JP2000181904A - 文章表示方法及び文章表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文章表示方法及び文章表示プログラムを記録した記録媒体

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JP2000181904A
JP2000181904A JP35405498A JP35405498A JP2000181904A JP 2000181904 A JP2000181904 A JP 2000181904A JP 35405498 A JP35405498 A JP 35405498A JP 35405498 A JP35405498 A JP 35405498A JP 2000181904 A JP2000181904 A JP 2000181904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文章を先頭より表示することで、表示装置の
面積が小さい携帯情報機器において、2行にまたがる表
示が少なくなり、また空白行で無駄に表示行を使うこと
がなくす。 【解決手段】 情報機器に複数行からなる文章を表示す
るとき、行の先頭部分にある特殊指示のためのコード
(スペースコード、改行コード、インデント、タブ等)
を検出し、それを取り除いて表示する。行の先頭部分に
改行コードあるか判断し、該特殊指示が存在する場合そ
の次の行より背景色を変えて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小説、インターネ
ット上の記事などの文章を、携帯情報機器などの小型電
子機器上に表示する文章表示方法及び文章表示プログラ
ムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平1−193967号公報
に記載のものは、日本語メッセージを複数行にわたって
ディスプレイ装置やプリンタ装置に表示する場合におい
て、日本語メッセージ中の行末のある範囲中に句読点が
あるとその後で改行し、なければ助詞があるかどうかを
判定し、存在すればその後で改行することを特徴とす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯が前提となる携帯
情報機器は、表示装置の面積が小さくならざるを得ず、
表示文字数をできるだけ多くするため、字間はもちろ
ん、行間にも空白をあまり取ることができない。そのた
め、画面に文章が隙間なく埋められると、非常に読みづ
らくなる。特開平1−193967号公報に記載のもの
は、改行を利用し、読みにくさを解消する。
【0004】しかし、この携帯情報機器は、例えば電車
の中などで、立ったまま、片手に持って使用すること
と、インターネット上を流れる文章は、受け手のことを
考慮せず、むやみとスペース(間隔)を入れたり、改行
を入れたりすることなどから、さらに読みやすくするこ
とが望まれる。
【0005】本発明は、ワードプロセッサ、パーソナル
コンピュータ等において、文書(図形・イメージ・グラ
フ・文章等を含む)を処理する文書処理装置に関し、上
記課題を解決するためのものであって、文章を先頭より
表示できるので、表示装置の面積が小さい携帯情報機器
において、2行にまたがる表示が少なくなり、また空白
行で無駄に表示行を使うことがなくなるので、次画面を
表示させるためのキー操作の回数が少なくなる、文章表
示方法及び文章表示プログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0006】更に、本発明は、複数行からなる文章を表
示する場合、携帯情報機器などに複数行からなる文章を
表示するとき、特殊指示コードであるか判断し、該特殊
指示が存在する場合、その次の行より背景色を変えて表
示する文章表示方法及び文章表示プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】更に、本発明は、携帯情報機器などに複数
行からなる文章を表示するとき、行の先頭部分に改行コ
ードあるか判断し、該特殊指示が存在する場合その次の
行より背景色を変えて表示する文章表示方法及び文章表
示プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の文章表示
方法によれば、情報機器に複数行からなる文章を表示す
るとき、行の先頭部分にある特殊指示のためのコードを
取り除いて表示することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の文章表示方法によれば、前
記特殊指示とは、スペースコード、改行コード、インデ
ント、タブを含むものであることを特徴とする。請求項
3記載の文章表示方法によれば、携帯情報機器などに複
数行からなる文章を表示するとき、特殊指示コードであ
るか判断し、該特殊指示が存在する場合、その次の行よ
り背景色を変えて表示することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の文章表示方法によれば、前
記特殊指示とは、スペースコード、改行コード、インデ
ント、タブを含むものであり、該特殊指示コード及び特
殊指示の少なくとも1種類のコードが連続することを特
徴とする。
【0011】請求項5記載の文章表示方法によれば、携
帯情報機器などに複数行からなる文章を表示するとき、
行の先頭部分に改行コードあるか判断し、該特殊指示が
存在する場合その次の行より背景色を変えて表示するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項6記載の記録媒体によれば、複数行
からなる文章を表示する情報機器として機能するコンピ
ュータに、複数行からなる文章の行の先頭部分に存在す
る特殊指示のためのコードを取り除いて表示させること
を特徴とする文章表示プログラムを記録した記録媒体で
ある。
【0013】請求項7記載の記録媒体によれば、複数行
からなる文章を表示する情報機器として機能するコンピ
ュータに、複数行からなる文章の行の先頭部分に特殊指
示コードが存在するか判断させる機能と、該特殊指示が
存在する場合その次の行より背景色を変えて表示させる
ことを特徴とする文章表示プログラムを記録した記録媒
体である。
【0014】具体的な内容では、請求項1に記載の発明
では、携帯情報機器などに小説などの文章を表示すると
き、各行の先頭部分にあるスペースコードおよび改行コ
ードを取り除いて表示装置に表示できる。
【0015】具体的な内容では、請求項3に記載の発明
では、携帯情報機器などに小説などの文章を表示すると
き、改行コードの次にスペースコードがあるか判断し、
もっていわゆる字下げを取り除いて表示装置に表示する
とともに、その行より背景色を変えて表示できる。
【0016】具体的な内容では、請求項4に記載の発明
では、携帯情報機器などに小説などの文章を表示すると
き、改行コードの次にさらに改行コードがあるか判断
し、もってその空白行を取り除いて表示装置に表示する
とともに、その次の行より背景色を変えて表示できる。
【0017】請求項6、7記載の記録媒体によれば、複
数行からなる文章を表示する情報機器として機能するコ
ンピュータに、複数行からなる文章の行の先頭部分に存
在する特殊指示のためのコードを取り除いて表示させる
ことを特徴とする文章表示プログラムを記録した記録媒
体である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の文
章表示方法及び文章表示プログラムを記録した記録媒体
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施の形態の文章表示方法を実現するコンピュータ
を示すシステムブロック図である。
【0019】図1において、CPU1は、中央演算処理
装置であり、処理に必要なプログラムはROM2に貯え
られている。RAM3には、処理に必要な一時的データ
が貯えられる。携帯情報機器の表面には、表示装置4と
キー入力装置5がある。表示装置4は、カラー液晶から
なり、そのドット数は、例えば横320ドット、縦24
0ドットであり、そこに、N桁、M行の文字を表示する
ものとする。表示装置4は、表示インタフェース6を通
して、CPU1に接続されている。キー入力装置5は、
キーインタフェース7を通して、CPU1に接続されて
いる。
【0020】RAM3には、文章データ領域31、読み
出すときの文章データ領域31上の先頭アドレスを表わ
す先頭アドレス領域A(32)、表示装置4に文字を表
示するときの背景色を表わす背景色領域C33、及び1
行に表示する内容を記憶する1行文字領域D34のなど
の領域がある。文章データ領域31の内容は、小説、記
事、電子メールなどいろいろであり、複数行からなる文
章が記録されている。
【0021】図2と図3は、文章を表示するときの動作
を示すフローチャートである。表示を開始するとき、ま
ず文章データ31の先頭アドレスを先頭アドレス領域A
(32)にセットし、背景色領域C33の変数を0にす
る。そして、表示するときの行を表わす変数Lを0にす
る(ステップ1(以下、単に「S1」という)。次に、
Lに1を加える(S2)。次に、LがMより大きいか判
断する(S3)。そうであるなら、第1行から、第M行
まで、表示し終わったので終了する。そうでないなら、
先頭アドレス領域Aの文章データ31の内容が、特殊指
示のためのコードであるか(具体的には、スペースコー
ド、改行コード、インデント、タブのいずれであるか)
判断する(S4)。以下、特殊指示のためのコードとし
て、スペースコード、あるいは、改行コードとして本願
発明の実施の形態を説明する。しかし、特殊指示のため
のコードが、インデント、タブのいずれであってもよい
ことは勿論である。
【0022】スペースであるなら、先頭アドレス領域A
(32)に1を加え(S5)、S4に戻る。つまり、横
書きの場合、行の左に置かれたスペースは無視されるこ
とを意味する。スペースでないなら、改行コードである
か判断する(S6)。そうであるなら、先頭アドレス領
域A(32)に1を加え(S5)、S4に戻る。つま
り、行間に置かれた空白行は無視されることを意味す
る。先頭がスペースまたは改行でないときは、その先頭
から(N+1)文字までのデータに、改行コードがある
か判断する(S7)。そうであるなら、図3のS20に
進む。
【0023】改行コードでないときは、先頭からN文字
までのデータに、句点コードがあるか判断する(S
8)。句点コードには、ピリオドを含ませてもよい。句
点コードがあるなら、最後の句点のアドレスの次のアド
レス値を先頭アドレス領域A(32)に代入する(S1
0)。そして、1行に表示する内容を表わす文字変数D
に、最後の句点までのデータを入れて置く(S11)。
また、句点コードがないなら、先頭アドレス領域A(3
2)にNを加え(S14)、1行に表示する内容を記憶
する1行文字領域D34の文字変数に、N文字までのデ
ータを入れて置く(S15)。
【0024】次に、表示装置4の第L行に、1行文字領
域D34の文字変数の内容を表示する(S16)。その
とき、その行の背景色も背景色領域C33の変数の値に
応じて変更する。例えば、背景色領域C33の変数が0
なら薄い黄色、1なら薄い空色のようにする。第L行の
表示を終わると、次の行の表示を行うため、S2に戻
る。
【0025】図2のS7で、先頭から(N+1)文字ま
でのデータに、改行コードがあるときは、最初の改行コ
ードの次が、スペースまたは改行であるか判断する(S
20)。そうであるなら、そのスペースまたは改行のア
ドレスの次のアドレス値を先頭アドレス領域A(32)
に代入する(S24)。そして、1行文字領域D34の
文字変数に、最初の改行の前までのデータを入れ(S2
5)、それを第L行に表示する(S26)。次に、背景
色領域C33の変数に1を加え(S27)、それが1を
超えたら(S28)、0に戻す(S29)。
【0026】最初の改行コードの次が、スペースまたは
改行でないときは、最初の改行のアドレスの次のアドレ
ス値を先頭アドレス領域A(32)に代入する(S2
1)。そして、1行文字領域D34の文字変数に、最初
の改行の前までのデータを入れ(S22)、それを第L
行に表示する(S23)。表示は、最終行である第M行
まで繰り返す。
【0027】また、本発明のROM2あるいはRAM3
は、コンピュータを上記画像表示装置として機能させる
ための、プログラムあるいはデータを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な、画像表示装置本体に対し着脱自在
な記録媒体であってもよく、例えば、磁気テープ、CD
−ROM、ICカード、RAMカード等のいかなるタイ
プの記録媒体であってもよい。またそれらのプログラム
あるいはデータがインターネット、TV放送等、その他
のいかなる通信手段から提供されてもよい。
【0028】図4は、例えば横26桁の携帯情報機器に
文章を表示した例であり、(a)と(c)は、通常に表
示した従来例であり、(b)と(d)は、本発明の実施
例である。後者では、狭い表示画面を有効に利用して、
文章を読みやすく表示できる。尚、図4の例の場合は、
背景色が存在するが、背景色がない場合も本願発明が適
用できることは勿論である。
【0029】以上、本願発明は、電子的に、小説、記
事、電子メールなど、複数行からなる文章が配布されて
くる電子ブック、インターネット等での表示に適用でき
るものである。
【0030】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論であ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、携帯情報機
器などに小説などの文章を表示するとき、各行の先頭部
分にあるスペースコードおよび改行コードを取り除いて
表示装置に表示できる。
【0032】請求項3に記載の発明では、携帯情報機器
などに小説などの文章を表示するとき、改行コードの次
にスペースコードがあるか判断し、もっていわゆる字下
げを取り除いて表示装置に表示するとともに、その行よ
り背景色を変えて表示できる。
【0033】具体的な内容では、請求項4に記載の発明
では、携帯情報機器などに小説などの文章を表示すると
き、改行コードの次にさらに改行コードがあるか判断
し、もってその空白行を取り除いて表示装置に表示する
とともに、その次の行より背景色を変えて表示できる。
【0034】請求項6、7記載の記録媒体によれば、複
数行からなる文章を表示する情報機器として機能するコ
ンピュータに、複数行からなる文章の行の先頭部分に存
在する特殊指示のためのコードを取り除いて表示させる
ことを特徴とする文章表示プログラムを記録した記録媒
体である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の文章を表示するときの動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態の文章を表示するときの動
作を示すフローチャートである。
【図4】(a)と(c)は、通常に表示した従来例であ
る。(b)と(d)は、本発明の実施の形態の文章を表
示した例である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 表示装置 5 キー入力装置 31 文章データ領域 32 先頭アドレス領域A 33 背景色領域C 34 1行文字領域D
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B009 RB01 RB25 RB32 VC01 5B019 EA06 HA06 HB10 HD09 5C082 BA02 BA34 BB01 CB01 DA87 MM04 MM09 MM10 5E501 AA04 AA12 AB16 AC19 AC34 BA03 BA06 CA04 FA13 FB28 FB43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器に複数行からなる文章を表示す
    るとき、行の先頭部分にある特殊指示のためのコードを
    取り除いて表示することを特徴とする文章表示方法。
  2. 【請求項2】 前記特殊指示とは、スペースコード、改
    行コード、インデント、タブを含むものであることを特
    徴とする請求項1記載の文章表示方法。
  3. 【請求項3】 携帯情報機器などに複数行からなる文章
    を表示するとき、特殊指示コードであるか判断し、該特
    殊指示が存在する場合、その次の行より背景色を変えて
    表示することを特徴とする文章表示方法。
  4. 【請求項4】 前記特殊指示とは、スペースコード、改
    行コード、インデント、タブを含むものであり、該特殊
    指示コード及び特殊指示の少なくとも1種類のコードが
    連続することを特徴とする請求項3記載の文章表示方
    法。
  5. 【請求項5】 携帯情報機器などに複数行からなる文章
    を表示するとき、行の先頭部分に改行コードあるか判断
    し、該特殊指示が存在する場合その次の行より背景色を
    変えて表示することを特徴とする文章表示方法。
  6. 【請求項6】 複数行からなる文章を表示する情報機器
    として機能するコンピュータに、 複数行からなる文章の行の先頭部分に存在する特殊指示
    のためのコードを取り除いて表示させることを特徴とす
    る文章表示プログラムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 複数行からなる文章を表示する情報機器
    として機能するコンピュータに、 複数行からなる文章の行の先頭部分に特殊指示コードが
    存在するか判断させる機能と、 該特殊指示が存在する場合その次の行より背景色を変え
    て表示させることを特徴とする文章表示プログラムを記
    録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044412A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 背景色の付加方法
JP4504598B2 (ja) * 2001-07-27 2010-07-14 株式会社リコー 情報処理装置、制御プログラム、画像形成装置及び情報処理システム

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