープを移送するための移送手段と、前
記テープの走行中の異常を検出するテープ走行異常検出
手段と、前記テープの異常を正常な状態に復元するため
の復元手段と、前記テープ走行異常検出手段によって走
行異常が検出された場合、前記テープ上の前記走行異常
が検出された位置を、走行異常位置として記憶する走行
異常位置記憶手段と、前記テープ走行異常検出手段によ
って走行異常が検出された場合、前記テープ上の前記走
行異常位置の所定の前後の範囲が、前記復元手段を、前
記テープの通常走行速度よりも速い所定の速度で、所定
の回数繰り返し往復走行し、かつその往復終了時に、前
記テープの前記走行異常位置または前記テープの少なく
とも前記走行異常位置より先の所定の部分が、前記走行
異常が検出されたときに位置していた場所の後方に位置
するように、前記テープの走行を制御する繰り返し走行
制御手段と、前記繰り返し走行制御手段によって前記テ
ープの走行が制御された後、前記テープが前記通常走行
速度で再度走行するように制御するリトライ走行制御手
段とを備えたことを特徴とする記録再生装置である。
【0023】これにより、記録時および再生時にテープ
の走行異常を検知し、異常部分のデータを再度記録およ
び再生をすることができるので、記録および再生につい
て信頼性の高い記録再生装置を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)先ず、本発明の実施の形
態1の記録再生装置の構成を説明する。
【0026】図1に、本発明の実施の形態1の記録再生
装置の構成図を示す。また、図2に、図1の実施の形態
1の記録再生装置のシリンダ5を、カセット1側から見
たときの図を示す。図1および2に示すように、実施の
形態1の記録再生装置の基本構成は、図11および図1
2に示した記録再生装置の構成と同様であるので、異な
る点のみ説明を行う。
【0027】図2において、回転シリンダ17にはその
内部に等間隔に着磁をされた環状の磁性体17aが設け
られ、回転シリンダ17と一体で回転する。また、固定
シリンダ18には環状磁性体17aと対向する位置に、
その環状磁性体17aの磁束を検出するホールセンサ1
8aが設けられ、これら一対で構成される、回転シリン
ダ17の回転数を検出するための、シリンダFGが備え
られている。
【0028】また、図1に示される、テープ4の移送手
段であるキャプスタン14を、回転駆動するキャプスタ
ンモータ15には、キャプスタンモータ15と一体で回
転する、微細なかつ等間隔の着磁をされた環状の磁性体
15aと、その磁束を検出し、非回転のホールセンサ1
5bで構成されるキャプスタンFGが備えられている。
【0029】また、供給リール2と勘合した供給リール
台2aには、周方向に等間隔に反射部と非反射部が交互
に構成され、供給リール台2aと一体に回転する環状の
反射部材と、その反射部材に光を発する光源と、反射部
材からの反射光量変化を検出する、非回転の光センサで
構成されるリールFG(図示せず)が備えられている。
【0030】次に図3に、本発明の実施の形態1におけ
る記録再生装置の再生時の回路ブロック図を示す。図3
において、21は走行異常検出回路、22はテープ駆動
コントロール回路、23はテープ駆動コントロール回路
22によりコントロールされる高速繰り返し走行制御回
路、24はテープ駆動コントロール回路22によりコン
トロールされるリトライ走行制御回路、25は高速繰り
返し走行制御回路23及びリトライ走行制御回路24の
信号で制御されるテープ移送用のモータ駆動回路、26
はテープ駆動コントロール回路22によりコントロール
される再読み出し信号処理回路である。なお、モータ駆
動回路25は、図1のキャプスタンモータ15を駆動す
るための回路である。
【0031】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、以下テープに記録されているデータを再生する場
面の動作を説明する。
【0032】はじめに、図3の走行異常検出回路21と
して、図4に示すシリンダFG比較回路を用いた例で説
明する。なお、図4の回路は、上述した図2のシリンダ
5の構成手段の固定シリンダ18に設けられるホールセ
ンサ18aと、磁気テープ4が通常走行しているときの
回転シリンダ17の回転数に環状磁性体17aの着磁極
数の1/2を乗じた値と実質上同じ周波数を基準信号と
して発生する基準信号発生手段41と、ホールセンサ1
8aからの信号と基準信号発生手段41からの信号とを
比較する比較回路40とから構成される。
【0033】さて、再生時に、テープ4に、度重なる繰
り返し走行によってスティックスリップなどの走行異常
が発生し、テープテンションが上昇すると、通常時はほ
とんどテープ4と接触しない回転シリンダ17が、テー
プ4と接触を始め、その回転数がテープの負荷により変
動する。このときシリンダ5に設けられたシリンダFG
のホールセンサ18aの信号周波数も変化する。図4は
シリンダFGによる走行異常検出回路のブロック図であ
る。比較回路40は、ホールセンサ18aの出力及び基
準信号発生手段41からの基準信号を入力し、比較す
る。回転シリンダ17の回転数が変化すると2つの信号
レベルにずれが生じる。このずれを比較回路40は検出
し、所定の値よりも大きくなった時点で、走行異常信号
として図3のテープ駆動コントロール回路22に出力す
る。このとき磁気ヘッド19から得られるテープ4の再
生信号は、多くの場合、信号出力が大きく変動してお
り、正常な信号へ復元することができない。
【0034】このテープ再生時における動作フローチャ
ートを図5に示す。ステップ51において走行異常信号
が検出されると、このときテープ駆動コントロール回路
22は走行異常の発生位置の情報を記憶し、ステップ5
2に示すように、高速繰り返し走行制御回路23を動作
させ、テープの高速繰り返し走行を開始する。この時、
テープ4は以下のように駆動される。
【0035】走行異常信号が検出されると、高速繰り返
し走行制御回路23により制御されたモータ駆動回路2
5により、図6に示すように、テープ4は、テープ上の
走行異常が発生した位置4aを基準にテープ走行方向に
磁気ヘッド19が相対的に距離P移動するように移送さ
れる。つまりテープ4は早送り制御される。続けて、テ
ープ4を移送するキャプスタン14の回転を反転させ、
テープを逆方向に距離Q移送させる。つまりテープ4は
巻き戻し制御される。このQの値は、Pよりも大きく設
定されており、走行異常の発生した位置4aを越えるこ
とになる。その後、このQの移送区間、テープ移送が正
逆方向に繰り返される。この動作は、図3に示す高速繰
り返し走行制御回路23が、キャプスタンモータ15
を、例えば通常の再生モードのテープスピードよりも1
0倍速いスピード、すなわちCUE、REVのモード
で、走行異常発生箇所に対して10回繰り返し走行を行
わせるように、モータ駆動回路25に指示することで実
現される。
【0036】その後、図5のステップ53に示すよう
に、テープ駆動コントロール回路22は、リトライ走行
制御回路24及び再読み出し信号処理回路26に指示
し、テープリトライ走行を行い、走行異常の発生した位
置から、再度、テープ再生を行う。
【0037】図7は、走行異常が発生した部分の磁気ヘ
ッド19による再生信号のビットエラーレートと、通常
走行に対して10倍速のスピードで繰り返しした走行回
数との関係を示している。図7に示すように、10回繰
り返し走行を行うことによって、走行異常部分のビット
エラーレートが回復していることがわかる。これは、繰
り返し走行を行わせることによって、潤滑剤の溜まった
部分が平滑化し、磁気ヘッド19と磁気テープ4とのス
ペーシングが少なくなったため、テープ走行負荷も均一
となり、テープのスティックスリップがなくなり、磁気
ヘッド19とテープ4の接触状態が安定化したためであ
る。なお、潤滑剤の溜まった部分の平滑化は、図1の傾
斜ポスト10,11,12、固定シリンダ18およびキ
ャプスタン14のうちの全部または一部によって行われ
る。つまり、傾斜ポスト10,11,12、固定シリン
ダ18およびキャプスタン14のうちの全部または一部
は、潤滑剤の溜まった部分を平滑化する手段も兼ねると
いうことである。ここで、上述の全部または一部につい
て説明すると、距離PおよびQの設定の仕方によって、
傾斜ポスト10,11,12、固定シリンダ18および
キャプスタン14のうちのテープ4が繰り返し走行中に
通過する部分が異なる。つまり例えばQの値を十分大き
く設定すると、テープ4は、繰り返し走行中に、傾斜ポ
スト10,11,12、固定シリンダ18およびキャプ
スタン14の全部を通過することになるが、例えばQの
値を小さくすると、テープ4は、繰り返し走行中に、傾
斜ポスト11のみ、または傾斜ポスト11および12の
みなどの限られた部分のみしか通過しなくなる。したが
って、潤滑剤の平滑化は、傾斜ポスト10,11,1
2、固定シリンダ18およびキャプスタン14のうちの
全部または一部によって行われるのである。なお、請求
項1記載の案内部材として傾斜ポスト10,11,12
が該当する。
【0038】このように走行異常を検出し、不均一なテ
ープ表面潤滑剤の偏りを高速繰り返し走行で解消するこ
とで、安定した再生が行える。
【0039】本実施の形態のようにCUE、REVモー
ドという高速なテープ走行で10回繰り返し走行するこ
とによって、通常のテープ速度で繰り返し走行する場合
に比べ、データ再生を素早く回復することが可能とな
る。
【0040】また、磁気ヘッド19で再生、読み出した
信号をデータ復元して得られるビットエラー信号で異常
を検知する方法に比べ、ビットエラーが悪化する以前に
も走行異常を検知でき、早く、潤滑剤の偏りを均一化で
きるので、たまった潤滑剤にゴミが溜まりテープが傷つ
くなどの、より深刻な記録済みデータの喪失を招くこと
がない。
【0041】また、潤滑剤の均一化は溜まり量が少ない
ほど早く、より完全に修復することは自明であり、常に
安定したデータの再生を確保することができ、より効果
的である。
【0042】以上本実施の形態で説明したように、高速
繰り返し走行制御回路23によって、高速で繰り返し走
行を行わせることによって、潤滑剤の溜まった部分を素
早く均一化し、テープの安定走行を回復させるため、再
生信頼性が高く、かつ潤滑剤の不均一を早期に検出、均
一化できるので、データ読みだし不良の発生を未然に防
ぎ、信頼性の高い再生動作を行う記録再生装置を提供し
得る。
【0043】また、本実施の形態1では、図3のテープ
の走行異常検出回路21として、シリンダFG比較回路
を用いたが、シリンダFGの代わりに、キャプスタンF
Gを用いても同様にテープ走行の異常振動や負荷の増大
を検知できる。つまり、テープを移送するキャプスタン
14では、走行負荷の変動がすなわちキャプスタンモー
タ15の負荷変動となるため、キャプスタン回転数が変
動する。従ってキャプスタンFG出力も走行異常時には
大きく変動する。このときの構成は図4に示すホールセ
ンサ18aをホールセンサ15bに換え、また基準信号
発生手段41が発生する基準信号をキャプスタンモータ
15の、テープ4走行通常時の回転数相当の信号に置き
換えさえすればよい。
【0044】また、供給リール台2aに設けられたリー
ルFG信号を用いても同様にテープ走行異常を検知でき
る。
【0045】図8は供給リールFGを用いて、走行異常
検出回路21を構成したときのブロック図である。図8
において、42は供給リールFG出力を平均化して、平
均回転数を出力する平均化回路である。43は、供給リ
ールFG2b出力と、平均化された出力を比較し、供給
リール2の回転変動成分を算出し、所定の値より大きい
場合に、テープ走行異常として出力するリールFG変動
検出回路である。
【0046】繰り返し走行による潤滑剤の偏りで、走行
異常が発生し、テープ4がスティックスリップを起こす
とそのテープ振動がテープを供給する供給リール2に伝
わり、供給リール台2aの回転数も比例して変動する。
この変動をリールFG比較回路43にてリール台回転数
の平均値と比較することで、回転変動を検出できる。こ
の出力が所定の値を越えたときに走行異常として検出す
る。
【0047】これを図3の走行異常検出回路21として
利用すると、テープのスティックスリップを直接回転変
動として検出できるので、より確実な検出が可能であ
る。
【0048】なお、以上の説明では、10倍速で10回
繰り返しを行った後に、再度リトライする構成で説明し
たが、これに限定されるものではなく、通常再生時のテ
ープ速度以上であれば効果はある。また、繰り返し回数
に関しても、潤滑剤の溜まった部分を平滑化できるだけ
の回数を繰り返し走行させればよい。
【0049】また、上述した実施の形態1では、回転シ
リンダ17、キャプスタン14または供給リール台2a
の回転数の変化を、磁気的または光学的に検出すること
によって、テープの走行中の異常を検出するとしたが、
要するに、走行異常検出回路21は、テープ4の走行中
の異常の影響を受ける回転体の回転数の変化を、磁気
的、電気的または光学的に検出することによって、テー
プ4の走行中の異常を検出しさえすればよい。
【0050】また、上述した実施の形態1では、図1の
傾斜ポスト10,11,12、固定シリンダ18および
キャプスタン14のうちの全部または一部が、潤滑剤の
溜まった部分を平滑化する手段も兼ねるとしたが、傾斜
ポスト10,11,12、固定シリンダ18およびキャ
プスタン14とは別に、潤滑剤の溜まった部分を平滑化
するための復元手段を別途設けてもよい。
【0051】さらに、上述した実施の形態1では、再読
み出し信号処理回路26が、リトライ走行制御回路24
の制御によってテープ4が再度走行するさい、テープ駆
動コントロール回路22によって記憶されている走行異
常位置を利用して、テープ4の、既に再生されたデータ
の後に、未だ再生されていないデータが再生されるよう
に制御するとした。しかしながら、リトライ走行制御回
路24の制御によってテープ4が再度走行するさい、デ
ータが既に再生されたか未だ再生されていないかに関わ
らず、磁気ヘッド19で読み取ったデータ全てを出力す
るとしてもよい。ただしこの場合、実施の形態1の記録
再生装置からのデータを受信する側で、そのデータを重
複することなく接続する装置等の工夫が別途必要とな
る。
【0052】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2の記録再生装置の構成をその動作とともに説明す
る。
【0053】実施の形態2では、実施の形態1と、異な
る点のみ説明を行う。
【0054】図9は、本発明の実施の形態2における記
録再生装置の記録時の回路ブロック図である。図9にお
いて、21は走行異常検出回路、22はテープ駆動コン
トロール回路、23はテープ駆動コントロール回路22
によりコントロールされる高速繰り返し走行制御回路
で、実施の形態1と基本的に同一である。27はテープ
駆動コントロール回路22によりコントロールされる追
記走行制御回路、25は高速繰り返し走行制御回路23
及び追記走行制御回路27の信号で制御されるテープ移
送用のモータ駆動回路、28はテープ駆動コントロール
回路22によりコントロールされる記録制御信号処理回
路、29は記録制御信号処理回路28でコントロールさ
れ、記録中のデジタルデータや、テープ上の記録位置
(絶対番地)を一時的に記録しておくデータ保持回路で
ある。
【0055】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、以下テープ4にデータを記録する場面の動作を説
明する。
【0056】はじめに、図9の走行異常検出回路21と
して、図4に示すシリンダFG比較回路を用いた例で説
明する。
【0057】記録時に、テープ4に、度重なる繰り返し
走行によってスティックスリップなどの走行異常が発生
し、テープテンションが上昇すると、通常時はほとんど
テープ4と接触しない回転シリンダ17が、テープ4と
接触を始め、その回転数がテープの負荷により変動す
る。このときシリンダ5に設けられたシリンダFGのホ
ールセンサ18aの出力も変化する。図4はシリンダF
Gによる走行異常検出回路のブロック図である。比較回
路40は、ホールセンサ18aの出力及び基準信号発生
手段41からの基準信号を入力し、比較する。回転シリ
ンダ17の回転数が変化すると2つの信号レベルにずれ
が生じる。このずれを比較回路40は検出し、所定の値
よりも大きくなった時点で、走行異常信号として図9の
テープ駆動コントロール回路22に出力する。
【0058】このテープ記録時に、走行異常信号が検出
されると、テープ駆動コントロール回路22は、記録制
御信号処理回路28へ記録中断を指令し、続いて記録中
であった記録データ及び、そのテープ上の記録位置情報
を保存する指示を出す。記録制御信号処理回路28はこ
れにより、記録中であった記録データ及び、そのテープ
上の記録位置情報をデータ保持回路29に一時保存す
る。次にテープ駆動コントロール回路22は、高速繰り
返し走行制御回路23を動作させ、テープの高速繰り返
し走行を開始する。この時、テープ4は以下のように駆
動される。
【0059】走行異常信号が検出されると、高速繰り返
し走行制御回路23により制御されたモータ駆動回路2
5により、図6に示すように、テープ4は、テープ上の
走行異常が発生した位置4aを基準にテープ走行方向に
磁気ヘッド19が相対的に距離P移動するように移送さ
れる。つまりテープ4は早送り制御される。続けて、テ
ープ4を移送するキャプスタン14の回転を反転させ、
テープを逆方向に距離Q移送させる。つまりテープ4は
巻き戻し制御される。このQの値は、Pよりも大きく設
定されており、走行異常の発生した位置4aを越えるこ
とになる。その後、このQの移送区間、テープ移送が正
逆方向に繰り返される。この動作は、図9に示す高速繰
り返し走行制御回路23が、キャプスタンモータ15
を、例えば通常の再生モードのテープスピードよりも1
0倍速いスピード、すなわちCUE、REVのモード
で、走行異常発生箇所に対して10回繰り返し走行を行
わせるように、モータ駆動回路25に指示することで実
現される。このように、実施の形態2における繰り返し
走行は、実施の形態1において説明した繰り返し走行と
同様に行われる。
【0060】その後、テープ駆動コントロール回路22
は、記録制御信号処理回路28に指示し、データ保持回
路から記録中であった記録データ及び、そのテープ上の
記録位置情報を読み出す。そして中断した記録位置情報
を元に、追記走行制御回路27によりテープの頭出しを
行い、未記録となっている記録データを、テープへ追加
していく。
【0061】図10は実施の形態2における、動作フロ
ーチャートである。ステップ56で走行異常を検出する
と記録を中断し、ステップ57で記録中であった記録デ
ータ及び、そのテープ上の記録位置情報を保存する。さ
らにステップ58で走行異常の原因となる、不均一なテ
ープ表面潤滑剤の偏りを高速繰り返し走行で解消する。
その後ステップ59で記録中であった記録データ及び、
そのテープ上の記録位置情報を読み出し、ステップ60
で、不完全な記録部分から再度記録し直す。
【0062】本発明者による既出願(特願平10−08
5692)では、磁気ヘッドで読み出した信号を復元し
たときのビットエラー信号により、異常を検知していた
が、この方法では、記録時には記録再生ヘッドである磁
気ヘッドには記録信号が流されており、テープの潤滑剤
の溜まりによる異常を検知することはできなかった。
【0063】しかし、以上説明したように実施の形態2
では、シリンダFGの回転変動で異常を検出するため、
記録中でも異常を検出できる。従って、記録中にも高速
繰り返し走行により、早く、潤滑剤の偏りを均一化でき
るので、常に確実に、早く記録動作を完了させることが
できる。また、再生動作に入る以前の、記録動作で潤滑
剤の偏りを検出でき、潤滑剤の均一化は溜まり量が少な
いほど早く、より完全に修復することは自明であるの
で、常に安定したデータの記録再生を確保するための予
防にもなる。
【0064】なお、上述した実施の形態2では、回転シ
リンダ17の回転数の変化に着目してテープ4の異常走
行を検出する例を示したが、実施の形態1で説明したよ
うに、キャプスタン14または供給リール台2a等の、
テープ4の走行中の異常の影響を受ける回転体の回転数
の変化を、磁気的、電気的または光学的に検出すること
によって、テープ4の走行中の異常を検出してもよい。
【0065】また、潤滑剤の溜まった部分を平滑化する
手段としては、図1の傾斜ポスト10,11,12、固
定シリンダ18およびキャプスタン14のうちの全部ま
たは一部を用いてもよいし、それとは別に潤滑剤の溜ま
った部分を平滑化するための復元手段を別途設けてもよ
い。
【0066】さらに、上述した実施の形態2では、テー
プ4の異常が検出されると、そのテープ4へのデータの
記録を中断させるとしたが、テープ4の異常が検出され
てもデータの記録を直ぐには中断させず、所定の期間デ
ータ記録を続けてから中断させてもよい。ただしその場
合、テープ4の異常を正常に復元するための繰り返し走
行が終わり、あらためて通常速度でテープ4を通常走行
させて、そのテープ4にデータを記録させようとするさ
いに、テープ4上の検出された異常位置に着目し、既に
記録されているデータと、未だ記録されていないデータ
とを接続するように、データを一部上書きして記録する
工夫が必要となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、テープ上の潤滑剤を実質上均一化して、
そのテープにデータを記録し、また記録されているデー
タを再生する記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の記録再生装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態の記録再生装置のシリンダ
の構成図
【図3】本発明の実施の形態1における記録再生装置の
再生時の回路ブロック図
【図4】本発明の実施の形態1の記録再生装置のシリン
ダFGによる走行異常検出回路のブロック図
【図5】本発明の実施の形態1における再生時の動作フ
ローチャート
【図6】本発明の実施の形態1においてテープ上の繰り
返し高速走行パターンを示す図
【図7】本発明の実施の形態1における高速繰り返し走
行パス回数とビットエラーレートとの関係を示す図
【図8】本発明の実施の形態1の供給リールFG出力に
よる走行異常検出回路のブロック図
【図9】本発明の実施の形態2における記録再生装置の
記録時の回路ブロック図
【図10】本発明の実施の形態2における記録時の動作
フローチャート
【図11】従来の記録再生装置の平面図
【図12】従来の記録再生装置のシリンダ概略図
【図13】従来の記録再生装置の潤滑剤の溜まりに関す
る説明図
【図14】図13とは別の、従来の記録再生装置の潤滑
剤の溜まりに関する説明図
【符号の説明】
1 カセット 2 供給リール 2a 供給リール台 3 巻取リール 3a 巻取リール台 4 磁気テープ 5 シリンダ 6、7 引き出しガイド 8、9 回転ポスト 10、11、12 傾斜ポスト 14 キャプスタン 15 キャプスタンモータ 15a 磁性体 15b ホールセンサ 16 ピンチローラ 17 回転シリンダ 17a 環状磁性体 18 固定シリンダ 18a ホールセンサ 19 磁気ヘッド 20 リード 21 走行異常検出回路 22 テープ駆動コントロール回路 23 高速繰り返し走行制御回路 24 リトライ走行制御回路 25 モータ駆動回路 26 再読み出し信号処理回路 27 追記走行制御回路 28 記録制御信号処理回路 29 データ保持回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三鍋 哲 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D101 AB11 CC03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のテープを送り出すための供給リー
    ル台と、 前記テープを巻き取るための巻取リール台と、 前記テープに所定のデータを記録し、前記テープに記録
    されているデータを再生するための磁気ヘッドと、 前記テープを張架し、そのテープを接触した状態で走行
    案内する案内部材と、 前記テープに接触し、そのテープを移送するための移送
    手段と、 前記テープの走行中の異常を検出するテープ走行異常検
    出手段と、 前記テープの異常を正常な状態に復元するための復元手
    段と、 前記テープ走行異常検出手段によって走行異常が検出さ
    れた場合、前記テープ上の前記走行異常が検出された位
    置を、走行異常位置として記憶する走行異常位置記憶手
    段と、 前記テープ走行異常検出手段によって走行異常が検出さ
    れた場合、前記テープ上の前記走行異常位置の所定の前
    後の範囲が、前記復元手段を、前記テープの通常走行速
    度よりも速い所定の速度で、所定の回数繰り返し往復走
    行し、かつその往復終了時に、前記テープの前記走行異
    常位置または前記テープの少なくとも前記走行異常位置
    より先の所定の部分が、前記走行異常が検出されたとき
    に位置していた場所の後方に位置するように、前記テー
    プの走行を制御する繰り返し走行制御手段と、 前記繰り返し走行制御手段によって前記テープの走行が
    制御された後、前記テープが前記通常走行速度で再度走
    行するように制御するリトライ走行制御手段とを備えた
    ことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ走行異常検出手段は、前記テ
    ープの走行中の異常の影響を受ける回転体の回転数の変
    化を、磁気的、電気的または光学的に検出することによ
    って、前記テープの走行中の異常を検出することを特徴
    とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、前記供給リール台、前記
    磁気ヘッドが配置される回転シリンダ、または前記移送
    手段であるキャプスタンであることを特徴とする請求項
    2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材および/または前記移送手
    段は、前記復元手段を兼ねることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記リトライ走行制御手段の制御によっ
    て前記テープが再度走行するさい、前記走行異常位置記
    憶手段によって記憶されている前記走行異常位置を利用
    して、前記テープの、既に記録または再生されたデータ
    の後に、未だ記録または再生されていないデータが記録
    または再生されるように制御するデータ制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    記録再生装置。
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