JP2000185232A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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Abstract
媒を提供する。 【構成】 ゼオライト系無機多孔質材料にAg及び/又は
Cuをイオン交換により担持させ、そのスラリーのpHを
所定の範囲に制御したもとで、担体にコーティングす
る。
Description
関する。本発明は、自動車排ガス中の特にNOx(窒素
酸化物)を浄化する触媒として用途の限定なく利用でき
るものであるが、とりわけディーゼルエンジン排ガス浄
化用に好適に用いられる。
ンジン排ガス浄化用に利用し難いことから、ZSM−5
に代表されるゼオライト系無機多孔体の銅イオン交換体
等をディーゼルエンジン用排ガス浄化触媒として用い、
ゼオライトのHC吸収性能を利用して、排ガス中のNO
xのHCによる選択的還元を行おうとする排ガス浄化用
触媒が提案されている(例えば、特開平6−32794
2号公報、共立出版発行の日本表面科学会編「環境触
媒」 175頁〜 179頁)。
するに当たっては、予めイオン結合サイトを具備させた
ゼオライトにCu等の活性金属種をイオン交換により担持
させ、かかるゼオライトをミリングしてスラリー状とし
たもとで、これをコージェライト製やメタル製のハニカ
ム担体等にコーティングさせている。
イトに担持された活性金属種は、その状態のままで問題
なくハニカム担体等にコーティングされると見做されて
おり、担持された活性金属種の上記スラリー中での挙動
や、これに対するスラリー液のpHの影響等については
特に留意されていないのが実情であった。
明者の実験によれば、上記のようにして調製した銅−ゼ
オライト触媒等は、往々にしてその活性金属種の担持量
から期待されるだけのNOx浄化活性を示さない場合が
あった。
3点の知見が得られた。 上記スラリーは通常、ゼオライトの固体酸性のため
に、比較的強い酸性のpHを示す場合が多い。 スラリーが比較的強い酸性(例えばpH5程度以下)
を示す場合、一旦はゼオライトにイオン結合状態で担持
されていたCu等の活性金属種が、スラリー中の優勢なプ
ロトンその他の遊離陽イオンによって、かなりの割合で
再度イオン交換され、ゼオライトのイオン結合サイトか
ら離脱する。 こうしてイオン結合サイトから離脱した遊離状の金属
種は、仮にそのままコーティング層に移行したとして
も、恐らくは酸化物等の非イオン形態になっているため
に、上記のNOx選択還元触媒としての充分な活性を示
さない。
種がイオン交換により無機多孔材料に担持され、スラリ
ー状態で担体にコーティングされるタイプの排ガス浄化
用触媒において、その活性を向上させることを解決すべ
き課題とする。
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、イオン結合サイトを備えた無機多孔材
料にイオン交換により活性種金属を担持させたもとで、
該無機多孔材料を含むpH6〜12のスラリーを調製
し、該スラリーを担体にコーティングさせてなる、排ガ
ス浄化用触媒である。
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明において、スラリーのpHを8〜10に調
整する、排ガス浄化用触媒である。
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係る無機多孔体がゼオライ
トであり、活性種金属が1〜15重量%担持されたAg及
び/又はCuである、排ガス浄化用触媒である。
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第3発明に係るゼオライトが、ケイ酸−アルミナ比
(SiO2 /Al2 O3 )10〜500のフェリエライト,Z
SM−5,βゼオライト,モルデナイト又はY型ゼオラ
イトのいずれかである、排ガス浄化用触媒である。
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第4発明に係る担体が、セラミック製又
はメタル製のオープンフロー型ハニカム構造体である、
排ガス浄化用触媒である。
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
前記第3発明〜第5発明に係る排ガス浄化用触媒がディ
ーゼルエンジン排ガスのNOx浄化用触媒である、排ガ
ス浄化用触媒である。
明の排ガス浄化用触媒は、イオン結合サイトに活性種金
属を担持させた無機多孔材料のスラリーを調製する際、
該スラリーを中性〜アルカリ性であるpH6〜12とす
る。従って上記スラリーにおいては、陽イオンの大部分
が優勢な陰イオン(水酸イオン等)によって捕捉され、
遊離状態で存在しなくなる。
トに担持されている活性種金属は、これらの陽イオンに
よって再度イオン交換されることなく、有効なイオン結
合状態のままでコーティング層に移行し、活性金属種の
担持量から本来期待される触媒活性を示す。
(例えばpH13以上)に偏ると、ゼオライト中のSiO2
が溶出する可能性があると言う点から、却って好まし
くない。
に、スラリーのpHを8〜10に調整した時、第1発明
の上記作用・効果が特に顕著に発現される。
ては、無機多孔体が優れたHC吸収性能とNOx選択還
元適性を有するゼオライトであり、活性種金属が1〜1
5重量%担持されたAg及び/又はCuであるため、特にデ
ィーゼルエンジン用排ガスに適したNOx選択還元型の
排ガス浄化用触媒を実現できる。
まれるHCをゼオライトに吸収し、該ゼオライトに担持
されたイオン交換態の活性種金属により、前記還元性成
分であるHCを利用してNOxを選択的に接触還元する
ことができる。
及び/又はCuが1〜15重量%担持され、かつ、これら
の活性種金属が前記のように有効なイオン交換態として
担持されているので、高いNOx選択還元活性を期待で
きる。
て、前記ゼオライトにおけるHC吸収性能とNOx選択
還元適性の特に優れた好ましい実施形態が提供される。
て、前記担体における接触還元効率や排気圧力損失等の
点で特に優れた好ましい実施形態が提供される。
て、前記前記第3発明〜第5発明の触媒をディーゼルエ
ンジン排ガスのNOx浄化に用いると言う、最も好適な
用途が提供される。
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言うときは、第1発明〜第5発明を一括して指してい
る。
明の排ガス浄化用触媒は、無機多孔材料にイオン交換に
より活性種金属を担持させたものである限りにおいて、
その種類及び用途を限定されず、例えば各種の酸化触
媒,三元触媒等のガソリンエンジン排ガス浄化用触媒
や、ディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒等の内燃機関
の排ガス浄化用触媒を限定なく含む。
活性種金属がCuやAgである場合には、HCを利用したN
Ox選択還元型のディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒
として用いることが最も好ましい。
ンのアイドル回転時のHC吸着能が優れていることか
ら、内燃機関(ガソリンエンジン,ディーゼルエンジ
ン,LPGエンジン)のエンジン始動直後に多量に排出
されるHCを大幅に低減させるコールドスタート触媒と
しても、好適に用いられる。
C吸着能を利用して、例えば野菜等の鮮度を保つために
保蔵庫,冷蔵庫,野菜パック等で用いる炭化水素ガス
(エチレン等)の吸着材等としても使用することができ
る。
は、イオン結合サイトを備える限りにおいて、その種類
及び構成を限定されず、例えば活性アルミナ(γアルミ
ナ),各種のゼオライト,シリカ−アルミナ,チタニ
ア,シリカ,ジルコニア等を触媒の使用目的に応じて任
意に選択して使用することができる。イオン結合サイト
を備える無機多孔材料は、市販品を入手しても良いし、
無機多孔材料を合成することにより調製しても良い。
ようにHCを利用したNOx選択還元型のディーゼルエ
ンジン排ガス浄化用触媒として用いる場合には、無機多
孔材料としてイオン結合サイトを備えるゼオライトを選
択することが好ましい。
能とNOx選択還元適性を考慮して、ケイ酸−アルミナ
比10〜500(特に好ましくは10〜70)のフェリ
エライト,ZSM−5,βゼオライト,モルデナイト又
はY型ゼオライトのいずれかが、とりわけ好ましい。
持〕本発明の活性種金属は、イオン交換により無機多孔
材料に担持されたもとで任意の排ガス浄化触媒活性を示
す限りにおいて、その種類を限定されず、例えば、Pt,
Pd,Rh,Cu,Ag,Co等のこの種の用途に使用される各種
の活性種金属の1種又は2種以上を任意に選択して利用
することができる。
ある場合において一般に、とりわけ触媒の用途がNOx
選択還元型のディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒であ
る場合においては、Ag又はCuをイオン交換により担持さ
せること、あるいはこの両者をイオン交換により共存担
持させることが好ましい。
〜15重量%であること、とりわけ3〜10重量%であ
ることが好ましい。後述の実施例より分かるように、担
持量が1重量%未満の場合や15重量%を超える場合に
は、NOxの浄化率が相対的に低減する。
料に担持させる方法は任意であるが、通常は、活性種金
属の塩溶液をアルカリ等でpH調整し、この溶液に粉粒
状の無機多孔材料を投入/攪拌してイオン交換させ、し
かる後に乾燥させる、等の方法が用いられる。 〔スラリーの調製と担体へのコーティング〕スラリー
は、pHを所定の範囲内に調整する点を除き、常法に従
って調製すれば良い。即ち、例えば上記無機多孔材料の
イオン交換体を投入した脱イオン水等に、バインダー
(接着材)としてのシリカゾル等や、無機ファイバー等
を適宜に加え、ミリングを行う。そしてこのプロセスの
適宜な時点で、重要な操作としてスラリーのpHを第1
発明又は第2発明に規定する範囲に調整する。
いが、アンモニア水等のアルカリの添加を行っても良い
し、例えば上記シリカゾル等はスラリーのpHに対する
影響が比較的強いので、その種類を適宜に選択すること
(例えばシリカゾルとして、塩基性の、日産化学工業製
「スノーテックスS」等を用いることが、より好まし
い)等のスラリー添加成分の種類の選択によるpH調整
も考えられる。
や形状は特段に限定されないが、ペレット触媒よりもモ
ノリス触媒の方が好適であるため、担体としては耐火性
三次元構造体、特にコージェライト等からなるセラミッ
ク製又はステンレス箔等からなるメタル製のハニカム構
造体が好ましい。ハニカム構造の形態としてはオープン
フロー型ハニカム構造が特に好ましい。
条件については、必要に応じて任意に設定されるべきで
あり、一律に限定されるものではない。
重量部の硝酸銀を溶解させ、アンモニアでpH10に調
整して、銀アンモニア錯体塩溶液を得た。
エライト100重量部を100重量部の脱イオン水に分
散させ、これに上記銀アンモニア錯体塩溶液を全量投入
し、3時間以上攪拌した後150〜250°Cの温度範
囲で12時間乾燥させ、次いで500°Cで焼成してAg
イオン交換フェリエライトを得た。
0重量部を脱イオン水に投入し、更に日産化学工業製の
塩基性シリカゾル(商品名スノーテックスS)を固形分
で30重量部、セラミックファイバーを20重量部、及
び28%アンモニア水10重量部を添加し、湿式粉砕し
てスラリー化した。このスラリーのpHは9であった。
たり約400個のオープンフローのガス流通セルを有す
る10.3cm径×15.5cm長さの円柱形状のコー
ジェライト製ハニカム担体に塗布し、250°Cで1時
間乾燥し、次いで500°Cで1時間焼成して、ディー
ゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得た。この触媒におけ
るゼオライト及びAgの担持量は、ハニカム担体1リット
ル当たりそれぞれ130g及び8.3gであった。
エライトに代えてケイ酸/アルミナ比=40のZSM−
5を用いた点以外は実施例1と同様にして、Agイオン交
換ZSM−5を得、かつ、そのスラリー(pH9)を塗
布したディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得た。こ
の触媒におけるゼオライト及びAgの担持量は、ハニカム
担体1リットル当たりそれぞれ130g及び8.3gで
あった。
エライトに代えてケイ酸/アルミナ比=25のβゼオラ
イトを用いた点以外は実施例1と同様にして、Agイオン
交換βゼオライトを得、かつ、そのスラリー(pH9)
を塗布したディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得
た。この触媒におけるゼオライト及びAgの担持量は、ハ
ニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g及び8.
3gであった。
エライトに代えてケイ酸/アルミナ比=30のモルデナ
イトを用いた点以外は実施例1と同様にして、Agイオン
交換モルデナイトを得、かつ、そのスラリー(pH9)
を塗布したディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得
た。この触媒におけるゼオライト及びAgの担持量は、ハ
ニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g及び8.
3gであった。
エライトに代えてケイ酸/アルミナ比=40のY型ゼオ
ライトを用いた点以外は実施例1と同様にして、Agイオ
ン交換Y型ゼオライトを得、かつ、そのスラリー(pH
9)を塗布したディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を
得た。この触媒におけるゼオライト及びAgの担持量は、
ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g及び
8.3gであった。
用量を1重量部に変更した点以外は実施例2と同様にし
て、Agイオン交換ZSM−5を得、かつ、そのスラリー
(pH9)を塗布したディーゼルエンジン排ガス浄化用
触媒を得た。この触媒におけるゼオライト及びAgの担持
量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g
及び0.83gであった。
用量を40重量部に変更した点以外は実施例2と同様に
して、Agイオン交換ZSM−5を得、かつ、そのスラリ
ー(pH9)を塗布したディーゼルエンジン排ガス浄化
用触媒を得た。この触媒におけるゼオライト及びAgの担
持量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130
g及び約33gであった。
20重量部の硝酸銅を溶解させ、アンモニアでpH10
に調整して、銅アンモニア錯体塩溶液を得た。
−5の100重量部を1000重量部の脱イオン水に分
散させ、これに上記銅アンモニア錯体塩溶液を全量投入
し、60〜80°Cの温度範囲で加温しながら12時間
以上攪拌した後、濾過により溶液と粉末を分離した。。
温度範囲で3時間乾燥させ、500°Cで焼成してCuイ
オン交換ZSM−5を得た。以下、実施例1と同様にし
てディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得た。
量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g
及び6.8gであり、又、触媒調製に用いたスラリーの
pHは9であった。
に代えてケイ酸/アルミナ比=25のβゼオライトを用
いた点以外は実施例8と同様にして、Cuイオン交換βゼ
オライトを得、かつ、そのスラリー(pH9)を塗布し
たディーゼルエンジン排ガス浄化用触媒を得た。この触
媒におけるゼオライト及びCuの担持量は、ハニカム担体
1リットル当たりそれぞれ130g及び6.8gであっ
た。
テックスSに代えて日産化学工業製の酸性シリカゾル
(商品名スノーテックスO40)を用いた点以外は実施
例2と同様にして、Agイオン交換ZSM−5を得、か
つ、そのスラリーを塗布したディーゼルエンジン排ガス
浄化用触媒を得た。
量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g
及び8.3gであり、又、触媒調製に用いたスラリーの
pHは3であった。
テックスSに代えて上記スノーテックスO40を用いた
点以外は実施例8と同様にして、Cuイオン交換ZSM−
5を得、かつ、そのスラリーを塗布したディーゼルエン
ジン排ガス浄化用触媒を得た。
量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ130g
及び6.8gであり、又、触媒調製に用いたスラリーの
pHは3であった。
SM−5の100重量部を所定量の脱イオン水に投入
し、スノーテックスO40を固形分で30重量部、セラ
ミックファイバーを20重量部添加し、湿式粉砕してス
ラリー化した。このスラリーのpHは3であった。
たり約400個のオープンフローのガス流通セルを有す
る10.3cm径×15.5cm長さの円柱形状のコー
ジェライト製ハニカム担体に塗布し、250°Cで1時
間乾燥し、次いで500°Cで1時間焼成した後、塩基
性Pt錯体(Ptアンミンヒドロキシド)を用い、1時間振
蕩すると言う方法によってPtを担持させ、更に250°
Cで1時間乾燥してPt担持ディーゼルエンジン排ガス浄
化用触媒を得た。この触媒におけるゼオライト及びPtの
担持量は、ハニカム担体1リットル当たりそれぞれ13
0g及び2.0gであった。
を所定量の脱イオン水に投入し、これに硝酸アルミニウ
ム15重量部を添加して、湿式粉砕しスラリー化した。
このスラリーのpHは2であった。このスラリーを用い
て、以後比較例3と同様にしてPt担持ディーゼルエンジ
ン排ガス浄化用触媒を得た。この触媒におけるγアルミ
ナ及びPtの担持量は、ハニカム担体1リットル当たりそ
れぞれ130g及び2.0gであった。
エンジン排ガス浄化用触媒の性能を次の方法により評価
した。
ジン(4気筒,3200cc)を用い、規定の運転条件
(100°Cから450°Cまで昇温)により、堀場製
作所製のガス分析計(MEXA9100)で窒素酸化物
濃度を測定し、窒素酸化物浄化率を計算した。又、アイ
ドル回転時の炭化水素濃度を同上のMEXA9100で
測定し、炭化水素吸着率を計算した。これらの浄化率及
び吸着率(%)は末尾の「式1」により算出した。
各実施例は比較例に対比して良好な窒素酸化物浄化性能
及び炭化水素吸着性能を示している。実施例中、活性金
属種の担持量がかなり少ない実施例6と、逆にこれがか
なり多い実施例7とは、相対的に窒素酸化物浄化性能性
能がやや劣った。又、各比較例は炭化水素吸着性能にお
いても実施例より見劣る。
8,比較例1及び比較例2に係るディーゼルエンジン排
ガス浄化用触媒の耐久性を次の方法により確認した。
ジン(4気筒,4200cc)で、650°C×50時
間の劣化処理を施した後、自然吸気副室噴射式ディーゼ
ルエンジン(4気筒,3200cc)を用い、規定の運
転条件(100°Cから450°Cまで昇温)により、
上記ガス分析計MEXA9100で窒素酸化物濃度を測
定し、「式1」により窒素酸化物浄化率を計算した。
実施例2及び実施例8は劣化処理後も窒素酸化物浄化性
能及び炭化水素吸着性能が低下しないことが確認され
た。
Claims (6)
- 【請求項1】 イオン結合サイトを備えた無機多孔材料
にイオン交換により活性種金属を担持させたもとで、該
無機多孔材料を含むpH6〜12のスラリーを調製し、
該スラリーを担体にコーティングさせてなることを特徴
とする排ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 前記スラリーのpHを8〜10に調整す
ることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化用触
媒。 - 【請求項3】 前記無機多孔体がゼオライトであり、前
記活性種金属が1〜15重量%担持されたAg及び/又は
Cuであることを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
れかに記載の排ガス浄化用触媒。 - 【請求項4】 前記ゼオライトが、ケイ酸−アルミナ比
(SiO2 /Al2 O3 )10〜500のフェリエライト,Z
SM−5,βゼオライト,モルデナイト又はY型ゼオラ
イトのいずれかであることを特徴とする請求項3に記載
の排ガス浄化用触媒。 - 【請求項5】 前記担体が、セラミック製又はメタル製
のオープンフロー型ハニカム構造体であることを特徴と
する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の排ガス浄化
用触媒。 - 【請求項6】 前記排ガス浄化用触媒がディーゼルエン
ジン排ガスのNOx浄化用触媒であることを特徴とする
請求項3〜請求項5のいずれかに記載の排ガス浄化用触
媒。
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---|---|---|---|
JP36385198A JP4342622B2 (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 排ガス浄化用触媒 |
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JP2000185232A true JP2000185232A (ja) | 2000-07-04 |
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