JPH1191884A - 自動車のブレーキ液充填方法 - Google Patents

自動車のブレーキ液充填方法

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JPH1191884A
JPH1191884A JP25171897A JP25171897A JPH1191884A JP H1191884 A JPH1191884 A JP H1191884A JP 25171897 A JP25171897 A JP 25171897A JP 25171897 A JP25171897 A JP 25171897A JP H1191884 A JPH1191884 A JP H1191884A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ配管系統へのブレーキ液充填の際
に、ABSアクチュエータの内部二次回路にまでブレー
キ液を同時に充填する。 【解決手段】 ブレーキ配管系統の真空引きおよびそれ
に続くブレーキ液の加圧充填の際に、同時にABSアク
チュエータ8の液圧減圧用の各ソレノイドバルブ19〜
22を小刻みに開閉駆動させるとともに、プランジャポ
ンプ23を駆動する。常態では閉回路となっている内部
二次回路30が一次回路側と連通し、その内部二次回路
30に同時にブレーキ液が充填される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のブレーキ液
充填方法に関し、特に車両組立ラインにおいてアンチロ
ックブレーキシステム(Anti−Look Brak
e Systemを略称して、以下単にABSという)
搭載車のブレーキ配管系統にブレーキ液を充填する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインでは、車両のブレー
キ配管系統にブレーキ液を充填する方法として、マスタ
ーシリンダやホイールシリンダを含むブレーキ配管系統
を真空引きした上でブレーキ液を加圧充填する真空充填
方式が採用されている。
【0003】一方、同じ組立ライン上を流れる車両であ
ってもABSを搭載したものとそうでないものとが存在
し、ABS搭載車では、図7に示すようにマスターシリ
ンダ3と前後輪の各ホイールシリンダ(キャリパ内蔵型
のものを含む)4〜7とを結ぶ配管系路にABSアクチ
ュエータ8が直列に介装された構造となっている。
【0004】なお、図7の9はブレーキペダル、1はブ
レーキ液真空充填装置であって、充填ガン2をマスター
シリンダ3に付設されたリザーバタンク10の注入口1
0aに接続し、上記配管系路内を一旦所定の真空度まで
真空引きした上でブレーキ液が加圧充填される。
【0005】上記のABSのうち、一般に還流式もしく
は循環式と称されるタイプのアクチュエータを備えたも
のでは、図1に示すように、一体式となったABSアク
チュエータ8のケース14の内部に常開型のソレノイド
バルブ15〜18や常閉型のソレノイドバルブ19〜2
2、チェツクバルブ26〜29、プランジャポンプ23
およびリザーバタンク24,25等が内蔵されているこ
とから、マスターシリンダ3やホイールシリンダ4〜7
と直接連通する一次回路に対して常閉型のソレノイドバ
ルブ19〜22とチェックバルブ26〜29とによって
遮断されることになる内部二次回路30が存在する。
【0006】そして、上記の内部二次回路30について
はABSアクチュエータ8単体の状態で予めブレーキ液
を充填しておき、車両組立ラインのブレーキ液充填工程
では、ABS非搭載の車両と同様に内部二次回路30以
外の一次回路となるブレーキ配管系統にブレーキ液を充
填するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】還流式もしくは循環式
と称されるタイプのアクチュエータを備えたABSが搭
載された車両については、上記のようにABSアクチュ
エータ単体の状態と車両組立段階の二工程に分けてブレ
ーキ液の充填作業が行われており、工数およびコストの
低減を図る上では、車両組立段階のブレーキ液充填工程
にて一回で必要量のブレーキ液を充填できるようにする
のが望ましい。
【0008】本発明は以上のような背景のもとになされ
たもので、既存のブレーキ液真空充填装置を使用しなが
ら、ABS搭載車についてそのABSアクチュエータの
内部二次回路にまで一次回路と同時にブレーキ液を充填
することができるようにした方法を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マスターシリンダおよびホイールシリンダを含むブ
レーキの配管系統内を一旦真空引きした上でその配管系
統内にブレーキ液を加圧充填する方法であって、前記真
空引き時およびブレーキ液の加圧充填時に、ABSアク
チュエータ構成要素を同時に作動させて、そのABSア
クチュエータの二次回路にまでブレーキ液を充填するこ
とを特徴としている。
【0010】上記のABSアクチュエータ構成要素の作
動に際しては、ブレーキ液真空充填装置に連動するAB
Sアクチュエータ駆動制御装置を予め用意し、これと車
両側のABSアクチュエータコントロールユニットとの
間で通信を行うことにより、実際の車両の動きを伴うこ
となく上記のABSアクチュエータ構成要素を強制的に
作動させる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明における真空引き時およびブレーキ液加圧充填時
に同時作動されるABSアクチュエータ構成要素が、そ
のABS作動時の液圧減圧用のバルブとブレーキ液循環
用のポンプであることを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明におけるABSアクチュエータ構成要素としてリ
ザーバタンクが含まれている一方、液圧減圧用のバルブ
が小刻みに開閉動作を繰り返すように駆動されることを
特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明におけるブレーキ液加圧充填時のポンプの作動
は、その加圧充填工程の後半に所定時間だけなされるこ
とを特徴としている。
【0014】したがって、請求項1,2に記載の発明で
は、ABSアクチュエータを構成している液圧減圧制御
用のバルブやポンプ等を強制的に作動させると、通常は
一次回路と遮断されているABSアクチュエータの内部
二次回路が一次回路と連通されることから、内部二次回
路に予めブレーキ液が充填されていなくとも、一次回路
へのブレーキ液充填と同時に上記内部二次回路について
もブレーキ液が充填される。
【0015】そして、請求項3に記載の発明では、バル
ブの開閉動作を小刻みに繰り返すことでよりスムーズに
内部二次回路にブレーキ液が充填される。
【0016】請求項4に記載の発明では、ポンプ停止中
において徐々に内部二次回路内にブレーキ液が充填さ
れ、それに伴って内部二次回路内の液圧が高められ、そ
れによって系内の残留エアがブレーキ液に溶け込みやす
い状態となるとともに、さらなる液圧上昇によってリザ
ーバタンクに押し込まれるかたちとなる。したがって、
ブレーキ液加圧充填時の後半にポンプを作動させること
により、上記の残留エアは一気に系外に追い出されるか
たちとなる。
【0017】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、A
BSアクチュエータの内部二次回路についても一次回路
と同時にブレーキ液を充填することができるため、従来
のようにABSアクチュエータ単体の状態で内部二次回
路に予めブレーキ液を充填する必要もなければ二工程に
分けてブレーキ液を充填する必要もなくなり、ブレーキ
液充填工数の削減とコストダウンを図ることができる。
また、従来のように内部二次回路に予めブレーキ液が充
填されている場合と比べ真空引き時の精度が向上するほ
か、一次側と内部二次回路側とのブレーキ液の違いをチ
ェックする工数も併せて削減できる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、ABSア
クチュエータ構成要素である液圧減圧制御用のバルブを
小刻みに繰り返し開閉動作させるようにしたことから、
請求項1,2に記載の発明と同様の効果のほかに、内部
二次回路に効率よくブレーキ液を充填できる効果があ
る。
【0019】また、請求項4に記載の発明によれば、ブ
レーキ液の加圧充填時の後半にポンプを所定時間だけ作
動させるようにしたことから、ポンプ停止中の液圧上昇
によって系内の残留エアをリザーバタンクに追い込んだ
上で上記ポンプの作動によって一気に残留エアを外部に
排出することができ、請求項3に記載の発明と同様の効
果に加えて、残留エアを効率よく排出できる効果があ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜6は本発明の好ましい実施
の形態を示す図であって、特に図2では、既存のブレー
キ液真空充填装置(以下、単に真空充填装置という)1
と連動するようにABSアクチュエータ駆動制御装置
(以下、単に駆動制御装置という)11を設けるととも
に、この駆動制御装置11と車両側のABSアクチュエ
ータコントロールユニット12とをコネクタ13を介し
て接続し、外部の駆動制御装置11にて強制的にABS
アクチュエータ8を作動させるようにした点で図7に示
したものと異なっている。
【0021】最初にABSアクチュエータ8の詳細を図
1に基づいて説明すると、一体型のアクチュエータケー
ス14内に、各ホイールシリンダ4〜7ごとに独立した
四つの増圧用ソレノイドバルブ(インレットバルブ)1
5〜18と同じく四つの減圧用ソレノイドバルブ(アウ
トレットバルブ)19〜22およびプランジャポンプ2
3のほか、二つのリザーバタンク24,25と複数のチ
ェックバルブ26〜29がそれぞれに内蔵されている。
そして、増圧用ソレノイドバルブ15〜18が常開型
(ノーマルオープンタイプ)のものとして形成されてい
るのに対して、減圧用ソレノイドバルブ19〜22は常
閉型(ノーマルクローズドタイプ)のものとして形成さ
れていて、減圧用ソレノイドバルブ19〜22およびプ
ランジャポンプ23が作動しないかぎりプランジャポン
プ23およびリザーバタンク24,25を含む部分が内
部二次回路30としてそれ以外の一次回路から遮断され
ることになる。
【0022】ここで、ABSアクチュエータ8の車両搭
載時の実際の機能について説明する。
【0023】ABS非作動時すなわち通常ブレーキ時に
は、いずれのソレノイドバルブ15〜18および19〜
22にも通電されず、増圧用ソレノイドバルブ15〜1
8のポートは開、減圧用ソレノイドバルブ19〜22の
ポートは閉状態となり、ブレーキペダル9の踏み込みに
伴うマスターシリンダ液圧はそのまま各ホイールシリン
ダ4〜7に伝わり、リザーバタンク24,25へはブレ
ーキ液は流入しない。
【0024】液圧保持時すなわちABS作動開始時に
は、増圧用ソレノイドバルブ15〜18に通電されてそ
のポートが閉となり、マスターシリンダ3、ホイールシ
リンダ4〜7およびリザーバタンク24,25はそれぞ
れに遮断され、ホイールシリンダ液圧はそのまま保持さ
れる。
【0025】液圧減圧時すなわちABS作動中は、増圧
用および減圧用のそれぞれのソレノイドバルブ15〜1
8および19〜22に通電されて、増圧用ソレノイドバ
ルブ15〜18のポートは閉、減圧用ソレノイドバルブ
19〜22のポートは開状態となる。そして、各ホイー
ルシリンダ4〜7のブレーキ液は減圧用ソレノイドバル
ブ19〜22を通ってリザーバタンク24,25に貯え
られた上でプランジャポンプ23の作動によりマスター
シリンダ3に戻される。
【0026】また、液圧増圧時すなわちABS作動時に
は、増圧用ソレノイドバルブ15〜18のポートが開く
とともに減圧用ソレノイドバルブ19〜22のポートが
閉じ、マスターシリンダ3からの液圧と場合によっては
プランジャポンプ23から吐出されるブレーキ液の一部
がホイールシリンダ4〜7に流入してそのホイールシリ
ンダ液圧を増圧する。
【0027】上記のABSアクチュエータ8は、従来と
異なり、部品単体の状態でもその内部二次回路30には
ブレーキ液が充填されておらず、したがって車両組立ラ
インで車体に組み付けられたとしても一次回路とともに
ブレーキ液未充填の状態にある。そして、車両が組立ラ
インのブレーキ液真空充填工程に搬入されたならば、図
2に示すように、真空充填装置1の充填ガン2をマスタ
ーシリンダ3に付設されたリザーバタンク10の注入口
10aに装着するとともに、車両側のABSアクチュエ
ータコントロールユニット12と駆動制御装置11とを
ケーブル31およびコネクタ13を介して接続し、以降
のブレーキ液の真空充填作業に備える。
【0028】図3,4は上記真空充填装置1および駆動
制御装置11によって実行されるブレーキ液真空充填作
業の手順を、また図5は同じくそのタイムチャートをそ
れぞれ示しており、前述したように充填ガン2のセッ
ト、コネクタ13の接続による結線および車両のイグニ
ションキースイッチの投入操作が作業者によってなさ
れ、その上で真空充填開始ボタンのON操作が同じく作
業者によってなされると(ステップS1〜S5)、以降
の処理が予め設定されたプログラムにしたがって実行さ
れる。
【0029】すなわち、真空充填装置1側では図示外の
真空ポンプの起動によりブレーキ配管系統の真空引きが
開始され(ステップS6)、真空度のプリチェックおよ
びエアリークチェックが行われる(ステップS7,S
8)。一方、駆動制御装置11側では、上記の真空引き
動作と並行して、イグニションキースイッチのON状態
確認、コネクタ接続状態のチェックおよびABSアクチ
ュエータコントロールユニット12との間での通信状態
の確認が行われる(ステップS11〜S13)。
【0030】なお、いずれかの点検項目に不具合が発生
している場合には、真空充填作業の停止もしくはABS
アクチュエータ8の制御停止の処理がなされる(ステッ
プS8,S9、およびステップS15,S16)。
【0031】上記の各点検項目の確認が完了すると、駆
動制御装置11からABSアクチュエータコントロール
ユニット12に対して液圧減圧用のソレノイドバルブ1
9〜22のON−OFF信号およびプランジャポンプ2
3の起動信号が送出され(ステップS14)、図5に示
すように真空引き作業と並行して、プランジャポンプ2
3が連続運転を開始するとともに、各ソレノイドバルブ
19〜22が小刻みに開閉動作を繰り返す。なお、この
時には液圧増圧用の各ソレノイドバルブ15〜18は開
いたままである。これにより、図1に示したABSアク
チュエータ8の内部二次回路30もそれ以外の一次回路
と連通されて真空引きされる。
【0032】上記のABSアクチュエータ8の内部二次
回路30を含むブレーキ配管系統が所定の真空度まで真
空引きされるとその真空引き動作が停止し(ステップS
17)、この真空引き完了信号を受けて駆動制御装置1
1からABSアクチュエータコントロールユニット12
への信号送出が停止される(ステップS18)。これに
より図5に示すように各ソレノイドバルブ4〜7のON
−OFF駆動およびプランジャポンプ23の運転が一時
的に中断され、各ソレノイドバルブ4〜7は常態に戻
る。
【0033】続いて、真空充填装置1側では真空ポンプ
に代わって図示外のブレーキ液充填シリンダが作動し、
ブレーキ配管系統へのブレーキ液の加圧充填が開始され
る(ステップS19)。この充填開始信号を受けて、駆
動制御装置11からABSアクチュエータコントロール
ユニット12に対して各ソレノイドバルブ19〜22の
ON−OFF信号が再び送出され(ステップS20)、
図5に示すようにブレーキ液の加圧充填作業と並行して
各ソレノイドバルブ19〜22が小刻みに開閉動作を繰
り返す。したがって、ABSアクチュエータ8の内部二
次回路30は減圧用ソレノイドバルブ19〜22の開動
作の度に一次回路側と連通され、これをもってその内部
二次回路30にまでブレーキ液が充填される。
【0034】ブレーキ液の加圧充填作業が時間にして半
分以上進行すると、駆動制御装置11からABSアクチ
ュエータコントロールユニット12に対してプランジャ
ポンプ23の起動信号が再び送出され(ステップS2
1)、図5のA部に示すようにブレーキ液の加圧充填と
並行してプランジャポンプ23が例えば5秒間運転され
る。
【0035】このプランジャポンプ23の一時的な運転
は、内部二次回路30内の残留エアの排出のために行わ
れる。すなわち、図6に示すように、真空引き時にはリ
ザーバタンク24,25内のピストン32はスプリング
33の力と負圧とによって上昇しているものの、ブレー
キ液の加圧充填の進行に伴ってABSアクチュエータ8
内の液圧が上昇することにより、ピストン32は徐々に
押し下げられてリザーバタンク24,25内にブレーキ
液Fが貯えられ、同時に、液圧上昇によってブレーキ液
に溶け込んだ残留エアaはリザーバタンク24,25内
に集められる。この状態でプランジャポンプ23が一時
的に運転されることによりピストン32が上昇変位し
て、リザーバタンク24,25内に集められた残留エア
aをブレーキ液Fとともに一気にマスターシリンダ3側
に追い出すことが可能となる。
【0036】上記のようにプランジャポンプ23の一時
的に運転が終わっても図5に示すように各ソレノイドバ
ルブ19〜22の開閉動作は継続され、真空充填装置1
によるブレーキ液の充填完了を待って各ソレノイドバル
ブ19〜22の開閉動作も停止する(ステップS22,
23)。そして、同じく真空充填装置1による液面調整
の完了をもって一連のブレーキ液真空充填作業が終了す
る(ステップS24,S25)。
【0037】このように、本実施の形態によれば、閉回
路となるABSアクチュエータ8の内部二次回路30に
ついてアクチュエータ単体の状態でブレーキ液を充填し
ておくことなく、車両組立ラインのブレーキ液充填工程
において、ブレーキ液配管系統の一次回路にブレーキ液
を充填する際に同時に充填することができる。
【0038】なお、ABS非搭載の車両へのブレーキ液
の充填にあたっては、駆動制御装置11を作動させるこ
となく真空充填装置1単独で従来と同様に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態を示す図で、AB
Sアクチュエータの内部構成説明図。
【図2】アンチロックブレーキシステムを備えた車両へ
のブレーキ液充填工程の説明図。
【図3】アンチロックブレーキシステムを備えた車両へ
のブレーキ液充填時の処理手順を示すフローチャート。
【図4】アンチロックブレーキシステムを備えた車両へ
のブレーキ液充填時の処理手順を示すフローチャート。
【図5】アンチロックブレーキシステムを備えた車両へ
のブレーキ液充填時のタイムチャート。
【図6】ABSアクチュエータに内蔵されたリザーバタ
ンクの構成説明図。
【図7】車両組立ラインにおける従来のブレーキ液充填
工程の説明図。
【符号の説明】
1…ブレーキ液真空充填装置 2…充填ガン 3…マスターシリンダ 4,5,6,7…ホイールシリンダ 8…ABSアクチュエータ 11…ABSアクチュエータ駆動制御装置 12…ABSアクチュエータコントロールユニット 15,16,17,18…増圧用ソレノイドバルブ 19,20,21,22…減圧用ソレノイドバルブ 23…プランジャポンプ 24,25…リザーバタンク 30…内部二次回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスターシリンダおよびホイールシリン
    ダを含むブレーキの配管系統内を一旦真空引きした上で
    その配管系統内にブレーキ液を加圧充填する方法であっ
    て、 前記真空引き時およびブレーキ液の加圧充填時に、アン
    チロックブレーキシステムのアクチュエータ構成要素を
    同時に作動させて、そのアクチュエータの二次回路にま
    でブレーキ液を充填することを特徴とする自動車のブレ
    ーキ液充填方法。
  2. 【請求項2】 同時作動されるアクチュエータ構成要素
    が、アンチロックブレーキシステム作動時の液圧減圧用
    のバルブとブレーキ液循環用のポンプであることを特徴
    とする請求項1記載の自動車のブレーキ液充填方法。
  3. 【請求項3】 液圧減圧用のバルブは小刻みに開閉動作
    を繰り返すものであることを特徴とする請求項2記載の
    自動車のブレーキ液充填方法。
  4. 【請求項4】 アクチュエータ構成要素にリザーバタン
    クが含まれている一方、ブレーキ液の加圧充填時におけ
    るポンプの作動は、加圧充填工程の後半に所定時間だけ
    なされるものであることを特徴とする請求項3記載の自
    動車のブレーキ液充填方法。
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