JP2000182546A - 蛍光発光装置 - Google Patents

蛍光発光装置

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JP2000182546A
JP2000182546A JP10356780A JP35678098A JP2000182546A JP 2000182546 A JP2000182546 A JP 2000182546A JP 10356780 A JP10356780 A JP 10356780A JP 35678098 A JP35678098 A JP 35678098A JP 2000182546 A JP2000182546 A JP 2000182546A
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light emitting
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武 利根川
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源太郎 田中
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吉生 蒔田
Yukio Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個組み合わせた場合にも、容易に均一な
画素配列を得ることが可能な蛍光発光装置を提供するこ
と。 【解決手段】 背面基板102をセラミック基板によっ
て形成すると共に、背面基板102の背面側に背面基板
102を貫通して外部端子を配設し、前記外部端子を陽
極電極103〜105、陰極電極108及び制御電極1
06に接続するように構成することにより、側面側に外
部端子等の不要な部分が生じないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光体が被着され
た複数の陽極電極と、電子を放出する複数の陰極部と、
前記陽極電極と陰極部の間に配設された複数の制御電極
とを前面基板及び背面基板を有する真空容器内に配設し
て成る蛍光発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、蛍光体が被着された複数の陽
極電極と、電子を放出する複数の陰極部と、前記陽極電
極と陰極部の間に配設された複数の制御電極とを前面基
板及び背面基板を有する真空容器内に配設した蛍光発光
装置を、マトリクス状に複数個配設することにより、大
画面表示を行うようにした表示装置が屋外表示等に使用
されている。
【0003】図10は、一般的な前記表示装置の部分正
面図である。図10において、蛍光発光装置1001
は、各々、赤(R)、緑(G)、青(B)に発光する画
素1002を複数個(図10では3×3個)備えてお
り、複数の前記蛍光発光装置1001をマトリクス状に
配設することにより、屋外表示等に使用される大画面の
表示装置が形成される。
【0004】ところで、陰極部に、スピント(Spindt)
型等の電界放出素子、MIM型電子放出素子、表面伝導
型電子放出素子、PN接合型電子放出素子等の冷陰極を
使用した蛍光発光装置が研究開発されている。
【0005】図11は、スピント型電界放出素子を使用
した前記蛍光発光装置の正面図で、図12はそのZ−Z
断面図である。図11及び図12において、蛍光発光装
置は、前面基板1101、背面基板1102、ゲッター
1106を収容するゲッター収容部1107及びこれら
の周囲を封止するシールガラス1109によって真空容
器が形成されている。前面基板1101の内面には蛍光
体が被着された陽極電極1103が配設されている。ま
た、背面基板1102には、電子を放出するエミッタコ
ーン(図示せず)を挟んで、制御電極1104、陰極電
極1105が配設されている。尚、1108は排気管で
ある。
【0006】以上のように構成された蛍光発光装置にお
いて、陽極電極1103、制御電極1104及び陰極電
極1105に選択的に駆動信号を供給することにより、
前面基板1101に配設された複数の蛍光体を選択的に
発光させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の蛍光発光装
置は、前面基板1101と背面基板1102間の間隙が
数百ミクロン程度と狭く、前面基板1101と背面基板
1102との間に、各電極1103〜1105を外部回
路に接続するための外部端子を形成することが困難であ
る。
【0008】この問題を解決するために、前面基板11
01と背面基板1102を図11及び図12のようにず
らして配置し、前面基板1101に陽極電極1103を
形成すると共に、背面基板1102に制御電極1104
及び陰極電極1105を形成することによって、各電極
1103〜1105を外部回路に接続するための外部端
子を形成している。
【0009】しかしながら、前記構成の蛍光発光装置を
平面的にマトリクス状に複数個配設して、図10に示す
ような大画面の表示装置を構成しようとしても、前面基
板1101及び背面基板1102の外部端子が形成され
た部分が妨げとなって、各蛍光発光装置を密接して配設
することができず、各蛍光発光装置間に空間ができるた
め、画面全体にわたって均一に画素を配列することが困
難になるという問題がある。
【0010】本発明は、前記問題に鑑みて成されたもの
で、複数個組み合わせた場合にも、容易に均一な画素配
列を得ることが可能な蛍光発光装置を提供することを課
題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の蛍光発光装置
は、蛍光体が被着された複数の陽極電極と、電子を放出
する複数の陰極部と、前記陽極電極と陰極部の間に配設
された複数の制御電極とを前面基板及び背面基板を有す
る真空容器内に有し、前記陰極部からの電子を選択的に
前記蛍光体に射突させることにより発光する蛍光発光装
置において、前記背面基板はセラミック基板によって形
成されると共に前記背面基板を貫通して形成され、前記
陽極電極、前記陰極部、前記制御電極に接続された複数
の導電部材を備えて成ることを特徴としている。背面基
板をセラミック基板によって形成すると共に前記背面基
板を背面側に貫通する導電部材を設け、前記陽極電極、
前記陰極部及び前記制御電極を前記導電部材に接続す
る。
【0012】前記背面基板裏面に露出した前記導電部材
に連続する導電性パッドを設けるように構成することが
できる。また、前記背面基板は、陽極電極用セラミック
基板、陰極部用セラミック基板及び制御電極用セラミッ
ク基板を積層して形成することができる。
【0013】さらにまた、前記背面基板に貫通孔を形成
し、ゲッターが収容されると共に前記貫通孔を覆うゲッ
ター収容部を前記背面基板外面に固着するように構成し
てもよい。また、前記陰極部は、前記背面基板内面に形
成された冷陰極によって構成してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の蛍光発光装置の
第1の実施の形態に係る部分斜視図であり、図2は図1
のX−X断面図、図3は図1のY−Y断面図である。
【0015】図1乃至図3において、ガラスによって形
成された前面基板101、セラミック基板によって形成
された背面基板102、前面基板101及び背面基板1
02の周囲に形成されたシールガラス117によって真
空容器が形成されている。前面基板101の内面には、
赤色蛍光体301が被着された陽極電極103、緑色蛍
光体201が被着された陽極電極104、青色蛍光体3
03が被着された陽極電極105が形成されている。陽
極電極103、104、105は、各々、透光性を有す
ると共に、同一色の蛍光体が被着された陽極電極同士が
配線114によって接続されている。
【0016】一方、背面基板102内面には、陰極電極
108、抵抗層202、絶縁層203及び制御電極10
6が積層配設されると共に、絶縁層203及び制御電極
106に形成された孔内部の抵抗層202上に複数のエ
ミッタコーン109が形成されている。陰極電極10
8、抵抗層202及びエミッタコーン109は陰極部と
してのスピント型冷陰極を構成している。同一列の制御
電極106は連結部115を介して相互接続され又、同
一行の陰極電極108は連結部116を介して相互接続
されている。
【0017】背面基板102は、後述するように、前記
陽極電極用セラミック基板、陰極部用セラミック基板及
び制御電極用セラミック基板を3層積層して形成されて
いる。前記電極が設けられた各セラミック基板には導電
部材用ピンホールが設けられ、前記導電部材が前記ピン
ホールに充填されて背面基板102の外面に露出し、導
電性パッドに接続されている。
【0018】陽極電極103、104、105には、ジ
ュメット線等によって形成された支柱111及びAgペ
ースト118を介して、その一端が背面基板102の裏
面に露出すると共に背面基板102に形成されたピンホ
ールに埋設された導電部材112が接続されている。陰
極電極108には、その一端が背面基板102の裏面に
露出すると共に背面基板102に形成されたピンホール
に埋設された導電部材110が接続されている。また、
制御電極106の連結部115には、その一端が背面基
板102の裏面に露出すると共に背面基板102に形成
されたピンホールに埋設された導電部材107が接続さ
れている。
【0019】背面基板102は次のようにして製造する
ことができる。先ず、図4に示すように、陽極電極用の
グリーンシート(Al、SiO、ZrO等の粉
末をねってシート状にしたもの)407の陽極電極10
3〜105、401〜406に対応する位置に、孔とし
ての複数のピンホールを形成する。次に、前記ピンホー
ルに、Cu、Ag、MoやW等の導電性の良い金属を埋
め込み印刷すると共に、前記金属に接続して配線409
〜411を印刷する。
【0020】このとき、赤色蛍光体用陽極電極103、
401、404に対応する前記各ピンホールを配線40
9で接続し、緑色蛍光体用陽極電極104、402、4
05に対応する前記各ピンホールを配線410で接続
し、青色蛍光体用陽極電極105、403、406に対
応する前記各ピンホールを配線411で接続する。ま
た、各配線409〜411が重なる部分には、その間に
絶縁層を形成して、互いに絶縁する。これにより、陽極
電極用の基板が形成される。
【0021】次に、図5に示すように、グリーンシート
509の陰極電極108、501〜508に対応する位
置に、孔としての複数のピンホールを形成する。前記各
ピンホールに、Cu、Ag、MoやW等の導電性の良い
金属を埋め込み印刷すると共に、前記金属に接続して配
線511〜519を印刷する。これにより、陰極部用の
基板が形成される。
【0022】さらに、図6に示すように、グリーンシー
ト603の制御電極106、601、602に対応する
位置に、孔としての複数のピンホールを形成する。前記
各ピンホールに、CuやAg、MoやW等の導電性の良
い金属を埋め込み印刷した導電部材を設ける。これによ
り、制御電極用の基板が形成される。
【0023】前記3枚のグリーンシート407、50
9、603を重ねて、陽極電極103〜105、401
〜406、陰極電極108、501〜508、制御電極
106、601、602に対応する所定の位置に孔とし
てのピンホールを設け、該ピンホールへ金属を埋め込み
印刷した導電部材107、110、112を設けると共
に、図7に示すように裏面側に該導電部材に連続する導
電性パッド701〜703を形成する。
【0024】図7において、3個の陽極電極用パッド7
01は、各々、赤色用陽極電極103、401、404
用のパッド、緑色用陽極電極104、402、405用
のパッド、青色用陽極電極105、403、406用の
パッドから成り、孔としての陽極電極用ピンホール40
8−1〜408−3内の金属から成る導電部材112と
ともに各陽極電極を外部回路に接続するための外部端子
を構成している。
【0025】3個の制御電極用パッド702は、各々、
孔としての制御電極用ピンホール604−1〜604−
3内の金属から成る導電部材107とともに各制御電極
106、601、602を外部回路に接続するための外
部端子を構成している。また、9個の陰極電極用パッド
703は、各々、孔としての陰極電極用ピンホール51
0−1〜510−9内の金属から成る導電部材110と
ともに陰極電極511〜519を外部回路に接続するた
めの外部端子を構成している。
【0026】以上のように構成されたグリーンシート4
07、509、603を重ね合わせる。このとき、各パ
ッド701〜703が対応する各電極に確実に接続され
るように、グリーンシート407、509、603は、
各々、スルーホール配線を接続する。そして焼成し、背
面基板102用のセラミック多層配線基板を完成させ
る。このとき、ピンホールに印刷した金属を完全に溶融
させることによって、蛍光発光装置に要求される気密性
を満足できるようにする。各陽極電極103、401、
404、104、402、405、105、403、4
06はピンホール408−1〜408−3内の金属から
成る導電部材及びパッド701に接続され、陰極電極1
08、501〜508はピンホール510−1〜510
−9内の金属から成る導電部材及びパッド703に接続
され又、制御電極106、601、602はピンホール
604−1〜604−3内の金属から成る導電部材及び
パッド702に接続されて形成される。
【0027】尚、前面基板101と熱膨張計数がほぼ等
しいセラミック基板102を使用する必要があるが、前
面基板101の材料として硼ケイ酸ガラスを使用した場
合、熱膨張率は47であり、これとほぼ等しい特性のグ
リーンシートはセラミック材料の組成を種々選定するこ
とにより得ることができる。
【0028】以上のようにして形成されたセラミック多
層配線基板の蛍光発光装置内面に位置する側をポリッシ
ング等によって研磨し、背面基板102を形成する。次
に、背面基板102の前記各ピンホールに、陰極電極1
08、501〜508及び制御電極106、601、6
02を整合させて電界放出型カソード(FEC)を形成
し、背面基板102に陽極電極接続用の支柱111を立
設する。
【0029】支柱111として、金属線(例えば銅線)
の周囲にガラスがビード状に形成されたジュメット線
を、ダイシング等によって0.2mmの長さに切断した
ものを使用することができる。支柱111は、前面基板
101の陽極電極に対応する位置で、背面基板102上
のピンホールにAgペースト118によって立設する。
以上のようにして形成した背面基板102を真空中50
0度Cで焼成し、Agペースト及びFECのガス抜きを
行う。
【0030】一方、前面基板101には、ITO(Indi
um Tin Oxide)による透明電極から成る陽極電極103
〜105を形成し、赤色蛍光体301、緑色蛍光体20
1及び青色蛍光体303をスクリーン印刷等によって塗
布する。また、前面基板101と背面基板102の外周
には、シールガラス117をディスペンサ等で塗布す
る。前記シールガラス117内には、O.2φ程度のビ
ーズを混入させ、FECと陽極間の間隙をO.2mm程
度に保つようにする。
【0031】尚、支柱111が当接する陽極電極104
〜105の位置にAgペースト118を予め印刷してお
くことにより、電気的な接続を良好に確保することがで
きる。その後、前面基板101を大気中500度C程度
でバインダーの焼成を行う。
【0032】以上のようにして形成した前面基板101
と背面基板102を面付けする。このとき、バルク型ゲ
ッター113(非蒸発型ゲッター:Zr、V、Ni等の
合金を粉末にし、金属メッシュ等に固めたもの)を、前
面基板101と背面基板102間で制御電極106、6
01、602に沿って複数配設し、前面基板101と背
面基板102をクリップで挟む。
【0033】これを真空中380度Cで数時間保持す
る。シールガラス117の軟化する温度410度Cで2
0分程度保持することによって、背面基板102の外面
に外部端子701〜703が形成された蛍光発光装置が
完成する。
【0034】以上のようにして作製された蛍光発光装置
のヘリウム加圧試験による気密試験を行った結果を図1
3及び図14を用いて説明する。ここで、図13は硼ケ
イ酸ガラスによって真空容器(ガラスパッケージ)が形
成された従来の蛍光発光装置に関する試験結果を示し、
図14は前記実施の形態のようにセラミックにより真空
容器(セラミックパッケージ)が形成された蛍光発光装
置に関する試験結果を示している。
【0035】気密試験は、次のようにして行った。先
ず、第1の真空チャンバ内に蛍光発光装置をセットした
状態で真空ポンプにより前記第1の真空チャンバ内を排
気し、前記第1の真空チャンバへHeを0.3kg/c
充填する。このとき、蛍光発光装置内外の気圧差
は、大気圧があるため、絶対圧1.3kg/cmとな
る。この状態で、262時間放置した後、Heリークデ
テクタ及びデータロガーを接続した第2の真空チャンバ
内へ前記蛍光発光装置を移し、前記Heリークデテクタ
内の真空ポンプにより前記第2の真空チャンバ内を排気
する。直線導入器によって前記蛍光発光装置を加圧破壊
し、前記蛍光発光装置内に蓄積されたHe量をHeリー
クデテクタによって検出してデータロガーにデータを保
存する。
【0036】以上のようにして気密試験を行った結果、
図13に示すように、ガラスパッケージの場合の全ヘリ
ウム蓄積量は、波形の面積によって求められ、262時
間の蓄積で、3.72×10−5mbal*lであっ
た。したがって、ガラスパッケージへのヘリウム透過速
度は3.72×10−5mbal*l/(262時間×
60)=2.57×10−9mbal*l/minであ
った。
【0037】一方、セラミックガラスパッケージの場合
のヘリウム透過速度は、図14に示すように、5.8×
10−5mbal*l/(262時間×60)=3.6
9×10−9mbal*l/minであった。
【0038】以上のことから明らかなように、ガラスパ
ッケージとセラミックパッケージのヘリウム透過速度
は、ともに同一桁であり、同等の気密性を有していると
みなすことができる。即ち、真空容器として、ガラスと
セラミックは気密性に関して同等の性能を有している。
【0039】前記のようにして作製された蛍光発光装置
を発光駆動する場合には、陰極電極108、501〜5
08に0V、陽極電極103〜105、401〜406
に数百〜数kV、制御電極106、601、602に数
十Vの電圧を選択的に印加することにより、陰極部から
発生した電子を選択的に蛍光体に射突させて発光させ
る。
【0040】以上述べたように本実施の形態に係る蛍光
発光装置によれば、各電極に接続された導電部材10
7、110、112を背面基板102に貫通形成し裏面
側に露出するように形成しており、又前記導電部材10
7、110、112に連続する導電性パッド701〜7
03を形成しているので、側面に突出する部分が無く、
複数の蛍光発光装置をマトリクス状に配置して、容易に
均一な画素配列を得ることが可能になる。特に、スピン
ト型電界放出素子等の冷陰極を使用した薄型構造の蛍光
発光装置に適用して極めて有効である。
【0041】また、背面基板102を陽極電極用セラミ
ック基板407、陰極部用セラミック基板509及び制
御電極用セラミック基板603の3枚を積層して形成し
ているので、真空容器の気密性を向上させることができ
る。
【0042】図8は、本発明の第2の実施の形態に係る
蛍光発光装置の背面図で、図9は図8の底面図である。
前述した第1の実施の形態においては、ゲッター113
を前面基板101と背面基板102の間に配設したが、
本実施の形態においては、背面基板102の背面外側に
ゲッター803を配設するように構成している点で相違
している。その他の部分は第1の実施の形態と同様に構
成されているので、相違点についてのみ説明する。
【0043】蛍光発光装置は、セラミック基板によって
形成された背面基板102に、複数の貫通孔802を形
成すると共に、ガラス等により形成したゲッター収容部
801によって前記複数の貫通孔802を覆い、密封固
着した構成となっている。ゲッター803はゲッター収
容部801内に配設される。以上のように構成すること
により、第1の実施形態のように表示面上にゲッターを
配設するためのスペースが不要になるため、高精細化を
図ることが可能になる。尚、前記各実施の形態におい
て、背面基板102の裏面に各電極駆動用集積回路(I
C)を搭載することにより、駆動回路用基板に接続する
ための端子を削減することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明の蛍光発光装置によれば、複数個
配設する場合に、容易に均一な画素配列を得ることが可
能になる。特に、スピント型電界放出素子等の冷陰極を
使用した薄型構造のものに適用して極めて効果的であ
る。
【0045】また、背面基板を多層構造とすることによ
り、真空容器の気密性を向上させることができる。さら
に、表示面上にゲッターを配設するためのスペースが不
要になるため、高精細化を図ることが可能になるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る蛍光発光装
置の部分斜視図である。
【図2】 図1のX−X断面図である。
【図3】 図1のY−Y断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態に使用する陽極電
極用グリーンシートの正面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態に使用する陰極電
極用グリーンシートの正面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態に使用する制御電
極用グリーンシートの正面図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態に係る蛍光発光装
置の背面図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に係る蛍光発光装
置の背面図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態に係る蛍光発光装
置の底面図である。
【図10】 一般的な画像表示装置の部分正面図であ
る。
【図11】 従来の蛍光発光装置の正面図である。
【図12】 図11に示す蛍光発光装置のZ−Z断面図
である。
【図13】 従来の蛍光発光装置の気密試験結果を示す
図である。
【図14】 本発明の実施の形態に係る蛍光発光装置の
気密試験結果を示す図である。
【符号の説明】
101・・・前面基板 102・・・背面基板 103〜105、401〜406・・・陽極電極 106、601、602・・・制御電極 107、110、112・・・導電部材 108、501〜508・・・陰極電極 111・・・支柱 117・・・シールガラス 113、803・・・ゲッター 701〜703・・・パッド 801・・・ゲッター収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蒔田 吉生 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 (72)発明者 小川 行雄 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内 Fターム(参考) 5C032 BB20 FF03 FF07 GG07 JJ07 JJ12 5C036 EE15 EE17 EF01 EF06 EF09 EF14 EG01 EG02 EG12 EG15 EG24 EG34 EH01 EH02 EH04 EH11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光体が被着された複数の陽極電極と、
    電子を放出する複数の陰極部と、前記陽極電極と陰極部
    の間に配設された複数の制御電極とを前面基板及び背面
    基板を有する真空容器内に有し、前記陰極部からの電子
    を選択的に前記蛍光体に射突させることにより発光する
    蛍光発光装置において、 前記背面基板はセラミック基板によって形成されると共
    に前記背面基板を貫通して形成され、前記陽極電極、前
    記陰極部、前記制御電極に接続された複数の導電部材を
    備えて成ることを特徴とする蛍光発光装置。
  2. 【請求項2】 前記背面基板裏面に露出した前記導電部
    材に連続する導電性パッドを設けて成ることを特徴とす
    る請求項1記載の蛍光発光装置。
  3. 【請求項3】 前記背面基板は、陽極電極用セラミック
    基板、陰極部用セラミック基板及び制御電極用セラミッ
    ク基板を積層して形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の蛍光発光装置。
  4. 【請求項4】 前記背面基板に貫通孔を形成し、ゲッタ
    ーが収容されると共に前記貫通孔を覆うゲッター収容部
    を前記背面基板外面に固着して成ることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の蛍光発光装置。
  5. 【請求項5】 前記陰極部は、前記背面基板内面に形成
    された冷陰極であることを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の蛍光表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080696A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Futaba Corp 蛍光表示管等の電子管
JP2008034227A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Futaba Corp 自発光型表示器
JP2008034226A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Futaba Corp 自発光型表示器

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