JP2000186474A - 戸袋の皿板補修板 - Google Patents

戸袋の皿板補修板

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JP2000186474A
JP2000186474A JP10365054A JP36505498A JP2000186474A JP 2000186474 A JP2000186474 A JP 2000186474A JP 10365054 A JP10365054 A JP 10365054A JP 36505498 A JP36505498 A JP 36505498A JP 2000186474 A JP2000186474 A JP 2000186474A
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shutter
plate
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door pocket
storage case
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JP10365054A
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Kazuo Miura
和夫 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 古い木造家屋の戸袋を解体することなく、そ
の皿板の補修を簡単に行い、雨戸の戸袋からの出し入れ
を行いやすくする皿板補修板を提供する。 【解決手段】 木製雨戸Dよりも硬質の材料からなる平
板状本体1の、家屋壁面側の側縁に雨戸摺接用立ち上が
り部2を設けると共に、雨戸Dの戸袋Tへの進入方向の
延長線上に、戸袋内において雨戸Dを方向転換させうる
方向転換用立ち上がり部3を設ける。両立ち上がり部
2、3の高さを戸袋Tの開口幅よりも小に設定して、横
倒しにした状態で戸袋内に嵌め入れることができるもの
とする。平板状本体1の一端に設けら取り付け用舌状片
5を雨戸敷居にビス止めすることにより、皿板10上に載
置固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木製雨戸を収納
する戸袋の底面、いわゆる皿板を補修するために用いら
れる皿板補修板に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、新築の木造家屋に取り付けられる
雨戸は、大半がアルミニウム、鉄等の金属製であり、木
製の雨戸が取り付けられることはほとんど無くなってし
まったが、金属製の雨戸が普及し始める昭和50年以前
は、これとは逆に木製の雨戸が全てであった。
【0003】この木製雨戸(D)は、例えば図5に示す
ように、廊下の外側に突設された雨戸敷居(21)上に敷
設されたレール(22)に沿って、雨戸(D)の下端部に
付設された戸車が転動して開閉自在となされ、雨戸敷居
(21)の一端に連なり家屋壁面に付設された戸袋(T)
内に出し入れ自在に収納するものとなされているもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この木製雨戸(D)
は、永年に亘って使用していると、戸袋(T)からの出
し入れが行い難くなってくるが、その原因は、雨戸
(D)自体が傷んでくることに加えて、戸袋(T)の底
板、いわゆる皿板(10)が損傷することにある。
【0005】すなわち戸袋(T)は、複数枚の雨戸
(D)…を収納するものであるから、雨戸(D)の出し
入れの度に、複数枚の雨戸(D)…が皿板(10)上を通
過する。しかも、皿板(10)上においては、戸車が雨戸
(D)の底面から露出しないタイプの雨戸(D)におい
ては雨戸底面が直接、皿板上を摺動するために、又、雨
戸の底面から僅かでも戸車が露出するタイプの雨戸にお
いては、戸車が横滑りするために、皿板上面の損傷、摩
耗が激しくなっていくのである。また、図6に鎖線で示
すように、雨戸(D)が戸袋内に進入する際に、雨戸の
下隅部が、皿板(10)上面に強く当たることもあり、こ
れも皿板(10)の損傷、摩耗を早めている原因の一つで
ある。
【0006】従って、皿板(10)の損傷のみに原因があ
れば、皿板(10)を補修することにより、上記不具合は
解消され、雨戸(D)の出し入れも行い易くなるが、皿
板(10)を補修するためには、戸袋(T)を解体しなけ
ればならない。しかしながら、戸袋(T)を解体して、
皿板(10)を補修または取換え、再度戸袋(T)を組み
立てるとなると、それに要する作業時間及び費用は相当
なものとなってしまう。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、古い木造家屋の戸袋(T)を解体することなく、
その皿板(10)の補修を簡単に行い、雨戸(D)の戸袋
(T)からの出し入れを行いやすくすることのできる皿
板補修板(A)を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】而して、上記目的を達成
するために、この発明に係る皿板補修板は、損傷の激し
くなった皿板上面を被覆することにより、戸袋底面の滑
りを良くして、雨戸の戸袋からの出し入れを行いやすく
したものである。
【0009】すなわち、この発明は、木製雨戸よりも硬
質の材料からなり、平板状本体に、家屋壁面側の側縁に
雨戸摺接用立ち上がり部が設けられると共に、雨戸の戸
袋への進入方向の延長線上に、戸袋内において雨戸を方
向転換させうる方向転換用立ち上がり部が設けられ、い
ずれの立ち上がり部もその高さが戸袋の開口幅よりも小
に設定されてなることを特徴とする木製雨戸を収納する
戸袋の皿板上に載置固定される皿板補修板、を要旨とす
る。
【0010】この皿板補修板は、雨戸の戸袋からの出し
入れを行いやすくするために皿板上に載置固定されるも
のであるから、それ自体が雨戸との接触によって、容易
に損傷するものであってはならない。従って、皿板補修
板は、木製の雨戸よりも硬質の素材から作製されること
を要し、例えば、鉄鋼板、ステンレス鋼板等の金属板か
ら作製される。戸袋の開口から戸袋内に雨が侵入するこ
ともあることを考慮すると、錆が発生しないステンレス
鋼板であることが望ましいが、表面に亜鉛メッキ等を施
した鉄鋼板は、ステンレス鋼板よりも安価である点にお
いて好ましい。
【0011】この皿板補修板が用いられる戸袋のサイ
ズ、すなわち皿板のサイズは、工場規格品のアルミニウ
ム製雨戸の戸袋とは異なり、木造家屋ごとに異なるもの
であるから、この皿板補修板は、戸袋のサイズに合わせ
て作製されることになる。そして、戸袋の開口幅は、一
般に5〜6cm程度であるから、例えば幅20cmの帯状の
亜鉛メッキ鋼板を、その一側縁を上方に直角に3cmほど
折り曲げて立ち上がり部を備えた幅方向断面L字形に形
成しておき、この長尺物から皿板のサイズに合わせて切
断し、所要部位の切欠き、折り曲げを行って皿板補修板
を作製するのが合理的である。
【0012】従って、板厚は可及的薄いものであること
が好ましい。また、この皿板補修板は、家屋壁面側の側
縁に立ち上がり部が設けられ、長さ方向の耐曲げ強度が
向上しているので、板厚は2mm前後もあれば十分であ
り、後述する実施形態の皿板補修板は、厚さ1.6mmの
亜鉛メッキ鋼板から作製されている。
【0013】なお、この皿板補修板は、戸袋皿板の補修
に用いられることを主とするものであるが、新築の木造
家屋の木製雨戸の戸袋皿板に予め取り付けても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す一実
施形態に基づいて説明する。
【0015】図1は、皿板補修板(A)の使用状態を示
すもので、平板状本体(1)の一側縁に雨戸摺接用立ち
上がり部(2)が突設されると共に、該雨戸摺接用立ち
上がり部(2)に連なって雨戸方向転換用立ち上がり部
(3)が突設されてなり、雨戸摺接用立ち上がり部
(2)を家屋壁面に当接させるようにして、この皿板補
修板(A)が、戸袋(T)の皿板(10)上に載置固定さ
れている。この固定は平板状本体(1)の一端にレール
側に向かって突設された取り付け用舌状片(5)に設け
られたビス孔(5a)に通したビス(6)を敷居(21)
にねじ込むことによりなされる。
【0016】図3は、この皿板補修板(A)を作製する
順序を示すもので、先ず(イ)に示すように、幅20cm
の帯状の亜鉛メッキ鋼板(K)の一側縁を3cmの高さに
上方に向けて折り曲げて立ち上がり部(2)を形成して
おき、これを戸袋(T)のサイズに合わせて切断する。
次に、(ロ)に示すように平板状本体(1)の雨戸レー
ル(22)側の端部を家屋側部分を残して短冊状に切断
し、残余端部(5)を取り付け用舌状片とし、該取り付
け用舌状片(5)にビス孔(5a)を穿設する。一方、
立ち上がり部(5)の他端部において、該立ち上がり部
(2)と平板状本体(1)との間に折り曲げ用切り込み
(7)を入れ、該切り込み(7)上方の立ち上がり部
(3)を雨戸方向転換用立ち上がり部とする。そして、
(ハ)に示すようにこの雨戸方向転換用立ち上がり部
(3)を約30度ほど内側すなわち平板状本体(1)の
立ち上がり部(2)とは反対側の端縁に向かって折り曲
げ、この折り曲げによって方向転換用立ち上がり部
(3)の後方に残ることになった平板状本体(1)の隅
部(4)を方向転換用立ち上がり部(3)の裏側に折り
返して重さね合わせ、必要とあれば両者を溶接すること
により、この皿板補修板(A)の作製が完了する。
【0017】而して、上記構成を有する皿板補修板
(A)を皿板(10)上に設置固定するに当たっては、ま
ず戸袋(T)内から全ての雨戸(D)…を外へ出し、戸
袋(T)を空にしておく。次に、皿板補修板(A)を、
立ち上がり部(2)を水平にし、平板状本体(1)を該
立ち上がり部(2)から垂下したような状態にして、雨
戸方向転換用立ち上がり部(3)側を前端として戸袋開
口から戸袋(T)内に差し入れる。そして、平板状本体
(1)全体が戸袋(T)内に収まったら、該皿板補修板
(A)を、平板状本体(1)が皿板(10)上に重なると
共に立ち上がり部(2)(3)を上に向けた状態となる
ように回転させて、皿板(10)上に載置する。そして、
最後に取り付け用舌状片(5)のビス孔(5a)にビス
(6)を嵌入して皿板(10)にねじ込むことによりこの
皿板補修板(A)の皿板(10)への載置固定が完了す
る。
【0018】また、この皿板補修板(A)が載置固定さ
れた戸袋(T)内での雨戸(D)収納作業時の状態を図
4に基づいて説明すると、最初に戸袋内へ収納する雨戸
(D1)を(イ)に示すように戸袋内に収納して、その
前端部を雨戸方向転換用立ち上がり部(3)に当接させ
た後、該前端部を支点として鎖線で示すように雨戸(D
1)後端部を戸袋外方に向けて少し回転させ、雨戸摺接
用立ち上がり部(2)と雨戸(D1)との間に隙間を設
ける。次に、(ロ)に示すように2枚目の雨戸(D2)
を、最初の雨戸(D1)と雨戸摺接用立ち上がり部
(2)との間の隙間に差し入れ、最初の雨戸(D1)の
抵抗を受けたまま進入させつつ、(ハ)に示すように最
初の雨戸(D1)を戸袋外方側にずれ動かす。2枚目の
雨戸(D2)の前端部を雨戸方向転換用立ち上がり部
(3)に当接させて、最初の雨戸(D1)と同様に、前
記前端部を支点として最初の雨戸(D1)と一緒に2枚
目の雨戸(D2)を、(ニ)に示すように戸袋外方に向
けて、少し回転させて雨戸(D2)と雨戸摺接用立ち上
がり部(2)との間に隙間を設ける。このようにして、
次の雨戸(D3)…を順次戸袋内に進入させえば、合理
的に所定数の雨戸(D)…を戸袋(T)内に収納するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係る皿板補修
板(A)は、皿板(10)よりも硬質の材料からなり、平
板状本体(1)に、家屋壁面側の側縁に雨戸摺接用立ち
上がり部(2)が設けられると共に、雨戸(D)の戸袋
(T)への進入方向の延長線上に、戸袋(T)内におい
て雨戸(D)を方向転換させうる方向転換用立ち上がり
部(3)が設けられてなるものであるから、戸袋内に進
入した雨戸(D)…のいわゆる滑りが良くなり、比較的
小さな力で、戸袋(T)からの雨戸(D)の出し入れを
行いやすくする。また、雨戸方向転換用立ち上がり部
(3)が設けられていることにより、戸袋(T)内での
雨戸(D)の方向転換が容易に行え、雨戸(D)の出し
入れをより一層行い易くする。
【0020】いずれの立ち上がり部(2)(3)もその
高さが、戸袋の開口幅よりも小に設定されてなるもので
あるから、立ち上がり部(2)を水平にし、平板状本体
(1)を縦にして戸袋(T)の開口から戸袋内に差し入
れることにより、戸袋(T)を解体することなくこの皿
板補修板(A)を皿板(10)上に載置固定することがで
き、皿板(10)の補修を可及的安価に行うことができ
る。しかも、立ちがり部(2)(3)は、雨戸(D)が
家屋壁面に当接することを阻止するので、家屋壁面の損
傷を防止する効果も奏する。
【0021】また、立ち上がり部(2)(3)が補強リ
ブの役目を果たして平板状本体(1)の長さ方向の反り
を防止するので、材料を可及的厚さの薄いものとするこ
とができ、材料コストを可及的抑制できるという利点も
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る雨戸の戸袋の皿板補修板の一実
施形態の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同皿板補修板の製作工程を示す斜視図である。
【図4】同皿板補修板が載置固定された戸袋における雨
戸の収納順序を示す概略断面図である。
【図5】従来の雨戸及び戸袋の斜視図である。
【図6】同要部の断面図である。
【符号の説明】
A…皿板補修板 D…雨戸 T…戸袋 1…平板状本体 2…雨戸摺接用立ち上がり部 3…雨戸方向転換用立ち上がり部 10…皿板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製雨戸(D)よりも硬質の材料からな
    り、平板状本体(1)に、家屋壁面側の側縁に雨戸摺接
    用立ち上がり部(2)が設けられると共に、雨戸(D)
    の戸袋(T)への進入方向の延長線上に、戸袋内におい
    て雨戸(D)を方向転換させうる方向転換用立ち上がり
    部(3)が設けられ、いずれの立ち上がり部(2)
    (3)もその高さが、戸袋(T)の開口幅よりも小に設
    定されてなることを特徴とする木製雨戸(D)を収納す
    る戸袋(T)の皿板(10)上に載置固定される皿板補修
    板。
JP10365054A 1998-12-22 1998-12-22 戸袋の皿板補修板 Pending JP2000186474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100377996B1 (ko) * 2000-10-27 2003-03-31 (주)태경감리공단건축사사무소 인테리어 수단 및 공기조화 수단을 가진 붙박이창

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