JP2000183715A - フェールセーフ回路 - Google Patents

フェールセーフ回路

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JP2000183715A
JP2000183715A JP10357823A JP35782398A JP2000183715A JP 2000183715 A JP2000183715 A JP 2000183715A JP 10357823 A JP10357823 A JP 10357823A JP 35782398 A JP35782398 A JP 35782398A JP 2000183715 A JP2000183715 A JP 2000183715A
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JP
Japan
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circuit
level
signal
fail
input
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JP10357823A
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Shunsuke Fujimoto
俊介 藤本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル抜去時に受信回路入力をクランプす
ると共に、平衡伝送線路の挿入時にコネクタで発生する
チャッタリングノイズや、片方のみの断線時でも誤動作
を防ぎ、かつ、通常の波形伝送時にも充分なアイパター
ンを確保する。 【解決手段】 平衡伝送線路4−1,4−2の各線路別
に電流検出回路5−1,5−2を設け、ケーブルの挿入時、
抜去時と通常動作状態との判別を行い、ケーブルの挿入
時や抜去時の入力信号レベル確定用に各線路別に付加さ
れるハイレベルまたはローレベルのクランプ抵抗9,1
0よりなるフェールセーフ回路を、レベルクランプ(O
N/0FF)切替え回路7,8により通常動作時には切
り離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号受信回路のフ
ェールセーフ回路とその方法に関し、特に、高速平衡伝
送線路の信号受信回路に設けられるフェールセーフ回路
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にケーブルを使用する伝送線路に
は、ケーブル挿入、抜去時に信号受信回路の誤動作や、
出力の発振状態になるのを防ぐために、伝送線路と信号
受信回路との間にフェールセーフ回路が設けられてい
る。
【0003】複数の電子回路接続のフェールセーフ回路
としては、例えば特開平6−11533号等が開示され
ている。この回路は、各電子回路間に伝送される一般の
信号線の外に、多心線のケーブルの接続の有無を示す専
用の信号線を設けて、この信号によりケーブルの着脱を
検出し、それに応じて各信号端子を安全な状態、または
非能動状態とするものである。
【0004】すなわち、その回路は図3に示すような構
成で、第1のコネクタ31は、入力信号端子31B〜3
1Dとプルアップ抵抗Rが接続される検出入力端子31
Aとをもち、第1のゲート回路34と第2のゲート回路
34が電子回路33の前後に接続され、第1のゲート回
路34に入力信号端子31B〜31Dからの入力信号が
接続されるとともに検出入力端子31Aの出力信号が第
1のゲート回路34と第2のゲート回路35に接続し、検
出入力端子31Aの端子の論理状態により電子回路33
に組み込まれる機能が安全な状態、または非能動状態に
し、第2のコネクタ32は検出出力端子32Aと出力信
号端子32B〜32Dをもち、第2のゲート回路35の
出力が出力信号端子32B〜32Dに加えられ、検出入
力端子31Aの論理状態が検出出力端子32Aに接続さ
れ、バス入力回路36は検出入力端子31Aの論理状態
をCPU37に送って判別させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、心線が2心の平
衡伝送線路においても、このようなフェールセーフ回路
は、必須の機能ではあるが、近年の1Gビット/秒のE
thernet等に代表される高速信号伝送や放射ノイ
ズ対策の為に、伝送する信号を低振幅とすることが要求
されている。
【0006】しかし、伝送する信号を低振幅にすると、
フェールセーフ回路により、平衡伝送線路の各々の信号
レベルが、プラス側とマイナス側にシフトされてしまう
ので、充分なアイパターンを確保することが出来なかっ
た。
【0007】本発明の目的は、高速の平衡伝送線路にお
いて、ケーブル抜去時に受信回路入力をクランプすると
共に、平衡伝送線路の挿入時にコネクタで発生するチャ
ッタリングノイズや、平衡線路の片方のみの断線時でも
誤動作を防ぎ、かつ、通常の波形伝送時にも充分なアイ
パターンを確保するフェールセーフ回路を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のフェールセーフ
回路は、平衡伝送線路の各線路に開放可能に接続され、
接続された各線路のレベルを所定の値に保持するレベル
クランプ回路と、信号受信回路の各信号入力端子ごとに
1つずつ接続され、平衡伝送線路から入力される各信号
入力端子ごとの伝送信号電流を検出する電流検出手段
と、電流検出手段の検出結果により、レベルクランプ回
路を接続、または開放する切替え手段とを有する。
【0009】また、レベルクランプ回路の固定する信号
レベルは、一方の線路からの入力端子に対してはハイレ
ベル、他方の線路からの入力端子に対してはローレベル
とすることが望ましい。
【0010】上述のように、高速の平衡伝送線路におい
て、ケーブル抜去時の差動入力をそれぞれローレベルと
ハイレベルに分けてバイアス電圧を与えることにより、
ケーブル抜去時に受信回路の誤動作、出力の発振状態に
なるのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の1実施例の項製を示すブ
ロック図である。
【0013】本発明によるフェールセーフ回路は、図1
に示すように、信号受信回路1、伝送線路終端抵抗2、
ACカップリングコンデンサ3、平衡伝送線路(ケーブ
ル等)4よりなる通常の平衡伝送線路回路構成に対し、
信号受信回路1の入力端子に電流検出回路5−1、5−
2、及びこれら2つの電流検出回路の出力の論理和を演
算するOR回路6、OR回路6の出力によってハイレベ
ルクランプ回路9、ローレベルクランプ回路10を受信
回路1の各入力端子より切り離す為のレベルクランプの
オン/オフ切替え回路7、8を設けている。
【0014】電流検出回路5−1、5−2は、伝送線路
4−1、4−2が抜けた時や断線時に電流が流れないこ
とを検出し、レベルクランプ切替え回路7、8をオンさ
せることでレベルクランプ回路9、10を受信回路入力
に接続し、受信回路入力をそれぞれ逆レベルにクランプ
することで、ノイズによる信号受信回路の誤動作を防止
するという動作を実行する。
【0015】また、通常動作状態では、信号受信回路1
に入力電流が流れることで電流検出回路5−1、5−2
が動作し、クランプ抵抗を信号入力回路より切断し、平
衡伝送波形のアイパターンのレベルを所定の値以上確保
することができるようになっている。
【0016】従って、伝送線路挿入時や抜去時に入力が
オープン状態になることによる誤動作を防ぐためのクラ
ンプを行うとともに、通常の信号伝送時にもそのクラン
プ回路を切り離すことで波形(のアイパターン)に影響
を及ぼさないという効果が得られる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図2は、本発明のフェールセーフ回路の一
実施例が示されている。本フェールセーフ回路は、受信
回路1、終端抵抗2、ACカップリング用コンデンサ
3、および平衡伝送線路4−1,4−2のケーブルより
なる通常の平衡伝送線路回路の受信回路入力端子各々
に、電圧比較回路と抵抗よりなる電流検出回路5−1、
5−2を有する。この電流検出回路からの信号はOR論
理ゲート6に供給され、OR論理ゲート6の出力は、ハ
イクランプ抵抗9、ロークランプ抵抗10を受信回路よ
り切断、接続する為のスイッチ回路であるMOSトラン
ジスタ7、8のゲート端子に接続される。
【0019】次に、本実施例の動作につき説明する。
【0020】まず、伝送線路(ケーブル)が切断、抜去
された時の動作について説明する。伝送線路(ケーブ
ル)4が切断されると、受信回路1の入力端子には電流
が流れ込まなくなるので、電流検出回路5−1、5−2
は、その抵抗両端に電圧がでなくなり、それを検出した
信号(図2ではハイレベル)を出力する。その信号を受
けたOR回路により、平衡伝送線路のどちらか一方でも
切断された場合、つまり受信回路1に電流が流れなくな
った状態を論理出力し、クランプ抵抗9、10を接続す
る。これにより、伝送線路抜去時の入力電位不確定によ
る受信回路の誤動作を防ぐことができる。
【0021】一方、伝送線路(ケーブル)が接続、挿入
された時には、以下のフローに従って、動作する。
【0022】すなわち、伝送線路(ケーブル)が接続さ
れ、受信回路1の入力端子に電流が流れ込むようになる
と電流検出回路5−1、5−2がその状態を検出し、ク
ランプ抵抗9、10をスイッチ回路7、8により切断す
る。これによって、平衡線路のクランプ抵抗が切り離さ
れるので、伝送される波形は、電位シフトを起こさず、
所定のアイパターンを確保された波形となり、ノイズマ
ージンが確保される。
【0023】上記の実施例では、電流検出回路を差動増
幅器と抵抗で構成しているが、電流を検出できる他の手
段で構成してもかまわない。
【0024】また、クランプ抵抗を接続、切断する回路
は、上記実施例ではMOSトランジスタで形成されてい
るが、スイッチ機能を有した他の回路でも代用すること
が可能である。
【0025】
【発明の効果】上述のように本発明は、信号受信回路の
入力各端子ごとに電流検出回路を設けて、ケーブルの挿
入時、抜去時と通常動作状態との判別を行い、ケーブル
の挿入時や抜去時の入力信号レベル確定用に付加される
クランプ抵抗よりなるフェールセーフ回路を、通常動作
時に切り離すことにより、通常状態では、クランプ回路
が切断されているので、伝送される信号波形がクランプ
回路にてレベルシフトされることがないので、平衡伝送
線路各々の波形間のレベル差が減少されることがない。
つまり、所定のアイパターンを確保したノイズマージン
のある信号波形を伝送することができる効果がある。
【0026】また、平衡伝送線路の各線ごとに電流検出
回路を持っているので、平衡伝送線路の一方だけの断線
やケーブル挿入時の受信回路誤動作防止にも対応したク
ランプも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の1実施例の構成を示す回路図である。
【図3】従来のフェールセーフ回路の1実施例の構成図
である。
【符号の説明】
1 信号受信回路 2 終端抵抗 3 ACカップリングコンデンサ 4−1,4−2 平衡伝送線路 5−1,5−2 電流検出回路 6 論理ゲート 7,8 レベルクランプ(ON/OFF)切替え回路 9,10 レベルクランプ回路(ハイ/ロー)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平衡伝送線路から伝送信号を受信する信
    号受信回路に入力される異常信号を検出して、前記信号
    受信回路への異常信号の入力を防止するフェールセーフ
    回路において、 前記平衡伝送線路の各線路を開放可能に接続され、受信
    回路の入力レベルを所定の値に保持するレベルクランプ
    回路と、 前記信号受信回路の各信号入力端子ごとに1つずつ接続
    され、各信号入力端子に前記平衡伝送線路から入力され
    る伝送信号の電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段の検出結果により、前記レベルクラン
    プ回路を接続、または開放する切替え手段とを有するこ
    とを特徴とする平衡伝送線路のフェールセーフ回路。
  2. 【請求項2】 前記レベルクランプ回路は、接続された
    平衡伝送線路の一方の線路のレベルをハイレベルに保持
    し、他方の線路のレベルをローレベルに保持し、 前記電流検出手段は、信号受信回路の2つの入力端子に
    それぞれ接続される2つの電流検出回路からなり、 前記切替え手段は、前記2つの電流検出回路の出力の論
    理和を演算するORゲート回路と、前記ORゲート回路
    の出力により駆動され、各レベルクランプ回路の接続、
    開放を制御するレベルクランプ回路制御部とからなる請
    求項1に記載のフェールセーフ回路。
  3. 【請求項3】 前記電流検出回路は、伝送線路と信号受
    信回路の入力端子との間に接続される抵抗と、前記抵抗
    の両端の電位差を検出する差動増幅器とからなる請求項
    2に記載のフェールセーフ回路。
  4. 【請求項4】 前記レベルクランプ回路制御部は、ドレ
    インとソースがそれぞれ平衡伝送線路の1方の線路とレ
    ベルクランプ回路とに接続され、ゲートに前記ORゲー
    ト回路の出力が接続されるMOSトランジスタからなる
    請求項2に記載のフェールセーフ回路。
  5. 【請求項5】 平衡伝送線路から伝送信号を受信する信
    号受信回路に入力される異常信号を検出して、前記信号
    受信回路への異常信号の入力を防止するフェールセーフ
    方法において、 各信号入力端子ごとに電流監視機能を設けて伝送信号の
    有無を判別し、 伝送信号ありと判別したときは、入力信号レベルを各端
    子ごとに固定するレベルクランプ回路を切り離すことを
    特徴とするフェールセーフ方法。
  6. 【請求項6】 前記レベルクランプ回路の固定する信号
    レベルは、一方の線路からの入力端子に対してはハイレ
    ベル、他方の線路からの入力端子に対してはローレベル
    とする請求項5に記載のフェールセーフ方法。
JP10357823A 1998-12-16 1998-12-16 フェールセーフ回路 Pending JP2000183715A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086993A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Nippon Soken Inc 差動通信用送信装置
CN104022744A (zh) * 2013-02-28 2014-09-03 精工电子有限公司 运算放大器

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