JP2000182258A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光ヘッドアクチュエータ

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JP2000182258A
JP2000182258A JP10355630A JP35563098A JP2000182258A JP 2000182258 A JP2000182258 A JP 2000182258A JP 10355630 A JP10355630 A JP 10355630A JP 35563098 A JP35563098 A JP 35563098A JP 2000182258 A JP2000182258 A JP 2000182258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coils
movable member
coil
objective lens
focusing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10355630A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Haga
英美 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動部材の大型化・重量化を伴うこと
なく複数のコイル同士・コイルと外部との配線を容易に
し、更に不要共振を低減し得る光ヘッドアクチュエータ
を提供する。 【解決手段】 複数のフォーカシングコイル及び/ま
たは複数のトラッキングコイルを有すると共に対物レン
ズを支持する可動部材に、フォーカシングコイル同士及
び/またはトラッキングコイル同士を電気的に接続する
配線部材、更には各コイルをインサート成形すること
で、可動部材成形後の配線・組み立てが容易になるばか
りでなく、重量バランスを確保し易く、また配線部材、
コイルが可動部材に埋設されることから外方に膨出せ
ず、可動部材が小型化される。更に配線部材が、バラン
スウェイトを兼ねることで、重量化を伴うことなく重量
バランスを確保できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
に用いられる光ヘッドアクチュエータに関し、特に対物
レンズを支持すると共にベース部材にばね支持された可
動部材が複数のフォーカシングコイル及び/または複数
のトラッキングコイルを有する光ヘッドアクチュエータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば光ディスク装置や光磁
気ディスク装置に於て、ディスクの各トラックに正確に
光を集光させ、またはその反射光を受光素子に集光させ
るために、対物レンズが設けられた可動部材を4本の板
ばねでベース部材に対してフォーカシング方向及びトラ
ッキング方向に移動可能なように中立位置にばね支持
し、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルと磁
石とから構成される磁気アクチュエータをもってこの可
動部材を駆動制御する光ヘッドが知られている。
【0003】ここで、上記可動部材を保持するばね系で
の不要な振動モードや、低周波数域に於ける対物レンズ
の光軸に対する傾きが問題となる。これらは一般に可動
部材慣性力の作用点位置とコイル駆動力、ばねの復元力
作用点位置を極力一致させることで低減させることがで
き、例えば特開平7−78437号公報に開示されてい
るように、対物レンズの光軸に対して可動部材形状、コ
イル取付位置を対称とした構造のものが知られている。
【0004】上記したような対物レンズの光軸に対して
可動部材形状、コイル取付位置を対称とした構造にあっ
ては、トラッキングコイルは少なくとも一対以上必要に
なり、フォーカシングコイルも場合によっては対で設け
る必要がある。その配線の処理方法はコイルの形状、位
置、個数等により若干異なるものの、コイルの端線をそ
のまま用いたり、フレキシブル基板を用いるのが一般的
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
の端線、フレキシブル基板共、可動部材の成形及びコイ
ルの取り付け後、可動部材の表面に接着することから、
可動部材表面にそのための面積を確保しなければなら
ず、可動部材が大型化すると共にその重量バランスが崩
れやすく、不要共振を生じやすいという問題があった。
また、コイルの端線をそのまま用いる場合、細い端線を
引き回す経路が定まらないため、配線作業性が悪いばか
りでなく、端線が作業時に断線しやすく、断線した場合
には修正が困難であり、しかも端線の接着が不十分であ
ると浮きが生じやすく不要共振の原因となるという問題
があった。
【0006】一方、トラッキングコイル及びフォーカシ
ングコイルも上記したように可動部材の成形後に取り付
けることから、その重量バランスを確保するための作業
が煩雑になりがちであった。
【0007】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、可動部材の大型化・重量化
を伴うことなく複数のコイル同士・コイルと外部との配
線を容易にし、更に不要共振を低減し得る光ヘッドアク
チュエータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
によれば、複数のフォーカシングコイル及び/または複
数のトラッキングコイルを有すると共に対物レンズを支
持する可動部材が、フォーカシング方向及びトラッキン
グ方向に移動可能なようにベース部材に中立位置にばね
支持された光ヘッドアクチュエータであって、前記複数
のフォーカシングコイル同士及び/または複数のトラッ
キングコイル同士を電気的に接続する配線部材が前記可
動部材にインサート成形されていることを特徴とする光
ヘッドアクチュエータを提供することにより達成され
る。特に、前記各コイルも前記可動部材にインサート成
形されていると良く、前記配線部材が、バランスウェイ
トを兼ねると更に良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明が適用された好適な実施形
態に於ける光ディスク装置や光磁気ディスク装置などに
用いられる光ヘッドの斜視図、図2(a)はその平面
図、図2(b)はその側面図である。この光学ヘッド
は、対物レンズ1と、この対物レンズ1を囲繞するよう
に支持する可動部材2と、図示されない装置本体側に設
けられた駆動装置により粗動するようになっているベー
ス部材3と、可動部材2をベース部材にフォーカシング
方向及びトラッキング方向に移動可能なように中立位置
にばね支持するばね手段としての互いに平行な4本の板
ばね4とを有している。また、可動部材2には、対物レ
ンズ1を挟んで左右一対の上下通孔2a、2bが開設さ
れ、各上下通孔2a、2bを囲繞するように一対のフォ
ーカシングコイル5a、5bが埋設されている。各フォ
ーカシングコイル5a、5bの前後端面に左右二対のト
ラッキングコイル6a、6b、7a、7bが設けられて
いる。
【0011】左右のフォーカシングコイル5a、5b同
士及びトラッキングコイル6a、6b、7a、7b同士
は可動部材2に埋設された配線部材としてのコネクショ
ンプレート8、9により接続されている。
【0012】この可動部材2は、対物レンズ1を中心と
して左右、前後に対称であり、高い重量バランスを維持
している。また、図2(b)に示すように、対物レンズ
1が可動部材2の上側に配置されているが、上記コネク
ションプレート8、9を可動部材2の下側に配置するこ
とで、上下の重量バランスも高いものとなっている。
【0013】一方、ベース部材3には、可動部材2の各
上下通孔2aに突入すると共にこの上下通孔2aを前後
に挟む3つの立設部を有するヨーク及び磁石からなる磁
石ユニット10a、10bが設けられている。
【0014】次に、可動部材2の組み立て手順について
図3(a)〜図3(c)を参照して詳細に説明する。ま
ず、樹脂からなる一対のコイルボビン11a、12a
(図3(a))にフォーカシングコイル5a、5bを巻
回した後、トラッキングコイルトラッキングコイル6
a、6b、7a、7bを巻回し、一対の組コイル11、
12を形成する。これら各コイルの一端をコネクション
プレート8、9の端部にはんだ付けし、一体化したもの
(図3(b))を入れ子として可動部材2をインサート
成形する。そして、成形された可動部材2に対物レンズ
1を取り付け、これをベース部材3へ4本の板ばね4を
介して組み付ける。このとき、コイルの他端を外部回路
に接続する。
【0015】尚、本構成ではコイルをコイルボビンに巻
回したが、コイル単体同士を貼り付けて組コイルを形成
しても良い。また、配線部材にはコネクションプレート
以外の導電性を有し、可動部材に埋設可能な他の部材を
用いても良い。
【0016】
【発明の効果】上記した説明により明らかなように、本
発明による光ヘッドアクチュエータによれば、複数のフ
ォーカシングコイル及び/または複数のトラッキングコ
イルを有すると共に対物レンズを支持する可動部材に、
フォーカシングコイル同士及び/またはトラッキングコ
イル同士を電気的に接続する配線部材、更には各コイル
をインサート成形することで、可動部材成形後の配線・
組み立てが容易になるばかりでなく、重量バランスを確
保し易く、また配線部材、コイルが可動部材に埋設され
ることから外方に膨出せず、可動部材が小型化される。
更に配線部材が、バランスウェイトを兼ねることで、重
量化を伴うことなく重量バランスを確保できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された光ディスク装置や光磁気デ
ィスク装置などに用いられる光ヘッドの要部斜視図。
【図2】(a)は、図1の可動部材の平面図、(b)は
その側面図。
【図3】(a)〜(b)は、図2の可動部材の組み立て
手順を示す斜視図。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 可動部材 2a、2b 上下通孔 3 ベース部材 4 板ばね 5a、5b フォーカシングコイル 6a、6b、7a、7b トラッキングコイル 8、9 コネクションプレート 10a、10b 磁石ユニット 11、12 組コイル 11a、12a コイルボビン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフォーカシングコイル及び/ま
    たは複数のトラッキングコイルを有すると共に対物レン
    ズを支持する可動部材が、フォーカシング方向及びトラ
    ッキング方向に移動可能なようにベース部材に中立位置
    にばね支持された光ヘッドアクチュエータであって、 前記複数のフォーカシングコイル同士及び/または複数
    のトラッキングコイル同士を電気的に接続する配線部材
    が前記可動部材にインサート成形されていることを特徴
    とする光ヘッドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記各コイルも前記可動部材にインサ
    ート成形されていることを特徴とする請求項1に記載の
    光ヘッドアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記配線部材が、バランスウェイトを
    兼ねることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の光ヘッドアクチュエータ。
JP10355630A 1998-12-15 1998-12-15 光ヘッドアクチュエータ Pending JP2000182258A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7082084B2 (en) 2001-09-28 2006-07-25 Teac Corporation Optical pickup apparatus
JP2007512645A (ja) * 2003-11-25 2007-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 少なくとも1つのアクチュエータの製造方法、リードフレーム、光読出ならびに/もしくは光書込ヘッド、および光読出ならびに/もしくは光書込装置
JP2007212876A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sony Corp 像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置
JP2008122594A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Konica Minolta Opto Inc レンズ駆動装置
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US8422343B2 (en) 2010-04-05 2013-04-16 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Optical pickup

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