JP2000182593A - 鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレ―タ - Google Patents

鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレ―タ

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JP2000182593A
JP2000182593A JP10375138A JP37513898A JP2000182593A JP 2000182593 A JP2000182593 A JP 2000182593A JP 10375138 A JP10375138 A JP 10375138A JP 37513898 A JP37513898 A JP 37513898A JP 2000182593 A JP2000182593 A JP 2000182593A
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rib
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JP10375138A
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Hideo Endo
秀夫 遠藤
Tadamasa Wada
忠正 和田
Takashi Hirashima
敬 平島
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の陽極板と袋状リブ付きセパレータ基面
との直接接触を防止し、接触に起因するセパレータ基面
の酸化劣化を防止することができる鉛蓄電池用袋状リブ
付きセパレータを提供する。 【解決手段】 陽極板に接する側の全面に多数条の平行
する縦主リブを配置してなる鉛蓄電池用袋状セパレータ
において、縦主リブが接合する基面の少なくとも両側縁
部に、小リブを有し、且つ、縦主リブと平行する連続し
た小リブと溝を有しないことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池用袋状リ
ブ付きセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に使用されている鉛蓄電池用袋
状リブ付きセパレータは、ポリエチレン樹脂等に代表さ
れる耐酸性、耐酸化性の熱可塑性合成樹脂を主材料とし
て、これを成形することでリブを施し、多孔質化したも
のである。また、これを電池に適用する場合は、陰極板
または陽極板を該セパレータで包み込む方式を採用して
おり、そのため所定長さのセパレータをその中央で折り
曲げ、その両側縁を閉じるとともに、上面に開口部を有
する袋状として、その内部に陽極板または陰極板を収容
している。また、前記のリブの方向は、電池内で発生す
るガスの排出を考慮して、鉛直方向を指向し、かつ、リ
ブを配置した面が陽極板側になるように配置して使用さ
れる。
【0003】ところが、上記のリブ付きセパレータを鉛
蓄電池に適用し、例えば、該リブ付きセパレータ内に電
池の陽極板を収容した場合、前記リブ付きセパレータの
両側縁部が、対向する陽極板と接触するため、該リブ付
きセパレータは、電池使用中に発生する発生期の酸素に
より酸化劣化、酸化消耗し、また、極板の変形によって
該セパレータと局部的に圧接するなどの原因により、該
セパレータに孔が空いたり、亀裂が発生することによ
り、電池内部で短絡を生じ、電池の寿命の短縮を来たす
という問題がある。
【0004】上記の問題を改善するため、セパレータの
陽極板と対向する面に、セパレータの基面から突出する
多数条の平行する小リブを配設し、陽極板面が前記セパ
レータの基面に接触することを防止して、該基面の酸化
劣化、酸化消耗を防止することが知られている。例え
ば、実用新案登録第2559284号公報に記載された
ものは、セパレータの両側縁部に多数条の平行する小リ
ブを配置することで、陽極板側縁部(エッジ部)がセパ
レータの基面と接触しないようにすることで電池寿命の
改善を図ったものであるが、電池使用中に発生する発生
期の酸素により、縦主リブと小リブの間の縦主リブと平
行する溝の部位で、縦主リブに平行した亀裂を生じるこ
とがあり、また、リブ付きセパレータとして、一般的な
形状である縦主リブと平行する小リブをセパレータの両
側縁部に多数条配設したものでは、互いに平行する小リ
ブにより、縦主リブと平行する溝が形成されるため、電
池使用中に縦主リブと平行する溝部に亀裂を生じ、電池
短絡を生じるという問題がある。また、実開平5−23
69号公報記載のものは、縦主リブ間に縦主リブと平行
する多数条の小リブを配置することで、陽極板に湾曲等
の変形を生じた際に、該極板とセバレータ基面との圧接
を防止して、電池寿命の改善を図るものであるが、該セ
パレータは、小リブ同士、または該小リブと縦主リブと
の間で形成される主リブと平行な溝の部位で、電池使用
中に亀裂を生じ、電池短絡を生じるという問題がある。
【0005】上記のように、縦主リブと平行する溝部に
亀裂を生じる原因は、セパレータ組成物からリブを形成
する際に、該組成物を変形させる方向が、一般的に縦主
リブ方向であり、この方向の延伸度が、縦主リブと直角
な方向より大きいため、セパレータは、縦主リブ方向に
裂け易く、また、縦主リブ方向と平行する溝部では、縦
主リブに平行な成形歪みを生じており、この縦主リブ方
向が裂け易いからである。溝部に生じる成形歪みが、縦
主リブ方向で、樹脂組成物を成形する方向と同方向であ
るため、両者が重なった部位で樹脂の酸化劣化に基づく
亀裂の発生頻度が高いものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、縦主リブが
接合する基面の少なくとも両側縁部に設ける小リブを改
良し、従来一般に使用されている鉛蓄電池用袋状リブ付
きセパレータにおける上記の問題の解決を図ったもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の鉛蓄
電池用袋状リブ付きセパレータは、請求項1に記載のと
おり、陽極板に接する側の全面に多数条の平行する縦主
リブを配置してなる鉛蓄電池用袋状セパレータにおい
て、縦主リブが接合する基面の少なくとも両側縁部に、
小リブを有し、且つ、縦主リブと平行する連続した小リ
ブと溝を有しないことを特徴とするものである。また、
請求項2に記載した鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータ
は、陽極板に接する側の全面に多数条の平行する縦主リ
ブを配置してなる鉛蓄電池用袋状セパレータにおいて、
縦主リブが接合する基面の全面に、小リブを有し、且
つ、縦主リブと平行する連続した小リブと溝を有しない
ことを特徴とするものである。さらに、請求項3に記載
した鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータは、請求項1ま
たは2に記載の鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータにお
いて、小リブの高さを縦主リブの高さより低く構成した
ことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。図
1は極板を収容した状態の本発明鉛蓄電池用袋状リブ付
きセパレータの一実施例を示す一部切欠正面図、図2は
極板を収容した状態の本発明鉛蓄電池用袋状リブ付きセ
パレータの他の実施例を示す一部切欠正面図、図3乃至
図7は本発明鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータの更な
る他実施例における側縁部を示すもので、各図において
(ア)は部分正面図、(イ)は断面図である。
【0009】(実施例1)図1において、1は袋状リブ
付きセパレータで、ポリエチレン樹脂に代表される耐酸
性、耐酸化性の熱可塑性樹脂を主材料として、これに無
機粉末と開孔剤を混合した材料からなり、該材料を押出
成形機などによりリブ付きのシート状に成形し、その成
形シート中の開孔剤を除去して形成したものである。従
って、電池で使用する場合は、従来の袋状リブ付きセパ
レータと同様に、シートを所定長さに切断した後、中央
で2つに折り曲げるとともに、両側縁部3を超音波シー
ル機やメカニカルシール機などを用いて互いに接着し、
上方に開口部5を形成する。2は該袋状リブ付きセパレ
ータ1の外表面に設けた縦主リブ、4は小リブで、袋状
リブ付きセパレータ1の両側縁部3、3に、前記縦主リ
ブ2に対して平行方向以外の方向(例えば、縦主リブに
対し45°の角度)をなすように多数条がそれぞれが平
行に配置されている。
【0010】このように、縦主リブ2が接合する基面の
少なくとも両側縁部3に、小リブ4を有し、且つ、縦主
リブ2と平行する連続した小リブと溝を有しないように
した。前記構成の本発明鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレ
ータは、リブ付きセパレータ1内に、電池を形成する陰
極板20を収容し、これら袋状リブ付きセパレータ1に
収容された陰極板20間に、袋状リブ付きセパレータ1
に収容しない状態で陽極板を挟持させ、袋状リブ付きセ
パレータ1の外表面に設けた縦主リブ2が陽極板側に位
置するようにして使用する。本発明は上記のように、電
池使用時に、陽極板のエッジ部と直接接触し易い袋状リ
ブ付きセパレータ1の両側縁部3に小リブ4が配置され
ているので、該小リブ4が、陽極板の端部と、該端部に
対向する袋状リブ付きセパレータ1の基面との直接接触
を防止することができ、陽極板との直接接触に起因する
セパレータ1の基面の酸化劣化による亀裂の発生を防止
することが可能となり袋状リブ付きセパレータ1の使用
寿命の延長と電池の寿命の延長を図ることができる。ま
た、袋状リブ付きセパレータ1の両縁部の基面には亀裂
発生の原因となる縦リブに平行な連続した溝がないこと
から、電池使用時に発生する発生期の酸素による樹脂劣
化に起因した縦リブに平行した亀裂を生じにくいため、
袋状リブ付きセパレータの使用寿命の延長と、さらには
電池寿命を延長することができる。
【0011】(実施例2)図2に示す実施例の袋状リブ
付きセパレータは、上記の実施例1の場合と同様の方法
により製造するものであるが、実施例1と同様の小リブ
4を、袋状リブ付きセパレータ1の基面に設けた縦主リ
ブ2の間および両側縁部3、3を含む袋状リブ付きセパ
レータ1の基面の全面に設け、且つ、縦主リブ2と平行
する連続した小リブと溝を有しないようにしたものであ
る。
【0012】この場合、電池使用中に、陽極板が、伸長
あるいは湾曲等の変形を生じても、袋状リブ付きセパレ
ータ1の全面に存在する小リブ4が、陽極板の基面と袋
状リブ付きセパレータ1の基面との直接接触を防止する
ことから、陽極板との直接接触による袋状リブ付きセパ
レータ1の基面の酸化劣化を防止することが可能であ
る。また、袋状リブ付きセパレータ1の両縁部3,3に
おいても、電池使用時に、陽極板のエッジ部と直接接触
し易い袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3,3に小
リブ4が配置されているので、該小リブ4が、陽極板の
端部と、該端部に対向する袋状リブ付きセパレータ1の
基面との直接接触を防止することができ、陽極板との直
接接触に起因するセパレータ1の基面の酸化劣化による
亀裂の発生を防止することが可能となり、セパレータの
使用寿命の延長と電池の寿命の延長を図ることができ
る。また、本実施例においては、袋状リブ付きセパレー
タ1の基面には亀裂発生の原因となる縦主リブ2と小リ
ブとの間に平行な連続した溝が存在しないので、電池使
用中に発生する発生期の酸素による樹脂の酸化劣化に起
因して縦主リブに対して平行方向の亀裂が生じ難い。
【0013】(実施例3)図3(ア)(イ)に示す実施
例は、全面に多数条の平行する縦主リブ2を配置してな
る鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータにおいて、該縦主
リブ2が接合する基面の少なくとも両側縁部に、多数条
の縦方向の小リブ4と、多数条の横方向の小リブ6を並
列して格子状に設け、縦主リブ2と平行する連続した小
リブと溝を有しないようにしたものである。なお、7は
縦方向の小リブ4および横方向の小リブ6によって、そ
れぞれ形成される凹部である。
【0014】この実施例において、前記小リブ4および
6を、袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に設けた
場合には、電池使用時に、陽極板のエッジ部と直接接触
し易い前記袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に設
けた縦方向の小リブ4および横方向の小リブ6とによ
り、陽極板の基面とセパレータ1の基面との直接接触を
防止することができるので、上記の実施例と同様に、陽
極板の端部と、該端部に対向する袋状リブ付きセパレー
タ1の基面との直接接触によるセパレータの両側縁部3
の酸化劣化による亀裂の発生の防止を図ることが可能で
ある。また、多数条の縦方向の小リブ4と、多数条の横
方向の小リブ6とを袋状リブ付きセパレータ1の全面に
設けた場合には、実施例2と同様に、電池使用時に、陽
極板に伸長あるいは湾曲等の変形を生じても、袋状リブ
付きセパレータ1の全面に存在する縦方向の小リブ4お
よび横方向の小リブ6が、陽極板の基面と袋状リブ付き
セパレータ1の基面との直接接触を防止することによ
り、陽極板との直接接触による袋状リブ付きセパレータ
1の基面の酸化劣化による亀裂の発生を防止することが
可能である。また、袋状リブ付きセパレータ1の基面に
は、亀裂発生の原因となる縦主リブ2と小リブ4および
6との間に平行な連続した溝が存在しないので、電池使
用中に発生する発生期の酸素による樹脂の酸化劣化に起
因して縦主リブ2に対して平行方向に発生する亀裂を生
じ難くすることができる。
【0015】(実施例4)図4(ア)(イ)に示す実施
例は、全面に多数条の平行する縦主リブ2を配置してな
る鉛蓄電池用袋状リブ付きセパレータにおいて、該縦主
リブ2が接合する基面の少なくとも両側縁部3、3に、
菱形の凹部8が形成されるように互いに交叉する斜め方
向の小リブ4を並列して斜めの格子状に設け、縦主リブ
2と平行する連続した小リブと溝を有しないようにした
ものである。
【0016】従って、この実施例の場合も、前記小リブ
4を、袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に設けた
場合には、電池使用時に、陽極板のエッジ部に変形を生
じても、両側縁部3に互いに交叉するように斜め方向に
格子状に設けた小リブ4により、陽極板の基面と袋状リ
ブ付きセパレータ1の基面との直接接触を防止すること
ができるので、上記の実施例と同様に、陽極板の端部
と、該端部に対向する袋状リブ付きセパレータ1の基面
との直接接触によるセパレータの両側縁部3の酸化劣化
による亀裂の発生の防止を図ることが可能である。ま
た、前記の小リブ4を、袋状リブ付きセパレータ1の全
面に設けた場合には、上記実施例2および3と同様に、
電池使用中に、陽極板に伸長あるいは湾曲等の変形を生
じても、袋状リブ付きセパレータ1の全面に存在する小
リブ4が、陽極板の基面と袋状リブ付きセパレータ1の
基面との直接接触を防止することにより、陽極板との直
接接触による袋状リブ付きセパレータ1の基面の酸化劣
化による亀裂の発生を防止することが可能である。ま
た、袋状リブ付きセパレータ1の基面には亀裂発生の原
因となる縦主リブ2と小リブ4との間に平行な連続した
溝が存在しないので、電池使用中に発生する発生期の酸
素による樹脂の酸化劣化に起因して縦主リブ2に対して
平行方向に発生する亀裂を生じ難くすることができる。
【0017】(実施例5)図5(ア)(イ)に示す実施
例は、全面に多数条の平行する縦主リブ2を配置してな
る鉛蓄電池用セパレータにおいて、縦主リブ2が接合す
る基面の少なくとも両側縁部3、3に、円形の凹部12
が千鳥状に多数設けられ、該凹部12の周縁に互いに交
叉して斜め方向を指向した小リブ4が形成されるように
して、縦主リブ2と平行する連続した小リブと溝を有し
ないようにしたものである。
【0018】この実施例の場合も、千鳥状に設けられた
円形の凹部9の周縁に斜め方向を指向する小リブ4を、
袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に設けた場合に
は、電池使用時に、陽極板のエッジ部と直接接触し易い
袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に斜め方向を指
向した小リブ4を設けているので、該小リブ4により、
陽極板の基面と前記セパレータ1の基面との直接接触を
防止することができるので、上記の各実施例と同様に、
陽極板の端部と、該端部に対向する袋状リブ付きセパレ
ータ1の基面との直接接触による該セパレータの両側縁
部3の酸化劣化による亀裂の発生の防止を図ることが可
能である。また、前記の小リブ4を、袋状リブ付きセパ
レータ1の全面に設けた場合には、上記各実施例と同様
に、電池使用中に、陽極板に伸長あるいは湾曲等の変形
を生じても、袋状リブ付きセパレータ1の全面に存在す
る小リブ4が、陽極板の基面と袋状リブ付きセパレータ
1の基面との直接接触を防止することにより、陽極板と
の直接接触による袋状リブ付きセパレータ1の基面の酸
化劣化を防止することが可能である。また、袋状リブ付
きセパレータ1の基面には亀裂発生の原因となる縦主リ
ブ2と小リブ4との間に平行な連続した溝が存在しない
ので、電池使用中に発生する発生期の酸素による樹脂の
酸化劣化に起因して縦主リブ2に対して平行方向に発生
する亀裂を生じ難くすることができる。
【0019】(実施例6)図6(ア)(イ)に示す実施
例は、全面に多数条の平行する縦主リブ2を配置してな
る鉛蓄電池用セパレータにおいて、縦主リブ2が接合す
る基面の少なくとも両側縁部3、3に、V字状の小リブ
4を互いに交又しないように多数配置して、縦主リブ2
と平行する連続した小リブと溝を有しないようにしたも
のである。なお、10はV字状の小リブ4の間に形成さ
れる溝である。
【0020】この実施例の場合も、上記各実施例の場合
と同様に、V字状の小リブ4を、袋状リブ付きセパレー
タ1の両側縁部3に設けた場合には、電池使用中に、陽
極板のエッジ部と直接接触し易い袋状リブ付きセパレー
タ1の両側縁部3に設けたV字状の小リブ4により、陽
極板の基面とセパレータ1の基面との直接接触を防止す
ることができるので、上記の実施例と同様に、陽極板の
端部と、該端部に対向する袋状リブ付きセパレータ1の
基面との直接接触による該セパレータの両側縁部3の酸
化劣化を図ることが可能である。また、前記のV字状の
小リブ4を、袋状リブ付きセパレータ1の全面に設けた
場合には、上記各実施例と同様に、電池使用中に、陽極
板が、伸長あるいは湾曲等の変形を生じても、袋状リブ
付きセパレータ1の全面に存在する小リブ4が、陽極板
の基面と袋状リブ付きセパレータ1の基面との直接接触
を防止することにより、陽極板との直接接触による袋状
リブ付きセパレータ1の基面の酸化劣化による亀裂の発
生を防止することが可能である。また、袋状リブ付きセ
パレータ1の基面には亀裂発生の原因となる縦主リブ2
と小リブ4との間に平行な連続した溝が存在しないの
で、電池使用中に発生する発生期の酸素による樹脂の酸
化劣化に起因して縦主リブ2に対して平行方向に発生す
る亀裂を生じ難くすることができる。
【0021】(実施例7)図7(ア)(イ)に示す実施
例は、全面に多数条の平行する縦主リブ2を配置してな
る鉛蓄電池用セパレータ1において、縦主リブ2が接合
する基面の少なくとも両側縁部3、3に、小リブ4を、
前記縦主リブ2に対して直角の方向に多数配置して、縦
主リブ2と平行する連続した小リブと溝を有しないよう
にしたものである。なお、11は小リブ4の間に形成さ
れる溝である。
【0022】この実施例の場合も、上記各実施例の場合
と同様に、縦主リブ2に対して、平行に連続しない小リ
ブ4を、袋状リブ付きセパレータ1の両側縁部3に設け
た場合には、電池使用時に、陽極板のエッジ部と直接接
触し易い前記セパレータ1の両側縁部3に設けた前記小
リブ4により、陽極板の基面とセパレータ1の基面との
直接接触を防止することができるので、上記の各実施例
と同様に、陽極板の端部と、該端部に対向する袋状リブ
付きセパレータ1の基面との直接接触による該セパレー
タの両側縁部3の酸化劣化による亀裂の発生の防止を図
ることが可能である。また、前記の小リブ4を、袋状リ
ブ付きセパレータ1の全面に設けた場合には、上記各実
施例と同様に、電池使用中に、陽極板に伸長あるいは湾
曲等の変形を生じても、袋状リブ付きセパレータ1の全
面に存在する小リブ4が、陽極板の基面と袋状リブ付き
セパレータ1の基面との直接接触を防止することによ
り、陽極板との直接接触による袋状リブ付きセパレータ
1の基面の酸化劣化による亀裂の発生を防止することが
可能である。また、袋状リブ付きセパレータ1の基面に
は、亀裂発生の原因となる縦主リブ2と小リブ4との間
に平行な連続した溝が存在しないので、電池使用中に発
生する発生期の酸素による樹脂の酸化劣化に起因して縦
主リブ2に対して平行方向に発生する亀裂を生じ難くす
ることができる。
【0023】前記各実施例においては、リブ付きセパレ
ータ1内に陰極板20を収容し、これら袋状リブ付きセ
パレータ1に収容された陰極板20間に、袋状リブ付き
セパレータ1に収容しない状態で陽極板を挟持させ、袋
状リブ付きセパレータ1の外表面に設けた縦主リブ2が
陽極板側に位置するようにした例を示したが、縦主リブ
2と小リブ4を袋状リブ付きセパレータ1の内表面に設
け、この袋状リブ付きセパレータ1内に陽極板を収容す
ることにより、縦主リブ2が陽極板側に位置するように
してもよい。
【0024】また、前記各実施例の鉛蓄電池用袋状リブ
付きセパレータ1においては、小リブ4の高さを縦主リ
ブ2の高さより低く構成した。このように構成すること
によって、陽極板と当接する縦主リブ2と袋状リブ付き
セパレータ1基面との間に、電池内で発生したガスの排
出経路が形成されるため、該袋状リブ付きセパレータ1
と陽極板との間でガスが停滞することがなく、従って、
電池放電特性を著しく損なうこともない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、陽極板
に接する側の全面に多数条の平行な縦主リブを設けた袋
状リブ付きセパレータにおいて、縦主リブが接合する基
面の全面または少なくとも両側縁部に、小リブを設け、
且つ、縦主リブと平行する連続した小リブと溝を有しな
いようにしたので、電池の陽極板と袋状リブ付きセパレ
ータ基面との直接接触を防止し、接触に起因するセパレ
ータ基面の酸化劣化を防止することができる。また、電
池の陽極板と袋状リブ付きセパレータの基面との直接接
触を防止し、接触に起因するセパレータ基面の酸化劣化
による亀裂の発生を防止することができる。また、電池
使用時に発生する発生期の酸素による樹脂の劣化に起因
する縦主リブに平行な亀裂を生じ難くすることができ、
袋状リブ付きセパレータの寿命の延長を図ることができ
る。
【0026】即ち、縦主リブ配設面を陽極板との当接面
として、小リブを、電池使用時に陽極板と袋状リブ付き
セパレータが直接接触し易い該セパレータの両側縁部に
配置した場合には、該小リブにより両サイドの陽極板エ
ッジ部と前記セパレータ基面との直接接触に起因するセ
パレータ基面の両側縁部の酸化劣化を防止することがで
きる。 また、袋状リブ付きセパレータの基面には、亀
裂発生の原因となる縦主リブに平行な連続溝が存在しな
いので、電池使用時に発生する発生期の酸素による樹脂
の劣化に起因して発生する縦主リブに平行な亀裂を生じ
難く、従って、袋状リブ付きセパレータの寿命の延長を
図ることができるとともに、電池寿命の延長を図ること
が可能である。
【0027】特に、縦主リブ配設面を陽極板との当接面
として、小リブを、電池使用時に陽極板とセパレータが
直接接触し易い袋状リブ付きセパレータの全面に配置し
た場合には、電池使用中に、陽極板が伸長や湾曲等の変
形を生じても、袋状リブ付きセパレータの全面に存在す
る小リブが陽極板と該袋状リブ付きセパレータ基面との
直接接触を防止することから、陽極板との接触による袋
状リブ付きセパレータの酸化劣化を防止することができ
る。また、袋状リブ付きセパレータの基面には、亀裂発
生の原因となる縦主リブに平行な連続溝が存在しないの
で、電池使用時に発生する発生期の酸素による樹脂の劣
化に起因して発生する縦主リブに平行な亀裂を生じ難
く、従って、袋状リブ付きセパレータの寿命の延長を図
ることができるとともに、電池寿命の延長を図ることが
可能である。
【0028】また、小リブの高さを縦主リブの高さより
低く構成することにより、陽極板と当接する縦主リブと
前記袋状リブ付きセパレータ基面との間に、電池内で発
生したガスの排出経路が形成されるため、該セパレータ
と陽極板の間で該ガスが停滞することがないので、電池
の放電性能を著しく損なう恐れもない、等々の優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】極板を収容した状態の本発明鉛蓄電池用袋状セ
パレータの一実施例を示す一部切欠正面図。
【図2】極板を収容した状態の本発明鉛蓄電池用袋状セ
パレータの他実施例を示す一部切欠正面図。
【図3】本発明の更なる実施例における側縁部を示すも
ので、(ア)は正面図、(イ)は断面図。
【図4】本発明の更なる実施例における側縁部を示すも
ので、(ア)は正面図、(イ)は断面図。
【図5】本発明の更なる実施例における側縁部を示すも
ので、(ア)は正面図、(イ)は断面図。
【図6】本発明の更なる実施例における側縁部を示すも
ので、(ア)は正面図、(イ)は断面図。
【図7】本発明の更なる実施例における側縁部を示すも
ので、(ア)は正面図、(イ)は断面図。
【符号の説明】
1 袋状リブ付きセパレータ 2 縦主リブ 3 側縁部 4 小リブ 5 開口部 6 小リブ 7 凹部 8 凹部 9 凹部 10 溝 11 溝 20 陰極板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平島 敬 岐阜県不破郡垂井町630 日本無機株式会 社垂井工場内 Fターム(参考) 5H021 CC11 CC12 EE04 HH03 5H028 AA05 CC07 CC10 EE06 HH05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極板に接する側の全面に多数条の平行
    する縦主リブを配置してなる鉛蓄電池用袋状セパレータ
    において、縦主リブが接合する基面の少なくとも両側縁
    部に、小リブを有し、且つ、縦主リブと平行する連続し
    た小リブと溝を有しないことを特徴とする鉛蓄電池用袋
    状リブ付きセパレータ。
  2. 【請求項2】 陽極板に接する側の全面に多数条の平行
    する縦主リブを配置してなる鉛蓄電池用袋状セパレータ
    において、縦主リブが接合する基面の全面に、小リブを
    有し、且つ、縦主リブと平行する連続した小リブと溝を
    有しないことを特徴とする鉛蓄電池用袋状リブ付きセパ
    レータ。
  3. 【請求項3】 小リブの高さを縦主リブの高さより低く
    構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の鉛
    蓄電池用袋状リブ付きセパレータ。
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