JPH0845445A - フラット・パネル・ディスプレイ装置及びその製造方法 - Google Patents

フラット・パネル・ディスプレイ装置及びその製造方法

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JPH0845445A
JPH0845445A JP7104295A JP10429595A JPH0845445A JP H0845445 A JPH0845445 A JP H0845445A JP 7104295 A JP7104295 A JP 7104295A JP 10429595 A JP10429595 A JP 10429595A JP H0845445 A JPH0845445 A JP H0845445A
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plate
emitter
protrusion
conductive
anode
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JP7104295A
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Inventor
Robert H Taylor
エィチ.テイラー ロバート
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/26Sealing together parts of vessels
    • H01J9/261Sealing together parts of vessels the vessel being for a flat panel display
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • H01J31/125Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection
    • H01J31/127Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J2329/8625Spacing members
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エミッタ・プレートとアノード・プレートと
の間に電気的な相互接続を有するフラット・パネル・デ
ィスプレイ装置及びその製造方法を提供する。 【構成】 ほぼ平坦な面を有する電子エミッタを含む第
1のプレートと、ほぼ平坦な面を有するアノードを含む
第2のプレートとを備え、前記第1及び第2のプレート
のうちの一方は前記ほぼ平坦な面から突出する導電材料
の突起を有し、かつ他方は前記ほぼ平坦な面上に導電材
料の領域を有し、それぞれの平坦な面が平行な対面関係
に、かつ前記突起と前記領域との間で物理的な接触を得
るように接近して配置されたときに、前記突起が前記第
1のプレートと前記第2のプレートとの間を電気的に相
互接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概してフラット・パネ
ル・ディスプレイ装置及びその製造方法に関し、特にフ
ラット・パネル・ディスプレイ装置のエミッタ・プレー
トとアノード・プレートとの間の電気的な相互接続を得
る構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半世紀以上にわたって、陰極線管(CR
T)は可視的な情報を表示するための主要な電子装置で
あった。CRTの広範な利用は、カラー、輝度、コント
ラスト及び解像度の範囲における表示特性の優れた品質
に帰すると言ってもよい。これらの品質を実現可能にし
ているCRTの主要な一特徴は、透明なフェース・プレ
ートをコーティングする発光性の螢光体を使用すること
である。
【0003】しかしながら、通常のCRTは、物理的に
かなりの奥行き、即ち実際の表示面の後方にスペースを
必要とし、かさばり、かつ厄介なものにしてしまう欠点
がある。これらは、壊れやすく、また一部だがその大き
な真空体積のために破損すれば危険となり得る。更に、
これらのディスプレイ装置はかなりの量の電力を消費す
る。
【0004】ポータブル・コンピュータの到来は、軽量
にして、コンパクトかつ省電力であるディスプレイ装置
に対する強い要求を生じるに至った。これらのディスプ
レイ装置の表示機能に利用可能なスペースは通常のCR
Tの使用を困難にするので、同等又はより優れた表示特
性、例えば輝度、解像度、表示における用途の広さ、電
力消費等を有し、満足すべきいわゆる「フラット・パネ
ル・ディスプレイ」又は「準フラット・パネル・ディス
プレイ」を得るために大きな関心が払われていた。ある
種の応用に有用なフラット・パネル・ディスプレイ装置
を製造しているが、これらの努力は通常のCRTに匹敵
し得るディスプレイ装置を製造するに至ってはいない。
【0005】現在、液晶ディスプレイ装置は殆どラップ
トップ及びノートブック・コンピュータに例外なく使用
されている。CRTに比較して、これらのディスプレイ
装置はコントラストが劣っており、視野角の範囲が限定
されたもののみが可能であり、かつカラーのものでは、
バッテリ動作と両立し得ない速度で電力を消費する。更
に、カラー・スクリーンはスクリーン・サイズが同一の
CRTよりも遥かにコストが高くなる傾向がある。
【0006】液晶表示技術における欠点のために、薄膜
フィールド・エミッション・ディスプレイ技術は益々産
業の注目を集めるに至った。このような技術を利用した
フラット・パネル・ディスプレイ装置は、螢光体の発光
スクリーンを備えたアノードとの組合わせて先細をなす
薄膜冷フィールド・エミッション・カソードのアドレス
指定可能なマトリックス・アレーを利用している。フィ
ールド・エミッション現象は1950年に発見されてお
り、SRIインターナショナルのスピント(Charl
es A.Spindt)のように多くの人達による詳
細な研究がこの技術を安価、低電力、高い解像度、高い
コントラスト、かつフル・カラーのフラット・パネル・
ディスプレイ装置の製造者により使用される見通しが有
望視される程度まで改良した。
【0007】フィールド・エミッション・ディスプレイ
技術における提案は、スピント(C.A.スピント)ほ
かに対して1973年8月28日に発行された米国特許
第3,755,704号、「フィールド・エミッション
・カソード構造及びこのような構造を用いる装置」(Fie
ld Emission Cathode Structures and Devices Utilizi
ng Such Structures) 、ボレル(Michel Bor
el)ほかに対して1990年7月に発行された米国特
許第4,940,916号、「マイクロポイント・エミ
ッション・カソードによる電子ソース、及び前記電子ソ
ースを用いてフィールド・エミッションにより励起され
たカソード発光による表示手段」(Electron Source wit
h Micropoint Emissive Cathodes and Display Means b
y Cathodluminescense Excited by Field Emission Usi
ng Solid Source)、クレルク(Jaen−Freder
ic Clerc)に対して1993年6月に発行され
た米国特許第5,225,820号、「マイクロティッ
プ3色螢光スクリーン」(Microtip Trichromatic Fluor
escent Screen)に開示されている。これらの特許は、引
用によって本発明に関連される。
【0008】フィールド・エミッション型式のフラット
・パネル・ディスプレイ装置において、エミッタ・プレ
ートの電子放出面、及び対向するアノード・プレートの
表示面は、比較的に短い距離だが、均一な距離でディス
プレイ装置の全範囲にわたり互いに離されている。この
間隔、典型的には、200μm(ミクロン)程度の間隔
は、これら2つの面の間における電気的な絶縁破壊を防
止するためには十分であるが、所望の厚さ、高い解像
度、及び色純度を達成することを保証するために十分狭
いとは言えない。フィールド・エミッション・ディスプ
レイ装置では、この空間は、典型的には、約10-7の圧
力まで排気される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】フィールド・エミッシ
ョン・フラット・パネル・ディスプレイ装置の製造に関
連した組み立て問題のうちの一つは、ディスプレイ装置
を構成する2枚のプレート間の電気的な相互接続を得る
方法に関連している。大抵の場合に、プレート間の相互
接続数を最小化するために、ディスプレイ装置のエレク
トロニックスの大多数は、1つのプレート、典型的には
エミッタ・プレートを含む。しかし、この例では、アノ
ード電圧を印加するためには、エミッタ・プレートから
アノード・プレートへ少なくとも一つの電気的なパスが
存在しなければならない。クレルクの特許において開示
された構成の場合では、少なくとも3枚の中間プレート
相互接続が存在する必要がある。これらの相互接続を得
る直感的な1方法は、アノード・プレート及びエミッタ
・プレートを含む基板材料を通る電気的なパスを作成し
て、これらのプレートを組み立てた後に2つのプレート
の外面上のボンド・パッド間にリードを接続することで
あろう。1992年9月2日に発行されたヨーロッパ特
許出願第92301832.3号に開示されちる他の方
法は、相互接続リードをプレート間に真空シールを形成
するシーリング材料の外側の下及びその周辺に通す。両
方法とも真空シールの完全性が損なわれ、かつフラット
・パネル・ディスプレイ装置の最終組み立ての複雑さを
更に増加させる。
【0010】以上の観点から、現在用いられている製造
プロセスより複雑でない製造プロセスを用いて、相互接
続の構造に対する必要性、及び真空の完全さを保証し、
かつこれらプレートの組み立てを可能にするフラット・
パネル・ディスプレイ装置のエミッタ・プレートとアノ
ード・プレートとの間の電気的な相互接続を得る方法が
存在することは明らかである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨によれば、
ほぼ平坦な面を有する電子エミッタを含む第1のプレー
トと、ほぼ平坦な面を有するアノードを含む第2のプレ
ートとを備えた装置を開示する。前記第1及び第2のプ
レートのうちの一方は前記ほぼ平坦な面から突出する導
電材料の突起を有し、かつ前記第1及び第2のプレート
のうちの他方は前記ほぼ平坦な面上に導電材料を備えた
領域を有する。前記突起は、それぞれの平坦な面が並行
な対面関係に、かつ前記突起と前記領域との間で物理的
な接触を得るように接近して配置されたときに、前記第
1のプレートと前記第2のプレートとの間で電気的な相
互接続を提供する。
【0012】本発明の一実施例によれば、前記突起は金
から作られた概して球形のむくの物体を備えている。本
発明の他の実施例によれば、前記突起は密に詰め込まれ
たフィラメントから作られたほぼ球形の物体を備えてい
る。本発明の更に他の実施例によれば、前記突起は、軸
が前記プレートの平坦な面にほぼ平行な概してシリンダ
状の物体を備えている。
【0013】更に、本発明の要旨によれば、電子ディス
プレイ装置がここで開示される。この装置はほぼ平坦な
エミッタ面上の導体領域に取り付けられた第1の突起を
有するエミッタ・プレートと、ほぼ平坦な表示面上の導
体領域に取り付けられた第2の突起を有するアノード・
プレートとを備えている。前記電子のエミッタ・プレー
ト及び前記アノード・プレートは、それぞれの平坦な面
が平行に対面する関係で、かつ前記第1及び第2の突起
間で物理的な接触を得るように近接して配置されてい
る。
【0014】本発明の一実施例によれば、電子ディスプ
レイ装置の前記エミッタ・プレート及び前記アノード・
プレートのうちの一方は、ほぼ平坦な面から突起した導
電材料を備えている接近して配置された複数の突起を含
む。前記一方のプレートからの複数の突起はエミッタ・
プレート及びアノード・プレートの突起と物理的な接触
を提供する。
【0015】更に、本発明の要旨によれば、電子ディス
プレイ装置を製造する製造方法を開示する。前記製造方
法は、ほぼ平坦なエミッタ面上の導体領域に取り付けら
れた第1の突起を有するエミッタ・プレートを得る工程
と、ほぼ平坦な表示面上の導体領域に取り付けられた第
2の突起を有するアノード・プレートを得る工程とを備
えている。前記製造方法は、更に、前記表示面と対面関
係に、かつ前記第1及び第2の突起間で物理的な接触を
得るように位置した前記エミッタ面を配置する工程を備
えている。最後に、前記製造方法は前記エミッタ・プレ
ートを前記アノード・プレートに密封(sealing )する
工程を備えている。
【0016】本発明の以上の構成は、添付図面に関連さ
せて読むことにより、以下の詳細な説明からより十分に
理解することができる。
【0017】
【実施例】まず図1を参照すると、横断面図において、
本発明を関連させることができる例示的なフィールド・
エミッション・ディスプレイ装置の一部が示されてい
る。この実施例において、フィールド・エミッション・
ディスプレイ装置はエレクトロルミネセント螢光体コー
ティングを有し、エミッタ・プレートに対面しているア
ノード・プレートを備え、この螢光体コーティングをそ
の励起の反対側から見ている。
【0018】特に、図1のフィールド・エミッション装
置はカソードルミネセントのアノード・プレート10
と、電子のエミッタ・プレート(又はカソード)12と
を備えて・プレートは電気導体層16上に形成された多
数の電気導体のマイクロチップ14を備えており、電気
導体層16は電気的に絶縁する基板18上に形成されて
いる。電気導体層16は導通するものである代わりに半
導体又は抵抗であってもよい。
【0019】ゲート電極は、絶縁層20上に堆積された
導電材料のゲート電極層22を備えている。マイクロチ
ップ14は円錐形をなし、ゲート電極層22及び絶縁層
20を介して開口内に形成されている。ゲート電極層2
2及び絶縁層20の厚さは、各マイクロチップ14の頂
点が導電層のゲート電極層22とほぼ同一レベルとなる
ように選択されている。ゲート電極層22は基板18の
表面上で連続的な層の形式をなすものでよい。その代わ
りに、基板18の表面上で導体の帯を備えるものでもよ
い。
【0020】アノード・プレート10は透明で平坦な支
持体26上に堆積された透明な導電膜28を備えてお
り、支持体26はゲート電極層22に対面し、かつこれ
に平行して配置され、導電膜28は支持体26の表面上
に堆積されてゲート電極層22に直接対面している。導
電膜28は支持体26の表面上で連続する層形式のもの
であってもよい。その代わりに、導電膜28は、クレル
クに対する米国特許第5,225,820号に示されて
いるように、支持体26の表面上で連続する平行な3つ
の導電帯を備え、電気的に絶縁されたストリップ形式の
ものであってもよい。例えば、導電膜28として用いる
適当な材料は、光学的に透明かつ導電性のインジウム−
すず−酸化物(ITO)であってもよい。更に、アノー
ド・プレート10は、ゲート電極層22に直接対面し、
かつ直接隣接するように、導電膜28上に配置されたカ
ソードルミネセント螢光体コーティング24も備えてい
る。クレルクの特許では、連続するそれぞれの導電帯
は、3原色の赤、青及び緑のうちの一つにより発光する
特定の螢光体コーティングにより覆われている。螢光体
コーティング24を導電膜28に適用する好ましいプロ
セスは、電気泳動による堆積を備えている。
【0021】前述の構成の1つ又は更に多くのマイクロ
チップ14は、電圧源30によりゲート電極層22に対
してカソード・プレートとして機能する電気導体層16
に負電位を印加して、マイクロチップ14の頂点から電
子を引き出す電界を誘起するにより、付勢される。自由
電子は、ゲート電極層22とアノード・プレートとして
機能する導電膜28との間に接続された電圧源32か
ら、かなり高い正電圧を印加することにより、正にバイ
アスされたアノード・プレート10に向かって加速され
る。導電膜28に引き付けられた電子からのエネルギ
は、螢光体コーティング24の粒子に転送され、発光さ
せる結果となる。電荷は螢光体コーティング24から導
電膜28へ転送されて、電圧源32に対する電子回路が
完成する。
【0022】この実施例では、電圧源を含むディスプレ
イ装置の全ての電子回路は、アノード・プレート10に
明らかに含まれるアノード・プレートを備えた導電膜2
8を除き、エミッタ・プレート12に統合される。導電
膜28が支持体26の表面上の連続的な導電層を備えて
いる場合は、エミッタ・プレート12とアノード・プレ
ート10との間に第1の電気接続を必要とする。しか
し、このアノード・プレート12は、クレルク特許に示
されているように、電気的に絶縁されたストリップの形
式にあり、支持体26の表面上で連続する平行な3つの
導電帯を備えており、エミッタ・プレート12とアノー
ド・プレート10との間に3つの電気的な接続を必要と
する。
【0023】図2を参照すると、図1のフィールド・エ
ミッション装置に用いる相互接続構成が示されている。
この実施例で用いられているように、用語の「相互接
続」はアノード・プレート10とエミッタ・プレート1
2との間の電気的な接続を指し、語句の「相互接続の構
造」はここでこのような電気的な接続を得るための開示
又は示唆するどのような手段も指すものとする。図2
は、横断面図において、絶縁基板46及び導電領域42
を含むアノード・プレート10の一部分を示す。導電領
域42は、例えば、金属のパス(図示なし)を介してア
ノード・プレート(図示なし)に接続される平坦な金属
接着パッドであってもよい。更に、絶縁基板48及び導
電領域44を含むエミッタ・プレート12の一部分も示
されている。導電領域44は、例えば、金属のパス(図
示なし)を介して、適当なアノード電圧を提供する電源
(図示なし)に接続された平坦な金属接着パッドでもよ
い。一方の導電領域42又は他方の導電領域44には導
電材料を備えている相互接続構造40が取り付けられて
いる。この実施例を説明するために、相互接続構造40
は導電領域44に取り付けられているものと仮定する
【0024】相互接続構造40は、その広い意味におい
て、エミッタ・プレート12及びアノード・プレート1
0が意図した相対位置で組み立てられ、かつ前述の距離
で互いに間隔を置くときは、相互接続構造40を導電領
域42の露出面へ圧縮するようにされる。これにより、
エミッタ・プレート12をアノード・プレート10と共
に組み立てる前に、導電領域44の露出面の上の相互接
続構造40の高さは、中間スペースよりやや大きい、典
型的には200μmでよいことが理解される。
【0025】アッセンブリの力において必要とする圧力
を得るために、相互接続構造40は適度の加工性を持つ
導電材料から作成される。例えば、相互接続構造40
は、好ましくは金の、ほぼ球形のむくの物体でよい。こ
のような物体は金のワイヤ・ボンドからなるものでもよ
く、その作成は自動ボンディング技術を用いた周知のも
のである。その代わりに、相互接続構造40は、他の適
度の加工性を持つ導電材料、例えば銀、プラチナ又はア
ルミニウムの合金によるほぼ球形のむくの物体であって
もよい。
【0026】他の実施例において、相互接続構造40
は、ほぼ球形の物体に形成され、密に詰め込んだ導電材
料のフィラメントから作成されてもよい。このような物
体は、球形に形成され、かつ金のフィラメントからなる
小さな鋼鉄のウール・パッドと考えてもよい。その代わ
りに、このフィラメントは酸化しない任意の金属、例え
ば貴金属から作られたものでよい。これらの物体は集積
回路技術において広く用いられており、「ファズ・ボタ
ン(fuzz−button)」として一般的に知られ
ている。ファズ・ボタン法は、他の導電材料(他のファ
ズ・ボタンを含む)に対して圧縮されるときは、圧縮力
がフィラメントを係合材へ移動させて、係合材の表面を
ひっかき、従って表面の汚染物を擦り付け、従って電気
的な接続性を強化させるように働く更なる利点がある。
【0027】図2に示す実施例において、相互接続構造
40はほぼ球形の物体を備えている。アノード・プレー
ト10及びエミッタ・プレート12が対面する関係にあ
り、相互接続構造40に取り付けられていないプレート
が十分な力で相互接続構造40を押し付けるように接近
しているときは、相互接続構造40は初期の球形から図
示の偏球形(又は扁平にした球形)へ変形される。
【0028】更に他の実施例において、相互接続構造4
0は全般的にシリンダ形を有し、かつその軸がほぼボン
ド・パッド44の表面に平行となるようにボンド・パッ
ド44に配置されてもよい。この構成では、相互接続構
造40は短いセグメントのワイヤを備えるものでもよ
い。
【0029】前述の構成のいずれにおいても、相互接続
構造40は、集積回路の製造プロセスに習熟する者にお
いて周知である技術を用いて、選択的な感圧の導電性接
着材によりボンド・パッド44に取り付けられてもよ
い。
【0030】ここで、まとめて図3と呼ぶ図3A及び図
3Bを参照すると、本発明による相互接続構造を含むフ
ィールド・エミッション装置を組み立てるプロセスにお
ける2つの工程が示されている。この実施例において、
相互接続構造には全般的に球形の導電性物体52及び5
6が含まれており、両者はそれぞれ導電ボンド・パッド
64及び66上に形成された金のワイヤ・ボンドでもよ
い。
【0031】組み立てプロセスは以下の工程を備えてい
る。図1に関連して説明した型式のものが可能なほぼ平
坦なエレクトロルミネセント面を有するアノード・プレ
ート10が設けられる。更に、アノード・プレート10
は表面54上の導電ボンド・パット64に取り付けられ
た概して球形の突起52を含む。突起52は、例えば金
のワイヤ・ボンドからなるものでもよく、その代わり
に、金ファズ・ボタンからなるものでもよい。
【0032】図1に関連して説明した型式のものが可能
なほぼ平坦なエミッタ面にフィールド・エミッション・
カソード・アレーを有するエミッタ・プレート12が設
けられる。更に、エミッタ・プレート12は表面58上
の導電ボンド・パット66に取り付けられた概して球形
の突起56を含む。突起56は、例えば金のワイヤ・ボ
ンドからなるものでもよく、その代わりに、金ファズ・
ボタンからなるものでもよい。表面54及び58の相互
接触点において測定した各表面54及び58上の突起5
2及び突起56の高さの和は、少なくとも、表面54と
表面58との間の間隔を最終的に組み立てたものよりや
や大きくする必要がある。多くの対の突起52及び56
と、導電ボンド・パット64及び66とは、要求される
相互接続数に必要なだけ、アノード・プレート10及び
エミッタ・プレート12上に設けられてもよい。
【0033】組み立てたアノード・プレート10とエミ
ッタ・プレート12との間の均一な距離を保持するため
のスペーサが設けられ、その距離は例えば200μmで
ある。このスペーサは、例えば本発明と同一の譲受人に
譲渡された同時係属米国特許出願、「フラット・パネル
・ディスプレイ装置用のスペーサ」(Spacer for FlatPa
nel Display) に典型的に説明されている型式の支持部
材(図示なし)に接合された細長い複数本のガラス・フ
ィラメント50を含むものでよい。ガスケットとして用
いられるような適当な形状及び大きさに作られたガラス
・フリット・ロッドを備えることが可能なシール60を
設ける。
【0034】活性領域が上を向いているチャンバ内にア
ノード・プレート10又はエミッタ・プレート12を配
置する。この場合に、エミッタ・プレート12は当該装
置として機能する。ガラス・フィラメント50はエミッ
タ・プレート12上に配置され、シール60はエミッタ
・プレート12の周辺面に配置され、その周辺内の突起
56及びガラス・フィラメント50を完全に閉じ込め
る。ほぼ大気圧の不活性ガス、例えばアルゴンにより充
満されたチャンバ内に残り半分のフラット・パネル・デ
ィスプレイ装置、この例ではアノード・プレート10が
配置される。
【0035】次いで、ガラス・フリット・ロッドを備え
たシール60をリフォームさせるが、相互接続構造の突
起52及び56又はガラス・フィラメント50の形状に
影響を与えない温度として選択された約450℃の温度
で内容が安定するまで、熱を加える。次いで、アノード
・プレート10は、図3Aに示すように、その活性領域
を下側にして、エミッタ・プレート/スペーサ/シール
・アッセンブリ上に配置され、かつアノード・プレート
10の相互接続構造52がエミッタ・プレート12の相
互接続構造の突起56と適正に整合するように、配置さ
れる。両半分を合わせ、アノード・プレート10及びエ
ミッタ・プレート12の領域に従って、このアッセンブ
リ上に、例えば約4.53kgと22.65 kgとの間に、シー
ル60を圧縮させようとする安定な下方向の力を印加
し、図3Bに示すように、アノード・プレート10の表
面54がスペーサのガラス・フィラメント50と確実に
接触するまで、これをリフォームする。この間隔距離に
おいて、突起52及び56は互いに圧縮されて、これら
を概して回転楕円面に変形させる。従って、突起52と
突起56との間の接触は、アノード・プレート10上の
導電ボンド・パット64とエミッタ・プレート12上の
導電ボンド・パット66との間に信頼性のある低抵抗の
相互接続になる。
【0036】約450℃の温度は約5分間保持され、次
いでそのアセンブリの両半分への圧力を保持している間
に、アセンブリを冷却することが許される。冷却される
と、圧縮力が取り除かれ、約10-7トルの圧力まで排気
することにより、エミッタ・プレート12とアノード・
プレート10との間の空間62を真空にする。最後に、
真空にしたポート(図示なし)を密封(seal)する。
【0037】前述のプロセスにより物理的に結合された
相互接続構造の突起52及び56を構成しているアノー
ド・プレート10とエミッタ・プレート12との間の相
互接続の全体がシール60の境界内に完全に取り囲ま
れ、従って真空の完全さにおいて弱点に寄与することは
ないことが認識されるであろう。更に、一旦アノード・
プレート10及びエミッタ・プレート12を組み立てる
と、相互接続が完了し、これ以上書き込み処理は必要と
しない。
【0038】ここで図4A〜図4Dを参照すると、図2
及び図3の相互接続構造の他の実施例が示されている。
図4Aは、1プレート上に隣接して密な間隔の2つの相
互接続構造70が他のプレート上の1相互接続構造72
に接触する構成を示す。図4Bは、1プレート上の3つ
組構成による密な間隔の3つの相互接続構造74が他方
のプレート上の1相互接続構造76に接触する構成を示
す。図4Cは、1プレート上の4つ組構成にある密な間
隔の4つの相互接続構造78が他方のプレート上の1相
互接続構造80に接触する構成を示す。図4Dは、互い
にほぼ平行に1プレート上で密な間隔をなすシリンダ状
の2相互接続構造82が他方のプレート上の1相互接続
構造84に接触する構成を示す。図4A〜図4Dに示さ
れた各実施例において、相互接続構造70〜84は、ア
ノード・プレート10及びエミッタ・プレート12を組
み立てるときに、相互接続構造72、76、80及び8
4をそれぞれ複数の相互接続構造70、74、78及び
82の位置の中心に来るように、それぞれの平坦な面上
に配置される。
【0039】図4A〜図4Dに示す全ての構成は、エミ
ッタ・プレート及びアノード・プレートの正しいアライ
メント、特に1プレート上の複数の相互接続構造74及
び78が反対側のプレート上の1相互接続構造76及び
80のための「ソケット」を形成する図4B及び図4C
の構成、及び1プレート上の複数の相互接続構造82が
反対側のプレート上の1相互接続構造84を支えるため
の溝を形成する図4Dの構成により、支援しようとする
付加的な効果的が得られる。従って、アライメント誤差
に対する座標感度が低減される。
【0040】最後に、図4Eは、1プレート上のシリン
ダ状の相互接続構造86が他方のプレート上の1相互接
続構造88に接触する構成を示しており、相互接続構造
86及び88はこれらの軸がほぼ垂直となるように各プ
レート上に配置される。このような構成は、2つのプレ
ートのアライメントにおけるある程度の許容範囲を可能
にすると共に、相互接続構造86と相互接続構造88と
の間で確実な接触を保証する。
【0041】図4A〜図4Eの構成における全ての相互
接続構造70〜88の直径は、図3に関連する説明に示
すように、アノード・プレート10及びエミッタ・プレ
ート12を組み立てるときに、相互接続構造70〜88
のある程度の平坦化が発生するのを確実にさせるよう
に、これらの相対面位置及び結果の接触点を考慮に入れ
て、決定される必要があることを認識すべきであろう。
相互接続構造70、74、78及び82のうちの一つの
みが導通状態となる必要があり、任意数の残りが非導通
状態となり、かつ反対側のプレートのためのアライメン
ト・ガイドとしてのみ機能し得ることも認識すべきであ
ろう。
【0042】
【発明の効果】ここで開示した相互接続構造を含むフィ
ールド・エミッション・フラット・パネル・ディスプレ
イ装置、及びここで開示した相互接続を含むフィールド
・エミッション・フラット・パネル・ディスプレイ装置
の組み立て方法は、従来技術のディスプレイ装置及び方
法の限界及び欠点を除去する。本発明はアノード・プレ
ートとエミッタ・プレートとの間で信頼性のある、低抵
抗の相互接続を提供する。本発明の比較的に簡単な構造
は、公知の技術を用いて製造することが可能とされる。
開示した組み立て方法は、プレートを封入した後の最終
的なワイヤリング工程を不要にする。図4A〜図4Dの
実施例は、正しいアライメントにおけるエミッタ・プレ
ート及びアノード・プレートを傾ける傾向の付加的な効
果がある。最後に、本発明の製造プロセスはシールの境
界内に全面的に相互接続を囲み込み、かつアノード・プ
レート又はエミッタ・プレートを貫通させることなく、
またシーリング材の下を導体を通過させる必要もないの
で、このプロセスは組み立てたディスプレイ・パネルの
真空の完全性を損なう恐れのあるプレート又はシールの
不連続性に寄与することはない。
【0043】従って、ここで意図するフラット・パネル
・ディスプレイ装置への応用にとって、本発明による解
決法は大きな効果がある。
【0044】本発明の要旨をここで構造及びその製造方
法に関して詳細に説明したが、本発明の実施では種々の
変形を取り得ることを認識すべきである。例えば、図3
及び図4A〜図4Eに示したように、係合している相互
接続構造を概して同一寸法のものであると示している
が、これは本発明を限定する意味ではない。本発明の範
囲はここで開示した特定の構造及び製造方法に限定する
ことを意図するものではなく、請求の範囲によって判断
されるべきである。
【0045】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0046】(1)ほぼ平坦な面を有する電子エミッタ
を含む第1のプレートと、ほぼ平坦な面を有するアノー
ドを含む第2のプレートとを備え、前記第1及び第2の
プレートのうちの一方は前記ほぼ平坦な面から突出する
導電材料の突起を有し、かつ前記第1及び第2のプレー
トのうちの他方は前記ほぼ平坦な面上の導電材料を備え
ている領域を有し、前記突起は、それぞれの平坦な面が
平行な対面関係に、かつ前記突起と前記領域との間で物
理的な接触を得るように接近して配置されたときに、前
記第1のプレートと前記第2のプレートとの間で電気的
な相互接続を得ることを特徴とする装置。
【0047】(2)前記突起は、概して球形構造である
ことを特徴とする第1項記載の装置。
【0048】(3)前記突起は、むくの構造であること
を特徴とする第1項記載の装置。
【0049】(4)前記突起は、前記第1及び第2のプ
レートのうちの前記一つの平坦な面にほぼ平行に配置さ
れた軸を有する概してシリンダ状構造であることを特徴
とする第1項記載の装置。
【0050】(5)前記突起の導電材料は金、銀、プラ
チナ、アルミニウム及びアルミニウム合金を含む群から
選択されることを特徴とする第1項記載の装置。
【0051】(6)前記突起の前記導電材料は金を含む
ことを特徴とする第1項記載の装置。
【0052】(7)前記突起の前記導電材料は密に詰め
込まれたフィラメントを含むことを特徴とする第2項記
載の装置。
【0053】(8)前記突起の前記導電材料は金を含む
ことを特徴とする第7項記載の装置。
【0054】(9)更に、前記突起に結合された前記第
1及び第2のプレートのうちの前記一方の上の第1の電
子回路と、前記領域に結合された前記第1及び第2のプ
レートの前記他方の上の第2の電子回路とを含むことを
特徴とする第1項記載の装置。
【0055】(10)ほぼ平坦なエミッタ面から突起す
る導電材料を含む第1の突起を有する電子エミッタ・プ
レートと、ほぼ平坦な面から突起する導電材料を含む第
2の突起を有するアノード・プレートとを備え、前記第
1及び第2の突起は、それぞれの平坦な面が平行な対面
関係に、かつ前記第1の突起と前記第2の突起との間で
物理的な接触を得るように接近して配置されたときに、
前記電子エミッタ・プレートと前記アノード・プレート
との間で電気的な相互接続を得ることを特徴とする装
置。
【0056】(11)前記第1及び第2の突起は全般的
に球形構造であることを特徴とする第10項記載の装
置。
【0057】(12)前記第1及び第2の突起はむくの
構造であることを特徴とする第11項記載の装置。
【0058】(13)前記第1及び第2の突起は概して
シリンダ構造であり、各突起は対応するプレートの各平
坦な面に対してほぼ平行に配置された軸を有することを
特徴とする第10項記載の装置。
【0059】(14)前記第1及び第2の突起は、それ
ぞれの平坦な面が平行な対面関係に、かつ前記突起間で
物理的な接触を得るように接近して配置されるときに、
それぞれ軸がほぼ垂直となることを特徴とする第13項
記載の装置。
【0060】(15)前記第1及び第2の突起の前記導
電材料は、金、銀、プラチナ、アルミニウム及びアルミ
ニウム合金を含む群から選択されることを特徴とする第
10記載の装置。
【0061】(16)前記第1及び第2の突起の前記導
電材料は、金を含むことを特徴とする第10項記載の装
置。
【0062】(17)前記第1及び第2の突起の少なく
とも一つは密に詰め込まれたフィラメントを含むことを
特徴とする第11項記載の装置。
【0063】(18)前記第1及び第2の突起の前記導
電材料は金を含むことを特徴とする第17項記載の装
置。
【0064】(19)更に、前記第1の突起に結合され
た前記電子エミッタ・プレート上の第1の電子回路と、
前記第2の突起に結合された前記アノード・プレート上
の第2の電子回路とを含むことを特徴とする第10項記
載の装置。
【0065】(20)前記エミッタ・プレート及び前記
アノード・プレートのうちの一つはほぼ平坦な面から突
起する導電材料を備えている密な間隔の複数の突起を含
み、前記一方のプレートにおける前記複数の突起は、そ
れぞれの平坦な面が平行な対面関係に、かつ対向するプ
レート上の突起間の物理的な接触を発生するように接近
して配置されたときに、前記電子エミッタ・プレート及
び前記アノード・プレートの他方の前記突起と物理的な
接触を得るように配置されていることを特徴とする第1
0項記載の装置。
【0066】(21)電子ディスプレイ装置において、
ほぼ平坦なエミッタ面上の導電領域に取り付けられた第
1の導電性突起を有するエミッタ・プレートと、ほぼ平
坦なディスプレイ面上の導電領域に取り付けられた第2
の導電性突起を有するアノード・プレートと、を備え、
前記エミッタ・プレート及びアノード・プレートは、そ
れぞれの平坦な面が平行な対面関係に、かつ前記第1の
突起と前記第2の突起との間で物理的な接触を得るよう
に接近して配置されていることを特徴とする電子ディス
プレイ装置。
【0067】(22)前記第1及び第2の突起は、概し
て球形構造であることを特徴とする第21項記載の装
置。
【0068】(23)前記第1及び第2の突起はむくの
構造であることを特徴とする第21項記載の電子ディス
プレイ装置。
【0069】(24)前記第1及び第2の突起は、概し
てシリンダ構造であり、各突起はその軸を対応するプレ
ートの各平坦な面に対してほぼ平行に配置していること
を特徴とする第21項記載の電子ディスプレイ装置。
【0070】(25)前記第1及び第2の突起は、それ
ぞれの軸がほぼ垂直となるように配置されていることを
特徴とする第24項記載の電子ディスプレイ装置。
【0071】(26)前記第1及び第2の導電性突起
は、金、銀、プラチナ、アルミニウム及びアルミニウム
合金を含む群から選択されることを特徴とする第21項
記載の電子ディスプレイ装置。
【0072】(27)前記第1及び第2の導電性突起
は、金を含むことを特徴とする第21項記載の電子ディ
スプレイ装置。
【0073】(28)前記第1及び第2の突起の少なく
とも一つは、密に詰め込まれたフィラメントを含むこと
を特徴とする第22項記載の電子ディスプレイ装置。
【0074】(29)前記第1及び第2の突起の少なく
とも一つは、金のフィラメントから作成されたことを特
徴とする第28項記載の電子ディスプレイ装置。
【0075】(30)更に、前記第1の突起に結合され
た前記エミッタ・プレート上の第1の電子回路と、前記
第2の突起に結合された前記アノード・プレート上の第
2の電子回路とを備え、前記第1の突起と前記第2の突
起との間の前記物理的な接触は、前記第1の電子回路と
前記第2の電子回路との間の電気的なパスを提供するこ
とを特徴とする第22項記載の電子ディスプレイ装置。
【0076】(31)前記エミッタ・プレート及び前記
アノード・プレートのうちの一つはほぼ平坦な面から突
起する導電材料を備えている密な間隔の複数の突起を含
み、前記一方のプレートにおける前記複数の突起は、前
記電子エミッタ・プレート及び前記アノード・プレート
の他方の前記突起と物理的な接触を提供することを特徴
とする請求項21記載の電子ディスプレイ装置。
【0077】(32)それぞれの平坦な面上の前記第1
及び第2の突起の高さは、前記第1の突起と前記第2の
突起との間の物理的な接触が前記第1及び第2の突起を
変形させる高さであることを特徴とする第21項記載の
電子ディスプレイ装置。
【0078】(33)更に、前記アノード・プレートに
対して前記エミッタ・プレートを封入する手段を含むこ
とを特徴とする第21項記載の電子ディスプレイ装置。
【0079】(34)前記封入する手段は、ガスケット
として作動するガラス・フリット・ロッドを備えている
ことを特徴とする第33項記載の電子ディスプレイ装
置。
【0080】(35)前記封入する手段は、完全にその
境界内に前記第1及び第2の突起を囲い込むことを特徴
とする第33項記載の電子ディスプレイ装置。
【0081】(36)更に、前記アノード・プレートと
前記エミッタ・プレートとの間で均一の間隔を保持する
手段を含むことを特徴とする第33項記載の電子ディス
プレイ装置。
【0082】(37)前記間隔を保持する手段は、細長
いガラス・フィラメントを備えていることを特徴とする
第36項記載の電子ディスプレイ装置。
【0083】(38)前記アノード・プレートと前記エ
ミッタ・プレートとの間の前記間隔を保持する手段はほ
ぼ真空にされていることを特徴とする第36項記載の電
子ディスプレイ装置。
【0084】(39)電子ディスプレイ装置を製造する
製造方法において、ほぼ平坦なエミッタ面上の導電領域
に取り付けられた第1の突起を有するエミッタ・プレー
トを備える工程と、ほぼ平坦な表示面上の導電領域に取
り付けられた第2の導電性突起を有するアノード・プレ
ートを備える工程と、前記表示面と平行な対面関係に、
かつ前記第1の突起と前記第2の突起との間で物理的な
接触を得るように、前記エミッタ面を配置する工程と、
前記エミッタ・プレートを前記アノード・プレートに密
封(sealing )する工程とを備えていることを特徴とす
る前記製造方法。
【0085】(40)更に、前記エミッタ・プレートと
前記アノード・プレートとの間の空間を真空にする最終
工程を含むことを特徴とする請求項39記載の製造方
法。
【0086】(41)前記空気を抜く工程は、約10−
7ト ルに前記空間内の圧力を低下させる工程を含むこと
を特徴とする請求項40記載の製造方法。
【0087】(42)前記配置する工程は前記突起をそ
れらの物理定数により変形されることを特徴とする第3
9項記載の電子ディスプレイ装置。
【0088】(43)電子ディスプレイ装置を製造する
製造方法において、ほぼ平坦なエミッタ面上の導電領域
に取り付けられた第1の概して球形の突起を有するエミ
ッタ・プレートを備える工程と、ほぼ平坦な表示面上の
導電領域に取り付けられた第2の概して球形の突起を有
するアノード・プレートを備える工程と、前記エミッタ
面及び前記表示面のうちの一つ上にシールを配置する工
程と、平行に対面する関係に、かつ前記第1及び第2の
突起のアライメントを得るように位置して前記エミッタ
面及び前記表示面のうちの一つの上に前記エミッタ面及
び前記表示面の他方を配置する工程と、前記シールを変
形させ、かつ前記第1の突起と第2の突起との間で接触
を得るように、高くした温度で前記アノード・プレート
の上から前記エミッタ・プレートに力を印加し、前記力
が十分に前記突起を変形させるものである工程と前記エ
ミッタ・プレートと前記アノード・プレートとの間の空
間を排気する工程とを備えていることを特徴とする前記
製造方法。
【0089】(44)更に、前記力を印加する工程の前
に、前記エミッタ面及び前記表示面のうちの一つ上にス
ペーサを配置し、前記スペーサが前記シール内に囲う工
程を含むことを特徴とする第43項記載の製造方法。
【0090】(45)更に、前記力を印加する工程の前
に、前記エミッタ・プレート、前記アノード・プレー
ト、前記スペーサ及び前記シールを加熱する工程を含む
ことを特徴とする第44項記載の製造方法。
【0091】(46)更に、前記力を印加する工程の前
に、不活性ガス環境において前記エミッタ・プレート、
前記アノード・プレート、前記スペーサ、及び前記シー
ルを囲い込む工程を含むことを特徴とする第44項記載
の製造方法。
【0092】(47)前記空気を抜く工程は、前記空間
内の圧力を約10−7ト ルへ低下させる工程を含むこと
を特徴とする第43項記載の製造方法。
【0093】(48)アノード・プレート(10)上の
ボンド・パッド(42)とエミッタ・プレート(12)
上の導電領域(44)との間の電気的な相互接続を得る
フィールド・エミッション・フラット・パネル・ディス
プレイ装置に用いる相互接続において、エミッタ・プレ
ート(12)及びアノード・プレート(10)がそれら
の意図する相対位置で組み立てられ、かつ所定の距離に
互いに間隔を置くときに、構造(40)を導電領域(4
2)の表面に圧縮させる高さに向かって導電領域(4
4)の表面上に伸延する導電領域(44)に取り付けら
れた導電性の突起(40)を備える。一実施例におい
て、金のワイヤ・ボンド(52)及び(56)をそれぞ
れアノード・プレート(10)及びエミッタ・プレート
(12)の反対面上にボンド・パット(64)及び(6
6)に取り付ける。アノード・プレート(10)及びエ
ミッタ・プレート(12)を組み立てたときに、ワイヤ
・ボンド(52)及び(56)は互いに圧縮されて、ほ
ぼ楕円形に変形させる結果となり、これらの間の接触は
それぞれのボンド・パッド(64)とボンド・パッド
(66)との間で信頼性のある低抵抗の相互接続を提供
する。突起(56)は加工性のある金属のシリンダ構造
を備えることができ、又は「ファズ・ボタン」を備える
ことができる。他の実施例において、前記プレートのう
ちの一つは接近した間隔の複数の突起(74)を含み、
かつ他のプレートは一つの突起(76)を含み、従って
エミッタ・プレート12及びアノード・プレート10の
正しいアライメントに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を関連させることができるフィールド・
エミッション装置の一部分の横断面図。
【図2】図1のフィールド・エミッション装置に用いる
相互接続構造を示す。
【図3】本発明による相互接続構造をフィールド・エミ
ッション装置を組み立てるプロセスにおける工程を示
す。
【図4】図2及び図3の相互接続構造の他の実施例を示
す図。
【符号の説明】
10 アノード・プレート 12 エミッタ・プレート 14 マイクロティップ 16 電気導体層 18 電気絶縁基板 20 絶縁層 22 ゲート電極 26 支持体 28 アノード導電膜 40 相互接続構造 42、44 導電領域 50 ガラス・フィラメント 52、56 突起 60 シール 64、66 導電ボンド・パット6 40、70、72、74、76、78、80、82、8
4、86、88 相互接続構造

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラット・パネル・ディスプレイ装置に
    おいて、 ほぼ平坦な面を有する電子エミッタを含む第1のプレー
    トと、 ほぼ平坦な面を有するアノードを含む第2のプレートと
    を備え、 前記第1及び第2のプレートのうちの一方は前記ほぼ平
    坦な面から突出する導電材料の突起を有し、かつ前記第
    1及び第2のプレートのうちの他方は前記ほぼ平坦な面
    上の導電材料を備えている領域を有し、 前記突起は、それぞれの平坦な面が平行な対面関係に、
    かつ前記突起と前記領域との間で物理的な接触を得るよ
    うに接近して配置されたときに、前記第1のプレートと
    前記第2のプレートとの間で電気的な相互接続を得るこ
    とを特徴とするフラット・パネル・ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 電子ディスプレイ装置を製造する製造方
    法において、 ほぼ平坦なエミッタ面上の導電領域に取り付けられた第
    1の突起を有するエミッタ・プレートを備える工程と、 ほぼ平坦な表示面上の導電領域に取り付けられた第2の
    導電性突起を有するアノード・プレートを備える工程
    と、 前記表示面と平行な対面関係に、かつ前記第1の突起と
    前記第2の突起との間で物理的な接触を得るように、前
    記エミッタ面を配置する工程と、 前記エミッタ・プレートを前記アノード・プレートに密
    封する工程とを備えていることを特徴とする前記製造方
    法。
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US5577944A (en) 1996-11-26

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