JP2000187151A - 像ぶれ補正装置と共に用いられる距離測定装置 - Google Patents

像ぶれ補正装置と共に用いられる距離測定装置

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JP2000187151A JP36721998A JP36721998A JP2000187151A JP 2000187151 A JP2000187151 A JP 2000187151A JP 36721998 A JP36721998 A JP 36721998A JP 36721998 A JP36721998 A JP 36721998A JP 2000187151 A JP2000187151 A JP 2000187151A
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Koji Akata
弘司 赤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像ぶれ補正手段を通過する光を用いて距離情
報を得る距離測定手段を有する距離測定装置において、
常に安定的により正確な測定を行うことを可能とする。 【解決手段】 像ぶれ補正手段を通過する光を用いて距
離情報を得る距離測定手段と、前記像ぶれ補正手段の動
作を開始させるためトリガ信号とは異なる所定の動作開
始トリガ信号、及び、前記像ぶれ補正手段が所定の安定
動作を行う状態であることの両方に応じて前記距離測定
手段の動作を開始させる動作開始制御手段とを有する距
離測定装置とし、以って、像ぶれ補正手段により安定し
た像ぶれ補正動作が行われた状態で距離測定が行われる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を用いて測定対
象までの距離を測定する距離測定装置に関するもので、
特に像ぶれ補正装置と共に用いられる距離測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の距離計は特開平4−261278
号に記載されているように、振動補正中に測距光が振動
補正光学系を通ることにより、安定した投受光が行わ
れ、正確な測距結果を得ることができるように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源投
入(振動補正のためのトリガ操作)から振動補正素子が
安定して動作するまでには、主に以下の2つの遅れ時間
が存在する。 1.振動ジャイロなどの角速度センサが、電源投入(振
動補正のためのトリガ操作)後に基準電圧に達するまで
の電気的遅れ時間。 2.振動補正のメカ機構が、駆動信号を受けて動き出
し、安定に動作するまでの機械的遅れ時間。
【0004】上記1の遅れ時間内は、通常振動補正機構
をロックして機械的に不安定に動作するのを防ぐように
構成されているが、振動補正機構がロックされている期
間に測距動作を開始して、測距光が振動補正光学系を通
過してしまうと、振動補正光学系の振動補正動作による
測距光の補正が行われない。
【0005】さらに、上記2の遅れ時間内は、振動検出
器の出力信号に同調していない(振動補正が不完全な)
期間なので、この期間に測距光が振動補正光学系を通過
してしまうと、振動補正光学系の振動補正動作による測
距光の補正が不完全なものとなってしまう。したがっ
て、上記遅れ時間内に測距光が投受光されると、測距光
が目標物に当たらなかったり、測距演算の誤差が大きく
なったりして、高精度で、なおかつ測距結果の信頼性の
高い防振距離計を提供できない。
【0006】したがって、振動補正光学系を測距光が通
過して投受光される距離計は、測距光の投受光のタイミ
ングに際して、電源投入(振動補正のためのトリガ操
作)後の、振動補正が行われていないもしくは不完全な
期間を考慮しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明としての請求項1に示され
る発明は、像ぶれ補正手段を有する像ぶれ補正装置と共
に用いられる距離測定装置であって、前記像ぶれ補正手
段を通過する光を用いて距離情報を得る距離測定手段
と、前記像ぶれ補正手段の動作を開始させるためトリガ
信号とは異なる所定の動作開始トリガ信号、及び、前記
像ぶれ補正手段が所定の安定動作を行う状態であること
の両方に応じて前記距離測定手段の動作を開始させる動
作開始制御手段とを有する距離測定装置とし、以って、
像ぶれ補正手段により安定した像ぶれ補正動作が行われ
た状態で距離測定が行われ、より正確な測定が可能とな
り、高精度かつ測定結果の高信頼性を持った装置が提供
できる。
【0008】また本発明の第2の発明としての請求項7
に示される発明は、像ぶれ補正手段を有する像ぶれ補正
装置と共に用いられる距離測定装置であって、前記像ぶ
れ補正手段を通過する光を用いて距離情報を得る距離測
定手段と、前記像ぶれ補正手段の動作をさせた状態での
前記距離測定手段の測定動作終了後少なくとも所定時間
前記像ぶれ補正手段の動作を維持させる制御手段とを有
する距離測定装置とし、以って、連続して距離測定を行
う場合に、1回の測定を終了するたびに、像ぶれ補正手
段の動作が停止してしまって、再測定のたびに像ぶれ補
正手段の立上げのための待機時間を伴うことを回避でき
るので、操作性のよい装置を提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)まず、図1
を用いて本発明の実施の形態の一例としての防振距離計
のシステム構成図について説明する。
【0010】1は中央演算処理装置(以下CPU)で、
主に後述の測距装置および振動補正装置、表示装置等の
各種演算処理を行う。2は振動検出で、振動ジャイロな
どの角速度センサと、その出力を積分して角度信号を出
力する周辺回路とからなっている。3は振動補正素子と
しての可変頂角プリズムで、光軸可変手段と光軸変化角
(頂角)を検出するためのホール素子等の頂角検出器を
備えている。
【0011】4は振動補正素子駆動回路で、振動検出器
2の出力信号と振動補正素子3の頂角検出器の出力信号
とから、最適な駆動情報がCPUから供給され、その駆
動情報に基つ゛いて光軸可変手段を駆動する回路であ
る。5はレーザ発光処理部で、赤外線レーザダイオード
などのレーザ発光部6を、CPU1からの発光命令によ
り、発光させるための高電圧供給部などである。
【0012】7はレーザ受光処理部で、発光されたレー
ザ光の反射光をCPU1からの受光命令により受光した
レーザ受光部8の信号を、波形整形や増幅処理などを行
うところである。レーザ発光部6からのレーザ光は、振
動補正素子3の光学系を通過し、測定対象物からのレー
ザ反射光は、振動補正素子3の光学系を通過してレーザ
受光部8に至る構成よりなっている。したがって、防振
作動中に測距光を投受光させれば、安定した測距信号が
得られ、正確な測距が可能となる。このことは、特開平
4−261278号公開公報にも記載されている。
【0013】9は測距演算処理部で、レーザ発光処理部
5およびレーザ受光処理部7からの出力信号を受けてレ
ーザ発光タイミングおよびレーザ受光タイミングなどか
ら測定対象物までの距離を演算処理するところである。
10は表示部で、測距演算処理部9によって演算された
距離情報を、距離値として表示するところである。
【0014】なお、本発明の防振距離計の距離計測装置
は特開平6−331745号公開公報等に記載されてい
るような、赤外線レーザ光の投受光による距離計測方式
を用いた例であるが、その他の距離計測方式を用いるこ
とも考えられる。11は防振スイッチで、振動補正を開
始させるための外部トリガである。12は測距スイッチ
で、測距を開始させるための外部トリガである。
【0015】次に、本実施の形態の防振距離計の投受光
光学系の構成について、図2、3を用いて説明する。図
2、3は共に、本実施の形態の防振距離計を、双眼鏡、
単眼鏡等の観察光学機器に適用した場合の構成例を示す
ものである。図2はその構成における投光系を示す図で
あり、図3は同じくその構成における受光系を示す図で
ある。説明のために投光系と受光系をそれぞれ図2、3
に分けて示したが実際には同じ観察光学系に組み込まれ
るものである。なお、双眼鏡の場合は、対物レンズ7
1、接眼レンズ75等のセットがもう一組設けられる。
【0016】図2において、71は対物レンズ、72は
振動補正素子光学系で、2枚の透明ガラス板を円筒状の
ベローズを介して結合され、2枚の透明ガラス板の間に
透明なシリコンオイルが充填されていて、一方の透明ガ
ラス板に対して、他方の透明ガラス板が、ヨー方向およ
びピッチ方向に、駆動源により所定角度傾けられるよう
に構成されている。73はポロII型プリズム、74は
補助プリズムで、ポロII型プリズムの一面に、ダイク
ロミラー面77を介して接合されている。
【0017】76は半導体レーザーなどの投光素子であ
る。対物レンズから入射した観察光は、ポロII型プリ
ズム73を通り、ダイクロミラー面77で反射され、接
眼部に至る。投光素子76から発せられたレーザー光
は、ダイクロミラー面77を透過して、ポロII型プリ
ズム73を通り、振動補正素子72を通って対物レンズ
71から投射される。
【0018】図3は受光系の光学系と測距表示光学系を
示す図で、76は受光素子、80は図1に示される表示
表示部10の具体的構成としての測距表示ユニットで、
LEDなどの表示素子81、リレーレンズ82、83等
からなる。投射された測距光が、測定対象物で反射し
て、対物レンズ71に入射し振動補正素子72、ポロI
I型プリズムを通り、ダイクロミラー面77を透過し、
補助プリズム74を通って受光素子76に至る。この際
対物レンズからの測距光はダイクロミラー面77でほぼ
全透過されるので、接眼部に至ることはない。
【0019】測距表示ユニット80は、測距演算に基づ
く測距結果を表示する。その表示系は、LEDなどの表
示素子81から発せられた可視光領域の表示光がリレー
レンズ82、83を通り、補助プリズム74およびダイ
クロミラー面77、ポロII型プリズム73を透過し、
接眼レンズ75を通過して観察される。
【0020】次に、本発明の防振距離計の動作および信
号の流れについて、図4、5を用いて説明する。図4は
本実施の形態における防振距離計のタイミングチャー
ト、図5は本実施の形態における防振距離計の動作フロ
ーチャートである。
【0021】信号21は防振スイッチ11の入力タイミ
ングを示す波形、信号22は振動検出器の出力波形、信
号23は振動補正素子への駆動指令のタイミングを示す
波形、信号24は振動補正素子の頂角検出器の出力波
形、信号25は測距スイッチの入力タイミングを示す波
形、信号26はレーザ発光部より発光された発光タイミ
ングを示すパルス波形、信号27はレーザ受光部に受光
された受光タイミングを示すパルス波形である。縦軸は
信号のレベル、横軸は経過時間を示している。
【0022】防振スイッチを作動させる(S101)
と、システムの電源が投入され、信号21が立ち上が
り、CPU1がそれを検知して、振動検出器2を起動さ
せる。振動検出器2はCPU1からの起動信号により振
動検出器の出力信号を、所定の基準レベルVREFまで
立ちあげる。この際に、遅れ時間T1が発生する。これ
は角速度センサに、圧電振動子などを応用した振動ジャ
イロを用いた場合、現状技術では避けられない遅れ時間
である。
【0023】振動検出器2の出力信号が所定の基準レベ
ルVREFに達すると、振動検出器2は振動波形を出力
し、出力信号22を得る。それとほぼ同時にCPU1は
振動補正素子駆動回路4に駆動指令を発する(信号23
が立ち上がる)。すると振動補正素子3が、静止状態か
ら動き出す。振動補正素子3の頂角検出器の出力と、振
動検出器2の出力がCPU1に入力され、比較演算され
て、最適な駆動指令を振動補正素子駆動回路に供給す
る。
【0024】この動作を繰り返すことで、振動補正素子
3がコントロールされ振動補正される。この際、振動補
正が完全に行われるようにコントロールされるまでには
若干の遅れ時間T2が存在する。これは、静止状態から
動き出すまでの駆動機構の静止摩擦などに起因する遅れ
時間である。
【0025】以上のように、防振スイッチが作動して
(信号21が立ち上がって)から実際に振動補正素子が
安定して振動補正を行うようになる間には、少なくと
も、前述の遅れ時間T1、T2が存在する。
【0026】この遅れ時間T1〜T2の期間に、測距スイ
ッチを作動させ、測距を開始して測距光の投受光が行わ
れてしまうと、振動補正が行われていないもしくは不完
全な状態で、投受光されることになるので、測距光が正
確に測定対象物に当たらなかったり、測定対象物からの
レーザ反射光をうまく受光できずに、測距演算誤差が大
きくなったりして、正確な測距結果を得ることができな
い。
【0027】そこで、本案は、防振スイッチを作動させ
てから遅れ時間T1〜T2の期間内に測距スイッチを作動
させても、振動補正素子による振動補正が安定動作状態
になった後、測距手段の測距光が振動補正光学系を通過
可能となるように構成した。
【0028】具体的には、振動補正トリガ操作(信号2
1の立ち上がり時刻)から所定時間経過後に、測距手段
の測距光が振動補正光学系を通過可能となるように構成
した。所定時間の求め方の1つに、あらかじめ定められ
た装置の使用環境(温度・湿度範囲等)において、環境
変化よる前述の遅れ時間の挙動を測定して、最も長かっ
た遅れ時間を、所定時間とする方法がある。この方法に
よれば、あらかじめ定めた使用環境においては、常に、
良好な振動補正が行われた後に測距光の投受光が行われ
ることになり、正確な測距が可能となる。
【0029】図5では、遅れ時間T1〜T2の期間に測距
スイッチを作動(信号25の立ち上がり、S102の動
作)させても、測距光の投受光(S104、S105)
は、上述の方法により求めた所定時間経過後(T3、S
103)に行われる様子が示されている。ここでT3-
(T1+T2)は環境変化による遅れ時間の変化の余裕分と
考えることができる。(T1+T2)〜T3の期間に測距ス
イッチを作動させたとしても、測距光の投光のタイミン
グは、T3となる。
【0030】また、T3以降に測距スイッチを作動させ
た場合は、すでに良好な振動補正が行われているので、
即座に投受光を行ってよい。測距光が投受光されると、
測距演算処理部9で測距演算が行われ(S106)、そ
の出力を受けたCPU1が表示部10に測距結果を表示
させる(S107)。
【0031】上述の環境特性から所定時間を決定する方
法以外にも、以下の方法がある。外部トリガを2段階の
操作部材を用い、第1段階操作を振動補正トリガ操作と
し、第2段階操作を測距トリガ操作とし、振動補正トリ
ガ操作力 < 測距トリガ操作力とすることで、同一操作
力で両トリガが一度に操作されるのを回避でき、振動補
正トリガ操作に遅れて測距トリガ操作が行われるように
なるため、操作の遅れ時間を所定時間とし所定時間後
に、測距光を投受光するように構成してもよい。
【0032】なお、本実施の形態の防振距離計の実際の
使用を想定した場合、振動補正素子が良好に振動補正さ
れている時は、視認できる位置に、測距可能な状態を知
らせるパイロットランプ等を点灯させると、快適な測距
作動のための操作が行える。また、図4に示されている
ように、測距が完了して測距スイッチをOFFにして
も、CPU内にタイマーなどを設けて、当分の間(数秒
〜10秒程度)は振動検出器を作動状態にし、振動補正
素子も駆動状態にすることで、連続して測距を行う場合
に、1回の測距を終了するたびに、振動検出器と振動補
正駆動回路の電源が切れてしまって、再測距のたびに上
述の遅れ時間を伴うことを回避できるので、より敏速に
連続した測距が行えるようになる。
【0033】タイマーを設けた場合の動作の流れを、図
6のフローチャートを用いて説明する。防振SW ON
(S201)から測距光受光(S205)までは、図5
の流れと同一なので、説明を省略する。測距光が受光
(S205)されると、CPU1内に設定されたタイマ
ーが作動し、所定時間まで振動補正素子の駆動を継続す
るようになる。その後測距演算処理(S207)、測距
演算結果表示(S208)を行う。
【0034】タイマー設定時間内に、測距を継続する場
合(S210)は、再度測距SWをONにし(S21
1)、再び測距光の投受光を行う(S204、S20
5)。この動作を繰り返している間は、防振SWは、常
にONの状態になっている。測距を継続しない場合は、
タイマー設定時間経過後、振動補正素子の駆動を停止す
る。
【0035】また、タイマーを設けた場合の別の例を、
図7のフローチャートを用いて説明する。防振SWをO
N(S401)すると、タイマーが作動する(S40
2)。タイマーが所定時間経過していなければ、CPU
は振動補正装置が安定駆動されていないと判断し、測距
SWがON(S404)されたときに警告灯を点灯させ
る(S405)。所定時間経過していたら、測距SWが
ONされていない状態が続く場合は、防振スイッチOF
Fと同時にタイマー作動を終了させる(S414、S4
15)。
【0036】測距SWがONされると測距光が投光され
(S407)、測定対象物から反射された測距光が受光
(S408)されると、測距演算処理(S410)、測
距演算結果表示(S411)を行う。測距を継続する場
合は、再度測距SWをONにし(S413)、再び測距
光の投受光を行う(S407、S408)。この動作を
繰り返している間は、防振SWは、常にONの状態にな
っている。測距を継続しない場合は、防振スイッチをO
FFすることで振動補正素子の駆動を停止されると同時
にタイマー作動が終了して(S414、S415)。一
連の動作が終了する。
【0037】(実施の第2の形態)上述の実施の第1の
形態では、遅れ時間にとって最悪の使用環境を想定し
て、前述の所定時間(T3)を決定する必要があるの
で、通常の使用環境においては、環境変化による遅れ時
間の余裕分(上述のT3-(T1+T2))が、測距可能とな
るタイミングのロス時間になる。そこで、本実施の形態
では、使用環境により遅れ時間を変化させて上記ロス時
間を少なくし、より快適に測距を行わせるための方法を
説明する。
【0038】本実施の形態の防振距離計の動作および信
号の流れについて、図8および図9を用いて説明する。
図8は本実施の形態における防振距離計のタイミングチ
ャート、図9は本実施の形態における防振距離計の動作
フローチャートである。なお、本実施の形態の全体構成
及び光学系の構成については、図1、2及び3にに示し
た実施の第1の形態と同様である。
【0039】信号31は防振スイッチ11の入力タイミ
ングを示す波形、信号32は振動検出器の出力波形、信
号33は振動補正素子3への駆動指令のタイミングを示
す波形、信号34は振動補正素子3の頂角検出器の出力
波形、信号35は測距スイッチの入力タイミングを示す
波形、信号36はレーザ発光部より発光された発光タイ
ミングを示すパルス波形、信号37はレーザ受光部に受
光された受光タイミングを示すパルス波形である。
【0040】縦軸は信号のレベル、横軸は経過時間を示
している。防振スイッチを作動させる(S301)と、
システムの電源が投入され、信号31が立ち上がり、C
PU1がそれを検知して、振動検出器2を起動させる。
振動検出器2はCPU1からの起動信号により振動検出
器の出力信号を、所定の基準レベルVREFまで立ちあげ
る。この際に、遅れ時間T1が発生する。これは角速度
センサに、圧電振動子などを応用した振動ジャイロを用
いた場合、現状技術では避けられない遅れ時間である。
【0041】振動検出器2の出力信号が所定の基準レベ
ルVREFに達すると、振動検出器2は振動波形を出力
し、出力信号32を得る。それとほぼ同時にCPU1は
振動補正素子駆動回路4に駆動指令を発する(信号33
が立ち上がる)。すると振動補正素子3が、静止状態か
ら動き出す。振動補正素子3の頂角検出器の出力と、振
動検出器2の出力がCPU1に入力され、比較演算され
て、最適な駆動指令を振動補正素子駆動回路に供給す
る。
【0042】この動作を繰り返すことで、振動補正素子
3がコントロールされ振動補正される。この際、振動補
正が完全に行われるようにコントロールされるまでには
若干の遅れ時間T2が存在する。これは、静止状態から
動き出すまでの駆動機構の静止摩擦などに起因する遅れ
時間である。
【0043】以上のように、防振スイッチが作動して
(信号31が立ち上がって)から実際に振動補正素子が
安定して振動補正を行うようになる間には、少なくと
も、前述の遅れ時間T1、T2が存在する。この遅れ時間
1〜T2の期間に、測距スイッチが作動し、測距を開始
して測距光を投受光させてしまうと、振動補正が行われ
ていないもしくは不完全な状態で、投受光されることに
なるので、測距光が正確に測定対象物に当たらなかった
り、測定対象物からのレーザ反射光をうまく受光できず
に、測距演算誤差が大きくなったりして、正確な測距結
果を得ることができない。
【0044】そこで本実施の形態では、振動補正素子に
よる振動補正が安定動作可能な状態になった後、測距手
段の測距光が振動補正光学系を通過可能となるように構
成した。具体的には、振動検出器2の出力波形(信号3
2)と振動補正素子3の頂角検出器出力波形(信号3
4)とを比較し、位相差が所定値に達した後(S30
3)、測距を行う(S304、S305)ように構成し
た。
【0045】さらに具体的に説明すると、図8に示され
ているように、頂角検出器2が検出を開始し、信号34
が立ち上がってから、一時的に0レベル(初期位置)と
なった時刻t2と、振動検出器2の出力である信号32
が立ち上がってから、一時的にVREFとなった時刻t1
CPU1が監視し、両時刻がほぼ同時刻に発生するよう
になった時、「信号32と信号34の出力波形の位相が
合致した」とCPU1が判断し、測距を開始する。
【0046】図8では、頂角検出器の出力信号34の振
動補正方向は、振動検出器の出力信号32に対して、逆
符号となるように頂角検出器の検出回路を設定してい
る。つまり、ある振動の振動検出器の出力信号32の符
号が+ならば、その振動を補正する振動補正素子の頂角
検出器の出力信号34は、−となるように設定されてい
る。
【0047】したがって、振動がほぼ補正できている状
態とは、本実施例の場合、振動検出器2の出力信号32
と頂角検出器の出力信号34の位相がほぼ180°とな
っている状態である。このことは検出回路の設定次第で
任意に決められることである。また、位相差0°(振動
に対して補正が180°ずれている)場合と区別するに
は、信号34と信号32の波形の傾きをそれぞれ監視し
ていればよい。
【0048】つまり振動検出器出力信号32がVREFとな
った時刻t1に信号波形の傾きが−(+)で、頂角検出
器出力信号34が、一時的に0レベル(初期位置)とな
った時刻t2に信号波形の傾きが−(+)であり、t1
2ならば、位相差0°(振動に対して補正が180°
ずれている)であるといえる。信号32と信号34の位
相差が所定値に達したことをCPU1が検知すると、測
距光が投光させる(信号36が立ち上がる)。
【0049】投光された測距光が測定対象物に当たり、
反射光が受光され(信号37が立ち上がり)、距離計測
処理が行われる。(T1+T2)〜T4の期間に測距スイッ
チを作動させたとしても、測距光の投光のタイミング
は、T4となる。また、T4以降に測距スイッチを作動さ
せた場合は、すでに良好な振動補正が行われているの
で、即座に投受光を行ってよい。なお、上記方法にとら
われず、信号32と信号34の波形のピーク時の時刻を
比較する方法でもよい。
【0050】測距光が投受光されると、測距演算処理部
9で測距演算が行われ(S306)、その出力を受けた
CPU1が表示部10に測距結果を表示させる(S30
7)。
【0051】以上の構成によれば、振動検出器出力信号
32の波形と、頂角検出器出力信号34の波形の比較か
ら測距タイミングを決定しているので、使用環境の変化
による遅れ時間(T1+T2)の変動が起こっても、その
変動に応じて測距タイミングを最適化できる。
【0052】したがって実施の第1の形態で示した環境
変化の余裕分の時間を常に必要とせず、環境変化に応じ
て瞬時に測距可能な状態にすることができ、より快適な
防振距離計を提供できる。
【0053】なお、本発明の防振距離計により、断続的
に測距を行う場合を想定すると、万一振動補正が不十分
な状態で測距が行われたときに、再測距を促す警告ラン
プ等を点灯させると効果がある。これは、測距光を投受
光する際に、毎回振動検出器2の出力信号32と頂角検
出器の出力信号34の位相差を比較し、所定の位相差に
なっているかどうか監視することで可能となる。
【0054】上述の各実施の形態では、振動補正光学素
子として可変頂角プリズムを用いた例を示したが、その
他の光学素子、例えば、光学部材を光軸に垂直な方向に
変位させるいわゆるシフト系等を用いてもよい。
【0055】また、振動を検出するセンサとしては、振
動ジャイロ以外のセンサを用いてもよい。
【0056】上述の各実施の形態では、観察光学機器に
適用した例を示したが、その他の光学機器、例えば、カ
メラ、カメラと共に用いられる交換レンズ等に適用して
もよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、距離測定動作を開始させるための所定
の動作開始トリガ信号、及び、像ぶれ補正手段が所定の
安定動作を行う状態であることの両方に応じて距離測定
手段の動作を開始させるようにしたので、像ぶれ補正手
段により安定した像ぶれ補正動作が行われた状態で距離
測定が行われ、より正確な測定が可能となり、高精度か
つ測定結果の高信頼性を持たせることができるようにな
るものである。
【0058】また本発明の第2の発明によれば、像ぶれ
補正手段の動作をさせた状態での距離測定手段の測定動
作終了後少なくとも所定時間像ぶれ補正手段の動作を維
持させるようにしたので、連続して距離測定を行う場合
に、1回の測定を終了するたびに、像ぶれ補正手段の動
作が停止してしまって、再測定のたびに像ぶれ補正手段
の立上げのための待機時間を伴うことを回避でき、よっ
て、操作性を向上させることができるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態の防振距離計のシス
テム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態の防振距離計を観察
光学機器に適用した構成における投光系を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施の第1の形態の防振距離計を観察
光学機器に適用した構成における受光系を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の第1の形態における防振距離計
の動作のタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の第1の形態における防振距離計
の動作フローチャートである。
【図6】本発明の実施の第1の形態における防振距離計
において、タイマーを設けた場合の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の実施の第1の形態における防振距離計
において、タイマーを設けた場合のその他の例の動作の
流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第2の形態における防振距離計
の動作のタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の第2の形態における防振距離計
の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 振動検出器 3 振動補正素子 4 振動補正素子駆動回路 5 レーザ発光処理部 6 レーザ発光部 7 レーザ受光処理部 8 レーザ受光部 9 測距演算処理部 10 表示部 11 防振SW 12 測距SW

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像ぶれ補正手段を有する像ぶれ補正装置
    と共に用いられる距離測定装置であって、前記像ぶれ補
    正手段を通過する光を用いて距離情報を得る距離測定手
    段と、前記像ぶれ補正手段の動作を開始させるためトリ
    ガ信号とは異なる所定の動作開始トリガ信号、及び、前
    記像ぶれ補正手段が所定の安定動作を行う状態であるこ
    との両方に応じて前記距離測定手段の動作を開始させる
    動作開始制御手段とを有することを特徴とする距離測定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記動作開始制御手段は、前記像ぶれ補
    正手段の動作開始から所定時間経過すること、及び、前
    記所定の動作開始トリガ信号が発生することに応じて前
    記距離測定手段の動作を開始させることを特徴とする請
    求項1の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記像ぶれ補正手段は、装置の振れに相
    応する振れ信号に応じてどうするものであり、前記動作
    開始制御手段は、前記振れ信号と前記像ぶれ補正手段の
    動作状態との関係が所定の関係であること、及び、前記
    所定の動作開始トリガ信号が発生することに応じて前記
    距離測定手段の動作を開始させることを特徴とする請求
    項1の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記像ぶれ補正装置は前記像ぶれ補正手
    段の変位を検出する変位検出手段を有し、前記動作開始
    制御手段は、前記振れ信号の波形と前記変位検出手段の
    検出出力波形との位相の関係を判定することにより前記
    所定の関係であることを判定することを特徴とする請求
    項3の距離測定装置。
  5. 【請求項5】 前記動作開始制御手段は、前記振れ信号
    の波形と前記変位検出手段の検出出力波形との位相差が
    所定の値に達することにより前記所定の関係であること
    を判定することを特徴とする請求項4の距離測定装置。
  6. 【請求項6】 動作開始制御手段は、所定の動作開始ト
    リガ信号が発生しているとき、前記像ぶれ補正手段が所
    定の安定動作を行う状態であるときとないときとで、所
    定の表示部の表示状態を異ならせることを特徴とする請
    求項1の距離測定装置。
  7. 【請求項7】 外部トリガに2段階の操作部材を用い、
    第1段階操作を像ぶれ補正動作を開始させる振動補正ト
    リガ操作とし、第2段階操作を前記動作開始トリガ操作
    としとしたことを特徴とする請求項1の防振距離計。
  8. 【請求項8】 像ぶれ補正手段を有する像ぶれ補正装置
    と共に用いられる距離測定装置であって、前記像ぶれ補
    正手段を通過する光を用いて距離情報を得る距離測定手
    段と、前記像ぶれ補正手段の動作をさせた状態での前記
    距離測定手段の測定動作終了後少なくとも所定時間前記
    像ぶれ補正手段の動作を維持させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする距離測定装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記像ぶれ補正手段の
    動作をさせた状態での前記距離測定手段の測定動作終了
    後少なくとも所定時間前記像ぶれ補正手段の動作を維持
    させた後、前記像ぶれ補正手段の動作を停止させること
    を特徴とする請求項7の距離測定装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記距離測定手段の
    測定動作終了後前記所定時間経過する前に、前記距離測
    定手段に測定動作を行わせるトリガ信号が発生された場
    合には、維持されている前記像ぶれ補正手段の動作を継
    続させて、前記距離測定手段に測定動作を行わせること
    を特徴とする請求項8の距離測定装置。
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