JP2000185532A - タイヤ空気充填装置 - Google Patents

タイヤ空気充填装置

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JP2000185532A
JP2000185532A JP10364250A JP36425098A JP2000185532A JP 2000185532 A JP2000185532 A JP 2000185532A JP 10364250 A JP10364250 A JP 10364250A JP 36425098 A JP36425098 A JP 36425098A JP 2000185532 A JP2000185532 A JP 2000185532A
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Japan
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tire
air
pressure
injecting
data
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JP10364250A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanihata
宏 谷畑
Masafumi Miyoshi
理文 三好
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイヤとリムの装着とタイヤの空気充填作業を
迅速化できるタイヤ空気充填装置を提供する。 【解決手段】タイヤTの種類に応じて、タイヤTをリム
23に装着させる装着空気圧(耳出し空気圧)が得られ
る空気注入時間でタイヤT内に空気を注入して、タイヤ
T内を装着空気圧に自動設定してタイヤTをリム23に
装着させる耳出しを行うので、空気充填時間が長くなっ
たり、その後の調圧時間を長く要することがなくなる。
しかも、タイヤTの体積に対応した量、例えば、タイヤ
Tの幅と高さは、通常既知であるから、この量に基づい
た空気注入時間の演算は、別途データを必要とせず、容
易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ内に空気を
注入し、タイヤ内をその種類に応じた空気圧に設定する
タイヤ空気充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10のように、リム23の外周
に嵌め込まれたタイヤTの内径端部Tsをリムのフラン
ジ23aに装着させる、いわゆるタイヤTの耳出しを行
う場合、予め、リム23に仮装着されたタイヤTに、作
業者がタイヤTの空気注入バルブVにバルブチャックを
取り付けて、タイヤチューブTu内に空気を注入し、チ
ューブTuの膨張によって、二点鎖線で示すように、タ
イヤTの内径端部Tsをリムのフランジ23aに係合さ
せている。その際、作業者は、タイヤTの内径端部Ts
がリムのフランジ23aを叩く音または目視によって耳
出しの完了を判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業者による
耳出し完了の判断が容易でなく、空気を入れ過ぎると、
空気の注入時間が長くなるうえに、空気圧が最終的なタ
イヤ圧力である設定空気圧を越えて、その後の調圧作業
の時間を増大させ、タイヤの組立て総作業時間が長くな
る。
【0004】また、タイヤの耳出しを行ったのち、最終
的にタイヤの種類に応じた設定空気圧に調整するが、そ
の際、比較的低速で僅かずつ空気を排出するので、調圧
作業に時間がかかる。
【0005】本発明は、上記課題を解決して、タイヤと
リムの装着とタイヤの空気充填作業を迅速化できるタイ
ヤ空気充填装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、タイヤ内に空気を注入する空気
注入手段と、タイヤの種類ごとに、タイヤの体積に対応
した量から、タイヤをリムに装着させる装着空気圧が得
られる各タイヤの空気注入時間を記憶する記憶手段と、
該タイヤの種類に応じて、前記空気注入手段を制御し
て、前記記憶された空気注入時間でタイヤ内に空気を注
入し、タイヤ内を装着空気圧に設定する装着制御手段と
を備えている。
【0007】請求項1の構成によれば、タイヤの種類に
応じて、タイヤをリムに装着させる装着空気圧(耳出し
空気圧)が得られる空気注入時間でタイヤ内に空気を注
入して、タイヤ内を装着空気圧に自動設定してタイヤを
リムに装着させる耳出しを行うので、空気充填時間が不
測に長くなったり、その後の調圧時間を長く要すること
がなくなる。しかも、タイヤの体積に対応した量、例え
ば、タイヤの幅と高さは、通常既知であるから、この量
に基づいた空気注入時間の演算は、別途データを必要と
せず、容易である。
【0008】請求項2の発明は、タイヤ内に空気を注入
する空気注入手段と、タイヤの種類ごとに、タイヤの体
積に対応した量から、タイヤをリムに装着させる装着空
気圧が得られる各タイヤの空気注入時間を予め求め、該
タイヤの種類ごとに求めた前記空気注入時間を記憶する
記憶手段と、タイヤに付随するID記憶媒体から読出さ
れたタイヤの種類を示すデータを受け取るデータ受入手
段と、前記読出されたタイヤの種類に応じて、前記空気
注入手段を制御して、前記記憶された空気注入時間でタ
イヤ内に空気を注入して、タイヤ内を装着空気圧に設定
する装着制御手段とを備えている。
【0009】請求項2の構成によれば、タイヤの種類を
示すデータを自動的に受け取り、タイヤの種類に応じた
空気注入時間でタイヤ内に空気を注入して、タイヤ内を
装着空気圧に自動設定してタイヤをリムに装着させる耳
出しを行うので、タイヤの種類を入力する必要がなく、
作業が容易化される。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記空気注入手段を複数設け、各空気注入手段に
おける装着空気圧データについて、先行するタイヤのデ
ータの後に、後行するタイヤのデータを送出させるデー
タ送出手段を備えている。
【0011】請求項3の構成によれば、後行するタイヤ
が、その体積が小さいために、先行するタイヤより先に
耳出しが完了した場合であっても、先行するタイヤのデ
ータの送出後に、後行するタイヤのデータを送出させる
ので、装着の先後によって装着空気圧データの順序が前
後することがない。
【0012】請求項4の発明は、タイヤ内に空気を注入
する空気注入手段と、前記空気のもつエジェクタ効果に
より、タイヤ内に注入された空気を吸引して高速で排出
する高速排出手段と、タイヤ内の空気圧を検出する圧力
センサと、予め、タイヤの種類ごとにタイヤの種類に応
じた設定空気圧を記憶する記憶手段と、前記高速排出手
段を作動させてタイヤ内の空気を高速で排出して、タイ
ヤ内を設定空気圧に調整する調圧制御手段とを備えてい
る。
【0013】請求項4の構成によれば、タイヤ内の空気
を高速に排出して、タイヤ内をその種類に応じた設定空
気圧に自動調整するので、タイヤを設定空気圧に調整す
る空気充填作業が迅速化される。
【0014】請求項5の発明は、タイヤ内に空気を注入
する空気注入手段と、前記空気のもつエジェクタ効果に
より、タイヤ内に注入された空気を吸引して高速に排出
する高速排出手段と、タイヤ内の空気圧を検出する圧力
センサと、予め、タイヤの種類ごとにタイヤの種類に応
じた設定空気圧を記憶する記憶手段と、タイヤに付随す
るID記憶媒体から読出されたタイヤの種類を示すデー
タを受け取るデータ受入手段と、前記高速排出手段を作
動させてタイヤ内の空気を高速で排出して、タイヤ内を
設定空気圧に調整する調圧制御手段とを備えている。
【0015】請求項5の構成によれば、タイヤの種類を
示すデータを自動的に受け取り、タイヤ内の空気を高速
で排出して、タイヤ内をその種類に応じた設定空気圧に
自動調整するので、タイヤの種類を入力する必要がな
く、作業が容易化される。
【0016】請求項6の発明は、請求項4または5にお
いて、さらに、タイヤ内の空気を低速で排出する低速排
出手段を備え、前記調圧制御手段は、前記高速排出手段
による高速排出後に、設定空気圧より高いとき、前記低
速排出手段を作動させてタイヤ内の空気を低速で排出
し、設定空気圧より低いとき、前記空気注入手段を制御
してタイヤ内に空気を注入して、タイヤ内の空気圧を調
整する。
【0017】請求項6の構成によれば、タイヤ内の空気
圧の微調整が容易となる。
【0018】請求項7の発明は、請求項4ないし6のい
ずれかにおいて、前記空気注入手段および圧力センサを
複数設け、各空気注入手段における設定空気圧データに
ついて、先行するタイヤのデータの後に、後行するタイ
ヤのデータを送出させるデータ送出手段を備えている。
【0019】請求項7の構成によれば、後行するタイヤ
が、その体積が小さいために、先行するタイヤより先に
設定空気圧に調整された場合であっても、先行するタイ
ヤのデータの送出後に、後行するタイヤのデータを送出
させるので、調圧の先後によって設定空気圧データの順
序が前後することがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
タイヤ空気充填装置の概略平面図を示す。本装置は、予
めリム23に仮装着されたタイヤTに空気を注入して、
タイヤTの内径端部をリム23に係合させる耳出しを行
うことにより、タイヤTのリム23への装着を完了させ
るものである。タイヤTは、搬送路を形成するフリーロ
ーラC上に移動自在に載せられたパレットP上に載置さ
れている。この装置は、複数のタイヤT内にそれぞれ高
圧空気(例えば、4〜8kg/cm2)を注入する複数の空気
注入手段30と、各タイヤT内の空気圧をそれぞれ検出
する圧力センサ42と、各タイヤTに付随するID記憶
媒体44から読出されたタイヤTの種類を示すデータを
受け取るデータ受入手段46と、本装置を制御するコン
トローラ40と、空気注入を開始させるスタートスイッ
チ18とを備えている。コントローラ40は、データ受
入手段46,演算手段34,記憶手段36,装着制御手
段38,およびデータ送出手段47を備えている。
【0021】上記演算手段34は、タイヤTの種類ごと
に、タイヤTの体積に対応した量から、タイヤTをリム
23に装着させる装着空気圧が得られる各タイヤTの空
気注入時間を求める。図2に示す例では、装着空気圧が
得られる空気注入時間を、タイヤTの体積に対応した量
として、タイヤTの外径と幅の積をとり、この積を変数
とする1次関数で表わしている。この場合、タイヤTの
体積に影響を与える高さ(外径と内径の差の1/2)は
一定としている。上記演算は空気注入作業よりも前に行
ってもよく、空気注入時に行うようにしてもよい。記憶
手段36は、タイヤTの種類ごとに上記求めた空気注入
時間を記憶する。なお、すでに上記空気注入時間が別途
得られている場合には、演算手段34を設けなくてもよ
い。
【0022】パレットPの下面には、上記ID記憶媒体
(カード)44が装着されており、フリーローラCの上
流側に設置された図示しない読出器によりIDカード4
4の内容が読み出されて、前工程、例えば、タイヤTを
リム23に仮装着する図示しないタイヤマウンタに送ら
れ、タイヤマウンタでの作業完了後に、タイヤTの種類
を含むデータがデータ受入手段46に転送される。な
お、読出器を空気注入作業を行う場所に設けてもよい。
【0023】上記装着制御手段38は、データ受入手段
46から入力されるデータにより、タイヤTの種類に応
じて、空気注入手段30を制御して、記憶手段36に記
憶された空気注入時間でタイヤT内に高圧空気を注入さ
せて、タイヤT内を装着空気圧に設定することにより上
記耳出しを行う。データ送出手段47は、本装置による
空気充填作業の完了後に、装着制御手段38内のデータ
を後工程へ送り出すもので、先行するタイヤTのデータ
の後に、後行するタイヤTのデータを送出させる。
【0024】図3に、空気注入手段30に含まれるバル
ブチャックVCの一例を示す。バルブチャックVCは、
カバー6をハウジング8の開口部に取り付けた略円柱形
状の外観を呈するもので、カバー6の中央に空気注入バ
ルブV(図4参照)を挿入するための挿入口7が形成さ
れている。
【0025】図4に示すように、空気注入バルブVは、
図示しないタイヤT内のタイヤチューブに固着されて、
タイヤTのリム23に支持されており、円筒形状の口金
21の内部に逆止弁22を備え、この逆止弁22は、タ
イヤ内部の圧力によって閉止している。ハウジング8内
には、有底筒形状のピストンからなる押圧体2が摺動自
在に挿入されている。ハウジング8の開口部にはカバー
6が着脱自在に取り付けられており、カバー6の内側に
パッキン1が保持されている。
【0026】まず、バルブチャックVCの挿入口を空気
注入バルブVの口金21に挿入させ、配管17(図3)
を通り、連結ノズル11を経て高圧空気源4(図3)か
らクランプ用高圧空気をバルブチャックVCに供給す
る。供給された高圧空気(6〜8kg/cm2であることが望
ましい)は、まず、ハウジング8の内側底面8cとピス
トン2の外側底面2eとの間の空間Sに入り、ピストン
2を押し上げる。ピストン2がパッキン1に向けて進出
すると同時に、2点鎖線で示すように、開放部材3も逆
止弁22に向けて進出し、ピストン2で押圧されたパッ
キン1の内径面1dが縮径して口金21の外周に圧着す
るとともに、逆止弁22が開放される。これにより、バ
ルブチャックVCがタイヤTの空気注入バルブVをクラ
ンプする。
【0027】クランプ後、一定時間遅れたタイミング
で、今度は、高圧空気源4から配管14を通り、ピスト
ン2に取り付けられたニップル9を経て、ピストン2内
部の空気導入孔5へ充填用高圧空気を供給する。このと
き、パッキン1は既に縮径して口金21に圧着されてい
るので、空気注入バルブVとバルブチャックVCとの間
はよく密閉されており、充填用高圧空気は漏れることな
く、空気導入孔5を経て逆止弁22からタイヤT内部に
注入される。
【0028】一定時間にわたって空気が充填され、圧力
センサ42(図1)で圧力が確認されたのち、タイヤT
内への空気注入が完了する。すると、後述するように、
クランプ用高圧空気の圧力が開放される。これにより、
ピストン2が後退して、パッキン1によるバルブVの圧
着が開放されるとともに逆止弁22が閉止されて、実線
で示す状態に戻る。つづいて、高圧空気を空気導入孔5
に導入するとピストン2の内側底面2bに作用する、空
気導入孔5内とバルブチャックVCの外部との圧力差に
より、瞬時に、バルブチャックVCが空気注入バルブV
とから反発して離脱する。
【0029】図5に本装置の配管系統図を示す。本装置
は、高圧空気を供給する上記高圧空気源4と、この高圧
空気の流路の開閉を行う開閉弁Sと、圧力センサ42で
検出したタイヤT内の空気圧に基づいて、上記装着制御
手段38の制御により、タイヤT内の空気注入用に、
開、閉、大気開放の3位置の弁の切換えを行う電磁弁5
4と、上記バルブチャックVCのクランプ用に、開、大
気開放の2位置の弁の切換えを行う電磁弁55と、各電
磁弁54,55に供給する空気圧を所定圧力に設定する
レギュレータ56,57とを備えている。電磁弁54
は、ソレノイド54Aを通電したとき弁位置が開に、ソ
レノイド54Bを通電したとき弁位置が大気開放に、ソ
レノイド54A,54Bを通電しないとき弁位置が閉に
なる。電磁弁55は、ソレノイド55Aを通電したとき
弁位置が大気開放に、ソレノイド54Bを通電したとき
弁位置が開になる。
【0030】上記構成の装置の動作を、図6のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、図1に示すIDカー
ド44から読み取られたタイヤTの種類を含むデータ
が、前工程からデータ受入手段46に入力される(図6
のステップS1)。つぎに、図4の空気注入バルブVの
口金21がバルブチャックVCの挿入口7に挿入され
て、バルブチャックVCがタイヤTに取り付けられる
(ステップS2)。作業者により図1のスタートスイッ
チ18がONされると(ステップS3)、装着制御手段
38により、図5の電磁弁55の弁位置を開にして、図
4の高圧空気を連結ノズル11を介してバルブチャック
VCに供給し、ピストン2を押し上げてパッキン1を口
金21に圧着させ、バルブチャックVCをタイヤTにク
ランプ状態にする。その後、図5の電磁弁54の弁位置
を開にしてタイヤT内へ所定圧力の高圧空気の注入が開
始される(ステップS4)。高圧空気注入は、タイヤT
の種類に応じて図1の記憶手段36に記憶された注入時
間にわたって行われる。この場合、タイヤTの体積に対
応した量、例えば、タイヤTの幅と高さは、通常既知で
あるから、この量に基づく演算手段34による空気注入
時間の演算は、別途データを必要とせず、容易である。
【0031】上記注入時間経過後、図5の電磁弁54の
弁位置を閉にして空気注入が停止される(ステップS
5)。圧力センサ42によりタイヤT内の空気圧が検出
されて、装着空気圧より高いか否か判断される(ステッ
プS6)。装着空気圧より高い場合、空気注入動作を終
了し、電磁弁55の弁位置を大気開放にしてバルブチャ
ックVCのクランプ状態を解除し、電磁弁54の弁位置
を開にしてタイヤ1内に空気を注入して、タイヤTから
バルブチャックVCが取り外される(ステップS7)。
タイヤT内の空気圧が装着空気圧よりも低い場合、ステ
ップS4に戻って、再度高圧空気が注入され、装着空気
圧より高くなるまで、ステップS4〜S6を繰り返す。
【0032】ステップS7で、バルブチャックVCが取
り外された後、図1のデータ送出手段47により、デー
タ受入手段46から装着制御手段38内に入ったデータ
を後工程に送出するが、その際、後行するタイヤTが、
その体積が小さいために、先行するタイヤTより先に耳
出しが完了した場合であっても、データ受入手段46内
の先行するタイヤTのデータを送出後に、後行するタイ
ヤTのデータを送出させる(ステップS8)。
【0033】こうして、タイヤTの種類に応じて、タイ
ヤTをリム23に装着させる装着空気圧(耳出し空気
圧)が得られる空気注入時間でタイヤT内に高圧空気を
注入して、タイヤT内を装着空気圧に自動設定してタイ
ヤTをリム23に装着させる耳出しを行うので、空気充
填時間が不測に長くなったり、その後の調圧時間を長く
要することがなくなる。
【0034】なお、この実施形態では、空気注入手段3
0が複数設けられているが、単独でもよい。
【0035】つぎに、第2実施形態について説明する。
図7に、第2実施形態の空気充填装置の概略平面図を示
す。本装置は、上述したタイヤTをリム23に装着した
後に、タイヤT内をその種類に応じた設定空気圧となる
ように調整するものであり、図1と異なり、高圧空気の
もつエジェクタ効果により、タイヤT内に注入された空
気を吸引して高速に排出する高速排出手段52と、タイ
ヤT内の空気を低速で排出する低速排出手段53とを備
えている。上記空気注入手段30、高速排出手段52お
よび低速排出手段53により調圧バルブRVを構成す
る。高速排出手段52には、例えば、エアー源4からの
高圧空気により吸引部に負圧を発生させるコンバム(商
品名)のような真空発生バルブVV(図10)が用いら
れる。また、本装置を制御するコントローラ50は、デ
ータ受入手段46,記憶手段36,データ送出手段4
7,および調圧制御手段48を備えている。その他の構
成は図1と同様である。
【0036】上記記憶手段36は、タイヤTの種類ごと
に、最終的に調整されるタイヤTの設定空気圧を記憶し
ている。上記調圧制御手段48は、タイヤTの種類に応
じて、検出されたタイヤT内の空気圧に基づき、調圧バ
ルブRVの高速排出手段52を作動させてタイヤT内の
空気を高速に排出して空気圧の粗調整を行い、必要に応
じて、さらに、低速排出手段53を作動させてタイヤT
内の空気を低速に排出して、タイヤT内の空気圧を調整
するか、またはバルブチャックVCを制御してタイヤT
内に空気を注入して、タイヤT内がその種類に応じた設
定空気圧となるように調整する。
【0037】図8に本装置の配管系統図を示す。本装置
は、圧力センサ42で検出したタイヤT内の空気圧に基
づいて、上記調圧制御手段48の制御により、タイヤT
内の空気注入用に、開,大気開放の2位置の弁の切換え
を行う電磁弁62と、開,大気開放の2位置の弁の切換
えを行う電磁弁64と、開,閉,大気開放の3位置の弁
の切換えを行う電磁弁66とを備えている。電磁弁66
には空気排出時の消音のためのサイレンサ67が接続さ
れている。上記電磁弁64,66および真空発生バルブ
VVにより高速排出手段52を構成し、電磁弁64,6
6により低速排出手段53を構成する。その他の構成は
図5と同様である。
【0038】上記構成の装置の動作を、図9のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、図7に示すIDカー
ド44から読み取られたタイヤTの種類を含むデータ
が、前工程からデータ受入手段46に入力される(図9
のステップP1)。つぎに、上記と同様にバルブチャッ
クVCがタイヤTに取り付けられる(ステップP2)。
タイヤT内は、すでに装着空気圧に設定されているの
で、圧力センサ42はこの圧力を検出して、スタートス
イッチ18が自動的にONにされる(ステップP3)。
このとき、調圧制御手段48により、上記と同様にバル
ブチャックVCをタイヤTに対してクランプ状態にす
る。
【0039】つぎに、調圧制御手段48により、図8の
電磁弁64の弁位置を開にするとともに、電磁弁66の
弁位置を開にする。これにより、エアー源4からの高圧
空気を真空発生バルブVVに流入させて、真空発生バル
ブVVに負圧を発生させ、タイヤT内の空気を吸引して
高速に排出する(ステップP4)。高速排出は、タイヤ
Tの種類に応じて図7の記憶手段36に記憶された高速
排出時間にわたって行われる。
【0040】上記高速排出時間経過後、図8の電磁弁6
4の弁位置を開状態にしたままで、電磁弁66の弁位置
を閉にして、高速排出を停止する(ステップP5)。圧
力センサ42により、タイヤT内の空気圧が検出され
て、設定空気圧になっているか確認される(ステップP
6)。設定空気圧になっている場合、調圧完了し(ステ
ップP7)、電磁弁55の弁位置を大気開放にして、バ
ルブチャックVCのクランプ状態を解除し、電磁弁6
2,64の弁位置を開にして空気を注入して、タイヤT
からバルブチャックVCを反発させて取り外す(ステッ
プP8)。
【0041】ステップP6において、検出した空気圧が
設定空気圧より低い場合には、その空気圧に応じて、再
度、空気が注入され(ステップP10)、所定時間後、
空気注入を停止して(ステップP11)、圧力センサ4
2により、タイヤT内の空気圧を検出されて、設定空気
圧になっているか確認される(ステップP12)。設定
空気圧になっている場合、調圧完了して(ステップP1
3)、ステップP8へ進む。検出した空気圧が低い場合
には、ステップP10に戻り、高い場合にはステップP
14へ進み、調圧完了までステップが繰り返される。
【0042】ステップP6において、検出した空気圧が
設定空気圧より高い場合には、電磁弁64の弁位置を開
にするとともに、電磁弁66の弁位置を大気開放にし
て、タイヤT内の空気が低速排出される(ステップP1
4)。これにより、タイヤT内の空気圧が容易に微調整
される。なお、検出した空気圧に応じて、上記高速排出
を再度行った後に低速排出してもよい。所定時間後、高
速排出または低速排出を停止して(ステップP15)、
圧力センサ42により、タイヤT内の空気圧を検出され
て、設定空気圧になっているか確認される(ステップP
16)。設定空気圧になっている場合、調圧完了して
(ステップP17)、ステップP8へ進む。検出した空
気圧が高い場合には、ステップP14に戻り、低い場合
にはステップP10へ進み、調圧完了までステップが繰
り返される。
【0043】ステップP8で、バルブチャックVCを取
り外した後、図7のデータ送出手段47により、調圧制
御手段48内のデータを後工程に送出するが、その際、
後行するタイヤTが先行するタイヤTより先に設定空気
圧に調整された場合であっても、直ちに後行するタイヤ
Tのデータを送出させずに、先行するタイヤTのデータ
の送出後に、後行するタイヤTのデータを送出させる
(ステップP9)。
【0044】こうして、タイヤTの種類に応じて、タイ
ヤT内の空気を高速に排出し、またはタイヤT内に空気
を注入して、タイヤT内をその種類に応じた設定空気圧
に自動調整するので、タイヤTを設定空気圧に調整する
空気充填作業の迅速化が可能になる。また、空気注入と
高速排気とを、共通する空気源4からの空気により行う
ので、装置の構成を簡単にできる。
【0045】なお、タイヤT内の空気を低速に排出する
低速排出手段53は割愛してもよい。
【0046】また、上記各実施形態では、タイヤTの種
類を記憶するIDカード44からデータを受け入れるデ
ータ受入手段46を設けているが、これらを省略して、
作業者がタイヤTの種類を入力するようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成によれ
ば、タイヤの種類に応じて、タイヤをリムに装着させる
装着空気圧(耳出し空気圧)が得られる空気注入時間で
タイヤ内に空気を注入して、タイヤ内を装着空気圧に自
動設定してタイヤをリムに装着させる耳出しを行うの
で、空気充填時間が長くなったり、その後の調圧時間を
長く要することがなくなり、空気充填作業が迅速化され
る。しかも、タイヤの体積に対応した量、例えば、タイ
ヤの幅と高さは、通常既知であるから、この量に基づい
た空気注入時間の演算は、別途データを必要とせず、容
易である。
【0048】また、本発明の他の構成によれば、タイヤ
内の空気を高速に排出することで、タイヤ内をその種類
に応じた設定空気圧に自動調整するので、タイヤを設定
空気圧に調整する空気充填作業が迅速化され、タイヤの
組立てに係る作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気充填装置を示す
概略平面図である。
【図2】タイヤの体積に対応した量と空気注入時間との
関係を示す特性図である。
【図3】空気注入手段の一部を形成するバルブチャック
の一例を示す斜視図である。
【図4】図3のバルブチャックを示す断面図である。
【図5】図1の装置の配管系統図である。
【図6】上記装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】他の実施形態に係る空気充填装置を示す概略平
面図である。
【図8】上記装置の配管系統図である。
【図9】上記装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】チューブ入りタイヤを示す断面図である。
【符号の説明】
23…リム、30…空気注入手段、34…演算手段、3
6…記憶手段、38…装着制御手段、42…圧力セン
サ、46…データ受入手段、47…データ送出手段、4
8…調圧制御手段、52…高速排出手段、53…低速排
出手段、T…タイヤ。
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月17日(1999.12.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、タイヤ内に空気を注入する空気
注入手段と、タイヤの種類ごとに、タイヤの体積に対応
した量から、タイヤの内径端部をリムのフランジに装着
させる装着空気圧が得られる各タイヤの空気注入時間を
記憶する記憶手段と、該タイヤの種類に応じて、前記空
気注入手段を制御して、前記記憶された空気注入時間で
タイヤ内に空気を注入し、タイヤ内を装着空気圧に設定
する装着制御手段とを備えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項1の構成によれば、タイヤの種類に
応じて、タイヤの内径端部をリムのフランジに装着させ
る装着空気圧(耳出し空気圧)が得られる空気注入時間
でタイヤ内に空気を注入して、タイヤ内を装着空気圧に
自動設定してタイヤをリムに装着させる耳出しを行うの
で、空気充填時間が不測に長くなったり、その後の調圧
時間を長く要することがなくなる。しかも、タイヤの体
積に対応した量、例えば、タイヤの幅と高さは、通常既
知であるから、この量に基づいた空気注入時間の演算
は、別途データを必要とせず、容易である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2の発明は、タイヤ内に空気を注入
する空気注入手段と、タイヤの種類ごとに、タイヤの体
積に対応した量から、タイヤの内径端部をリムのフラン
に装着させる装着空気圧が得られる各タイヤの空気注
入時間を記憶する記憶手段と、タイヤに付随するID記
憶媒体から読出されたタイヤの種類を示すデータを受け
取るデータ受入手段と、前記読出されたタイヤの種類に
応じて、前記空気注入手段を制御して、前記記憶された
空気注入時間でタイヤ内に空気を注入して、タイヤ内を
装着空気圧に設定する装着制御手段とを備えている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記空気注入手段を複数設け、前記装着制御手段
内の各空気注入手段における装着空気圧を含むデータに
ついて、先行するタイヤの前記データの後に、後行する
タイヤの前記データを後工程へ送出させるデータ送出手
段を備えている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項7の発明は、請求項4ないし6のい
ずれかにおいて、前記空気注入手段および圧力センサを
複数設け、前記調圧制御手段内の各空気注入手段におけ
る設定空気圧を含むデータについて、先行するタイヤの
前記データの後に、後行するタイヤの前記データを後工
程へ送出させるデータ送出手段を備えている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
タイヤ空気充填装置の概略平面図を示す。本装置は、予
めリム23に仮装着されたタイヤTに空気を注入して、
タイヤTの内径端部をリム23のフランジに係合させる
耳出しを行うことにより、タイヤTのリム23への装着
を完了させるものである。タイヤTは、搬送路を形成す
るフリーローラC上に移動自在に載せられたパレットP
上に載置されている。この装置は、複数のタイヤT内に
それぞれ高圧空気(例えば、4〜8kg/cm2)を注入する
複数の空気注入手段30と、各タイヤT内の空気圧をそ
れぞれ検出する圧力センサ42と、各タイヤTに付随す
るID記憶媒体44から読出されたタイヤTの種類を示
すデータを受け取るデータ受入手段46と、本装置を制
御するコントローラ40と、空気注入を開始させるスタ
ートスイッチ18とを備えている。コントローラ40
は、データ受入手段46,演算手段34,記憶手段3
6,装着制御手段38,およびデータ送出手段47を備
えている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】上記装着制御手段38は、データ受入手段
46から入力されるデータにより、タイヤTの種類に応
じて、空気注入手段30を制御して、記憶手段36に記
憶された空気注入時間でタイヤT内に高圧空気を注入さ
せて、タイヤT内を装着空気圧に設定することにより上
記耳出しを行う。データ送出手段47は、本装置による
空気充填作業の完了後に、装着制御手段38内のタイヤ
の種類、装着空気圧等のデータを後工程へ送り出すもの
で、先行するタイヤTのデータの後に、後行するタイヤ
Tのデータを送出させる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】ステップS7で、バルブチャックVCが取
り外された後、図1のデータ送出手段47により、デー
タ受入手段46から装着制御手段38内に入ったタイヤ
の種類、装着空気圧等のデータを後工程に送出するが、
その際、後行するタイヤTが、その体積が小さいため
に、先行するタイヤTより先に耳出しが完了した場合で
あっても、データ受入手段46内の先行するタイヤTの
データを送出後に、後行するタイヤTのデータを送出さ
せる(ステップS8)。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】つぎに、第2実施形態について説明する。
図7に、第2実施形態の空気充填装置の概略平面図を示
す。本装置は、上述したタイヤTをリム23に装着した
後に、タイヤT内をその種類に応じた設定空気圧となる
ように調整するものであり、図1と異なり、高圧空気の
もつエジェクタ効果により、タイヤT内に注入された空
気を吸引して高速に排出する高速排出手段52と、タイ
ヤT内の空気を低速で排出する低速排出手段53とを備
えている。上記空気注入手段30、高速排出手段52お
よび低速排出手段53により調圧バルブRVを構成す
る。高速排出手段52には、例えば、エアー源4からの
高圧空気により吸引部に負圧を発生させてエジェクタ効
果を発揮するコンバム(商品名)のような真空発生バル
ブVV(図10)が用いられる。また、本装置を制御す
るコントローラ50は、データ受入手段46,記憶手段
36,データ送出手段47,および調圧制御手段48を
備えている。その他の構成は図1と同様である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ステップP8で、バルブチャックVCを取
り外した後、図7のデータ送出手段47により、調圧制
御手段48内のタイヤの種類、設定空気圧等のデータを
後工程に送出するが、その際、後行するタイヤTが先行
するタイヤTより先に設定空気圧に調整された場合であ
っても、直ちに後行するタイヤTのデータを送出させず
に、先行するタイヤTのデータの送出後に、後行するタ
イヤTのデータを送出させる(ステップP9)。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成によれ
ば、タイヤの種類に応じて、タイヤの内径端部をリムの
フランジに装着させる装着空気圧(耳出し空気圧)が得
られる空気注入時間でタイヤ内に空気を注入して、タイ
ヤ内を装着空気圧に自動設定してタイヤをリムに装着さ
せる耳出しを行うので、空気充填時間が長くなったり、
その後の調圧時間を長く要することがなくなり、空気充
填作業が迅速化される。しかも、タイヤの体積に対応し
た量、例えば、タイヤの幅と高さは、通常既知であるか
ら、この量に基づいた空気注入時間の演算は、別途デー
タを必要とせず、容易である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ内に空気を注入する空気注入手段
    と、 タイヤの種類ごとに、タイヤの体積に対応した量から、
    タイヤをリムに装着させる装着空気圧が得られる各タイ
    ヤの空気注入時間を記憶する記憶手段と、 タイヤの種類に応じて、前記空気注入手段を制御して、
    前記記憶された空気注入時間でタイヤ内に空気を注入
    し、タイヤ内を装着空気圧に設定する装着制御手段とを
    備えたタイヤ空気充填装置。
  2. 【請求項2】 タイヤ内に空気を注入する空気注入手段
    と、 タイヤの種類ごとに、タイヤの体積に対応した量から、
    タイヤをリムに装着させる装着空気圧が得られる各タイ
    ヤの空気注入時間を予め求め、タイヤの種類ごとに求め
    た前記空気注入時間を記憶する記憶手段と、 タイヤに付随するID記憶媒体から読出されたタイヤの
    種類を示すデータを受け取るデータ受入手段と、 前記読出されたタイヤの種類に応じて、前記空気注入手
    段を制御して、前記記憶された空気注入時間でタイヤ内
    に空気を注入して、タイヤ内を装着空気圧に設定する装
    着制御手段とを備えたタイヤ空気充填装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記空気注入手段を複数設け、各空気注入手段における
    装着空気圧データについて、先行するタイヤのデータの
    後に、後行するタイヤのデータを送出させるデータ送出
    手段を備えたタイヤ空気充填装置。
  4. 【請求項4】 タイヤ内に空気を注入する空気注入手段
    と、 前記空気のもつエジェクタ効果により、タイヤ内に注入
    された空気を吸引して高速で排出する高速排出手段と、 タイヤ内の空気圧を検出する圧力センサと、 予め、タイヤの種類ごとにタイヤの種類に応じた設定空
    気圧を記憶する記憶手段と、 前記高速排出手段を作動させて、タイヤ内の空気を高速
    で排出して、タイヤ内を設定空気圧に調整する調圧制御
    手段とを備えたタイヤ空気充填装置。
  5. 【請求項5】 タイヤ内に空気を注入する空気注入手段
    と、 前記空気のもつエジェクタ効果により、タイヤ内に注入
    された空気を吸引して高速に排出する高速排出手段と、 タイヤ内の空気圧を検出する圧力センサと、 予め、タイヤの種類ごとにタイヤの種類に応じた設定空
    気圧を記憶する記憶手段と、 タイヤに付随するID記憶媒体から読出されたタイヤの
    種類を示すデータを受け取るデータ受入手段と、 前記読み出されたタイヤの種類に応じて、検出されたタ
    イヤ内の空気圧に基づき、前記高速排出手段を作動させ
    て、タイヤ内の空気を高速で排出して、タイヤ内を設定
    空気圧に調整する調圧制御手段とを備えたタイヤ空気充
    填装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、さらに、 タイヤ内の空気を低速で排出する低速排出手段を備え、 前記調圧制御手段は、前記高速排出手段による高速排出
    後に、設定空気圧より高いとき、前記低速排出手段を作
    動させてタイヤ内の空気を低速で排出し、設定空気圧よ
    り低いとき、前記空気注入手段を制御してタイヤ内に空
    気を注入して、タイヤ内の空気圧を調整するタイヤ空気
    充填装置。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかにおいて、 前記空気注入手段および圧力センサを複数設け、各空気
    注入手段における設定空気圧データについて、先行する
    タイヤのデータの後に、後行するタイヤのデータを送出
    させるデータ送出手段を備えたタイヤ空気充填装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013111645A1 (ja) * 2012-01-24 2013-08-01 本田技研工業株式会社 タイヤ空気充填方法
WO2017146666A1 (ru) * 2016-02-26 2017-08-31 Владимир Николаевич ТАТАРЕНКО Самолёт для спасения пассажиров и/или грузов при аварийной ситуации с уменьшенным временем стоянки в аэропорту и транспортное средство для его реализации
WO2021038791A1 (ja) * 2019-08-29 2021-03-04 太平洋工業株式会社 送信機、受信機、及び送受信システム

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